659: 2018/05/11(金) 23:12:40.05 ID:ROgjJUn9o
書きます


武内P「甘い言葉を囁いて欲しい、ですか」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)
660: 2018/05/11(金) 23:14:45.98 ID:ROgjJUn9o
アイドル達「はいっ!」

武内P「いえ、あの……良い返事をされましても」

アイドル達「はいっ!!」

武内P「み、皆さん!? 落ち着いてください!」

アイドル達「はいっ!!!」

武内P「っ……!?」


武内P「わ、わかりました! わ、私に出来る範囲でしたらしますので!」


アイドル達「はいっ!!!!」

武内P「とにかく、大声を出さないでください! お願いします!」

661: 2018/05/11(金) 23:17:48.28 ID:ROgjJUn9o
未央「やー! まさかやってくれるとは!」

武内P「……まずは、本田さんからですか」

未央「うんっ! 頼むよ、プロデューサー!」

武内P「それで、あの……どういった言葉を言えば?」

未央「耳元で、可愛いよ」

武内P「っ!?」


武内P「待ってください! まさか、皆さんも同じ様な……!?」


アイドル達「はいっ!!!!!」


武内P「っ……!?」

663: 2018/05/11(金) 23:21:43.63 ID:ROgjJUn9o
未央「これくらいは出来る範囲だよねっ、プロデューサー♪」

武内P「いえ、あの……しかし……!」

未央「えっ、まさか、さっきの言葉は嘘だったの?」

武内P「待ってください! そういう訳では!」

未央「……私、馬鹿みたいじゃん!」

武内P「っ!?」

未央「うっ……馬鹿、みたいじゃん……ぐすっ!」

武内P「……っ」


武内P「……わかり、ました。やります」


未央「オッケー! 録音した? した?」

アイドル達「バッチリ!」


武内P「……良い、演技です」

664: 2018/05/11(金) 23:25:23.55 ID:ROgjJUn9o
武内P「それでは……失礼します」

未央「カモーン!」

武内P「……」

スッ…

未央「う……これ、結構ドキドキするかも」


アイドル達「……どうぞ」


武内P「……本田さん、可愛いですよ」ボソッ

未央「!?」ゾクリッ

未央「う、うう、うわひゃああああ!?」

ダダダダダッ!


武内P「っ!? 本田さん!? あの、何か問題でも!?」


未央「妊娠した! 三つ子! 三つ子を妊娠した!」


武内P「何故!?」

665: 2018/05/11(金) 23:29:42.49 ID:ROgjJUn9o
武内P「待ってください! あの、軽く囁いただけですよ!?」


アイドル達「早く、こっちに座って!」

未央「うん……うん……!」

未央「いや、あれやばいって……本当、やばいって……!」

アイドル達「……!」ゴクリッ


武内P「その……やはり、問題があったようですね」

武内P「なので、これでもう終わりに――」


アイドル達「はあっ!!!!!!?」


武内P「――っ!? すっ、すみません!?」

武内P「……」

武内P「……やるしか……無いようですね」

666: 2018/05/11(金) 23:34:38.71 ID:ROgjJUn9o
卯月「つっ、次は私でお願いしますっ!」

武内P「……本当に、やるのですか?」

卯月「はいっ!」

武内P「……それで、どういった言葉を言えば?」

卯月「耳元で、頑張ってて偉い、って言ってください!」

武内P「……また、耳元なのですね」

卯月「はい♪」

武内P「……わかり、ました」


アイドル達「ファイトー!」


卯月「はいっ! 島村卯月、頑張ります♪」


武内P「……」

667: 2018/05/11(金) 23:39:22.48 ID:ROgjJUn9o
武内P「それでは……失礼します」

卯月「うぅ、やっぱり……ちょっと緊張しますね」

武内P「……」

スッ…

卯月「あ、あぅ……///」


アイドル達「……どうぞ」


武内P「……島村さんは、頑張っていて偉いですね」

卯月「!?」ゾクリッ

卯月「へっ、へううううううっ!?///」

ダダダダダッ!


