2: 2017/04/04(火) 22:56:49.84 ID:xvo7pmTF.net
ルビィ「おつかれさまです」ガチャ
果南「ルビィおつかれ」
ルビィ「あれ?果南さんだけですか?」
果南「うん」
ルビィ「そうですか」
果南「…」
ルビィ「…」
果南「ねえルビィ、誕生日……来月だよね」
ルビィ「…………はい」
果南「ルビィ、あの……」
ルビィ「わかっています、黒澤家の娘として覚悟はできてます」
ルビィ「果南さん、ルビィを幸せにしてください」
果南「ルビィおつかれ」
ルビィ「あれ?果南さんだけですか?」
果南「うん」
ルビィ「そうですか」
果南「…」
ルビィ「…」
果南「ねえルビィ、誕生日……来月だよね」
ルビィ「…………はい」
果南「ルビィ、あの……」
ルビィ「わかっています、黒澤家の娘として覚悟はできてます」
ルビィ「果南さん、ルビィを幸せにしてください」
3: 2017/04/04(火) 22:58:35.24 ID:xvo7pmTF.net
ルビィ「果南さん」
果南「うん」
ルビィ「昔わたしが海で溺れたとき助けてくれたのが果南さんでした」
果南「ああ」
ルビィ「うちのお母さんはすごく感謝して、それで果南さんがわたしの許嫁になりました」
果南「うん、そうだね」
ルビィ「わたしもあのときのこと、すごく感謝してるんです」
ルビィ「果南さんだったらわたしが困ったとき、助けてくれるって」
果南「ルビィ…」
ルビィ「だからルビィのこともらってください」
果南「うん」
ルビィ「昔わたしが海で溺れたとき助けてくれたのが果南さんでした」
果南「ああ」
ルビィ「うちのお母さんはすごく感謝して、それで果南さんがわたしの許嫁になりました」
果南「うん、そうだね」
ルビィ「わたしもあのときのこと、すごく感謝してるんです」
ルビィ「果南さんだったらわたしが困ったとき、助けてくれるって」
果南「ルビィ…」
ルビィ「だからルビィのこともらってください」
5: 2017/04/04(火) 23:01:24.42 ID:xvo7pmTF.net
果南「ルビィは…それでいいの?」
ルビィ「いいんです、わたしはこれで」
果南「でもやっぱり許嫁なんて時代錯誤だよ」
ルビィ「でもいいんです」
果南「ルビィ、変な意地はらないで」
ルビィ「はってません」
果南「その、ダイヤはなんて言ってるの?」
ルビィ「おねえちゃんは関係ありません」
果南「ルビィ……」
ルビィ「……」
ルビィ「いいんです、わたしはこれで」
果南「でもやっぱり許嫁なんて時代錯誤だよ」
ルビィ「でもいいんです」
果南「ルビィ、変な意地はらないで」
ルビィ「はってません」
果南「その、ダイヤはなんて言ってるの?」
ルビィ「おねえちゃんは関係ありません」
果南「ルビィ……」
ルビィ「……」
6: 2017/04/04(火) 23:03:28.10 ID:xvo7pmTF.net
果南「ルビィよく聞いて」
ルビィ「…」
果南「黒澤家が昔から続く旧家であることはよくわかってる」
ルビィ「はい」
果南「その黒澤家と婚姻関係を結べることも大変光栄だと思ってる」
ルビィ「はい」
果南「それでもやっぱりこの婚約は受け入れられない」
ルビィ「だからどうして……」
果南「わかるでしょ?ルビィが望んでいない」
ルビィ「そんなこと……ありません…」
ルビィ「…」
果南「黒澤家が昔から続く旧家であることはよくわかってる」
ルビィ「はい」
果南「その黒澤家と婚姻関係を結べることも大変光栄だと思ってる」
ルビィ「はい」
果南「それでもやっぱりこの婚約は受け入れられない」
ルビィ「だからどうして……」
果南「わかるでしょ?ルビィが望んでいない」
ルビィ「そんなこと……ありません…」
