1: 2022/12/31(土) 20:07:31.87 ID:mjEY5GW/.net
ツバサ「集合!…集合!」パンパン

あんじゅ「うるさ」

ツバサ「そこ、暴言にはワンクッション挟みなさい、あんまり急な言葉のナイフは泣くわよ」

あんじゅ「集合も何もテーブル囲んでんでしょうが」

英玲奈「で、なんだ」

ツバサ「あんま興味無いのも泣くわよ、かまちょ全開よ今日」

3: 2022/12/31(土) 20:10:35.46 ID:mjEY5GW/.net
よいこのとうじょうじんぶつしょうかい

きら つばさ
メンマが漬物である事に最近気付いた

ゆうき あんじゅ
オレンジジュースは大体「よく振ってお飲みください」と書いてる事に最近気付いた

とうどう えれな
ツバサが後輩ではない事に最近気付いた

6: 2022/12/31(土) 20:13:50.54 ID:mjEY5GW/.net
『スクフェス2』

ツバサ「ハイコレ、今日の議題コレよ」

あんじゅ「…は~」
英玲奈「なるほどな」

ツバサ「…コレはもう来たでしょ!?遂によ!」

あんじゅ「」チョイチョイ

ツバサ「弄るな爪を」

英玲奈「何が来たんだ」

7: 2022/12/31(土) 20:16:56.17 ID:mjEY5GW/.net
ツバサ「来たるスクフェス2!今回は確実にお呼びがかかると見て間違いナシ!これはもう備えるしかないでしょ!?」

あんじゅ「何を根拠に言ってんの?」

ツバサ「1に一応出てたのよ私達、あなた達忘れてるでしょうけど」

英玲奈「そんな事もあったか」

あんじゅ「ゲームの続編で前作キャラが居なかったり居てもプレイアブルじゃないとか珍しくもない気がするけど」

英玲奈「現にスクスタの私達がそうだろう」

ツバサ「…」

8: 2022/12/31(土) 20:20:03.23 ID:mjEY5GW/.net
あんじゅ「で?終わり?」

ツバサ「…なんてね、まさかこの私がそんなうっすい根拠でモノを言うと思った!?」

あんじゅ「思ってたけど」
英玲奈「違うのか」

ツバサ「残念でしたー!スク感で言及されてんのよ私達!珍しく名指しでね!A-RISE含めた全グループの全楽曲遊べるって言ってたもん!」

あんじゅ「…あー…」
英玲奈「一応もう一回聞いていいか」

ツバサ「全グループの全楽曲よ!A-RISE!Saint Snow!サニパさんにウィーンちゃん!もうぜーんぶ入ってるんだから!」

9: 2022/12/31(土) 20:23:08.27 ID:mjEY5GW/.net
あんじゅ「…何?マジレスしないといけないヤツ?」

ツバサ「何マジレスって」

英玲奈「楽曲が遊べるだけだろ」

ツバサ「は?」

あんじゅ「…楽曲でしょ?別に私達自身が出るとか一言も言われてないじゃない」

英玲奈「3人呼ばずともCD2枚で事足りるぞ」

ツバサ「…ふーん…そういう事言うんだ…」

あんじゅ「そもオールスターと銘打ったスクスタでポスター1枚分の出番だったのに今更何を」

ツバサ「…まぁ知ってたけどね!いいわよもう!カスが!」

あんじゅ「暴言にはワンクッション挟みなさい、泣かされたくなかったらね」

10: 2022/12/31(土) 20:26:12.38 ID:mjEY5GW/.net
ツバサ「仕切り直し仕切り直し!もう1からやり直すから!スクフェス2の話禁止ね!」

あんじゅ「…ウザい~」

ツバサ「キッッッ!!!💢👊😡」

英玲奈「やり直すってなんだ、その話終わったらもう話す事も無いだろう」

ツバサ「あるわよ、無くてもテキトーに話すから、家族と大晦日なんて過ごさせないわよあなた達、ざまーみろ、ばーか」

あんじゅ「今日って暴力アリ?」

ツバサ「ナシ!」

11: 2022/12/31(土) 20:29:19.30 ID:mjEY5GW/.net
凛ちゃんなぞなぞ

Q:お金みたいなかよちんってな~んだ?

答え:和同かよちん

12: 2022/12/31(土) 20:32:21.72 ID:mjEY5GW/.net
『夏休み特別納涼企画SS三角コーナースペシャル』

ツバサ「はい(編集点)、今日のテーマはコレ」

あんじゅ「…?字間違ってない?冬でしょ冬」

ツバサ「合ってるわよ、何もおかしい事はないわ」

あんじゅ「何?頭の方がおかしいパターン?」

ツバサ「あ?言うじゃない」

英玲奈「早々喧嘩か」

あんじゅ「じゃあなんで今この時期に夏休み特別企画なのよ」

ツバサ「今これを読んでるのは夏休みを満喫してる誰かかもしれないじゃない」

あんじゅ「春でも秋でも冬でも同じでしょそれ」

ツバサ「じゃあ夏でもいいじゃない」

英玲奈「夏休みを満喫している奴はこんなもの読まないぞ」

あんじゅ「なら納涼は何よ、冬にクーラー点けんのあんた?」

ツバサ「うるさいわね初っ端から口答えばっかり」

13: 2022/12/31(土) 20:35:22.17 ID:mjEY5GW/.net
あんじゅ「はー…で、結局コレはどういう」

ツバサ「タイトル通りよ」

英玲奈「私達の間柄が三角コーナーさながらという事か」

あんじゅ「どういう関係?」

ツバサ「コレはね、没ssの再利用企画よ」

あんじゅ「そういう意味じゃないんだけど」

ツバサ「何よ?どういう意味よじゃあ」

あんじゅ「なんでこんな企画を?」

ツバサ「…」

英玲奈「黙ったぞ」

あんじゅ「ロクな理由じゃないのねつまり、知ってたけど」

14: 2022/12/31(土) 20:38:23.57 ID:mjEY5GW/.net
ツバサ「…断じてスクスタのアニガサキ2期放送連動ストーリーの存在に気付いてなくてスペシャルクリア報酬全逃ししてた腹癒せとかそんな事はないのよ」

あんじゅ「長い長い長い」

英玲奈「痴呆か?」

あんじゅ「結局自業自得じゃない」

ツバサ「うるさいうるさい!うるさい!」

あんじゅ「レスバ力が幼稚園児」

ツバサ「だってぇ!悔しいじゃない!虹ヶ咲のメンバーのハイメモリー6個も貰える筈だったのよ!?」

英玲奈「今回はURカードが付いてなかっただけ軽傷だろう」

ツバサ「そこまでやらかしてたら流石にやめてるわよスクスタ」

あんじゅ「逆ギレが過ぎる」

ツバサ「シャッ!(威嚇)」

15: 2022/12/31(土) 20:41:24.57 ID:mjEY5GW/.net
あんじゅ「…そもそも、1期の時もあった事なのになんで忘れるワケ?」

ツバサ「忘れてた訳じゃないわ、覚えてたけど気付かなかっただけよ、だから私の記憶力は悪くない」

あんじゅ「注意力散漫って言うのよそーゆーのを」

ツバサ「クソが!英玲奈~!あんじゅが虐める~!」

英玲奈「お前がTwitterでスクスタ公式をフォローしてないのが悪いんじゃないのか」

ツバサ「解散よ解散、A-RISEは今日を以って一角コーナーよ」

あんじゅ「ゴミ箱よそれは」

16: 2022/12/31(土) 20:44:25.41 ID:mjEY5GW/.net
英玲奈「しかし、アニメ本編を見忘れていないだけ以前よりはマシなんじゃないのか」

ツバサ「…」

英玲奈「何故黙る」

あんじゅ「…見逃した?」

ツバサ「…み、見逃してないし…dアニ契約したから見逃しとか無いし…」

あんじゅ「…こいつ遂に…」

ツバサ「ホントに違うから!別件だから!」

17: 2022/12/31(土) 20:47:26.33 ID:mjEY5GW/.net
英玲奈「それで、本題はなんなんだ」

ツバサ「あ、はい…えーと…なんかssやります…なんか…色々…」

あんじゅ「具体性無さ過ぎない?」

ツバサ「うるさいわね言ったでしょ没ssの再利用って!歯切れも悪くなるわよ!所詮没案だもの!」

英玲奈「…納涼と言うより供養だな」
あんじゅ「確かに…お焚き上げ、的な?」

ツバサ「そんな大したアレじゃないから、良い感じに完結しなかったから没なワケで、つまり途中でいきなり終わるから」

あんじゅ「…それさぁ…」
英玲奈「やらない方がマシなのでは…?」

18: 2022/12/31(土) 20:50:27.93 ID:mjEY5GW/.net
『雪穂「お風呂上がりに裸でウロウロするのやめなよ」』
─────────

(居間)

穂乃果「ふぃ~」(風呂上がり)

