1: 2016/08/07(日) 23:21:03.15 ID:KXDlw+1D.net
2: 2016/08/07(日) 23:21:48.27 ID:KXDlw+1D.net
――突如、俺の前に現れたその娘は…
すごく、見覚えがあって
でも、全く見覚えがなくて
ずっと前から知ってる娘で
でも、向こうは俺を知らなくて
…そんな混乱を、一瞬で全て吹き飛ばすような素敵な笑顔で、彼女は転入初日の挨拶を済ませた。
穂乃果 「…初めまして! 東京から引っ越してきました。高坂穂乃果です!」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
すごく、見覚えがあって
でも、全く見覚えがなくて
ずっと前から知ってる娘で
でも、向こうは俺を知らなくて
…そんな混乱を、一瞬で全て吹き飛ばすような素敵な笑顔で、彼女は転入初日の挨拶を済ませた。
穂乃果 「…初めまして! 東京から引っ越してきました。高坂穂乃果です!」
ーーーーーー
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ーー
3: 2016/08/07(日) 23:22:12.03 ID:KXDlw+1D.net
…ラブライブ!にハマったのは、2年くらい前。丁度、5thライブがあった時だった。
生放送でラブライブ!の一挙放送がやっていて、暇だったので見てみたところ、ライブ映像の完成度、そしてキャラの可愛さに、すっかり虜になってしまった。
特に、俺は穂乃果にベタ惚れだった。
アニメキャラに惚れるなんて気持ち悪いと思われるかもしれないが、俺は本気で穂乃果のことが好きだった。それはラブライブが終わった今でも変わらない。
…そして今、俺の目の前で、信じられないことが起きている。
生放送でラブライブ!の一挙放送がやっていて、暇だったので見てみたところ、ライブ映像の完成度、そしてキャラの可愛さに、すっかり虜になってしまった。
特に、俺は穂乃果にベタ惚れだった。
アニメキャラに惚れるなんて気持ち悪いと思われるかもしれないが、俺は本気で穂乃果のことが好きだった。それはラブライブが終わった今でも変わらない。
…そして今、俺の目の前で、信じられないことが起きている。
5: 2016/08/07(日) 23:22:38.08 ID:KXDlw+1D.net
「穂乃果さん、超可愛いよね!」
「ねぇねぇ、前の学校に彼氏とかいたの!?」
穂乃果 「前は女子校だったんだ。だから彼氏とかはいないよ。」
「まじかよ! じゃあ…俺なんてどう?」
「お前何早速口説いてんだよ!」
…今日やってきた転入生は、その明るさと美貌で、一気にクラス中の注目を集めた。現に今、彼女の机の周りには人だかりが出来ていて、そいつらに質問攻めにされている。
俺 「……いや、いやいやいやいやいや。」
ちょっと待てちょっと待て。
冷静さを保とうとするが、出来ない。
当たり前だ、起きている出来事が出来事なのだから。
「ねぇねぇ、前の学校に彼氏とかいたの!?」
穂乃果 「前は女子校だったんだ。だから彼氏とかはいないよ。」
「まじかよ! じゃあ…俺なんてどう?」
「お前何早速口説いてんだよ!」
…今日やってきた転入生は、その明るさと美貌で、一気にクラス中の注目を集めた。現に今、彼女の机の周りには人だかりが出来ていて、そいつらに質問攻めにされている。
俺 「……いや、いやいやいやいやいや。」
ちょっと待てちょっと待て。
冷静さを保とうとするが、出来ない。
当たり前だ、起きている出来事が出来事なのだから。
6: 2016/08/07(日) 23:23:01.34 ID:KXDlw+1D.net
高坂穂乃果…俺の推しの穂乃果ちゃんと同姓同名。しかもサイドテールや、黄色いリボン、茶髪なども一致している。
彼女はまるで、穂乃果ちゃんがそのまま現実の世界にやってきたようだった。
俺 「穂乃果ちゃ……高坂さん、可愛いなぁ…。」
友人 「何鼻の下伸ばしてんだよお前。」
俺 「えっ…あ、いや、別に。」
友人 「嘘つけ。穂乃果ちゃんの方見てニヤニヤしてたろ。」
突然話しかけてきたコイツは、ラブライブがきっかけで出来た友達。いわゆる、“オタ仲間” というやつだ。
彼女はまるで、穂乃果ちゃんがそのまま現実の世界にやってきたようだった。
俺 「穂乃果ちゃ……高坂さん、可愛いなぁ…。」
友人 「何鼻の下伸ばしてんだよお前。」
俺 「えっ…あ、いや、別に。」
友人 「嘘つけ。穂乃果ちゃんの方見てニヤニヤしてたろ。」
突然話しかけてきたコイツは、ラブライブがきっかけで出来た友達。いわゆる、“オタ仲間” というやつだ。
7: 2016/08/07(日) 23:23:23.55 ID:KXDlw+1D.net
俺 「仕方ないだろ…あんなに似てるんだから。」
友人 「似てる…? 誰に?」
