1: 2020/08/19(水) 21:56:47.331 ID:0myrlCvk0.net
トウキョウ租界 喫茶店

首領パッチ「なぁー……いいバイト見つかったかぁ?」

ボーボボ「ねえなぁ……。ん!?首領パッチ!!これ見てみろ!!!」

首領パッチ「なんだよ、どうせ大したこと……おぉぉ!?黒の騎士団団員募集中だと!?」

ボーボボ「君もテ口リストになって世界を壊し、創造しようだってよ!!これいいんじゃないか!?時給も800円で悪くないし!!」

ビュティ「バイト情報誌でテ口リスト募集してるの!?てか、時給安いよ!!!」

ソフトン「世も末だな」

ビュティ「そういう問題なの!?」

ボーボボ「よっしゃー!!!このイカれた時代をオレの力でぶっ潰してやるぜぇぇ!!!!いくぞ!!!首領パッチ!!!」

首領パッチ「君はタフボーイ!!タフボーイ!!」

ビュティ「待ってよ!!ボーボボ!!!買出しに行ったへっくんと天の助くんはどうするの!?ここで待つって約束だったじゃない!!」

ソフトン「雲の流れが変わったか。何もなければいいが……」

4: 2020/08/19(水) 21:59:39.101 ID:0myrlCvk0.net
某所

ビュティ「もう、ボーボボったら。喫茶店で待っておかないとへっくんと天の助くんが困っちゃうのに」

ソフトン「バイト情報誌によると、面接会場はこの辺りのようだが」

ビュティ「そうなんですか?でも、テ口リストの募集だし、そう簡単には――」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ソフトン「なんだ!?」

ビュティ「嫌な予感がする……」

ソフトン「あの建物の中からだな。ビュティ、オレの傍から離れないようにするんだ」

ビュティ「は、はい」

ソフトン「――どうした!?」

ボーボボ「うおぉぉぉぉぉ!!!!!黒の騎士団入団希望のボーボボでぇす!!!!特技は鼻毛真拳だぁぁぁ!!!」パシンッ!!!パシンッ!!!!

玉城「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」

首領パッチ「ここかぁぁ!!!!!テ口リスト共の巣窟はぁぁぁ!!!!!オレが来たからには勝利はもらったも同然だぁぁぁ!!!!氏ねやぁ!!!!」ドゴォ!!!

扇「ふぐっ!?!」

ビュティ「既に面接どころじゃなくなってるー!!!!」

5: 2020/08/19(水) 22:02:10.313 ID:0myrlCvk0.net
ボーボボ「ふぅー。なんだ、黒の騎士団もこの程度か。拍子抜けもいいところだな」

首領パッチ「お前たちに明日を生きる資格はない」

ビュティ「なにやってんの!?面接にきたんじゃないの!?」

ボーボボ「どうやらオレ以上の実力者はいないようだな。今日からは黒毛の騎士団に名前を変えることにしよう」

ビュティ「黒毛!?」

首領パッチ「オレも今日からは首領ゼッロに名前変えて、仮面被るわ。――これで、誰もオレってわかんないだろ」スチャッ

ビュティ「モロバレだよ!!!」

ボーボボ「む!?首領パッチがいなくなった!?どこだ!!!首領パッチ!!!!」

首領ゼッロ「首領パッチは氏んだ」

ボーボボ「なんだとぉ!!!!てめぇ!!!何もんだぁぁぁ!!!!」ドゴォ!!!!