雪穂「また裸で…」

穂乃果「はぁ~あ、今日も疲れたな~」ドスン

雪穂「お姉ちゃんさぁ…濡れたまま畳に座るのやめ」
穂乃果「ウ゛ッ゛」
雪穂「」ビクッ

穂乃果「???、?、!?、!!?!?」

雪穂「な、何してんの?お姉ちゃん」

穂乃果「…」サッサッ

雪穂「…?」

穂乃果「…雪穂、私に電話かけて貰っていい?」

雪穂「は?…いいけど」プルルルル

穂乃果「…」

雪穂「…」プルルルル

穂乃果「…」ヴィ-ン

雪穂「…?」

穂乃果「…」ヴィ-ン

雪穂「…」

穂乃果「…挿入った…」

19: 2022/12/31(土) 20:53:28.35 ID:mjEY5GW/.net
~間~

雪穂「ウソでしょ…どんだけガバガバなのお姉ちゃん…」

穂乃果「ガバガバじゃないよ!」

雪穂「いやガバの極みでしょ…スマホ入るとかありえないって…人工肛門待った無しだよ…」

穂乃果「座る勢いが強かったの!」

雪穂「時速何百キロで座ろうとしてんだ…なんで裂けないのそれで」

穂乃果「裂け…裂けてないかな、ちょっと、ちょっと見て雪穂、見て」

雪穂「尻を見せるな実の妹に!」

穂乃果「他人に見せる方が恥ずかしいよ!」

雪穂「そういう問題じゃないわ!」

穂乃果「大丈夫だってお風呂上がりなんだから!汚くないって!」

雪穂「時を問わず清潔にしとけ尻くらい!」

21: 2022/12/31(土) 20:56:30.29 ID:mjEY5GW/.net
~間~

穂乃果「ダメだ、取れない」

雪穂「取れるワケがない」

穂乃果「そう思うなら手伝ってよぉ!ホラ!」

雪穂「開くな!正気じゃないよマジで!姉の尻に指突っ込めっての!?」

穂乃果「他人の尻よりマシでしょ!?」

雪穂「誰の尻でも嫌だわ!」

穂乃果「くそっ、こうなったら海未ちゃんに取って貰うしかない…」

雪穂「海未ちゃんをなんだと思ってんだ」

穂乃果「海未ちゃんに電話して…アレ電話は?穂乃果の電話どこ…?」

雪穂「海未ちゃんの身にもなりなよ、世界一最低なイントロドン仕掛けようとしてるよ」

穂乃果「…雪穂電話して?」

雪穂「どう説明させる気なの私にソレを」

22: 2022/12/31(土) 20:59:32.73 ID:mjEY5GW/.net
~間~

穂乃果「…」

海未「…雪穂」

雪穂「一字一句ウソじゃないとは思わなかったよね、ゴメンね」

海未「いえ、雪穂が嘘を吐くとは元より思ってはいませんでしたが…何かの間違いだと思いたかったです」

穂乃果「海未ちゃん、ヘルプ、ヘルプミー」

海未「掛けるべき番号間違えてますよね、12桁も入力してる暇があるなら3つボタン押せば助かってましたよ、1、1、9って」

穂乃果「お医者さんにこんな恥ずかしい姿見せられるワケないでしょ!?」

海未「知り合いの方が却って恥ずかしくないですか?お医者様なら一度切りですけど私に見せたら一生モノですよその烙印」

穂乃果「そこは価値観の違いだよね、穂乃果はこっちのが良いよ」

海未「私が良くないんですよ、これから先一生あなたと何かする度に『でもこの人尻にスマホ入ったんだよな…』って逡巡するハメになる私の気持ちにもなってくださいよ」

雪穂(動じない海未ちゃんもなんかちょっとおかしいよなぁコレ…)

23: 2022/12/31(土) 21:02:33.84 ID:mjEY5GW/.net
海未「そもそも何がどうなったらそうなるんですか、超常現象の類ですよ」

穂乃果「いいから早くなんとかしてよ!今電話かかってきたらエラい事になるよ穂乃果!」

海未「なんとかってなんですか、既に大分エラい事になってると思うんですけどそれ以上どうにかなるんですかあなた」

穂乃果「取り出してよ!」

海未「…刃物とか使っていいならいいですけど」

穂乃果「刃物!?お尻切開してスマホ産んだ女になるの穂乃果!?」

雪穂「カッターあるよ海未ちゃん」チキチキチキ

穂乃果「やめて!チキチキしないで!」

24: 2022/12/31(土) 21:05:34.83 ID:mjEY5GW/.net
雪穂「お姉ちゃんもう大人しくお医者さん行こうって、じゃないとカッターだよ?痛くされないとわかんない?」

穂乃果「なんで切る前提なの!?」

海未「でもコレどこかしら切らないと無理ですよ多分」

穂乃果「切らずに入ったから切らなくても出るよ多分!」

海未「なんなんですその自信?」

穂乃果「そもそもイヤだよ切るの!お尻ズタズタで今後どんな顔して歌って踊るのさ穂乃果!」

雪穂「切らないと二度と歌って踊れなくなりかねないと思うけど」

25: 2022/12/31(土) 21:08:41.68 ID:mjEY5GW/.net
穂乃果「だって…ん゛ぁ゛!?」ヴィ-ン

雪穂「震え出した」

海未「…ことりですかね、この着信音」

雪穂「見たくなかったよ尻から着信音を垂れ流す姉とか」

穂乃果「ちょ、ことりちゃ…ん゛ん゛!」

ことり『あ、もしもし?穂乃果ちゃん?』

雪穂「しかも繋がった」

海未「あぁ…まぁ身体の一部ですからね、反応しますよね」

26: 2022/12/31(土) 21:11:42.46 ID:mjEY5GW/.net
穂乃果「も…もしもし?」

ことり『ほ、穂乃果ちゃん?』

穂乃果「ほ…穂乃果だよ?」

海未「どうして普通に会話を試みるんですかその状態で」

ことり『なんか声篭ってるよ?どうしたの穂乃果ちゃん?』

穂乃果「え?あー…ど、どうしたんだろ…どうしてこうなったんだろ」

海未「失礼」ガッグィィィ

穂乃果「いだぁぁぁぁぁ!?」

海未「聞こえますかことり」

ことり『え、海未ちゃん?』

雪穂(やっぱちょっとおかしいよな海未ちゃん今日…)

27: 2022/12/31(土) 21:14:43.62 ID:mjEY5GW/.net
海未「今から穂乃果の家に来られますか?」

ことり『え…う、うん、行けるけど…』

穂乃果「なんで呼ぶの!?」

海未「裁縫用のデカいハサミ持ってましたよね?それ持って来て貰っていいですか?」

ことり『あ、裁ちバサミかな?うん、持って行くね』

穂乃果「殺人未遂でしょコレ!やめてことりちゃん!手ぶらで来て!出来れば来ないで!一生のお願い!」

雪穂「こんな惨めな命乞い見た事無いよ私」

28: 2022/12/31(土) 21:17:44.70 ID:mjEY5GW/.net
~間~

穂乃果「…」

ことり「…海未ちゃん」

海未「信じてましたよことり」シャキシャキ

穂乃果「なんで持って来ちゃったの!?」

ことり「私お尻越しに会話してたんだ…」

雪穂「ごめんねことりちゃん、こんな姉で」

ことり「惜しい人を亡くすね」

雪穂「惜しく無くなったかな、ここ数十分で」

穂乃果「え?もう見限られてる?たった1回スマホ入っただけで?」

雪穂「普通1回も入らないんだよ」

29: 2022/12/31(土) 21:20:46.14 ID:mjEY5GW/.net
海未「どうします穂乃果、どっちにします?」

穂乃果「切らないで!切らない方向でお願いします!」

海未「いえ、カッターかハサミかです」

穂乃果「はいとイエスじゃん!ノーは!?」

海未「そんなに嫌なら帝王切開でもいいですよ」

穂乃果「切る場所の問題じゃないよ!」

ことり「ひ、引っ張ったらどうにか出て来ないかな…?」

雪穂「不思議な事に直径が明らかに大きいんだよね、穴より」

ことり「う、う~ん…」

30: 2022/12/31(土) 21:23:46.87 ID:mjEY5GW/.net
海未「しかし、切るのがダメとなると…どうしたものでしょうか」

ことり「…油とかで滑りを良くしてからこう…下剤とか?」

穂乃果「仮にそれで出たとしてそのスマホもう使いたくないよ穂乃果、絶対まみれてるでしょ」

雪穂「まみれてなかったらまだ使う気なんだ」

海未「…いっそ上から出します?」

穂乃果「…えっどういう事!?」

海未「いえなんか…ホースとか突っ込んで水逆流させて…」

穂乃果「何言ってんの!?今日の海未ちゃん怖いんだけど!」

雪穂「尻にスマホ入ってる人が一番怖いわ」

ことり「喉痛めちゃうよ、アイドルなんだから喉は大事にしなきゃ」

穂乃果「痛むじゃ済まなくない!?」

雪穂「張り裂けるでしょ」

31: 2022/12/31(土) 21:26:48.20 ID:mjEY5GW/.net
海未「ふむ…ならば私とことりではもうお手上げです」チキチキシャキシャキ

穂乃果「手持ち無沙汰なのは分かったから刃物置いて」

海未「えぇ?仕方無いですね」

穂乃果「あなんだろうこの譲歩されてる感、腹が立つ」

ことり「て言うか穂乃果ちゃん平気なの今?」

穂乃果「割と平気」

雪穂「あくまで平気と言うかそれを」

ことり「どうしよ海未ちゃん…海未ちゃん?」

海未「あぁハイ、じゃあお願いします、はーい」

雪穂「何してんの海未ちゃん」

海未「いえ、応援を」

ことり「…応援?」

雪穂「…」

穂乃果「…えっ呼んだの!?この期に及んで!?」

32: 2022/12/31(土) 21:29:50.03 ID:mjEY5GW/.net
海未「私達ではどうしようもないので」

穂乃果「ちょっ…もう!誰!?誰呼んだの!なんで呼んだの!?」

海未「希を、手が空いてたので」

穂乃果「い゛や゛ぁ゛も゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!間接的に穂乃果のせいにしてるし!」

海未「真姫も呼ぼうと思ってたんですけど」

穂乃果「ダメ!海未ちゃんダメ!携帯置いて!ヒマなら雪穂触ってて!」

海未「はい」ムニムニ
雪穂「海未ちゃんは自分から呼んだのに今更恥ずかしがるんだ」

穂乃果「2人はもう何回も見られてるもん!ちっちゃい頃とか!」

雪穂「そこの価値観アップデートされてないのもどうなの」

33: 2022/12/31(土) 21:32:52.63 ID:mjEY5GW/.net
ことり「どうして希ちゃんを?」

海未「こういう事慣れてそうじゃないですか?」ペタペタ
雪穂「えっ」

ことり「えっ希ちゃんって…」

穂乃果「ちょ待って?海未ちゃん希ちゃんとどういう関係なの?…お尻合い?」

海未「は?確かに知り合いですけど…あなたもでしょうそれは」モチモチ
雪穂「えっ」

穂乃果「違うよ!?やめて人を勝手に巻き込むの!」

ことり「な、慣れてるかなぁ…?」

海未「(超常現象)と言えば希、みたいな所ありません?」プニプニ
雪穂「あっ、ちょっ」

ことり「(お尻のトラブル)と言えば希ちゃんなの!?」

穂乃果「希ちゃん…そうだったんだ…」

海未(はて?私の希に対する認識は間違っているのでしょうか?)モミモミ
雪穂「ちょっ、お腹はやめて」

34: 2022/12/31(土) 21:35:52.45 ID:mjEY5GW/.net
~間~

希「…海未ちゃん」

海未「はい?」

希「…何を期待してウチを呼んだんや…」

ことり「海未ちゃんはこういう事と言ったら希ちゃんだ、って…」

希(どんなイメージ持たれとるんやウチ…)

