1: 2016/01/19(火) 19:15:39.680 ID:Fa77ckXE0.net
~シャロの家~

ココア「ワイルドギース、かわいいなあ♪」モフモフ

シャロ「そ・・・そう?」ビクビク

ココア「かわいいよ?ほらっ」スッ

シャロ「ひっ!?」ビクッ

ココア「ほらほらぁ♪」

シャロ「ちょ・・・近づけないで!」ドンッ

ココア「あ」

ゴシャ
9: 2016/01/19(火) 19:19:44.434 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「コ・・・ココア?」

ココア「」

シャロ「だ、大丈夫?・・・ひっ!?」ビクッ

ココア「」

シャロ「頭から血が・・・うそ?」

ココア「」

シャロ「冗談よね?わ・・・私が悪かったから」

ココア「」

シャロ「そろそろ起きて・・・」ゾクッ

ココア「」

10: 2016/01/19(火) 19:21:36.625 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「ひええええ」

シャロ「落ち着こう・・・ここは>>13するべきだわ」

13: 2016/01/19(火) 19:22:24.838 ID:o9p1LMXBa.net
脈を確認

16: 2016/01/19(火) 19:25:03.959 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「脈を確認しましょう」ガシッ

ココア「」

シャロ「・・・」

ココア「」

シャロ「・・・氏んでる」

シャロ「わ・・・私が頃した・・・の?」

シャロ「そんな・・・でも、不可抗力だし・・・」

シャロ「・・・」

シャロ「(取り敢えず氏体を隠そう)」

17: 2016/01/19(火) 19:29:29.780 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「落ち着きなさい・・・落ち着きなさい」

シャロ「ココアの氏体を外に運ばないと」

シャロ「でも、どうやって・・・?」

>>20
1 千夜宅から大きな鞄を借りる
2 リゼ宅から大きな鞄を借りる
3 チノ宅から大きな鞄を借りる

20: 2016/01/19(火) 19:32:18.202 ID:c0ouu9V4d.net
1

21: 2016/01/19(火) 19:36:03.547 ID:Fa77ckXE0.net
~甘兎庵~

ガラッ

千夜「いらっしゃいませー、あら?シャロちゃん?」

シャロ「・・・」

千夜「ど、どうしたの?随分青ざめてるわよ?」

シャロ「・・・大きな鞄を貸してくれない?」

千夜「えっ?」

シャロ「こ、今度学校で遠足に行くことになって、必要なの」

千夜「・・・わかったわ、今持ってくるから」

シャロ「ありがとう」

千夜「・・・」

22: 2016/01/19(火) 19:39:56.015 ID:Fa77ckXE0.net
~シャロの家~

シャロ「ふう・・・なんとか入ったわね」

シャロ「あとは夜になったらどこか山奥にでも・・・」

シャロ「いや・・・歩いて山奥は無理が」

ドンドンッ!

シャロ「!?」ビクッ

シャロ「だ・・・誰か来た!?」

訪問者>>25

26: 2016/01/19(火) 19:41:15.510 ID:UXwRBpSOa.net
シャロ

29: 2016/01/19(火) 19:46:17.296 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「はーい?」ガラッ

・・・

シャロ「あれ?」

シャロ「誰もいない?」

・・・

シャロ「・・・」ガシャン

シャロ「(もしかして、幻聴?)」ゾッ

シャロ「(・・・もし、誰かにばれたら、私、どうなっちゃうの?)」

シャロ「(うぅ・・・どうして私がこんな目に合わなきゃいけないのよ!)」

シャロ「(あっ、床の血も拭かないと・・・もう!)」

シャロ「どうして・・・どうして・・・」

30: 2016/01/19(火) 19:51:10.644 ID:Fa77ckXE0.net
~夜~

シャロ「そろそろかしら」

プルル・・・プルル・・・

シャロ「!?」ビクッ

シャロ「(チノちゃんからだわ)」ポッ

シャロ「も、もしもし」

チノ「夜分申し訳ありません、あの、ココアさんはまだそちらにいますか?」

シャロ「え?ココア?」

チノ「はい、実は、こちらを発ってからまだ家に帰って来ないのですが」

シャロ「し、知らないわよ!?」

33: 2016/01/19(火) 19:55:28.365 ID:Fa77ckXE0.net
チノ「そうですか・・・」

チノ「ココアさんのことですから、もしかしたら、シャロさんの家に行ったのではと思ったものですから」

シャロ「ごめんなさい」

チノ「いえ、もし連絡があったら、戻ってくるように言ってください・・・失礼しました」プチッ

ツー・・・ツー・・・

シャロ「・・・」

シャロ「(ちょっと待って)」

34: 2016/01/19(火) 20:01:23.586 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「(今から私が外に出ても、歩いて氏体を運べる範囲なんてたかが知れている)」