7: 2017/04/04(火) 23:05:12.92 ID:xvo7pmTF.net
果南「ねえルビィ、小さい頃ダイヤと三人でおままごとしてたこと覚えてる?」
ルビィ「……はい」
果南「いつもダイヤがおかあさんやりたがるから、おとうさん役はわたしかルビィがするしかなかった」
ルビィ「…」
果南「けど実際のところおとうさんはほとんどルビィだった、なぜだか覚えてる?」
ルビィ「……いえ」
果南「ルビィがおねえちゃんと結婚するんだって、言ってきかなかったからだよ」
ルビィ「そんなこと…」
果南「覚えてないの?」
ルビィ「…覚えてません」
ルビィ「……はい」
果南「いつもダイヤがおかあさんやりたがるから、おとうさん役はわたしかルビィがするしかなかった」
ルビィ「…」
果南「けど実際のところおとうさんはほとんどルビィだった、なぜだか覚えてる?」
ルビィ「……いえ」
果南「ルビィがおねえちゃんと結婚するんだって、言ってきかなかったからだよ」
ルビィ「そんなこと…」
果南「覚えてないの?」
ルビィ「…覚えてません」
8: 2017/04/04(火) 23:07:05.68 ID:xvo7pmTF.net
果南「小学生になってダイヤは習い事をはじめたよね」
ルビィ「…はい」
果南「当然遊ぶ時間は減った」
ルビィ「…」
果南「このときルビィはまだよくわかってなくて、なんでおねえちゃんは遊んでくれないの?っていつも泣いてた」
ルビィ「…そんなこと」
果南「で、わたしがルビィの遊び相手することになったんだけど、おねえちゃんじゃなきゃやだって泣かれて」
ルビィ「…それは」
果南「当時はちょっと傷ついたよ、あはは」
ルビィ「ごめんなさい…」
果南「いや、いいんだ」
ルビィ「…はい」
ルビィ「…はい」
果南「当然遊ぶ時間は減った」
ルビィ「…」
果南「このときルビィはまだよくわかってなくて、なんでおねえちゃんは遊んでくれないの?っていつも泣いてた」
ルビィ「…そんなこと」
果南「で、わたしがルビィの遊び相手することになったんだけど、おねえちゃんじゃなきゃやだって泣かれて」
ルビィ「…それは」
果南「当時はちょっと傷ついたよ、あはは」
ルビィ「ごめんなさい…」
果南「いや、いいんだ」
ルビィ「…はい」
9: 2017/04/04(火) 23:09:38.09 ID:xvo7pmTF.net
果南「あとね中学のとき……」
ルビィ「もういいです…昔ばなしは」
果南「え?…」
ルビィ「どういうつもりなんですか?今さらそんな話して」
果南「だって…」
ルビィ「そんな話されてもわたしの気持ちは変わりません!!」
果南「ルビィ…わからないの?」
ルビィ「なにが…ですか…」
果南「ルビィがわがまま言うのは…いつもダイヤのことなんだよ」
ルビィ「!」
ルビィ「もういいです…昔ばなしは」
果南「え?…」
ルビィ「どういうつもりなんですか?今さらそんな話して」
果南「だって…」
ルビィ「そんな話されてもわたしの気持ちは変わりません!!」
果南「ルビィ…わからないの?」
ルビィ「なにが…ですか…」
果南「ルビィがわがまま言うのは…いつもダイヤのことなんだよ」
ルビィ「!」
11: 2017/04/04(火) 23:11:37.40 ID:xvo7pmTF.net
果南「ねえルビィ、今回の婚約受けたのもダイヤが絡んでるからだよね?」
ルビィ「それは…」
果南「ねえどうして?ダイヤになにか言われたの?」
ルビィ「おねえちゃんは何も…」
果南「ほんとに?」
ルビィ「ほんとなんです!おねえちゃんは本当になにも言ってません……」
果南「…だったら、なぜ」
ルビィ「……おねえちゃんは何も言ってくれなかった…わたしは言ってほしかったのに…」
