1: 2012/12/25(火) 20:44:49.16 ID:3TVSucWk0
凛「Linkラジオは第14回、ラストスパートだよ」
凛「ラジオLink」シリーズ3: 2012/12/25(火) 20:49:05.44 ID:oGIZ6kvD0
凛「この前はごめんね。電波が悪かったみたい」
凛「どさくさに紛れて和久井さんが書類テロ起こしてたよ」
凛「まあ、うちの小学生組の努力で失敗に終わってたけどね」
凛「気を取り直して、いこうか」
6: 2012/12/25(火) 20:52:46.45 ID:oGIZ6kvD0
凛「ちひろさんと言えば、この前ね。大人アイドル組とお喋りしたんだ」
凛「珍しく、瑞樹さん、礼子さん、洋子さん、若葉さん、聖來さんとか」
凛「他にもいっぱい、大人アイドルが集まってたんだけど」
凛「皆で何をって、秘密のパーティなんかしてたんだよ」
凛「子供達に秘密で、こっそりだよ? ずるいよねぇ……」
8: 2012/12/25(火) 20:56:45.76 ID:oGIZ6kvD0
凛「事務所に忘れ物をして取りに帰ったら、明かりが点いてて」
凛「何かと思えば、お酒と美味しそうな料理の香りがするんだ」
凛「もう。うちの大人組は、こっそり何やってるか分かんないんだから」
凛「まあ私が参加するのは当然の流れだよね」
凛「まさか、プロデューサーが飲みすぎで倒れたりしたら一大事だし」
9: 2012/12/25(火) 21:00:49.45 ID:oGIZ6kvD0
凛「ほら。志乃さんとか、すごい酒豪でしょ?」
凛「あの人、ライブ中にもお酒を飲んでたしさ……」
凛「あんな水みたいにガブガブ飲んでたら、プロデューサーは今ごろ病院だよ」
凛「皆も気を付けてね……大人になれば、酔えるんだよ」
凛「私はジュースだったから、知らないけど」
10: 2012/12/25(火) 21:06:32.94 ID:oGIZ6kvD0
凛「で、みんなにお酒がまわってきた頃……」
凛「やっぱり悪酔いするんだね、予想は出来てたけど」
凛「油断も隙もないのはプロデューサーだけじゃないよ」
凛「まったく、私がどれだけ働かなきゃいけないの」
13: 2012/12/25(火) 21:10:09.32 ID:oGIZ6kvD0
凛「まずさ、瑞樹さん。プロデューサーへの絡み方」
凛『わたしもまだまだ、若い娘には負けないんらからぁー! きゅはー!』
凛「……じゃないよ」
凛「缶ビール何本空けたの? 次の日のゴミ収集車の人びっくりしてたよ」
16: 2012/12/25(火) 21:14:58.07 ID:oGIZ6kvD0
凛「で、和久井さん。いつでもどこでも、あの紙出すの止めてくれる?」
凛『今日のあなたの残業はこれだけよ。後はこの空白欄を埋めてくれるかしら』
凛「……じゃないよ」
凛「いったい何枚出すの? シュレッダーが途中から詰まって大変だったよ」
18: 2012/12/25(火) 21:21:55.40 ID:oGIZ6kvD0
凛「いや、千秋さんも。こっそりプロデューサーを雇おうとしないで」
凛『とりあえず、何処までも付いて行きますお嬢様、って言ってみてくれる?』
凛「……じゃないよ」
凛「危うく他の人まで真似する所だったよ……私はまだしてないけど」
19: 2012/12/25(火) 21:26:41.42 ID:oGIZ6kvD0
凛「沙理奈さんもだよ。事務所であんなの広げないでくれるかな」
凛『新しい下着買ってみたんだけどさっ、選んでくれなーい? なははー!』
凛「……じゃないよ」
凛「私だって頑張れば黒のレースくらい……」
凛「……なんでもないよ」
22: 2012/12/25(火) 21:31:14.61 ID:oGIZ6kvD0
凛「それよりも雪乃さん。無理してお酒飲むから悪酔いするんだよ?」
凛『いふぁ、ひんひょうにひょうぶれすPひゃん!』
凛「……じゃないよ」
凛「やっぱ雪乃さんは紅茶飲むのが一番だよ。アルコールはやめとこうね」
23: 2012/12/25(火) 21:35:52.48 ID:oGIZ6kvD0
凛「っていうか、由里子さん。けしかけないでくれる?」
凛『うっひゃー、これはハーレム展開の匂いだじぇ! もっと飲め飲めぇー!』
