咲「！」

優希「なんで咲ちゃんが驚いてるんだじぇ？」

咲「え！？べ、別に驚いてなんかないよ！あは、あはは」

久（……）

和「そうですね……そういえば最近はよく」

咲「和ちゃん！」

和「は、はい。なんですか咲さん」

咲「もう一局！もう一局やろう！ね！」

優希「咲ちゃんもどっかおかしいじょ」

久「ねえ和」

和「なんですか、部長？」

久「やっぱり最近のあなたはちょっと調子が悪いみたいだし、たまには気分転換もいいと思うの」

久「例えば、エトペン以外のものを抱いて打ってみるとか」

和「そうは言っても……この子以上に落ちつくものなんて」

久「そうねえ、じゃあ試しに」

久「和は咲を抱いて打ってみなさい」

咲和「「！？」」

咲「ぶ、部長！な何を」

久「あら、なにか不満が？」

和「いえ、全く何もありません」

咲「和ちゃんまで！？」

久「まあまあ、軽いお遊びみたいなものと思って気楽にやんなさい。咲の代わりには私が入るわ」

和「さあどうぞ、咲さん」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

咲「うぅ……」

ﾄﾝｯ

咲（和ちゃんの家ではよくこうしてもらってるけど、さすがに人前だと恥ずかしいよ……）

ﾄﾝｯ

咲（PC画面と違って、この体勢だと卓が見えないや）

ﾄﾝｯ　ﾁｰ！

咲（……和ちゃんのおっOいで視界が遮られてるし）

ﾄﾝｯ

咲（……和ちゃんの膝、あったかい……）

「咲！そろそろ起きなさい！」

咲「ふぁ、ふぁいっ？」

和「おはようございます、咲さん」

咲「そっか、私、寝ちゃってたんだ……」

咲「って、そういえば対局は？」

まこ「和の圧勝じゃ」

優希「この私が東場で一度もあがれないなんて……なにかの間違いだじぇ」

久「いやあ、想像以上だったわ。いつもよりも強いくらい」

和「当然です。咲さんから力をもらってましたから」

咲「へ、へぇー」

久「この実力を大会でも発揮できれば、戦力アップ間違いなしね！」

咲「いや部長、さすがにそれはちょっと無理が」

和「そうですよ。部員だけならともかく、人前でこれは少し恥ずかしいです」

咲「そうじゃなくて！いや、確かにそれもあるけど！」

久「そんなもの慣れよ慣れ。ちょっと待ってなさい、すぐに練習相手をセッティングするから」

～～～

衣「わーい！咲にののかだ！」

透華「全く、いきなり呼び出してなにかと思えば……」

池田「わざわざうちらを呼び出して練習とか、ずーずーしーにもほどがあるし！」

美穂子「こら華菜、そんな風に言うものじゃないわよ」

ゆみ「強い相手と打てるというなら、こちらも願ったりだが……」



咲（どうしてこうなった）

風呂

～～～

和「ツモ。300、500」

池田「はやっ！？対応できるわけねーし！」

～～～

和「リーチ」

衣「昼間とはいえ、衣の支配をこうも容易く……！？」

～～～

和「カン。……ツモ。嶺上開華、ドラ1」

ゆみ「嶺上まで使うのか！？」

～～～

久「いやー、ここまですごいとは」

和「咲さんがついてますから」

咲「和ちゃん///」

咲「……って、違う！」

透華「我慢なりませんわっ！」

衣「とーか？」

透華「あのぬいぐるみに続いて、今度は恋人を見せつけて目立とうなんて、そうは問屋がおろしませんわ！」

和「いえ、そういうつもりは」

咲「というか、恋人って」

透華「衣、ちょっとこっちに」

衣「？」ﾄﾃﾄﾃ

透華「さ、おいでなさい」ﾎﾟﾌﾎﾟﾌ

衣「おー！とーかのひざまくらだ！」

透華「これで条件は互角！さあ、もうひと勝負いきますわよ！」

想像するだけでなんか和む

？「そういうことなら衣よりも適任がいると思うよ」

～～～

久「いやー、すごい勝負だったわ」

