389: 2018/05/02(水) 22:53:00.21 ID:xNYqHu2Eo
武内P「エクステ、ですか」
390: 2018/05/02(水) 22:55:59.42 ID:xNYqHu2Eo
飛鳥「ああ、キミはシンデレラプロジェクトの」
武内P「……二宮さん」
飛鳥「ボクに、一体何の用があるのかな?」
武内P「……」
武内P「何故、女性用下着を頭からぶら下げているのでしょうか?」
飛鳥「何故か、って? ふむ、キミはおかしな事を気にするね」
武内P「それは私の台詞だと、そう、思います」
武内P「……二宮さん」
飛鳥「ボクに、一体何の用があるのかな?」
武内P「……」
武内P「何故、女性用下着を頭からぶら下げているのでしょうか?」
飛鳥「何故か、って? ふむ、キミはおかしな事を気にするね」
武内P「それは私の台詞だと、そう、思います」
392: 2018/05/02(水) 23:04:17.01 ID:xNYqHu2Eo
飛鳥「ボクの前に、こうも現実というのは立ちはだかるのか」
飛鳥「……やれやれ、なんとも生きにくいね」
武内P「その様な格好をしていては、当然の結果です」
飛鳥「これは、ささやかな抵抗さ」
武内P「……抵抗というより、テロに近いかと」
飛鳥「蘭子……キミの存在が、ボクのチカラになる」
ぎゅっ!
武内P「……」
武内P「待ってください! それは、神崎さんのものなのですか!?」
飛鳥「……やれやれ、なんとも生きにくいね」
武内P「その様な格好をしていては、当然の結果です」
飛鳥「これは、ささやかな抵抗さ」
武内P「……抵抗というより、テロに近いかと」
飛鳥「蘭子……キミの存在が、ボクのチカラになる」
ぎゅっ!
武内P「……」
武内P「待ってください! それは、神崎さんのものなのですか!?」
393: 2018/05/02(水) 23:07:45.74 ID:xNYqHu2Eo
飛鳥「彼女の言う所の……そうだね、黒い魔力さ」
武内P「……いえ、黒い下着です」
飛鳥「とても美しい刺繍が施された、黒い羽だろう?」
武内P「……いえ、黒いブラジャーです」
飛鳥「キミも強情だね。あぁ、だからこそ、人を導こうと足掻くのか」
武内P「……」
飛鳥「――さぁ、行こうか」
武内P「待ってください! 話は、まだ終わっていません!」
武内P「……いえ、黒い下着です」
飛鳥「とても美しい刺繍が施された、黒い羽だろう?」
武内P「……いえ、黒いブラジャーです」
飛鳥「キミも強情だね。あぁ、だからこそ、人を導こうと足掻くのか」
武内P「……」
飛鳥「――さぁ、行こうか」
武内P「待ってください! 話は、まだ終わっていません!」
395: 2018/05/02(水) 23:12:39.09 ID:xNYqHu2Eo
武内P「二宮さん……神崎さんは、この事をご存知で?」
飛鳥「逆に聞こうじゃないか。蘭子が、それを許すとキミは思うのかい?」
武内P「いえ、思いません」
飛鳥「即答とは、驚いたね。キミは、彼女をよく知っているようだ」
武内P「……」
飛鳥「しかし、それについてはボクも同じ意見さ」
武内P「……」
武内P「……下着泥棒、ですか……!?」
飛鳥「逆に聞こうじゃないか。蘭子が、それを許すとキミは思うのかい?」
武内P「いえ、思いません」
飛鳥「即答とは、驚いたね。キミは、彼女をよく知っているようだ」
武内P「……」
飛鳥「しかし、それについてはボクも同じ意見さ」
武内P「……」
武内P「……下着泥棒、ですか……!?」
396: 2018/05/02(水) 23:18:00.17 ID:xNYqHu2Eo
飛鳥「盗まれたのは、むしろボクの方さ」
武内P「……貴女が、盗まれた側だと?」
飛鳥「それも、ボクがボクである上で、重要なモノをね」
武内P「それは……一体、何でしょうか?」
飛鳥「セカイには、様々な思惑が入り乱れている」
飛鳥「その、思考の海を渡るのを躊躇う、そんな感情さ」
飛鳥「言い換えれば、ボクは、踏み出す勇気を貰った」
武内P「それは……理性や、常識とも、言えるのでは?」
飛鳥「そうとも言う」
武内P「……」
武内P「……貴女が、盗まれた側だと?」
飛鳥「それも、ボクがボクである上で、重要なモノをね」
武内P「それは……一体、何でしょうか?」
飛鳥「セカイには、様々な思惑が入り乱れている」
