1: 2015/12/15(火) 02:01:44.035 ID:vQmPCOLL0.net
私緒方智絵里は昔から気が弱い引っ込み思案です。

こんな私ですが最近プロデューサーさんにスカウトしてもらってアイドルやってます。

高校とレッスンとの両立は大変だけどせっかくスカウトしてもらったんだしできる限りはがんばりたいです。

こんな私だけど応援してくれますか?
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(9) (電撃コミックスEX)
5: 2015/12/15(火) 02:09:24.097 ID:vQmPCOLL0.net
智絵里「ふぅ今日も学校大変だったなぁ…」

私、緒方智絵里年は16歳の高校2年生です

昔からクローバーが好きでよく公園とかで四つ葉のクローバーを探しています

今日もいつものように学校から家への帰り道の途中にある公園で四つ葉のクローバーを探していました

いつもとなんら変わりのないはずのその日私の運命は大きく変わりました

智絵里「あっ四つ葉のクローバーあった」

私が四つ葉のクローバーをみつけるのはそう珍しいことでもありません

それでもその日見つけた四つ葉のクローバーには心引き寄せられるものがありました

なぜでしょう

その時の私にはまだわかりませんでした

8: 2015/12/15(火) 02:17:11.001 ID:vQmPCOLL0.net
P「何か探しものですか?」

声をかけられました

四つ葉のクローバーを見つけてしゃがみ込んでいたので何か探し物をしていたと勘違いしたんでしょう

まあ探し物をしていたことは事実ですが

智絵里「いえ…四つ葉のクローバー見つかったので…」

P「おぉ四つ葉のクローバー初めて見たな」

智絵里「良かったらどうぞ」

私は丁寧に四つ葉のクローバーを引き抜いてそれを手渡そうとした

P「いや見てるだけで幸せになったよありがとう。それは君が見つけたんだろうなら自分で大切にするといいよ」

そう言ってその人は去ってしまった

9: 2015/12/15(火) 02:21:24.569 ID:vQmPCOLL0.net
私が四つ葉のクローバー探しを始めてから声をかけられることはたまにありました

しかしそれはからかい半分とかちょっかいをかけてくる人たちばかりで私はそれが怖かった

でもさっきの人は違ったな…

智絵里「ふふっ」

私にはそれがうれしかったのかもしれません

また会えるかな…

そんな感じでこの日は浮かれながら帰った気がします

12: 2015/12/15(火) 02:27:31.697 ID:vQmPCOLL0.net
翌日私は学校の帰り公園に寄ることにしました

二日連続で公園に行くことなんてほぼないのに昨日のことが忘れられずに足を運んでしまったのです

それが私を苦しめることになりそして救うことになるのですが

智絵里「四つ葉のクローバーは昨日見つけたしもうないよね」

公園には人気がありませんでした

帰ろうかな…そう思った時です公園の出入り口から3人の不良っぽい格好をした男の人がはいってきました

この公園の出入り口は一つしかありません

私の思考力はその時点でストップしてしまい動くことができなくなってしまいました

13: 2015/12/15(火) 02:31:51.232 ID:vQmPCOLL0.net
不良1「おっなんか女の子いるよ~」

不良2「結構かわいいじゃん」

私は怯えて声も出ません

不良3「この子怯えてるぜ」

不良2「まあいいじゃん一緒に遊ぼうよ」

私はついに腰が抜けてその場にしゃがみ込んでしまいました

不良1「これちょっとまずいんじゃね」

不良3「悪ふざけがすぎたなごめんな嬢ちゃん俺らはもう帰るから安心しな」

15: 2015/12/15(火) 02:38:10.623 ID:vQmPCOLL0.net
そして腰を抜かしたまま私は公園に一人きりになりました

そんな時です

昨日のあの人が来ました

P「おわっちょっと地面に座り込んでどうしたの!?」

智絵里「腰が抜けちゃって立ち上がれないんです…」

恥ずかしい

だけどそんな私をその人は優しく抱き上げてくれました

P「とりあえずベンチに移動するね」

智絵里「うぅ~すいません」

P「それはそうとまた会えてうれしいよ自己紹介がまだだったね僕はアイドルのプロデューサーをやってるんだ昨日君に会って気になって今日もこのへんをうろついてたら君が公園で倒れてるんだもんびっくりしたよ」

智絵里「プロデューサーさんですか…私は緒方智絵里です」

16: 2015/12/15(火) 02:43:34.170 ID:vQmPCOLL0.net
まさか昨日偶然出会った人がアイドルのプロデューサーだなんて普通は予測もつきませんよね

でもこれは運命だったんです

P「ここから家は近いか?」

智絵里「ここからだと10分くらいでつきます」

P「なら大丈夫だな」

そう呟くとプロデューサーさんはしゃがみ込み私に背中を向けました

P「ほら乗って家まで送っていくよ」

智絵里「さすがにそれは…」

私はそれを断ろうとしましたがそこはプロデューサーが引かずに若干強引目に私を家まで送ることになりました

17: 2015/12/15(火) 02:53:56.714 ID:vQmPCOLL0.net
帰り道プロデューサーさんにおんぶしてもらった私は恥ずかしさと申し訳なさで頭をいっぱいにしていました

智絵里「迷惑かけてすいません」

P「迷惑なんて思ってないさ」

P「俺はな昨日四つ葉のクローバーを探す君を見てなにか放っておけないって思ったんだ。そう君をみると応援したくなるこれはアイドルとしての十分な素質だ。アイドルにならないか?」

智絵里「私もこのままじゃなにもない弱い自分を変えたいずっとそう思ってました。今日怖い人に話しかけられただけで腰を抜かしちゃうこんな自分じゃダメなんです」

四つ葉のクローバーは私の自信だった

P「君…いや智絵里!今は弱くてもきっと強くなれる…俺と一緒に強くなろう」

私は自分自身にも自信をもってみたい

智絵里「はい、私アイドルになります」

18: 2015/12/15(火) 02:55:08.006 ID:vQmPCOLL0.net
終わりです

読んでくれてありがとうございました

久しぶりにss書いたので話の作りは適当だし読みづらいと思いますが勘弁を…

引用元: 智絵里「つよくなりたい」