1: 19/12/15(日)22:02:56 ID:Ulj
(トゥインクルリズム撮影、キャスト楽屋)
ガチャ
松田亜利沙「お疲れ様です!」
中谷育「あ、亜利沙さん、おつかれさま!」
七尾百合子「」プシュー
ガチャ
松田亜利沙「お疲れ様です!」
中谷育「あ、亜利沙さん、おつかれさま!」
七尾百合子「」プシュー
2: 19/12/15(日)22:09:01 ID:Ulj
亜利沙「あれ?お二人とも、まだ帰ってなかったんですね」
育「うん! せっかくだから、みんなで帰ろうかな、と思って」
亜利沙「ぉぉぉ……感激ですぅ! 育ちゃんは女神です!」
育「もう、おおげさだよ」
亜利沙「ところで、百合子ちゃんは、どうして机につっぷしてるのですか?」
育「うん! せっかくだから、みんなで帰ろうかな、と思って」
亜利沙「ぉぉぉ……感激ですぅ! 育ちゃんは女神です!」
育「もう、おおげさだよ」
亜利沙「ところで、百合子ちゃんは、どうして机につっぷしてるのですか?」
3: 19/12/15(日)22:14:58 ID:Ulj
育「わたしがきのうの夜のことを話したら、顔を真っ赤にして、こんな感じになっちゃった」
亜利沙「……昨日の夜に何かあったんですか?」
育「亜利沙さんも聞いてくれる? わたし、気になることがあるんだ」
亜利沙「もちろん聞きますよ!」
育「本当? じゃあ……」
亜利沙「……昨日の夜に何かあったんですか?」
育「亜利沙さんも聞いてくれる? わたし、気になることがあるんだ」
亜利沙「もちろん聞きますよ!」
育「本当? じゃあ……」
4: 19/12/15(日)22:21:48 ID:Ulj
育「きのうの夜は、今日のさつえいがあるから、早くねたのね」
亜利沙「ふむふむ」
育「でも、トイレに行きたくなって、起きちゃったんだ。たしか、夜の1時くらい」
亜利沙「ほうほう」
育「それで、ひとりでトイレに行こうとして」
亜利沙「怖くなかったですか?」
育「こわ……だいじょうぶ!大人だもん!」
亜利沙「し、失礼しました」
亜利沙「ふむふむ」
育「でも、トイレに行きたくなって、起きちゃったんだ。たしか、夜の1時くらい」
亜利沙「ほうほう」
育「それで、ひとりでトイレに行こうとして」
亜利沙「怖くなかったですか?」
育「こわ……だいじょうぶ!大人だもん!」
亜利沙「し、失礼しました」
5: 19/12/15(日)22:24:58 ID:Ulj
育「えっと、それでね。わたしの部屋を出たらね、聞こえてきたの」
亜利沙「何がですか?」
育「わたしを呼ぶ声が」
亜利沙「え?」
育「育……育……って」
亜利沙「ヒイイ! ホラーじゃないですかぁ!」
亜利沙「何がですか?」
育「わたしを呼ぶ声が」
亜利沙「え?」
育「育……育……って」
亜利沙「ヒイイ! ホラーじゃないですかぁ!」
6: 19/12/15(日)22:29:36 ID:Ulj
育「ホラー? なんで?」
亜利沙「だって、深夜に聞こえるはずのない声が聞こえてきたんですよね!?」
育「うん、それはそうだね」
亜利沙「それって、おばけじゃ……」
育「だいじょうぶだよ」
亜利沙「だって、深夜に聞こえるはずのない声が聞こえてきたんですよね!?」
育「うん、それはそうだね」
亜利沙「それって、おばけじゃ……」
育「だいじょうぶだよ」
7: 19/12/15(日)22:30:45 ID:Ulj
育「おかあさんの声だったから」
亜利沙「……本当に失礼しました」
亜利沙「……本当に失礼しました」
8: 19/12/15(日)22:36:27 ID:Ulj
育「つづき話していい?」
亜利沙「すみません、どうぞ」
育「それでね、おかあさんの部屋の前に行って、なぁに?って言ったの」
亜利沙「はい」
育「そしたら、おかあさんが、なんで起きてるの?って聞いてきたの」
亜利沙「うんうん」
育「わたしはね、トイレで起きちゃったって言って、今わたしを呼んでなかった?って聞いたの」
亜利沙「ほうほう」
亜利沙「すみません、どうぞ」
育「それでね、おかあさんの部屋の前に行って、なぁに?って言ったの」
亜利沙「はい」
育「そしたら、おかあさんが、なんで起きてるの?って聞いてきたの」
亜利沙「うんうん」
育「わたしはね、トイレで起きちゃったって言って、今わたしを呼んでなかった?って聞いたの」
亜利沙「ほうほう」
9: 19/12/15(日)22:43:13 ID:Ulj
育「そしたら、おかあさんは、夢に育がでてきたから、ねごとかもって言ったんだ」
亜利沙「へえ」
育「わたしは、そうだったんだ、起こしちゃったんだったらごめんね、って言って」
亜利沙「育ちゃんはいい子ですね」
育「ありがとう!……それで、トイレにも行きたかったし、おやすみって言って、その時はこれでおしまい」