飛鳥「その、思考の海を渡るのを躊躇う、そんな感情さ」
飛鳥「言い換えれば、ボクは、踏み出す勇気を貰った」
武内P「それは……理性や、常識とも、言えるのでは?」
飛鳥「そうとも言う」
武内P「……」
397: 2018/05/02(水) 23:22:47.80 ID:xNYqHu2Eo
武内P「つまり貴女は……我慢が出来ずに」
飛鳥「そう、ボクは、抑圧から開放された。解き放たれたんだ」
武内P「……神崎さんの下着を盗み」
飛鳥「このセカイと、真っ向から向き合う、その時が来た」
武内P「……エクステとして、装着している、と」
飛鳥「ふふ、彼女の存在を近くに感じるのは、心地いいと表現しても良い」
武内P「……彼女に気づかれない内に、返却を」
飛鳥「――さあ、行こうか」
武内P「待ってください! 帰ろうとしないでください!」
飛鳥「そう、ボクは、抑圧から開放された。解き放たれたんだ」
武内P「……神崎さんの下着を盗み」
飛鳥「このセカイと、真っ向から向き合う、その時が来た」
武内P「……エクステとして、装着している、と」
飛鳥「ふふ、彼女の存在を近くに感じるのは、心地いいと表現しても良い」
武内P「……彼女に気づかれない内に、返却を」
飛鳥「――さあ、行こうか」
武内P「待ってください! 帰ろうとしないでください!」
398: 2018/05/02(水) 23:29:02.75 ID:xNYqHu2Eo
飛鳥「……ふぅん、キミは、まだボクの前に立ちはだかる、と?」
武内P「神崎さんは、私の大切な担当アイドルですから」
飛鳥「そうだね。そして、ボクの親しい友人でもある」
武内P「……」
飛鳥「友人が普段身につけているモノを所持していたい」
飛鳥「そうする事すら罪ならば、間違っているのは、どちらだろうね」
飛鳥「ボクか――それとも、このセカイの方か」
武内P「今回は、貴女です」
飛鳥「……」
武内P「……」
飛鳥「――さあ、行こうか」
武内P「待ってください! あまりに強引すぎます!」
武内P「神崎さんは、私の大切な担当アイドルですから」
飛鳥「そうだね。そして、ボクの親しい友人でもある」
武内P「……」
飛鳥「友人が普段身につけているモノを所持していたい」
飛鳥「そうする事すら罪ならば、間違っているのは、どちらだろうね」
飛鳥「ボクか――それとも、このセカイの方か」
武内P「今回は、貴女です」
飛鳥「……」
武内P「……」
飛鳥「――さあ、行こうか」
武内P「待ってください! あまりに強引すぎます!」
399: 2018/05/02(水) 23:34:37.72 ID:xNYqHu2Eo
武内P「この事を知ったら、神崎さんが悲しみます!」
飛鳥「その心配は無用さ」
武内P「……はい?」
飛鳥「ボクも、蘭子を悲しませたいとは思わない」
武内P「ならば……何故、心配する必要が無い、と?」
飛鳥「同じモノ、未使用だけれどすり替えておいたんだよ」
飛鳥「フェイクには違いないが、限りなく、ホンモノに近い存在だ」
飛鳥「ならば、ホンモノとの違いとは?」
飛鳥「……そう、違わないのさ。彼女が、そうと気づかない限りはね」
武内P「偽物とすり替えておいたのですか!?」
武内P「二宮さん、あまりにも計画的な犯行過ぎます!」
飛鳥「その心配は無用さ」
武内P「……はい?」
飛鳥「ボクも、蘭子を悲しませたいとは思わない」
武内P「ならば……何故、心配する必要が無い、と?」
飛鳥「同じモノ、未使用だけれどすり替えておいたんだよ」
飛鳥「フェイクには違いないが、限りなく、ホンモノに近い存在だ」
飛鳥「ならば、ホンモノとの違いとは?」
飛鳥「……そう、違わないのさ。彼女が、そうと気づかない限りはね」
武内P「偽物とすり替えておいたのですか!?」
武内P「二宮さん、あまりにも計画的な犯行過ぎます!」
400: 2018/05/02(水) 23:40:16.43 ID:xNYqHu2Eo
飛鳥「キミは、フェイクがホンモノを超える事は無いと思うかい?」
飛鳥「ボクはね、抗い続ければ、それは叶うと思っている」
飛鳥「その方法の一つとして、ボクの下着も一緒に置いてきたんだ」
武内P「……はい?」
飛鳥「双翼と呼ぶには、ボクのそれは彼女に及ばない」
飛鳥「ならば、羽ばたきを増やさなければ、上手く翔べやしないんだ」
武内P「その……複数、置いてきた、と?」
