1: 2010/08/13(金) 15:46:47.93 ID:k4RpeQAO
早いけど、主人公が変わるんで立てました

前スレ 唯「私、平沢唯、12歳!」

前スレは唯律が主人公(カントー編)

今回は澪が主人公

3: 2010/08/13(金) 15:56:45.64 ID:k4RpeQAO

澪「ふう、これでカントーのジムバッジは全部揃ったな」

澪「んー、ポケモンリーグは2年先かあ…
長いな…」

澪「とりあえず、お家に帰ろう」

澪「行こうか、カゲぴょん」

カゲぴょん(ヒトカゲ)「カゲー」
けいおん! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

4: 2010/08/13(金) 16:01:07.25 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
澪「ただいまー」がちゃ

澪ママ「あら、おかえり澪!」

澪「ママ!ただいま」ぎゅう

澪ママ「あらあら、旅から帰っても変わらず甘えん坊ねえ」

澪「うう…だってえ///」
澪ママ「そういえば、友達の紬ちゃんがいらっしゃってたわよ」

澪「あ、ムギが?」

5: 2010/08/13(金) 16:04:38.72 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
斉藤「紬お嬢様なら、あちらに」

澪「あ、ありがとうございまひゅ!…あ///」

斉藤「ほほほ
ごゆっくりなさいませ」

澪「ひ、ひゃい!」

澪(うう…いつ来ても緊張するなあ…ムギの家は)

澪「あ…あったあった、ムギの部屋」

こんこん

紬「はぁーい、どうぞぉー」

6: 2010/08/13(金) 16:08:45.31 ID:k4RpeQAO
がちゃ

澪「よ、ようムギ」

紬「あら、澪ちゃん久しぶり
いきなりごめんね。旅が終わったって聞いて…」

澪「ううん、挨拶しに来るとこだったし
ムギも旅終わったんだな?」

紬「うん
あ、そういえば唯ちゃんとりっちゃんも旅に出たそうよ」

澪「そうなのか?
…大丈夫かな…」

紬「大丈夫よ♪
二人で行ったんだしね」

7: 2010/08/13(金) 16:13:13.79 ID:k4RpeQAO
澪「それでムギ、話って?」

紬「うん」ぱかっ

澪「バッジケース…?
って、全部揃ってる!」

紬「澪ちゃんも揃えたのよね?」

澪「あ、ああ」

紬「バッジを全部揃えた…意味はわかるわよね?」

澪「!
ムギもポケモンリーグに…?」

紬「ええ」

8: 2010/08/13(金) 16:18:53.17 ID:k4RpeQAO
澪「そっか…」

紬「それでね、リーグは2年後でしょ?その間に唯ちゃんりっちゃんもバッジを集めてリーグに出場すると思うの」

澪「そうだな」

紬「その場合、先に旅を終えた私達はブランクがあり不利になるわ
だから、また旅をしたらいいんじゃないかしら?って」

澪「…なるほど」

9: 2010/08/13(金) 16:23:59.99 ID:k4RpeQAO
澪「でも、旅ってどこに…」

紬「他の地方よ」

澪「!
で、でも…ほ、他の地方って……こ、こわい…」

紬「大丈夫よ
私が薦める地方だから
いい所よ♪保証するわ」

澪「む、ムギがそういうなら…」

紬「じゃあ決定ね♪」

澪「あ、ああ!」

澪(新しい旅か…なんかドキドキする…
…色んな意味で)

10: 2010/08/13(金) 16:26:46.15 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
澪ママ「そっか
また旅に…」

澪「ごめんねママ。帰ってすぐに…」

澪ママ「ううん
女の子は旅に出るものだものね
仕方ないわ」

澪ママ「そのかわり
頑張ってきなさい!途中で帰ってきたら承知しないから!」

澪「うん!」

11: 2010/08/13(金) 16:28:56.20 ID:k4RpeQAO
――――――――――――――――――――――
がたんがたん

澪(トラックでどこ行くんだろう…)

がたんがたん

澪「不安だな~…」

カゲぴょん「カゲカゲ!」

澪「!そうだよね、ママに頑張れって言われたし
ムギもいるし!」

がたんがたん…

ききぃ

澪「お、着いたのか?」

12: 2010/08/13(金) 16:33:11.64 ID:k4RpeQAO
斉藤「着きましたよ、秋山様」

澪「ありがとうございまひゅ!あ…///」

斉藤「ほほほ
ここはホウエン地方でございます」

澪「ホウエン地方…」

斉藤「左様でございます
…それではよい旅を
私はこれで」

澪「あ、は、はい」

ぶろろろろ

澪「……………」

澪(………って、ムギ一緒じゃないのーーーーーー!?)

―プロローグ完―

20: 2010/08/13(金) 20:30:36.77 ID:k4RpeQAO
>>18
ありがとうございます

>>19
書き溜めが終われば投下できますが
分からないです
とりあえずプロローグだけでもと

24: 2010/08/14(土) 10:51:23.35 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
数ヶ月前 トクサネシティ

???「ニャ!?」だん!

???「お前は必要ない
弱小ポケモンなどいらん」

???「ニャ…」がく

25: 2010/08/14(土) 10:53:37.33 ID:evZ3A6AO
???「ふ、海に棄てておくか
見つかると色々と面倒だからな」ぶんっ

ばしゃん!

???「魚の餌にでもなっておけ」

???「さあ、こちらが例の隕石・グランメテオです。サカキ様」

サカキ「ふ、これがか
……宇宙ウイルスが付与していると聞いたが?」

サキ「ええ、いずれこれは強力なポケモンとなるでしょう」

サカキ「くく、楽しみだ」

26: 2010/08/14(土) 10:56:05.12 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
???「…うぐ、ニャ!?
ニャ、ニャーはどうしたんだニャ…?
!…そうニャ、サカキ様に棄てられ…………ぐニャ…!」

???「………ってここはどこニャ?」

27: 2010/08/14(土) 10:59:42.73 ID:evZ3A6AO
ニャース「ニャー」とことこ

ぐにゅ

???「………ん?下がやわらかいニャ……って」

グラエナ「グルルルル…!!」

???「ニャーーーーーーー!!??」

28: 2010/08/14(土) 11:02:48.03 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
澪「うう…ムギ~…
なんでだよ~……
こんな見知らぬ土地で一人にしないで~…」ぽろぽろ

澪「……うう~
というかここはどこ…」

???「ニャーーーーーーーーーーー!!!!
助けてニャーーーーーーーーーーーーー!!!」

澪「ひゃう!!!
って、ひ、悲鳴…?」

29: 2010/08/14(土) 11:05:59.18 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
ちら

澪「こ、ここらへんから声が…
!!」

グラエナ「ガルルル!!」だだだ

???「ニャーーーーーーーー!!」だだだ

澪「お、追いかけられてる…?
あ、た、助けなきゃ…
カゲぴょん!」ぽん!

カゲぴょん「カゲー!」

30: 2010/08/14(土) 11:08:29.37 ID:evZ3A6AO
???「ニャ!?」

グラエナ「ガルルル!!」

澪「し、しっしっ!
い、今逃げたら何もしないぞ!
ほら、しっしっ!」

グラエナ「ガルルル!」

澪「うう…
ダメみたいだな……
カゲぴょん、ひのこ!」

カゲぴょん「カゲ!」ぼう

グラエナ「!?」ぼわあっ

31: 2010/08/14(土) 11:11:02.47 ID:evZ3A6AO
グラエナ「キャンキャン!」たったった

澪「あ…逃げた…
よ、よかったあ……」へた

澪「カゲぴょん、戻って」しゅううう

澪「あ、そうだ
大丈夫か?グラエナに襲われて…」

???「ニャー、助かったニャ
グラエナを怒らせてしまってニャ」

澪「…え?」

???「ど、どうしたニャ?
…あ、しまったニャ(うっかり喋ってしまったニャ…)」

澪「いーやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

32: 2010/08/14(土) 11:16:17.02 ID:evZ3A6AO
澪「ぽ…ぽけもんがしゃ、しゃべ…」ぶくぶくぶく

???「お、落ち着くニャ!」

澪「ひやぁ!!」ぶくぶくぶく

???「」

33: 2010/08/14(土) 11:20:35.33 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
???「落ち着いたかニャ?」

