4: 2012/12/16(日) 22:05:15.05 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「Linkラジオは第13回、ばっちりだね」

凛「これで既に13回……ずいぶん続くよね」

凛「これからもみんなの声援があれば、もっと頑張れるよ」

凛「……リスナーのみんな、よろしくね」

凛「ラジオLink」シリーズ

6: 2012/12/16(日) 22:08:45.70 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「この前、日菜子ちゃんとお話したんだけど」

凛「デビューしても相変わらず、妄想暴走って感じなんだよ」

凛「この事務所には、個性的なアイドルがいっぱいだもんね」

凛「だんだん、私の影が薄くなってないか心配だよ……」

9: 2012/12/16(日) 22:12:56.30 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「ある日ちひろさんに頼まれて、日菜子ちゃんと一緒に買い物に出かけたんだ」

凛「雑貨店で小物を買ったり、カフェで一休みしたり」

凛「最初はアイドル活動の話で盛り上がったんだけど」

凛「次第に、日菜子ちゃんの妄想が混じり始めるの」

12: 2012/12/16(日) 22:17:31.92 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「1番目の雑貨店で、男女がつけると恋が成就する指輪を見つけてね」

凛「オモチャの婚約指輪だったんだけど、日菜子ちゃんはそれを指にはめて言うんだ」

凛『むふふ……日菜子の王子様は、早くこの指輪を届けてくれればいいのに、むふ』

凛「……って」

凛(……まあ、その指輪は以前、奈緒と加蓮が見てるなか私たちが買ったやつなんだけど)

14: 2012/12/16(日) 22:22:10.61 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「2番目の被服売り場で、『プロデューサーの服を買ってあげよう』ってなってね」

凛「日菜子ちゃんはスーツでもジャージでもなく、燕尾服を選んで言うんだ」

凛『これで私をエスコートしてくれるんですか、王子様……むふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、その間に私は、以前に美嘉から聞いた好みの服を買っておいたけど)

17: 2012/12/16(日) 22:28:26.96 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「3番目の美術館で、似顔絵コーナーがあったから、二人で参加してみたんだ」

凛「そこで日菜子ちゃんが書いたのは、まるっきり別人なプロデューサーでさ。そしてこう言うの」

凛『むふふ、王子様はやっぱりキスで、日菜子の目を覚まさせてくれるんです。むふ』

凛「……って」

凛(……まあ、蘭子に教わった、白馬に乗ったプロデューサーの絵を描いたら入賞したんだけど)

19: 2012/12/16(日) 22:33:54.36 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「4番目の公園で、遠足に来てた幼稚園の子供達と出会ったんだ」

凛「私たちを知っててね、歌を歌ったり踊ったり、楽しい時間が過ごせたよ。で、日菜子が」

凛『むふ……王子様と将来こんな家庭を築くんですね……むふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、智絵里に倣って子供達にクローバーをあげたら、お母さん扱いされたけど)

24: 2012/12/16(日) 22:39:20.33 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「5番目の路上イベントで、激励コンテストがあってね。その司会者さんに捕まっちゃって」

凛「なんでも、誰かに伝えたい事を叫んぶと、景品が貰えるんだって。日菜子ちゃんはもちろん」

凛『むふふ、王子様ー! 日菜子はここにいますからー! いつでも捕まえてくださーい! むふ!』

凛「……って」

凛(……まあ、莉嘉と特訓したように叫んだら、温泉旅行チケットを貰ったんだけど)

25: 2012/12/16(日) 22:46:50.30 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「6番目の食品店で、食材を買ってると、仲の良いご夫婦を見かけたんだ」

凛「肩を寄せ合って、夕食の献立について話し合ってる。理想的な姿に日菜子は」

凛『これが、日菜子の未来の姿……むふふ。王子様は日菜子を召し上がれ、むふ』

凛「……って」

凛(……まあ、そのあと響子と練習した料理を、事務所で皆に振舞ったんだけど)

29: 2012/12/16(日) 23:00:04.71 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「7番目の衣装店で、日菜子ちゃんはウェディングドレスを見つけるの」

凛「私が会計してる隙にこっそり試着してるんだ、ずるいよ」

凛「でね、私に見せ付けて言うんだ『すぐにでもこの衣装を買って使えるんですけどね、むふふ』」

凛「……って」

凛(……まあ、私は肇に着せてもらった事があるんだけど)

33: 2012/12/16(日) 23:10:22.44 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「8番目の花屋で、日菜子ちゃんと事務所に飾る花を選んでてね」