シャロ「(隠したところで、氏体はすぐに発見されてしまうわ)」

シャロ「(そうなったら・・・真っ先に警察に疑われるのは私!?)」

シャロ「(いえ・・・ココアの外出先が私の家とは限らないわ)」

シャロ「(甘兎だって、リゼ先輩のお家だってあるわけだし)」

シャロ「(そもそもココアが外出してないということも・・・はっ!?)」

シャロ「(な、何考えてるの私!?・・・疑いの目を誰かに向けさせようなんて・・・)」

シャロ「(・・・・・・)」

>>37
1 諦めて自首する
2 犯人をチノに仕立て上げる
3 犯人を千夜に仕立て上げる
4 犯人をリゼに仕立て上げる

37: 2016/01/19(火) 20:03:47.094 ID:ey/5t3mt0.net
2

39: 2016/01/19(火) 20:07:18.939 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「そうよ・・・犯人はチノちゃんだったのよ」

シャロ「私は何も悪くないもの・・・自首なんて考えられないわ」

シャロ「(ごめんなさいチノちゃん・・・世の中に犠牲はつきものなのよ)」

シャロ「さて・・・どうやってチノちゃんを」

シャロ「・・・」

41: 2016/01/19(火) 20:12:57.603 ID:Fa77ckXE0.net
~ラビットハウス(バータイム)~

タカヒロ「・・・」

ガラッ

チノ「お父さん」

タカヒロ「チノ、どうした?」

チノ「ココアさんは?」

タカヒロ「・・・いや」

チノ「・・・そうですか」

タカヒロ「お友達は、どうだったんだ?」

チノ「心当たりに電話してみましたが、みんな知らないそうです」

タカヒロ「そうか」

42: 2016/01/19(火) 20:19:23.632 ID:Fa77ckXE0.net
チノ「・・・」

タカヒロ「そんなに心配しなくても、お前が知らない友人の家にでもいるんじゃないか?」

チノ「そうでしょうか?」

タカヒロ「ココア君のことだから、大丈夫だろう」

タカヒロ「チノ、お前は明日も早いんだから、もう寝なさい」

チノ「・・・はい」

チノ「(ココアさん・・・)」ガラッ

バタンッ

タカヒロ「ふぅ」

ティッピー「・・・しかしのぅ、連絡ぐらいしてほしいものじゃな」

タカヒロ「まあ、そうだな」

ティッピー「まったく、あの子にはほとほと疲れさせられるわい」

43: 2016/01/19(火) 20:27:21.294 ID:Fa77ckXE0.net
青ブルマ「ご馳走様でしたぁ」

タカヒロ「またどうぞ」

バタンッ

タカヒロ「・・・さて」

タカヒロ「そろそろ閉めるぞ、親父、テーブルを頼む」

ティッピー「わしはお絞りじゃないわい!」

タカヒロ「・・・?」ガシッ

ティッピー「ん?どうしかしたか?」

タカヒロ「いや、物音がしたような・・・気のせいだな」

ティッピー「最近は物騒じゃ、戸締りは厳重にな」

タカヒロ「ああ」

ガチャン



「・・・」

44: 2016/01/19(火) 20:35:16.691 ID:Fa77ckXE0.net
その日、チノは夢を見た・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