澪「う、うん
もう大丈夫…」

???「よかったニャー」ほっ

澪「で、でもあなた…ぽけもん…ニャ、ニャース……だよね?」

ニャース「そうニャ!ニャーはニャース!」

澪「ニャースなのに、二本足で歩いてるし……しゃ、しゃべってる……
な、なんで……?」

34: 2010/08/14(土) 11:25:49.32 ID:evZ3A6AO
ニャース「それはニャ
血のにじむ努力で……って、ニャ?」

澪「血ぃーー!!ヤダー!!」がくぶる

ニャース「ニャ、ニャ
嘘ニャ!血は関係ないニャ!大丈夫ニャ!」

澪「ほんと…?」

ニャース「ニャーニャ!
言葉のアヤニャ!ほんとに血g」

澪「いやーーーーー!!!」

ニャース「」

35: 2010/08/14(土) 11:30:47.77 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
ニャース「そ、それで、ニャーは喋ることができる二足歩行のニャースになったんだニャ!」

澪「そうなんだ…」

ニャース(宥めるのと説明で一苦労ニャ…)

ニャース「!
そうニャ、まだ聞いてなかったニャ。おみゃーの名前はなんニャ?」

澪「み、澪…」

ニャース「そうかニャ!よろしくニャ、澪!」

澪「う…うん」

36: 2010/08/14(土) 11:36:36.84 ID:evZ3A6AO
ニャース「じゃあ、ニャーは行くニャ!
また会えたら…」がしいいい

ニャース「…ニャ?」

澪「い…いかないでえっ」うるうる

37: 2010/08/14(土) 11:40:36.41 ID:evZ3A6AO
――――――――――――――――――――――
ニャース「…そうかニャ
そんなことがニャ」

澪「うん
…私、カントーは故郷だし一人で旅できたけど
こんな見知らぬ土地じゃあ…」ぽろぽろ

ニャース「……ん~」

ニャース(…ニャーも一人でこんにゃ所にいたくないしニャー…)

ニャース「よし!
恩人のためニャ!ニャーが旅にお供するニャ!」

澪「ほ、ほんと…?」

ニャース「もちろんニャ!」

38: 2010/08/14(土) 11:43:57.97 ID:evZ3A6AO
澪「あ、ありがとう!」

ニャース「…でも、その泣きやすいとこを直さにゃいとダメだニャー
この先の旅でも支障が出るニャ
ニャーのように血のにじむ努力d」

澪「ひやあーーーーーーー!!」

ニャース「」

―1章完―

43: 2010/08/16(月) 09:48:41.46 ID:Ob.HtcAO
2章投下します

44: 2010/08/16(月) 09:50:03.00 ID:Ob.HtcAO
ニャース「とりあえず、ここがどこか確かめた方がいいニャ」

澪「でも、どうやって…」

ニャース「ニャーは前にホウエンに来たことがあるニャ
だから、周りのようすを見れば…」キョロキョロ

ニャース「………」

45: 2010/08/16(月) 09:56:45.03 ID:Ob.HtcAO
澪「…わからないんだな」

ニャース「ニャー…
あ!看板があるニャ!」

澪「最初から探せばいいのに…」

ニャース「むむ…
ここはミナモシティニャ!」

澪「ミナモシティ?」

ニャース「ニャ!
このホウエンの一番の都会街だニャ!」

澪「それにしたらなんか賑やかじゃないような…」

ニャース「そういえばそうだニャ…
なにかあったのかニャ?」

澪「そこらへんを探索してみるか」

???「………」さっ

46: 2010/08/16(月) 10:40:12.11 ID:Ob.HtcAO
――――――――――――――――――――――

さっ

???「どうしました?ホカゲさん」

ホカゲ「ミナモシティ住人は全員追い出しました」

???「そうですか
ご苦労でしたね」

ホカゲ「ですが…」

???「なんです?」

ホカゲ「街に人らしきものが」

???「そうですか、困りましたね……
……いいでしょう、私がなんとかしておきましょう」

ホカゲ「はっ」

47: 2010/08/16(月) 10:56:40.24 ID:Ob.HtcAO
―――――――――――――――――――――――
ニャース「だーれもいないニャ~」

澪「そうだな…
ん?ここは…」

ニャース「民宿…モナミ?」

???「そう!ここは民宿モナミ!!ミナモシティ一番歴史のある宿、民宿モナミ!!」

48: 2010/08/16(月) 11:00:17.73 ID:Ob.HtcAO
澪「ど、どなたで?」

宿主「私はここの宿主!!さて、君達は何日泊まるのかな?」

澪「いえ、泊まりじゃあないんですけど…」

宿主「!!
そうか……」

澪「す、すみません」

宿主「いや、いいんだよ
最近は耐性がついた…
だって、今このミナモシティには人が誰一人いないから!!」

49: 2010/08/16(月) 11:04:34.51 ID:Ob.HtcAO
澪「人が…?」

ニャース「どうしてなんだニャ?」

宿主「街に避難勧告が出たんだ!!」

澪「避難勧告?どうして…」

宿主「ああ、内容は大津波がくるっていうものだ!」

50: 2010/08/16(月) 11:10:42.39 ID:Ob.HtcAO
澪「え!?じゃあ、ここ危ないんじゃ!?」

宿主「いや大丈夫だ
この情報は全くのデマ」

ニャース「なんでそう言い切れるニャ?」

宿主「私のルージュラの予知夢によってね
これから起こる災害がわかる」

ルージュラ「ジュラ~」

宿主「ルージュラの予知夢では大津波……いや、なんの災害も起きないとなっているんだ」

ニャース「ニャるほど…だから大津波は起きニャいと…」

51: 2010/08/16(月) 11:15:16.80 ID:Ob.HtcAO
澪「でも、ならなんでそんな勧告が出たんでしょう?」

宿主「ああ、それは目処はついている
勧告は、ある組織によって出されたんだ」

澪「ある組織?ってどんな…」

宿主「ん~とね、頭に青いバンダナを…
あ!ほら、あの人みたいに…………って、え?」

澪「あ、青いバンダナ…」

???「………」かつかつ

52: 2010/08/16(月) 11:19:56.53 ID:Ob.HtcAO
宿主「あ、あ…
い、1名様でしょうか?」

???「困りますねぇ宿主さん
我々の組織のことをしゃべられては」

宿主「え、え、えーと、な、何泊で!?」

???「………」

がっ

宿主「ひいっ!」

53: 2010/08/16(月) 11:30:40.07 ID:Ob.HtcAO
澪「な、な、なに、してるんだ!」

ニャース「やめるニャ!」

???「ふ、お前たちには用はない
ケーシィ!」

ケーシィ「ケー」

???「テレポートです」

ぎゅいいいいいん!

澪ニャース「!?」

しゅううううう

宿主「あ…あ…」がくぶる

54: 2010/08/16(月) 11:42:38.63 ID:Ob.HtcAO
???「私のケーシィのテレポートは少し変わってましてね。地方圏ならどこへでも飛ばすことができるのです…
さて、宿主さん
あなたはどうしましょうか?」

宿主「ひ、ひいっ…」

???「ふふふ…」

55: 2010/08/16(月) 11:48:43.93 ID:Ob.HtcAO
――――――――――――――――――――――
しゅううううう

どた!ばた!

澪「いたたた…」

ニャース「ニャー?なにが起こったんニャ?」

澪「ここは…?」

ニャース「ん?あたりが暗いニャ…」

澪「!!」

???「マーマー!!」

ニャース「ニャ!?い、イシツブテ!?」

56: 2010/08/16(月) 11:57:09.52 ID:Ob.HtcAO
澪「い、いや!!」

???「ダンバル!とっしん!!」

どがん!