飛鳥「ギッシリ、パンパンになる程ね」
武内P「……!?」
飛鳥「ボクはね、抗い続ければ、それは叶うと思っている」
飛鳥「その方法の一つとして、ボクの下着も一緒に置いてきたんだ」
武内P「……はい?」
飛鳥「双翼と呼ぶには、ボクのそれは彼女に及ばない」
飛鳥「ならば、羽ばたきを増やさなければ、上手く翔べやしないんだ」
武内P「その……複数、置いてきた、と?」
飛鳥「ギッシリ、パンパンになる程ね」
武内P「……!?」
401: 2018/05/02(水) 23:44:20.21 ID:xNYqHu2Eo
飛鳥「わかっただろう? セカイは、何も変わらないのさ」
武内P「……二宮さん。貴女が、新たな世界の扉を開いているのでは」
飛鳥「ははっ、そうきたか! 確かに、キミの言う通りだ!」
武内P「反省するつもりは……無い、と?」
飛鳥「ボクは、後ろを向いて飛ぶなんて、器用な真似は出来ない」
武内P「……わかりました」
飛鳥「――さあ、行こうか」
武内P「片桐さんに連絡し、しかるべき処置をお願いします」
飛鳥「!?」
武内P「……二宮さん。貴女が、新たな世界の扉を開いているのでは」
飛鳥「ははっ、そうきたか! 確かに、キミの言う通りだ!」
武内P「反省するつもりは……無い、と?」
飛鳥「ボクは、後ろを向いて飛ぶなんて、器用な真似は出来ない」
武内P「……わかりました」
飛鳥「――さあ、行こうか」
武内P「片桐さんに連絡し、しかるべき処置をお願いします」
飛鳥「!?」
402: 2018/05/02(水) 23:49:26.07 ID:xNYqHu2Eo
飛鳥「そこは……蘭子にじゃなく、かい……!?」
武内P「私は、彼女を悲しませたくありません」
飛鳥「ら、蘭子だったら……許すという事も、有り得ると思わないかい?」
武内P「はい。なので、片桐さんにお願いします」
飛鳥「まぁ、待ってくれ。落ち着いて話をしようじゃないか」
武内P「その時間は、十分にとったかと」
飛鳥「……キミの考えは、よくわかったよ」
飛鳥「――ならば、ボクもそれ相応の決意を見せようじゃないか」
スッ…
武内P「まだ、パンツを隠し持っていたのですか!?」
武内P「やめてください! 差し出さないでください!」
武内P「私は、彼女を悲しませたくありません」
飛鳥「ら、蘭子だったら……許すという事も、有り得ると思わないかい?」
武内P「はい。なので、片桐さんにお願いします」
飛鳥「まぁ、待ってくれ。落ち着いて話をしようじゃないか」
武内P「その時間は、十分にとったかと」
飛鳥「……キミの考えは、よくわかったよ」
飛鳥「――ならば、ボクもそれ相応の決意を見せようじゃないか」
スッ…
武内P「まだ、パンツを隠し持っていたのですか!?」
武内P「やめてください! 差し出さないでください!」
403: 2018/05/02(水) 23:55:07.37 ID:xNYqHu2Eo
飛鳥「さあ、ボクの手を取り、共に歩もうじゃないか」
武内P「お願いします! この様な場面を見られては……!」
飛鳥「その時は、ボクは涙を流し、こう言おう」
飛鳥「――この人の指示でやりました、とね」
武内P「っ……!?」
飛鳥「その時、人々は――セカイは、どんな決断を下すだろう」
武内P「それ、は……!」
飛鳥「さあ、選ぶと良い」
飛鳥「蘭子の黒いセクシーなパンツを受け取るか……否か」
飛鳥「願わくば、キミがボクの手を取ってくれると、信じているよ」ニヤリ
武内P「……腹の立つ、笑顔です……!」
武内P「お願いします! この様な場面を見られては……!」
飛鳥「その時は、ボクは涙を流し、こう言おう」
飛鳥「――この人の指示でやりました、とね」
武内P「っ……!?」
飛鳥「その時、人々は――セカイは、どんな決断を下すだろう」
武内P「それ、は……!」
飛鳥「さあ、選ぶと良い」
飛鳥「蘭子の黒いセクシーなパンツを受け取るか……否か」
飛鳥「願わくば、キミがボクの手を取ってくれると、信じているよ」ニヤリ
武内P「……腹の立つ、笑顔です……!」
404: 2018/05/03(木) 00:02:22.05 ID:xviVpdK+o
飛鳥「どうしたんだい? 何を躊躇っているんだ」
武内P「……!」
飛鳥「……残念だよ。どうやら、時が満ちてしまったようだ」
武内P「何を……言って……!?」
