238: 2018/04/26(木) 22:51:42.46 ID:5dOKcPTgo
書きます


武内P「褒められる、ですか」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)
239: 2018/04/26(木) 22:55:05.55 ID:5dOKcPTgo
アーニャ「……ダー」

武内P「あの、何をでしょうか?」

アーニャ「……ニィーペンの色、です」

武内P「ニィーペンの色? 肌の色、でしょうか?」


アーニャ「ニェート……乳首の色、です」


武内P「成る程。ニィーペンとは、乳首という意味なのですね」

武内P「……」

武内P「!?」

240: 2018/04/26(木) 22:58:22.65 ID:5dOKcPTgo
武内P「アナスタシアさん……アナスタシアさん!?」

アーニャ「……毎日、毎日、褒められます」

武内P「あの、アナスタシアさん!?」

アーニャ「きっと……今日も、明日も、明後日も!」

武内P「待ってください! その、落ち着いて話を!」


アーニャ「もう、ニィーペンを取っても、良いですか!?」


武内P「っ!?」

武内P「いけません! その、取り返しがつかなくなります!」

241: 2018/04/26(木) 23:01:28.40 ID:5dOKcPTgo
アーニャ「……ダメ、ですか?」

武内P「……取らない方が、よろしいかと」

アーニャ「……ダー。プロデューサーが、そう、言うなら」

武内P「……」

アーニャ「プロデューサー。私は、どうしたら良いですか?」


アーニャ「ニィーペン、乳首の色を……褒められ続けるしか、ありませんか?」


武内P「そ、れは……その、待ってください」

武内P「考えます……考えますので、その、時間をください」

242: 2018/04/26(木) 23:05:00.70 ID:5dOKcPTgo
武内P「その、乳首を見せないようにする事は、出来ませんか?」

アーニャ「……ニェート。それは、私も試しました」

武内P「失敗した、理由を聞いても?」

アーニャ「……LIVEの前は、アー、衣装に着替えますね?」

武内P「はい」


アーニャ「気付いたら、アー、ブラジャーが外されています」


武内P「ちょっとしたイジメではないですか!?」

243: 2018/04/26(木) 23:09:27.94 ID:5dOKcPTgo
武内P「しかし、毎日と仰っていたのは……?」

アーニャ「……私は、女子寮に住んでいます」

武内P「はい」

アーニャ「……女子寮のお風呂、大浴場、です」

武内P「はい。その様に、聞いています」


アーニャ「私が入る時、全員、集まってきます」


武内P「異常事態にも程がありませんか!?」

244: 2018/04/26(木) 23:13:06.52 ID:5dOKcPTgo
アーニャ「……そして、皆、私のニィーペンの色を褒めてきます」

武内P「……!?」

アーニャ「……とっても、綺麗で、可愛い!」

武内P「……アナスタシアさん」

アーニャ「ハラショー、ニィーペン! 素晴らしい乳首!」


アーニャ「頭が……乳首がどうにかなりそう、です!」


武内P「あ、頭はともかく! そちらの方は大丈夫です!」

245: 2018/04/26(木) 23:17:59.74 ID:5dOKcPTgo
武内P「その……触られたり、するのでしょうか?」

アーニャ「……ニェート。見て、褒めるだけ、です」

武内P「……それを聞いて、少し安心しました」

アーニャ「アー、安心、ですか?」

武内P「はい。身体的な接触は、さすがに」


アーニャ「美波は、こう、物凄く近くで見ます」


武内P「待ってください」

武内P「今、新田さんを呼び出しますので」

246: 2018/04/26(木) 23:21:49.44 ID:5dOKcPTgo