イシツブテ「!?」

澪ニャース「!」

???「大丈夫かい?」

澪「は、はい…」

ニャース「オミャーは?」

ダイゴ「僕は……ダイゴ」

―2章完―

60: 2010/08/17(火) 08:54:25.11 ID:hpIGX.AO
おはようございます

では3章投下していきます

61: 2010/08/17(火) 08:58:27.37 ID:hpIGX.AO
澪「だ、ダイゴさん
助けていただいてありがとうございました!」

ダイゴ「いやいや、いいよ
偶然通り掛かっただけだし
それに…」

???「こんなか弱きレディが襲われてたら誰だって助けるよ、か?ダイゴ」

62: 2010/08/17(火) 09:06:33.75 ID:hpIGX.AO
ダイゴ「!
はは、見てたのか」

澪「か、か弱…///
れ、れでぃ///」

ニャース「………」

ニャース「で、オミャーはなんなのニャ?」

???「おっと、人に名前を尋ねるときは
まず自分から…とトレーナーに教わってないのかね?子猫ちゃん」

澪「こ、子猫…///」

ニャース「オミャーには言ってないのニャ」

63: 2010/08/17(火) 09:17:01.54 ID:hpIGX.AO
???「それで、君達の名前は?」

ニャース「人に名前を尋ねるときは」

???「それでは無限ループだろう」

64: 2010/08/17(火) 09:27:23.73 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
澪「わ、私は秋山澪です!」

???「よろしく、澪」

澪(よ、呼び捨て///)

ニャース「ニャーは見てのとおりニャースなのニャ」

???「だろうな
どこから見てもニャース……」

65: 2010/08/17(火) 09:32:36.86 ID:hpIGX.AO
???「」

ニャース「………?」

???「ってニャースが喋ってるぅ!?」

澪「………」

ニャース「みんな大体そんな反応ニャ」

ダイゴ「喋るニャースとは珍しいね」

???「だ、ダイゴ!
なんでお前は平然としていられるんだ!?」

ダイゴ「別に平然となんてしてないよ
むしろ驚いているよ
大誤算だよダイゴだけに」くす

66: 2010/08/17(火) 09:38:01.72 ID:hpIGX.AO
???「お前の性格には憧れるよ…」

ダイゴ「君の性格も個性的だけどね、ミナキ」

澪「ミナキ…?」

ダイゴ「あっ」

ミナキ「やれやれ、先に言われてしまったようだ
そう、私の名はミナキ!
この世の女性、全てを愛し尊敬する紳士であり
そして、スイクンハンターだ!」びしっ

67: 2010/08/17(火) 09:49:59.08 ID:hpIGX.AO
ダイゴ「それでどうして喋れるようになったんだい?」

ニャース「それは血のにじむ努力d」

澪「ひやぁー!!」

ミナキ「聞いてないっ!?」

68: 2010/08/17(火) 09:52:36.54 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
ミナキ「……どうせ、僕はゲームでもアニメでも全然活躍しないキャラですよ……どうせ…」ぶつぶつ

ダイゴ「悪かったミナキ
悪ノリがすぎた
でも、君がこんなに落ち込むとはね…
大誤算だよダイゴだけに」くす

69: 2010/08/17(火) 10:01:31.86 ID:hpIGX.AO
ミナキ「………まあいい」

ミナキ「それで、君達が疑問に思ってることに答えよう!
スイクンハンターとは何か!!」

ニャース「誰も疑問に思ってもないニy」

ミナキ「だまりたまえ!
とりあえずここからは私のターンだ!」

70: 2010/08/17(火) 10:06:52.35 ID:hpIGX.AO
ダイゴ「努力ってどんな?」

ニャース「ニャー、それはそれは大変なものだったのニャ
二足歩行だけで苦労したものニャ
毎日毎日練習して、足の皮が剥けたり」

澪「ひゃあ!!」

ミナキ「………またその手か?
そんな何度もやられても堪えないぞ」

71: 2010/08/17(火) 10:11:34.48 ID:hpIGX.AO
ダイゴ「それで…」

ニャー「ニャ……」

澪「ひゃう!!」

ミナキ「………」

ミナキ「僕が悪うございました!!僕ちゃん、調子のってました!!」

72: 2010/08/17(火) 10:14:49.29 ID:hpIGX.AO
―――――――――――――――――――――――
ミナキ「それでスイクンハンターと言うのは、その名のとおり、伝説のポケモン・スイクンを追うものだ!!」

澪「スイクン?」

ニャース「ジョウトの伝説のポケモンの一匹ニャ
スイクンは濁った水を清める力を持つというニャ」

澪「へえ…」

ミナキ「ほう、よく知っているな」

ニャース(なんでこんな上からなのニャ?)

73: 2010/08/17(火) 10:17:54.26 ID:hpIGX.AO
ミナキ「だが説明が不足しているな
スイクンは水を清める力を持つと同時に自分自身も美しいのだ!!」

澪ニャース「………」

ダイゴ「実はそのスイクンを探しにここにきたんだよね
まぁいなかったけど
大誤算だったねダイゴだけに」くす

澪「そういえば、ここってどこなんですか?」

ダイゴ「石の洞窟
ムロタウンのはずれにある洞窟さ」

74: 2010/08/17(火) 10:25:52.60 ID:hpIGX.AO
ニャース「石の洞窟…
こんな所まで飛ばされたのかニャ」

ダイゴ「飛ばされた?」

澪「はい、実は…」

ミナキ「はい、俺空気ー」

75: 2010/08/17(火) 10:29:45.91 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
ダイゴ「そんなことが……」

澪「はい…」

ミナキ「…待てよ、青いバンダナ……ダイゴ、もしや?」

ダイゴ「ああ、ミナキ
僕も思った」

ニャース「なんの話ニャ?」

76: 2010/08/17(火) 10:41:21.30 ID:hpIGX.AO
ミナキ「さっき、君達は青いバンダナの男にここに飛ばされた、と言っただろう?」

澪「はい」

ミナキ「ここ最近、ホウエン地方である悪の組織の噂があってね」

ニャース「それがなんなのニャ?」

ミナキ「その組織の奴らは皆、青いバンダナを頭につけているんだ」

77: 2010/08/17(火) 10:48:13.25 ID:hpIGX.AO
澪「そ、それって…」

ミナキ「そう、君達を飛ばした奴はその組織の一員
しかも、様子から
間違いなくリーダー格」

澪ニャース「!!」

澪「その…組織の名前は…?」

ミナキ「…アクア団」

78: 2010/08/17(火) 10:49:12.88 ID:hpIGX.AO
澪「アクア…団?」

ニャース「…聞いたことがあるニャ
ある伝説ポケモンを狙っているとかいう…」

ダイゴ「そう、その伝説ポケモンを自分達の野望を叶えようとしている」

ニャース「アクア団と対立している組織があったようニャ…」

79: 2010/08/17(火) 10:54:35.89 ID:hpIGX.AO
ダイゴ「ああ、マグマ団だ
彼らもまた伝説ポケモンを使い野望を…」

澪「野望ってどんな?」

ダイゴ「アクア団は海を広げること、マグマ団は陸を広げること」

澪「でもそれってあまり悪くはないんじゃ…」

ミナキ「いや、ダメだ
そんな人間の勝手で自然環境をむやみに変えたら
ポケモンの生態系も変化したりで色々目茶苦茶になってしまう」

ダイゴ「それに、彼らの広げる規模はそんなちょっとじゃない
人間やポケモンの生命の危機にも関わってくるほどの壮大な規模だ」

澪「そ、そんな組織のリーダー格に私達は…」

ミナキ「ふむ、よく生きて逃げられたな、と思う」

ダイゴ「………」

81: 2010/08/17(火) 11:01:10.96 ID:hpIGX.AO
ミナキ「どうした?ダイゴ」

ダイゴ「いや、ちょっと気になることが……」

ミナキ「?」

ダイゴ「君達のさっきの話では、ミナモシティで避難勧告が出ていた
出したのはアクア団だと推測される」

澪「はい」

ダイゴ「じゃあ何故、アクア団はそんな勧告を出してまでミナモシティを無人にしたかったのか?」

澪ニャースミナキ「………」

82: 2010/08/17(火) 11:11:29.64 ID:hpIGX.AO
ダイゴ「これは…まずい事態かもしれない…
ミナキ、ちょっと僕はミナモに行ってくる!」

ミナキ「ああ」

澪「待ってください!私達も…」

ダイゴ「いや、やめておいた方がいいだろう
君達は一度会ってるからね
今度会ったら…」

ミナキ「そうだな
やめておいた方がいい」

澪「そう…ですね」

83: 2010/08/17(火) 11:17:59.84 ID:hpIGX.AO
ダイゴ「それでは僕は行くよ!」

澪「あ、あの!」

ダイゴ「?」

澪「あ、ありがとうございました!」

ダイゴ「…ああ!」だっ

ニャース「…ニャー達はどうしようかニャ…」

84: 2010/08/17(火) 11:26:20.67 ID:hpIGX.AO
ミナキ「…君達、さっきのアクア団・マグマ団のこと気になるかい?」

澪「は、はい」

ミナキ「どうしてもダイゴを手伝いたいと言うなら方法があるよ」

澪「なんですか!?」

ミナキ「強くなればいいさ」

澪「!」

ニャース「でも強くなるってそんニャ短時間で…」

ミナキ「各地のジムに行けば確実に強くなれるさ」

85: 2010/08/17(火) 11:34:06.38 ID:hpIGX.AO
ニャース「そんニャ簡単に…」

ミナキ「ふふ、大丈夫さ
どうやらその実力を彼女は持っているそうだしね」ちら

澪「あ…これはカントーの……」

ニャース「ニャ!ジムバッジニャ!」

86: 2010/08/17(火) 11:38:11.52 ID:hpIGX.AO
澪「ここへ来る前はカントーで旅してたから…」

ニャース「そうだったのかニャ!」

ニャース(ニャハハ、石の洞窟に飛ばされた時はどうなるかと思ったニャが
これならニャーは安心して護ってもらえるニャー)ぐふふ

澪「どうしたんだ?ニャース」

ニャース「ニャ!?な、なんでもないニャ!」

澪「?」

87: 2010/08/17(火) 11:46:59.71 ID:hpIGX.AO
――――――――――――――――――――――
ミナキ「ここムロタウンにもジムがある
まずはそこで腕試しをすればいいさ」