果南「……なにを?」
ルビィ「婚約を……断りなさいって…」
ルビィ「それは…」
果南「ねえどうして?ダイヤになにか言われたの?」
ルビィ「おねえちゃんは何も…」
果南「ほんとに?」
ルビィ「ほんとなんです!おねえちゃんは本当になにも言ってません……」
果南「…だったら、なぜ」
ルビィ「……おねえちゃんは何も言ってくれなかった…わたしは言ってほしかったのに…」
果南「……なにを?」
ルビィ「婚約を……断りなさいって…」
12: 2017/04/04(火) 23:13:28.80 ID:xvo7pmTF.net
果南「それが婚約を受け入れることとどう関係するの?」
ルビィ「関係あります」
果南「なにがさ」
ルビィ「おねえちゃんがわたしの婚約を止めないなら…」
ルビィ「わたしはもう誰のものになったっていいんです」
果南「話が見えないんだけど…」
ルビィ「わたし、おねえちゃんが大好きなんです」
果南「ルビィがダイヤを大好きなのは知ってるよ」
ルビィ「ちがうんです、果南さん」
ルビィ「わたしはおねえちゃんを愛しているんです」
ルビィ「関係あります」
果南「なにがさ」
ルビィ「おねえちゃんがわたしの婚約を止めないなら…」
ルビィ「わたしはもう誰のものになったっていいんです」
果南「話が見えないんだけど…」
ルビィ「わたし、おねえちゃんが大好きなんです」
果南「ルビィがダイヤを大好きなのは知ってるよ」
ルビィ「ちがうんです、果南さん」
ルビィ「わたしはおねえちゃんを愛しているんです」
13: 2017/04/04(火) 23:16:10.09 ID:xvo7pmTF.net
ルビィ「最初は気付いてませんでした」
ルビィ「姉妹の愛情、ただの大好きだったんです」
ルビィ「でも、果南さんや鞠莉さんと仲良くしてるおねえちゃんを見てたら」
ルビィ「もやもやして、いらいらして」
ルビィ「それがおねえちゃんにばれちゃって」
ルビィ「でもおねえちゃんは、わたしに優しくしてくれて」
ルビィ「わたし泣いちゃった」
ルビィ「そのとき気付いたんです」
ルビィ「これはただの大好きじゃないって」
ルビィ「おねえちゃんを誰にもとられたくない」
ルビィ「ずっとわたしだけのおねえちゃんでいてほしいって」
ルビィ「姉妹の愛情、ただの大好きだったんです」
ルビィ「でも、果南さんや鞠莉さんと仲良くしてるおねえちゃんを見てたら」
ルビィ「もやもやして、いらいらして」
ルビィ「それがおねえちゃんにばれちゃって」
ルビィ「でもおねえちゃんは、わたしに優しくしてくれて」
ルビィ「わたし泣いちゃった」
ルビィ「そのとき気付いたんです」
ルビィ「これはただの大好きじゃないって」
ルビィ「おねえちゃんを誰にもとられたくない」
ルビィ「ずっとわたしだけのおねえちゃんでいてほしいって」
15: 2017/04/04(火) 23:19:35.05 ID:xvo7pmTF.net
ルビィ「わたしはおねえちゃんを愛してる」
ルビィ「けれど、わたしたちは姉妹……」
ルビィ「知られてはいけない恋心」
ルビィ「伝えてはいけない気持ち」
ルビィ「望んではいけない愛」
ルビィ「……」
ルビィ「こんなことなら…姉妹じゃなきゃよかった!!」
ルビィ「そうしたら!」
ルビィ「気持ちを伝えられたのに!!」
ルビィ「愛してほしいって言えたのに!!」
ルビィ「けれど、わたしたちは姉妹……」
ルビィ「知られてはいけない恋心」
ルビィ「伝えてはいけない気持ち」
ルビィ「望んではいけない愛」
ルビィ「……」
ルビィ「こんなことなら…姉妹じゃなきゃよかった!!」
ルビィ「そうしたら!」
ルビィ「気持ちを伝えられたのに!!」
