アスカ「あ。鈴原、どこ行くのよ？」

トウジ「これからいいんちょとデートや。・・・ところでな、惣流」

アスカ「なに？」

トウジ「友達面して気軽に話しかけてくるなや、うっとうしいから」

アスカ「なによあいつら。こんな美少女が話しかけてやってんのにさ」

アスカ「しょうがない、メガネ相田にでも声かけてみるか」

アスカ「相田～」

ケンスケ「・・・・・・お前、トウジにまで色目使ったんだって？」

アスカ「え？」

ケンスケ「たった一人の友達の彼氏なのに、最低だな」

アスカ「あっ、もしもし、加持さん？」

加持『すまないが忙しいからまた今度にしてくれ』

ツー、ツー、ツー

アスカ「・・・」

アスカ「・・・」

アスカ「シンジのところにでも帰ろうかな・・・」

アスカ「そうよ。あのお人好しスケベバカシンジのことだから、また私が相手してやるって言えば大喜びよね」

アスカ「シンジー」



マナ「なんだかシンジ、ご機嫌だねぇ」

シンジ「うん、やっとアスカから自由になったから。ほら綾波、早くおいでよ」

マリ「今日はどこ行くにゃ？」

シンジ「山岸さんと合流したら、買い物して、それからカラオケでも行く？今日は記念に僕がおごるよ」

マナ「ホント！？ さっすがシンジ。ねー腕組んでいい？」



アスカ「・・・」

アスカ「考えてみたら私・・・」

アスカ「シンジとあいつの周り以外だと、ヒカリくらいしか遊ぶ相手もいないんだ・・・」

アスカ「そのヒカリにも、鈴原口説こうとした後だから会いづらいし」

アスカ「なんで私がこんな目に・・・こんなに可愛くてスタイル良くて頭もいいのに・・・」

アスカ「なんで、なんで皆、もっと私をちやほやしないのよ！」

アスカ「――――――そっか。シンジが悪いんだ」

アスカ「あいつがいなくなれば、皆私を見てくれるわ」


翌日ボコボコにされたシンジが発見され
悪びれもせず犯行を自供したアスカはドイツに強制送還された

完

原作に忠実なアスカだな