俺 「誰って…ラブライブ!の穂乃果ちゃんだよ。」
2次元の娘に似てるなんて言うのは変かもしれないが、彼女はそう言いたくなるほど、穂乃果ちゃんに似ていた。
…だが、それ以上に驚くことを、友人は言ってきた。
友人 「なぁ…ラブライブって…なんだ?」
友人 「似てる…? 誰に?」
俺 「誰って…ラブライブ!の穂乃果ちゃんだよ。」
2次元の娘に似てるなんて言うのは変かもしれないが、彼女はそう言いたくなるほど、穂乃果ちゃんに似ていた。
…だが、それ以上に驚くことを、友人は言ってきた。
友人 「なぁ…ラブライブって…なんだ?」
8: 2016/08/07(日) 23:23:52.82 ID:KXDlw+1D.net
俺 「何寝ぼけてんだよ、ラブライブだよラブライブ! いつも一緒に見てたろ。」
友人 「そんなもの見た覚えねぇよ。」
俺 「はぁ…? からかうのもいい加減にしろよ…。」
俺はしびれを切らし、携帯のロック画面を見せた。ロック画面は穂乃果ちゃんのイラストにしてある。
俺 「これだよこれ! 穂乃果ちゃん!」
ここまでしたというのに、友人はまだキョトンとしている。
流石に寝ぼけすぎだろ…そう思っていた。その時は。
友人 「…? 何も無いじゃんか。」
俺 「へ?」
友人 「そんなもの見た覚えねぇよ。」
俺 「はぁ…? からかうのもいい加減にしろよ…。」
俺はしびれを切らし、携帯のロック画面を見せた。ロック画面は穂乃果ちゃんのイラストにしてある。
俺 「これだよこれ! 穂乃果ちゃん!」
ここまでしたというのに、友人はまだキョトンとしている。
流石に寝ぼけすぎだろ…そう思っていた。その時は。
友人 「…? 何も無いじゃんか。」
俺 「へ?」
9: 2016/08/07(日) 23:24:21.60 ID:KXDlw+1D.net
ロック画面を見た。そこにはいつも表示されていたはずの穂乃果ちゃんの画像は無く、真っ黒な背景しかなかった。
携帯が壊れて、背景がリセットされたのかと思い、画像フォルダから穂乃果ちゃんの画像を探した。
ど こ に も な い 。
おかしい。画像フォルダには、俺のお気に入りの絵師の描いた穂乃果ちゃんの絵や、スクフェスのスクショが、少なくとも300枚はあったはずだ。
画像が全部消えるのならまだ分かるが、俺の画像フォルダからは、ラブライブ関係のものだけが、綺麗に消えていた。
俺 「な…なんで…?」
友人 「お、おい…どうしたんだよ、そんなに汗かいて…。」
俺 「ラブライブの画像が全部消えたんだよ!」
友人 「はぁ…。」
携帯が壊れて、背景がリセットされたのかと思い、画像フォルダから穂乃果ちゃんの画像を探した。
ど こ に も な い 。
おかしい。画像フォルダには、俺のお気に入りの絵師の描いた穂乃果ちゃんの絵や、スクフェスのスクショが、少なくとも300枚はあったはずだ。
画像が全部消えるのならまだ分かるが、俺の画像フォルダからは、ラブライブ関係のものだけが、綺麗に消えていた。
俺 「な…なんで…?」
友人 「お、おい…どうしたんだよ、そんなに汗かいて…。」
俺 「ラブライブの画像が全部消えたんだよ!」
友人 「はぁ…。」
10: 2016/08/07(日) 23:24:52.22 ID:KXDlw+1D.net
仕方ないので、Twitterからもう一回絵を拾ってくることにした。フォロー欄から、お気に入りの絵師を探す。
…しかし、これもまた無くなっている。
気付かないうちにフォローを外してしまったのかと思い、アカウントを検索するが、ヒットしない。
それに今気付いたが、俺のアカウントのアイコンが、穂乃果ちゃんの絵から、真っ黒な画像に変更されている。
…すごく、嫌な予感がした。
慌ててブラウザを立ち上げ、『ラブライブ!』で検索をかけた。
検索結果 : 0件
――悪い予感が、確信に変わった。
受け入れたくないが、受け入れるしかない。
信じられないことだが、信じるしかない。
ーー『ラブライブ!』が…消えた。ーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー
…しかし、これもまた無くなっている。
気付かないうちにフォローを外してしまったのかと思い、アカウントを検索するが、ヒットしない。
それに今気付いたが、俺のアカウントのアイコンが、穂乃果ちゃんの絵から、真っ黒な画像に変更されている。
…すごく、嫌な予感がした。
慌ててブラウザを立ち上げ、『ラブライブ!』で検索をかけた。
検索結果 : 0件
――悪い予感が、確信に変わった。
受け入れたくないが、受け入れるしかない。
信じられないことだが、信じるしかない。
ーー『ラブライブ!』が…消えた。ーー
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11: 2016/08/07(日) 23:25:21.00 ID:KXDlw+1D.net
