1: 2013/05/13(月) 21:16:31.57 ID:8UvJwHd40
春香「!?」

千早「どーこーかーへぇぇ……ぇえーえーぇええぇーえぇいえぇい……♪」

千早「てーってーててってーて、てーってーててってーて、ジャン!」

千早「歩くーなーらぁー、ここでーいーいいよぉー♪」

千早「さびしーさーもー、ときどーきーはぁー、やりきーれなーいけどぉー♪」

春香「ち、千早ちゃん!? いきなりどうしたの? ねえ!」

千早「ジャン!」

春香「ひっ!?」
ぷちます!(13) (電撃コミックスEX)
3: 2013/05/13(月) 21:18:18.92 ID:8UvJwHd40
ガチャッ

P「傷つーけーてぇー……しまうーこーとぉもぉー♪」

春香「!!?」

千早「傷つーいーて、さらけ出すことーもなーいからぁー♪」

小鳥「てーってってーて、チャン!」

春香「!?」

P「凍ーりつーいーてるーうーみのぉ、うーらーがわでぇー♪」

小鳥「チャン、チャン、チャン♪」

千早「いーつーか見ーたーげんじーつとーゆーめがぁー♪」

千早・P・小鳥「交差するぅー♪」

4: 2013/05/13(月) 21:20:20.16 ID:8UvJwHd40
千早「ひっかりをぉーあたぁぁぁえーぇてぇぇぇぇ! やーりーかたは分からぁぁないぃぃぃけどぉ!」

P「ちぃぃがぁうぅぅぅー! ばぁぁしょぉぉへぇぇ! ゆぅーくたぁぁめにぃぃぃぃ!!」

小鳥「デューンッ、チャッチャーン♪」

千早・P「ほぉぉしぃぃいもぉぉぉぉのーぉのぉぉー! かーたちぃぃは何もぉぉないーけどぉぉ!!」

千早・P・小鳥「最後のぉー宇宙! 壊してぇー今! あっしぃたぁぁぁへぇぇぇ――――!!!」

高木「ウォウォウォウォウォウォウォアーオゥアーオゥ」

千早「ぇぇえええいぇいぇぇーい…………」

四人「ジャン!」






春香「」

6: 2013/05/13(月) 21:21:47.50 ID:8UvJwHd40
千早「…………」

P「…………」

小鳥「…………」

高木「…………」

春香「…………え、えっと……」

春香「ど、どうしたんですか……? しゃ、社長まで……」

高木「……やはり、まだまだ足りないようだな」ヒソヒソ

小鳥「この程度のパフォーマンスじゃ、びくともしませんね……」ヒソヒソ

P「そんな……持てる力を出し切ったのに……!」ヒソヒソ

7: 2013/05/13(月) 21:23:14.68 ID:8UvJwHd40
千早「……プロデューサー、音無さん、社長……第二幕を」

P「……分かった。お二人とも、行けますね?」

小鳥「はい!」

高木「うむ!」

春香(こ、今度は何……?)

小鳥「…………」

春香「……?」

小鳥「……無限のチハイヤス、Sere23。『ちぎれたむね』」

高木「キッポパゥエーイ、チッハーイヤース! キッポパゥエーイ」

春香「!?」

9: 2013/05/13(月) 21:24:58.89 ID:8UvJwHd40
P「う……うぅ…………」ドサッ

春香「!? え、え?」

春香(い……いきなり腕をおさえて倒れちゃった……)

千早「……辛いんですか? プロデューサー」

P「う……」

千早「…………」ミシッ

P「ぐ……ぁ……!」

春香「!?」

千早「ねぇ……どうしてですか? どうして分かってくれないんですか? プロデューサー」ミシミシミシッ

P「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁあぁぁぁ!!」

春香(な……何、何なの、これ……?)

10: 2013/05/13(月) 21:26:14.72 ID:8UvJwHd40
千早「過去は断ち切らないと前へ進めないのに、どうしてそれが分からないんですか!?」

ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ

P「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁあぁあぁぁあ……」

春香(え、演技だよね!? 演技の練習だよね!? そうだよね千早ちゃん!?)

高木「ファ―――ン……ファ――ン……」

千早「今を生きるためにも、邪魔な過去は断ち切るべきなのよ……」

P「……ぅ……ぁ……」

千早「……私は別のプロデューサーに付いて行きます……そう」

千早「私はあなたの過去なんかにならない……あなたが私の過去になるのよ……」スッ

P「…………」

春香(と……とうとう首に……!)

11: 2013/05/13(月) 21:28:00.52 ID:8UvJwHd40
小鳥「……やり直したいのは分かるわ」


千早「!?」

春香「!?」

P「」バタッ

13: 2013/05/13(月) 21:31:08.25 ID:8UvJwHd40
小鳥「でも……人が生きていくために、過去は必要なんじゃないかしら」

高木「以下、回想!」

千早『……あなたがいけないんですよ……私が豊胸パッドを使っていたことを、他の人に話そうとするから……』

春香「ぶふぉっ!」

千早「……!」

P「……!」

小鳥「……!」

高木「……!」

春香「ひっ……ご、ごめんなさい……続けて……」

千早『……そう、あなたも……』

高木「……回想、終わり」

春香(こ、怖かったぁぁ~~……みんなして一斉にこっち見るんだもん……)

