332: 2018/04/29(日) 22:03:54.63 ID:F3X7iKBMo
書きます


武内P「連帯責任、ですか」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)
333: 2018/04/29(日) 22:06:33.97 ID:F3X7iKBMo
かな子「智絵里ちゃん、杏ちゃん……!?」

智絵里「と、止めなかった私も、わ、悪いので……!」

杏「杏もさ、一口ケーキ貰っちゃったしねー」

武内P「緒方さん、双葉さん……」

智絵里「だから、かな子ちゃんだけを怒らないで、ください……!」

杏「同じユニットだし、ま、しょうがないかな」

武内P「……わかりました」


武内P「では、連帯責任を実行します」


智絵里・杏「えっ?」

334: 2018/04/29(日) 22:09:06.35 ID:F3X7iKBMo
智絵里「じ、実行するって……?」

杏「杏達も叱る、って事? 面倒だなー」

かな子「ふ、二人を怒るのはやめてください!」

武内P「いえ、怒りはしません」

かな子・智絵里・杏「それじゃあ……?」


武内P「摂取したカ口リーを三人で分け合って貰います」


かな子・智絵里・杏「……」

かな子・智絵里・杏「はい?」

335: 2018/04/29(日) 22:12:12.50 ID:F3X7iKBMo
かな子「分け合うって、どういう事ですか?」

武内P「例えば、三村さんがケーキを一つ食べたとします」

智絵里「……それで?」

武内P「三分の一のカ口リーが、それぞれ緒方さんと双葉さんに分配されます」

杏「……何言ってるの?」

かな子「それじゃあ、三倍食べても平気って事ですか!?」

武内P「……」


武内P「……三村さんはこう言っていますが、よろしいですか?」

武内P「本当に、連帯責任の形をとっても」


智絵里・杏「……」

336: 2018/04/29(日) 22:15:59.57 ID:F3X7iKBMo
智絵里「……大丈夫、です!」

杏「ま、こっちが最初に言い出した事だしねー」

かな子「二人共……!」

智絵里「かな子ちゃんは、一緒のメンバーである前に……」

杏「……友達だから、ね」

かな子「智絵里ちゃん、杏ちゃん……!」


武内P「連帯責任で、よろしいですか?」


かな子・智絵里・杏「はいっ」ニコリ


武内P「……良い、笑顔です」

武内P「それでは――」


武内P「プロデュゥゥス!」

シャランラ~

337: 2018/04/29(日) 22:21:11.61 ID:F3X7iKBMo
  ・  ・  ・

智絵里「連帯責任って……良くないと思うんです」ムッチリ


武内P「まさか……わずか一日でこうなるとは」

智絵里「ちゃんと、止めてあげるのも、友達だと思いました」ムッチリ

武内P「わかって、いただけましたか?」

智絵里「……」ムッチリ


杏「まあまあ、そう焦る事も無いんじゃない?」ぽよんっ


智絵里「……」ムッチリ

杏「杏って、胸に栄養がいくタイプだとは思わなかったよー」ぽよんっ

智絵里「……私、顔とお腹にきてるよ?」ムッチリ

338: 2018/04/29(日) 22:25:12.16 ID:F3X7iKBMo
智絵里「ねえ、杏ちゃん?」ムッチリ

杏「んー? どしたの智絵里ちゃん?」ぽよんっ

智絵里「私達、友達だよね?」ムッチリ

杏「当たり前だよ。何言ってるの、智絵里ちゃん」ぽよんっ

智絵里「……」ムッチリ

杏「ねえ、このスタイルなら、稼ぎも増えるかな?」ぽよんっ

武内P「セクシーギルティwith双葉杏、などの企画が考えられますね」

杏「なるほどねー」ぽよんっ


智絵里「……」ムッチリ

339: 2018/04/29(日) 22:30:12.84 ID:F3X7iKBMo
智絵里「だけど、今までのお仕事が減っちゃうかもです」ムッチリ

武内P「初めは、戸惑うファンの方もおられると思います」

智絵里「そう、ですよね!」ムッチリ

武内P「ですが、私は問題ないと考えています」

智絵里「どうしてですか……!?」ムッチリ

武内P「笑顔です」


武内P「皆さんが今まで築いてきた、ファンの方達との絆」

武内P「私は、その強い絆で結ばれた笑顔は、とても強いものだと確信しています」

武内P「双葉さんも十七歳ですし、むしろ、さらなる需要が望めるかと」


杏「おー、なるほど。それは稼ぎが増えそうだねぇ」ぽよんっ

智絵里「……」ムッチリ

340: 2018/04/29(日) 22:35:13.39 ID:F3X7iKBMo
武内P「双葉さんの、可愛らしい容姿」

武内P「そこに、今のスタイルが加わることにより……」

杏「グラビア撮影とか、かなり稼げそうだねぇ」ぽよんっ

武内P「はい、その通りです」

杏「動き回るより、楽そうだなー」ぽよんっ

武内P「……そう、ですね」

杏「だってさ、智絵里ちゃん」ぽよんっ


智絵里「ま、待って杏ちゃん?」ムッチリ

智絵里「なんだか、このままでも良い、って流れにしてない……!?」ムッチリ


杏「ふわぁぁ……杏、なんだか眠くなってきちゃったよ」ぽよんっ

智絵里「……!?」ムッチリ

341: 2018/04/29(日) 22:40:51.14 ID:F3X7iKBMo
武内P「緒方さんに関しても、今の状態ならば問題は無いかと」

智絵里「えっ?」ムッチリ

武内P「緒方さんは、元々かなり痩せている方でしたから」

武内P「むしろ、今の方が健康的だと、言えるのではないでしょうか?」

智絵里「で、でも……」ムッチリ

武内P「確かに、手のひらサイズと言われても、そうは思えません」

智絵里「あ、それ……妖精の衣装の時の」


武内P「緒方さんのファンの方も、最初は戸惑うでしょう」

武内P「ですが、三村さんのファンの方と、少しばかりトレード」

武内P「……それで、ファンの方の数自体の減少は無いと思われます」


智絵里「か、変わらないんじゃなく! 増えて、減ってます、それ……!」ムッチリ

342: 2018/04/29(日) 22:45:08.61 ID:F3X7iKBMo
智絵里「か、数は変わらなくても……!」ムッチリ


ガチャッ!