穂乃果「お願いします、助けて下さい、この通り」

雪穂「どの通り?」

希「中身見せんで貰ってええかな」

35: 2022/12/31(土) 21:38:54.67 ID:mjEY5GW/.net
海未「因みに帝王切開は嫌らしいです」

希「そらそうやろ」

穂乃果「なんか良いアイデアない?希ちゃん」

希「こんな状況想定しとるワケないやん」

穂乃果「も~!話が違うじゃん!プロフェッショナルなんじゃなかったの!?」

希「それは罵倒と取っていいんかな」

穂乃果「ホントに何も考えて無いの?」

希「ここに来て考えた事と言えば今後の付き合いくらいやね」

穂乃果「事故だから!!!趣味とかじゃないから!!!」

36: 2022/12/31(土) 21:41:55.95 ID:mjEY5GW/.net
希「やーでもムリやって、ウチ出す以外の用途で使った事無いもんその穴」

穂乃果「穂乃果も無いよ!!!」

雪穂「今使ってるでしょお姉ちゃんは」

ことり「嫌だなぁ穴呼び」

海未「希でもダメならいよいよホントに真姫に頼るしか無くないですか?」

穂乃果「これ以上痴態晒せっての!?」

雪穂「まだセーフ判定だったの!?」

38: 2022/12/31(土) 21:44:57.64 ID:mjEY5GW/.net
海未「医療器具持って来て貰いましょうよ、なんか拡げる系の」

穂乃果「具体的なプランあったなら最初から真姫ちゃん呼んでよ!?なんで希ちゃん挟んだの!?」

希「どうしてこんな事で呼び出されてこんな言い草されんとあかんのウチ」

海未「いやぁ…1人でも多く…」

穂乃果「…」

海未「…」

穂乃果「1人でも多く何!?」

39: 2022/12/31(土) 21:47:58.63 ID:mjEY5GW/.net
海未「呼びたい、ですよね」

穂乃果「呼んでどうしたいの!?穂乃果の恥を拡げたいの!?」

ことり(道連れが欲しかったんだろうな…)

海未「拡げるのはその†gate†だけにしておいてください」

穂乃果「やめて!指差さないで人のヘブンズゲートを!」

希「イイとこインフェルノゲートやろ」

海未「茄子を入れるとサファイアが出て来るんです?」

希「出ても精々へドリアンやないかな」

穂乃果「どんだけ好き放題言うの人の身体を!?」

雪穂「て言うかいつまでその体勢でいる気なの?」

ことり「穂乃果ちゃん、お尻下ろそ?」

40: 2022/12/31(土) 21:51:00.09 ID:mjEY5GW/.net
~間~

穂乃果「分かったよ!後1回!後1回ね!そしたらもう誰も呼んじゃダメだよ!」

海未「はい」

雪穂「お姉ちゃん解決する気ある?」

ことり「誰呼ぶの?やっぱり真姫ちゃん?」

海未「そうですねぇ…絶対に解決出来る人が望ましいですから…」

希「まぁそうやね」

雪穂「…医者では?」

海未「…」ピッ

穂乃果「お゛ん゛!?」ブルッ

ことり「えっ」ブルッ

希「うん?」ブルッ

雪穂「え?」

42: 2022/12/31(土) 21:54:01.65 ID:mjEY5GW/.net
穂乃果「ちょ待って、海未ちゃん何したの今度は」

海未「?ですから人を」

穂乃果「相手間違えてない?確かに震えるモノを感じたよ今、穂乃果に通知来てたよ」

海未「間違えてないですよ」

希「…うわっ」

ことり「ほ…穂乃果ちゃん」

穂乃果「何?」

ことり「海未ちゃん、グループにメッセージ送ったみたい」

穂乃果「ハァ!?何してんだコイツ!?」

海未「1人とは言われなかったので」

穂乃果「も゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!小学生みたいなこと言ってるもんこの人ぉ!」

43: 2022/12/31(土) 21:57:02.43 ID:mjEY5GW/.net
希「穂乃果ちゃん、しかもこれウチらだけやない、A-RISEの人達も入っとる方のグループや」

穂乃果「お゛お゛お゛お゛お゛!?海未ちゃん消せ消せ今すぐ消して!早く取り消して!」

海未「別にいいですけどもう既読10付いてますよ」

穂乃果「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

雪穂「何人居るのそのグループ」

海未「12人ですね、私込みで」

穂乃果「誰!?まだ見てないの誰!?」

ことり「穂乃果ちゃんでしょ?」

穂乃果「オ゛ァ゛!(即氏)」

44: 2022/12/31(土) 22:00:03.15 ID:mjEY5GW/.net
雪穂「なんて送ったの?」

海未「『穂乃果の家に集合で』と」

穂乃果「用件書きなよ!いや書いて欲しくないけど!」

希「いきなり呼び出してコレ見せ付けるのはなんらかの罪に問われるんやないの」

海未「でもこれ正直に書いたら誰も来なくないですか?あなた書いてあったら来ました?」

希「…来んかったな…」

海未「でしょう?」

ことり「どうして得意気なんだろう」

45: 2022/12/31(土) 22:03:04.09 ID:mjEY5GW/.net
穂乃果「いやでも流石に!流石に今からいきなり呼んだところで殆ど来ない!ハズ!」

にこ「お邪魔しまーす」ガチャ
真姫「ちょ、入り口で止まらないでよ」

穂乃果「オ゛イ゛!!!」

にこ「えっ」ビクッ

海未「こんばんは、にこ、真姫」

真姫「え?あ、うん…うわっ、なに、何してんのよ穂乃果?」

穂乃果「こっちのセリフだよぉ!何しに来たのさ2人共!」

真姫「そっちが呼んだんじゃない」

にこ「え、ちょ…何?…え?プレイ?」

希「どういう性癖?」

46: 2022/12/31(土) 22:06:05.48 ID:mjEY5GW/.net
かくかくしかじか

にこ「へぇ~…え?」

雪穂「そりゃそうだよ“え?”って言うよ普通」

にこ「え、だって…え?」

真姫「…肛門って基本的に4センチ程度しか開かないって聞いたけど」

海未「何事も努力ですよ、真姫」

穂乃果「穂乃果がせっせと拡張したみたいな言い方しないでくれるかなぁ!?」

ことり「状況説明としてはそっちのがまだ自然な気がするけどね」

希「普通入らんからね、形状的にも」

47: 2022/12/31(土) 22:09:07.43 ID:mjEY5GW/.net
穂乃果「て言うか普段なら一番来なさそうな2人が真っ先に来たんだけど」

希「この2人が来るならもう全員来るやろ」

穂乃果「いつもなら絶対『なんでよ?』とか『今から?』とか送って来る癖になんでこういう時に限って素直なの?」

真姫「たまたま近くに居たのよ」

にこ「まさかこんな事になってるとは思わなかったけど」

ことり「こんな事になってると思う人居ないと思うよ」

雪穂「心から謝ります」

海未「謝るべきは穂乃果ですよ」

穂乃果「お前だよ!!!」

海未「なんですか穂乃果、人に向かってお前とは」

48: 2022/12/31(土) 22:12:10.10 ID:mjEY5GW/.net
~間~

凛「何してんのこの人?」
花陽「…」

穂乃果「助けて希ちゃん、花陽ちゃんがマジで引いてる」

希「ウチも引いとるよ」

穂乃果「海未ちゃん!せめて呼んだ本人が責任持って説明してよ!」

海未「わわひもほょふひひひひへはふほ」モグモグ

穂乃果「え、何?海未ちゃん何してんの?」

ことり「ほむまん食べてるよ」

穂乃果「こんなに困ってる穂乃果を尻目に甘味を?」

雪穂「よくこの光景前にしてモノ食べられるね海未ちゃん」

49: 2022/12/31(土) 22:15:11.56 ID:mjEY5GW/.net
かくかくしかじか

凛「黙って病院行けばいいのに」
花陽「…」

穂乃果「どうしよ希ちゃん、花陽ちゃんがユニット抜けたそうな顔をしている」

希「ソロデビューおめでとう」

穂乃果「ことりちゃんは抜けないよね?穂乃果を見捨てないよね?」

ことり「…」

穂乃果「ことりちゃん」

海未「スマホ抜いてから言ってくださいよ」

穂乃果「抜く為にあなたを呼んだんですけどね私は」

海未「頭のネジでしょう抜けてるの」

穂乃果「抜け抜けとこいつ…」

50: 2022/12/31(土) 22:18:12.83 ID:mjEY5GW/.net
にこ「バカな事言ってないで早くどうにかしなさいよ…」

穂乃果「出来たらしてるよ!」

海未「しょうがないですね、この際強硬手段で行きましょう」

穂乃果「待って強硬手段って何!?何する気!?」

海未「私が思いっ切り拡げるのでその間に誰か取り出してください、無理矢理でいいんで」

真姫「誰がやりたがるのよそれ」

絵里「お邪魔しま~す」ガラッ

ことり「あ」

絵里「え?」

51: 2022/12/31(土) 22:21:13.68 ID:mjEY5GW/.net
~間~

絵里「イヤよ!!!ぜっっったいイヤ!!!」

希「ワガママ言ったらあかんよ」

絵里「何ワガママって!?なんで私の方が悪いみたいになるの!?私何かした!?」

真姫「…来るのが遅かった?」

凛「穂乃果ちゃんの緊急事態に遅れて来るとかダメだよ、お尻の刑」

絵里「緊急事態とか思ってないでしょ絶対!罰ゲーム扱いしてるじゃない!」

にこ「なんでもいいからやんなさいよ」

絵里「他人事だと思って!」

52: 2022/12/31(土) 22:24:14.68 ID:mjEY5GW/.net
穂乃果「いやもうホント誰でもいいからお願い、てかなんで誰1人として助けてくれないの?」