ミナキ「それじゃあ
私はこれで」さっ

澪「ありがとうございました!」

澪「……じゃあ行こうかニャース」

ニャース「そうだニャ」

澪(よし頑張るぞ!ジム戦!)ぐっ

ニャース(さて、腕前を見せてもらうかニャ~)にやにや

―3章完―

91: 2010/08/17(火) 23:11:56.52 ID:hpIGX.AO
4章途中まで投下します


澪「ニャースもジム戦に参加するのか?」

ニャース「ニャ!?」

澪「いや、私カゲぴょんしか持ってないし、2対2だったらどうしようかなって」

ニャース「ニャ、ニャーは喋る能力に力を使い果たしちゃって、戦う能力はないのニャ!」

92: 2010/08/17(火) 23:58:56.17 ID:hpIGX.AO
澪「そうなのか?」

ニャース「そうニャそうニャ!」

澪「そっか…なら仕方ないな…」

ニャース(危ニャー!!
ニャーが戦うなんてありえないニャ!
なんせオミャーに護ってもらうつもりだからニャ!
それにジムリーダーにゃんて絶対無理だニャ!)

澪「ニャース…?」

ニャース「ニャ!?
いや、なんでもないニャ!!」

93: 2010/08/18(水) 00:11:26.61 ID:Kg5.ccAO
澪「………まぁ、行こうかジム」

ニャース「そうだニャいこうn」

どがぁああん!!

ニャース「」

ぱらぱら

ニャース「…ニャ、なんなんニャ…」

澪「ひやあ…」がくぶる

ニャース「!
なにかいるニャ!」

澪「な、なに…?」

94: 2010/08/18(水) 00:17:55.93 ID:Kg5.ccAO
???「プッププ~!」

ニャース「!
コイツは…ハブネークニャ!」

澪「ハブネーク?」

ニャース「そうだニャ
こいつの尻尾の毒は猛毒ニャ!当たったら大変ニャ、気をつけるニャ!」

澪「も、猛毒…」

しゅばん!

ニャース「!
来るニャ!ポイズンテールニャ!」

ハブネーク「プッププ~!」どがん!

澪「きゃあ!」

95: 2010/08/18(水) 00:28:41.38 ID:Kg5.ccAO
ニャース(じょ、冗談じゃないニャ…
…そうニャ!)

ニャース「澪、しっかりするニャ!」

澪「えぅ…」

ニャース「ポケモンを出して戦うニャ!
カントージムを制覇したオミャーならできる!勝てるニャ!」

澪「ニャース…」

96: 2010/08/18(水) 00:35:15.95 ID:Kg5.ccAO
ニャース「自分に自信を持つニャ!」

澪「…よし!ありがとう!私がんばるよ!」

ニャース(ニャハハ~、乗せやすいニャー)

澪「カゲぴょん!お願い!」ぽん!

カゲぴょん「カゲ!」

ハブネーク「プッププ~!」

ニャース「来るニャ!」

97: 2010/08/18(水) 00:38:43.70 ID:Kg5.ccAO
澪「大丈夫!
カゲぴょん、炎の渦!」

カゲぴょん「」ごあああ

ハブネーク「!?」どわあああ

ニャース「!」

澪「カゲぴょん!
ハブネークは身動きがとれない!そのまま渦の上からアイアンテール!!」

どがあん!!

ハブネークは倒れた

澪「行け!モンスターボール!!」ぽん!

ころ ころ ころ ぴん!

澪「よし!捕まえた…」

98: 2010/08/18(水) 00:46:39.21 ID:Kg5.ccAO
ニャース「流石だニャー」

澪「!」

ニャース(これでニャーのこの先は安泰だニャ~
悪いニャが利用させてもらうニャ♪)

澪「ニャース」

ニャース「ニャニャ!?いや、なんでもニャ…」

99: 2010/08/18(水) 00:51:06.56 ID:Kg5.ccAO
澪「ありがとう!」

ニャース「ニャ…?」

澪「ニャースが私を勇気づけてくれたおかげで…
それで倒せた…
だから…その、ありがとう」

ニャース「ニャ……」

100: 2010/08/18(水) 00:54:59.51 ID:Kg5.ccAO
澪「これからも、こうゆう時よろしくな
頼りにしてるよ!」にこっ

ニャース「………ニャ…
ニャー!オミャーはハブネークから結果的にニャーを護ったんニャ!ありがとうはお互い様だニャ!」

澪「う、うん」

ニャース「いや、そ、それにニャー達は仲間なんだからニャ!お互い様もなにもないニャ!助け合うのは当然なのニャ!」

澪「ニャース…」

101: 2010/08/18(水) 00:58:23.68 ID:Kg5.ccAO
ニャース「と、とにかく!早くジムに行こうニャ!また襲われたらかなわんニャ!」たった

澪「あ…うん!」たった

ニャース「………」

澪「♪」

ニャース(…我ながら、ニャーらしくないことを言ったものニャ…
ただ、澪といるのは自分のためにゃのに…
……でも、悪い気分ではないニャ…)

104: 2010/08/18(水) 16:33:44.46 ID:Kg5.ccAO
>>103
まぁ頑張ればなんでもできるよ、うん


では続き投下

105: 2010/08/18(水) 16:37:53.44 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
???「フンフフ~ン♪」

???「マクノシタ、今日も調子いいようだな」

マクノシタ「マック!」

???「もうそろそろだな」

がちゃん

澪「お、お邪魔しまーす…」

???「お?戻れ、マクノシタ」しゅうう

106: 2010/08/18(水) 16:41:09.98 ID:Kg5.ccAO
???「君、挑戦者かい?」

澪「あ…はい
ここのジムリーダーさん…ですか?」

トウキ「ああ!俺はトウキ!じゃあ早速バトルをしようか!」

澪「はい!」

澪「じゃあカゲぴょ…」

トウキ「ちょっと待った!」

澪「ひぅ!」

107: 2010/08/18(水) 16:44:56.57 ID:Kg5.ccAO
トウキ「ポケモンを出す前にここのルールを説明しよう」

澪「あ…はい」

トウキ「ここのルールはちょっと特殊でね
形式は2対2の交代戦だけど
その戦う2体をランダムで選ぶんだ」

澪「え、それって…」

トウキ「ああ、トレーナーはポケモンを選べないんだ!」

ニャース(にゃ、にゃにぃーーーー!?)

108: 2010/08/18(水) 16:49:46.70 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
トウキ「この機械にポケモンを入れて、出てきたポケモンが使用するポケモンだよ」

澪「あ、はい」

トウキ「君は何体ポケモンを持ってる?」

澪「えと、3体です」

ニャース(ニャ、澪!)ぼそぼそ

澪(なんだよ…)ぼそぼそ

109: 2010/08/18(水) 16:56:54.93 ID:Kg5.ccAO
ニャース(ちょ、ちょっと待つニャ!ニャーは戦えないのニャ!もしニャーに当たったら…)ぼそぼそ

澪(仕方ないだろ!?すでにニャースは出してるから入れないって訳には…)ぼそぼそ

トウキ「どうしたんだい?」

澪「あ!なんでもないです!早くやりましょう!」

110: 2010/08/18(水) 17:02:29.03 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
ニャース「…」orz

トウキ「じゃあ、君はそのニャースともう一匹のポケモンだね
ってニャース大丈夫なのかい?」

澪「あ、まあ…気にしないでください」

トウキ「そうか、なら
バトル開始だ!
ワンリキー!出番だ!」

ワンリキー「リキッ!」

ニャース「!?」

111: 2010/08/18(水) 17:08:03.48 ID:Kg5.ccAO
澪「…ほら、ニャース」

ニャース「嫌ニャ!無理ニャ!格闘タイプじゃにゃあかあ!」

澪「いや…もう決まっちゃったし
どうせ戦わなきゃいけないだろ?」

ニャース「いやニャ!いやニャ!」

トウキ「?喋るニャースなのか?」

ニャース「ニャ?」

112: 2010/08/18(水) 17:14:16.20 ID:Kg5.ccAO
トウキ「すげえなあ!
前からこんな特別なポケモンと戦ってみたいと思ってたんだ!」

ぴくっ

ニャース「特別ニャポケモン?」

トウキ「ああ!喋るニャースなんてそうそういねえよ!そんなポケモンが相手だとは熱くなるぜ」

ニャース「ニャハハ!そうかニャ?そうかニャ?」

トウキ「そうそう!」

ニャース「じゃあ相手になってやろうかニャー♪」

トウキ「よしきた!」

ニャース「ニャハハ」にやにや

澪(乗せられやすっ!)

