1: 2016/07/31(日) 05:52:38.95 ID:TP265ke30
先の早霜、敷波SSが短いとの声が見られたので投稿です。
結構書いたつもりだったんですがねぇ、確かに短い。
VSとなってますが、闘いません。
(ところで、みんな書いてくれてもいいのよ…?)
※キャラの性格や口調が異なるかもしれません。すいません
ご指摘の過去作でございます。
提督「早霜を愛でたい」 早霜「えっ…!?」
【艦これSS】敷波成分(シキナミン)不足の提督たちへ/
2: 2016/07/31(日) 05:53:23.82 ID:TP265ke30
先攻!早霜ちゃん!
執務室――――
提督「あっついなぁ…」カキカキ
早霜「…扇ぎましょうか?」うちわー
提督「すまない、お願いしよう」
早霜「はい…ふふ…」ぱたぱた
提督「おぉ、程良い微風で…」
提督「涼しくはなったかなぁ…」
早霜「団扇では…少々物足りないわね…」ぱたぱた
提督「まぁ、これ以上強いと書類飛んじゃうからなぁ」
早霜「そうね…」ぱたぱた
3: 2016/07/31(日) 05:54:28.59 ID:TP265ke30
提督「…………」カキカキ
早霜「………」ぱたぱた
提督「……………」カキカキ
早霜「………」ぱたぱた
提督「…………なぁ?」
早霜「はい」ぱたぱた
提督「手疲れてこないか?」
早霜「ふふ…このぐらい戦闘に比べれば…」ぱたぱた
提督「そうか」
提督「でもこれじゃあ早霜が涼めないよなぁ」
早霜「私…その…氷タイプなので…」ぱたぱた
提督「属性があったとは初耳だ」
早霜「ふふ…私だけですからね…」ぱたぱた
提督「でも、氷タイプだからって暑いものは暑いだろ?」
早霜「………」ぱたぱた
早霜「正直…暑いわね…」ぱたぱた
提督「だろー」
4: 2016/07/31(日) 05:55:20.30 ID:TP265ke30
提督「んじゃ、ちょっと待ってて」タッ
早霜「司令官…?」
提督「すぐ戻る」
バタン
早霜「行ってしまったわ…」
早霜「ふぅ…」ぱたぱた
早霜「ほんと…暑いわね……それに…」
早霜「額に髪が掛かって…夏場だけは結ぼうかしら…」ぱたぱた
早霜「髪留めで…っと…」ささーっと
早霜「……よし」両目パッチリ
早霜「ふふ…急に雰囲気を変えたら…」ぱたぱた
早霜「司令官驚くかしら…ふふ」ぱたぱた
早霜「………」ぱたぱた
早霜「…………遅いわね」ぱたぱた
早霜「………」ぱたぱた
早霜「……一緒について行けば…良かったわ…」ぱたぱた
早霜「………」ぱたぱた
早霜「………はぁ」ぱたぱた
早霜「………」ぱたぱた
ガチャ
早霜「!」
提督「おっとっと」
早霜「おかえりなさい…!」
5: 2016/07/31(日) 05:55:57.45 ID:TP265ke30
早霜「遅かったわね…」
提督「あぁ、すまんな――っておぉ!」
提督「イメチェンか!可愛いじゃないか!」
早霜「ふふ……可愛いだなんて…///」
提督「涼し気でいい感じだな、よいっしょ」ことっ
早霜「司令官それは…?」
提督「桶に水を汲んできた」
提督「椅子を準備してっと」トンッ
提督「さぁさぁお嬢さん、お脱ぎになって」
早霜「え……」
6: 2016/07/31(日) 05:56:41.77 ID:TP265ke30
提督「足つけたらひんやりしますぜ」ちゃぷちゃぷ
早霜「あ…そっちですか…なんだ…」
早霜「少々…お待ちを…」ぬぎぬぎ
早霜「…はい」
提督「ここにお座りになって」とんとん
早霜「はい」ストン
提督「足をこちらへ」ちゃぷちゃぷ
早霜「あ…冷たい…」ちゃぷちゃぷ
提督「でしょー」
提督「これで涼めるかな?」
早霜「ふふ…ありがとうございます」ニコ
提督「いえいえ、こちらこそ」
提督(早霜はんのホンマもんの生足やでぇ…ありがたやぁ…)
早霜「で…私が扇げば…お互い涼める…と」ぱたぱた
提督「ま、そうだな」
提督(Yes!生足!やっはろー!)
提督「んじゃ、さっさと仕事片づけるか」
7: 2016/07/31(日) 05:57:36.90 ID:TP265ke30
早霜「はい」ぱたぱた
提督「………」カキカキ
早霜「………」ぱたぱた
提督「…………」カキカキ
早霜「…………」ぱたぱた
早霜(静かですね…)
早霜(司令官を眺めながら…ただ時間が流れていく…)
早霜(この時間が…永遠に…)
提督「………」カキカキ
提督(終わったら生足を拭いてあげる、終わったら生足、終わったら生足…)
早霜「………」ぱたぱた
早霜(ふふ…司令官…真剣な表情…)
早霜(無心で職務をしていて…素敵ですね…)
提督「………」カキカキ
提督(生足!あそーれっ!生足!あうあ!あっあー!)
早霜「………」ぱたぱた
提督「………」カキカキ
早霜「………ふふ」ぱたぱた
8: 2016/07/31(日) 05:58:25.40 ID:TP265ke30
1時間後―――
提督「………ふぅ」
早霜「…終わりました?」ぱたぱた
提督「そうだな、んーー」のびー
提督「さて!」クルッ
早霜「……?」ぱたぱた
提督「仕事も終わったし、間宮さんのとこ行きますかぁ」
早霜「え…あ…はい…!」
提督「んじゃ、足拭かないとな」
早霜「え……」
早霜「あ…その…自分で…」あわあわ
提督「ふふ、そのまま座ってなさい」
提督「団扇のお礼しないと」ふんわりタオル構えー
提督(まぁ、ご褒美なんだけどねぇ!やっほい!)
早霜「あ…いや…あんまり綺麗じゃ…」あたふた
提督「はい、右足からー」
早霜「あぅ……///」スッ
9: 2016/07/31(日) 05:59:07.44 ID:TP265ke30
早霜(ものすごく…すごく…恥ずかしい…うぅ)
提督「ほいほい」ふきふき
提督(あぁああ!早霜の生足!すべすべなんじゃー!!)
早霜「んふっ…すこし…くすぐったい…//」
提督「はい、次ひだりー」
早霜「はぃ……///」スイッ
提督「ほーれほれ」ふきふき
提督(あぁー早霜のあんよ小っちゃくて可愛いよぉおおぉお!!)
早霜「ぅう……く…//」
提督「はい、おわりー」
早霜「………はぁ///」
提督(大 満 足)
提督「ふぅ」キラキラ
早霜「あぁ…なんて…」カオマッカ
提督「さてさて間宮さんのとこいこうか」
早霜「……はぃ」マッカ
提督「どうした?顔赤いぞ?」
提督(ふふ、相当恥ずかしかったようだな)
早霜「いえ……行きましょう…」うつむきー
提督(かわいい)
10: 2016/07/31(日) 06:00:06.82 ID:TP265ke30
間宮―――
提督「久しぶりだなー」
早霜「私も…です…」うつむきー
提督(まだ照れているか)
提督「お、新メニューだって」
早霜「へぇ…何があるんでしょう…」じぃー
早霜「…………!」
早霜「キャ…キャラメル味ですって…!?」
提督「好きなのか?」
早霜「即決です…間宮さん…キャラメルアイスを…!!」
提督「んじゃ、同じのを」
間宮「はいはーい」
早霜「………」そわそわ
提督(そんなに好きなのか…)
提督(今度買っておこう)
早霜「………」そわそわ
提督(待ちきれない早霜ちゃんかわいい)
11: 2016/07/31(日) 06:00:38.48 ID:TP265ke30
間宮「お待たせしまーしたっ」コトッ
早霜「きました…!」
提督「いただこう」
早霜「いただきます…!」
早霜「おいしい…!」キラキラ
提督「あーうまいな、こりゃ」
早霜「はむっ………んー…!」キラキラキラ
提督(夢中だなぁ…)
間宮「ありがとうございましたー」
提督「ごちそうさまでした」
早霜「おいしかったです…!」ぺこり
提督「さて、じゃあ、また明日もよろしく」
早霜「司令官ごちそうさまでした…」
提督「うむ、言い食べっぷりだったぞ」
早霜「ぅ…//」
提督「キャラメル好きなんだな、覚えておこう」
早霜「はい…」
早霜「では…」
提督「おう」
12: 2016/07/31(日) 06:01:26.47 ID:TP265ke30
翌日、執務室にて―――
ガチャ
提督「さて、本日もお仕事しますかねぇ」
早霜「おはようございます」
提督「お、早いな早霜」
提督「おはよう」
早霜「昨日は…ごちそうさまでした」
提督「いえいえ、満足してもらえたなら結構」
提督「今日も髪留めたんだな」
早霜「ええ…涼しいですし…それに…」
早霜「可愛いと…言ってもらえましたので…」ニコ
提督「可愛いからなぁ」
早霜「ふふふ」
13: 2016/07/31(日) 06:02:22.98 ID:TP265ke30
提督「しかし、早朝だというのに暑いな」
早霜「そうですね」
提督「せめて扇風機くらいは買っておくかなぁ…」
早霜「司令官…」
提督「なんだ?」
早霜「こちらを…」水のはった桶
提督「おやおや」
早霜「ふふ…準備しておきました…二つ…」
提督「おぉ、ありがとう」
提督(今気づいたが、早霜素足できてるな、眼福眼福)
提督(余程気に入ったらしいな)
提督「なら、ありがたく使わせていただこうかな」靴下脱ぎっ
早霜「ええ…どうぞ…」ニコッ
提督「久しぶりだなぁ…」ちゃぷ…
提督「足だけだと、どことなく田んぼを思い出す…」
早霜「そうですか」ちゃぷ…
14: 2016/07/31(日) 06:02:52.06 ID:TP265ke30
提督「さて、んじゃぱぱっと終わらせますかね」
早霜「そうしましょ…ふふ」
提督(今日はやけに上機嫌だな…)
提督(キャラメル効果かな?)
早霜(司令官にも味わってもらいましょう…)
早霜(足を拭かれるこそばゆさを…ふふふ)
提督「………」カキカキ
早霜「………」ぱたぱた
提督「…………」カキカキ
早霜「…………」ぱたぱた
15: 2016/07/31(日) 06:04:10.87 ID:TP265ke30
お昼前―――
提督「ふぅ…」
早霜「終わりましたか…?」ぱたぱた
提督「一段落なぁ…んー…」のびぃー
早霜「昨日といい…早いですね…」
提督「調子がいいのかな」
提督(生足が原動力なんて言えない…)
提督「さてさて!ではでは」クルッ
早霜の足(拭き終わってますよ!)
提督「な!?」
早霜「ふふ…司令官…職務に集中して気づかなかったでしょう…?」
提督(いいえ、そんなことはありません)
早霜「お先に…上がらせてもらいました…ふふふ」
提督「なんてこったい…」
提督(生足に夢中で生足を逃しただと!?)
提督(なんだそれは!まるで意味が分からんぞぉ!)
16: 2016/07/31(日) 06:05:01.23 ID:TP265ke30
早霜「では…本日は…」
早霜「この早霜に…お任せを…」ふんわりタオル構えー
提督「お、おう」
早霜「右足を上げて…ください…」
提督「はい」ちゃぽ…
早霜「司令官の足…大きいですね…」さわさわ
提督「くっ!」ゾゾッ
提督(こそばゆい!)
早霜「ふふ…失礼…では拭きますね」ふきふき
提督「………」
提督(あぁ、ひたすら優しい…右足が優しさに包まれている…)
早霜「…はい…おわり」
早霜「次…左足…お願いしますね…」
提督「おう…」ちゃぽ…
早霜「あら…司令官…」
提督「なんだ?」
早霜「爪…伸びてますね…」つんつん
提督「っ…そ、そうか切っておかないとな」
提督(指先で指先を攻められているッ!!)
早霜「ふふ…拭いたらついでですし…切ってあげましょう…」つんつん
提督「お、おう…頼んだ」ゾゾッ
提督(どことなく工口スを感じてきた…)
早霜「ふふ…」ふきふき
17: 2016/07/31(日) 06:05:45.02 ID:TP265ke30
早霜「さて…左足もおわり…」
提督「ありがとう」
早霜「じゃあ…つづいて…」爪切りを構えー
提督「……いまどこから出したんだ」
早霜「ふふ…」
早霜「では…」パチンッパチンッ
提督「お、おう」
提督(こう…ひとに爪切ってもらうことなんてないから…)
提督(落ち着かない…)
早霜「………」パチンッパチンッ
提督「」そわそわ
早霜「………」パチンッパチンッ
早霜(司令官…落ち着かない様子ですね…ふふ)
18: 2016/07/31(日) 06:06:37.22 ID:TP265ke30
早霜「右足おわり…」
提督「おぉ、器用だな」
提督「自分で切るよりきれいだ」
早霜「ありがとうございます…では残りも…」
提督「あぁ」
早霜「………」パチンッパチンッ
提督(段々慣れてきたぞ…まだ少しこそばゆさはあるが…)
早霜「………」パチンッパチンッ
提督(今度から切ってもらおうかな…)
早霜「………」パチンッパチンッ
早霜「………ふぅ」
早霜「おわりましたよ…司令官」
提督「うむ。ありがとう」
早霜「いえいえ」
提督「なんというか思ったよりこそばゆいな」
早霜「ふふ…でしょう」
提督「もしかして、昨日の仕返しのつもりで?」
早霜「ええ…そうです」
提督「そうかそうか」
提督「ちょっと堪えてしまったよ」
早霜「そうですか…ふふ」
提督「でもまぁ、嫌ではなかったなぁ」
早霜「そうですか…?」
提督「あぁ」
早霜「ふふ…」
19: 2016/07/31(日) 06:07:20.48 ID:TP265ke30
提督「さて、お昼食べに行こうか」
早霜「ええ…そうしましょ」
提督「あ」
早霜「?」
提督「その、もののついでだし…」
提督「靴下履かせてくれないかなぁって、ははは…」
早霜「ふふ…」
早霜「しょうがないですね…」
早霜「では…右足から」
しゅーりょー!!
20: 2016/07/31(日) 06:08:16.51 ID:TP265ke30
後攻!敷波ちゃん!
執務室―――
敷波「はぁーあっついねぇ」襟元ぱたぱた
提督「そだな」机にぐてー
敷波「いい加減クーラー買おうよ」ぱたぱた
敷波「せめて扇風機とかさー」ぱたぱた
提督「そだな」ぐてー
敷波「もう!」机バーン!
敷波「シャキッとしてよ!」
提督「そうだな!」机にぐてー
敷波「声だけじゃん!」
提督「そうだなぁ…」ぐてー
敷波「もう…」
敷波「仕事終わらないよー?」
提督「そだなー」ぐてー
敷波「んじゃあ、やらないと!」
提督「そうだな!」ぐてー
敷波「しれーかーん」ゆさゆさ
提督「………」ゆっさゆっさ
敷波「はぁ…はぁ…」
提督「……」ぐてー
21: 2016/07/31(日) 06:09:17.94 ID:TP265ke30
敷波「はげろっ!」ムシッ
提督「ぎゃああああああ!!」髪引きちぎられー
敷波「ふぅ…やっと起き上がった…」
提督「髪は…ダメだ…髪だけは…勘弁してぇ」涙目
敷波「あ」
敷波「ごめんごめん」
提督「見て見て大丈夫かな?」
敷波「大丈夫!心配いらないって!」
提督「そっかー…良かった…」
敷波「ささ、司令官仕事しよ」
提督「はーい」
提督「………」カキカキ
敷波(やっと始めた…)
敷波(司令官って仕事始めるまでが長い…)
敷波(始め出したらちゃんとするのに…)
22: 2016/07/31(日) 06:10:19.78 ID:TP265ke30
数時間後―――
提督「ふぅ…おわったー」のびー
敷波「おつかれー」
提督「今日も秘書官ありがとう」
敷波「なにさ、急に改まって」
提督「いつも言ってるだろ?」
敷波「そだっけ?」
提督「いや…どうだったかなぁ…」
敷波「えぇ…」
提督「まぁ、感謝しているのは本当だ」
提督「明日もまた頼むよ」
敷波「ほんとかよぉ…」ジト…
敷波「まぁ…いいんだけどね」
敷波「んじゃ、明日ねー」
提督「おう」
バタン
提督「………」
提督「………いかんなぁ」
提督「敷波はついからかいたくなってしまう」
提督「明日からちょっと自重するかなぁ…」
23: 2016/07/31(日) 06:10:57.02 ID:TP265ke30
敷波の自室―――
敷波「ふぁー疲れたぁ…」お布団にダイブ!