海未「氏んでから助けてくれ言われても無理なんですよ」

穂乃果「殺さないで勝手に!」

雪穂「もし何かしらの形で流出したら間違い無く氏ぬとは思うけど」

にこ「オラッ!やれこのっ!」グググ
絵里「やめなさい!やめろ!」グググ

花陽「…」
凛「新しいグループ名考えよっか」

ことり「どうしよう穂乃果ちゃん、μ'sが氏にそう」

穂乃果「もー!海未ちゃんが無駄に人呼ぶからぁぁぁ!」

真姫「て言うか穂乃果の部屋に行った方がいいんじゃないの?誰か来たら聞こえるわよ騒いでるの」

ツバサ「お邪魔します」ガラッ
あんじゅ「します」
英玲奈「コレ、オミヤゲダ」

穂乃果「あ」
真姫「あ」
雪穂「あ」

53: 2022/12/31(土) 22:27:16.02 ID:mjEY5GW/.net
~間~

ツバサ「…」ポロポロ

海未「ツバサさん泣いちゃったじゃないですか、どうするんですか」

穂乃果「こっちのセリフだよ、どうしてくれるの穂乃果の人生」

絵里「な、なんで泣いてるんですかツバサさん」

ツバサ「…私達コレに負けたんだ…」ポロポロ

絵里「誠にごめんなさい!!!」

あんじゅ「何をどうしたらこうなるの?」

希「座った時に丁度下にあったらしいんよ」

あんじゅ「…多分嘘じゃないんだろうけど納得出来ないのはなんでかしら」

英玲奈「なんで立てて置いてあるんだ」

54: 2022/12/31(土) 22:30:17.60 ID:mjEY5GW/.net
あんじゅ「とりあえず、なんとかした方がいいのよね?」

凛「なんとか出来るのコレ」

あんじゅ「…う~ん…」

穂乃果「見たからにはなんとかしてください」

あんじゅ「…うぅ~ん…」

海未「コレ美味しいですね、どこのお店ですか?」モグモグ

英玲奈「UTXの購買の新作だ」モグモグ

海未「購買でこんなに良いモノが売ってるんですか…流石はUTXですね、にこもどうです?」

にこ「物が食えるかこの状況で」

55: 2022/12/31(土) 22:33:20.07 ID:mjEY5GW/.net
雪穂「…とにかく、完全に埋没してる以上手を…少なくとも指は入れなきゃいけないワケで」

にこ「イヤよ」
真姫「イヤね」
絵里「イヤだわ」

穂乃果「冷たくないあの3人?ねぇ花陽ちゃん」

花陽「…」

穂乃果「ヤバいよ希ちゃん、花陽ちゃんにシカトされるとか穂乃果泣きそう」

希「出来る事ならウチもシカトしたいんやけどね」

56: 2022/12/31(土) 22:36:21.55 ID:mjEY5GW/.net
穂乃果「誰か我こそはって人居ないの?尻に指を挿し込める人」

海未「そんな特殊な自信に溢れた人居ると思います?」

凛「海未ちゃんどうなの?」

海未「嫌です」

ツバサ「…どうしてお医者さんに診て貰わないの?」

ことり「恥ずかしいんだって」

ツバサ「あぁ…え?」

57: 2022/12/31(土) 22:39:22.32 ID:mjEY5GW/.net
絵里「…もうなんか、トング的な物とかでいいんじゃないかしら」

にこ「わざわざ買いに行くの?」

穂乃果「トング挿れられるの穂乃果?」

真姫「穂乃果、状況分かってる?文句言ってる場合じゃないのよ?」

英玲奈「その必要は無い」

真姫「え…」

英玲奈「我こそは尻に指を挿し込める者なり」

58: 2022/12/31(土) 22:42:24.30 ID:mjEY5GW/.net
希「特殊な自信に溢れたヤツがおった」

あんじゅ「英玲奈…あんたね…」

穂乃果「英玲奈さん!」

英玲奈「話は聞かせて貰った、もとい、お土産を食べ終わって暇になった」ユビペロ

ツバサ「えっ全部食べたの?」
あんじゅ「お土産とは?」

絵里「ちょ、流石にダメよ…私達の中ならまだしも他の人にこんな事させられないわよ」

英玲奈「何、心配するな…こう見えても私の親はスーパードクター…」

ツバサ「え、初耳なんだけど」

英玲奈「…Kを愛読している」

希「漫画やんけ」

穂乃果「英玲奈さん?」

59: 2022/12/31(土) 22:45:26.29 ID:mjEY5GW/.net
英玲奈「ちなみに私は読んだ事ない」

あんじゅ「ダメじゃない」

海未「それでいいなら私ナースのお仕事見てましたよ」

穂乃果「いいワケ無いよね」

ことり「あ、じゃあことりはプリキュアで摘便してるの見た事あるよ」

穂乃果「よくないってば」

凛「凛最近ドラゴンボール読んだよ」

穂乃果「関係無い話になってない?」

60: 2022/12/31(土) 22:48:27.57 ID:mjEY5GW/.net
絵里「…実は最近亜里沙がドラえもんを集めてて…私も読んでるの…」

穂乃果「要らないよ別にそのカミングアウト!流れに乗らなくていいから!」

絵里「だってしょうがないじゃない!私だって最初は軽く見てた!…でも、ドラえもんがこんなに面白いなんて思わなかった!…けど、来年大学生になる私が、今更ドラえもんが好きだなんて言えると思う?」

穂乃果「誰も悪いとは言ってないでしょ!喋んないでもうお願いだから!」

希「…何巻読んだん?」

絵里「4巻」グスッ

英玲奈「おばあちゃんっ子なのか?」

61: 2022/12/31(土) 22:51:29.81 ID:mjEY5GW/.net
海未「そもそもワガママ過ぎるんですよ、そんな状態で尚病院に行きたくないと言うのであれば多少の痛みは覚悟するべきです、それをやれ痛いのはイヤだのなんだのと」

穂乃果「確かに穂乃果が悪いのかもしれないけどすっごい腹立つ、お尻にスマホ入った事無いクセにさ」

雪穂「何そのマウント?」

ことり「なんの自慢にもならないね」

ツバサ「初めて見たわよ自分が下に入るマウントなんて」

英玲奈「まぁ、要は高坂穂乃果が痛みを感じなければ良いのだろう」

あんじゅ「いや良いのだろうって…出来るのあんたそんな事」

英玲奈「任せろ」

62: 2022/12/31(土) 22:54:30.99 ID:mjEY5GW/.net
穂乃果「ホントに大丈夫なんですよね?」

英玲奈「大丈夫だろう多分」

穂乃果「多分?任せろ言った5秒後に多分?」

英玲奈「行くぞ」ガッ
穂乃果「オブッ」

ツバサ「オイ!何してんの!?」

英玲奈「何って、麻酔だが」

あんじゅ「言わない言わない、絞め落とすのを麻酔とは言わない」

英玲奈「そうか」

希「医療行為ですらなかった」

にこ「確かにKって筋肉でなんとかする事あるけど」

真姫「医療行為の場においてまではマッスル持ち出さないでしょKも」

凛「そもそも英玲奈さん読んだ事無いんでしょ?」

63: 2022/12/31(土) 22:57:32.10 ID:mjEY5GW/.net
ツバサ「雪穂ちゃん、これで買えるだけお饅頭くれないかしら」

雪穂「え、あ、今?…はい…1万円も?」

あんじゅ「なんか食べさせとけば黙るからこいつ、ほっとくとシンプルに高坂さんに危害が及ぶ」

雪穂(犬みたいな扱いだな…)

穂乃果「うぐぐ…1万円分の売り上げと考えたら元取れてる…?」

ことり「なんでこういう時だけ商魂逞しいの?」

真姫「1万で人工肛門買えないわよ」

海未「致氏ダメージで怪我の功名気取らないでください」

絵里「そもそもこの場合の“元”って何よ」

64: 2022/12/31(土) 23:00:33.40 ID:mjEY5GW/.net
穂乃果「何さ皆して!何もしてない癖に口だけは達者だなもう!」

海未「あぁ?誰の下の口のせいでこんな事してると思ってんですか」

希「海未ちゃん今日下ネタエグない?」

雪穂「内心キレてるんだと思います」

花陽「…無理矢理じゃダメなのかな」

ことり「む、無理矢理?」

穂乃果「ダメだよ!壊れちゃうって!」

花陽「無理矢理救急車に詰め込んじゃダメなのかな」

穂乃果「あ違った!壊されるの人生の方だった!」

65: 2022/12/31(土) 23:03:35.14 ID:mjEY5GW/.net
海未「しかし言われてみればそうですね、寧ろ何故今迄コレの言う事を真に受けていたのか」

英玲奈「オイシイゾ」
雪穂「ありがとうございます」

ことり「そうだね、救急車呼ぼっか」

穂乃果「やめて!穂乃果逃げるからねそんな事したら!」

海未「電話かけ続けますよそんな事したら」

穂乃果「海未ちゃんの鬼!悪魔!肛門デストロイヤー!着拒してやる!」

海未「出来るモンならしてみてくださいよ、腸内に手があるならの話ですが」

66: 2022/12/31(土) 23:06:38.65 ID:mjEY5GW/.net
あんじゅ「…さっきは止めたけど、どうするにしろ気絶させた方がいいかもしれないわね」

絵里「そうね、本人が一番の障壁だわ」

希「そやね、もうさっさと終わらせよ」

凛「夜中にいつまでもこんな事してらんないにゃ」

真姫「ホントよ、早く絞め落とすわよ」

穂乃果「おかーさん!蛮族が!蛮族がウチに!」

ツバサ「多分この場で一番蛮族度高いの全裸のあなたよ」

海未「では私が、真姫、その間にアレを」

真姫「」コクコク

67: 2022/12/31(土) 23:09:39.99 ID:mjEY5GW/.net
英玲奈「キメタ ホムラ ヲ ツグゾ」
雪穂「良かった、丁度跡取り居なくなって困ってたんですよ」

穂乃果「ギブ!海未ちゃんギブ!」グググ
海未「このロープは絞める用であって交代用ではありませんので」グググ

にこ「しぶといわねー」

ツバサ「往生際悪過ぎない?」

穂乃果「緩めて!緩めてお願いだから!」グググ
海未「緩めるのはあなたの括約筋です…!」グググ

にこ「…写真撮っとこ」

絵里「なんで?」

にこ「いやなんか…なんか使えるかもしれないし」

あんじゅ「何に?」

68: 2022/12/31(土) 23:12:42.20 ID:mjEY5GW/.net
花陽「…今使えるかも?」

ことり「え?」

凛「病院行かなきゃばら撒くぞって?」

ツバサ「…サイバーテロじゃないそれ?」

穂乃果「ウ゛ッ」ガクッ
海未「仕置完了」

あんじゅ「…そう言えば西木野さんはどこ行ったの?」

真姫「ここよ」

あんじゅ「…何それ?」

真姫「トイレをガッポガッポするやつよ」

69: 2022/12/31(土) 23:15:44.06 ID:mjEY5GW/.net
海未「でかしました真姫、早速取り掛かりましょう」

ツバサ「待って待って待って!まさかそれ人体に使う気!?」

海未「?はい」

あんじゅ「躊躇いがまるで無い」

ツバサ「な、内臓飛び出るんじゃないのソレ…?」

ことり「…まぁ、それぐらいじゃないと取れないかなぁ」

あんじゅ「取るって何を?タマを?」

海未「まさか、見ての通り穂乃果は女性ですから」

ツバサ「ヤバいってこの人、マジなのかネタなのか分かんないって」

絵里「シモなのが余計に悪質ね…」

70: 2022/12/31(土) 23:18:45.87 ID:mjEY5GW/.net
海未「ことり!アレを!」

ことり「うん」ピリッ サ–ッ

ツバサ「な、何それ?ヤバいお薬?」

ことり「ただのスティックシュガーです♪」

ツバサ「なんで?」

海未「糖分を与えておけば穂乃果は内臓が飛び出たくらいでは氏なないので」

あんじゅ「は?」

絵里「…よく考えたらおかしいのよね、よく考えたら」

希「よく考えんでもおかしいよ」

71: 2022/12/31(土) 23:21:48.06 ID:mjEY5GW/.net
~間~

穂乃果「痔になったらどうしてくれるの!?責任取れるの!?」

海未「取りません」

穂乃果「もう!携帯取れたからいいけどそうじゃなかったら怒ってたよ!」

海未「私はもう怒ってます」

ツバサ「…」フラフラ

絵里「か、顔青いですよ?大丈夫ですか?」

あんじゅ「グロ耐性無いのね」

ツバサ「そういう問題じゃなくない…?現実だと思いたくないんだけど…」

72: 2022/12/31(土) 23:24:53.20 ID:mjEY5GW/.net
英玲奈「また今度個人的に買いに来よう」
雪穂「気に入って貰えて嬉しいです」