卯月「耳が!/// ニュー・ニュージェネレーションズが!///」


武内P「島村さんも三つ子なのですか!?」

669: 2018/05/11(金) 23:46:40.54 ID:ROgjJUn9o
凛「卯月、大丈夫?」

卯月「ぱ……パパとママに報告しないと……///」

武内P「っ!? 待ってください!」

凛「うん、大丈夫そう」

武内P「大丈夫な点が見当たりませんが!?」

凛「良いから。次、行くよ」

武内P「……次は、渋谷さんですか」

凛「うん。私はあんまり興味ないけどね」

武内P「! なら、渋谷さんは飛ばし――」


凛「でも、こういうのを全員でやるって大事だと思う」

凛「プロジェクト全体の意思統一、っていうのかな」

凛「まあ、だから私もやるよ。やるから」


武内P「……」

670: 2018/05/11(金) 23:51:59.68 ID:ROgjJUn9o
武内P「それで、あの……何と言えば、良いのでしょうか?」

凛「うーん……ちょっと、思いつかないかも」

武内P「では、可愛い、や、頑張って偉い、のどちらかで――」


凛「ふざけないでよ!」


武内P「っ!?」


凛「他の女に言った言葉をそのまま言うつもり!?」

凛「有り得ない! 何考えてるか、サッパリわからないから!」

凛「アンタ、私のプロデューサーでしょ!?」

凛「もっと真剣に考えて! でないと、承知しないから!」


武内P「し、渋谷さん……!?」


凛「何? ほら、考えてよプロデューサー」


武内P「……!?」

671: 2018/05/11(金) 23:56:47.88 ID:ROgjJUn9o
武内P「みっ、皆さん! どうか知恵を貸して――」

アイドル達「……」フルフル

武内P「わ、私が考えろと……!?」

アイドル達「はいっ!」

武内P「……!?」

凛「どうしたの? ほら、早くしてよ」

武内P「ま、待ってください! せめて、考える時間を!」

凛「何? そんなにすぐに思いつかない程度なの?」

武内P「っ……あ……いえ……」


武内P「し、渋谷さんの期待に応えられるよう、ですね」

武内P「時間をかけて、ゆっくりと考えたいと……そう、思います」


凛「……ふーん。まあ、悪くないかな」

凛「それじゃ、期待して待ってるから」


武内P「……」

672: 2018/05/12(土) 00:06:03.37 ID:NyPluu8jo
  ・  ・  ・

武内P「……良い、反応です」ボソッ

美波「いきますっ♡」ゾクリッ

武内P「何故!?」


  ・  ・  ・

武内P「このメモを……読めば良いのですね」

アーニャ「ダー! ダヴァイ♪ ダヴァイ♪」

武内P「……モイ リュボーフィ フシェグダー ス タボイ」ボソッ

アーニャ「!」ゾクリッ

武内P「アナスタシアさん、あの、これはどういった意味で……」

アーニャ「は……は……」ブルブルッ

武内P「アナスタシアさん? あの、体が震えて――」

アーニャ「……ハラショー」

…ドサッ!