俺 「一体全体、どうなってんだよ…。」
朝のHRも終わり、授業が始まったが、当然集中出来ない。
ふと高坂さんの方に目をやると、授業中にも関わらず、気持ちよさそうに寝ていた。
俺 「転入初日、しかも最初の授業で居眠りかよ…。そんなとこも穂乃果そっくりだな。」
穂乃果 「……?」
俺 「あっ…やべっ。」
目を覚ました高坂さんと目が合ってしまった。高坂さんは俺の方を見て、キョトンとしている。
教師 「よし、ここテストに出るからなー。」
朝のHRも終わり、授業が始まったが、当然集中出来ない。
ふと高坂さんの方に目をやると、授業中にも関わらず、気持ちよさそうに寝ていた。
俺 「転入初日、しかも最初の授業で居眠りかよ…。そんなとこも穂乃果そっくりだな。」
穂乃果 「……?」
俺 「あっ…やべっ。」
目を覚ました高坂さんと目が合ってしまった。高坂さんは俺の方を見て、キョトンとしている。
教師 「よし、ここテストに出るからなー。」
12: 2016/08/07(日) 23:25:47.97 ID:KXDlw+1D.net
先生が赤いチョークで黒板に文字を書く。
あの先生が赤文字で各部分は必ずテストに出るので、チェックは欠かせない。
…同じように赤のボールペンで書こうと筆箱に手を伸ばしたところで気がついた。
ボールペンがない。
俺 「なんで…あっ、そうか…。」
俺が使ってたボールペンは、i+の穂乃果ちゃんとのコラボボールペン。
ラブライブが消えたせいで、俺のボールペンも消えたのだろう。
俺 「うーん…参ったな。……ん?」
ふと、高坂さんの方に目をやった。
高坂さんが使っているボールペン…海未ちゃんとのコラボボールペンだ。
それだけじゃない。さっきは高坂さんばかりに目がいって気がつかなかったが、カバンについているストラップが、アニメで穂乃果ちゃんがつけているものと全く同じだった。
あの先生が赤文字で各部分は必ずテストに出るので、チェックは欠かせない。
…同じように赤のボールペンで書こうと筆箱に手を伸ばしたところで気がついた。
ボールペンがない。
俺 「なんで…あっ、そうか…。」
俺が使ってたボールペンは、i+の穂乃果ちゃんとのコラボボールペン。
ラブライブが消えたせいで、俺のボールペンも消えたのだろう。
俺 「うーん…参ったな。……ん?」
ふと、高坂さんの方に目をやった。
高坂さんが使っているボールペン…海未ちゃんとのコラボボールペンだ。
それだけじゃない。さっきは高坂さんばかりに目がいって気がつかなかったが、カバンについているストラップが、アニメで穂乃果ちゃんがつけているものと全く同じだった。
13: 2016/08/07(日) 23:26:11.86 ID:KXDlw+1D.net
俺 「なんで…高坂さんが?」
ラブライブ関係のものがすべて消え去ったこの世界。なぜ、彼女のラブライブグッズは残っているのか。
…いや、そんなことはどうでもいい。
つまり、彼女もラブライブのことを知っているということだ。話を聞く価値はあるだろう。
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ラブライブ関係のものがすべて消え去ったこの世界。なぜ、彼女のラブライブグッズは残っているのか。
…いや、そんなことはどうでもいい。
つまり、彼女もラブライブのことを知っているということだ。話を聞く価値はあるだろう。
ーーーーーー
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14: 2016/08/07(日) 23:26:43.13 ID:KXDlw+1D.net
~放課後 教室~
俺 「こ、ここ、高坂さん!」
放課後、帰ろうとする高坂さんに声をかけてみた。…女子に話しかけるなんて久しぶりで、少し声が上擦っているのが自分でもわかる。
穂乃果 「あっ、えぇっと…確か、俺君だったっけ?」
俺 「よく覚えてたな。」
穂乃果 「転入前に、クラスの人の顔と名前だけは覚えてたから! …で、何?」
俺 「へ?」
穂乃果 「なにか話があるんでしょ?」
俺 「あっ…うん…。そ、その…」
俺 「そのカバンについてるストラップ、どこで買った?」
俺 「こ、ここ、高坂さん!」
放課後、帰ろうとする高坂さんに声をかけてみた。…女子に話しかけるなんて久しぶりで、少し声が上擦っているのが自分でもわかる。
穂乃果 「あっ、えぇっと…確か、俺君だったっけ?」
俺 「よく覚えてたな。」
穂乃果 「転入前に、クラスの人の顔と名前だけは覚えてたから! …で、何?」
俺 「へ?」
穂乃果 「なにか話があるんでしょ?」
俺 「あっ…うん…。そ、その…」
俺 「そのカバンについてるストラップ、どこで買った?」
15: 2016/08/07(日) 23:27:12.41 ID:KXDlw+1D.net