希「じゃーもうウチらは解散でいい?」

海未「あ、ハイ、すみませんでした夜中に」

絵里「ほんとにね」
にこ「来た意味無かったしね」

真姫「ツバサさんが精神的拷問受けただけじゃない」

ツバサ「…なんか、寒気が」

あんじゅ「冬だからじゃない?」

75: 2022/12/31(土) 23:27:55.82 ID:mjEY5GW/.net
(現実)

ツバサ「ハイここまで」

あんじゅ「…あ、終わり?」

英玲奈「何がしたいssだったんだ」

ツバサ「いやなんか…“突飛なネタが書きたい”ってだけで始めたから」

あんじゅ「ゴール決めずに見切り発車したから目的地が定まらなかったのね」

英玲奈「ネタも突飛と言うには弱い気がするぞ」

ツバサ「もっとこう…常識からして現実とは違う、みたいなのが書きたかったんだけど、ダメね」

あんじゅ「こんなんが何個もあんの…?」

ツバサ「じゃあ次はー…コレでいっか」

76: 2022/12/31(土) 23:30:58.44 ID:mjEY5GW/.net
『あんじゅ「実家?」』
─────────

英玲奈「そうだが」

あんじゅ「え?実家って…工場?」

英玲奈「下ネタか?」

あんじゅ「違わい」

ツバサ「実家とか存在したんだ…」

英玲奈「するが」

ツバサ「いや正直5割…8割くらい“こいつホントはロボットなんじゃないかな…”って思ってたから」

英玲奈「ロボットでも製造場所が実家みたいなものだろう」

あんじゅ「結局工場じゃない」

英玲奈「工場ではない」

77: 2022/12/31(土) 23:34:01.22 ID:mjEY5GW/.net
ツバサ「何しに行くの?」

英玲奈「里帰りに理由を求められても困る」

ツバサ「付いてっていい?」

あんじゅ「なんで?」

ツバサ「だって気になるじゃない!私英玲奈の私生活1ミリも知らないもん!」

英玲奈「言うほど知りたいか私の私生活なんて」

あんじゅ「知りたくもないわ」

英玲奈「だろう?」

78: 2022/12/31(土) 23:37:04.25 ID:mjEY5GW/.net
~間~

ツバサ「見て見て!駅弁あるわよ!」

あんじゅ「あんた地元民じゃなかったんだ?」
※捏造です

英玲奈「お前もそうだろう」
※捏造です

あんじゅ「まぁそうだけど…にしても静岡ねぇ」

英玲奈「なんだ」

あんじゅ「なーんかイメージ違うのよねぇ…静岡ガールの顔じゃないのよあんた」

英玲奈「静岡に相応しい顔ってどんなだ」

あんじゅ「…なんかこう…ツバサみたいな…」

英玲奈「キャプテンの方の翼だろ」

あんじゅ「生まれは東京でしょアレ」

79: 2022/12/31(土) 23:40:07.22 ID:mjEY5GW/.net
英玲奈「具体的にツバサのどの辺が静岡なんだ、あの生粋の東京生まれの」
※捏造です

あんじゅ「…なんて言うかこう、眉毛の…あれ?…ツバサは?」

英玲奈「ん?」

あんじゅ「…どこ行ったのよ?」

英玲奈「…もう時間だぞ」

あんじゅ「…南無三」

プルルルルル-プシュ-

80: 2022/12/31(土) 23:43:15.51 ID:mjEY5GW/.net
~間~

あんじゅ「海綺麗ね」

英玲奈「どうしてあんなにしょっぱい水がこんなに綺麗なんだろうな」

あんじゅ「味から海の感想入る奴初めて見たわ」

英玲奈「見ろ、クラゲが打ち上がっているぞ」

あんじゅ「私クラゲに刺された事あるのよね」

英玲奈「氏んだのか?」

あんじゅ「クラゲがね」

英玲奈「根に持つ奴だ」

81: 2022/12/31(土) 23:46:21.99 ID:mjEY5GW/.net
あんじゅ「どこまで歩くの?」

英玲奈「もうすぐだ」

あんじゅ「…てか迎えとか呼んでないの?」

英玲奈「帰るって言ってないぞ」

あんじゅ「なんで?」

英玲奈「そんなに特別なイベントでもないからな」

あんじゅ「割と頻繁に帰ってんの?」

英玲奈「それなりにな」

あんじゅ「私達結構忙しいはずよね」

英玲奈「設定上はな」

82: 2022/12/31(土) 23:49:22.84 ID:mjEY5GW/.net
~間~

あんじゅ「え、コレ?」

英玲奈「コレだ」

あんじゅ「え、屋敷、お屋敷」

英玲奈「やしく事もある、静岡だからな」

あんじゅ「あんたに和のイメージ無かったわ」

英玲奈「期待外れだったか?」

あんじゅ「…まぁ別に何かを期待してたワケでは無いけど」

83: 2022/12/31(土) 23:52:23.99 ID:mjEY5GW/.net
英玲奈「ただいま」

ルビィ「あれ?大ぉねぃちゃぁだ」

あんじゅ「え?あんた妹居たの?」

英玲奈「居たんだ」
※捏造です

ルビィ「また帰って来たの?」

英玲奈「来たんだ」

あんじゅ「歓迎されてなくない?」

ルビィ「こんなに頻繁に帰って来てて大丈夫?忙しいんじゃないの?」

英玲奈「設定上はな」

84: 2022/12/31(土) 23:55:28.89 ID:mjEY5GW/.net
ルビィ「ぉねぃちゃぁー!大ぉねぃちゃぁ帰って来たよー!」

ドタドタドタ

ダイヤ「またですの!?ホントに忙しい身なんですのあなた!?」

あんじゅ「あ、え?もう一人居んの?」

英玲奈「居るんだ」
※捏造です

ダイヤ「何も週一ペースで来る事無いのではありませんか?交通費もバカにならないでしょうに」

あんじゅ「…特に歓迎されないワケね…」

85: 2022/12/31(土) 23:58:30.64 ID:mjEY5GW/.net
ダイヤ「…と言うか、そちらの方は…?」

あんじゅ「あ、初めまして、同じグループのメンバーです」

ダイヤ「あ、これはどうも…妹です」

ルビィ「妹の妹です」

英玲奈「姉だ」

あんじゅ「知っとるわ」

86: 2023/01/01(日) 00:01:33.82 ID:hQ91wZpy.net
~間~

あんじゅ「あんた芸名だったんだ…」

英玲奈「言わなかったか」

あんじゅ「初耳だけど」

英玲奈「そうか」

あんじゅ「じゃあ本名何よ?アメジストとか?」

英玲奈「いや?」

87: 2023/01/01(日) 00:04:37.81 ID:hQ91wZpy.net
ルビィ「アヤネルだよ」
※捏造です

あんじゅ「亜里沙ちゃんじゃない」

英玲奈「略称だ」

ダイヤ「アヤナスピネルと言う宝石から来ています」

あんじゅ「…スピネルじゃダメだったワケ?」

英玲奈「色合いの拘りがあるらしい」

88: 2023/01/01(日) 00:07:39.97 ID:hQ91wZpy.net
あんじゅ「なんで芸名にしたの?」

英玲奈「ツバサ、あんじゅと来てアヤネルはなんか違うだろ」

あんじゅ「…それがなんで英玲奈になるのよ、アヤネとかでいいでしょ」

英玲奈「折角ならちょっと変えたいだろう」

あんじゅ「…あっそ」

89: 2023/01/01(日) 00:10:42.17 ID:hQ91wZpy.net
果南「お~いデェヤ~、続き出来ないんだから早く戻って来てよ~…んぁ?あ、アヤ姉だ…また来たの?」

ダイヤ「あぁ果南さん、すみません忘れていました」

英玲奈「久し振りだな」

果南「…や、久し振りではナイでしょ、週一で会ってんじゃん」

英玲奈「そうか」

あんじゅ「厄介OGみたいになってないあんた?」

英玲奈「Oではない」

あんじゅ「厄介G」

英玲奈「ゴキブリか?」

90: 2023/01/01(日) 00:13:48.59 ID:hQ91wZpy.net
(現実)

ツバサ「ハイ終わり」

あんじゅ「シリーズを跨いで迷惑をかけるな」

英玲奈「今回は短いな」

ツバサ「今回って言うかさっきのが長かっただけよ」

英玲奈「…そもそもどういう着想なんだこのネタは」

ツバサ「どういうも何も、あなたの顔面見てたら浮かんだだけの一発ネタよ」

あんじゅ「…言うほど似てるかしら?」

ツバサ「足して割った様な顔とか色してない?ホクロあるし」

英玲奈「順序的には私を割ったのがあの2人になるんじゃないのか」

あんじゅ「没理由は」

ツバサ「“それだけ”のネタだから発展性無いのよ」

英玲奈「然もありなん」

ツバサ「じゃ、次」

91: 2023/01/01(日) 00:16:50.40 ID:hQ91wZpy.net
『ツバサ「お涙頂戴がしてぇわね」』
─────────

ツバサ「ね」

あんじゅ「開始早々言う事かそれが?」

英玲奈「いつ言われても反応に困るが」

92: 2023/01/01(日) 00:19:52.40 ID:hQ91wZpy.net
解き放て、蒼の神話!