首領ゼッロ「ごへっ!?!?」ブシュウゥ


ソフトン「大丈夫か?」

扇「ぐぐ……。か、彼らは……一体……?」

ソフトン「すまない。だが、我々も黒の騎士団とは志を同じくするものであることは本当だ」

玉城「なんだと?お前らもブリタニアと戦ってるのか……?」

8: 2020/08/19(水) 22:04:08.502 ID:0myrlCvk0.net
ゼロ「おい!!何事だ!!!」

カレン「なにこれ……めちゃくちゃ……」

扇「ゼロ、いいところに...!」

ボーボボ「誰だ、貴様。そうか、黒毛の騎士団入団希望者か。いいだろう、そこに座れ」

ゼロ「黒毛の騎士団だと?黒の騎士団に似た名前だが、おまえ達は一体……?」

ボーボボ「オレは黒毛の騎士団総帥、ゼロローロ・ローロゼだ」

ビュティ「なにその名前!?ゼロに被せてるつもりなの!?」

ボーボボ「逆から読んでもゼロローロ・ローロゼになる。凄いだろ?」

ビュティ「なってないよ!!!」

首領パッチ「そしてオレが首領ゼッロ。決して首領パッチじゃないぜ」

ゼロ「ならば、なんだ?」

首領パッチ「一言でいうなら、耳かきについている綿だな」

ゼロ「なるほど」

ビュティ「納得した!?」

10: 2020/08/19(水) 22:07:31.903 ID:0myrlCvk0.net
ゼロ「貴様たちの目的はなんだ?我々に対する敵対行動というなら、容赦はしないぞ」

ボーボボ「目的だと?おいおい、ここまでやっていてもそんな愚問を口にするのか?」

ゼロ「なんだと?」

首領パッチ「はっ!やっぱり黒の騎士団ってのは大したことねえんだな」

カレン「どういうこと!?」

ボーボボ「オレたちの目的は、ただ一つ……」

ゼロ(危険因子か。ギアスを使ってでも……!!)

首領パッチ「二階から目薬を成功させることに決まってんだろぉ!!!?察せよなぁ!!!!」

ビュティ「無茶だー!!!」

二階の首領パッチ「あと2センチ右だ!!」

一階のボーボボ「ここか!」

首領パッチ「よーし!!!ボーボボ!!これで成功させるぞ!!!いいな!!!!長年の夢がこれで叶うんだ!!!準備はいいな!!落ちるぞ!!!!!」

ボーボボ「よし!!落ちろぉぉぉ!!!!!首領パッチぃぃ!!!!」

首領パッチ「首領パッチダーイブ!!!!!!」ヒューン!!!

ボーボボ「ぐばぁ!!!!」

11: 2020/08/19(水) 22:10:36.531 ID:0myrlCvk0.net
首領パッチ「やった!!!成功だ!!!!」

ボーボボ「てめぇが落ちてきてどうすんだぁ!!!!」ドゴッ!!!

首領パッチ「ぶげぇぇ!?」

ゼロ「……」

カレン「……」

ビュティ「ちょっと!!二人とも!!!真面目にやりなよ!!!面接にきたんでしょ!?」

ボーボボ「えっ?」

ビュティ「なんで意外そうな顔してんの!?」

扇「ゼロ。こっちの彼から事情は概ね聞いた」

ゼロ「なんだと?」

ソフトン「ソフトンという」

ゼロ「おま……!!」

ボーボボ「ゼロ、勘違いするな。こいつはソフトクリームのチョコ味ではなく、ウンコだ」

ゼロ「……やはり」

ビュティ「違うよ!!!逆だよ!!!!」

12: 2020/08/19(水) 22:14:12.970 ID:0myrlCvk0.net
ゼロ「――なるほど。おまえ達はあの大国『マルハーゲ帝国』と戦っているのか」

ボーボボ「ああ。そうだ」

首領パッチ「文句あるわけぇ!?」

ゼロ「では、ここ『エリア11』に来たのは、マルハーゲ帝国と同盟関係にある『ブリタニア』と戦うためか?」

ボーボボ「ああ。概ね」

首領パッチ「大胸!?やだっ!!エOチ!!!私が巨Oだからってジロジロみないでよぉ!!!」

カレン「……」

首領パッチ「で、ででで、でたぁー!!!おっOいお化けだぁー!!!!」

カレン「急に何よ!?」

首領パッチ「オレの神通力が通じるかどうかは、五分五分ってところか……!!」

ボーボボ「やめろ、首領パッチ。お前のバストサイズではまだ勝ち目はない」

首領パッチ「やってみないとわかんねえだろぉ!!!――くらえ!!!オレのおっOいミサイルで成仏させてやんぜー!!!!」ゴォォォ

カレン「弾けろぉぉ!!!」バキィィ!!!

首領パッチ「はいっ!!!」パァンッ!!!!