ルビィ「愛してほしいって言えたのに!!」
17: 2017/04/04(火) 23:21:21.57 ID:xvo7pmTF.net
果南「……」
ルビィ「ごめんなさい果南さん、いっぱいしゃべっちゃいました」
果南「ううん、平気?」
ルビィ「はい、全部しゃべったらすっきりしました」
果南「そう……」
ルビィ「だから果南さん、わたしをもらってください」
ルビィ「わたし、もうおねえちゃんと一緒にはいられないんです」
ルビィ「いつこの思いがあふれるかわからないから……」
果南「……」
ルビィ「ごめんなさい果南さん、いっぱいしゃべっちゃいました」
果南「ううん、平気?」
ルビィ「はい、全部しゃべったらすっきりしました」
果南「そう……」
ルビィ「だから果南さん、わたしをもらってください」
ルビィ「わたし、もうおねえちゃんと一緒にはいられないんです」
ルビィ「いつこの思いがあふれるかわからないから……」
果南「……」
18: 2017/04/04(火) 23:23:23.11 ID:xvo7pmTF.net
果南「ねえルビィ」
ルビィ「はい」
果南「わたしはダイヤのかわり?」
ルビィ「いえ…それは…」
果南「だってそうだよね、ルビィはダイヤから逃げたいだけ」
ルビィ「ごめんなさい果南さん、わたしそんなつもりじゃ!」
果南「責めてるわけじゃないんだ、事実を確認したかっただけ」
ルビィ「でも…わたし…果南さんのこと…考えもしないで…」
果南「ねえルビィ、わたしも話しておきたいことがあるんだ」
ルビィ「……はい」
ルビィ「はい」
果南「わたしはダイヤのかわり?」
ルビィ「いえ…それは…」
果南「だってそうだよね、ルビィはダイヤから逃げたいだけ」
ルビィ「ごめんなさい果南さん、わたしそんなつもりじゃ!」
果南「責めてるわけじゃないんだ、事実を確認したかっただけ」
ルビィ「でも…わたし…果南さんのこと…考えもしないで…」
果南「ねえルビィ、わたしも話しておきたいことがあるんだ」
ルビィ「……はい」
19: 2017/04/04(火) 23:25:13.32 ID:xvo7pmTF.net
果南「これはルビィだからする話、いいね?」
ルビィ「はい、誰にも言いません」
果南「二年前のダイヤの許嫁との婚約…」
ルビィ「……はい」
果南「ダイヤが拒否して婚約は破談になったよね」
ルビィ「!」
果南「ダイヤは断った理由を誰にも言わず、そして親族中から非難を浴びた…」
ルビィ「なんでそれを…」
果南「ダイヤから聞いたんだ」
ルビィ「そう……ですか」
ルビィ「はい、誰にも言いません」
果南「二年前のダイヤの許嫁との婚約…」
ルビィ「……はい」
果南「ダイヤが拒否して婚約は破談になったよね」
ルビィ「!」
果南「ダイヤは断った理由を誰にも言わず、そして親族中から非難を浴びた…」
ルビィ「なんでそれを…」
果南「ダイヤから聞いたんだ」
ルビィ「そう……ですか」
20: 2017/04/04(火) 23:27:00.35 ID:xvo7pmTF.net
果南「ねえルビィはダイヤが婚約断った理由知ってる?」
ルビィ「…いいえ、おねえちゃんは教えてくれませんでした」
果南「そう……ルビィはどうしてだと思う?」
ルビィ「はじめはわたしのためかな?とも思いました」
ルビィ「でもさすがにそんな都合のいい話なわけないって気付きましたけど」
果南「そう?でも近いよ」
ルビィ「?、果南さんは理由知っているんですか?」
果南「ああ、わたしは、わたしだけは理由を知ってるんだ」
ルビィ「どういう…ことですか?」
果南「ダイヤが婚約を断ったのはね……わたしが原因なんだ」
ルビィ「…いいえ、おねえちゃんは教えてくれませんでした」
