1: 2014/02/08(土) 15:02:38.09 ID:0LHZfLMJP
ミキハウス

チュンチュン
杏子「…ん…何だよまだ6時前じゃねーか」モゾモゾ

さやか「…」スヤスヤサヤサヤ

杏子「さやかの奴、パジャマがはだけてやがる…ったく、風邪引くぞー」ゴソゴソ


杏子「…!?」

杏子「どういう事だおい…」

3: 2014/02/08(土) 15:03:46.27 ID:0LHZfLMJP
杏子「そ…そんな…さやか」

杏子「…一体何が起こって……」ガタン

さやか「…ん」

杏子「!…お、おいさやか!」

さやか「ん~…?もう朝ぁ?」

杏子「…」ゴクリ

さやか「…って、何よまだ6時前じゃん…ふわぁ」

杏子「さ、さやか…何ともねえのか?」

さやか「…え?」

5: 2014/02/08(土) 15:06:45.04 ID:0LHZfLMJP
さやか「?…何ともって何が?」

杏子「い、いやだから…ハッ…さやかお前…」

さやか「?」

杏子「もしかして、パッド入れてたのか…?」

さやか「はぁ?」

さやか「…何あんた?喧嘩でも売ってるの?」

杏子「いや…だっておかしいじゃねえか…!」

杏子「…なんで…」

杏子「なんでそんな平になっちまったんだ!?」


さやか「…」ペターン

6: 2014/02/08(土) 15:09:48.55 ID:0LHZfLMJP
杏子「…」

さやか「…」

さやか「あんた…やっぱり喧嘩売ってるよね?」

さやか「…」

杏子「な訳ねえだろ!…さやか、だってお前…」

さやか「平で悪かったわね!気にしてるんだからほっといてよ!」

杏子「…」

8: 2014/02/08(土) 15:13:49.56 ID:0LHZfLMJP
杏子「…」

さやか「…」プンプン

杏子(いまいち会話が噛み合ってない…?一体どうなってやがる…)

さやか「そりゃ…杏子は同い年にしてはある方かもしれないけどさ」


杏子「…は?」ハッ

フニッ

杏子「!?」

10: 2014/02/08(土) 15:17:31.73 ID:0LHZfLMJP
杏子「…」

杏子「どういう事だおい…」

さやか「ちょっと杏子、大丈夫?あんた寝ぼけてんじゃないの?」

杏子(ああああ…あたしの胸が…)

杏子「胸が…デカくなっている…?」フニフニ


さやか「」イラッ

11: 2014/02/08(土) 15:20:55.70 ID:0LHZfLMJP
杏子「…一体どういう…」

さやか「あーあー!はいはい!分かった分かった!…ようするにアレでしょ?また大きくなりました的なアピールしたいだけなんでしょあんた。はいはい。分ーかったから」ペターン

杏子「ち、違っ…」

さやか「って、あんたの馬鹿に付き合ってたらこんな時間だわ。ほらっ、早く支度支度!」

杏子「あ…ぅ…」



杏子(…これは一体どういう事なんだ)プルッ

14: 2014/02/08(土) 15:27:33.79 ID:0LHZfLMJP
学校

杏子「…」チラッ

さやか「…」ペター

杏子(…やっぱり綺麗さっぱりなくなってやがる)

さやか「あ!マミさーん!」

マミ「あら、美樹さんに佐倉さん!おはよう」

杏子「お、おう…」

杏子「!?」

マミ「?…なぁに?」ペターン

16: 2014/02/08(土) 15:35:56.33 ID:0LHZfLMJP
杏子「なっ…ななな」

マミ「?」

杏子「ない!マミ、お前さやかよりペッタンコじゃねーか!!!」

マミ「」

さやか「ちょ、杏子!」

マミ「え?ななな何…?佐倉さん、あなた…け、喧嘩売ってるの?」

杏子「いや、ちげえよ!…だってマミその胸…」

さやか「ちょっと杏子、やめなよ」

杏子「だ、だって…」

19: 2014/02/08(土) 15:46:01.50 ID:0LHZfLMJP
マミ「…」ペタン

さやか「ま、マミさん、杏子多分寝ぼけてるんです!朝からずっとこんなんで…ね!杏子?」

杏子「…」

杏子(なんなんだ一体…)

マミ「もう!そうだとしても、いくらなんでも失礼よっ」プンペタ

さやか「ほら杏子、マミさんに謝りなよ」

杏子「…」

22: 2014/02/08(土) 15:51:15.90 ID:0LHZfLMJP
教室

杏子(わからない…何がどうなってやがる)

杏子(マミもさやかもあんな…それに)

フニッフニッ

杏子「////」

杏子(なんであたしの胸がいきなり…)フニ

23: 2014/02/08(土) 15:56:44.86 ID:0LHZfLMJP
杏子(…ハッ待てよ。もしかしてこれは…)

杏子「ハンッ…なるほどねぇ」ボソッ

杏子(これは…ドッキリだ)

杏子(仕掛けは分からねえが、さやかとマミの奴、あたしを驚かせようって魂胆だな…)

杏子(てことは、この胸も…)グイ

杏子「?あれ?」グイグイ

杏子「いてててて」グイグイ


杏子(外れない…だと?)