穂乃果 「これ? うーん…確か高校生になった時に買ったんだけど、どこで買ったかは覚えてないや。ごめんね。」
俺 「あぁ、いや、大丈夫だよ。それともう一つ…」
俺 「さっき使ってたボールペン、ラブライブのだよね?」
穂乃果 「……!」
笑顔だった高坂さんが、真面目な顔つきに変わった。
俺 「ラブライブのこと…覚えてるのか?」
穂乃果 「…勿論。俺君は?」
俺 「覚えてるよ。高坂さん…いや、穂乃果ちゃん。」
…穂乃果ちゃんは嬉しそうに、微笑んだ。
窓の外から白い羽が1枚、俺と穂乃果ちゃんの間に落ちてきた。
ーーーーーー
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ーー
俺 「あぁ、いや、大丈夫だよ。それともう一つ…」
俺 「さっき使ってたボールペン、ラブライブのだよね?」
穂乃果 「……!」
笑顔だった高坂さんが、真面目な顔つきに変わった。
俺 「ラブライブのこと…覚えてるのか?」
穂乃果 「…勿論。俺君は?」
俺 「覚えてるよ。高坂さん…いや、穂乃果ちゃん。」
…穂乃果ちゃんは嬉しそうに、微笑んだ。
窓の外から白い羽が1枚、俺と穂乃果ちゃんの間に落ちてきた。
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ーー
16: 2016/08/07(日) 23:27:35.56 ID:KXDlw+1D.net
~放課後 公園~
遊んでいた子どもたちも、ちらほらと帰り出した。沈んでく夕日の光が、公園の時計に反射して、少し眩しい。
俺と穂乃果ちゃんは、公園のベンチに腰掛け、自販機で買った缶ジュースを飲みながら話していた。
俺 「えっと…話を整理すると」
俺 「こっちの世界のことが気になって、向こうの世界から遊びに来た、と…。」
穂乃果 「うん。でもアニメのキャラがこっちに来ると、いろんな矛盾とか、不都合が生じる可能性があるから…。」
俺 「だから、ラブライブ関係の記憶が、みんなから消えたと…。」
穂乃果 「他のアニメのキャラとかも、こっちの世界に来た事例はあるんだよ。みんなが覚えてないだけで。」
俺 「そうだったのか…。」
穂乃果 「信じてもらえた?」
俺 「……半々。」
穂乃果 「えへへ、そうだよねぇ。」
遊んでいた子どもたちも、ちらほらと帰り出した。沈んでく夕日の光が、公園の時計に反射して、少し眩しい。
俺と穂乃果ちゃんは、公園のベンチに腰掛け、自販機で買った缶ジュースを飲みながら話していた。
俺 「えっと…話を整理すると」
俺 「こっちの世界のことが気になって、向こうの世界から遊びに来た、と…。」
穂乃果 「うん。でもアニメのキャラがこっちに来ると、いろんな矛盾とか、不都合が生じる可能性があるから…。」
俺 「だから、ラブライブ関係の記憶が、みんなから消えたと…。」
穂乃果 「他のアニメのキャラとかも、こっちの世界に来た事例はあるんだよ。みんなが覚えてないだけで。」
俺 「そうだったのか…。」
穂乃果 「信じてもらえた?」
俺 「……半々。」
穂乃果 「えへへ、そうだよねぇ。」
17: 2016/08/07(日) 23:28:04.80 ID:KXDlw+1D.net
俺 「何か、目的とかはあるの?」
穂乃果 「そうだなぁ…。」
穂乃果は少し考えるような素振りを見せ、急に何かを思いついたように目を輝かせた。
穂乃果 「確か、私たちの世界って、こっちの世界の場所が元になったりしてるんでしょ?」
俺 「あぁ。こっちでは“聖地”って呼ばれてるよ。」
穂乃果 「そこに行ってみたい!」
俺 「なるほど…。うん、じゃあ案内するよ。ここからなら片道1時間もあれば東京に行けるし、今度休みの日にで…」
穂乃果 「今から!」
俺 「今からぁっ!?」
穂乃果 「そうだなぁ…。」
穂乃果は少し考えるような素振りを見せ、急に何かを思いついたように目を輝かせた。
穂乃果 「確か、私たちの世界って、こっちの世界の場所が元になったりしてるんでしょ?」
俺 「あぁ。こっちでは“聖地”って呼ばれてるよ。」
穂乃果 「そこに行ってみたい!」
俺 「なるほど…。うん、じゃあ案内するよ。ここからなら片道1時間もあれば東京に行けるし、今度休みの日にで…」
穂乃果 「今から!」
俺 「今からぁっ!?」
18: 2016/08/07(日) 23:28:32.85 ID:KXDlw+1D.net
穂乃果 「だってまだ6時だよ? 行けるよ!」
俺 「まぁ、穂乃果ちゃんがいいなら…。」
穂乃果 「よぉし! そうと決まったら、行こう!」
ーーーーーーー
ーーーー
ーー
~夜 秋葉原~
駅から出てすぐ、目の前には大きなセガのゲーセンがある。
しかしやはり、入口の大きなラブライブの看板はなくなっていた。あれを見る度に 「秋葉原に来た」と感じられていただけあって、少し寂しい。
だがそんな俺とは裏腹に、穂乃果ちゃんは目を輝かせていた。