果南「そう……ルビィはどうしてだと思う?」
ルビィ「はじめはわたしのためかな?とも思いました」
ルビィ「でもさすがにそんな都合のいい話なわけないって気付きましたけど」
果南「そう?でも近いよ」
ルビィ「?、果南さんは理由知っているんですか?」
果南「ああ、わたしは、わたしだけは理由を知ってるんだ」
ルビィ「どういう…ことですか?」
果南「ダイヤが婚約を断ったのはね……わたしが原因なんだ」
21: 2017/04/04(火) 23:29:04.29 ID:xvo7pmTF.net
ルビィ「え?…」
果南「わたしとダイヤはね、付き合ってたんだ、愛しあってたんだよ」
ルビィ「!!」
果南「ダイヤが婚約するとき、わたしは駆け落ちを考えた」
果南「でもね、ダイヤはわたしと駆け落ちするのを拒んだんだ」
果南「ショックだった、ダイヤはわたしより婚約相手を選んだんだって」
ルビィ「果南さん…」
果南「もちろんダイヤを問い詰めたさ、でもその答えがね」
果南「ルビィの許嫁とは一緒になれない、ルビィを不幸にはできない、って」
ルビィ「……おねえちゃん」
果南「わたしとダイヤはね、付き合ってたんだ、愛しあってたんだよ」
ルビィ「!!」
果南「ダイヤが婚約するとき、わたしは駆け落ちを考えた」
果南「でもね、ダイヤはわたしと駆け落ちするのを拒んだんだ」
果南「ショックだった、ダイヤはわたしより婚約相手を選んだんだって」
ルビィ「果南さん…」
果南「もちろんダイヤを問い詰めたさ、でもその答えがね」
果南「ルビィの許嫁とは一緒になれない、ルビィを不幸にはできない、って」
ルビィ「……おねえちゃん」
22: 2017/04/04(火) 23:31:33.31 ID:xvo7pmTF.net
果南「わたしは何も言えなかった」
果南「そして……身を引いた」
ルビィ「でも、それならなんでおねえちゃんは婚約を断って……」
果南「それもね、わたしのせいなんだ」
ルビィ「え…」
果南「ダイヤが婚約を断ったとき、わたしはまたダイヤを問い詰めた」
果南「婚約を断るくらいならどうしてわたしと駆け落ちしてくれなかったの、って」
果南「やっぱりわたしのこともう好きじゃないんじゃないか、って」
果南「ダイヤは言った」
果南「わたしへの気持ちが忘れられないから、わたし以外を愛せないから、だから他の誰とも一緒になる気はない、って」
果南「そして……身を引いた」
ルビィ「でも、それならなんでおねえちゃんは婚約を断って……」
果南「それもね、わたしのせいなんだ」
ルビィ「え…」
果南「ダイヤが婚約を断ったとき、わたしはまたダイヤを問い詰めた」
果南「婚約を断るくらいならどうしてわたしと駆け落ちしてくれなかったの、って」
果南「やっぱりわたしのこともう好きじゃないんじゃないか、って」
果南「ダイヤは言った」
果南「わたしへの気持ちが忘れられないから、わたし以外を愛せないから、だから他の誰とも一緒になる気はない、って」
25: 2017/04/04(火) 23:33:27.88 ID:xvo7pmTF.net
果南「これがダイヤが婚約を断った理由」
果南「ルビィのため、わたしのため、そして自分のためにダイヤは選択したんだ」
ルビィ「……」
果南「わたしもね、ダイヤと同じ理由で婚約は受けられない」
果南「ルビィには悪いけど、わたしもダイヤ以外の誰も愛せない」
果南「たとえダイヤと一緒になることができなくてもね」
ルビィ「……」
果南「ねえルビィ……」
果南「ルビィは……どうする?」
果南「……どうしたい?」
果南「ルビィのため、わたしのため、そして自分のためにダイヤは選択したんだ」
ルビィ「……」
果南「わたしもね、ダイヤと同じ理由で婚約は受けられない」