113: 2010/08/18(水) 17:20:37.69 ID:Kg5.ccAO
トウキ「ふ…まあとっととやろうぜ」

ニャース「かかってこいニャ!」びしっ

ワンリキー「リキッ!」

ニャース「澪!指示はしなくていいニャ!」

澪「大丈夫なのか…?」

ニャース「余裕なのニャ!にゃんせ、ニャーは
特別なポケモンだからニャ!!」えへん

澪(完全に乗せられてるー!)

114: 2010/08/18(水) 17:23:47.89 ID:Kg5.ccAO
ニャース「行くニャ!
みだれひっかきー!!」

かきかきかきぃぃん!

トウキ「お!」

ワンリキー「」どがあん!

ワンリキーは倒れた

ニャース「ニャ…?勝ったニャ…」

トウキ「ひゅう♪やっるじゃ~ん」

ニャース(みだれひっかきだけで!?これはもしや…)

115: 2010/08/18(水) 17:32:43.56 ID:Kg5.ccAO
澪「凄いじゃないか、ニャース!」

ニャース「ニャハハ~余裕なのニャ~♪」

ニャース(…勝てる!?
ジムリーダーとは言っても、こんな小島にジムを構えてるだけあって
所詮、井の中の蛙!!)

トウキ「じゃあ次いくぜ!マクノシタ!」

マクノシタ「マック!」

ニャース(!
こいつも弱そうだニャ…
これはホントに勝てるかもニャ!!)

ニャース「先手必勝ニャ!!
みだれひっかき!!」

がきぃぃいん!!

116: 2010/08/18(水) 17:50:28.99 ID:Kg5.ccAO
澪「どうなった…?」

トウキ「…」にや

ニャース「ニャ!?なんなのニャ!こいつ姿が」

???「………」

トウキ「おいおい、サプライズは最後までとっとかなきゃダメだろう?マクノシタ~」

117: 2010/08/18(水) 17:57:28.26 ID:Kg5.ccAO
澪「し、進化…?」

トウキ「そう!マクノシタの進化形ハリテヤマ!
ちょうど進化するところだったからね
ふふ、ハリテヤマ!つっぱり!!」

ハリテヤマ「ハリテー!!」どがあん!

ニャース「ニャハー!!」ばぁん!!

ニャースは倒れた

118: 2010/08/18(水) 18:04:41.19 ID:Kg5.ccAO
澪「ニャース!大丈夫か!?」

ニャース「ニャー…勝てるかと思ったんだけどニャー…」

澪「いや、惜しかったよ…
よくやってくれた。休んでてくれ」

トウキ「おっ?ここからが本番か?」

澪「はい、手加減なしです」

トウキ「ほお…」

119: 2010/08/18(水) 18:14:17.00 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
澪(初めて使うけど、大丈夫かな…)

澪「行け!ハブネーク!」

ハブネーク「プッププ~!」

トウキ「はは、これはまた手強い相手だな
よし、ハリテヤマ
つっぱりだ!」

澪「ハブネーク、受け止めろ!」

ハブネーク「プッププ~!」

どが ばん がきぃい!

トウキ「ひゅう♪なかなかやるね!」

120: 2010/08/18(水) 18:18:31.82 ID:Kg5.ccAO
澪「まだですよ!ポイズンテール!!」

ハブネーク「プッププ~!」

トウキ「ハリテヤマ、あてみなげ!」

ハブネーク「!?」ぐおお

どがぁああん!!

ハブネーク「プッア!」

澪「大丈夫か!?」

ハブネーク「プッププ~!」ゆらり

121: 2010/08/18(水) 18:21:51.53 ID:Kg5.ccAO
トウキ「タフだね
だがこのまま投げ続けたら…」

澪「そうはさせません!
ハブネーク、ハリテヤマにまきつけ!」

ぐるぐる

トウキ「なっ!?」

澪「これでは投げられない!このままヘドロ爆弾!!」

どがんどがん!!

トウキ「ハリテヤマ、こらえる!」

ハリテヤマ「ハリテー!!」

澪「たえた!?」

122: 2010/08/18(水) 18:30:00.21 ID:Kg5.ccAO
トウキ「ふきとばしだ!」

ぶおおお!

澪「しまった!
ハブネーク、もう一回まきつk」

トウキ「させないよ!
ねこだまし!!」

ハブネーク「!?」びりり

トウキ「ハリテヤマ、インファイト!!」

どがぁあああああん!!

ハブネークは倒れた

澪「あ……」

123: 2010/08/18(水) 18:39:33.64 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
ニャース「しっかりするニャ
一度負けたぐらいで…」

澪「でも、ニャースも頑張ってくれたのに…」

ニャース「気にしてないニャ
それに、ジム戦に勝つことが目的ではなかったはずニャ
強くなることが目的なんニャ、今回負けたことで得られるものがあるはずニャ」

124: 2010/08/18(水) 18:46:38.53 ID:Kg5.ccAO
澪「…そうだな
ニャースのいうとおりだよ。負けたぐらいでメソメソしちゃダメだよな
よし!私、決めた!負けても泣かないよ!」

ニャース「それはいい心がけニャ
ニャー、失敗は成功のなんにゃらっていうしニャ」

澪「そこは最後まで言おうよ…」

ニャース「ニャハハ♪」

澪「ふふ♪」

126: 2010/08/18(水) 18:50:46.56 ID:Kg5.ccAO
――――――――――――――――――――――
ホカゲ「総帥、またミナモにトレーナーらしき人物が…」

???「またですか?
ふむ、今回は君がいってきてください」

ホカゲ「はっ」しゅっ

がちゃ

???「………あなた、助けを呼びました?」

宿主「んー!んー!」

―4章完―

130: 2010/08/19(木) 16:01:09.68 ID:CrGjcMAO
ダイゴ「エアームド、ありがとう
戻れ!」しゅう

たっ

ダイゴ「………」

ダイゴ「本当にゴーストタウンになっている…
とりあえず奴らの基地を…」

131: 2010/08/19(木) 16:09:17.73 ID:CrGjcMAO
ホカゲ「マグカルゴ!ころがる!」

ダイゴ「!
ボスゴドラ!」

ボスゴドラ「ギャウー!」

マグカルゴ「!?」どがん

ホカゲ「後退しろ、マグカルゴ」

マグカルゴ「マグ!」さっ

132: 2010/08/19(木) 16:21:06.46 ID:CrGjcMAO
ダイゴ「!その格好…なぜマグマ団がここに!?」

ホカゲ「ふ、さてね
答える義理はないさ
今、俺がやるべきことは一つ!マグカルゴ!」

マグカルゴ「マグ!」ごおおおお!!

ダイゴ「!!」

ホカゲ「あんたを排除することだ!」

133: 2010/08/19(木) 16:31:23.57 ID:CrGjcMAO
ダイゴ「…なるほど
なにが目的かは分からないが、君達マグマ団もなにか良からぬことを企んでいるようだね」

ホカゲ「だったらどうするってんだ?」

ダイゴ「止めるさ
そのためにここへ来たんだしね」

ホカゲ「へっ、俺を倒せるのかよ?」

ダイゴ「心配はないよ
僕はこう見えてもホウエンリーグチャンピオン
実力はホウエン1位…いや第5位ぐらいかな…ダイゴだけに」くす

ホカゲ「ふん、ふざけた野郎だぜ」

134: 2010/08/19(木) 16:40:02.03 ID:CrGjcMAO
―――――――――――――――――――――――
宿主「んー!」

ばり

宿主「かっは!ごほごほ!」

???「さっさと吐いてください、誰に助けを?」

宿主「わ、私は何もしていない!!」

???「………」

宿主「………」

???(ふむ…嘘をついているようにはみえないな…
……だとしたらあの二人……)

135: 2010/08/19(木) 16:45:48.30 ID:CrGjcMAO
???「チッ!」

ばたん!

???「おう、アオギリ」

アオギリ「…マツブサか」

マツブサ「なんだよ、俺じゃ悪いか?