  ・  ・  ・

武内P「新田さん、お話があります」

美波「はい、何ですか?」

アーニャ「……」

美波「アーニャちゃんまで……何か、あったんですか?」

武内P「……」


武内P「アナスタシアさんの乳首に、関わらないでください」


美波「っ!? ど、どうしてですか!?」

美波「あのっ、えっ!? ちょっと待ってください……えっ!?」

美波「そんな……そんな事って……!?」

美波「お願いします! 理由を! 理由を聞かせてください!」


武内P「私も、貴女がそこまで慌てる理由を聞きたいです」

247: 2018/04/26(木) 23:25:13.18 ID:5dOKcPTgo
美波「アーニャちゃん……ねえ、アーニャちゃん!?」

アーニャ「イズヴィニーチェ……すみません、美波」

美波「お願いよ、アーニャちゃん! ねえ、アーニャちゃん!」

アーニャ「……美波」

美波「私、アーニャちゃんの乳首、とっても好きよ? だから、ねっ?」


美波「乳首に関わるななんて、そんな悲しい事言わないで!」


武内P「私は、それが悲しいことだとは、思えません」

248: 2018/04/26(木) 23:28:41.42 ID:5dOKcPTgo
美波「プロデューサーさんは、知らないからそんな事が言えるんです!」

武内P「……新田さん?」

美波「アーニャちゃんの乳首、すっごく綺麗なんですよ!?」

武内P「あの、落ち着いてください、新田さん!」

美波「綺麗って言うか……美しい。そう、美しい乳首なんです!」

武内P「新田さ――ん!?」


美波「アーニャちゃんの乳首は、本当に美しいんです!」

美波「……ほら! 私の携帯の待受、見てください!」


アーニャ「ニェ――ット!? 美波!? 美波、美波ィ!?」

武内P「見せようとしないでください! やめ……やめてください!」

249: 2018/04/26(木) 23:39:22.96 ID:5dOKcPTgo
  ・  ・  ・

ガチャッ

蘭子「煩わしい太陽ね……」


武内P「アナスタシアさん、今です! 画像を消してください!」

美波「あいっ、たたたた! おっ、おおっ!?」

武内P「私がロメロ・スペシャルを決めている内に、急いで!」

美波「で、でも、えOちな体勢っ♡ あぁん、抵抗出来ないっ♡」


アーニャ「ダー! プロデューサー!」

アーニャ「……ニェ――~~ット!? 何枚、撮ってますか!?」


武内P「っ!? 動画も確認してください、アナスタシアさん!」

美波「そんなっ♡ も、もう……美波、いきますっ♡」


蘭子「……!?」

251: 2018/04/26(木) 23:47:25.57 ID:5dOKcPTgo
蘭子「こ、この状況は一体……!?」


武内P「! 神崎さん、これは……誤解です!」

美波「ああんっ♡ 蘭子ちゃん、見ない……見てぇっ♡」

武内P「見てはいけません、神崎さん!」


蘭子「我が友よ!? 何故、このような宴が催されているのか!?」

アーニャ「蘭子! 美波が、こんな写真を撮っていました!」

蘭子「ふむ……っ!? こ、これは!?」

アーニャ「パジャールスタ、お願い、です!」


アーニャ「消すのを手伝って、ください!」


蘭子「――ゲート・オブ・バビロン!」


武内P「……! いけません、携帯を渡しては――!」

252: 2018/04/26(木) 23:55:32.64 ID:5dOKcPTgo
アーニャ「……プロデューサー?」

蘭子「これはまさしく、王の財宝!」たぷたぷ

アーニャ「蘭子? 自分の携帯を出して、何をしていますか?」

蘭子「財宝を我が物に! ふふふ、薄桃色の魔力が高まっていくわ」たぷたぷ

アーニャ「蘭子? 蘭子蘭子、蘭子?」


蘭子「――見よ! 我が使い魔は、数多の財を得た!」ビシッ!

蘭子「グリモワールに記された姿は、これで輝きをます!」ビシッ!