果南「ルビィには悪いけど、わたしもダイヤ以外の誰も愛せない」
果南「たとえダイヤと一緒になることができなくてもね」
ルビィ「……」
果南「ねえルビィ……」
果南「ルビィは……どうする?」
果南「……どうしたい?」
26: 2017/04/04(火) 23:36:10.76 ID:xvo7pmTF.net
ルビィ「……婚約は…あきらめます」
果南「ごめんね、ルビィも親戚中からいろいろ言われるかもしれないのに」
ルビィ「気にしないでください、わたし決めました」
ルビィ「わたしもおねえちゃんをずっと愛します」
ルビィ「たとえむくわれなくても、愛する気持ちは変わりません」
果南「ルビィ…」
ルビィ「果南さん約束してください、わたしのおねえちゃんへのこの想い、誰にも話さないって」
果南「うんもちろん、墓場までもっていくよ」
ルビィ「ありがとうごさいます」
果南「こちらこそ……ありがとう」
果南「ごめんね、ルビィも親戚中からいろいろ言われるかもしれないのに」
ルビィ「気にしないでください、わたし決めました」
ルビィ「わたしもおねえちゃんをずっと愛します」
ルビィ「たとえむくわれなくても、愛する気持ちは変わりません」
果南「ルビィ…」
ルビィ「果南さん約束してください、わたしのおねえちゃんへのこの想い、誰にも話さないって」
果南「うんもちろん、墓場までもっていくよ」
ルビィ「ありがとうごさいます」
果南「こちらこそ……ありがとう」
28: 2017/04/04(火) 23:38:11.82 ID:xvo7pmTF.net
ガラッ
ダイヤ「あら、ルビィ、果南さん、もういらしてましたの?」
ルビィ「あ、おねえちゃん」
果南「ダイヤ遅かったね」
ダイヤ「ええ生徒会がたてこんでまして」
果南「そうなんだ」
ダイヤ「それより…ちょうどおふたり揃ってますのね、あの件ですが……」
ルビィ「おねえちゃん、それだけど果南さんと相談して婚約しないことにしたから」
果南「うん、そういうこと」
ダイヤ「は!?どういうことですの?理由をおっしゃいなさい!」
ダイヤ「あら、ルビィ、果南さん、もういらしてましたの?」
ルビィ「あ、おねえちゃん」
果南「ダイヤ遅かったね」
ダイヤ「ええ生徒会がたてこんでまして」
果南「そうなんだ」
ダイヤ「それより…ちょうどおふたり揃ってますのね、あの件ですが……」
ルビィ「おねえちゃん、それだけど果南さんと相談して婚約しないことにしたから」
果南「うん、そういうこと」
ダイヤ「は!?どういうことですの?理由をおっしゃいなさい!」
30: 2017/04/04(火) 23:39:55.09 ID:xvo7pmTF.net
ルビィ「ふふふ、秘密です♪」
果南「さあルビィ、練習いくよ」
ルビィ「はい!果南さん!」
ダイヤ「ちょ、ちょっと!ふたりともまちなさい!」
ルビィ「あははは」
果南「ふふふふ」
これは誰かを愛し
誰も愛してはいけない
そんな残酷な物語
秘めた想いに鍵をかけ
あふれる愛に蓋をして
それでも彼女たちは生きていく
おしまい
果南「さあルビィ、練習いくよ」
ルビィ「はい!果南さん!」
ダイヤ「ちょ、ちょっと!ふたりともまちなさい!」
ルビィ「あははは」
果南「ふふふふ」
これは誰かを愛し
誰も愛してはいけない
そんな残酷な物語
秘めた想いに鍵をかけ
あふれる愛に蓋をして
それでも彼女たちは生きていく
おしまい
33: 2017/04/05(水) 01:11:17.81 ID:v9p5VcFw.net
乙
面白かったよ
面白かったよ
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