チノ「た、大変です皆さん!ココアさんの制服のポケットにこれが!」

リゼ「な、なんだあいつ!招待状受け取ってるじゃないか!」

千夜「中身だけ見てなかったみたいね・・・」

チノ「ココアさん?出てきてくださいよ」ドンドン

シャロ「ココア!」ドンドン

チノ「・・・」

>>47
1 早くドアを開けるように説得する
2 知らんぷりをする

47: 2016/01/19(火) 20:42:06.841 ID:YF+D89Cid.net
2

48: 2016/01/19(火) 20:46:34.950 ID:Fa77ckXE0.net
チノ「・・・もうココアさんなんて知りません!」

リゼ「!?」

千夜「チノちゃん?」

チノ「行きましょう皆さん、ピクニック、時間が押していますから」

シャロ「でもココアは?」

チノ「いいんですよ、これ以上は皆さんにも迷惑をかけますから」

リゼ「で・・・でもなあ」

千夜「うーん」

チノ「・・・」

シャロ「・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

AM6時

49: 2016/01/19(火) 20:49:38.117 ID:Fa77ckXE0.net
チノ「・・・うーん」ゴロッ

ドンッ

チノ「?・・・ココアさん?」

チノ「もう、何なんですか?いつ帰ってきたんですか」

チノ「というか、何で私の部屋で寝て・・・えっ」

チノ「えっ・・・血?・・・ココアさん?」

ココア「」

チノ「い、いやああああああああああああああああああああ!?」

51: 2016/01/19(火) 20:54:38.378 ID:Fa77ckXE0.net
ガラッ

タカヒロ「チノ!?一体何が・・・!!??」

チノ「いやぁ!?ココアさん!?ココアさん!?」ブンブン

タカヒロ「こ・・・これは」

チノ「ココアさんが・・・ココアさんが!?あ、あああああああああ!?」

チノ「ぶっ!?おえっ!?おえ゛え゛え゛え゛え゛」

タカヒロ「落ち着け!」ガシッ

チノ「いや!?いやああああああああああああああああああああああ!!」

52: 2016/01/19(火) 21:00:09.133 ID:Fa77ckXE0.net
タカヒロ「だいぶ落ち着いたようだな」

チノ「・・・」ガタガタガタガタ

タカヒロ「落ち着くんだ、いったい何があったんだ?」

チノ「・・・あ、朝起きたら、血まみれのココアさんが隣に」

タカヒロ「・・・それだけか?」

チノ「え?」

タカヒロ「ココア君が何で氏んだのか、お前は何も知らないのか?」

チノ「だ・・・だから、私が起きた時にはココアさんは・・・ううううう」ポロポロ

タカヒロ「(ちょっとまずいな)」

>>55
1 直ぐに警察に知らせる
2 少し考える

55: 2016/01/19(火) 21:01:23.020 ID:Ch0zvIo30.net
2

59: 2016/01/19(火) 21:07:12.628 ID:Fa77ckXE0.net
タカヒロ「チノ泣くな・・・泣くな!」ガシッ

チノ「!?」ビクッ

タカヒロ「あそこに転がっているものを見てみろ」

チノ「?あれは、ココアさんがクリスマスにくれたオルゴールですが」

タカヒロ「あれに、血がビッショリ付いているだろ?」

タカヒロ「このままでは、お前があれでココア君の頭部を殴ったことになる」

チノ「そ・・・そんな!?」

チノ「わ・・・私、頃していません!ココアさんを頃してなんか・・・」

タカヒロ「わかってる」

タカヒロ「いいか、警察は呼ばなければいけない、だが、その前に聞いてくれ」

チノ「・・・」

62: 2016/01/19(火) 21:16:00.732 ID:Fa77ckXE0.net
タカヒロ「・・・さっき確認してきたが、玄関の扉には鍵が掛かっていた」