武内P「アナスタシアさん!? どういう意味で……アナスタシアさん!?」


訳)私の愛はいつも貴女の傍にあります

674: 2018/05/12(土) 00:15:44.40 ID:NyPluu8jo
  ・  ・  ・

武内P「……我が闇に、飲まれるが良い」ボソッ

蘭子「!?」ゾクリッ

武内P「これで……よろしいでしょうか?」

蘭子「魂がよね! もう、震えてたまらんのよ!」

武内P「神崎さん!? あの、言葉遣いが!」

蘭子「我が友と、我が闇が一つとなる時、闇の御子が産声をあげる! あげてるの!」

武内P「あげていません! 生まれていません、神崎さん!」

蘭子「っ!?/// 闇は更に深さを増すと!?///」

武内P「何故、顔を赤らめ……神崎さん!?」

675: 2018/05/12(土) 00:21:39.11 ID:NyPluu8jo
  ・  ・  ・

武内P「……私は、貴女を見捨てません」ボソッ

智絵里「!?」ゾクリッ

智絵里「ほ……本当、ですか?」

武内P「? はい」

智絵里「わたしを……智絵里を見てて、くれますか?」

武内P「はい」

武内P「……むしろ、私が貴女に見捨てられないか、心配です」

智絵里「……」


智絵里「……」

スッ…

武内P「お、緒方さん……?」

智絵里「……智絵里は、絶対に見捨てたりしませんよ」ボソッ

武内P「っ!?」ゾクリッ


智絵里「……えへへっ///」ニコッ


武内P「……良い、笑顔です」

676: 2018/05/12(土) 00:27:32.20 ID:NyPluu8jo
  ・  ・  ・

武内P「あの……本当に、先程の言葉で良いのでしょうか?」

かな子「はいっ♪ お願いします」

武内P「……」

スッ…

武内P「……好きなだけ、食べてもいいですよ」ボソッ

かな子「っ!?」ゾクリッ

かな子「はいっ! 美味しいから、大丈夫ですよね♪」

武内P「いや、駄目ですよ!? 三村さん……三村さん!?」


  ・  ・  ・

武内P「……」

杏「ほらほら~、いい加減覚悟を決めなって~」

武内P「……わかりました」

スッ…

武内P「……働かなくても、良いですよ」ボソッ

杏「っ!?」ゾクリッ

杏「……それじゃ、おやすみなさ~い」

武内P「……お仕事は、してくださいね」

677: 2018/05/12(土) 00:33:37.52 ID:NyPluu8jo
  ・  ・  ・

武内P「城ヶ崎さんと、赤城さんは……?」

きらり「うぇへへ、二人にはぁ、ちょ~っと早いかなぁと思って☆」

武内P「! ありがとう、ございます」

きらり「ううん、だって、Pちゃんも困っちゃうもんねぇ」

武内P「そう、ですね」

きらり「だけどぉ、二人には、あとでちゃ~んと何かしてあげてね!」

武内P「はい。約束します」

きらり「うんうん! これで、みぃ~んなで、ハピハピ出来るにぃ☆」

武内P「……」


武内P「……」

スッ…

きらり「にょわっ!? ぴ、Pちゃ――」

武内P「いつも、ありがとうございます」ボソッ

きらり「っ!?///」ゾクリッ


きらり「う……うっきゃ~っ!/// はずかすぃー!///」テレテレ


武内P「……」

678: 2018/05/12(土) 00:40:22.49 ID:NyPluu8jo
  ・  ・  ・

みく「ぜ~ったい! ぜ~ったい、みくだけに聞こえるようにね!?」

武内P「……はあ」

みく「良い!? Pチャン、ぜ~ったいだからね!?」

武内P「はい。わかりました」

みく「……よし、Pチャン! かかってくるにゃ!」


武内P「……」

スッ…

武内P「……ありのままで、魅力的ですよ」ボソッ

みく「っ!?」ゾクリッ

みく「ま……前川です! 前川みくです! 猫は可愛いから好きです!」

武内P「まっ、前川さん!? あの、語尾は!?」


みく「前川みく! 前川みくを宜しくお願いします!」


武内P「選挙はもう終わっています、前川さん! 落ち着いてください! 前川さん!」

679: 2018/05/12(土) 00:50:33.12 ID:NyPluu8jo
  ・  ・  ・

武内P「多田さんも、ご希望が無いという事で……」

李衣菜「うーん、よくわからないんですよね、こういうの」

武内P「……はい、私も同じ気持ちです」

李衣菜「あ、あははは……まあ、とりあえず、お任せで!」

武内P「お任せ、ですか」

李衣菜「ロックなのを期待してますよ、プロデューサー!」

武内P「……」


武内P「……」

スッ…

武内P「……ネコミミも、似合っていますよ」ボソッ

李衣菜「っ!?」ゾクリッ

李衣菜「なっ、何を言ってるにゃ!?/// 似合ってなんかないにゃ!///」

武内P「すっ、すみません……しかし、その、語尾が」


李衣菜「語尾がどうにゃしたんですか!?/// プロデューサーにゃん!?///」


武内P「っ!? 多田さん、にわか感が! にわかネコキャラ感が凄いです!」

680: 2018/05/12(土) 00:56:09.50 ID:NyPluu8jo
  ・  ・  ・

武内P「……」

凛「そろそろ、私の番かな」

武内P「そ、う……ですね」

凛「もう、大分待ったから」

武内P「……はい」

凛「さすがにここまで待たされたらさ、期待するのは当然だよね?」

武内P「……そう、でしょうか」

凛「うん」

武内P「……」


凛「まさかとは思うけど、考えてないって事は無いよね?」


武内P「……」

681: 2018/05/12(土) 01:03:40.05 ID:NyPluu8jo
武内P「……すみません」

凛「……」

武内P「……」

凛「……はあ、だと思った」

武内P「……」

凛「良いよ、気にしてない」

武内P「……申し訳、ありません」


武内P「それでは、解散し――」


凛「ふーん! ふーん!?」


武内P「……」

凛「良いよ、気にしてない」


アイドル達「……ループ入った」


武内P「……」

682: 2018/05/12(土) 01:12:43.42 ID:NyPluu8jo
武内P「待ってください……今、考えます」

凛「良いよ、気にしてない」ムスッ

武内P「……」

凛「良いから! 気にしてないから!」ムスッ

武内P「……」


武内P「……」

スッ…

凛「今更、何? あっ、顔近――」

武内P「……貴女の笑顔が見たいと、そう、思います」ボソッ

凛「っ!?」ゾクリッ

凛「……」


凛「……///」ニヘラッ


武内P「良い……あ、いえ……はい、そう、ですね」

武内P「はい、笑顔です」

683: 2018/05/12(土) 01:22:41.81 ID:NyPluu8jo
  ・  ・  ・

武内P「……――と、言うような事がありまして」

ちひろ「お疲れ様でした、プロデューサーさん」

武内P「……はい、とても、疲れました」

ちひろ「でも、皆やる気を出してお仕事頑張ってくれてるじゃないですか♪」

武内P「城ヶ崎さんと、赤城さんの埋め合わせも……はい、大変でした」

ちひろ「うふふっ♪」


ちひろ「思った通り、プロデューサーさんは押しに弱いですね♪」


武内P「……まさか、千川さんが彼女達を焚き付けたのですか?」


ちひろ「もうっ! 焚き付けただなんて!」

ちひろ「私は、ちょっとあの子達に囁いただけです」


武内P「……まるで――いえ……何でもありません」


ちひろ「うふふっ、事務員の囁きは、とっても甘いんですよ♪」



おわり

684: 2018/05/12(土) 01:26:18.11 ID:NyPluu8jo
なんか似たようなの書いた気がします
寝ます
おやすみなさい

685: 2018/05/12(土) 02:27:52.72 ID:DoQYUyrSo

ちっひのそれは俗に悪魔の囁きと言われるものでは

引用元: 武内P「あだ名を考えてきました」