ビュティ「本当に弾け飛んだー!!!!」

13: 2020/08/19(水) 22:17:43.435 ID:0myrlCvk0.net
ゼロ「それで、そんな君たちが何故我々のところまで面接をしにきた?それほどまでの実力があれば君たちだけでも十分だろう」

ボーボボ「黒の騎士団がどれだけの力を持っているのか、確認したかっただけだ」

ゼロ「……何故、そのようなことをする?」

ボーボボ「もしオレの想定以下の力しかなかった場合、解散を勧めようと思ってな」

カレン「なんですって……!!」

玉城「てめぇ!!」

ゼロ「待て。――それで、ゼロローロ。我々の力は合格点を頂けるのかな?」

ビュティ(ゼロさん、その名前で呼んでくれるんですね)

ボーボボ「ふっ……」

首領パッチ「くくくくく……」

カレン「何よ!!その見下したような顔は!!」

ボーボボ「では、逆に訊くがゼロ。オレは合格なのか?」

首領パッチ「受験番号は3058なんですけど!!!3058なんですけど!!!!どこにあるの!?ボクの3058!!!」

ゼロ「無論、合格だ」

ビュティ「なにが!?」

15: 2020/08/19(水) 22:23:06.034 ID:0myrlCvk0.net
扇「受験番号はこのホワイトボードに書いておいた、確認してくれ」

首領パッチ「怖いけど、見ないと……。ボクはこの日のために必氏になってセパタクローの練習をしてきたんだから!!」

首領パッチ「えーと……3058……3058……」

玉城「3000番台は全滅してたなー」

南「なー」

首領パッチ「そ……そんな……そんな……!!!だったら……だったら……!!」

首領パッチ「セパタクローで鍛えた足技をくらえぇ!!!!」バキィッ!!!

扇「ぐふっ?!」

ボーボボ「延髄蹴りはいったぁー!!!!扇選手、立てるか!?立てるのかぁぁ!?」

扇「ぐぐ……頼まれたから……やったのに……。どうして――」

首領パッチ「頼まれたとかいうなやぁー!!!!!」バキィッ!!!!

扇「がぁ!?」

ビュティ「やめなよ!!!」

ソフトン「黒の騎士団の名は最近よく耳にしている。今は、あのコーネリアと戦おうとしているとか」

ゼロ「その通りだ。近く、決戦となるだろうな」

16: 2020/08/19(水) 22:27:32.939 ID:0myrlCvk0.net
ボーボボ「なるほど。だが、大丈夫なのか?」

ゼロ「どういう意味かな?」

ボーボボ「ゼロの兵士たちの状態は万全なのか?」

ゼロ「それは勿論――」

首領パッチ「渾身のキャメルクラッチだぁぁぁ!!!!」ググッ!!!

扇「ぐあぁぁぁぁ!!!!」

玉城「扇!!ロープだ!!ロープ!!」

扇「うおぉぉ……!!」

首領パッチ「ロ、ロロ、ロープ!!!やだ!!!そんな!!!やめてぇ!!ロープはまだ早いわ!!子どもだって見てるのに!!!」

カレン「ふざけるのもいい加減に……!!――しろぉ!!!」ドガッ!!!

首領パッチ「ぎばぁ!!!!――なにすんじゃ、おのれぇ!!!」

カレン「キャメルクラッチは……こうだっ!!!」ググッ!!

首領パッチ「あぁぁぁ!!!!イテェェ!!!!こりゃいてぇぇぇわぁぁぁぁ!!!!」

カレン「参ったか!?」

ゼロ「――見ての通り万全だ。抜かりはない。体調管理も私の仕事だからな」

17: 2020/08/19(水) 22:30:19.049 ID:0myrlCvk0.net
首領パッチ「ま……まぁ、まぁだな……」

ビュティ「首領パッチくん!!大丈夫!?ボロボロだよ!?」

ボーボボ「確かに心配はなさそうだな」

ゼロ「もういいかな?こちらも色々と忙しい身なのでね」

ボーボボ「そうだな。オレもこう見えて切り身なのでな」

ビュティ(いつの間にかボーボボが皿にもられてるぅー!!!)