かな子「おはようございまーす♪」ホッソリ


智絵里「……かな子ちゃん?」ムッチリ


杏「おはよう、かな子ちゃん」ぽよんっ

かな子「わあっ♪ 杏ちゃん、スタイルが良くなったねー!」ホッソリ

杏「そういうかな子ちゃんこそ、スレンダーになったよー」ぽよんっ

かな子「ありがとう♪ 二人のおかげだよー♪」ホッソリ

杏「こちらこそ、ありがとねー」ぽよんっ

智絵里「う……うん」ムッチリ


武内P「……」

343: 2018/04/29(日) 22:50:53.72 ID:F3X7iKBMo
かな子「これからも、三人で頑張ろうね♪」ホッソリ

杏「ま、テキトーにやろうよ、テキトーに」ぽよんっ

智絵里「……そ、うだね」ムッチリ


武内P「待ってください」


かな子・杏「?」

智絵里「……?」ムッチリ


武内P「先程、緒方さんは、連帯責任はやめようと仰っていました」

武内P「なので、この形は、今日限りにしようと思います」


かな子「そ、そうなの、智絵里ちゃん……?」ホッソリ

智絵里「そ、それは……」ムッチリ

智絵里「……」ムッチリ

344: 2018/04/29(日) 22:57:13.00 ID:F3X7iKBMo
かな子「連帯責任だと、ケーキをいくら食べても太らないんだよ?」ホッソリ

智絵里「そ、そう……なんだ」ムッチリ

かな子「お腹いっぱい食べても、どんどん痩せるの」ホッソリ

智絵里「う……うん」ムッチリ

かな子「美味しいから……美味しくて、本当に大丈夫なの」ホッソリ

智絵里「……」ムッチリ

かな子「……」ホッソリ


武内P「――私は、それが問題だと思っています」


かな子・智絵里「……えっ?」

345: 2018/04/29(日) 23:02:41.38 ID:F3X7iKBMo
武内P「皆さんの友情が、とても強いものだとは思っていました」

武内P「……しかし、緒方さんは、これを危惧していたのですね?」


智絵里「えっ……えっ?」ムッチリ


武内P「三村さん」


かな子「何……ですか?」ホッソリ


武内P「一日でそこまで痩せられるとは、思ってもみませんでした」

武内P「……申し訳ありません。貴女の、基礎代謝を見誤っていました」


かな子「えっと……何が、問題なんでしょうか?」ホッソリ


武内P「そのペースだと、一週間で骨と皮だけになって、氏んでしまうかと」


かな子・智絵里「!?」

346: 2018/04/29(日) 23:08:36.53 ID:F3X7iKBMo
かな子「こ、このままだと……」ホッソリ

智絵里「かな子ちゃんの余命が、一週間……!?」ムッチリ


武内P「はい」

武内P「見た所、基礎代謝に対して、カ口リー摂取がまるで足りていません」

武内P「……貴女の体には、神が宿っていたようです」


かな子「で、でも……痩せてた方が、良いですよね!?」ホッソリ


かな子「その方が……えっと、階段の上り下りが楽ですし!」ゲッソリ


武内P「っ!? 三村さん!? 落ち着いてください!」

武内P「興奮して、代謝が急激に上がっています!」

347: 2018/04/29(日) 23:14:53.42 ID:F3X7iKBMo
かな子「大丈夫です! もっと、食べますから!」ゲッソリ

かな子「美味しいから……美味しいから!」ゲッソリ


かな子「美味しいから、大丈夫です!」ガリガリ


武内P「いけません! このままでは、間に合わなくなってしまいます!」

武内P「しかし、プロデュース方針を変えたとしても……!?」


かな子「美味しいから、大丈夫ですよ~!」ガリガリ


智絵里・杏「かな子ちゃん!」