穂乃果 「すごい…すごい! 向こうの世界そのままだ!」
俺 「向こうの世界の人からしてもそう感じるのか。」
穂乃果 「うん! あっ、でもここにあったスクールアイドルショップは無いんだ…。」
俺 「まぁ、流石にそこまでは。」
俺 「まぁ、穂乃果ちゃんがいいなら…。」
穂乃果 「よぉし! そうと決まったら、行こう!」
ーーーーーーー
ーーーー
ーー
~夜 秋葉原~
駅から出てすぐ、目の前には大きなセガのゲーセンがある。
しかしやはり、入口の大きなラブライブの看板はなくなっていた。あれを見る度に 「秋葉原に来た」と感じられていただけあって、少し寂しい。
だがそんな俺とは裏腹に、穂乃果ちゃんは目を輝かせていた。
穂乃果 「すごい…すごい! 向こうの世界そのままだ!」
俺 「向こうの世界の人からしてもそう感じるのか。」
穂乃果 「うん! あっ、でもここにあったスクールアイドルショップは無いんだ…。」
俺 「まぁ、流石にそこまでは。」
19: 2016/08/07(日) 23:29:02.06 ID:KXDlw+1D.net
穂乃果 「確か、こっちに行ったら…。」
穂乃果ちゃんは向こうの世界の記憶を頼りに、秋葉原を歩き回る。
穂乃果 「あったぁ! UTX!」
俺 「じゃなくて、UDXな。」
穂乃果 「へぇ…こっちだと、ここは学校じゃないんだ。」
俺 「でも、ここのモニターでたまにラブライブの映像が流れてるんだよ。…今は、流れてないけど。」
穂乃果 「あそこで、ライブやったんだよねぇ…。」
俺 「ユメトビか。あの話、すごい感動したよ。」
穂乃果 「えへへ…私たちのこと全部見られてたって思うと、やっぱり恥ずかしいや。」
俺 「…そうだ。あそこに行ってみようか。」
穂乃果 「あそこ…?」
俺 「穂乃果ちゃんの家に。」
穂乃果ちゃんは向こうの世界の記憶を頼りに、秋葉原を歩き回る。
穂乃果 「あったぁ! UTX!」
俺 「じゃなくて、UDXな。」
穂乃果 「へぇ…こっちだと、ここは学校じゃないんだ。」
俺 「でも、ここのモニターでたまにラブライブの映像が流れてるんだよ。…今は、流れてないけど。」
穂乃果 「あそこで、ライブやったんだよねぇ…。」
俺 「ユメトビか。あの話、すごい感動したよ。」
穂乃果 「えへへ…私たちのこと全部見られてたって思うと、やっぱり恥ずかしいや。」
俺 「…そうだ。あそこに行ってみようか。」
穂乃果 「あそこ…?」
俺 「穂乃果ちゃんの家に。」
20: 2016/08/07(日) 23:29:28.89 ID:KXDlw+1D.net
~竹むら~
穂乃果 「穂むら!」
俺 「竹むらな。」
穂乃果 「うーん! 揚げまんじゅう美味しい…! 穂乃果のとこのといい勝負だよ…!」
俺 「オタクがいない竹むらって新鮮だなぁ…。」
穂乃果 (目の前にいる…。)
俺 「? どうしたの、穂乃果ちゃん。」
穂乃果 「…! な、何でもな…うぐぅっ!?」
俺 「ちょっ! お餅が! ほらお茶!」
穂乃果 「むぐぐぅっ…!」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
穂乃果 「穂むら!」
俺 「竹むらな。」
穂乃果 「うーん! 揚げまんじゅう美味しい…! 穂乃果のとこのといい勝負だよ…!」
俺 「オタクがいない竹むらって新鮮だなぁ…。」
穂乃果 (目の前にいる…。)
俺 「? どうしたの、穂乃果ちゃん。」
穂乃果 「…! な、何でもな…うぐぅっ!?」
俺 「ちょっ! お餅が! ほらお茶!」
穂乃果 「むぐぐぅっ…!」
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21: 2016/08/07(日) 23:29:53.61 ID:KXDlw+1D.net
~神田明神~
穂乃果 「おぉ…本当にそのまんまだ!」
俺 「……。」
穂乃果 「どうかしたの?」
俺 「あぁ…。静かだなぁ…って。」
絵馬の掛けるところを見ても、その数は少ない。参拝者も他に2.3人しかいない。
俺 「……何もねぇ、な。」
穂乃果 「……。」
穂乃果 「おぉ…本当にそのまんまだ!」
俺 「……。」
穂乃果 「どうかしたの?」
俺 「あぁ…。静かだなぁ…って。」
絵馬の掛けるところを見ても、その数は少ない。参拝者も他に2.3人しかいない。
俺 「……何もねぇ、な。」
穂乃果 「……。」
23: 2016/08/07(日) 23:30:29.86 ID:KXDlw+1D.net
~俺君家 前~
俺 「どうだった? こっちの世界のアキバ巡りは。」
穂乃果 「楽しかったよ。新しい発見もあったし。」
俺 「そっか。それならよかった。」
穂乃果 「ねぇ、俺君の家、行ってみてもいい?」
俺 「お、俺の家に!?」
穂乃果 「だめかな?」
俺 「うぐっ…!」
