1: 2013/02/03(日) 23:22:58.76 ID:ij9MvKul0
 
凛「さて。Linkラジオの放送を始めるよ」

凛「第19回、決めていくからね」

凛「気合いれて、いってみよー」



凛「ラジオLink」シリーズ

2: 2013/02/03(日) 23:28:21.42 ID:ij9MvKul0
 
凛「私ね、カラオケが結構好きなんだ」

凛「みりあちゃん、舞ちゃん、ありすちゃんと4人で行ったことがあってさ」

凛「おしゃべりしながら、点数競ったり、おやつ食べたり」

凛「今日はそのことを話そっか」

4: 2013/02/03(日) 23:32:46.52 ID:ij9MvKul0
 
凛「みりあちゃんは、あの子はお喋りが大好きでね」

凛「たぶん、歌ってるより話してる時間の方が多かった気がするよ」

凛「でも、とても笑顔が可愛いからね」

凛「ついついこっちも話が弾んじゃうんだ」

凛「また衣装のしっぽ、もふもふしたいなあ……」

7: 2013/02/03(日) 23:37:06.86 ID:ij9MvKul0
 
凛「舞ちゃんはおしとやかで優等生なんだよ」

凛「ただ、カラオケのときは、夢中で子供向けアニメ主題歌を歌うんだ」

凛「年相応で、可愛いよね」

凛「奈緒がいたら喜ぶんじゃないかなー、そうでもない?」

凛「今度、一緒にアニメの鑑賞会してみる?」

13: 2013/02/03(日) 23:43:15.26 ID:ij9MvKul0
 
凛「ありすちゃんは、すごくクールな子でさ」

凛「演歌を歌い始めた時は以外でびっくりしたな……」

凛「でも、こっそり恋愛曲検索してるの、ばれてるからね」

凛「曲のレパートリーからして、片想いの相手でも……いるのかな?」

21: 2013/02/03(日) 23:48:31.41 ID:ij9MvKul0
 
凛「一通り歌ったらさ、次はお待ちかねのおやつタイム」

凛「カラオケに来たら、やっぱり定番の罰ゲーム遊びだよね」

凛「わさび入りルーレットたこ焼き……激戦だったな」

凛「なにせ、最後まで誰も悲鳴をあげなかったから」

凛「いろいろ騒いで、最後の一個を、舞ちゃんが涙目で食べたのに……」

25: 2013/02/03(日) 23:54:00.13 ID:ij9MvKul0
 
凛『あ、あれ……辛く、ないですよ?』

凛『えー! わさび入れ忘れてるのー?』

凛『そういうこともあるんじゃないですか……らっ』

凛『良かったー。ほ、ほっとしましたー……!』

凛『つまんなーい! もう一回やろー!』

凛『いえもう良いんじゃないですか……らっ。子供じゃないんです辛っ 』

27: 2013/02/03(日) 23:59:56.51 ID:ij9MvKul0
 
凛『も、もう一回はやめましょうよー!』

凛『だめー! 舞ちゃんが面白いりあくしょんしてくれるまで止めなーい!』

凛『えぇー!?』

凛『みりあひゃんそこまでにしまひぇんか……らっ。凛さんもそう思いまひぇんかっ……ら!』

凛「そのあと、ありすちゃんは10分くらい水をちびちび飲んでたな……」

凛「二人は気付いてなかったけど……我慢は良くないと思うよ、ありすちゃん」

32: 2013/02/04(月) 00:05:06.94 ID:zDFcU3iF0
 
凛「そこで、私の携帯が鳴ってさ……」

凛「プロデューサーが、遊園地のチケットを手に入れたって連絡が来たんだ」

凛「2名様ご招待、期限が明日きり」

凛「明日の予定が空いてるアイドルが、私たちだけだったから」

凛「カラオケ勝負することで満場一致したよ。私たちの団結力は芸能界一だよね」

38: 2013/02/04(月) 00:11:10.82 ID:zDFcU3iF0
 
凛「まずみりあちゃんが99点」

凛「次にありすちゃんが98点」

凛「続いて私が99点」

凛「最後に舞ちゃんが99点」

凛「惜しいな……でも、2回勝負だったからね。ワンチャンスあるよ」

45: 2013/02/04(月) 00:19:53.23 ID:zDFcU3iF0
 
凛「先手を打って、私が100点」

凛「次にみりあちゃんが100点」

凛「続いて舞ちゃんが100点」

凛「最後にありすちゃんが100点」

凛「熱戦だったな……結局、皆でおねだりすることになったよ」

凛「皆のチケット代は私も手伝ったからさ、今度借り、返してね。プロデューサー」

凛「またカラオケ、行きたいなー……なんて」

52: 2013/02/04(月) 00:27:45.95 ID:zDFcU3iF0
 
