花陽「そんなぁ......」

希「約束通りウチの膝の上でチーかま10本をウチに食べさせてもらうまで降りることは許しません」

花陽「そんなにチーかまばっかり食べられないよ......せめて間にお米を頂戴」

希「ダメ。チーかまにお米があうわけないやん。そんな不確かなものを花陽ちゃんに食べさせるわけにはいかんなぁ」

花陽「食べみないとわかんないよ」

希「とにかく、ダメ。大人しくウチの手からチーかまが供給されるのをウチの膝の上で大人しく待っとき」

花陽「......誰か助けて」



にこ「...何してんのこれ？」

絵里「花陽がジャンケンで希に負けた罰ですって」

にこ「はぁ......？」

希「じゃあ3本目を。はい、あ～ん」

花陽「あ～ん......」ﾊﾟｸｯ

希「どう？美味しい？」

花陽「うん、まぁ......」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

希「やろ～？さすが丸善やろ～？」


にこ「......まぁ、希がやることを一々気にしてたら禿げちゃうわね」

絵里「もしかして胸がないのは希のへぶっ！」

花陽「......」

希「～♪」

花陽「...あの、希ちゃん？」

希「んー？」

花陽「次のチーかまは？」

希「まぁまぁ、そんなに慌てなくても」ﾜｼｯ

花陽「ぴゃあ！？」

希「柔らかっ......」ﾜｼﾜｼ

花陽「や、やめてぇ！」


にこ「金髪って白髪生えるの？」

絵里「生えるわよ。ものすごく分かりにくいけど」

にこ「へぇ～白髪染めいらないわね」

絵里「そうね......///」

にこ「なんで照れてるの？」

ｶﾞﾁｬ

凛「どーーん！」

にこ「うるさいわよ」

絵里「扉は静かに開けなさい、凛」

希「やっほー凛ちゃん」

花陽「遅かったね」

凛「んん？何でかよちんは希ちゃんの膝に座ってるの？」

花陽「えっと、その......」

凛「いいなー！凛も座りたーい！」

希「座らせてあげたいけど生憎満席やなぁ」

凛「えー！いいなーかよちん」

花陽「そうかな...？」

凛「んー......あっ」

にこ「ん？」

凛「えーいっ」ﾄﾞｻｯ

にこ「わたっ！」

凛「凛はにこちゃんの膝の上で我慢するにゃ」

にこ「ちょっと！どきなさいよ！」

凛「はふ～...」ｸﾃｰ

にこ「寄っかかってこないで！」

凛「......」

にこ「ちょっと凛！」

凛「......背もたれが固い」

ｺﾞｯﾁｰｰｰﾝ!