タカヒロ「俺は昨夜、確かに戸締りをした・・・しかしだ」

タカヒロ「チノ、ココアくんは、この家の鍵を持っていたね?」

チノ「え、ええ、ココアさんには鍵を渡してあります」

タカヒロ「おそらく犯人は、その鍵を奪って昨夜侵入してきたんだ」

タカヒロ「ココア君殺害の罪を・・・お前に被せるために」

チノ「そんな・・・」

タカヒロ「いいか、犯人は必ずココア君、そして、お前の周辺にいる」

タカヒロ「お前が知らない相手と接触していたということは、もはや考えられない」

タカヒロ「ココア君が出かける前、行先について行ってなかったか?もう一度よく思い出すんだ」

チノ「・・・」

63: 2016/01/19(火) 21:22:12.809 ID:Fa77ckXE0.net
チノ「・・・すみません、何も」

タカヒロ「そうか・・・」

タカヒロ「今から警察に連絡するが、お前は昨日、今日のことを正直に話すんだ」

チノ「・・・」

タカヒロ「大丈夫だ、警察だってバカじゃない・・・きっと家から侵入者の痕跡が見つかるはずだ」

チノ「・・・わかりました」

タカヒロ「じゃあ」ピッピッ

チノ「あ、あの」

タカヒロ「?」

チノ「本当に、犯人は私の知っている方なんでしょうか?・・・私にはとてもそんなことは」

タカヒロ「・・・」

64: 2016/01/19(火) 21:26:06.537 ID:Fa77ckXE0.net
その後、ラビットハウスに警察がやってきた

ラビットハウスは臨時休業となり、日中警察の懸命な捜査が行われた

結果、警察は・・・

>>67
1 特に侵入者の痕跡が見つからず、チノを犯人と考えた
2 侵入者の痕跡が見つかったため、外部犯として捜査を開始した

67: 2016/01/19(火) 21:29:53.421 ID:gm3PkRbM0.net
1

68: 2016/01/19(火) 21:36:05.123 ID:Fa77ckXE0.net
タカヒロ「一体、どういうことなんですか!?」ドンッ

タカヒロ「チノが犯人の訳ないでしょう!チノを釈放してください!」

目暮「そういわれましてもなあ、タカヒロさん」

目暮「問題の部屋は徹底的に捜査しましたが、侵入者の痕跡は出なかったんですよ」

目暮「ここは喫茶店ですから、玄関の周辺には第三者の痕跡があって当然ですからなあ」

タカヒロ「・・・」

目暮「とにかく、彼女はこちらで預かります・・・それでは、本日はこれで」

バタンッ

タカヒロ「・・・」

70: 2016/01/19(火) 21:39:52.427 ID:Fa77ckXE0.net
ティッピー「チノが・・・ココア君を」

タカヒロ「そんなはずない!!」ドンッ

ティッピー「しかし」

タカヒロ「こうなったら、俺が犯人を見つけだしてやる」

タカヒロ「さて、2人とよく集まっている3人がいたな・・・」

>>72
1 千夜に会う
2 リゼに会う
3 シャロに会う

72: 2016/01/19(火) 21:41:06.640 ID:eDS+6fAi0.net
1

73: 2016/01/19(火) 21:42:11.625 ID:Fa77ckXE0.net
ティッピー「チノが・・・ココア君を」



ティッピー「チノが・・・ココアを」

74: 2016/01/19(火) 21:46:32.938 ID:Fa77ckXE0.net
~甘兎庵~

ガラッ

千夜「いらっしゃいませー!あら?」

タカヒロ「・・・」

千夜「あなたは、チノちゃんのお父さんですよね?」

千夜「ちょうどよかったわ、あの、昨日からココアちゃんと連絡が取れないんです」

千夜「今日は学校も休んでたし・・・熱でも出したんですか?」

タカヒロ「・・・」

千夜「お父さん?」

タカヒロ「・・・ココア君は、氏んだ」

75: 2016/01/19(火) 21:51:48.105 ID:Fa77ckXE0.net
千夜「し、氏んだ?・・・冗談ですよね?」

タカヒロ「嘘を言っているように見えるかい?」

千夜「・・・!!」

ガッシャーン

千夜「そんな・・・ココアちゃんが!?何で・・・?」

タカヒロ「(こいつが犯人だとしたら、大した役者だな)」

タカヒロ「・・・昨日、ココアくんはここに来なかったかね?」

千夜「昨日ですか?・・・いえ、昨日は学校帰りに一緒だっただけで」

タカヒロ「・・・」

76: 2016/01/19(火) 21:57:04.631 ID:Fa77ckXE0.net
タカヒロ「君は、ココア君とは特に親しくしていたようだね」

千夜「ええ、高校が一緒ですから・・・あの、本当にココアちゃんh」

タカヒロ「ココア君のことは、どう思っているんだい?」

千夜「・・・?とても良い友達だと思っています」

千夜「ココアちゃんとは波長が合うというか・・・とにかく高校ではいつも一緒でした」

タカヒロ「・・・チノは」

千夜「え?」

タカヒロ「チノのことはどう思っているんだ?正直に答えてくれ」

77: 2016/01/19(火) 22:02:22.708 ID:Fa77ckXE0.net
~甘兎庵の外~

シャロ「(チノちゃんのお父さんが入って行ったわ)」

タカヒロ『チノは・・・チノはなぁ!ココア君を頃した疑いで警察に捕まっているんだ!』

タカヒロ『何か知っているなら教えてくれ!お前が、お前が犯人なんじゃないのか!?』

シャロ「(・・・どうやら警察はチノちゃんを犯人と考えているようね)」

シャロ「(このまま放っておいても良さそうだけど・・・!)」

シャロ「(いいアイデア浮かんじゃった!)」

>>80
1 千夜に疑いを掛ける
2 やっぱりやめる

80: 2016/01/19(火) 22:06:51.152 ID:Ch0zvIo30.net
2

81: 2016/01/19(火) 22:10:29.441 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「(いや・・・やめておこう)」