海未「ラブアローッ…シュートォォォ!」

狙いを定め、シュートせよ!
海未「バァーン!🤪」

ボタンを押すと光って喋る!
『みんなのハート、撃ち抜くぞ~☆』チカチカ-

君が勇気のreasonだ!

ラブライブ!DXラブアローシュート!
DXかしこみロッドも!

93: 2023/01/01(日) 00:22:53.53 ID:hQ91wZpy.net
ツバサ「ね」

あんじゅ「1文字でゴリ押そうとするな」

ツバサ「思うのよ、なんで私達出番無いのかって」

あんじゅ「人気無いからでしょ」

ツバサ「…なんで人気無いのかって」

あんじゅ「めげないなコイツ」

英玲奈「人気が出る程出番が無いからでは」

94: 2023/01/01(日) 00:25:54.36 ID:hQ91wZpy.net
ツバサ「結局ね、ドラマが足りないのよ私達」

あんじゅ「はぁ」
英玲奈「ドラマ」

ツバサ「見てる人が私達を大好きになる様なシーンが少なかったのよ」

あんじゅ「…無かったとは言わないのはプライドの問題かしら?」

ツバサ「いや少しはあったでしょうが!ライブしたりとか!」

あんじゅ「…?」
英玲奈「…?」

ツバサ「ちょっと待って何その反応」

95: 2023/01/01(日) 00:28:55.66 ID:hQ91wZpy.net
英玲奈「ライブってどのライブだ」

ツバサ「μ'sがウチの学校来た時のよ!屋上でやったでしょ!」

あんじゅ「あ、オンエア乗ってたのアレ?」

ツバサ「なんで知らないのよ…自分の晴れ舞台でしょ…」

あんじゅ「いや私放送見てないから」

英玲奈「私の家にテレビは無い」

ツバサ「なんだ…?こいつらは…?」

96: 2023/01/01(日) 00:31:56.59 ID:hQ91wZpy.net
あんじゅ「て言うか私達の見せ場ってどっちかって言うと第1回ラブライブの決勝か第2回ラブライブの予選決勝でしょ」

ツバサ「そっちは放送されてないわよ」

あんじゅ「なんでよ」

英玲奈「その程度の扱いだという事の証左では?」

ツバサ「とにかく!分かったでしょ、私達には見せ場…もとい、ドラマが足りなかったのよ」

98: 2023/01/01(日) 00:34:57.68 ID:hQ91wZpy.net
あんじゅ「…で?じゃあそれをやろうって?」

ツバサ「そーよ、当然の帰結でしょ?」

あんじゅ「…はぁーあ…」

ツバサ「とにかく何か…感動的な、ね?」

あんじゅ「しかも特に明確な構想無いのね」

英玲奈「思い付きだけで行動しているのだろうな」

99: 2023/01/01(日) 00:37:58.98 ID:hQ91wZpy.net
あんじゅ「で?何すんのよ、感動って(笑)」

ツバサ「なんか発音に悪意ない?(笑)って付いてる抑揚だったわよ今の」

英玲奈「感動と言えば?」

あんじゅ「…人氏なせとけば良いんじゃないの」

ツバサ「仮にもアイドルが開口一番人氏に出せって」

あんじゅ「だって…ねぇ?」

ツバサ「まぁ分かるけど」

100: 2023/01/01(日) 00:40:59.49 ID:hQ91wZpy.net
英玲奈「…で?やるのか?」

ツバサ「え?何を?」

英玲奈「氏ぬのか?」

ツバサ「一考の余地あるの!?」

あんじゅ「どうせならドラマチックに氏になさいよ」

ツバサ「どちらかと言えば乗り気なの!?」

あんじゅ「氏ぬの私じゃないし」

101: 2023/01/01(日) 00:44:01.37 ID:hQ91wZpy.net
英玲奈「感動する氏に方ってなんだ」

ツバサ「…ベタだけど病氏とか?」

あんじゅ「愛でも叫ぶつもり?」

ツバサ「…古くない?一瞬何の事か分かんなかった」

あんじゅ「そんな昔だったかしら?」

ツバサ「…刊行2001年だって」スマホスマホ

あんじゅ「…私達ももう昔の人間なのかしらね」

ツバサ「やめて、泣きそうちょっと」

英玲奈「自分達が泣いてどうするんだ」

102: 2023/01/01(日) 00:47:03.60 ID:hQ91wZpy.net
あんじゅ「古いか…そうねぇ、今じゃ安易な病氏なんてお涙ごっつぁん感動ポルノとしか思われないのかしらね」

ツバサ「人にやらせようとした奴が言っていいセリフじゃ無さ過ぎる…」

英玲奈「…要は“感動させたい”という思惑が先にある様な雑な氏、話作りではいけないという事か」

あんじゅ「そうね、ソレでウケるの0年代までってコトね」

ツバサ「じゃあもう氏ぬの自体安直なんじゃないの?」

103: 2023/01/01(日) 00:50:04.76 ID:hQ91wZpy.net
あんじゅ「…いっそダーウィン賞みたいな氏に方してみる?」

英玲奈「笑い泣きか?」

ツバサ「私をどうしたいの?」

あんじゅ「…亡き者に?」

ツバサ「私達ホントに友達?」

あんじゅ「あんたがそう思うのならね」

104: 2023/01/01(日) 00:53:05.25 ID:hQ91wZpy.net
(現実)

あんじゅ「あー…コレはなんとなく分かるわ、没理由」

ツバサ「その心は」

あんじゅ「分かんなくなったんでしょ、着地点」

ツバサ「正解」

英玲奈「話の本筋と言うモノが無いからでは?」

ツバサ「かもしれない、次」

105: 2023/01/01(日) 00:56:06.71 ID:hQ91wZpy.net
『穂乃果「海未ちゃんがリスカした」』
─────────

海未「おはようございます」(手首に包帯)

穂乃果「う、海未ちゃん…?それ…」

海未「はい?」

ことり「て、手首…どうしたの?」

海未「あぁこれですか、大した事無い怪我ですよ、ちょっと切ってしまっただけです」

穂乃果「…ちょ、ちょっとタンマ!タンマね!」

海未「?はい」



穂乃果「ことりちゃん!どどどどどどうしようアレ!?りりりり、リストカットってやつだよね!?」

ことり「でもでも、海未ちゃんがリスカなんて!」

穂乃果「…じ、自殺、しようとしたって事だよね?アレ…」

ことり「う…海未ちゃんに限ってそんな…」

穂乃果「…穂乃果達、知らない間に海未ちゃんの事、追い詰めちゃってたのかな…」

ことり「…そうなのかな…」

穂乃果「元々、お家でなんか知らないけどお稽古とかしてて、学校でもなんか弓のやつやってて…」

ことり「弓道ね」

穂乃果「弓道やってて…あと学校でもお家でも勉強してて…そこにスクールアイドル掛け持ちさせたり、歌詞書いて貰ったりって、流石に海未ちゃんに甘え過ぎちゃってたのかな…」

ことり「…言われてみれば、そう、かな…」



海未「?」(普通に怪我しただけ)

106: 2023/01/01(日) 00:59:07.89 ID:hQ91wZpy.net
放課後
部室

穂乃果「緊急会議を開きたいと思います」

ことり「思います」

絵里「な、何?急に…」

にこ「練習中止にしてまでやる事?」

穂乃果「やるよぉ!練習なんかやってらんないよこんな時に!」バァン

絵里「ごめんなさいっ!」ビクッ

花陽「な、なんだろう…そんなに深刻な事なのかな」

凛「でもこういうのって全員集めてやるものじゃないの?海未ちゃんは?」

ことり「その海未ちゃんの事なの」

真姫「海未の?…何よ、何かあったの?」

希「…あ、海未ちゃん今日手首に包帯巻いてたけど、それ?」

凛「手首?」

にこ「包帯?…怪我で練習参加出来ない、とか?」

穂乃果「…そうだよ、海未ちゃんは…」

ことり「リストカット…したみたいなの…」

希「えっ」

にこ「…は?」

花陽「り、リストカットって…あの、リストカットですか?」

絵里「…何リストカットって?」

真姫「…手首を自分で切る、自傷行為ね…自殺に用いられる事もあるわ」

凛「じゃあ何?海未ちゃん自頃しようとしたって事?」

絵里「へ~」

凛「…」

絵里「え゛っ!?」

花陽「ピャアアアアアアア‼︎‼︎!」

107: 2023/01/01(日) 01:02:20.75 ID:hQ91wZpy.net
一方その頃
弓道場

弓道部の先輩「あれ、どしたの手首」

海未「これですか?昨日ちょっと切ってしまったんです、弓を引くのに支障は無いので気にしないでください」

弓先「そっかー、でさ、怪我してるトコごめんけど頼まれて貰っていい?」

海未「なんです?」

弓先「今日の練習何個か使うモノがあってさ、ちょっと集めるの手伝って貰っていいかな」

海未「あ、はい」

108: 2023/01/01(日) 01:05:40.88 ID:hQ91wZpy.net
希「…あの包帯、『なんやろアレ』くらいの感じやったけど…思った以上に大変な事になってたみたいやね」

絵里「マジヤベぇじゃないの」

真姫「ヤベぇのよ」

凛「でも喋ってる感じだと普通だったよ?」

真姫「…そう、だからヤベぇのよ、躁かもしれないわ」

凛「躁だけに?」

真姫「そうよ」ドスッ

凛「いっだい!氏人増やす気かにゃ!」

希「海未ちゃんまだ氏んどらんから」

穂乃果「躁って何?…自頃するくらい落ち込んだりとか、そういうのって鬱って言うんじゃないの?」

真姫「あー…と、要は鬱の逆よ、極端に元気になるとか、そういうの」

にこ「じゃあ海未はそれなの?」

真姫「そうとも限らないわ、双極性障害って言ってね…躁鬱を同時に患った状態よ、逆に、どちらか一方だけなら単極性鬱病とかそんな感じ」

穂乃果「え、結局どっちなのそれ」

真姫「行ったり来たりするのよ、どう?ここ最近の海未、急に落ち込んだり、元気になったりしてなかった?」

穂乃果「…」

ことり「…元から割と感情の起伏激しいタイプだから分かんないや」

真姫「…」

109: 2023/01/01(日) 01:08:41.68 ID:hQ91wZpy.net
絵里「…ねぇ、仮に海未が躁状態にあるとして…それっていけない事なの?」