アオギリ「………」

136: 2010/08/19(木) 16:51:26.71 ID:CrGjcMAO
マツブサ「へっ、で どうでぃ首尾は?」

アオギリ「どうもこうもありませんよ
次々に侵入者が現れて…」

マツブサ「そうかい
だがホカゲが見張りをやっているんだろう?
なら大丈夫だよアイツに任せときゃ」

アオギリ「ふ、まあ
作戦は確実に遂行できますがね」

マツブサ「それは何よりだな」

137: 2010/08/19(木) 16:58:25.95 ID:CrGjcMAO
アオギリ「そちらはどうなんですか?」

マツブサ「ああ、今カイナにホムラの野郎が行ってる」

アオギリ「上手くやってくださいよ」

マツブサ「わかってるさ
んじゃあな、お互い頑張りましょーや」

アオギリ「ええ」

138: 2010/08/19(木) 17:08:58.07 ID:CrGjcMAO
――――――――――――――――――――――
澪「ニャース」

ニャース「ニャー」

澪「海…だな」

ニャース「海だニャ」

澪「…どうしよう」

ニャース「ニャー…波乗りができるポケモンがいないからニャー…」

澪「う~ん…」

139: 2010/08/19(木) 17:12:16.12 ID:CrGjcMAO
おっさん「安いよ安いよ~!」

ニャース「ニャ?」

おっさん「今ならこれらのポケモン、―――円均一!安いよ安いよ~!」

ニャース「澪、あれにゃら何かあるかもしれんのニャ」

140: 2010/08/19(木) 17:17:29.44 ID:CrGjcMAO
澪「いや…でも、私
左利きだからさ…
ああいうのは大抵右利き用のモンスターボールに入ってるだろ?だから見てると虚しくなるんだよね…」

ニャース「そうなのかニャ…
あ、でもレフリーフェアやってるニャ」

さささっ

澪「これ、全部ください」

ニャース「ニャー!?」

141: 2010/08/19(木) 17:21:24.59 ID:CrGjcMAO
ニャース「お、落ち着くニャ、澪!
ちゃんと波乗りできる奴を選んで…」

澪「はっ!
そ、そうだな…はは、私としたことが」

ニャース(澪がこんにゃにはしゃぐにゃんてにゃ…)
ニャース「波乗りできる奴はコイツだニャ」

澪「じゃあ、これください!」

おっさん「まいど!」

142: 2010/08/19(木) 17:25:31.59 ID:CrGjcMAO
―――――――――――――――――――――――
澪「よし、早速」ぽん!

???「ベロ~ン」

ニャース「コイツはベ口リンガニャ」

澪「か、かわいいな!!」ぎゅうっ

ベ口リンガ「ベロ~ン」

ニャース「………」

143: 2010/08/19(木) 17:35:48.54 ID:CrGjcMAO
澪「そうだ!ニックネームを付けないとな!
あ、ハブネークも!
ハブネーク!」ぽん!

ハブネーク「プッププ~!」

ニャース「どんにゃニックネームニャ?」

澪「…ん~、ハブりんとベロにゃんだな!」

ニャース(ねーよ!!)

144: 2010/08/19(木) 17:51:20.74 ID:CrGjcMAO
ニャース「にゃ、にゃあ…なかなかいいんじゃにゃあかあ?」

澪「ふふ、ありがとう
よろしくな!ハブりん、ベロにゃん!」

ハブりん「プッププ~!」

ベロにゃん「ベロ~ン!」

145: 2010/08/19(木) 17:55:52.53 ID:CrGjcMAO
澪「はははっ、ハブりん巻き付くなって~
ベロにゃん、舐めないでよ~」

いちゃいちゃ

ニャース(まあ、本人がいいのにゃらそれでいいかニャ…)

152: 2010/08/19(木) 22:52:10.12 ID:CrGjcMAO
――――――――――――――――――――――
ダイゴ「ボスゴドラ、アイアンヘッド!」

どがあん!

マグカルゴ「」

マグカルゴは倒れた

ホカゲ「チッ、流石はチャンピオンだなぁオイ」

ダイゴ「ふふ、大誤算だったかい?ダイゴだけに
…いや、君はダイゴじゃないか
ダイゴは僕だね、大誤算は僕じゃないけど」くす

ホカゲ「けっ、ここはトンズラさせてもらうぜ!」さっ

ダイゴ「!ま、待て!」

ダイゴ「…逃げられたか…」

153: 2010/08/19(木) 22:55:37.03 ID:CrGjcMAO
――――――――――――――――――――――
ぷかぷか

澪「なかなかきついな…」

ニャース「店員オーバーなのニャ…」

ベロにゃん「」ぷかぷか

澪「それで、どこに向かおう?」

ニャース「ここからならカイナシティが一番近いニャ
ジムはにゃいが、とりあえず陸に早く着きたいからニャ」

澪「そうだな、ならそこに行こう」

154: 2010/08/19(木) 23:01:03.98 ID:CrGjcMAO
どざあああ!!

ニャース「ニャ?」

???「……」どざあああ!!

澪「!
ニャース、あれって…」

ニャース「青いバンダニャ!」

澪「……追ってみよう!」

ニャース「ニャ!」

155: 2010/08/19(木) 23:04:14.53 ID:CrGjcMAO
――――――――――――――――――――――
澪「ここに…入ってったな…
それにしてもここはどこなんだ?」

ニャース「すてられ船の中ニャ」

澪「すてられ船?」

ニャース「ニャー、文字通り捨てられた船なのニャ」

澪「だろうな」

ニャース「それにしてもアイツはこんな所に何の用なんニャー?」

澪「分からないけど…とりあえず、もっと奥に行こう」

156: 2010/08/19(木) 23:09:37.53 ID:CrGjcMAO
――――――――――――――――――――――
???「さて、どこですかね
探知器は…」

???「チョンチー、もう少し照らしてくれ」

がさっ

???「…む?」

澪「あ…」

???「………」

157: 2010/08/19(木) 23:14:28.83 ID:CrGjcMAO
ニャース「ニャ!やっぱりそのバンダニャ!オミャー、アクア団だニャ!?」

???「ほう、私達を知っているんですか?」

澪「…はい、あなた達のリーダーにも会いましたし」

???「!
あなた方でしたか…
総帥が言っていたのは…」

ニャース「そうニャ!
そいつにニャー達は飛ばされて…」

???「チョンチー!」

チョンチー「チョーン!」ばりばり

158: 2010/08/19(木) 23:18:21.50 ID:CrGjcMAO
ニャース「ニャ!?なにするニャ!!」

???「あなた方を連れていけば、総帥も喜んでくれるでしょうから
もちろん、力ずくで」

ニャース「戦うしかにゃいみたいニャ…」

澪「うん
…カゲぴょん!」

カゲぴょん「カゲー!」

???「チョンチー、みずのはどう!」

チョンチー「」ぶおわああ!!

カゲぴょん「!?」

効果は抜群だ!

159: 2010/08/19(木) 23:24:30.64 ID:CrGjcMAO
ニャース「澪!オミャーらしくないニャ!
ちゃんと相性は考えて…」

澪「ううん、大丈夫
今まで、こんなことは結構あったけどカゲぴょんは頑張ってきてくれた…私はカゲぴょんを信じてるから」

カゲぴょん「カゲ!」

澪「うん!
行くよ!カゲぴょん、火の粉!」

カゲぴょん「」ぼわっぼわっぼわっぼわっ

???「ふ、そんなチンケな技を連続でやっても意味はないですよ
チョンチー避けなさい!」

161: 2010/08/20(金) 02:38:46.05 ID:pXWXDsAO

ぼわっ

???「!?な、追い掛けて来る!?」

澪「火の粉は威力は低い技だけど、その分コントロールがたやすいんだ!そのくらいのことはできる!」

???「くっ…」

162: 2010/08/20(金) 02:42:35.44 ID:pXWXDsAO
ぼわっぼわっぼわっ

チョンチー「チョーン…」

???「囲まれた…!」

???「ん?………!?
ヒトカゲはどこに…?」

澪「今だ!カゲぴょん、穴を掘る!」

カゲぴょん「カゲー!」どがん

チョンチー「チョーン!?」

効果は抜群だ!