シャロ「(ドアの隙間から甘兎庵の中にココアから奪った鍵を入れようかとも思ったけど)」

シャロ「(よく考えたらそんな簡単に侵入の証拠が見つかるなんて不自然だし・・・)」

シャロ「(ここは黙っているのが吉ね!)」

<ドタドタ

シャロ「(!?やばっ!!来る)」ダッ

82: 2016/01/19(火) 22:15:25.032 ID:Fa77ckXE0.net
ガラッ

タカヒロ「・・・」

バタンッ

タカヒロ「(確か、隣がシャロ君の家だったな)」チラッ

シャロ「(・・・来るわね)」

シャロ「(・・・!待てよ)」

シャロ「(こんな盛りを過ぎたおっさんを騙すのなんて訳ないけど)」

シャロ「(このままコイツを放っておけば、いつかは脅威になるかもしれない)」

シャロ「(・・・)」

>>85
1 タカヒロを頃す
2 やっぱりやめる

85: 2016/01/19(火) 22:16:23.673 ID:RcsIEODr0.net
2

86: 2016/01/19(火) 22:21:30.778 ID:Fa77ckXE0.net
ドンドンッ

シャロ「はい?」

タカヒロ「・・・シャロくんだね?」

シャロ「貴方は確か、チノちゃんのお父さん?」

タカヒロ「そうだ」

シャロ「どうしたんですか?こんな夜遅くに」

タカヒロ「折り入って話がある・・・君は一人暮らしかい?」

シャロ「ええ」

タカヒロ「そうだな・・・じゃあ、隣の甘味処に来てくれないか」

シャロ「はぁ・・・わかりました」

88: 2016/01/19(火) 22:28:28.276 ID:Fa77ckXE0.net
~甘兎庵~

シャロ「そんなまさか、ココアが」

千夜「・・・」

タカヒロ「昨日、ココア君に会ったかい?」

シャロ「・・・いえ?私は学校も違いますし」

シャロ「千夜は会ったの?」

千夜「・・・」フルッ

タカヒロ「ココア君は昨日の夕方、確かにラビットハウスを発っている」

タカヒロ「君たち友人の中の誰かに、会いに行ったと思うんだが」

シャロ「さあ・・・知らないものは知らないし」

92: 2016/01/19(火) 22:34:30.461 ID:Fa77ckXE0.net
タカヒロ「・・・もう少し真剣に答えてくれないか?」

シャロ「はい?」

タカヒロ「君たちの友人が殺されて、俺の娘が警察に捕まっているんだ!」

タカヒロ「さっきから君の態度は一体・・・えっ」

シャロ「・・・」ポロポロ

シャロ「わかってますよ・・・本当のことなんでしょう?」ポロポロ

ババア「ちょっとあんた!うちの隣の子に何してんのよ!」ギロッ

タカヒロ「いや・・・俺は何も」

千夜「出ていってください!お願いです・・・から」ポロポロ

千夜「私たちがココアちゃんを、大切な友人を頃すはずがありません」ポロポロ

タカヒロ「・・・」

93: 2016/01/19(火) 22:40:42.397 ID:Fa77ckXE0.net
バタンッ

千夜「・・・シャロちゃん、大丈夫?」

シャロ「・・・うん」ゴシッ

ババア「全く酷い男だわ、二度と入れなくていいからね」

千夜「・・・」

シャロ「・・・帰る、おやすみ」

千夜「シャロちゃん」

シャロ「何?」

千夜「・・・なんでもないわ」

シャロ「?」

バタンッ

95: 2016/01/19(火) 22:45:45.053 ID:Fa77ckXE0.net
~警察署~

高木「まあそう固くならずに、ほら、カツ丼食べようよ」

チノ「・・・私は頃してないんです」

高木「そうは言ってもさあ・・・取り敢えず食べよう?」

チノ「・・・」

ガラッ

目暮「高木君、そして香風さん・・・朗報だ!」

高木「えっ!?」

チノ「・・・?」

96: 2016/01/19(火) 22:49:39.117 ID:Fa77ckXE0.net
~翌朝~

シャロ「うーん・・・朝ね」ガタッ

シャロ「さてと・・・ニュースは」ポチッ(スマートフォン起動)