美穂子「龍門渕さん、合宿の時一度だけ見たあの空気になってましたね」

池田「そのうえ海底とか……県予選のトラウマが蘇ったし」

和「まあ私と咲さんの絆の方が強かったようですが」

透華「キーッ！もう一度！もう一度勝負ですわ！」

ゆみ「しかし……膝枕にこれほどの効果があるとは」

美穂子「ひざまくら……ですか」

池田「！」

池田（もしやこれは……キャプテンに膝枕してもらうチャンス！）

久「お、美穂子もやってみる気になった？」

池田（ナイス清澄！）

久「二人一組で集まってることだし、ちょうどいいんじゃない？」

池田（いいぞ清澄！めずらしく空気読んでるし！）

美穂子「あ、あの……えっと」

池田「！　きゃ、きゃぷて」

美穂子「上埜さん！……ど、どうぞ」ﾎﾟﾌﾎﾟﾌ

久「え、私？」

池田「」

久「い、いやー……ちょっと恥ずかしいわね」///

美穂子「い、嫌ですか……？」

久「いえいえ、喜んで寝させてもらいますとも」

池田「」

美穂子（上埜さんの匂い、いい匂い）

美穂子（上埜さんの髪、さらさら）

美穂子（上埜さんの顔、こんな近くに）

久「み、美穂子？」

美穂子「は、はい！」

久「頑張って」

美穂子「！　……はい！」

池田「」

～～～

久「いやー、最高の寝心地だったわ」

和「風越のキャプテンさん……強敵でした」

透華「まだ！まだまだ終わりませんわ！」

ゆみ「まさかハコにされるとは……」

久「ゆみもそろそろ観念したら？」

桃子「そうっすよ！私と先輩の絆を見せつけてやるっす！」

咲「あ、いたんだ」

ゆみ「い、いやしかし」

和「まあ、私と咲さんの絆に勝てる人がいるとは思えませんけど」

ゆみ「……わかった、いいだろう。モモ！」ﾎﾟﾌﾎﾟﾌ

桃子「はいっす！」

ゆみ「……これは、予想以上に恥ずかしいな」

桃子「せんぱーい♪」ｽﾘｽﾘ

ゆみ「こ、こらモモ、暴れるな！くすぐったい！」

桃子「先輩先輩せんぱーい♪」ｽﾘｽﾘｽﾘｽﾘ

ゆみ「やんっ、やめっ、ぁんっ」

和「咲さん、私たちも」

咲「しないよ」

～～～

ゆみ「またハコ……」

久「全然集中できてなかったわね」

桃子「逆転ホームランっす！今度は先輩が私の膝に！」

ゆみ「なっ」

衣「おー！それはいいな！とーか、今度は衣が枕やる！」

透華「くっ……原村和にリベンジするのはまた今度ですわね」

池田「きゃ、キャプテン！あたしも膝枕やりたいし！」

美穂子「あら……じゃあ上埜さん、次は華菜の枕で寝てくださいね」

久「池田さん、よろしくー」

池田「そっちじゃねーし！」

ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ

和「咲さん」

咲「……もう、しょうがないなあ」ﾎﾟﾌﾎﾟﾌ

～～～

インターハイ六日目


竜華「怜ー、テレビ、面白いもんやっとるでー」

怜「んー？」

TV『清澄高校副将、原村和、今日もチームメイトを引きつれての入場ですが……あれは、いいんですか？』

TV『私物って扱いみたいだし、いーんじゃね？知らんけど』

怜「なにあれ」

竜華「一回戦でも膝枕しながら打ってたんやって」

怜「へー。……まさか」

竜華「なあ怜、次の試合の大将戦」

怜「やらへんよ」

終わり

絹恵ちゃんに蹴り飛ばされる咲ちゃんとか、シロのひざを巡って争いを繰り広げる宮守メンバーとか、レジェンドを持っていく灼ちゃんとか
誰か書いてくれないかな

私物ｗｗｗｗ

乙乙

エイスリン「シロ！」ﾎﾟﾝ

シロ「……」

エイスリン「コータイ！」

シロ「あー」

シロ「おんぶして……」

エイスリン「」ｶｷｶｷ

シロ「ふざけんなってこと？」

エイスリン「」ｺｸｺｸ

シロ「じゃあひざまくらでいいや」

エイスリン「ショーガナイ！」