穂乃果ちゃんに上目遣いでこんなお願いをされて…断ることが出来るラブライバーがいるだろうか…
俺 「どうだった? こっちの世界のアキバ巡りは。」
穂乃果 「楽しかったよ。新しい発見もあったし。」
俺 「そっか。それならよかった。」
穂乃果 「ねぇ、俺君の家、行ってみてもいい?」
俺 「お、俺の家に!?」
穂乃果 「だめかな?」
俺 「うぐっ…!」
穂乃果ちゃんに上目遣いでこんなお願いをされて…断ることが出来るラブライバーがいるだろうか…
24: 2016/08/07(日) 23:30:59.77 ID:KXDlw+1D.net
~俺君の部屋~
部屋にあがって、驚愕した。
穂乃果ちゃんじゃなくて、俺が。
テレビ台の上にあったフィギュアは、丸々なくなっていた。
苦労して集めた映画のフィルムも、コルクボードのコルク部分が見えなくなるまで敷き詰めたラバーストラップも、CDコレクションも…
全部、なくなっていた。
俺 「…俺の部屋、こんなに広かったんだな。」
穂乃果 「俺君…。」
俺 「俺さ、穂乃果ちゃんとアキバを巡って思ったんだ。」
俺 「ラブライブって、こんなに大きいものだったんだって。」
部屋にあがって、驚愕した。
穂乃果ちゃんじゃなくて、俺が。
テレビ台の上にあったフィギュアは、丸々なくなっていた。
苦労して集めた映画のフィルムも、コルクボードのコルク部分が見えなくなるまで敷き詰めたラバーストラップも、CDコレクションも…
全部、なくなっていた。
俺 「…俺の部屋、こんなに広かったんだな。」
穂乃果 「俺君…。」
俺 「俺さ、穂乃果ちゃんとアキバを巡って思ったんだ。」
俺 「ラブライブって、こんなに大きいものだったんだって。」
25: 2016/08/07(日) 23:31:25.87 ID:KXDlw+1D.net
もしも世界から、ラブライブが消えたら…なんて。考えたこともなかった。
そこにあることが、当たり前だったから。
テレビをつければ、いつでも穂乃果ちゃん達はそこにいた。
ファイナルライブが終わって、サンシャインが始まっても、穂乃果ちゃん達はいつもそばにいてくれた。
俺 「空っぽ…なんだな。ラブライブがないと。」
…熱いものが、頬をつたるのを感じた。
穂乃果 「俺君…? 大丈夫…?」
そこにあることが、当たり前だったから。
テレビをつければ、いつでも穂乃果ちゃん達はそこにいた。
ファイナルライブが終わって、サンシャインが始まっても、穂乃果ちゃん達はいつもそばにいてくれた。
俺 「空っぽ…なんだな。ラブライブがないと。」
…熱いものが、頬をつたるのを感じた。
穂乃果 「俺君…? 大丈夫…?」
26: 2016/08/07(日) 23:32:11.06 ID:KXDlw+1D.net
俺 「俺さ…いつかこんな日が来るのかもって…心のどこかで分かってたのかもしれない。」
俺 「ラブライブ自体は消えなくても、みんなが離れていって…俺もいつか、そうなって…。」
俺 「でも、分かったよ。無理なんだ。離れるなんて。」
俺 「ラブライブはもう、俺にとって切っても切り離せない存在。」
俺 「だから…怖いんだよ。」
穂乃果 「怖い?」
俺 「ラブライブ自体は消えなくても、みんなが離れていって…俺もいつか、そうなって…。」
俺 「でも、分かったよ。無理なんだ。離れるなんて。」
俺 「ラブライブはもう、俺にとって切っても切り離せない存在。」
俺 「だから…怖いんだよ。」
穂乃果 「怖い?」
27: 2016/08/07(日) 23:32:45.41 ID:KXDlw+1D.net
俺 「徐々にあの感動が…あの時の喜びが、薄れていくのが。」
俺 「初めてμ'sの楽曲を聞いたあの日の思い、初めてスノハレのライブシーンを見た時の衝撃、僕光を劇場で見た時の感動…」
俺 「初めて…穂乃果ちゃんに出会った時の喜び…。」
俺 「だんだん思い出せなくなってくるのが…怖いんだよ。」
俺が離れなくても…俺がラブライブから離れようとしなくても。
ラブライブの方が、俺から離れていく。
だんだん、消えていく。
それが、たまらなく怖かった。
穂乃果 「離れないよっ!!!」
俺 「……ッ!?」
俺 「初めてμ'sの楽曲を聞いたあの日の思い、初めてスノハレのライブシーンを見た時の衝撃、僕光を劇場で見た時の感動…」
俺 「初めて…穂乃果ちゃんに出会った時の喜び…。」
俺 「だんだん思い出せなくなってくるのが…怖いんだよ。」
俺が離れなくても…俺がラブライブから離れようとしなくても。
ラブライブの方が、俺から離れていく。
だんだん、消えていく。
それが、たまらなく怖かった。
穂乃果 「離れないよっ!!!」
俺 「……ッ!?」
28: 2016/08/07(日) 23:33:15.31 ID:KXDlw+1D.net
穂乃果 「離れない…離れるわけないよ! 穂乃果達だって、みんなと離れたくない! 忘れられたくない!」