シャロ「うん、大きく出てるわね・・・喫茶店殺人事件」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 喫茶店殺人事件、一転 外部犯説が有力に

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

シャロ「・・・!!??」

108: 2016/01/19(火) 23:13:42.802 ID:Fa77ckXE0.net
~ラビットハウス~

チノ「・・・お父さん」

タカヒロ「チノ」

目暮「本当に、申し訳ありませんでした」

タカヒロ「どういうことなんですか?」

高木「被害者の氏亡推定時刻ですが、お店の閉店時間前ということが判明しました」

高木「一昨日、お店がいつも通りの時間まで開いていたことは、青山ブルーマウンテンさんが証言しました」

目暮「もっともこれは、自由に店内で行動できる香風さんの殺人を否定する根拠にはなりませんが」

高木「決定的だったのは、氏因です。被害者は、例のオルゴールとは違った、平たいテーブルのようなものに頭部をぶつけたと判明したのです」

目暮「犯人は、殺害後、店の閉店まで待ってから潜入し、偽装工作をしたとしか考えられません」

目暮「そこで、被害者や、香風さんの友人に事情聴取したいと考えています。住所を教えていただけませんか?」

112: 2016/01/19(火) 23:20:22.677 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「まずいまずいまずいまずい」ドキドキドキドキ

シャロ「落ち着け私・・・やることはやってきた」

シャロ「取り敢えず殺害現場・・・ここに証拠は残ってないはず」ハッ

シャロ「氏体を運んだ鞄・・・しまった!これからルミノール反応でも出たら」

シャロ「・・・!」

>>115
1 千夜の家に戻す
2 リゼの家に投げ込む
3 家宅捜索まではしないはず・・・押し入れに隠しておく

115: 2016/01/19(火) 23:22:11.037 ID:DNLdFCau0.net
1

119: 2016/01/19(火) 23:27:08.290 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「そうだわ、千夜に罪を被ってもらうのが一番いい」

シャロ「でも、中には入れないし・・・」

シャロ「まずい、時間が・・・ハッ!?」

ジャラッ・・・

シャロ「・・・!!!」

120: 2016/01/19(火) 23:30:56.559 ID:Fa77ckXE0.net
~甘兎庵~

ピンポーン

目暮「ごめんくださーい」

高木「・・・出ないですね」

目暮「時間が時間だからな・・・ん?」ガチャッ

目暮「おい・・・空いてるぞ」

高木「不用心ですね」

目暮「・・・入ろうか」

高木「いいんですか?」

目暮「嫌な予感がする」

121: 2016/01/19(火) 23:36:25.751 ID:Fa77ckXE0.net
店内の照明は落ち、人気のない甘味処を闇が覆っていた

高木「入りますよー?あっ!」

目暮「!」

最初に視界を捉えたのは、力なくぶら下がった老婆の姿だった

高木「これは・・・自殺?」

目暮「おい、確かここは、おばあさんと高校生の娘が住んでいるはずだったな?」

高木「はい・・・まさか!?」

目暮「くそっ!」ダッ

122: 2016/01/19(火) 23:38:07.089 ID:Fa77ckXE0.net
~昨夜~

シャロ「はぁー疲れたぁ」

123: 2016/01/19(火) 23:40:17.771 ID:Fa77ckXE0.net
~昨夜・シャロの家~

シャロ「はぁー疲れたぁ」

シャロ「それにしても私って演技派ね、自分で涙が出せるなんて」

ガラッ

千夜「シャロちゃん」

シャロ「!?・・・千夜、どうしたの?」

千夜「・・・自首して、お願いだから」ポロポロ

125: 2016/01/19(火) 23:46:34.380 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「・・・何言ってるの?」ニコッ