亜利沙「終わりですか?」
亜利沙「へえ」
育「わたしは、そうだったんだ、起こしちゃったんだったらごめんね、って言って」
亜利沙「育ちゃんはいい子ですね」
育「ありがとう!……それで、トイレにも行きたかったし、おやすみって言って、その時はこれでおしまい」
亜利沙「終わりですか?」
10: 19/12/15(日)22:50:57 ID:Ulj
育「うん……でも、ちょっとおかしいなって思ってるんだ」
亜利沙「なんでしょう?」
育「わたしのおかあさん、わたしとちがって、ね起きよくなくて……朝はめざまし2つでようやく起きるの」
亜利沙「はいはい」
育「だから、わたしが部屋の前から声をかけたくらいでは起きないと思うんだ」
亜利沙「なるほど」
育「だからたぶん、あの時は起きてたと思うんだよね。でもそうすると、ねごとっておかしいよね」
亜利沙「たしかにそうですね」
亜利沙「なんでしょう?」
育「わたしのおかあさん、わたしとちがって、ね起きよくなくて……朝はめざまし2つでようやく起きるの」
亜利沙「はいはい」
育「だから、わたしが部屋の前から声をかけたくらいでは起きないと思うんだ」
亜利沙「なるほど」
育「だからたぶん、あの時は起きてたと思うんだよね。でもそうすると、ねごとっておかしいよね」
亜利沙「たしかにそうですね」
11: 19/12/15(日)22:56:23 ID:Ulj
育「百合子さんにもこの話をしたの。そうしたら、ちょっと考えて、このかっこうに……」
亜利沙「ふむ……ありさもちょっと考えてみますね」
育「おねがい」
亜利沙(育ちゃんの話が本当だとすると、なんで育ちゃんを呼んでたのか?ですね)
亜利沙(普段は完全に寝てるはずの育ちゃんを呼ぶなんて有りうるんでしょうか……)
亜利沙(育ちゃん……育……いく……)
亜利沙「あ」
亜利沙「ふむ……ありさもちょっと考えてみますね」
育「おねがい」
亜利沙(育ちゃんの話が本当だとすると、なんで育ちゃんを呼んでたのか?ですね)
亜利沙(普段は完全に寝てるはずの育ちゃんを呼ぶなんて有りうるんでしょうか……)
亜利沙(育ちゃん……育……いく……)
亜利沙「あ」
12: 19/12/15(日)23:03:59 ID:Ulj
育「なにかわかったの?」
亜利沙「え、そ、そうですね……少し、質問してもいいですか?」
育「いいよ」
亜利沙「あのですね、育ちゃんは今、一人部屋なんですね?」
育「うん!もう一人でねられるよ!」
亜利沙「それでですね、育ちゃんのお母さんは一人部屋で寝てるんですか?」
育「ううん、部屋はおとうさんといっしょ」
亜利沙(……oh)
亜利沙「え、そ、そうですね……少し、質問してもいいですか?」
育「いいよ」
亜利沙「あのですね、育ちゃんは今、一人部屋なんですね?」
育「うん!もう一人でねられるよ!」
亜利沙「それでですね、育ちゃんのお母さんは一人部屋で寝てるんですか?」
育「ううん、部屋はおとうさんといっしょ」
亜利沙(……oh)
13: 19/12/15(日)23:11:23 ID:Ulj
亜利沙(つまり……育ちゃんのお母さんは、育ちゃんの名前を呼んでるわけではなく……//)
百合子「」チラッ
亜利沙(あ、百合子ちゃ)
百合子「//」フイッ
亜利沙(……やっぱりそうなんですね)
百合子「」チラッ
亜利沙(あ、百合子ちゃ)
百合子「//」フイッ
亜利沙(……やっぱりそうなんですね)
14: 19/12/15(日)23:18:17 ID:Ulj
育「ねぇねぇ、なにかわかったの?」
亜利沙「そ、そ~ですね……ありさたちにはまだ早いような、大人になったらわかるというか……」
育「むー、わたし、大人だもん」
亜利沙「いやでも、まだ10歳じゃないですか」
育「このみさんも言ってたもん、こういうのは、こころいきが大切だ!って」
亜利沙「ま、まぁ、そうかもしれませんが……」
育「だから、亜利沙さんがわかったことがあったら、おしえてほしいの。早く本当の大人になるために!」
亜利沙(すごい綺麗な目です……)
亜利沙「そ、そ~ですね……ありさたちにはまだ早いような、大人になったらわかるというか……」
育「むー、わたし、大人だもん」
亜利沙「いやでも、まだ10歳じゃないですか」
育「このみさんも言ってたもん、こういうのは、こころいきが大切だ!って」
亜利沙「ま、まぁ、そうかもしれませんが……」
育「だから、亜利沙さんがわかったことがあったら、おしえてほしいの。早く本当の大人になるために!」
亜利沙(すごい綺麗な目です……)
15: 19/12/15(日)23:25:48 ID:Ulj
亜利沙「そ、そうですねぇ……えっと~……」
育「なになに?」
亜利沙(ありさがこの綺麗な目を汚すことなど……できるわけがありません!)