チョンチーは倒れた

163: 2010/08/20(金) 02:47:21.40 ID:pXWXDsAO
???「な…、いつの間に…」

澪「あなたの負けです」

???「……ちっ、なら逃げるだけ!探知器は手に入りましたしね!それでは!」だっ

ニャース「待つニャ!」

???「あ、そうだ…」

ニャース「!」

澪「?」

シズク「私はシズクです
以後、お見知りおきを」だっ

澪「あ…」

164: 2010/08/20(金) 02:50:27.34 ID:pXWXDsAO
ニャース「なんか、名乗られたニャ…」

澪「うん
…でもアイツの言ってた探知器って?」

ニャース「分からにゃあが…
それより」

澪「?」

165: 2010/08/20(金) 02:53:17.83 ID:pXWXDsAO
ニャース「さっきの戦い方はなんだったんニャ?
今までとはなんか違ったニャ」

澪「ああ、あれは
カントーの旅の途中で出会った人…師匠に教えてもらったんだ」

ニャース「師匠?初耳だニャ」

澪「まぁ、言ってなかったし…
って、話は後でするよ
とにかく今はカイナを目指そう」

ニャース「そうだニャ」

ニャース(さっきのことはダイゴ達にも知らせないとニャ…)

166: 2010/08/20(金) 02:56:07.18 ID:pXWXDsAO
――――――――――――――――――――――
カイナシティ

???「ここが博物館カ!よし、とりあえずクスノキ館長を捜さないとナ!
潜水艇をここでゲットダ!」

うぃーん

受付「入場料50円になりまぁす」

???「ンナッ!金いるのかヨ!」ちゃりちゃり

167: 2010/08/20(金) 02:59:09.08 ID:pXWXDsAO
ちら

???「………?
なんだあの男は…明らかに怪しい……
それにあの服装…
ん?どうした、キルリア」

キルリア「キル~」パアアア

???「む…!これは……ふふ、まさかここホウエンに来ているとは…」

―5章完―

168: 2010/08/20(金) 03:30:23.44 ID:pXWXDsAO
5章終わりです
けいおん!とポケモンが終わる。氏にたい…orz

見てくださった人ありがとうございまひゅた!

169: 2010/08/20(金) 17:48:14.74 ID:pXWXDsAO
では、6章投下していきます

170: 2010/08/20(金) 17:52:39.74 ID:pXWXDsAO
――――――――――――――――――――――
澪「ここがカイナシティか」

ニャース「どうするニャ?」

澪「ん~、でもここにはジムもないんだろ?」

ニャース「そうだニャ
じゃあ次の町に………ニャ?」

キルリア「キル~!」がばっ

澪「うわっ!
ってこのキルリア…」

171: 2010/08/20(金) 17:55:23.23 ID:pXWXDsAO
???「やあ、相変わらず美しいね澪は」

澪「からかわないでください///」

???「ふふっ」

澪「でも久しぶりですね
リラ師匠」

172: 2010/08/20(金) 17:58:29.26 ID:pXWXDsAO
リラ「ああ、まあ一年ぶりぐらいかな?
カントーのジムは制覇できたのかい?」

澪「はい、おかげさまで」

ニャース「澪、この人は?」

澪「ああ、さっき言ってた私の師匠だよ」

ニャース「この人がかニャ」

リラ「!
ニャースが喋るとは…驚きだな
それにしても、澪もヒトカゲ以外のポケモンを持つようになったんだな
前まではあんなに拒んでいたのに…」

173: 2010/08/20(金) 18:02:34.56 ID:pXWXDsAO
澪「いやぁ、あの頃はカゲぴょん以外のポケモンが怖かったですから」

ニャース「それにニャーは澪のポケモンではないのニャ!」

リラ「?」

澪「友達です!ポケモンとしてではなく、人間として接しているというか…」

リラ「そうなのか
……じゃあ、まだヒトカゲしか?」

澪「いえ…
ハブりん!ベロにゃん!」

ハブりん「プッププ~!」

ベロにゃん「ベロ~ン!」

174: 2010/08/20(金) 18:06:02.53 ID:pXWXDsAO
リラ「おお!ハブネークとベ口リンガ!
どちらも珍しいポケモンじゃないか…」

澪「そうなんですか?」

リラ「ああ
……立派になったな!澪」

澪「い、いえ…それほどでも」

ニャース「でもムロジムでは負けちゃったにゃが」

澪「思い出させるな!」

175: 2010/08/20(金) 18:09:06.73 ID:pXWXDsAO
リラ「まあ、ホウエンのジムリーダーは強敵ぞろいだからね」

澪「はい、トウキさん強かったです」

リラ「彼はジム以外、ボランティアなどでも活躍しているよ」

澪「そうなんですか?凄い人だな…
あ、というより
何故師匠はこんなところに?」

リラ「私はホウエン出身だからね
久々に帰ってきてたのさ」

澪「ホウエン出身……」

ニャース「ニャ…!それならアクア団のことを…」

澪「そうだな」

リラ「なんの話だい?」

澪「はい、実は…」

176: 2010/08/20(金) 18:12:04.92 ID:pXWXDsAO
――――――――――――――――――――――
リラ「ふむ、アクア団とマグマ団か…」

澪「はい、何か知りませんか?」

リラ「すまない…
長い間ホウエン地方には帰っていなかったからね
知らないな」

澪「そうですか……」

177: 2010/08/20(金) 18:15:05.31 ID:pXWXDsAO
リラ「ん?待てよ……
さっき怪しい人物を博物館で見かけたな」

澪「!!
そ、その人ってどんな格好していました?」

リラ「赤い服を着ていたね」

ニャース「ニャ!まさか…」

澪「うん、多分マグマ団!」

178: 2010/08/20(金) 18:18:05.98 ID:pXWXDsAO
リラ「そうか…あれがマグマ団か」

澪「じゃあ私達、博物館に行きます!」

リラ「いや、私も行こう
……と言いたいところだが
少しジョウトに用があってね
…すまない」

澪「い、いえいえ!
師匠に迷惑かけるわけにはいかないですから!」

179: 2010/08/20(金) 18:21:07.81 ID:pXWXDsAO
リラ「…代わりと言ってはなんだが、このポケモンをあげよう」

澪「これは…?」

リラ「サボネアだ
きっと役に立つと思う」

澪「ありがとうございます!」

ニャース「澪!急ぐニャ!」

澪「ああ!
では師匠、また会いましょう!」

リラ「ああ」

ばたん

180: 2010/08/20(金) 18:24:02.52 ID:pXWXDsAO
――――――――――――――――――――――
???「コータス!」

コータス「コー!」しゅわわわわ

受付「zzz」

警備員「zzz」

???「どこダ~?クスノキ館長ハ」きょろきょろ

???「おかしいナ、ここにいると聞いたんだが
間違えたのカ?
ン?」

???「オ!いたいたぁ!」たたっ

181: 2010/08/20(金) 18:27:02.71 ID:pXWXDsAO
――――――――――――――――――――――
澪「着いた…」

ニャース「早く中に入るニャ!」

澪「うん!」

うぃーん

ニャース「寝てるニャ…」

受付・警備員「zzz」

澪「やっぱり…」

???「うわあああ!!」

澪「!?」

ニャース「上からニャ!」

澪「行こう!」

182: 2010/08/20(金) 18:30:03.35 ID:pXWXDsAO
――――――――――――――――――――――
???「オイオイ、まだ堪えねえのかヨ!?なかなか強情だナ!」

クスノキ「お前たちなどに潜水艇をやるわけがないだろ…!」

???「そう言ってられるのも今のうちだゼ?
コータス!」

コータス「コー!」

クスノキ「く……!」

183: 2010/08/20(金) 18:33:05.47 ID:pXWXDsAO
澪「ま、待て!」

???「ン?なんだお前達」

ニャース「マグマ団、にゃにを企んでるニャ!」

???「ハハッ、俺達を知ってるのかヨ!」

澪「お前達の思い通りにはさせないぞ!
ベロにゃん!」

ベロにゃん「ベロ~ン!」

184: 2010/08/20(金) 18:39:09.15 ID:pXWXDsAO
???「コータス!」

コータス「コー!」

澪「ベロにゃん、たたきつける!」

ベロにゃん「ベロ~ン!」がしっ

どがあん!

澪「効いたか…?」

185: 2010/08/20(金) 18:44:58.10 ID:pXWXDsAO
コータス「コー!」

???「へへ、コータスの甲羅が見えないのカ?
物理攻撃は効かないゼ!
コータス、噴煙!」

コータス「コー!」どがどがん

ベロにゃん「!?」

ベロにゃんは倒れた

澪「ベロにゃん!
ごめんね……休んでてくれ」

186: 2010/08/20(金) 18:48:31.64 ID:pXWXDsAO
???「なんダ?もう終わりかヨ!」

澪「まだだ!」

澪(でも、物理攻撃が効かないならどうすれば…)

ニャース「澪、ヒトカゲニャ!ハブネークは物理攻撃が効かないと不利ニャ!」

澪「そうだな…
カゲぴょん!」ぽん!

