1: 2017/04/09(日) 21:14:05.788 ID:PwC+Au8q0.net
ガヴリール「二郎に行こう」

ヴィーネ「ジロウ?」

ガヴリール「ヴィーネ二郎知らないの?」

ヴィーネ「うん」

ガヴリール「まぁとりあえず行ってみようよ」

5: 2017/04/09(日) 21:16:54.889 ID:PwC+Au8q0.net
ヴィーネ「それなら皆も誘いましょうよ」

ガヴリール「二郎はそんな大人数で食べに行くような所じゃ無いんだけど」

ヴィーネ「2人も4人も一緒じゃない」

ガヴリール「混んでないといいけど」

9: 2017/04/09(日) 21:19:55.954 ID:PwC+Au8q0.net
店前

ラフィエル「ここ一度行ってみたかったんですよ」

サターニャ「私知ってるわよ、食べる前に呪文を店員に唱えるのよね?」

ガヴリール「まぁ間違ってはない」

ヴィーネ「それにしても結構並んでるわね、後少し臭うわ」

13: 2017/04/09(日) 21:26:00.535 ID:PwC+Au8q0.net
ラフィエル「結構脂っこいって聞いたんですけど、食べれますかねぇ」

ガヴリール「まぁ量少なめにすれば大丈夫だと思うよ」

ヴィーネ「あ、そろそろ入れそうじゃない?」

ガヴリール「まず先に食券を買ってね」

14: 2017/04/09(日) 21:29:17.456 ID:PwC+Au8q0.net
入店

サターニャ「狭い店ね」

ガヴリール「・・・・・・」ピッピッ

サターニャ「小ラーメン大ラーメン・・・私は大でいいわ」

ラフィエル「サターニャさん食べれるんですか?」

ヴィーネ「ガヴリールは何にしたのよ、私もそれで・・・」

ガヴリール「ギルティ」

三人「えっ」

16: 2017/04/09(日) 21:31:55.480 ID:PwC+Au8q0.net
ガヴリール「お店に入ったら静かに」

三人「・・・・」

ヴィーネ(わ、私は小ラーメンでいいわ)

ラフィエル(私もそうしましょう)

サターニャ(今ガヴリールなんて言ったのかしら?、もしかしてもう呪文の詠唱が!?)

18: 2017/04/09(日) 21:37:19.283 ID:PwC+Au8q0.net
並んで席に着く四人

ラフィエル(結構待ちそうですね)スマホポチー

ガヴリール「ギルティ」

ラフィエル「またですか!?」

ガヴリール「携帯電話、触るな」

ラフィエル(ガヴちゃん目が怖いです・・・)

サターニャ「ちょっと厳しすぎるんじゃないの?」

サターニャ「そもそもなんで私が人間共のルールに従わなきゃいけないのよ!」

サターニャ「大体私は客でしょ!?」

モブ「ギルティ」

モブ2「ギルティ」

サターニャ「えっ、えっ」

19: 2017/04/09(日) 21:39:39.856 ID:PwC+Au8q0.net
サターニャ(何なのよこいつら・・・)

店長「ニンニク入れますか?」

ガヴリール「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメマシ」

ヴィーネ「え?」

ラフィエル「え?」

サターニャ(来たわね・・・)

20: 2017/04/09(日) 21:42:12.646 ID:PwC+Au8q0.net
ヴィーネ「今なんて言ったのかしら?」ヒソヒソ

ラフィエル「さあ、私にはさっぱり、でもこういう呪文?、みたいなのがあると聞いたことあります」ヒソヒソ

サターニャ「何よビビっちゃって、普通の呪文でしょ普通の」

ヴィーネ「サターニャ分かるの?」ヒソヒソ

サターニャ「任せなさい」

22: 2017/04/09(日) 21:48:52.824 ID:PwC+Au8q0.net
サターニャ「工口イムエッサイム 工口イムエッサイム、我は求め訴えたり」

サターニャ「地獄の犬よ、永遠なる呪いの深淵に転落せる精霊よ、」

サターニャ「悪魔の婚礼の大群の只中に雄雄しく立てる我を見よ!!」

23: 2017/04/09(日) 21:50:24.919 ID:PwC+Au8q0.net
ヴィーネ「・・・・・・」

店長「・・・・・・」

モブ「・・・・・・」

モブ2「・・・・・・」

ラフィエル「っっっっ(笑いを堪えている)」

24: 2017/04/09(日) 21:51:29.191 ID:PwC+Au8q0.net
サターニャ「決まったわ・・・」

店長「あ、あの」

サターニャ「何かしら?」

店長「ニンニク入れますか?」

サターニャ「!?」

26: 2017/04/09(日) 21:54:16.371 ID:PwC+Au8q0.net
サターニャ(何か間違ってたのかしら、悪魔召喚の呪文じゃないの?」

サターニャ「それなら次は」

ヴィーネ「あの、この子と一緒のでお願いします」

ラフィエル「私も」

サターニャ「???」

ヴィーネ「あ、そこの赤い髪の子も同じので」

店長「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメマシねー」

27: 2017/04/09(日) 21:58:47.819 ID:PwC+Au8q0.net
ガヴリール(何やってんだあいつ)

