1: 2017/04/05(水) 19:35:25.10 ID:d0+3ClaJO
曜(いつもの待ち合わせ場所!)

曜(おっ、ふたりはもういるね!)

曜「千歌ちゃん梨子ちゃーん!」

千歌「あっ、曜ちゃん」

梨子「おはよ」

曜(なら、私のやることはひとつ!)

曜「おはよーそろー!」バサッ

曜(秘技!スカートめくりぃぃぃ!)

千歌「…へ?」

曜「今日は白のフリフリなんだねー」

梨子「…」

相変わらず梨子ちゃんは私をゴミを見るような目で見てきます


2: 2017/04/05(水) 19:35:53.26 ID:d0+3ClaJO
千歌「なっ、な…」ワナワナ

千歌ちゃんは恥ずかしさと怒りで顔が真っ赤!

千歌「曜ちゃんの…」

曜「次のセリフは!」

曜「″曜ちゃんの変態!サイテー!″」

千歌「曜ちゃんの変態!サイテー!」

千歌「…?」

曜「さらに千歌ちゃんは!」

曜「″なっ、なんでわかったの?″って言う!」

千歌「なっ、なんでわかったの?」

千歌「!!?」

曜「ふふっ」バァーン!

3: 2017/04/05(水) 19:36:28.93 ID:d0+3ClaJO
千歌「すごいよ、曜ちゃん!」

曜「へへっ、そうかな?」

千歌「うん!」

曜「そんなに褒められると照れちゃうなー」

千歌「でもさ、なんで私の言ったことがわかったの?」

千歌「まさか予知能力!?」

曜「まあ、そんなところかな?」

千歌「おおっ…!」

曜(漫画でこういうのやってみたから遊びでやってみたけど…)

曜(まさかうまくいくとは思わなかった!)

曜(やっぱ私と千歌ちゃんは運命共同体だね!)

梨子「…」

4: 2017/04/05(水) 19:37:05.12 ID:d0+3ClaJO
梨子「ねぇ、曜ちゃん」

曜「あ?…んん、なに?」

梨子「私にもやってみてくれない?」

曜(は?)

曜「えっ、なんで?」

梨子「いやべつに?曜ちゃんのその特技すごいなーって思ったからかな?」

梨子「自信満々だったし、私の言うことも簡単に予想できるでしょ?」

曜「…」

曜(…なに言ってんだこいつ)

曜「えー、ほら、学校行かなきゃだしさ、また今度」

梨子「まさかさっきのは嘘っぱち?」

曜(あ?)

5: 2017/04/05(水) 19:37:34.29 ID:d0+3ClaJO
梨子「たまたま言ったのが当たったとか?」

梨子「ふふっ、曜ちゃんならありえそうね」

曜「…」ブチッ

曜「いいよ!やろう!うん!!いますぐに!!」

千歌「…」スッ

千歌(8時30分…)

梨子「そう…」

曜「次のセリフは!」バッ

曜「″曜ちゃんならそう言うと思ったわ″!」ビシッ

梨子「曜ちゃんならそう言うと思ってたわ」

梨子「…!」

曜「…」ニヤニヤ

梨子「…」イラッ

7: 2017/04/05(水) 19:38:10.71 ID:d0+3ClaJO
曜「次に梨子ちゃんは″まっ、まぐれよ!″と言う!」

梨子「まっ、まぐれよ!」

梨子「!?」

曜「″なんで!?こんなのありえない!″」

梨子「なんで!?こんなのありえない!」

梨子「!!?」

曜「いやー、自分の才能が怖いよ」

梨子「なっ…!」

梨子「この…うぅっ!」ダッ

千歌「梨子ちゃん!?そっち学校とは逆の方向!!」ダッ

曜(よしっ!梨子ちゃんに勝った!)

曜(WRYYYYYYYYYY!!!)

8: 2017/04/05(水) 19:38:45.39 ID:d0+3ClaJO
教師「で、あるからしてここは…」

曜「ふんふーん」コロコロ

曜(さっきの梨子ちゃんの顔、最高だったなぁ)

曜(いつも私をゴミ同然に見てるからだよ!ざまーみろ!)

曜「…」チラッ

梨子「…」カリカリ

曜(梨子ちゃんを見たらまた思い出してきた…)

曜(″なんで!?こんなのありえない!″)キリッ

曜「くっ…ふ、っ、ふふ…」プルプル

梨子「…?」

梨子(またなにか思い出し笑いしてるのかしら)

梨子(……どうせ朝のことを思い出してるんだろうけど)

9: 2017/04/05(水) 19:39:16.25 ID:d0+3ClaJO
曜(ふぅ…)

曜(ダメだダメだ…笑いすぎたら先生に怒られる…)

曜「…」チラッ

千歌「~♪」カキカキ

曜(ああぁぁ!千歌ちゃんいつ見ても可愛いなぁ!!)

曜(付き合いたい!あわよくば突き合いたい!)

曜「…」

曜(…私ならいけるんじゃないか?)