凛「プロデューサーの机くらいしかスペース無いんだけど、日菜子ちゃんがさ」

凛『むふふ……王子様は、花束と日菜子を一緒に受け取ってくれますよね?』

凛「……って」

凛(……まあ、夕美の言う通り、邪魔にならないように、でも目立つよう赤薔薇を一輪渡すけど)

40: 2012/12/16(日) 23:20:23.54 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「9番目のカフェで、ひとまず一休みしてた時、事務所での催し物の話になってさ」

凛「日菜子ちゃんは劇をやってみたいんだって。ふふ、日菜子ちゃんがお姫様役で決まりだよね。だって……」

凛『日菜子の王子様は、いつだって日菜子の隣に居ないといけませんよ、むふ』

凛「……って」

凛(……まあ、モノマネならね。きらりちゃんのなら任せてほしいんだけど)

45: 2012/12/16(日) 23:29:17.50 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「10番目のアクセサリーショップで、事務所の装飾に使う物を買っててね」

凛「日菜子ちゃんがリボンを身体に巻きつけて、うっとり言うんだよ」

凛『はぁ~、日菜子はもう、自分をプレゼントする日が待ち切れないんですけどねぇ……むふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、まゆ曰く、絶対に解けないリボンの結び方とやらがあるんだけど)

48: 2012/12/16(日) 23:40:10.81 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「11番目の菓子店で、事務所の皆に、お土産を買おうとしたんだけどね……」

凛「どうしても一人だけ好みが分かんなくてさ……そうしたら日菜子ちゃんが」

凛『むふ、王子様には、デコレーションした日菜子を食べてもらいます、むふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、そのあと雪美の友達、ペロがこっそり教えてくれたんだけど)

51: 2012/12/16(日) 23:45:52.11 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「最後に事務所で、盛大にパーティを開いたんだ」

凛「日菜子ちゃんはそれでも妄想を止めなくてね、またこんな事言い出すんだ」

凛『日菜子は、王子様に気付いてもらえるまで、頑張って妄想しますね。むふふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、愛梨ちゃんみたいに天然だったら、この言葉の意味も気付かなかったんだけど)