凛「……さて。歌っているとだんだん、身体が熱くなってきちゃうよね」

凛「そんな時は、これを聴くの。もっと熱くなれるから」

凛「Twilight Sky。多田李衣菜ちゃんの曲だよ」

凛「ロックの在り処、私と貴方で見つけよう。聴いてみて?」

59: 2013/02/04(月) 00:32:58.61 ID:zDFcU3iF0
 
凛「……私、ロックはよくわかんないけど」

凛「目標とか、道しるべとか、そういうものは自分だけじゃ見つからないと思うんだ」

凛「大事な人がそっと手をとって、一緒に、自分だけの道を歩き出してくれる」

凛「ロックな魂の輝き、李衣菜ちゃんの歌から感じてね」

61: 2013/02/04(月) 00:36:51.45 ID:zDFcU3iF0
 
凛「そういうことで、今日の御花シンデレラ、ゲストは……」

李衣菜「こんにちはーっ! ロックアイドル、多田李衣菜でぇっす!」

凛「わ、元気あるなあ」

李衣菜「もちろんだよ、ロックは魂! 魂がなきゃダメダメ!」

凛「そういうものなの?」

李衣菜「そういうものなんだよね、これが……」

68: 2013/02/04(月) 00:43:11.01 ID:zDFcU3iF0
 
凛「深い、のかな?」

李衣菜「おっと、凛ちゃんにはまだ早かったかな。ちょっと高尚だからさ……」

凛「プロデューサーが首を傾げてるけど」

李衣菜「ろ、ロックは一枚皮じゃないからね……」

凛「プロデューサーが首を横に振ってるけど」

李衣菜「ぷ、プロデューサーとは音楽性の違いがあるの!」

73: 2013/02/04(月) 00:49:28.02 ID:zDFcU3iF0
 
凛「まあ、そういうことにしておくね」

李衣菜「うぅ、なんか釈然としない……」

凛「まあまあ。それも李衣菜ちゃんの可愛い所じゃない?」

李衣菜「あー、可愛いとかは私、ちょっと……」

凛「あれ、嫌なの?」

李衣菜「いえいえ……私、ロック目指してるんで」

凛「……そういうもの?」

77: 2013/02/04(月) 00:56:39.38 ID:zDFcU3iF0
 
李衣菜「やはり、凛ちゃんには早いですかねー……」

凛「む……そういう李衣菜ちゃんは、可愛さについて理解してるの?」

李衣菜「まあ、可愛さについて知らなくもないかな~……みたいな?」

凛「どっちなの……」

李衣菜「ロックには必要ありませんからねー。基本だけは知ってますけど?」

凛「そう、じゃあ、可愛さ対決しよう」

李衣菜「げっ!?」

凛「……げっ?」

李衣菜「い、今のは無しで……」

81: 2013/02/04(月) 01:05:41.60 ID:zDFcU3iF0
 
李衣菜「で、具体的に何をするんですか……?」

凛「そうだね、なりきりシュチュエーション。これがいいと思う」

李衣菜「それはぁ……勘弁してくれませんかー……?」

凛「ん……ロックなアイドル目指すなら、可愛いロックも必要じゃない?」

李衣菜「そ、そんなわけ……」

凛「あると思うなー。ね、プロデューサー」

李衣菜「うぐぐ……わ、わかりましたよ! やります!」

凛「うんうん。素直が一番だよね」

85: 2013/02/04(月) 01:12:20.74 ID:zDFcU3iF0
 
凛「それじゃあ、お題はこちら」

李衣菜「ばばん! 愛しのあの人にバレンタインチョコを可愛く渡そう!」

凛「……うんっ」

李衣菜「あばば……」

凛「先にいってもいい?」

李衣菜「ど……どうぞっ?」

凛「ん。いくよ……」

89: 2013/02/04(月) 01:18:29.56 ID:zDFcU3iF0
 
凛「……心をこめて作りました」

凛「これからもずっと、私のチョコをもらってください!」

凛「……」

李衣菜「……」

96: 2013/02/04(月) 01:26:39.06 ID:zDFcU3iF0
 
凛「李衣菜ちゃん。逃げようとしても無駄だよ」

李衣菜「み、見逃してください! 可愛いのは憧れだけどぉ……!」

凛「だーめ。次は李衣菜ちゃんの番だから」

李衣菜「お願いします! あ、ギター、ギターあげますから!」

凛「それロックの魂なんじゃないの!?」

李衣菜「このままじゃリーナのアイデンティティがー……!」

101: 2013/02/04(月) 01:34:12.35 ID:zDFcU3iF0
 
凛「ほら、はやくはやく」

李衣菜「……む、無理ですよ! チョコとかほとんど渡したことないし……」

凛「去年のバレンタイン」

李衣菜「……」

凛「……」

李衣菜「や、やります……」