??「プロデューサーさん……?」
??「それに、蘭子ちゃんのお友達の……二宮、飛鳥ちゃんよね……?」
??「えっと……下着を……えっ、えっ?」
飛鳥「チェックメイト、という事さ。ああ、本当に残念だ」
武内P「っ!? この声は――」
美波「あの……どういう事ですか?」
武内P「新田さん……!?」
飛鳥「……まあ、またチャンスは訪れるか」ボソッ
武内P「……!」
飛鳥「……残念だよ。どうやら、時が満ちてしまったようだ」
武内P「何を……言って……!?」
??「プロデューサーさん……?」
??「それに、蘭子ちゃんのお友達の……二宮、飛鳥ちゃんよね……?」
??「えっと……下着を……えっ、えっ?」
飛鳥「チェックメイト、という事さ。ああ、本当に残念だ」
武内P「っ!? この声は――」
美波「あの……どういう事ですか?」
武内P「新田さん……!?」
飛鳥「……まあ、またチャンスは訪れるか」ボソッ
405: 2018/05/03(木) 00:08:38.67 ID:xviVpdK+o
飛鳥「――彼が、どうしても下着が欲しいと言ってね」
武内P「待ってください! 誤解です!」
美波「そんな……どうして……!?」
飛鳥「ボクとしても不本意だけど、意思を変える気は無いみたいなんだ」
武内P「待ってください、新田さん!」
美波「どうして……プロデューサーさんっ!」
飛鳥「それが、彼の選択だからさ」
武内P「それは違います、新田さん!」
美波「下着くらい、私がいくらでもあげます!」
美波「色の指定や、好みの形、何でも言ってください!」
武内P「そういう話ではなく!」
飛鳥「……」
飛鳥「はい?」
武内P「待ってください! 誤解です!」
美波「そんな……どうして……!?」
飛鳥「ボクとしても不本意だけど、意思を変える気は無いみたいなんだ」
武内P「待ってください、新田さん!」
美波「どうして……プロデューサーさんっ!」
飛鳥「それが、彼の選択だからさ」
武内P「それは違います、新田さん!」
美波「下着くらい、私がいくらでもあげます!」
美波「色の指定や、好みの形、何でも言ってください!」
武内P「そういう話ではなく!」
飛鳥「……」
飛鳥「はい?」
406: 2018/05/03(木) 00:15:42.73 ID:xviVpdK+o
飛鳥「待って欲しい……今、何て?」
武内P「落ち着いてください、新田さん!」
美波「私は、シンデレラプロジェクトのリーダーです!」
美波「だから、もっと私を頼ってください!」
美波「美波、精一杯頑張りますから!」
美波「出来るだけ、好みの下着にします、プロデューサーさんっ!」
飛鳥「……!?」
武内P「そういった面で頼るつもりは、全くありません!」
美波「どうしてですか!?」
美波「私は、そんなに頼りないリーダーですか!?」
武内P「切なくなるので、リーダーを連呼しないでください! お願いします!」
飛鳥「……これは、驚いたね」
飛鳥「ボクの知らないセカイが、こんなにも身近に存在していたなんて」
武内P「落ち着いてください、新田さん!」
美波「私は、シンデレラプロジェクトのリーダーです!」
美波「だから、もっと私を頼ってください!」
美波「美波、精一杯頑張りますから!」
美波「出来るだけ、好みの下着にします、プロデューサーさんっ!」
飛鳥「……!?」
武内P「そういった面で頼るつもりは、全くありません!」
美波「どうしてですか!?」
美波「私は、そんなに頼りないリーダーですか!?」
武内P「切なくなるので、リーダーを連呼しないでください! お願いします!」
飛鳥「……これは、驚いたね」
飛鳥「ボクの知らないセカイが、こんなにも身近に存在していたなんて」
407: 2018/05/03(木) 00:22:07.03 ID:xviVpdK+o
飛鳥「成る程……彼女が、統べる存在か」
美波「待っててください、すぐに!」
武内P「何をする気ですか、新田さん!?」
美波「下着をあげるに決まってるじゃないですか!」
武内P「その決定は取り下げてください!」
飛鳥「……やれやれ、ボクは、ちっぽけなヤツだったようだね」
美波「すぐ……すぐですから!」
武内P「待ってください! 本当にやめてください!」
美波「美波、いきます!」
武内P「新田さん、話を――」
美波「キャスト・オフ!!」
ズバァァァンッ!!