53: 2012/12/16(日) 23:55:38.16 ID:nXmQZ6Yy0
 
凛「可愛くて良い子なんだけどね。ちょっと妄想癖が、ね」

凛「でも、それも彼女の個性なのかな」

凛「日菜子ちゃんは今日も妄想してるよ、きっと」

60: 2012/12/17(月) 00:09:12.16 ID:gkRjXDRj0
 
凛「今回の凛のアンコール、曲はこちら」

凛「876プロの日高愛ちゃんが歌う、はなまる」

凛「とっても元気がある歌なんだよ。私も勇気付けられてるんだ」

凛「それじゃあ、はなまる。どうぞ」

73: 2012/12/17(月) 00:20:21.95 ID:gkRjXDRj0
 
凛「愛ちゃんのパワー、びりびり伝わってくるよね」

凛「やっぱり女の子はこれぐらい元気な方が可愛いのかも」

凛「いや、私はできなさそうだけどさ」

凛「……たまにはイメチェン……うーん」

82: 2012/12/17(月) 00:31:48.08 ID:gkRjXDRj0
 
凛「じゃあ、御花シンデレラのゲストを呼んでみようか。どうぞ」

凛「…………」

凛「…………」

凛「いつまでプロデューサーとお話してるのかな。ねえ?」

ゆかり「……あっ、すみません」

100: 2012/12/17(月) 00:48:25.37 ID:gkRjXDRj0
 
凛「改めて、今日のゲストは水本ゆかりちゃん」

ゆかり「はい、水本ゆかりと申します。宜しくお願い致します」

凛「うん、よろしく。で、さっき何を話してたの?」

ゆかり「ええ。ちょっと凛さんの事を」

凛「……ふーん。例えば?」

ゆかり「そうですね……」

105: 2012/12/17(月) 00:57:24.39 ID:gkRjXDRj0
 
ゆかり「凛さんは二人きりだと可愛らしいとか」

凛「…………」

ゆかり「凛さんは悲鳴が可愛らしいとか」

凛「…………」

ゆかり「凛さんは寝顔が可愛らしいとか」

凛「……プロデューサー、あとで話あるから」

ゆかり「あら。怒りながら照れ笑いできる方を、初めて見ました」

110: 2012/12/17(月) 01:04:21.37 ID:gkRjXDRj0
 
凛「だ、誰が照れてるって? でたらめ言っちゃダメだよ」

ゆかり「さあ、凛さんだとは言っておりませんから」

凛「……ゆかりちゃんってやり手?」

ゆかり「ふふふ。凛さんは手強いと、皆さんも言ってましたから」

凛「……分かってるなら、いいけど」

126: 2012/12/17(月) 01:20:42.40 ID:gkRjXDRj0
 
凛「ゆかりちゃんはフルートが上手なんだよね」

ゆかり「ええ。自信があるんです」

凛「フルートって吹くの難しいんじゃない?」

ゆかり「そうでもありませんよ。練習すれば、誰でも吹くことが出来ますから」

131: 2012/12/17(月) 01:31:10.82 ID:gkRjXDRj0
 
凛「あはは、それでもプロデューサーに演奏は無理かな?」

ゆかり「そんなことはありません。プロデューサーさんも吹けましたよ」

凛「え? プロデューサーもフルート持ってたの?」

ゆかり「いえ、お持ちではありませんでしたけれど」

凛「え、え? じゃあどうやって分かったの?」

ゆかり「私のフルートをお貸ししましたよ?」

凛「…………」

139: 2012/12/17(月) 01:42:48.51 ID:gkRjXDRj0
 
凛「……あのさ」

ゆかり「特別、気にすることではありませんから」

凛「気にしなよ!」

ゆかり「あまり意識するのも失礼かと思って……」

凛「ちょっとぐらい失礼でもいいよ!」

ゆかり「そ、それはちょっとどうかと……」

145: 2012/12/17(月) 01:51:48.66 ID:gkRjXDRj0
 
凛「……で、どんな曲を吹いたの?」

ゆかり「主にクラシックですね。簡単なメロディなら、プロデューサーさんもお上手でした」

凛「へえ。すごいんだ」

ゆかり「でも、すこしレベルアップすると詰まったので、私がお手本を吹くんですよ」

凛「…………」

156: 2012/12/17(月) 02:09:35.46 ID:gkRjXDRj0
 
凛「……あのさ」

ゆかり「ふふふ。プロデューサーさんの言う事なら、何でもお聞きしてしまいます」

凛「うん。うん」

ゆかり「これからの成長が楽しみです。そう、明日も練習の約束があるんですよ?」

凛「楽しみにしてて。私も行くから」

158: 2012/12/17(月) 02:16:12.86 ID:gkRjXDRj0
 
凛「ゆかりちゃんは同い年なのに、しっかりしてて良い子だね」

凛「でもたまに抜けてるというか、突飛な行動をするというか」

凛「まあ、可愛げがあっていいんだけどさ」

凛「……練習楽しみだな」

163: 2012/12/17(月) 02:25:37.71 ID:gkRjXDRj0
 
凛「じゃあ、最後。お頼りのコーナーだよ」

凛「ペンネーム、メガネとブランニューデイって語感似てますよねさんから」

凛「凛ちゃんに朗報ですよ! この新眼鏡を掛ければ新たな魅力が生まれるはずです!」

凛「ああ……うん。同封しなくても」

凛「…………似合ってる? ふふ」

167: 2012/12/17(月) 02:31:28.14 ID:gkRjXDRj0
 
凛「次はペンネーム、ばり面白か!さんから」

凛「凛しゃんは、ばりかわいか、んでばりおもしろか! ウチ応援しとるばい!」

凛「ありがとう、福岡の方言かな?」

凛「ふふ、可愛いな。ばり面白か!さんも頑張ろうね」

170: 2012/12/17(月) 02:34:57.88 ID:gkRjXDRj0
 
凛「最後はペンネーム、名無しのシスターさんから」

凛「あなたとプロデューサー様との出会いは運命。凛さん、大切にするのですよ」

凛「……分かってる、もちろんだよ」

凛「私たちが出会ったのは必然だもんね、プロデューサー?」

175: 2012/12/17(月) 02:41:28.39 ID:gkRjXDRj0
 
凛「あ……時間がきちゃったかな」

凛「Linkラジオ13回はここまで」

凛「次回も、ぜったいに聴いてほしいな」

凛「それじゃあ、またね」

178: 2012/12/17(月) 02:46:20.11 ID:erVsHnP7O
おつ

179: 2012/12/17(月) 02:48:04.49 ID:uEaAhRa/O
乙でござった!

引用元: 凛「Linkラジオ、しゃなりしゃなりと続くよ」