首領パッチ「オレも、白身だ」

ゼロ「そうか。ならば痛まないうちにテーブルに並んだほうがいい」

ボーボボ「そうだな。……食べるか?」

ゼロ「断る」

首領パッチ「うぅ……やっぱり、黄身のほうがよかったのね……黄身のほうが……」

ボーボボ「誰かオレを食べてくれなきゃ、痛んじゃう!!!痛んじゃう!!」

ビュティ「話が終わったなら行くよ!!へっくんたちが心配してるかもしれないし!!」

カレン「出口はこっちだから」

ソフトン「なぜトイレに案内する?」

19: 2020/08/19(水) 22:35:05 ID:0myrlCvk0.net


ビュティ「でもびっくりだね。私たちのほかにもああやって戦ってる人たちがいるんだ」

ソフトン「だが、向こうは政治にすらも介入しようとしている」

ビュティ「ど、どういうことですか?」

首領パッチ「セイウチを戦争の道具にしようとしているってことだ」

ボーボボ「セイウチなんて戦争の役に立つわけねえだろ」

セイウチ「なめんなよ!!!!」ガブッ!!!

ボーボボ「ぎゃーー!!!セイウチつえぇぇー!!!!」

首領パッチ「トドもいるぜ!!」

トド「オレ、戦争とか興味ないんで」

首領パッチ「なら、氏ねや!!腰抜けがぁ!!!!」

トド「戦争反対!!!!」ガブッ!!!!

首領パッチ「ぎゃぁぁぁ!!!」

ソフトン「彼らはこの『エリア11』から本来の国を取り戻し、自治権まで得ようとしている。オレたちのようにただ戦っているだけでなく、未来を見据えている」

ビュティ「なるほど……」

20: 2020/08/19(水) 22:39:37.101 ID:0myrlCvk0.net
巨大モニター『番組の途中ですが、シャルル皇帝陛下の臨時会見をお送りします』

ビュティ「え……?」

ソフトン「シャルルだと……?」

ボーボボ「……」シャルル

首領パッチ「お?ボーボボ、鼻毛出るときの音変えたか?」

シャルル『エィリアじゅぅいちにすむぅ者たちよぉ。ワシがシャルル・ジ・ブリタニア皇帝であぁぁる!!!』

ビュティ(うわぁ、なんか怖そうな人……)

魚雷ガール『そして、私がギョララ・イ・ブリタニア女帝よ』

ビュティ「隣にめちゃくちゃヤバいやつがいるー!!!!」

ソフトン「な……!!魚雷さんが!!!」

ボーボボ「魚雷せんせーだぁ!!!」

首領パッチ「今日はどんなビデオ授業してくれるの!?」

魚雷ガール『今日は、そうねえ。保険体育からよ!!成長期になると魚雷はまず脱皮して、マッコウクジラになるわけ』

ボーボボ「すげー!」

ビュティ「これテレビ電話だったの!?」

21: 2020/08/19(水) 22:41:53.734 ID:0myrlCvk0.net
シャルル『最近、黒の騎士団と名乗る者たちがブリタニアに対して、嫌がらせをくりかえしておる』

ビュティ「嫌がらせって……」

シャルル『エリア11のブリタニア軍が通るところに落とし穴を掘り、軍を困らせた回数は28回にもおよぶぅ』

ビュティ(ゼロさんたち、なんかやってることは地味だー!!!)

首領パッチ「今時、落とし穴にはまるやつなんかいるわけねーだろ。バッカじゃねーの!?」

ボーボボ「首領パッチ、こっちにこい」

首領パッチ「なになにー!?」ダダダッ

ズボッ!!!!

首領パッチ「うわぁっと!!!落とし穴だぁ!!!あっぶねえ、もう少しで引っ掛かるところだったぜ」

ボーボボ「落ちろ!!!」ドガァ!!!

首領パッチ「ぐぉ!?てめぇ!!無理やりかよ!?」

ボーボボ「生き埋めじゃー!!!首領パッチは生き埋めじゃー!!」

首領パッチ「やめろ!!オレを埋めるな!!!埋めるなぁぁ!!!!」

ボーボボ「がっはっはっはっは!!!聞く耳もたねぇ!!!」

首領パッチ「ぎゃぁぁぁ!!!!」ズモモモモ

22: 2020/08/19(水) 22:43:24.940 ID:0myrlCvk0.net
ボーボボ「ふぅ……これでよし。っと」

首領パッチ「……」

首領パッチ(土風呂ってやつだな。意外と快適じゃん?)