亜利沙(何かはぐらかす方法は……思いつきません、現実は非情です……)
育「……おしえてくれないの?」
亜利沙「いや、そんなことは……」
亜利沙(どどどどうしましょう)
亜利沙(助けてください、誰か大人のひと……)
ガチャ
育「なになに?」
亜利沙(ありさがこの綺麗な目を汚すことなど……できるわけがありません!)
亜利沙(何かはぐらかす方法は……思いつきません、現実は非情です……)
育「……おしえてくれないの?」
亜利沙「いや、そんなことは……」
亜利沙(どどどどうしましょう)
亜利沙(助けてください、誰か大人のひと……)
ガチャ
16: 19/12/15(日)23:27:36 ID:Ulj
百瀬莉緒「ふふふ。私、悪女役の才能あるかも♪」
亜利沙(大人きました!!!)
亜利沙(大人きました!!!)
18: 19/12/15(日)23:33:11 ID:Ulj
亜利沙「り莉緒さん!お疲れ様です!」
莉緒「お疲れ様~。どうだった?私の演技」
亜利沙「そりゃもう、最高の女幹部っぷりでした!それでですね、莉緒さんにお願いがあるんですけど」
莉緒「なになに?」
亜利沙「育ちゃんの話を聞いてあげてください!あありさはですね、急用を思い出したのでこれにて失礼します!」
百合子「わわたしも失礼します!」
亜利沙「ごめんなさい育ちゃん、また明日!」
育「えっと……バイバイ」
莉緒「お疲れ様~。どうだった?私の演技」
亜利沙「そりゃもう、最高の女幹部っぷりでした!それでですね、莉緒さんにお願いがあるんですけど」
莉緒「なになに?」
亜利沙「育ちゃんの話を聞いてあげてください!あありさはですね、急用を思い出したのでこれにて失礼します!」
百合子「わわたしも失礼します!」
亜利沙「ごめんなさい育ちゃん、また明日!」
育「えっと……バイバイ」
19: 19/12/15(日)23:39:36 ID:Ulj
(翌日)
莉緒「もう、亜利沙ちゃん、逃げるように帰っちゃって」
亜利沙「すみません……」
莉緒「育ちゃんは待っててくれたんでしょ? 一緒に帰りたかったって、残念がってたわよ」
亜利沙「……今度、埋め合わせします」
莉緒「もう、亜利沙ちゃん、逃げるように帰っちゃって」
亜利沙「すみません……」
莉緒「育ちゃんは待っててくれたんでしょ? 一緒に帰りたかったって、残念がってたわよ」
亜利沙「……今度、埋め合わせします」
20: 19/12/15(日)23:45:46 ID:Ulj
莉緒「育ちゃん、あの話をするの、私で3回目だったらしいじゃない」
亜利沙「そうなりますね」
莉緒「しかも、亜利沙ちゃんはどういうことかわかってたんでしょ?」
亜利沙「そうですね……百合子ちゃんもわかってたみたいですけど」
莉緒「それなら、教えてあげたら良かったのに」
亜利沙「そうなりますね」
莉緒「しかも、亜利沙ちゃんはどういうことかわかってたんでしょ?」
亜利沙「そうですね……百合子ちゃんもわかってたみたいですけど」
莉緒「それなら、教えてあげたら良かったのに」
21: 19/12/15(日)23:53:27 ID:Ulj
亜利沙「あありさには荷が重いですよ!」
莉緒「そう?」
亜利沙「それにですね、ああいうことは大人の中の大人、莉緒さんにお任せした方がいいと思いまして」
莉緒「ふふっ。褒めても出るのはセクシーくらいよ」
亜利沙「あ、あはは」
莉緒「ところで……」
莉緒「そう?」
亜利沙「それにですね、ああいうことは大人の中の大人、莉緒さんにお任せした方がいいと思いまして」
莉緒「ふふっ。褒めても出るのはセクシーくらいよ」
亜利沙「あ、あはは」
莉緒「ところで……」
22: 19/12/15(日)23:57:08 ID:Ulj
莉緒「結局、あれはどういうことだったの?」
亜利沙「……ピュアすぎませんか?」
おわり
亜利沙「……ピュアすぎませんか?」
おわり
23: 19/12/16(月)00:00:17 ID:QGK
深い意味はないですが、エレナとロコは育を呼ぶときに「イク」と表記されますね、深い意味はないですが。
ごめんなさい。
育ちゃん、誕生日おめでとう!
完結報告してきます。
ごめんなさい。
育ちゃん、誕生日おめでとう!
完結報告してきます。
引用元: 中谷育「わたしを呼ぶ声」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります