10: 2019/10/11(金) 21:20:20.018 ID:OvtK5mOk0.net
ピンポーン
シ「桃だいじょうぶですか?」

桃「な…!ずぶ濡れじゃないシャミ子、どうして!?」

シ「エヘヘ…桃が心配で来ちゃいました」

桃「おバカなのかな!?…早く入って、髪を乾かさなきゃ!」

13: 2019/10/11(金) 21:24:53.654 ID:OvtK5mOk0.net
シ「桃、シャワーありがとうございました」

桃「そんなことはいいから(お風呂なら残り湯が…でも急ぎだったからしょうがない)
  まだ髪が濡れてる。こっち来てシャミ子」

シ「あ、自分でやりますよ」

桃「いいから」

ブロロローーー ゴシゴシ

桃(湯上がりのシャミ子の髪のにおい…スウウウウウハァハァ)

15: 2019/10/11(金) 21:29:36.696 ID:OvtK5mOk0.net
桃「…それで、どうしてこの雨の中来たのかな」

シ「言ったじゃないですか、桃のことが心配だったって」

桃「…それだけ?」

シ「き、貴様はいちおう配下だからな!!
  配下の無事を確認するのはボスの努めだ!」

桃「そっか…」

シ「それに、私だったら不安になります…
  うちはまだ良子とお母さんがいるのでいいですけど
  桃がこの家に一人でいると思ったら、私、いたたまれなくなって」

桃「シャミ子…」
                     \時!来てるぞ!/
シ「あ、メタ子もいたね、ごめんねメタ子」

16: 2019/10/11(金) 21:32:38.881 ID:OvtK5mOk0.net
桃「でもおうちのほうはだいじょうぶ?」

シ「はい。お母さんはあんなですけど、良はしっかりしてますし…
  あ、あとご先祖にも家にいてもらってますから」

桃「…ということは、シャミ子一人で来たの?」

シ「はい。あと、もしかしたら今夜は帰れなくなるかもって。
  桃の家に泊めてもらうかもしれないって言ってきました!」

桃「シャミ子…」

23: 2019/10/11(金) 21:46:15.267 ID:OvtK5mOk0.net
シ「ミカンさんにあんなことがあってから、桃がとても落ち込んでて…
  私そんな桃を見るのがとてもつらくて…」

桃「シャミ子…」

シ「ミカンさんとは一緒に映画に行ったり、仲良くなった矢先だったのに…
  それが、私に何も言わないで、急に実家に帰るだなんて…」

桃「ま、まあ、ミカンにもいろいろ都合があったんじゃないかな」

シ「だから私、一度ゆっくりこのことについて桃と話したかったんです」

24: 2019/10/11(金) 21:52:04.444 ID:OvtK5mOk0.net
桃「は、話すって、どんなことをかな…」

シ「いなくなる直前のミカンさんはどんな感じでしたか?」

桃「どんな感じって…ふつうの感じだったよ」

シ「ふつうの感じ、でしたか…奇妙ですね
  実家に帰る理由については、なにか漏らしていませんでしたか?」

桃「どうだったかな…あ、そうそう、たしか実家が契約してるみかん畑が虫食いで大変だとか言ってた、ような…
  きっとそれで帰ったんじゃないかな」

シ「おかしいですね…ミカンさんがいなくなる前、ミカンさんから
  『シャミ子、今年のみかんも豊作になりそうだわ!期待していてね』と聞きましたが」

27: 2019/10/11(金) 21:58:24.247 ID:OvtK5mOk0.net
桃「そ、そんなことよりシャミ子、ゲームでもしようよ
  そこにたくさんあるからさ、好きなの選んでよ」

シ「…そうですか。わかりました。夜はまだまだ長いですからね」

桃「(ホッ)」

シ「桃はどんなゲームもってるんですか?(ゴソゴソ)
  『逆転裁判』…『ポートピア連続殺人事件』…桃もわりとレゲー好きなんですね」

桃「う、うん。シャミ子と話合わせようと思って…」

シ「それはうれしいです…おやっ?
  こんなところにミカンさんのふしぎなリボンが!」

桃「バカな!?ミカンの体はちゃんと廃工場に…ハッ」

28: 2019/10/11(金) 22:01:13.531 ID:OvtK5mOk0.net
シ「やっぱりそうでしたか…信じたくはありませんでしたよ桃…」

桃「な、なにをいって」

シ「桃がやったんですね…ミカンさんを!
  私のミカンさんを!」

(取材のため長期休載します)

22: 2019/10/11(金) 21:43:00.175 ID:y3mRGg4SM.net
おらっ!早く続き

26: 2019/10/11(金) 21:53:27.951 ID:SO5yOQH1r.net
早くイチャついて

引用元: シャミ子「台風だけどちょっと桃のようす見てきます!」