シャルル『そんなわけで、ワシの隣におるマリアンヌと相談して決めた。黒の騎士団を潰すことをぉ』

魚雷ガール『素敵よ、あなた』

ビュティ(マリアンヌ誰だー!?)

ボーボボ「なんだと!!?黒の騎士団を潰す!?それは不味い……!!」

ソフトン「ああ。確かに不味いことになるな」

ビュティ「どうしてですか?」

首領パッチ「ウンコが流れなくなるからだろ?」

ビュティ「はいはい」

ボーボボ「そうだぞ、首領パッチ。トイレというトイレからウンコが逆流することになる」

首領パッチ「こえぇぇぇぇ!!!!!」

ビュティ「もう!!!そんなわけないでしょ」

23: 2020/08/19(水) 22:46:04.736 ID:0myrlCvk0.net
シャルル『ぬぁっはっはっはっはっは!!!覚悟しておけぇ!!!愚かなリゼロぉ!!!』

シャルル『黒の騎士団を潰した後は、イレヴンどもの大量毛狩りも行うこととするぅ!!!』

ビュティ「そ、そんなぁ!!!」

ソフトン「やはりそうか。黒の騎士団は元の国民にとって希望の光。それを潰されてしまえば、反撃するものはいなくなり、容易に粛清ができる」

ビュティ「なんとかしないと!!」

ソフトン「だが……」

魚雷ガール『さぁ、愚民ども。私の美貌にひれ伏しなさい。ギョライギョライギョライギョライ!!』

ソフトン「あの魚雷さんが敵にいる以上、簡単にはいかないだろうな」

ビュティ「魚雷さんがあんなに笑って……本当に私たちの敵に……」

シャルル『ギョライギョライギョライギョライ!!!』

ビュティ「皇帝もそう笑うの!?」

シャルル『そうだが?』

ビュティ(返事がきたー!?これやっぱりテレビ電話だぁー!!!!)

魚雷ガール『さぁ、抵抗するだけしてみなさい。でも、そんなことは許さない。何故なら私は魚雷だから!!!オール・ハイル・ギョラタァァァニア!!!!』

シャルル『オール・ハイル・ギョラタァァァニア!!!!』

24: 2020/08/19(水) 22:49:06 ID:0myrlCvk0.net
ソフトン「ボーボボ」

ボーボボ「どうした、ウンコ大魔王」

ソフトン「毛狩りが行われるということ。そして皇帝陛下の隣にあの魚雷さんがいるということ。これは我々の問題でもあるのではないか?」

ボーボボ「……そうだな。あのシャルル皇帝とかいうやつも、相当な実力者だ。ゼロだけでは勝てないだろう」

ビュティ「ボーボボ……あの……」

ボーボボ「分かっている。オレたちも戦おう」

ビュティ「ボーボボっ!」

首領パッチ「オレは反対だ」

ビュティ「どうして!?」

首領パッチ「あんな仮面野郎と一緒に戦うなんて、絶対にごめんだぜ。なに考えてるのかわかりゃあしねえ。信用できないやつに背中は預けられねえからな。」

ボーボボ「よし、いくぞ。ウンコッコ大王」

ソフトン「ああ」

ビュティ「私もついてく!!」テテテッ

首領パッチ「……」

首領パッチ「ボクもいくっ!!!」テテテッ

25: 2020/08/19(水) 22:52:41 ID:0myrlCvk0.net
黒の騎士団 アジト

ゼロ「シャルルめ……。宣誓布告とは……」

C.C.「安い挑発だな。乗るのか?」

ゼロ「当然だ。乗らなければ善良な市民の毛が狩られてしまう」

C.C.「それが理由かな?」

ゼロ「……何がいいたい、魔女」

C.C.「お前を突き動かしているのは私怨のみのはずだ。お前は期待しているんじゃないのか?シャルルが前線にでてくることを」

ゼロ「ふん。あの男がそこまで軽率な行動をとるとは思えない。そして傍らにはあの女帝までも控えている……」ギリッ

C.C.「魚雷ガールか……」

ゼロ「奴だけは……魚雷ガールだけは、絶対にこの手で……!!!」

C.C.「そのためのギアスだものな」

ゼロ「ああ。流石の魚雷もギアスの前ではただの鉄くず同然だろう」

バンッ!
カレン「ゼロ!!あの!!!汚物の顔を持つ人たちがまた来ました!!」

ゼロ「なに!?」ガタッ

C.C.「汚物だと?」

26: 2020/08/19(水) 22:55:40 ID:0myrlCvk0.net
ボーボボ「たのもぉー!!!!」

首領パッチ「お茶ぐらいだせやぁ!!!!!おらぁ!!!!!」

ビュティ「どうしてそうケンカ腰なの!?もっと丁寧にいいなよ!!!」

ボーボボ「分かった。丁寧にだな。――エクレア頼みたいんですけどー!!!!!」

ビュティ「そのたのもうだったの!?」

首領パッチ「ハーブティー、一つくださいな」

ビュティ「お前も!?」

ソフトン「ソフトクリームには紅茶が良く似合う」

ビュティ「ソフトンさんまで……」

カレン「お待たせいたしましたー」

首領パッチ「おっせぇぇぞ!!!ここの店はコーラのひとつもださないのかよぉ!!!!あぁぁん!!?」

カレン「コーラはいりまーす!!鳩尾に!!!」ドゴォッ!!!!

首領パッチ「りふ、じんっ!!!?」

ビュティ「きゃぁぁ!!!!」

ゼロ「カレン、何をやってる。落ち着け」

27: 2020/08/19(水) 22:58:04 ID:0myrlCvk0.net
カレン「すいません。でも、直接胃袋にコーラを提供したほうがいいと思いまして」

首領パッチ「この子、何言っちゃってるの!?チョー怖いんですけど!!チョー怖いんですけど!!!」

ボーボボ「首領パッチ!!上を見ろ!!!」

首領パッチ「なんだよ!?うっせぇぞ!!!オレは今、急がし――」

モンシロチョウ「あぁ?何、ガンとばしてくれとるんや?ケツの穴に触覚突っ込んで、奥歯ヒラヒラ言わせたろかい?」ヒラヒラ

首領パッチ「きゃぁぁぁぁ!!!!!蝶怖いんですけどぉ!!!蝶怖いんですけどぉ!!!!」

ゼロ「はぁ...また君たちか。今度は何用だ?」

ソフトン「先ほどの会見は見ただろう?」

ゼロ「当然だ。向こうから仕掛けてくるようだし、我々としても早急に準備を整えたい。君たちの無駄話に付き合っている暇はない」

ボーボボ「まぁ、そういうなゼロ。大事な話がある」

ゼロ「何かな?」

ボーボボ「実はうちで飼っている犬が、今日で5歳になったんだ。こいつだ」

首領パッチ「ワン!!ワン!!!おら!!!祝えよ!!!5歳だぞ!!!5歳!!!めでたいだろうがよぉ!!!」

ゼロ「そうだな。おめでとう。祝儀は後ほど用意しよう」

ビュティ「ありえなぐらいの無駄話だぁー!!!!」

28: 2020/08/19(水) 23:00:17 ID:0myrlCvk0.net
ゼロ「その話を聞かせるためにわざわざ?」

ソフトン「いや、違う。オレたちも黒の騎士団に協力したい」

ゼロ「協力だと?何故?」

ボーボボ「シャルル皇帝が毛狩りを行うと宣言したからだ」

ゼロ「それだけの理由で命を投げ出すのか?」

ソフトン「それだけの理由があれば十分だ」

ゼロ「……」

ボーボボ「信用できないと言った感じだな。いいだろう。オレたちの覚悟を見せてやろう。首領パッチ」

首領パッチ「なんだ?」

ボーボボ「氏ねぇ!!!!」ドゴォ!!!!