美波「待っててください、すぐに!」
武内P「何をする気ですか、新田さん!?」
美波「下着をあげるに決まってるじゃないですか!」
武内P「その決定は取り下げてください!」
飛鳥「……やれやれ、ボクは、ちっぽけなヤツだったようだね」
美波「すぐ……すぐですから!」
武内P「待ってください! 本当にやめてください!」
美波「美波、いきます!」
武内P「新田さん、話を――」
美波「キャスト・オフ!!」
ズバァァァンッ!!
408: 2018/05/03(木) 00:28:56.70 ID:xviVpdK+o
・ ・ ・
飛鳥「彼女がそう言った途端、服が全て弾け飛んだんだよ」
飛鳥「服に、意思があるかの様にね」
飛鳥「物質にも意思が宿ると聞くけど、アレは、彼女の意思だ」
飛鳥「彼女は、自らの意思で、セカイの法則に割り込んだのさ」
ちひろ「……はぁ」
飛鳥「その姿を見て、ボクは考えを改めたよ」
飛鳥「どんなに強い想いでも、叶えられない願いがあると」
飛鳥「……悔しいけれど、そう、思わされてしまった」
ちひろ「……どうしてですか?」
飛鳥「元々つけていない下着は、渡しようが無いだろう?」
ちひろ「……」
飛鳥「彼女がそう言った途端、服が全て弾け飛んだんだよ」
飛鳥「服に、意思があるかの様にね」
飛鳥「物質にも意思が宿ると聞くけど、アレは、彼女の意思だ」
飛鳥「彼女は、自らの意思で、セカイの法則に割り込んだのさ」
ちひろ「……はぁ」
飛鳥「その姿を見て、ボクは考えを改めたよ」
飛鳥「どんなに強い想いでも、叶えられない願いがあると」
飛鳥「……悔しいけれど、そう、思わされてしまった」
ちひろ「……どうしてですか?」
飛鳥「元々つけていない下着は、渡しようが無いだろう?」
ちひろ「……」
409: 2018/05/03(木) 00:36:24.05 ID:xviVpdK+o
・ ・ ・
美波「――はい! これで、下着を渡せます!」
美波「脱ぎますか? それとも、脱がせますか?」
美波「指示を下さい、プロデューサーさんっ!」
武内P「……」
美波「……?」
美波「あの……あんまり、焦らさないでください」
美波「いくら私でも、下着姿は、その……照れちゃいますから///」
武内P「……」
美波「プロデューサーさん?」
美波「――あっ!? や、ヤダ……!///」
美波「すみませんっ! 今日は、ノー下着デーだって、忘れてました!///」
美波「どうしよう……これじゃ、パンツもブラもあげられないわ……!」
美波「――はい! これで、下着を渡せます!」
美波「脱ぎますか? それとも、脱がせますか?」
美波「指示を下さい、プロデューサーさんっ!」
武内P「……」
美波「……?」
美波「あの……あんまり、焦らさないでください」
美波「いくら私でも、下着姿は、その……照れちゃいますから///」
武内P「……」
美波「プロデューサーさん?」
美波「――あっ!? や、ヤダ……!///」
美波「すみませんっ! 今日は、ノー下着デーだって、忘れてました!///」
美波「どうしよう……これじゃ、パンツもブラもあげられないわ……!」
410: 2018/05/03(木) 00:43:11.41 ID:xviVpdK+o
・ ・ ・
飛鳥「――そして、時は動き出した」
ちひろ「……はあ」
飛鳥「ボクが気付いた時には、彼女は倒れていたんだ」
ちひろ「……」
飛鳥「彼のスーツの上着を着せられ、ふふっ、尻を抑えて悶絶していたよ」
ちひろ「……悶絶?」
飛鳥「……とても、痛そうだった」
ちひろ「……」
飛鳥……
飛鳥「――そして、時は動き出した」
ちひろ「……はあ」
飛鳥「ボクが気付いた時には、彼女は倒れていたんだ」
ちひろ「……」
飛鳥「彼のスーツの上着を着せられ、ふふっ、尻を抑えて悶絶していたよ」
ちひろ「……悶絶?」
飛鳥「……とても、痛そうだった」
ちひろ「……」
飛鳥……
411: 2018/05/03(木) 00:50:45.75 ID:xviVpdK+o
・ ・ ・
美波「取れた! お尻が! お尻が取れた!」ジタバタ!