かな子「智絵里ちゃん……杏ちゃん……!?」ガリガリ


智絵里「ひとまず座って……」ムッチリ

杏「……皆でケーキを食べようよ―」ぽよんっ

348: 2018/04/29(日) 23:20:49.49 ID:F3X7iKBMo
  ・  ・  ・

ちひろ「……なるほど、三人でカ口リーを分け合うから」

武内P「三人で大量のカ口リーを摂取して、事なきを得ました」

ちひろ「智絵里ちゃんと、杏ちゃんもケーキを……ホールで?」

武内P「はい……ホールで」

ちひろ「あの子達、全然食べない方なのに、頑張ったんですね」

武内P「それもあって、三村さんが急激に痩せてしまったのだと思われます」

ちひろ「……凄い代謝能力ですね」

武内P「また、アイドルの方に、驚かされてしまいました」

349: 2018/04/29(日) 23:26:01.08 ID:F3X7iKBMo
ちひろ「皆の体型は、元に戻ったんですか?」

武内P「三村さんも、一日ですっかり元通りに」

武内P「双葉さんも、段々と胸が小さくなっていっているようです」

ちひろ「あら……杏ちゃんは、残念ですね?」

武内P「……下着を買う手間が省けて助かった、と仰っていました」

ちひろ「ふふっ、面倒くさがりなのか、前向きなのかわかりませんね!」

武内P「ええ、そうですね」

ちひろ「……」

武内P「……」

ちひろ「あの……智絵里ちゃんは?」

武内P「……」

350: 2018/04/29(日) 23:31:38.43 ID:F3X7iKBMo
武内P「……」

ちひろ「プロデューサーさん? あの、えっ?」

武内P「……」

ちひろ「智絵里ちゃんは、どうなったんですか?」

武内P「……」

ちひろ「プロデューサーさん!? どうして何も――」


コンコン

『……失礼します』


ちひろ「――この声……智絵里ちゃん?」


ガチャッ

智絵里「……おはようございます」デップリ


ちひろ「……!?」

武内P「……おはよう、ございます」

351: 2018/04/29(日) 23:35:39.65 ID:F3X7iKBMo
ちひろ「ち、智絵里ちゃん……?」


智絵里「おはようございます、ちひろさん」デップリ


ちひろ「お……おはよう、ございます」

智絵里「えへへ、階段を登るの、すっごく大変でした」デップリ

ちひろ「そ、そう……頑張ったのね」

智絵里「はいっ♪」デップリ


智絵里「大変だったんですよ……プロデューサーさん?」デップリ


武内P「……」

352: 2018/04/29(日) 23:42:44.08 ID:F3X7iKBMo
智絵里「えへへ、智絵里は、太りにくいけど――」デップリ

武内P「……」

智絵里「――痩せにくい体質だったみたいです♪」デップリ

智絵里「あの……どうしたら良いと思いますか?」デップリ

武内P「……頑張ってください」

智絵里「このまま、痩せなかったら、どうしますか?」デップリ

武内P「それ、は……」

智絵里「見捨てないで……くださいね?」デップリ

智絵里「だけど、もし、アイドルが続けられなくなったら……えへへ♪」デップリ


智絵里「責任、とってくださいね♪」デップリ


武内P「……自己責任で、お願いします」



おわり

353: 2018/04/30(月) 01:04:02.75 ID:w8Juahyso

痩せなかったら結婚とか言ったら痩せる努力しなくなっちゃうじゃないですかー!
そういえばcv杉田なまゆPは今の知絵里見てどう思うんだろう
さすがに太すぎだと思うのかそれともナイスと思うのか

引用元: 武内P「あだ名を考えてきました」