首領パッチ「ごばぁ!!!!」

ビュティ「なんで!?」

ボーボボ「どうだ?」

ゼロ「……今後の予定について教えておこうか」

ビュティ「今のでいいの!?ホントにいいの!?」

29: 2020/08/19(水) 23:01:48.402 ID:0myrlCvk0.net
ゼロ「3日後、ナリタ連山でブリタニア軍の軍事演習が行われることになっている。そこでコーネリアたちを待ち伏せて、一気に畳む」

ソフトン「勝算は?」

ゼロ「勿論ある。勝つ見込みの無い戦いはしない主義でね」

ボーボボ「そうなのか」

首領パッチ「オレも煮込みうどんがあるレストランにしか入らない主義だ」

ゼロ「そうか」ガシッ

首領パッチ「だろ?」ガシッ

ビュティ「なんの握手!?ねえ、何の握手!?」

カレン「でも、あんたたちナイトメアに乗れるの?」

ビュティ「ナイトメア?」

首領パッチ「なんだそりゃあ?」

カレン「機動兵器よ。知らないの?」

ボーボボ「あれだろ、内藤さんの娘の芽亜ちゃんだろ」

首領パッチ「ああ。あの子か。元気かなぁ」

ビュティ「内藤芽亜って誰だよ!!」

30: 2020/08/19(水) 23:04:03.940 ID:0myrlCvk0.net
ゼロ「……先月、内藤は戦氏した。娘を残して……」

カレン「くっ……内藤さん……」

ボーボボ「……」

首領パッチ「……」

ソフトン「後で弔わせてくれ。勇気ある戦士に」

ゼロ「ああ……。内藤も喜ぶ……」

ビュティ(なんかすごく重たい空気になったぁー!!!!)

ゼロ「しかし、内藤芽亜はともかくナイトメアに乗れないと、コーネリアとは戦いにすらならないぞ」

ソフトン「どの程度の機動兵器かは知らないが、オレたちにはそれに匹敵するだけの力を持っている。心配は無用だ」

ゼロ「バカな……。生身でナイトメアと戦うのか?無謀すぎるぞ」

首領パッチ「おいおい、ゼロ。オレたちを甘くみるなって。実はいうと、ここに来るまでの間に何個も潰してきたんだぜ?」

カレン「うそ!?」

ゼロ「なんだと!?」

首領パッチ「ほら、おでこのニキビ。いっぱい潰れてるだろ?」

ゼロ「あまり潰さないほうがいいぞ。痕が残りやすいからな」

31: 2020/08/19(水) 23:06:24.337 ID:0myrlCvk0.net
ボーボボ「そこまでいうなら、練習だけでもしておくか。必要ないとは思うが一応な」

ゼロ「それが賢明だな。カレン。案内してやってくれ」

カレン「分かりました」

ボーボボ「これがナイトメアかぁ!!!!よっしゃー!!!やってやるぜー!!!!」ガシャーン!!!!

ソフトン「ぬおぉぉぉ……!!!!」

ビュティ「それソフトンさんだよ!!!」

ボーボボ「このボタン、なんだろ?おしてみよっっと」ポチッ

ゼロ「バカ者!!そのスイッチは!!!」

ソフトン「あ……あぁぁぁ……!!!!!」

ソフトン「ぐばぁ!!!!」パァンッ!!!!

ビュティ「きゃぁぁぁ!!!!ソフトンさんの顔が弾けたぁぁぁ!!!!!」

首領パッチ「エンガチョ!!エンガチョ!!!!」

ボーボボ「三秒ルール!!三秒ルール!!!」

ゼロ「何を言っている!!!一秒でも雑菌は多量に付着する!!!はやく手洗いうがいに急げ!!!」

ビュティ「ソフトンさんの心配をしてー!!!!」

32: 2020/08/19(水) 23:08:10.972 ID:0myrlCvk0.net
カレン「ここにあるナイトメアならどれを使ってもいいから」

首領パッチ「マジか。なら、オレはこれにするか」チリンチリン

ビュティ「それどう見てもママチャリだよ!!!」

カレン「首領パッチ……お目が高いね」

首領パッチ「だろ?」チリンチリン

ビュティ「これママチャリでしょ!?違うの!?こっちのロボットじゃないの!?」

カレン「本人がナイトメアだと言い張ればそれはナイトメアになる!!」

ビュティ(カレンさん、ちょっとおかしー!!!今更だけど!!)