アーニャ「ニェ――ット! どうして、絵にしていますか!?」

武内P「データを移動させると思っていましたよ!」

美波「あっ♡ また、またいきますっ♡」

253: 2018/04/27(金) 00:01:03.41 ID:JO2Mrxf5o
  ・  ・  ・

アーニャ「……これで、全部、だと思います」

武内P「お疲れ様でした、アナスタシアさん」


美波・蘭子「……」ションボリ

美波「二人とも……ひどい。本当に、全部消しちゃうなんて」ションボリ

蘭子「……我が得た財宝は、泡沫の夢と消えたか」ションボリ


武内P「神崎さん、スケッチブックを出してください」


蘭子「……我が友?」


武内P「黒く、塗りつぶさせていただきます」


蘭子「ぴっ!?」

254: 2018/04/27(金) 00:08:24.34 ID:JO2Mrxf5o
蘭子「そ、それは……悪魔の所業に他ならない!」

武内P「神崎さん」

蘭子「グリモワールに記されたその姿に、漆黒の魔力を流すと!?」

武内P「神崎さん、スケッチブックを」

蘭子「そ、それは出来ない! せ……せっかく上手に塗れてるのに!」

武内P「だからです、神崎さん」


蘭子「我が友は、堕天を望むと!?」

蘭子「無垢なる白き妖精が、黒乳首になっても構わないと!?」


アーニャ「……そう、なのですか?」


武内P「待ってください! それは誤解です!」

255: 2018/04/27(金) 00:15:35.55 ID:JO2Mrxf5o
武内P「……神崎さん」

蘭子「や……やーあー! 綺麗に描けたとー!」イヤイヤ

武内P「熊本弁で駄々をこねないでください、神崎さん!」

蘭子「ホント綺麗に描けたっちゃもん! ダメー!」イヤイヤ

武内P「それが駄目なのです、神崎さん!」

蘭子「自信あるとよ! 頑張って描いたとよ!」イヤイヤ

アーニャ「……」


アーニャ「プロデューサー、蘭子を……許してあげて、ください」


武内P「……アナスタシアさん?」

256: 2018/04/27(金) 00:20:19.61 ID:JO2Mrxf5o
アーニャ「蘭子? 頑張って、描いてくれたのですね?」

蘭子「……うん」

アーニャ「私のニィーペン、乳首は、プリクラースヌイ……良い、ですか?」

蘭子「……うん、凄く綺麗」

アーニャ「スパシーバ♪ ありがとう、ございます♪」

蘭子「えっ?」


アーニャ「そんなに想ってくれて、嬉しい、です」ニコッ

蘭子「……我が友!」ニコッ

…ひしっ!


美波「二人共……とっても、いい笑顔をしてますね」

武内P「……そう、ですね」

257: 2018/04/27(金) 00:27:47.01 ID:JO2Mrxf5o
  ・  ・  ・

武内P「……それでは、絵は、セーフという事で」

アーニャ「ダー。問題ない、です」


蘭子「……ふふふ、我が魔力の高まりは、未だ留まる事を知らず!」

美波「ほんと、凄く描き込んであって、ビックリしちゃった!」

蘭子「これも、我が友の真実の姿を記すため」

美波「ねえ、蘭子ちゃん。写真に撮って、待受にしても良いかしら?」

蘭子「良かろう! 共に、愛でようではないか!」


武内P「……セーフですか?」

アーニャ「……アー……アー……わからない、です」

258: 2018/04/27(金) 00:32:03.45 ID:JO2Mrxf5o
武内P「しかし、ここまで取り乱すような事……なのでしょうか?」


美波・蘭子「はいっ!」

美波「もう、本当にアーニャちゃんの乳首って綺麗なんですよ!」

蘭子「天界からこの世に権限した、美の結晶!」

美波「プロデューサーさんも、見たら絶対こうなります!」

蘭子「然り! あの美しさからは、逃れる術は無い!」


武内P「……いえ、結構です」

武内P「私は、アナスタシアさんの……を見ようとは思いません」


アーニャ「……」

259: 2018/04/27(金) 00:37:19.52 ID:JO2Mrxf5o
美波「見たくない、って事ですか?」

武内P「はい。見たいとは、思いません」

アーニャ「……」

蘭子「真実の美! それを目にしたいと望まない、と?」

武内P「その通りです」

アーニャ「……」

美波・蘭子「少しも?」


武内P「少しもです」

武内P「私は、アナスタシアさんの……を見たいと思ったことは――」

武内P「一度もありません」


アーニャ「……」

260: 2018/04/27(金) 00:44:12.53 ID:JO2Mrxf5o
武内P「皆さんが、夢中になるのは、仕方ないと諦めます」

武内P「ですが、私は――」


アーニャ「プロデューサー?」

スルスルッ…


武内P「っ!? アナスタシアさん!? 何故、服を!?」

武内P「待ってください! あの、何をするつもりですか!?」


アーニャ「イズヴィニーチェ、すみません、プロデューサー」

アーニャ「そこまで嫌がられるのは、とても、悲しい、です」

スルスルッ…


武内P「お、お二人とも! 彼女を止めてください!」


美波・蘭子「ふああ……めっちゃ綺麗な乳首……!」


武内P「ですよね!」

262: 2018/04/27(金) 00:55:10.21 ID:JO2Mrxf5o
武内P「お願いします! 服を着てください!」

アーニャ「ダー、着ました♪ だから、目を開けても大丈夫ですよ?」

武内P「新田さん! 神崎さん!」


美波「もっと近くで見たい……! ああ、綺麗!」

蘭子「グリモワール! 描かなきゃ! 描かなきゃ!」


武内P「嘘じゃないですか!」

アーニャ「ダヴァイ♪ ダヴァイ♪」

グイグイッ!

武内P「手を離しっ……!? 待ってください! やめてください!」


アーニャ「アーニャは、プロデューサーにも、ニィーペンを褒められたい♪」

アーニャ「……そう思うのは、当たり前ですね?」ニコッ


武内P「……良い、笑顔をしているのでしょうね」


武内P「ですが、褒められた事ではありません!」



おわり

引用元: 武内P「あだ名を考えてきました」