敷波「司令官もう少し真面目にできないかなぁ…」
敷波「他の子が秘書官のときはどうしてるのかなぁ…」
敷波「…………うん」
敷波「聞いて回ってみようかな…」
敷波「そうしよう…」むくり
敷波は過去秘書官を経験した艦娘に
司令官の勤務態度について聞いて回った。
24: 2016/07/31(日) 06:11:27.89 ID:TP265ke30
再び自室―――
敷波「ただいまーわっほい!」布団にダーイブ!
敷波「はぁー…落ち着く…」
敷波「………」
敷波「他の子のとき司令官は真面目にしてるんだぁ…」
敷波「仕事終わったら遊ぶみたいだけど…」
敷波「私くらいなのかな…ちょっと面倒な一面みせてくれるのは」
敷波「親しみやすいってことでいいのかな…?」
敷波「えへへ…だったらいいな…」足ぱたぱた
敷波「明日もまた…面倒な一日になりそうだなぁ…へへ」
25: 2016/07/31(日) 06:12:10.80 ID:TP265ke30
翌朝、執務室―――
コンコン
提督「はい」
ガチャ
敷波「おはよーございまーす」
提督「おはよう」
提督「今日も一日頼む」
提督(これまでを反省して今日はささっと仕事するぞ!)
敷波「ふんっ、任せておいて」
提督「では、ささっと終わらせようか」
提督「………」カキカキ
敷波(あれ?)
敷波(今日はあっさり仕事するんだ…)
敷波「司令官、今日やること多いの?」
提督「?」
提督「いつもと変わらないよ」
敷波「へぇ…そうなんだ」
提督「うん」カキカキ
敷波「………」
敷波(あれ?)
敷波(なんでかなぁ…)
敷波(真面目にしてほしいとは思っていたけど…)
敷波(なんでちょっと寂しいって…)
提督「………」カキカキ
敷波「………」
26: 2016/07/31(日) 06:13:20.90 ID:TP265ke30
お昼前―――
敷波(結局、事務的な話しかしてないよぉ…)
提督「………」カキカキ
敷波(司令官どうしたんだろう…)
提督「………」カキカキ
提督「………ふぅ」
提督「終わったぁー!」のびー
敷波「おつかれー」
提督「敷波もな」
提督「さてお昼の時間だな」
敷波「いつもより少し早いね」
提督「真面目に仕事したからなぁ」
敷波「そだね」
提督「んじゃ、食堂行くかぁ」
敷波「はーい」
提督「?」
提督(どことなく不機嫌な香り…なぜだ)
提督(あれぇ?なんか今日したっけ?)
提督(今日ほどやったことに思い当たる節が無いのも珍しい…)
敷波「はやく行こ」
提督「おぉ、すまない」タッ
敷波「………」
敷波(あたしったら司令官がいつもと違うせいで…)
敷波(普段の感じで接しにくいよぉー!)
27: 2016/07/31(日) 06:13:51.76 ID:TP265ke30
食堂―――
提督「ほぉ、冷やし中華始めたか」
敷波「暑いもんね」
提督「んじゃ、俺は冷やし中華にしようかな」
敷波「親子丼かなー」
提督「お」
敷波「なに?」
提督(あっぶねー、おぉ麺以外も食べるんだなって言いかけた…)
提督(とにかく今日は穏便に過ごそう)
提督「お、おいしそうだなって」
敷波「だね」
敷波(初めて麺以外のもの頼んだのに…突っ込まないかぁ…)
ほとんど会話もなく食事が終わり
28: 2016/07/31(日) 06:14:39.90 ID:TP265ke30
再び、執務室―――
提督「よし、午後もがんばろー!」
敷波「おぉー」
提督「………」カキカキ
敷波「………」
敷波(うん…)
敷波(今日は淡々と仕事するね…)
提督「………」カキカキ
数時間後―――
提督「よし、終わり」
敷波「おつかれー」
提督「今日も助かった、ありがとう」
敷波「いえいーえ」
敷波「じゃ、また明日」
提督「おう」
ガチャ
提督「………」
提督「あれだな…」
提督「事務的な会話だと盛り上がりにかけるな…」
提督「分かっちゃいたけど…」
提督「うん」
29: 2016/07/31(日) 06:15:09.63 ID:TP265ke30
敷波の自室―――
敷波「ぐふぇー…」布団に倒れる
敷波「司令官、急に真面目になったなぁ」
敷波「いや…いいんだけどさ…」
敷波「…………」
敷波「………よくない」
敷波「楽しくないよ…」
敷波「前みたいに」
敷波「面倒で…」
敷波「ウザったい司令官でいてほしいよぉ…」
敷波「うぅ…」
30: 2016/07/31(日) 06:16:00.76 ID:TP265ke30
執務室―――
提督「はっ!!」ピキーン
提督「敷波が…泣いている…!?」
提督「行かねば!」タッ!