花陽「えっ、でも海未ちゃんは手首を…」

絵里「それは分かってるわ、でもそれって多分鬱状態の時にやったんじゃないかしら、で、今は躁」

希「鬱の間はともかく、躁の間は大丈夫…って事?」

絵里「元気なんでしょ?違うのかしら、どうなの真姫?」

真姫「あー…躁真っ盛りならね、多分、大丈夫だと思うけど…」

にこ「と言うと?」

真姫「鬱から躁への切り替わりのタイミングが一番危ないって聞くわ」

穂乃果「え、なんで?」

真姫「えーと…例えば凛、あなたが鬱だとするわよね、ハイ鬱」パンパン

凛「ベッドから起き上がれないにゃ…」

希「適応が早過ぎる」

凛「あまりにも辛過ぎるにゃ…」

真姫「で、あまりにも辛過ぎる凛は自殺をしようかな、と思う」

穂乃果「うん」

真姫「でも、どう?」

凛「ベッドから起き上がれないにゃ…」

真姫「そう、自頃する気力すら湧かないのよ…でも、これが躁への切り替わりのタイミングなら」

ことり「あ、もしかして…」

真姫「えぇ、自頃しようという意思とそれを実行に移すだけの気力、それが揃っちゃうのよ」

絵里「マジヤベぇじゃないの」

真姫「ヤベぇのよ」

110: 2023/01/01(日) 01:11:41.59 ID:hQ91wZpy.net
にこ「じゃあ何、海未は今が一番危ない状態って事?」

真姫「…多分?」

ことり「…今こうして放置してるのが一番ダメ?」

真姫「…多分」

穂乃果「りりりりり凛ちゃん!出動!」

凛「ベッドから起き上がれないにゃ…」

真姫「躁!凛!躁!」パンパン

凛「いっくにゃー!」ズダダダダダ

絵里「…凛まで自頃するんじゃないのアレ」

花陽「え、えぇっ!?」

ことり「凛ちゃーん!この時間なら海未ちゃん多分弓道場の近くに居ると思うからーっ!」

111: 2023/01/01(日) 01:14:44.21 ID:hQ91wZpy.net
中庭

凛「見付けたーっ!」

海未「んぁ、凛じゃないですか、どうかしましたか?」

凛「どうかしましたかじゃないよぉ!海未ちゃ…」

海未「はい?…凛?」

凛「…何それ?」

海未「?あぁコレですか、縄ですね、これから木に吊るので」

凛「…ダメだよぉ!」バシッ

海未「えっ?あっ!?り、凛!待ちなさい!縄を、縄を返してくださーい!」

凛「イヤじゃーっ!」ズダダダダ

112: 2023/01/01(日) 01:17:46.35 ID:hQ91wZpy.net
部室

絵里「とんでもねぇわね」

凛「とんでもねぇよぉ!」

真姫「まさか学校のど真ん中で公開自殺ショーしようとするとは…」

穂乃果「病み過ぎじゃない!?何がどうしたらこうなるの!?」

ことり「こんな縄!こんな縄!」ブチブチブチ

花陽「で、でもこれでなんとかなったよね?」

希「…なったんかな?」

にこ「…他の方法に切り替えるだけじゃないの?」

穂乃果「ゑ゛」

絵里「他の方法って?」

にこ「え?いや訊かれても…飛び降りとかじゃない?道具無くても出来るし…」

絵里「さすがにこね」

にこ「…なんかその言い方私が経験者みたいな…」

113: 2023/01/01(日) 01:20:47.33 ID:hQ91wZpy.net
一方園頃

海未「まったく凛は…何がそんなに気に障ったと言うのでしょう…」

海未「…縄は…どうしましょう、何か代わりになる物は…」

海未「…あっ」

114: 2023/01/01(日) 01:23:48.86 ID:hQ91wZpy.net
屋上

海未「確か前にμ'sの練習でロープ的な何かを持ち込んでいた様な…」ガチャ



穂乃果「やれやれやれ全部捨てろ!燃やせ!」

ことり「ちぎれちぎれ!燃やせ!」

凛「うにゃぁぁぁぁぁ!」ブンブン

花陽「え、えーいっ!」ポイポイ

絵里「バケツ!カード!モップ!縄跳び!ラジカセ!全部自殺に使えそう!」

凛「捨てるにゃ捨てるにゃ!」ブン

希「あ゛あ゛あ゛あ゛ウチのカードォォォ!」バッ

にこ「増えたぞ自殺者が!」

真姫「希ー!」



海未「…」バタン

115: 2023/01/01(日) 01:26:49.49 ID:hQ91wZpy.net
~間~

穂乃果「屋上封鎖完了!」

ことり「やったね!」

絵里「もう飛び降りはできないわね!」

凛「希ちゃんの尊い犠牲の元に」

花陽「アーメン」

凛「ラーメン」

希「骨が折れた気がする」

真姫「捻挫ね、今夜が峠よ」

にこ「骨が飛び出るのって捻挫って言うのね」

真姫「氏んでないなら捻挫みたいなモンよ」

にこ「峠なんじゃないの?」

希「氏な安マインドは医者が持っててええ志ちゃうやろ」

116: 2023/01/01(日) 01:29:52.34 ID:hQ91wZpy.net
一方園頃
弓道場

海未「すみません、邪魔が入ってモノが手に入りませんでした」

弓先「ありゃ、災難だったね」

海未「申し訳ありません」

弓先「いやいいよいいよ、元はと言えば先に用意してなかったあたしが悪いんだから」

海未「…そういえば、なんだかさっきより人数が減っている気がするのですが」

弓先「あー、なんかね、屋上から落ちて来たバケツとかラジカセとかが直撃したとかで何人か病院行ったんだよね」

海未「不思議な事もあるものですね」

弓先「だねぇ」

117: 2023/01/01(日) 01:32:53.41 ID:hQ91wZpy.net
(現実)