ラーメンが四人の目の前に置かれる

ヴィーネ「こ・・・」

ラフィエル「これは多いですね・・・」

サターニャ「ま、余裕でしょ、いただきまーす」

ヴィーネ「もやし?で麺が見えないんだけど・・・いただきます」

ヴィーネ「ん、美味しい?」

ラフィエル「おお、これが噂の二郎ラーメン」

サターニャ「もやしばっかじゃない、これ本当にラーメンなの?」

ガヴリール(馬鹿め)

28: 2017/04/09(日) 22:02:59.755 ID:PwC+Au8q0.net
ガヴリール(器の中の麺を一気に上へ引っ張り出す)

ガヴリール「ズズズズズーーー」

ラフィエル「あれが天地返し・・・」

ヴィーネ「あんな勢い良く食べなくても」

サターニャ「とりあえずもやしは食べきったわ」

29: 2017/04/09(日) 22:06:01.653 ID:PwC+Au8q0.net
ヴィーネ「ズズズー」

ラフィエル「モシャモシャ」

サターニャ(中々麺が減らないわね・・・)ズズズー

ガヴリール(ここで豚を食べる!)ガツガツ

30: 2017/04/09(日) 22:09:23.414 ID:PwC+Au8q0.net
ヴィーネ「・・・うう」

ラフィエル「まだこんなにあるのに・・・そろそろキツくなって来ましたね」

サターニャ「ま、まだいけるわ・・・」

ガヴリール「ズズズー」

サターニャ(ガヴリールがもうあんなに!、負けてられないわね)

サターニャ「っ!!!」ズズズズズーーーー

31: 2017/04/09(日) 22:13:19.393 ID:PwC+Au8q0.net
ヴィーネ「うううう・・・・」

ラフィエル「何とか食べ切りました・・・」

ヴィーネ「く、苦しい・・・」

ラフィエル「おなかいっぱい過ぎます・・・」

サターニャ「あ・・あ・・」

ガヴリール「サターニャ、まだ麺残ってるぞ」

サターニャ「わ、分かってるわよ・・・」

サターニャ「けどもうお腹が・・・」

ラフィエル「私たちは先に外出てましょうか」

サターニャ「え!?」

33: 2017/04/09(日) 22:19:06.936 ID:PwC+Au8q0.net
サターニャ「もうちょっと待ってなさいよ!」

ガヴリール「だってお客さん待ってるし」

サターニャ「うっ」

ラフィエル「大丈夫です、サターニャさんならきっと全部食べれますよ」

ラフィエル「なんてったってあの大悪魔サターニャさんですもの」

サターニャ「そ、そうね、これくらい何とも無いわ・・・」

ガヴリール「じゃ、待ってるから」

ヴィーネ「サターニャ、無理しちゃダメだからね?」

店を出る三人と入れ替えに次の客が入ってくる

サターニャ「うう・・麺が・・麺が・・・」

37: 2017/04/09(日) 22:28:01.775 ID:PwC+Au8q0.net
20分後

店長「あの、無理なら残してもらって構いませんよ?」

サターニャ「ッ・・ヒグッ・・・・・・・・ウウッ・・・・」

41: 2017/04/09(日) 22:32:31.950 ID:PwC+Au8q0.net
ガヴリール「遅いぞ」

ガヴリール「別に泣くこと無いだろ」

ヴィーネ「次は量を少なくしなきゃね」

サターニャ「うるざい!誰がこんな店!二度と来るもんですか!」

ラフィエル「あらあら」

ヴィーネ「私もしばらくはラーメン自体いいかなー」

ラフィエル「それは私もちょっと同感です」

ガヴリール「えー、美味しいのに」

42: 2017/04/09(日) 22:34:20.730 ID:PwC+Au8q0.net
三日後

サターニャ「ねえガヴリール」

ガヴリール「何だ?」

サターニャ「また二郎行きましょ」

ガヴリール「えっ」

おわり

45: 2017/04/09(日) 22:56:08.700 ID:PwC+Au8q0.net
SSって難しいッスね
次は書き溜めてまたやりたい

46: 2017/04/09(日) 23:16:00.876 ID:nav3qAguM.net
二郎の大食える人って普段かなり節制しないと食費酷いことになりそう

47: 2017/04/10(月) 00:27:03.684 ID:9zxme1rY0.net
二郎行ったことないな

引用元: ガヴリール「ラーメン二郎に行こう」