102: 2013/02/04(月) 01:38:16.52 ID:zDFcU3iF0
 
李衣菜「でも、チョコ渡すとか、中々イメージできませんよ……」

凛「あ、ほら。やりにくいなら、ちょうどいい相手がいるし。良いんじゃない?」

李衣菜「うぇええ!?」

凛「ほらほら」

李衣菜「あ、うぁ……そ、それは……」

凛「はい。ちょうど、李衣菜ちゃんのお尻のポケットにチョコが入ってたし」

李衣菜「あー! なんでばれて!?」

106: 2013/02/04(月) 01:45:32.96 ID:zDFcU3iF0
 
凛「さあ」

李衣菜「あわわ……」

凛「さあさあ」

李衣菜「……ええい!」

李衣菜「どーにでもなれーっ……!」

107: 2013/02/04(月) 01:51:17.67 ID:zDFcU3iF0
 
李衣菜「あの! これ、私の手作りですっ!」

李衣菜「美味しくないかも……っていうかマズイだろうけど!」

李衣菜「気持ち、気持ちだけは込めてますから!」

李衣菜「リーナのキモチ、う、受け取ってください!!」

111: 2013/02/04(月) 01:58:58.67 ID:zDFcU3iF0
 
李衣菜「……」

凛「……ほら。チョコ貰ったら、反応返してあげないと」

李衣菜「いやいや、いいです! 反応とかいいですから!」

凛「そんな謙遜しなくても……あ、美味しいって。良かったね?」

李衣菜「あう……」

118: 2013/02/04(月) 02:10:01.94 ID:zDFcU3iF0
 
李衣菜「そ、そんな、別にチョコが美味しいくらいで、喜ぶのはロックじゃないですし……」

凛「またそんな……」

李衣菜「もー、やめやめです! こんなの私の性に合いませんから!」

凛「そう? もうちょっと見たかったけど」

李衣菜「凛ちゃんが意地悪ですプロデューサー!」

凛「こら、泣き付くのはロックじゃないよ!」

124: 2013/02/04(月) 02:14:30.27 ID:zDFcU3iF0
 
李衣菜「涙を見せ合える存在……これはロックですもん!」

凛「に、にわかみたいだよ!」

李衣菜「な、失礼なー!」

凛「にわかロック!」

李衣菜「にわかじゃないですー!!」

126: 2013/02/04(月) 02:20:24.71 ID:zDFcU3iF0
 
凛「はあ、はあ……李衣菜ちゃんはこう、強情だからさ……」

凛「もうちょっと自分に素直になればいいのに……」

凛「別にロックじゃなくても可愛いのにな」

凛「むしろ、可愛さは既に頂点までいってるような気がするけどね」

凛「……って言いたそうな顔してるよ。プロデューサー?」

129: 2013/02/04(月) 02:24:31.69 ID:zDFcU3iF0
 
凛「それじゃ、お便りのコーナーだよ」

凛「最初はペンネーム、お便り頑張ります!さんから」

凛「凛ちゃんと椅子を並べるの、楽しみにしてるね!」

凛「うん、私も待ち遠しい。ふふ、待ってるよ」

133: 2013/02/04(月) 02:28:58.94 ID:zDFcU3iF0
 
凛「続いてペンネーム、しぶりんお疲れ!さんから」

凛「早くしぶりんに会いたいよー! 待っててねマイハニー!」

凛「もう、調子乗りすぎ。いざという時はしっかりしてよ?」

凛「……あと、マイハニーはやめて」

135: 2013/02/04(月) 02:34:12.71 ID:zDFcU3iF0
 
凛「最後はペンネーム、運命の赤い糸さんから」

凛「呼んでくれればすぐ行きますよぉ?」

凛「……そうだね、会いたくなったらね」

凛「…………それまではゆっくりしててね」

138: 2013/02/04(月) 02:38:24.15 ID:zDFcU3iF0
 
凛「……今日はこれまでにしよっか」

凛「次回は屋外で、公開生収録。よかったら、聴きに来て?」

凛「今から楽しみだよ。それじゃ、またね」

145: 2013/02/04(月) 02:43:55.45 ID:zDFcU3iF0
おしまい
支援ありがとう
前回藍子が出ると思った人がいると聞いて考えたけど、藍子はふんわりどころかぺったんこだったね
おやすみ

147: 2013/02/04(月) 02:55:37.49 ID:RwtUU5pM0
もうそろそろ赤い糸さん出てきそうだな

148: 2013/02/04(月) 02:58:08.17 ID:KUPzxJgv0
おっつおっつ
運命の赤い糸さん…一体誰なんだ…!

引用元: 凛「Linkラジオ、可愛く続くよ」