凛「……じゃないよ」
凛「プロデューサーにハーレムは必要ないでしょ」
26: 2012/12/25(火) 21:42:27.19 ID:oGIZ6kvD0
凛「それと、フレデリカちゃんこっそり混ざるのやめようか?」
凛『フンフフーン♪ ぶらんでーちょこ、ちょこっとー♪』
凛「……じゃないよ」
凛「あやうく私まで食べちゃうとこだったよ……」
凛「次の日、その残りを仁奈ちゃんとか千枝ちゃんが食べちゃったんだからね……」
27: 2012/12/25(火) 21:47:49.55 ID:oGIZ6kvD0
凛「もう元凶は早苗さん。犯人は、あなたしかいないけど」
凛『うっふふ、これは逮捕かしら? うりゃ、手錠だー……あれ、鍵どこ……?』
凛「……じゃないよ」
凛「プロデューサーに手錠かけるとか……しかも自分ごと?」
凛「ドタバタの末に私まで繋ぐなんて、まあ許すけどさ……」
29: 2012/12/25(火) 21:54:38.31 ID:oGIZ6kvD0
凛「お酒はこわいね、勉強になったよ」
凛「私がもっとしっかりしないと駄目だという事は良く分かったから」
凛「何かあったら私に言ってね、プロデューサー?」
凛「すぐ片付けにいくからね」
32: 2012/12/25(火) 22:02:54.94 ID:oGIZ6kvD0
凛「それじゃあ、今日の一曲はこれ」
凛「765プロから、Honey Heartbeat」
凛「大人の気分で深夜のドライブ、行ってみない?」
凛「満点の星が恋人達の夜を彩る世界で、貴方と二人……」
凛「……聞いてみて」
33: 2012/12/25(火) 22:07:24.26 ID:oGIZ6kvD0
凛「私もこれぐらい、魅惑的な歌が歌えるといいね」
凛「思わずうっとりするような、恋人時間」
凛「誰にも邪魔されない、二人だけの時間」
凛「……いつか、過ごしてみたいよね」
39: 2012/12/25(火) 22:12:01.21 ID:oGIZ6kvD0
凛「さて。今日の御花シンデレラは、落ち着きと母性を兼ね備えたあの人」
凛「私もよく手本にしてるんだよ」
凛「さあ、どうぞ?」
41: 2012/12/25(火) 22:16:50.28 ID:oGIZ6kvD0
美優「少し……照れますね……」
凛「今日のゲストは、三船美優さん。頼れる大人アイドルの一人だよ」
美優「あははは……よろしくお願いしますね、凛ちゃん」
凛「うん。今日は安心してラジオを進められるよ」
美優「いつもは違うんですか?」
凛「そりゃもう、心休まらないよ。どの子も大変だったから」
美優「お、お疲れ様ですね、凛ちゃん……」
44: 2012/12/25(火) 22:24:16.37 ID:oGIZ6kvD0
凛「その点、美優さんなら安心だよ。落ち着きあるし」
凛「……攻めるタイプじゃないからね」
美優「あ、あら。なにか引っ掛かるような……」
凛「気のせいだよ」
美優「そ、そうですか……?」
47: 2012/12/25(火) 22:26:54.74 ID:oGIZ6kvD0
凛「今日は美優さんの、魅力の秘訣を教えて欲しいな」
美優「ひ、秘訣……ですか? そんな大それた事はしてませんよ」
凛「またまた、そんなこと言うんだ? 隠さなくていいんだから」
美優「うう、そうは言っても……少ししかないですよ?」
凛「やったね、是非聞かせてよ」
48: 2012/12/25(火) 22:31:32.96 ID:oGIZ6kvD0
美優「えっと、まずはお肌の手入れを、かかさずにすること……」
凛「うんうん。もちろんだよ」
美優「次に、ストレッチを念入りにすること……」
凛「うんうん。そのとおりだよ」
美優「さらに、婚姻届を書く練習をすること……」
凛「うん。分からなくもない」
美優「そして、デートの練習をしておくこと、です」
凛「誰と?」
51: 2012/12/25(火) 22:38:06.12 ID:oGIZ6kvD0
美優「そ……それは、ほら。凛ちゃんだったら、美嘉ちゃんとか……」
凛「美優さんは誰としたの?」
美優「え、わ、私はまだしてませんよ……!?」
凛「美優さんは嘘つく時、左手をなでる癖があるよね」
美優「えっ!?」
凛「……冗談だけど」