26: 2014/02/08(土) 16:04:25.80 ID:0LHZfLMJP
さやか「…あんた、さっきから何してるのよ?」ペター

杏子「…へっ!?いや…あの…」

さやか「はっはーん…あんたさては、もっと大きくしたいんでしょ?」

杏子「いや…違…」

さやか「そういう贅沢者には~…こうだ!」モミッ

杏子「!?」

杏子「ちょっ…ばかっ…やめ///」モミモミ

さやか「うりうりぃ~」モミモミ


ガラッ

「あなた達、朝から教室で何してるのよ」

28: 2014/02/08(土) 16:09:36.77 ID:0LHZfLMJP
杏子(!…この声は)

杏子「ほっ!ほむら!さやかを何とか…し…っ!?」

杏子「…っ」

ほむら「どうかした?そんな驚いた顔して」

杏子「こいつは…幻覚か何かか?」

杏子(一体…どうなってやがる…っ)

さやか「おっ!ほむらおはよう!今日も立派だね~」

ほむら「ふふ」プルルン



杏子「…訳がわからない」

32: 2014/02/08(土) 16:21:20.73 ID:0LHZfLMJP
杏子「おい、ほむらお前…」

ほむら「なぁに?」プルルン

さやか「ほむらって本当大きいよねぇ。クラスで1番なだけあるわ」

ほむら「そういう風にからかわないで頂戴。苦労する事だって多いのだから」ドヤプル

杏子「」ヨロ…

ほむら「杏子?」プルルン

杏子「…違う」

さやか「え?」ペタン

35: 2014/02/08(土) 16:35:27.65 ID:0LHZfLMJP
杏子「違う…」ボソッ

杏子「あたしの知ってるほむらは…暁美ほむらは…」

さやか「?」ペターン

杏子「ほむらはもっと…絶壁だったろ…?」

さやか「杏子…?あんた、今日どうしちゃった訳?」ペターン

杏子「…っ」ガタッ

杏子「おいっあんた!暁美ほむらの胸はあんなんじゃなかったよな!?」

中沢「え…ずっとあの大きさだよ///」

杏子「っ…おい!さやかはもっとデカかったろ!?」

上条「む、昔から平坦だったよ…」

杏子「…なっ」ヨロッ


ザワザワ

杏子(どうなっちまったんだ…)

38: 2014/02/08(土) 16:57:14.74 ID:0LHZfLMJP
ほむら「杏子、貴女一体どうしたの?私の胸が大きいのがそんなにおかしい?」プルルン

杏子「…っ」

ほむら「悪い夢でも見たんじゃない?きっと疲れてるのよ」プルルン

杏子「…」

杏子(なんてこった…)

杏子(あたしが狂ったのではないとしたら、ついに世界が狂っちまったていうのか…?)

杏子(これは…何かの罠か?)


杏子(だとしたら…一体誰が)

40: 2014/02/08(土) 17:07:55.71 ID:0LHZfLMJP
授業・体育

杏子「…」フルン

さやか「…子!杏子ってば!」

杏子「!」ハッ

さやか「次、杏子呼ばれてるよ」

杏子「お、おう!」フルン



ピーッ


男子「な、なぁ、見たか?」
男子「ああ、暁美さんだろ?すげえよなー!走る度ぶるんぶるんってさ///」
男子「ばーか!ちげえよ!佐倉さんだよ!暁美さんは最高だけど、俺は佐倉さんの大きさが好きだなー」ニヤニヤ


女子「うわぁ…男子さいってー」



杏子「…っ////」フルン

42: 2014/02/08(土) 17:27:37.04 ID:0LHZfLMJP
杏子 (…チッ!乳がでけえと動きづれえし、あ、あんな…///)