俺 「穂乃果ちゃん…。」
穂乃果 「もう新しいものは出ないかもしれない…。過去に出たものを、思い出に浸りながら見るだけになるかもしれない。」
穂乃果 「それでも、そばにいる事に変わりはないんだよ!」
穂乃果 「俺君みたいに、みんなが忘れなければ…私たちは残り続ける…。」
穂乃果 「それに、忘れていくってのは、そんなに悪いことじゃないと思う。」
俺 「へ…?」
穂乃果 「忘れるって事は、それだけ、新しいものを手に入れてるってことだから。違う?」
俺 「新しい…もの。」
俺 「穂乃果ちゃん…。」
穂乃果 「もう新しいものは出ないかもしれない…。過去に出たものを、思い出に浸りながら見るだけになるかもしれない。」
穂乃果 「それでも、そばにいる事に変わりはないんだよ!」
穂乃果 「俺君みたいに、みんなが忘れなければ…私たちは残り続ける…。」
穂乃果 「それに、忘れていくってのは、そんなに悪いことじゃないと思う。」
俺 「へ…?」
穂乃果 「忘れるって事は、それだけ、新しいものを手に入れてるってことだから。違う?」
俺 「新しい…もの。」
29: 2016/08/07(日) 23:33:39.92 ID:KXDlw+1D.net
穂乃果 「前を向けば、きっといいものが見つかる…。もしかしたら、私たち…ラブライブより、いいものが…。」
俺 「そんなもの…ないよ……。」
穂乃果 「俺君っ!」
俺 「…!」
穂乃果 「穂乃果達は俺君に…みんなに立ち止まって欲しくないの!」
穂乃果 「私たちを忘れないでいてくれて…いつまでも愛してるって言ってくれるのはすごく嬉しい!」
穂乃果 「…この上ない、幸せだよ。」
穂乃果 「でもね、やっぱりそのままじゃダメなんだよ。」
俺 「ダメ…?」
俺 「そんなもの…ないよ……。」
穂乃果 「俺君っ!」
俺 「…!」
穂乃果 「穂乃果達は俺君に…みんなに立ち止まって欲しくないの!」
穂乃果 「私たちを忘れないでいてくれて…いつまでも愛してるって言ってくれるのはすごく嬉しい!」
穂乃果 「…この上ない、幸せだよ。」
穂乃果 「でもね、やっぱりそのままじゃダメなんだよ。」
俺 「ダメ…?」
30: 2016/08/07(日) 23:34:11.99 ID:KXDlw+1D.net
穂乃果 「私たちが最後までやりきれた理由…それって、前を向いて生きたからだと思うんだ。」
穂乃果 「もちろん、過去のことも忘れずに、だけど。いつだって私たちは、前を向いてきた。」
穂乃果 「私たちを応援してくれた君なら、分かるでしょ?」
俺 「……。」
穂乃果 「先が見えないって、不安だよね。怖いよね。進んだら、前まで持っていたものが消えるかもしれない。」
穂乃果 「でも、その先で、確実に得るものがある。私はそう思う。」
穂乃果 「だから…ね?」
俺 「うぐっ……ひぐぅっ……!」
俺はみっともなく、涙をボロボロ流して、うつむいていた。穂乃果ちゃんの姿も見ずに。
穂乃果 「もちろん、過去のことも忘れずに、だけど。いつだって私たちは、前を向いてきた。」
穂乃果 「私たちを応援してくれた君なら、分かるでしょ?」
俺 「……。」
穂乃果 「先が見えないって、不安だよね。怖いよね。進んだら、前まで持っていたものが消えるかもしれない。」
穂乃果 「でも、その先で、確実に得るものがある。私はそう思う。」
穂乃果 「だから…ね?」
俺 「うぐっ……ひぐぅっ……!」
俺はみっともなく、涙をボロボロ流して、うつむいていた。穂乃果ちゃんの姿も見ずに。
33: 2016/08/07(日) 23:37:14.44 ID:KXDlw+1D.net
大丈夫。私たちは、ずっと一緒だから。
俺 「……!」
脳に直接語りかけられるような、そんな感じがした。
もし、よかったら。
俺君の未来に、私達も連れてってね。
たまに思い出してくれるだけでいい。それだけで、私たちは幸せだから。
たまに思い出して、それが励みになるなら、そんなに嬉しいことは無い。
私達は、どんな時でも、あなたのそばにいるから。
俺 「……!」
脳に直接語りかけられるような、そんな感じがした。
もし、よかったら。
俺君の未来に、私達も連れてってね。
たまに思い出してくれるだけでいい。それだけで、私たちは幸せだから。
たまに思い出して、それが励みになるなら、そんなに嬉しいことは無い。
私達は、どんな時でも、あなたのそばにいるから。
34: 2016/08/07(日) 23:37:41.83 ID:KXDlw+1D.net
「……ファイトだよっ。」
俺 「……ッ!」
背中を押された…そんな感覚がした
俺は慌てて、顔をあげた。
俺 「穂乃果……ッ!」
俺 「……ッ!」
背中を押された…そんな感覚がした
俺は慌てて、顔をあげた。
俺 「穂乃果……ッ!」
35: 2016/08/07(日) 23:38:14.97 ID:KXDlw+1D.net