ツバサ「とまぁ、こんな感じね」

英玲奈「どんな感じだ」

あんじゅ「没理由は?」

ツバサ「オチが浮かばなかった、それだけよ」

あんじゅ「…まぁ、シンプルなだけに多そうな理由ね」

ツバサ「自発的に考えたネタはオチに困りがちなのよね」

英玲奈「向いてないのでは?」

ツバサ「余計な事言わなくていいのよ、次」

118: 2023/01/01(日) 01:35:54.75 ID:hQ91wZpy.net
『ツバサ「なんですかコレは」』
─────────

あんじゅ「なんで敬語?」

ツバサ「敬語にもなるわよ、何よこのバカデカい機械は」

英玲奈「バカデカい機械だ」

ツバサ「バカが」

あんじゅ「いいから搬入手伝いなさいバカが」

ツバサ「珍しく私の家集合だと思ったらコレだもの、バカ共が」

119: 2023/01/01(日) 01:38:55.16 ID:hQ91wZpy.net
~間~

ツバサ「ね~もうホントやめてマジで、来る度になんかゴミ置いてくのホントやめて」

あんじゅ「失礼ね、いつ誰がゴミ置いてったってのよ」

ツバサ「ゲーム類はまだいいけど意味も無く輪ゴム5箱とか置いてくのホントやめて」

あんじゅ「使えばいいじゃない」

ツバサ「何に使えってのよ」

英玲奈「コンセントに届かないぞ」

あんじゅ「回転させなさい」

英玲奈「そうか」ガリガリガリ

ツバサ「敷金返って来なくなるからやめろバカが!」

120: 2023/01/01(日) 01:41:57.02 ID:hQ91wZpy.net
英玲奈「届いたぞ」

あんじゅ「よかったわね」

ツバサ「…結局なんなのその機械?なんか乗り物っぽいけど」

あんじゅ「乗り物って、確かに中に入るモノではあるけど」

英玲奈「屋内で何かを乗り回すのはやめた方がいいぞ、床を傷付ける」

ツバサ「乗ってねぇのに付いてんだよなぁガッツリ傷が」

あんじゅ「コレはね…なんて言ったらいいかしら」

ツバサ「…まぁあなた達が持って来るって事はゲームの類なんでしょうけど」

あんじゅ「そうね、ゲームと言えばゲームよ」

ツバサ「…VRとかそういうアレ?最近流行りの」

英玲奈「近頃流行りのデジタル制御だ」

ツバサ「もう近頃じゃないのよその歌」

英玲奈「なんだと」

あんじゅ「西木野さんに頼んで作って貰ったのよ」ペチペチ

ツバサ「あんまμ'sに面倒かけるのやめなさいよあなた達」

あんじゅ「ちゃんとお金積んでるからwin-winよ」

ツバサ「私にも積んで貰っていい?敷金返して」

あんじゅ「イヤ」

ツバサ「蚊帳の外の私が唯一のloseってどういう事?リング上がってないのに」

英玲奈「次は勝てるといいな」

ツバサ「もう抜けたいんだけどこの闇のゲーム」

あんじゅ「いいけど罰ゲームは受けて貰うわよ」

ツバサ「コレがそうでないなら今受けてる仕打ちはなんなの?」

121: 2023/01/01(日) 01:44:59.16 ID:hQ91wZpy.net
あんじゅ「さてと、無駄話はいいから早くプレイしましょ」

ツバサ「…説明書とかは?何ゲーなのコレ?」

あんじゅ「それは何?ジャンルの話?」

ツバサ「…いやまぁ全部だけど」

英玲奈「…デスゲーム?」

ツバサ「説明無く開催していいモノじゃないからソレ」

あんじゅ「デス違いよ、別にホントに氏にゃしないわ」

ツバサ「ホントに氏ぬ可能性があってたまるか」

あんじゅ「いいから早く入んなさいホラ」グイグイ

ツバサ「嫌!絶対イヤ!」グググ

英玲奈「…」グイグイ

ツバサ「なんか喋って!無言で詰め込むのやめて!」

あんじゅ「いけっ」ドカッ

ツバサ「人を蹴る時はもっと申し訳無さそうにしろ!気安く蹴るな!」

英玲奈「楽しむんだぞ」バタン

ツバサ「あ゛ー!閉じ込められた!家主が自宅で軟禁されてる!」

あんじゅ「じゃあ私達帰るから」

ツバサ「嘘でしょ!?この状態で放置してくの!?」ウィ-ン

あんじゅ「あんたが寝てんの見てて何が面白いのよ」

ツバサ「やっといて何その言い草!?」ガタガタガタ

あんじゅ「別に放置しやしないわよ、こんなの3台も搬入出来ないでしょ、私達の分は別のトコにあんのよ」

ツバサ「…えじゃあなんで私だけ自宅から!?待って!置いてかないで…ぁ、ぅ…?」シュイ-ン ガクッ

英玲奈「逝ったか」

122: 2023/01/01(日) 01:48:05.47 ID:hQ91wZpy.net
~間~

ツバサ「…はっ!?」ガバッ

ツバサ「…部屋白っ…トレモ部屋…?」

真姫「おはよ」

ツバサ「はわっ!?…あ、西木野さんね…お、おはよう?」

真姫「意識はハッキリしてる?ここに来る前の記憶は欠けてない?」

ツバサ「…た、多分?…もうゲームの中なのよね…?」

真姫「そ、あなたも災難ね…こんなのやらされて」

ツバサ「他人事だけどそれを承知で作ったのよねあなた?」

真姫「まぁそんなに警戒しなくていいわよ、そこまで酷い目には合わないでしょ、多分」

ツバサ「多分って、なんで知らないの」

真姫「私が作ったのはハードだけよ、ゲームの内容はノータッチだから」

ツバサ「じゃあ何を根拠に…てか内容は誰が…?」

真姫「あんじゅさんが自分で作るって言ってたわよ」

ツバサ「お、終わった…マジモンのデスゲームのが数倍マシなヤツだ…」

真姫「…デスゲーム?流石に友達にやらせるゲームでそこまでヤバいの作らないでしょ」

ツバサ「やるわよ、あいつはそういう奴よ」

真姫「…話が違うわね…μ'sも参加してくれって言われたからあんまり過激な内容はやめてって言ったのに」

ツバサ「多分話を違えてるつもりはないのよ、あいつにモラルが無いだけよ」

真姫「…要件満たせばどれだけブラック・バジェット出してもいいって言われたからって安請け合いするモンじゃないわね」

ツバサ「そんな事言う奴の倫理観に期待しちゃダメよ」

真姫「そうね、次からそうするわ」

ツバサ「次があって欲しくないのだけど」

真姫「…ま、いいか…」

123: 2023/01/01(日) 01:51:06.42 ID:hQ91wZpy.net
ツバサ「…と言うか、西木野さんはここで何を?」

真姫「あー…最終調整よ、なんかあんじゅさんがコード提出して来たからその実装」

ツバサ「…調整って、具体的に何?」

真姫「さぁ、私はあんじゅさんの書いたコードを起動プログラムに挿入しただけだから」

ツバサ「見せて!絶対ロクでもない事だから!」

真姫「そこまで言うなら…えー…管理者権限、システムログ…」

ツバサ「わ、わ~…電脳コイルみた~い…」

真姫「…悪趣味ね」

ツバサ「え?電脳コイルが?」

真姫「電脳コイルじゃなくて、あんじゅさんのコード…なんかヤバそう」

ツバサ「そうなんだ…」

真姫「あと私獣の奏者エリン派だから」

ツバサ「そうなんだ…」

真姫「ちなみに希はテレパシー少女蘭派だしにこちゃんはあずきちゃん派よ」

ツバサ「一人だけ古過ぎない?」

124: 2023/01/01(日) 01:54:13.88 ID:hQ91wZpy.net
真姫「それはともかく、これが調整内容ね…コードだから分かりにくいけど」

jikaku soushitsu in game
※筆者にはプログラミングの知識がありません

ツバサ「なんて?」

真姫「言語化するなら『ゲーム開始時、プレイヤーはこれがゲームだという自覚を失う』ってトコかしら」

ツバサ「あ、あいつ…」

真姫「…ま、ゲームだって自覚してたら命を代償にする様な行動への躊躇が無くなりそうだから分からなくはないけど」

ツバサ「こっちのは?」

gishin to anki no festival
※筆者にはプログラミングの知識がありません

真姫「これは…『疑心の増幅』とかそんな感じかしら?」

ツバサ「なんだ…?私をどうしたら満足なんだ…?」

真姫「…ん?」

chanto yaranakya endless
※筆者にはプログラミングの知識がありません

ツバサ「どうかした?」

真姫「…なんでもないわ」

ツバサ「…あ~あ、今からでも強制終了とか出来ないのコレ?」

真姫「ムリね、出来るけどもうお金貰ってるし」

ツバサ「なんなのその逆奴隷商人みたいな…なんで他の人にお金払ってまで私を苦しめるの…?」

真姫「苦しめてるつもりも無いんじゃないかしら」

ツバサ「そもそもデスゲームがしたくなるってどういう精神状態…?」

真姫「なんか…欲求不満なんじゃない?」

ツバサ「…その言い方だとあんじゅが普段から殺人衝動持ってるみたいじゃない?」

125: 2023/01/01(日) 01:57:15.27 ID:hQ91wZpy.net
(現実)

あんじゅ「…不名誉~」

ツバサ「コレは…なんだったかしら…」

あんじゅ「デスゲーム系がやりたかったのは分かるけど」

ツバサ「どっちかって言うとひぐらし的なモノをやりたかった様な覚えがあるわ」

あんじゅ「それでこの導入もどうなの、ギャグでしょ」

英玲奈「…向いていないのでは?」

126: 2023/01/01(日) 02:00:16.80 ID:hQ91wZpy.net
ツバサ「…このくらいかしら」

あんじゅ「あ、終わり?思ったよりかは少なかったわね」

ツバサ「勘違いしないで、最低限導入が書けてるのがコレってだけよ」

あんじゅ「コレ未満のがまだあんの?」

ツバサ「まだまだあるわよ」

英玲奈「恐ろしい話だ」

あんじゅ「他は例えばどんなのが?」

ツバサ「園田さんが増えたり、園田さんが大きくなったり、園田さんが…」

あんじゅ「園田さんになんか恨みでもあんの?」

ツバサ「別に無いけど」

英玲奈「ネタが無いんだな、慢性的に」

ツバサ「後は…バトルロイヤルって言うのかしらね、私以外の13人が戦うssとかもあったわよ」

あんじゅ「…13人も居た?」

英玲奈「高坂雪穂と絢瀬亜里沙か?」

ツバサ「そうそう、それで私が最後の1人になるまで戦えーって」

あんじゅ「どういうストーリーなのソレ」

128: 2023/01/01(日) 02:03:19.48 ID:hQ91wZpy.net
ツバサ「ssっていう存在を1つの世界として捉えて、13人はそれぞれ全く違うssの主人公なのよ」

あんじゅ「はぁ」

ツバサ「で、物語をやり遂げられなかった事が原因で自分の世界が崩壊しちゃうの、例えば…魔王を倒して世界を救う筈の物語で、途中で旅をやめてしまったりね」

あんじゅ「…それで?」

ツバサ「そこを私に掬い上げられて、戦って勝ち残った者は13の世界の残滓を集めて再構築する事で自分の世界、ssをやり直す事が出来る…そんな感じね」

あんじゅ「分かったような分からないような」

ツバサ「設定だけは決めてたから、13人のssのタイトルはあるのよ」

「デッドオアアライズ」
「フルメタルガール」
「いつも心にファイトだよっ!」
「園田海未の普通の一日」
「魔法少女ことり」
「西木野総合病院ゲーム病専門科」
「星空の旅」
「花陽と世界樹」
「安価で大銀河宇宙No.1アイドルになる」
「洒落にならないという洒落」
「凍り付いた花園」
「私だけのお姉ちゃん」
「不思議の国のアリサ」

あんじゅ「安価スレあるけど」

ツバサ「矢澤さんは安価ssの主人公だから安価を使えるのよ、“他者の意思による現実改変を意図的に引き起こす”っていう能力ね」

あんじゅ「どういう意図で考えたの?」

ツバサ「フォーマットの違う力で戦うのってカッコいいじゃない」

英玲奈「安直だな」

ツバサ「矢澤さんの安価、南さんの魔法と英玲奈のミサイル、東條さんの霊能力に高坂さんの太陽銃…どれが勝つか?面白そうじゃない?」

あんじゅ「太陽銃?」

ツバサ「ssそのものがテーマだからその形式の多さも活かすべきだと思って、クロスssやパロディssの世界もあるのよ、高坂さんの世界は『ボクらの太陽』のパロディss、とかね」

英玲奈「どういうチョイスなんだ」

129: 2023/01/01(日) 02:06:23.11 ID:hQ91wZpy.net
ツバサ「…まぁ、没ssの話はこんなものね」

あんじゅ「満足した?」

ツバサ「全然、モチベがあなた達の拘束だから」

あんじゅ「チッ」

英玲奈「じゃあ何かする事があるのか?」

ツバサ「…無いけど」

英玲奈「なら何を?」

ツバサ「…なんか…なんかない?今年私達なんかなかった?」

あんじゅ「今年っていうか別に毎年何も無いじゃない」

英玲奈「…私はスタンド出たぞ」

あんじゅ「?…あ、あー…スク感の」

ツバサ「あ、あったわねそう言えば…普通に妬ましい」

英玲奈「ここ10年で一番嬉しい」

あんじゅ「滅多に…って言うか文字通り無かったものね、こういう扱い」

ツバサ「嫉妬で狂いそう、グーパンさせて」

英玲奈「そうか」

131: 2023/01/01(日) 02:09:27.06 ID:hQ91wZpy.net
あんじゅ「ま、結構大きな進歩じゃないの?少なくとも表立って名前も出して貰えないようなポジションは脱したんじゃない?」

ツバサ「だといいけど」

英玲奈「ユーザー側が選んだから仕方無くとかじゃないのか」

あんじゅ「コレがきっかけで来年何か…あったらいいわね~ってコトで」

ツバサ「…まぁ、うん」

英玲奈「高望みでは?」

あんじゅ「どう?多分これ以上私達関係でポジティブな話題とか存在しないだろうし終わっといたら?」

ツバサ「…そうね、なんかもう…やめるわ…」

あんじゅ「分かり易く拗ねたな…」

ツバサ「私もスタンディ出たかった!」

英玲奈「私に言うな」

あんじゅ「じゃ、帰るから」
英玲奈「じゃあな」

ツバサ「…別に終わりでもいいけどまだ帰れないわよ?」

あんじゅ「は?」ガチャッ

英玲奈「どうした」

あんじゅ「…開かないけど」ガッガッ

ツバサ「それ外からタイマー式で施錠してるから後12時間くらい開かないわよ」

あんじゅ「…」
英玲奈「…」

132: 2023/01/01(日) 02:14:44.56 ID:hQ91wZpy.net
英玲奈「私達は…まぁ、元気でやっている、たまにはssやイラストを描いてくれると嬉しい」

~終~

去年↓
【SS】A-RISE反省会2021

134: 2023/01/01(日) 02:22:13.21 ID:QinEXGH+.net

今年も待ってるね

引用元: (SS)UTX高校スクフェス2対策本部