千夜「昨日、ココアちゃんと帰るとき、ココアちゃんが言っていたの」

千夜「「今日はシャロちゃんと遊ぶ」って」

千夜「ココアちゃんを探しているチノちゃんから電話があったとき、私はそのことを伝えようとしたわ」

千夜「でも、チノちゃんが「シャロさんの家にも行ってないみたいですし」って」

シャロ「・・・」

千夜「おかしいと思ったけど、その時は特に深く考えたりはしなかったわ」

千夜「でも、ココアちゃんが殺されたって」

千夜「昨夜、何があったの?私たち、親友よね?」

千夜「他の人には無理でも、私になら話せるわよね?お願い」ポロポロ

シャロ「・・・」

128: 2016/01/19(火) 23:52:30.501 ID:Fa77ckXE0.net
シャロ「千夜は、私よりココアを信じるんだ?」

千夜「・・・?」ゴシッ

シャロ「ココアが本当に私の家に行ったとは限らないじゃない、私の言うことが信じられないんだ?」

千夜「・・・鞄」

シャロ「!」

千夜「あの鞄・・・本当は何に使ったの?遠足なんて、無いわよね?リゼちゃんから聞いたんだから」

シャロ「・・・」

千夜「・・・」

シャロ「わかった」

千夜「!」

シャロ「自首する・・・自首するわ」ポロポロ

134: 2016/01/19(火) 23:57:24.655 ID:Fa77ckXE0.net
千夜「シャロちゃん・・・」ポロポロ

シャロ「・・・」

千夜「良かった・・・これでココアちゃんもっ!?」ギョッ

ギシギシ・・・

シャロ「・・・」ギシギシ

千夜「シャ・・・ロ・・・ちゃ」

シャロ「やっぱり、あんたが捕まれば良かったんだわ」ボソッ

千夜「・・・ぁ」ギシッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

高木「警部!・・・宇治松千夜と思われる氏体を発見しました!」

138: 2016/01/20(水) 00:02:17.809 ID:zrwLod980.net
目暮「・・・こっちもロープで首つりか」

高木「若いのに・・・何で自殺なんか」

目暮「自殺とは考えにくい」

高木「え?」

目暮「とにかく、鑑識を呼ぼう」



~シャロの家~

シャロ「ふー・・・なんとか間に合ったみたいね」ゼエゼエ

142: 2016/01/20(水) 00:08:24.912 ID:zrwLod980.net
シャロ「昨日の晩、千夜を殺害したあと」

シャロ「甘兎庵で千夜を吊るし、自殺に見せかけた」

シャロ「途中で邪魔に入った、クソババアも一緒にね」

シャロ「・・・何も問題なんて無いわ、千夜はココアが氏んだことによるショックの自殺、ババアはその後追いよ」

シャロ「でも今朝、警察が外部犯説で動き出したことを知った」

シャロ「私は、千夜宅の鍵を奪ったままポケットに入っていたことに気づき」

シャロ「今朝、再び千夜宅で、今度は「ココア頃しの犯人」として千夜を仕立てることにした」

シャロ「ふふ・・・ふふふ・・・」

148: 2016/01/20(水) 00:19:38.610 ID:zrwLod980.net
~警視庁~

高木「警部、千夜さんが氏んでいた部屋で発見された鞄から、血液が検出されました」

高木「これは喫茶店殺人事件の被害者の血液と一致しました」

目暮「彼女を運んだ道具とみて、間違いないだろう」

高木「警部は、千夜さんは殺害されたのだと?」

目暮「第一に、宇治松宅の鍵が掛かっていなかった、これは犯人のミスだろう」

目暮「自頃する人間が、鍵を開けておくだろうか?普通は、誰にも見られたくないものだろう」

目暮「ましてや、あそこは甘味処だ、鍵が開いていれば、人の出入りの可能性はあっただろう」

高木「なるほど」

目暮「第二に、犯人は殺人の罪を友人の被せるような残忍な奴だ。今更、自殺なんて考えられない」

152: 2016/01/20(水) 00:27:42.576 ID:zrwLod980.net
目暮「残る被害者の友人は、この2人だ」バンッ

高木「桐間紗路、天々座理世・・・」

目暮「この2人のいずれかが、3人を殺害した犯人に間違いない」

高木「地理的には、桐間のほうが犯人の可能性が高いとみていいのでしょうか」

目暮「とにかく、この2人に会ってみようじゃないか」

154: 2016/01/20(水) 00:31:54.949 ID:zrwLod980.net
~シャロの家~

シャロ「♪」