敷波自室―――
敷波「うぅ…」
コンコンガチャ!
提督「敷波ィ!!」
敷波「ふぇ!?し、しれいかん!?」
提督「どうした!?」
提督「なぜ泣いている!!」
敷波「え……だって…」
敷波「司令官がいつもと違くて…」
敷波「それが寂しくて…ひっく」
敷波「真面目に仕事しかしないから…うぅ」
提督「つまり司令官ってのが悪いんだな!!」
提督「おれじゃん」
提督「え、真面目に仕事しかしなかったから泣いてるの?」
敷波「………」こくこく
31: 2016/07/31(日) 06:16:31.30 ID:TP265ke30
提督「そんな…」
提督「俺の行動が裏目に出ていたのか…」
敷波「…?」
提督「いやな?いっつもつい意地悪してしまうから」
提督「今日から真面目に職務に励もうかと」
敷波「……いい」
提督「へ?」
敷波「…そんなこ気にしなくていい」
敷波「いつものウザったい司令官が敷波は好きなの!」
提督「ウザったい…俺が…好き…?」
敷波「そう…そっちのが好きなんだから!」
提督「そうか…」
32: 2016/07/31(日) 06:17:08.08 ID:TP265ke30
提督「ところで、敷波もう一回言ってくれない?」
敷波「え」
敷波「だから…ウザったい方の司令官がすっ……あ」
提督「す?」ニヤニヤ
敷波「あわわわわわ…」あたふた
提督「もう一度はっきり言ってほしいかなー」ニヤニヤ
敷波「わわわっ///」カオマッカ
提督「はやくはやくぅ」ニヤニヤ
敷波「………ス///」うつむきー
敷波「…す…き…かな///」うつむきー
提督「ぐはっ」どさっ
33: 2016/07/31(日) 06:17:55.73 ID:TP265ke30
敷波「司令官っ!?」
提督「」シキナミン過剰摂取による気絶
敷波「あ、わわっ、どうしよ…」あたふた
敷波「しれーかーん!おきてよー!」ゆさゆさ
提督「」ゆさぶられー
敷波「どうしよ…どうしよ…」
敷波「あ」
敷波「司令官?その、目覚めないと髪抜くからねー」髪をギュ
敷波「せーのっ」
提督「やめろぉ!!」バッ
敷波「よかったーちゃんと戻ってきて」
提督「そんな方法でしないで!!」
提督(気絶したふりだったからよかったけれども…)
提督(ホントに気絶していたら悲惨なことに…)ブルッ
敷波「へへっ」
提督「?」
提督「どうした急に笑って?」
敷波「やっぱりこっちのが楽しいなってさ」ニコッ
提督「そうだな」
敷波「司令官も楽しんだ…」
敷波「えへへ…それなら、良かったよ!」ニコニコ
しゅーりょー!!
34: 2016/07/31(日) 06:18:34.66 ID:TP265ke30
以上になります。
ここまで読んでくださった方、うれしい限りです。
突貫工事の勢いで書いたので不出来な部分があるかもですが
目をつむってもらえると助かります。
36: 2016/07/31(日) 07:15:22.65 ID:JexGF1u+O
乙
麺ばっか食べてるしきなみん可愛い
麺ばっか食べてるしきなみん可愛い
引用元: 【艦これSS】早霜VS敷波
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