誰もいなかった。
穂乃果ちゃんはもう、そこにはいなかった。
俺 「穂乃果……穂乃果ぁっ!?」
部屋を見回した。
…テレビ台の上には、大量のフィギュア。
壁には、ラバーストラップで埋め尽くされたコルクボード、CDコレクション。
そして、穂乃果ちゃんのいた所には、1枚の白い羽が落ちていた。
俺 「これって……。」
俺はそれを拾い上げ、自分の胸に当てた。
俺 「……分かったよ、穂乃果ちゃん。」
俺 「俺は…前に進むよ。」
ーーーー ラブライブと、一緒に。ーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー
穂乃果ちゃんはもう、そこにはいなかった。
俺 「穂乃果……穂乃果ぁっ!?」
部屋を見回した。
…テレビ台の上には、大量のフィギュア。
壁には、ラバーストラップで埋め尽くされたコルクボード、CDコレクション。
そして、穂乃果ちゃんのいた所には、1枚の白い羽が落ちていた。
俺 「これって……。」
俺はそれを拾い上げ、自分の胸に当てた。
俺 「……分かったよ、穂乃果ちゃん。」
俺 「俺は…前に進むよ。」
ーーーー ラブライブと、一緒に。ーーーー
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36: 2016/08/07(日) 23:38:42.68 ID:KXDlw+1D.net
~2年後~
俺 「803番…803番…!」
俺 「………マジ…かよ……あった……。」
俺 「あったぁぁぁぁぁっっ!!!」
大学の合格発表日。
…あの日から、俺は猛勉強して、県内トップクラスの難関大を目指した。
そして今日、その大学に合格したのだ。
自分の受験票と、白い羽を握りしめ、俺はその場で飛び上がった。
ーーーーーー
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俺 「803番…803番…!」
俺 「………マジ…かよ……あった……。」
俺 「あったぁぁぁぁぁっっ!!!」
大学の合格発表日。
…あの日から、俺は猛勉強して、県内トップクラスの難関大を目指した。
そして今日、その大学に合格したのだ。
自分の受験票と、白い羽を握りしめ、俺はその場で飛び上がった。
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37: 2016/08/07(日) 23:39:07.12 ID:KXDlw+1D.net
~俺君 家~
俺 「いやぁ…本当に良かった…。」
ようやく、受験勉強から開放された。
安心感と疲れで、もうヘトヘトだ。
…テレビをつけると、ラブライブの再放送がやっていた。
俺 「穂乃果ちゃん……やったよ、俺。」
穂乃果 『おめでとう…!』
俺 「えっ…。」
俺 「いやぁ…本当に良かった…。」
ようやく、受験勉強から開放された。
安心感と疲れで、もうヘトヘトだ。
…テレビをつけると、ラブライブの再放送がやっていた。
俺 「穂乃果ちゃん……やったよ、俺。」
穂乃果 『おめでとう…!』
俺 「えっ…。」
38: 2016/08/07(日) 23:39:46.01 ID:KXDlw+1D.net
…穂乃果ちゃんが、こちらを向いていた。
画面の向こうの穂乃果ちゃんと目が合う。
穂乃果 『…言ったでしょ? 私達は、いつも一緒だって。』
穂乃果 『…前を見て。でも、忘れないで。』
穂乃果 『私達のこと…。ラブライブのこと。』
俺 「…あぁ。当たり前だ。」
俺 「忘れない…絶対に。」
俺 「やり遂げるよ…最後まで。」
ーーーー
終
画面の向こうの穂乃果ちゃんと目が合う。
穂乃果 『…言ったでしょ? 私達は、いつも一緒だって。』
穂乃果 『…前を見て。でも、忘れないで。』
穂乃果 『私達のこと…。ラブライブのこと。』
俺 「…あぁ。当たり前だ。」
俺 「忘れない…絶対に。」
俺 「やり遂げるよ…最後まで。」
ーーーー
終
39: 2016/08/07(日) 23:43:08.71 ID:KXDlw+1D.net
読んでいただき、ありがとうございました
サンシャインが始まった今、元祖ラブライブ!とどう向き合うべきか、そんな思いへのアンサーSSとして書きました
考えれば考えるほど難しくて、うまく形に出来たかは不安です(笑)
最後に改めて、ありがとうございました
今後の参考としますので、ぜひ感想等よろしくお願いします
サンシャインが始まった今、元祖ラブライブ!とどう向き合うべきか、そんな思いへのアンサーSSとして書きました
考えれば考えるほど難しくて、うまく形に出来たかは不安です(笑)
最後に改めて、ありがとうございました
今後の参考としますので、ぜひ感想等よろしくお願いします


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