ドンドンッ

シャロ「はいはーい」

シャロ「(警察かしら・・・まあ、事情聴取に来るのは計算済み)」

シャロ「(いつも通りの私なら、簡単に騙しとおせるはず)」

ガチャッ

チノ「・・・」

シャロ「あら?チノちゃん?」

156: 2016/01/20(水) 00:36:48.899 ID:zrwLod980.net
シャロ「チノちゃん、どうしたの?取り敢えず、中へどうぞ」

チノ「・・・はい」

バタンッ

シャロ「チノちゃん・・・千夜が自頃したみたいなの」グスッ

チノ「・・・」

シャロ「ココアも、千夜も氏んで、私・・・一体どうしたら」ポロポロ

チノ「・・・」バンッ

シャロ「痛っ!」

159: 2016/01/20(水) 00:42:59.320 ID:zrwLod980.net
チノ「夢を見たんです」

シャロ「・・・は?」

チノ「みんなで、山へキャンプに行った当日のことを覚えていますか?」

チノ「あの時、ココアさん、部屋に閉じこもってしまいましたよね、あの時の光景を・・・あの夜に」

シャロ「ああ・・・あのときは、一緒にココアを説得したわね」ニコッ

チノ「あれ、もしかしたら、ココアさんのSOSだったんじゃなかったのかって・・・思うんです」

チノ「ココアさんを殺害したのは、あなたですね?」

160: 2016/01/20(水) 00:48:30.890 ID:zrwLod980.net
チノ「夢の中で、私はココアさんをしらんぷりしてしまいました」

チノ「あの時、素直にココアさんを呼んでいたら・・・もしかしたら」

チノ「ドアの向こうからココアさんの「助けて」の声が聞こえて」

チノ「私は・・・あの場にいた貴方を止めることができたんじゃないかって」

シャロ「とんだ幻想ね」

チノ「幻想でも・・・ココアさんを殺害したのは、貴方なんですよ」

チノ「ココアさんのあの日の行先は、シャロさんの家だったに違いないんです」

シャロ「・・・根拠は?」

チノ「ココアさんは、私のお姉ちゃんなんです、言葉に出さなくても、行先ぐらいわかりますよ」キッ

165: 2016/01/20(水) 00:52:57.046 ID:zrwLod980.net
チノ「ココアさんの氏に直面したとき、私は自分を見失ってしまいました」

チノ「あの時、すぐに冷静になって考えることが出来ていたら、もしかしたら」

チノ「もしかしたら、千夜さんが殺されることは防げたんじゃないかと思うと・・・悔しくて仕方ありません」

シャロ「・・・何が望みなの?」

チノ「貴方には、氏んでもらいます」

チノ「それがココアさんへの、千夜さんへの、私からの償いなんです」

170: 2016/01/20(水) 01:00:29.416 ID:zrwLod980.net
・・・・・・

・・・・

・・

チノ「はぁ・・・はぁ・・・」

シャロ「ほ、ほんと馬鹿な奴ねっ!中学生のクソガキが私に勝てるわけないじゃない!」

チノ「コ・・・ココアさん・・・」

シャロ「ココアの氏はね、事故だったのよ!私は何も悪くないの!」ギュギュッ

チノ「・・・」ギシッ

シャロ「ココアと千夜の敵?本当バカみたい!」

シャロ「2人の氏はね・・・必然だったのよ」

チノ「(ごめんなさい)」

チノ「」

シャロ「はぁ・・・はぁ」

172: 2016/01/20(水) 01:05:09.859 ID:zrwLod980.net
その後、シャロは一連の事件の筆頭容疑者として警察にマークされることになった

シャロはめげない・・・生きるために、涙は女の武器、生きるための戦いの果てへ

事件は時効を迎え・・・シャロはリゼと結婚した。私は振り返らない・・・意味のない過去なんて

人間は誰しも自分が幸せならそれで幸せなのである・・・シャロはこれからも、幸せに貪欲な生活を続けていく

178: 2016/01/20(水) 01:09:19.621 ID:zrwLod980.net
千夜が氏んでから投げやりになってしまいました
反省しています、今回はこれにて終わりです 
ありがとうございました

179: 2016/01/20(水) 01:11:07.137 ID:47mQi0KI0.net
おつ
気が向いたらまた立てろ

180: 2016/01/20(水) 01:14:53.489 ID:Bv+cOMhLd.net
>>178
お疲れさん
リゼが空気だったね

引用元: シャロ「ココアを突き飛ばしたら動かなくなった」