凛「いったーーー！！」

にこ「今すぐどかないとバリカンで丸禿げにするわよ」

凛「ひどい......」

にこ「ふん」

絵里「よーしよしよし。凛、私の膝の上に来なさい」

凛「絵里ちゃぁあん」ﾓﾌｯ

絵里「よしよし。にこは怖いわねぇ」

凛「ぐすっ......将来ツインテールから禿げればいいんだ......」

にこ「どんな禿げ方よ」

希「花陽ちゃんの太ももはモチモチやねぇ」ﾓﾐﾓﾐ

花陽「やめてぇ～！」

希「太ももだけじゃなくて二の腕も......」ﾓﾐﾓﾐ

花陽「希ちゃあん！」

希「チーかま並の病みつきさが......」

花陽「二の腕摘みながらおつまみと比べないで！」



にこ「完全に工口オヤジよあいつ」

凛「希ちゃんはいつもこんな感じじゃない？」

絵里「そうねぇ」

希「ふむふむ......およっ」ﾑﾆｯ

花陽「あっ！」

希「......このお腹は」

花陽「やめて！それ以上言わないで！」

希「ほっほう」ﾆﾔｯ

花陽「お願い......希ちゃん......」ｳﾙｳﾙ

希「どうしよっかな～」



にこ「真姫は？」

凛「掃除当番。水拭きしたところで滑ってパンツ見えてた」

絵里「何色だった？」

凛「黒」

にこ「意外性０ね」

希「よし、じゃあ5本目。あ～ん」

花陽「あ～ん」ﾊﾟｸｯ

花陽「......んんっ」

希「どう？」

花陽「か、辛いっ」

希「ピリ辛なんよ～それ」

花陽「の、飲み物......」

希「ちょっと待っててな。今ウチの胸から...」

にこ「やめなさい変態」

絵里「花陽、私のカフェオレ飲んでいいわよ」

花陽「あ、ありがとう」ﾁｭｰ

凛「凛も飲みたーい」ﾋｮｲ

にこ「いやそれ私のいちごオレ！」

凛「」ﾁｭｰｽﾞｽﾞｽﾞ

にこ「あーー！全部飲んだわねーー！！」

希「にこっち、うるさいよ。タダでさえ胸ないんやから」

にこ「関係ないでしょうが！！」

凛「ぷはー」

にこ「吐き出しなさい！こら！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

凛「ちょ、くるしっ......」

絵里「にこ、落ち着いがふっ！」

凛「あ、頭が......」

絵里「鼻が痛い...」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

凛「にゃーーー！鼻血でてるーーー！」

にこ「うそっ！ティッシュティッシュ！」


希「よーし、6本目食べようか」

花陽「ふぇぇ......そろそろ飽きてきたよぉ......」

希「ありゃ、飽きちゃった？」

花陽「うん......ちょっと」

希「じゃあウチの膝からは降りられんね」

花陽「ええー......」

希「降りたいならあと5本頑張ろう」

花陽「そんなぁ......」

希「ほら、セブンブランドのチーかまとか持ってきてるから」

花陽「種類の問題じゃないよぉ......」



絵里「......」ﾂﾒﾂﾒ

凛「ごめんね？絵里ちゃんごめんね？」

にこ「だ、大丈夫？」

絵里「......」ｽﾞﾋﾞｯ

希「じゃあ他にもクリーミーチーかまとかあるし」

花陽「だから種類の問題じゃ......というか何本チーかま持ってるの？」

希「このベーコン＆ペッパー美味しいよ」

花陽「うーん......」

希「ほら、1口食べてみ」

花陽「じゃあ......」ﾊﾟｸｯ

花陽「......美味しい」

希「ね？」



絵里「......」

凛「どうしよう......絵里ちゃん喋らなくなっちゃった......」

にこ「顔が生徒会長の時みたいになってる......」

凛「でも凛のこと離してくれないんだけど......」

希「じゃあ次はこれを」

花陽「あむっ......あ、これも美味しい」

希「やろ？じゃあ......」


にこ「なんか盛り上がってきてるんだけど」

絵里「......」

凛「助けてにこちゃん。怖い」

にこ「嫌よ。私も怖いんだから」

凛「そんなぁ！にこちゃんが凛の頭揺らしたからこうなったのに！」

にこ「あんたが私のいちごオレ飲んだからでしょうが！」

凛「ちょっとしか残って無かったんだからいいじゃん！」

にこ「人のもの勝手に飲んでおいてその言い草は何よ！」

凛「にこちゃんのケチ！」

にこ「うるさい泥棒猫！」

凛「にゃんだと！」

にこ「何よ！」

絵里「静かに」

にこりん「はい」


希「でね、チーかまを使ったレシピは......」

花陽「はわぁ～♡美味しそう～♡」

絵里「......」ｽｯ

にこりん「「！！」」

絵里「...にこ、もう片方の膝に」

にこ「えっ？」

絵里「早く」

にこ「は、はい......」ｽｸｯ

ｽﾄﾝ

にこ「......」

凛「......」

絵里「......」ｷﾞｭｯ

にこりん（何これ......）

絵里「......」ｷﾞｭｰｯ

にこ「......あの、絵里？」

絵里「何？」

凛「これは一体......」

絵里「いいから大人しくしてて」

凛「はーい......」

絵里「......」ｷﾞｭｰｯ



希「じゃあウチの家で......」

花陽「行っていいの？」

希「もちろん！何なら泊まってって！」

花陽「ホント？じゃあお言葉に甘えて......」

絵里「......」ｷﾞｭｰｯ

にこ「......」

凛「......」

絵里「......」ｷﾞｭｰｯ

にこ「......」

凛「......」

にこりん（誰か助けて......）


希「よーし、レッツゴー！」

花陽「はいっ！」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)

希「あれ？三人とも何してるん？」

にこ「絵里に聞いて」

希「えりち？何してるん？」

絵里「気にしないで」

希「そう？じゃあウチと花陽ちゃんは行くよ」

絵里「ええ」

凛「いや気にしてよ！」

花陽「じゃあね、三人とも」

希「ばいば～い」

にこ「まって！花陽！希！」

ﾊﾟﾀﾝ

にこりん「......」

絵里「......」

穂乃果「...絵里ちゃんなにしてるんだろ」

海未「さぁ......」

ことり「いいなぁ～私もにこちゃん達抱っこしたぁい」

真姫「でもなんか絵里怒ってない？」

穂乃果「うん、顔が怖いね」

海未「入らない方が良さそうですね」

ことり「そうだね～」ﾊﾟｼｬｯ

真姫「ナチュラルに写メったわね」



絵里「......」

にこりん「......」

ーFinー

終わり

前スレ
ツバサ「ちょっかいは程々に」

ではでは

乙乙

新作来てた！
おつおつ

>>25
乙乙
これの人か

ツバサ「ちょっかいは程々に」