曜(幼馴染み歴長いし、スカートめくっても全然怒られないし…)

曜(嫌なら怒るよね、もしくは絶交)

曜「…」

曜(もしかして脈アリ?)

10: 2017/04/05(水) 19:39:50.47 ID:d0+3ClaJO
曜(うん、よく考えてみよう)

曜「…」ムムム

曜(もうかれこれ1000回は千歌ちゃんのパンツを見てきた)

曜(普通なら絶交だよ、私なら警察に突き出すし)

曜(でもさ、しかたないんだよ!)

曜(千歌ちゃんが可愛いのがいけないんだから!)

曜(私は悪くない!)

曜(誰だってそーする!私もそーする!)

曜「…」

曜(もしかして千歌ちゃんも私にスカートめくられるの嬉しいんじゃ?)

曜(そうだよ…きっとそうに違いない!)

曜(嫌なら待ち合わせして私と一緒に学校なんて行かないもんね!!)

11: 2017/04/05(水) 19:40:21.01 ID:d0+3ClaJO
曜(私は千歌ちゃんが好き!千歌ちゃんは私が好き!)

曜(これの導き出す答えは…両想い!!)

曜(きたっ!きたこれ!)

曜(私たち、とうとう結ばれるんだね!)

曜(…うん、決めた!)

曜(今日の放課後、千歌ちゃんに告白しよう!)

曜(付き合ったらなにしよっかなー?)

曜(やっぱナニかなー?)

曜(ちゅーもしたいな…あとデートとか!)

曜(デートの場所は…遊園地?いや洋服屋とかアクセサリーショップでお揃いのやつとかもいいね!)

曜(夢がひろがりんぐうううぅぅ!!)

梨子(なんかニヤニヤしてる…)

12: 2017/04/05(水) 19:40:55.27 ID:d0+3ClaJO
放課後

千歌「どうしたの?私だけ残ってだなんて」

曜「んー、ちょっと伝えたいことがあって、ね」

千歌「伝えたいこと?」

曜「えっとね…」

曜『千歌ちゃん!私と付き合いなさい!』ドンッ

曜(…いや、なんか違う)

曜『千歌ちゃん…私のこと、あんまり好きじゃないよね…?』(猫なで声)

曜(違う!これも違う!!)

曜(じゃあ…)

曜『私!渡辺曜は!千歌ちゃんのことが…全速前進…ヨーソロー!!』

曜(これもなんか違ぇよーそろおおおお!!)

13: 2017/04/05(水) 19:41:28.39 ID:d0+3ClaJO
千歌「曜ちゃん…?」

曜「へっ?あ、まっ、ちょっと待って…」

千歌「??」

曜(ストレートにいく…?)

曜(うん、偽るよりはそっちのほうがいいよね…)

曜「…」ググッ

曜「……よしっ!」

曜「千歌ちゃん!」

千歌「?」

曜「千歌ちゃんのことが好きです!付き合ってください!!」バッ

千歌「…」

千歌「…え?」

14: 2017/04/05(水) 19:42:17.36 ID:d0+3ClaJO
千歌「ほっ、ほんと…?」

曜「うん…」

曜「ダメ…かな?」

千歌「えっと…その…」

曜(顔赤いぞ…これはまさかいけるんじゃ!?)

千歌「うぅ…」グシグシ

曜「返事、くれる…?」

千歌「…」コクッ

千歌「えっとね…わたし…」

曜(あっ、これ100%成功するやつだ!)

曜(やはり、この渡辺曜に″運″は味方してくれているッ!フフフフフフフ!)スッ

曜「次のセリフは!」バッ

15: 2017/04/05(水) 19:42:52.29 ID:d0+3ClaJO








曜「″私も曜ちゃんのことが大好き!よろしくね!″」








千歌「ごめんっ!私、梨子ちゃんが好きなの…」








16: 2017/04/05(水) 19:43:33.95 ID:d0+3ClaJO
曜「…」

曜「……え?」

曜「あ、ああ、あの、もう一回言ってくれる?」

千歌「私、梨子ちゃんのことが好きなの…」

千歌「それに、毎日スカートめくる人とは無理…」

曜「…」

曜「」

その言葉に曜はひどくショックを受けた

曜(悪いのは私なのか?)

曜(私はただ、千歌ちゃんが好きなだけだったのに…)

いくら頭を巡らせても、結論はでなかった

そして曜は 考えることをやめた

おしまい

17: 2017/04/05(水) 19:44:10.54 ID:d0+3ClaJO
″次のセリフは!″と、″考えるのをやめた″を言いたかっだけです

不快に感じた人は大変申し訳ありませんでした

Aqoursの口調って難しいですね

読んでくれた人ありがとうございました

前作↓

穂乃果「えっ、ふたりともクリスマス用事あるの?」

よければこちらも読んでみてください

18: 2017/04/06(木) 07:47:05.70 ID:Sl2gdtAsO
そら(自分だったら警察に突き出すようなことをしたら)そう(言う返事になる)よ

引用元: 曜「次のセリフは!」