杏子(何も良い事ねえじゃねえか…)フルン


さやか「あ、杏子ー!」

杏子「ん?…さやか」

さやか「放課後さ、ほむらとマミさんと下着見に行くんだけど、あんたもどう?」ペター

杏子「え」

さやか「ていうか、あんたまた大きくなったみたいだし、新しいの買ったら?」ペター

杏子「あ…あたしは…っ良いよ///」ダッ

さやか「あ!杏子…?」



杏子「…」

杏子「頼むよ神様…」


あたしは…元の平たい胸に会いたかった…

45: 2014/02/08(土) 17:51:50.72 ID:0LHZfLMJP
次の日

杏子「…はぁ」フルン

ほむら「…はぁ」プルルン

杏子「…よお、ほむら」フルン

ほむら「杏子…どうかしたの?ため息なんて、らしくないわね」プルルン

杏子「いや…ちょっとな。そっちこそ、なんかあったのかよ」フルン

ほむら「…」プルルン

ほむら「…私は…もしかしたら間違った事をしていたのかもしれないわ…」プルルン

杏子「?」

48: 2014/02/08(土) 18:09:16.14 ID:0LHZfLMJP
ほむら「私は…自分の望んだ世界を…本当に欲しかったものを手に入れた気になってた…」プルルン

ほむら「けど…気付いてしまったの。どんなに欲しいものでも、無理矢理手に入れたそれは、自分を苦しめるだけなんじゃないかって…」プルルン

杏子「…ほむら」フルン

杏子「…今の話し、ぶっちゃけよく分かんなかったけどよ…」フルン

杏子「辛いと思うなら、捨てちまっても良いんじゃねえか?」フルン


ほむら「…え?」プルルン

51: 2014/02/08(土) 18:28:44.48 ID:0LHZfLMJP
杏子「…それがあんたにとっての重荷になるってんなら、思い切って捨てちまいなよ」フルン

杏子「…きっと、誰もあんたを責めたりしねえよ」フルン

ほむら「…杏子」プルルン

杏子「まっ、今のあたしも多少は違うが、似たような状況だからな」フルン

ほむら「…」プルルン

52: 2014/02/08(土) 18:37:14.20 ID:0LHZfLMJP
杏子「…っと、もうこんな時間じゃねえか。早く購買行かねえと昼飯売り切れちまう!」フルン

杏子「ほむら、先さやか達んとこ行っててくれ」フルン

ほむら「え、ええ……杏子」プルルン

ほむら「ありがとう…それから」プルルン


ほむら「胸の事、ごめんなさい…」プルルン



杏子「え?」フルン

54: 2014/02/08(土) 18:46:26.85 ID:0LHZfLMJP
杏子「…今あいつ、何て言ったんだ?」フルン

杏子「まぁ良いか…って、やべっ購買購買」フルン



杏子「さて、パン買ったし屋上行くか」フルン

タッタッタッ

ゴゴゴゴゴゴゴ

杏子「!?」フルン

杏子「な…何だ!?」フルフル


ゴゴゴゴゴゴゴ


ペカーッ

杏子「…っ!!?」

56: 2014/02/08(土) 18:50:26.11 ID:0LHZfLMJP
ミキハウス

チュンチュン
杏子「…ん…何だよまだ6時前じゃねーか」モゾモゾ

杏子「…何か変な夢見てた気がするな」

さやか「…」スヤスヤサヤサヤ

杏子「さやかの奴、パジャマがはだけてやがる…ったく、風邪引くぞー」ゴソゴソ

ハッ
杏子「…って…ん?」

杏子「何か…これってさっきの夢と…」ゴクリ

杏子「…」オソルオソル


ペターン

杏子「!」

57: 2014/02/08(土) 18:55:26.58 ID:0LHZfLMJP
杏子「な…ない!」ガタッ

さやか「…ん」

さやか「ん~…?もう朝ぁ?…って、何よまだ6時前じゃん…ふわぁ」

杏子「さやか!ないんだ!!」

杏子「見てくれ!あたしの胸がないんだよ!」ペターン

さやか「」

さやか「あんた元々そんなんじゃん…ふわぁ…寝ぼけてんの?」

60: 2014/02/08(土) 18:59:53.87 ID:0LHZfLMJP
杏子「さやか!」ペターン

さやか「ん?」グワシッ

さやか「!?」

杏子「!」モミモミ

さやか「なっ!ななな///」モミモミ

杏子「ある…!さやかの胸があるぞ!」モミモミ

杏子「やった…よく分かんねえけど戻ったんだ…!」モミモミ

さやか「…杏子」モミモミ

杏子「ん?」モミモミ




さやか「っ良い加減にしろーーーっ/////」

62: 2014/02/08(土) 19:00:46.21 ID:0LHZfLMJP
おわり

引用元: 杏子「…訳がわからない」