14: 2013/05/13(月) 21:33:14.14 ID:8UvJwHd40
小鳥「……意味ないのよ、相手をどれだけ否定しても……」

小鳥「過去は……消せない」

千早「…………」

高木「ファァァ―――――ン……」

千早「…………」

小鳥「…………」

P「…………」

高木「…………」

春香「…………」




春香「……え? お、おしまい?」

千早「!!」

16: 2013/05/13(月) 21:35:20.43 ID:8UvJwHd40
春香(よ、よかったぁ……やっとこの意味不明空間から抜け――)

千早「む、無限のチハイヤス! 次回予告!」

春香「え゛!?」

P「え゛!?」

千早「……ぷ、プロデューサー、早く……! このままじゃネタ切れと……!」ヒソヒソ

春香「い、いや別に……いいんだけど……」

P「だ、だが……この回の予告は……」

千早「プロデューサー!」

P「…………」

18: 2013/05/13(月) 21:37:18.24 ID:8UvJwHd40
P「……アイドルの千早、生真面目な千早」

P「かっこつけの千早、すぐすねる千早」

P「俺の……如月千早」

春香「……!!?」

P「千早……千早ぁ!」

P「お前が好きだ! 氏ぬほど好きだ!」

小鳥「次回、『きさらぎちはや』」





春香「」

19: 2013/05/13(月) 21:39:11.41 ID:8UvJwHd40
P「…………」カーッ

千早「…………」カーッ

春香「え……いや、ちょ……え? 何? え?」

高木「……君ぃ」ヒソヒソ

P「え、演技ですよ! 演技ですからね、あくまで!」ヒソヒソ

春香(! な、なーんだ……やっぱりお芝居……)

小鳥「千早ちゃん、真っ赤になっちゃって……」

P「一応練習しといてよかった……」

千早「は、春香っ!!」

春香「!? は、はいぃっ!?」

千早「そ、その……」

春香「うん……」

千早「……どうだったかしら?」

春香「…………な、何が?」

20: 2013/05/13(月) 21:41:08.85 ID:8UvJwHd40
千早「!!」

P「……駄目、か……」

小鳥「本編まで用意したのに……まだ足りないの……!?」

高木「うーむ……」

春香「いったい私に何を求めて……」

千早「……総員、撤収」

P・小鳥・高木「……了解」ガタッガタッ

春香「えっ? ちょ、ちょっと! 待っ――」

千早「……春香」

春香「え?」

千早「……待ってて。次こそは、絶対に今日よりも素晴らしいパフォーマンスを届けるから」

春香「は、はぁ……」

21: 2013/05/13(月) 21:42:56.64 ID:8UvJwHd40
千早「……それじゃあ、ね」

千早「……かーわーいーたー、ひーとーみにぃー♪」スタスタ

P「うーつぅーるー、かーげーぼーぉしー♪」スタスタ

小鳥「あーおーいーろーのぉー、みーらいぃー♪」スタスタ

高木「ゆーれぇてー、きーらめいーたぁー……♪」スタスタ

ガチャッ
バダンッ


春香「…………」

春香「……………………」

春香「…………えっ!? ちょっ……仕事は!?」

22: 2013/05/13(月) 21:44:14.41 ID:8UvJwHd40
P「……あーあ……氏ぬかと思った……」

千早「……ごめんなさい、プロデューサー。さっきはいきなり――」

P「ああ、いやいや……いいんだけどさ、いいんだけど……うん」

小鳥「……春香ちゃん、ドン引いちゃってましたね……」

P「まあ、途中のアドリブでは笑ってくれてたけど……あれは……」

千早「……最近、一周回って楽しくなって来たんです。……あの手のネタ」

P「お、おぅ……」

高木「やはり、いきなりリヴァイアスはハードすぎたのではないかね? せめてプラネテスから……」

小鳥「あ! じゃあ次はスクライドにしましょう、スクライド!」

P「うーん、やっぱり個人的にはガン×ソードが……」

千早「……あ、あの……」

P「え?」

26: 2013/05/13(月) 21:46:38.57 ID:8UvJwHd40
千早「……その、すみません……3人とも、お忙しいのに……私のわがままに付き合わせてしまって……」

P「……何言ってるんだ。すごく嬉しかったんだぞ? 千早が『みんなともっと仲良くなりたい』って言ってくれたの」

高木「うむ。如月君は、どこかまだみんなと距離を取っている感じがしていてね。心配だったんだよ」

小鳥「大丈夫よ! 私が考えたこのプランなら、絶対にみんなと打ち解けられるわ!」

P「ああ! こうやって普段と違う千早の一面を見せていけば、みんなももっと千早を身近に感じてくれるはず!」

高木「他ならぬ君の頼みなのだ。我ら3人、全力で君を支えよう!」

千早「音無さん……社長……プロデューサー……!」

P「さあ! ぐずぐずしてらんないぞ、さっそく次の企画会議だ!」

千早「はいっ!」

千早(……待ってて、みんな……私、いつかきっと……!)

27: 2013/05/13(月) 21:47:44.93 ID:8UvJwHd40
春香(……千早ちゃん、嫌な事でもあったのかなぁ)

春香(話ぐらい、いつでも聞いてあげるのに……)

春香(…………嫌われちゃってるのかな、私…………)


おわり

28: 2013/05/13(月) 21:51:10.01 ID:sRf8JzKxI
おもしろ懐かしかった乙

引用元: 千早「終わりのーないー、悲しみーからぁー♪」