首領パッチ「やだ!!タイムセールおわっちゃうわ!!!急がないと!!!ソースが売れきれちゃう!!!」チリンチリン

ボーボボ「もうすぐ売り切れだよー」

首領パッチ「はぁ……はぁ……!!まだ残ってる!?」

ボーボボ「あるよー。はい、これ」

ソフトン「どうも」

首領パッチ「ぎゃぁー!!!!!!!これ誰かの粗相だわー!!!!」

C.C.(あれは……ボーボボ……!!新しい戦力が、ボーボボだったとは……)

33: 2020/08/19(水) 23:10:06.266 ID:0myrlCvk0.net
首領パッチ「おい!!!こっちのナイトメアにドンパッチソードつけておいてくれよ!!!!」

千葉「シートの下を見てみろ」

首領パッチ「あぁ?何もねえぞ?」

千葉「そうだ。そこに何かがあれば脱出の際に事故が起こる可能性がある。良かったな、何もなくて」

首領パッチ「そんな……オレのことをそこまで心配してくれて……!!」ブワッ

千葉「当たり前だ」

首領パッチ「千葉さん!!!」ギュッ!!!

千葉「首領パッチ!!!」ギュッ!!!

ビュティ(何やってるんだろう……)

ビュティ「あ、いけない!!すっかりへっくんと天の助くんのこと忘れてた!!!」

ビュティ「ボーボボ!!!」

ビュティ「あれ……?」

カレン「どうかしたの?」

ビュティ「ボーボボ見ませんでしたか?さっきまでそこにいたのに……」

カレン「ボーボボならさっきゼロの部屋に行ったみたいだけど」

34: 2020/08/19(水) 23:12:28.566 ID:0myrlCvk0.net
ゼロの部屋

ルルーシュ「急にどうした、C.C.?」

C.C.「いつかわかることだから、今言っておこうと思ってな」

ルルーシュ「なんだ?」

ボーボボ「C.C.……。こんなところにいたのか。心配していたんだぞ」

ルルーシュ「なっ……!!!お前、勝手に入って来るな!!!!」

C.C.「いいんだよ。こいつは他人が秘密にしていることを喋ったりはしない男だ」

ルルーシュ「なんだと?お前、ボーボボのことを知っているのか?」

C.C.「ああ……。良く知っている。なぁ、ボーボボ?」

ボーボボ「あ、テレビ局のディートハルトさん、いっらしゃいますかぁ?はい、そうです。ボーボボです。ゼロの正体についてわかったことがあるんでぇ」

ルルーシュ「やめろ!!!」

ボーボボ「三割、冗談だ」

ルルーシュ「七割、本気か...」

C.C.「ボーボボはな、坊や。おまえと同じギアスを持っている。私が与えた。鼻毛のギアスをな」

ボーボボ「ぐっ……!!左の鼻穴が疼くぜ……!!!」

35: 2020/08/19(水) 23:14:14.638 ID:0myrlCvk0.net
ルルーシュ「鼻毛のギアスだと!?俺は絶対遵守のギアスだ!!同じではない!!!」

ボーボボ「いーや、同じだ。人とは鼻毛。鼻毛とは人。それを操る力ならば、それは同じ力といえる」ニュルルル

ルルーシュ「鼻毛を自在に操るギアスか……」

ボーボボ「そうだ。しかし、オレのギアスは既に暴走している。故に両穴から鼻毛が垂れ流しになっている」ニュルルルルル

ルルーシュ「だからか。常に鼻毛が出ていたのは。いつか注意してやろうと思っていたが、注意しなくて正解だったな」

ボーボボ「ああ。注意したが最後、お前はオレのギアスに捕らえられていたことだろう」

ルルーシュ「なんて恐ろしいギアスだ……!!」

C.C.「無論、ボーボボは私のことも知っている。だから、坊やには教えておきたかった」

ルルーシュ「なるほど……」

ボーボボ「ルルーシュ、ギアスの力に溺れるな。オレのようになるぞ」シャルル

ルルーシュ「なんだと?」

ボーボボ「鼻毛を抜いても抜いても抜いても!!!!ずっと穴からこんにちはしている!!!!オレはそれが原因で辛い目にもあった……!!」

ルルーシュ「……良かったら、話してくれないか?」

ボーボボ「断る!!!!!」


引用元: ボーボボ「なんだ、黒の騎士団もこの程度か。拍子抜けもいいところだな」