武内P「いえ、ついています」
美波「気休めはよし――あああ、痛い痛い!」ジタバタ!
武内P「……しばらく、そうして反省してください」
武内P「――二宮さん」
飛鳥「な……何だい?」ビクッ!
武内P「神崎さんの下着を返却して、いただけますか?」
飛鳥「……ふふっ、ボクを脅そうと言うのかい?」
武内P「……もしもの時のために、私も同行しますので」
美波「あっ、でもなんだか……あっ♡ 美波、いきますっ♡」モゾモゾッ!
飛鳥「……」
飛鳥「――さあ、返しに行こうか」
美波「取れた! お尻が! お尻が取れた!」ジタバタ!
武内P「いえ、ついています」
美波「気休めはよし――あああ、痛い痛い!」ジタバタ!
武内P「……しばらく、そうして反省してください」
武内P「――二宮さん」
飛鳥「な……何だい?」ビクッ!
武内P「神崎さんの下着を返却して、いただけますか?」
飛鳥「……ふふっ、ボクを脅そうと言うのかい?」
武内P「……もしもの時のために、私も同行しますので」
美波「あっ、でもなんだか……あっ♡ 美波、いきますっ♡」モゾモゾッ!
飛鳥「……」
飛鳥「――さあ、返しに行こうか」
412: 2018/05/03(木) 01:15:08.17 ID:xviVpdK+o
・ ・ ・
飛鳥「――そして、セカイは何も変わらなかった」
飛鳥「ただ、それだけの話だよ」
ちひろ「なるほど、だから、飛鳥ちゃんが呼び出されたのね」
飛鳥「彼が、日を改めてボクと話したいと言ったからね」
ちひろ「……それじゃ、私はもう行くわね」
ちひろ「もうそろそろ、プロデューサーさんも来るでしょうし」
飛鳥「おっと、その必要は無いよ」
飛鳥「ボクは、キミにも居て欲しいと思っている」
飛鳥「ふぅ……キミはまさか、ボクに一人で怒られろと?」
飛鳥「あんな光景を見せられて? 本当に行くのかい?」
ちひろ「新しいセカイに目覚めないよう、気をつけてね」
おわり
飛鳥「――そして、セカイは何も変わらなかった」
飛鳥「ただ、それだけの話だよ」
ちひろ「なるほど、だから、飛鳥ちゃんが呼び出されたのね」
飛鳥「彼が、日を改めてボクと話したいと言ったからね」
ちひろ「……それじゃ、私はもう行くわね」
ちひろ「もうそろそろ、プロデューサーさんも来るでしょうし」
飛鳥「おっと、その必要は無いよ」
飛鳥「ボクは、キミにも居て欲しいと思っている」
飛鳥「ふぅ……キミはまさか、ボクに一人で怒られろと?」
飛鳥「あんな光景を見せられて? 本当に行くのかい?」
ちひろ「新しいセカイに目覚めないよう、気をつけてね」
おわり
413: 2018/05/03(木) 03:30:47.92 ID:omV7YyKIo
乙
こいつぁヤベェ変態さんだせ……と思ったら変態と呼ぶことすら烏滸がましい何かが出てきたでござる
とりあえず形が崩れるからブラはいつも着けてた方がいいと思います
こいつぁヤベェ変態さんだせ……と思ったら変態と呼ぶことすら烏滸がましい何かが出てきたでござる
とりあえず形が崩れるからブラはいつも着けてた方がいいと思います
引用元: 武内P「あだ名を考えてきました」



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