美優「え、えぇ……!?」
57: 2012/12/25(火) 22:45:03.64 ID:oGIZ6kvD0
凛「怪しいなあ……」
美優「そんなことは……」
凛「…………ちらっ」
美優「あ、あの人はか、関係ないですから!」
凛「時計見ただけだよ?」
美優「え、あ……」
凛「……ふーん、なるほど」
59: 2012/12/25(火) 22:49:59.21 ID:oGIZ6kvD0
美優「あの、違うんです……あれはなりゆきで……」
凛「へえ……?」
美優「ほ、本当は他のアイドルと一緒に、お買い物だったんですー……」
凛「何があったのかな、知りたいな」
63: 2012/12/25(火) 23:01:36.48 ID:oGIZ6kvD0
美優「それは……皆が全員、急なお仕事で……代わりにあの人が来るって……ほ、本当ですよ!」
凛「そうだね。みんな忙しいし、よくあるよね」
美優「で、ですよね。仕方ないですからね!」
凛「仕方ない仕方ない」
美優「仕方ないですね!」
凛「…………」
美優「…………」
65: 2012/12/25(火) 23:06:42.64 ID:oGIZ6kvD0
美優「……あの、これ」
凛「この紙は?」
美優「ひ、秘密メモです……」
凛「秘密メモ……?」
美優「い、1日かけて好みとか調べたんですよ、苦労しました」
凛「……黒じゃなくて、白のレースが好きなの!?」
美優「こ、声が大きいです!?」
67: 2012/12/25(火) 23:12:38.52 ID:oGIZ6kvD0
美優「その、これでおあいこですからね?」
凛「……そうだね。あれは仕方なかった」
美優「そうですそうですっ。仕方ないんですっ!」
凛「世界選手権でも納得の判定だよね」
美優「ええ! 手を繋いだのもあーんしたのも下着選んでもらったのも、仕方ないですね!」
凛「…………」
美優「えっ? あっ……」
69: 2012/12/25(火) 23:21:05.62 ID:oGIZ6kvD0
凛「美優さんはね、大人だけど、子供みたいに可愛らしいところがあるんだ」
凛「やっぱり大人の魅力だけじゃなくて、子供の魅力も必要だと思うんだよね」
凛「そういう観点から、アイドルの魅力を再発見していくべきだと思う」
凛「つまり、私もまだまだ頑張ろうということ」
71: 2012/12/25(火) 23:26:49.67 ID:oGIZ6kvD0
凛「じゃあ、お便りのコーナーだよ」
凛「最初はペンネーム、天空より舞い降りし堕天使さんから」
凛「追憶の時は彼方、騎士の伝説はこれから始まる! (この間はお世話になりました! これからも頑張ってくださいね!)」
凛「お便りありがとう。ふふ、これからもよろしくね?」
凛「あ、いま普通に理解できてた……」
73: 2012/12/25(火) 23:32:48.11 ID:oGIZ6kvD0
凛「次はペンネーム、アカダマキヌガサタケさんから」
凛「ヒャッハー! 餞別にありったけのキノコを贈るぜぇー! あ、ありったけだけに……」
凛「……あはっ……くくく……」
凛「こ、この前、楓さんとなんか話し込んでたね、その時の影響かな……?」
75: 2012/12/25(火) 23:39:44.10 ID:oGIZ6kvD0
凛「最後はペンネーム、元気があれば何でもできる!!!さんから」
凛「元気ですか!! 凛さんが頑張れるよう、私達も頑張ります!! とりあえずランニング行って来ます!!」
凛「げ、元気だなぁ……すごい元気だよ」
凛「でも、こういう人に励まされる時も、あるよね」
79: 2012/12/25(火) 23:47:06.85 ID:oGIZ6kvD0
凛「これで、今日はおしまい」
凛「第14回、どうだったかな」
凛「もうすぐ一年を締めくくる大事な日がやってくるね」
凛「私達も、しっかりとアイドルらしくありたいな」
凛「それじゃあ、また」
83: 2012/12/25(火) 23:55:59.34 ID:oGIZ6kvD0
おしまい
支援ありがとうございました
昨日はごめんなさい
引用元: 凛「Linkラジオ、ばっちり続くよ」
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