カゲぴょん「カゲ!」

澪(でも炎タイプのカゲぴょんでどこまでやれるか…)

187: 2010/08/20(金) 18:53:30.09 ID:pXWXDsAO
???「コータス、高速スピン!」

澪「カゲぴょん、アイアンテール!」

???「」にや

???「そのまま、オーバーヒートだ!」

ぶおおおおお!!

澪「なっ!?」

カゲぴょん「!?」だあん!

188: 2010/08/20(金) 19:07:16.23 ID:pXWXDsAO
澪「大丈夫か!?カゲぴょん!」

カゲぴょん「カゲ…」

澪「う……ごめん、戻っててくれ」しゅうう

???「ハハッ、どうだ?俺のコータスの強さハ!そろそろ諦めた方がいいんじゃねえのカ~?」

澪「く……」

189: 2010/08/20(金) 19:16:29.40 ID:pXWXDsAO
ニャース「どうするニャ?澪…」

澪「仕方ない、ハブりん……
……!」

澪(そうだ……!師匠からもらったポケモンがいたんだ!)

リラ『きっと役に立つと思う』

澪(よし……!)

澪「サボネア!」ぽん!

サボネア「サーボネ!」

ニャース「サボネア…?」

190: 2010/08/20(金) 19:21:17.19 ID:pXWXDsAO
???「ハハハッ!草タイプぅ!?舐めてるのかヨ!」

ニャース「澪…」

澪「大丈夫だよ、ニャース」

ニャース「……わかったニャ
がんばれニャ!」

澪「ああ!」

???「へっ!一発KOダ!
コータス、かえんほうしゃ!」

ごああああああ!!

191: 2010/08/20(金) 19:26:24.01 ID:pXWXDsAO
???「へっ、んじゃおとなしく帰r」

澪「誰が帰るって?」

???「ンナッ!?
なんでサボネアは倒れてねぇんダ!?」

澪「……」

???「けっ!まぁいいゼ!ならもう一度かえんほうしゃダ!」

ごああああああ!

澪「まもる!」

サボネア「サボ!」

かきいい!!

192: 2010/08/20(金) 19:31:34.63 ID:pXWXDsAO
???「!
なるほどナ、まもるカ!
でも、そう何度も使えると思うなヨ?」

澪(確かに…まもるは連続で使うと技が発動しなくなる…
時間稼ぎもいつまでももたない…
相手は物理攻撃が効かないし、甲羅にかくれて……
!そうか!)

193: 2010/08/20(金) 19:34:12.05 ID:pXWXDsAO
澪「サボネア、ミサイルばり!」

サボネア「サボネー!」だだだだだん

???「効かないゼ!
コータス、甲羅に入って防御ダ!」

コータス「」ぐぐぐ

かきかきかきぃぃん!

???「へへっ、どうダ!」

澪「サボネア!今だ、甲羅の中にやどりぎのたね!」

サボネア「サボネ!」しゅぱっ

コータス「」しゅるる

???「!?」

194: 2010/08/20(金) 19:37:18.04 ID:pXWXDsAO
ぎゅおおおお!

コータス「コー!」ばっ

澪「出てきた今がチャンスだ!ニードルアーム!!」

サボネア「サボネー!!」どがあん!

???「ンナッ!?」

コータス「」ばたっ

コータスは倒れた

ニャース「やったニャ!澪!」

澪「ああ!」

195: 2010/08/20(金) 19:40:44.54 ID:pXWXDsAO
???「なかなかやるナ!お前、名前は?」

澪「え?えと、あ、秋山澪…」

ホムラ「そうカ!覚えとくゼ!
俺はホムラだ!
今回はお前の実力に免じて見逃してやるよ!潜水艇はまた後だ!」だっ

澪「行っちゃった…」

ニャース「でも潜水艇ってなんのことニャ?」

クスノキ「ああ、それは奴らが私が作った潜水艇を奪いにきたんだ!」

196: 2010/08/20(金) 19:43:11.37 ID:pXWXDsAO
澪「!
あ、あなたは?」

クスノキ「私はクスノキ、君達助けてくれてありがとう」

澪「い、いえ…」

ニャース「潜水艇を奪うってにゃんのためニャ?」

クスノキ「ああ、奴らは……ぐっ」ばた

澪「!?
だ、大丈夫ですか!?」

197: 2010/08/20(金) 19:47:13.16 ID:pXWXDsAO
――――――――――――――――――――――
澪「まだ意識が戻らないみたいだ……
まさか、アイツに攻撃を受けてたのか…?」

ニャース「………とりあえず、先に急ぐニャ!」

澪「でも…」

ニャース「大丈夫ニャ、病院で見ててくれるから、いつでも連絡をくれるニャ
それに、ニャー達の旅の目的はなんニャ?」

198: 2010/08/20(金) 19:50:23.11 ID:pXWXDsAO
澪「強くなって、アクア団とマグマ団を…」

ニャース「そうニャ
ニャー達以外にアクア団達を止めようとする人は少ないニャ
だから、ニャー達はもたもたしてちゃダメなんニャ!
こうしてる間にも、犠牲者が出てるかもしれないのニャ!」

澪「ニャース……
…そうだな、私達がやらなきゃいけないんだ
よし、先に急ごう!」

ニャース「ニャー!」

―6章完―

199: 2010/08/20(金) 19:54:29.40 ID:pXWXDsAO
6章終わりです

見てくださった人ありがとうございまひゅた!

207: 2010/08/21(土) 17:41:19.38 ID:/v9W1.AO
澪「サイクリングロードか…」

ニャース「ここは自転車がにゃいと通れにゃいはずニャ」

澪「じゃあ、あっちの道から行くか」

ちりんちりん!ちりんちりん!ちりんちりん!

ニャース「ニャ?」

208: 2010/08/21(土) 17:44:29.89 ID:/v9W1.AO
???「おうおう、どけどけェ!!」ききぃ!

澪「きゃあ!」

ニャース「なにするニャ!危にゃいじゃにゃあかあ!!」

???「っあぁん?なにするはこっちの台詞だよ!!」

暴走族員1「ここは俺達、ちゃりんこ暴走族の縄張りなんだよ!」

209: 2010/08/21(土) 17:47:20.96 ID:/v9W1.AO
暴走族員2「さっさと出てけや!!」

ニャース「にゃにをー!?オミャーらにそんなこと言われる筋合いはにゃあのニャ!」

暴走族員2「っんじゃあ、無理矢理追い出してやる!行け、ミルタンク!」ぽん!

ミルタンク「ミルッ!」

ニャース「澪、こっちもニャ!」

澪「え、あ…うん
カゲぴょん!」ぽん!

カゲぴょん「カゲ!」

210: 2010/08/21(土) 17:50:25.44 ID:/v9W1.AO
暴走族員2「負けたら有り金全部おいてけよ?
ミルタンク行け!
ミッルミルにしてやんよ!」

ミルタンク「ミルー!」

澪「カゲぴょん、かえんほうしゃ!」

カゲぴょん「カゲー!」ぼああああ!

ミルタンク「ミルー!」

澪「効いてない!?」

暴走族員2「ミルタンクの特性はあついしぼう!炎技なんかきかねえぜ!」

211: 2010/08/21(土) 17:54:14.35 ID:/v9W1.AO
澪「なら、ほのおのうず!」

ごああああああ!

ミルタンク「!?」

暴走族員2「なにっ!?」

澪「今だ!気合いパンチ!」

カゲぴょんは集中力を高めている

212: 2010/08/21(土) 17:57:25.98 ID:/v9W1.AO
暴走族員2「やべえ!」

暴走族員1「させねえぜ!タッツー、水鉄砲!」

タッツー「」ぷしゃああ!

カゲぴょん「!?」

効果は抜群だ!

カゲぴょんの集中力が途切れた

澪「なっ!?」

213: 2010/08/21(土) 18:01:18.12 ID:/v9W1.AO
ニャース「オミャー、卑怯だニャ!」

暴走族員1「あぁん?こんな野試合に卑怯もクソもねえよ!」

暴走族員2「なんなら、そっちもポケモンをもう一匹出してもいいんだぜ?」

ニャース「それだと、澪が一人で二匹のポケモンを……不利じゃにゃあかあ!」

214: 2010/08/21(土) 18:05:12.25 ID:/v9W1.AO
澪「大丈夫、やれるよ」

ニャース「いにゃ!ニャーがやってやるニャ!」

暴走族員2「おいおい、お前弱そうだが大丈夫なのかよー?」

ニャース「舐めるニャ!
みだれひっかき!!」

がきがきがきぃん!

タッツー「!?」ばた

タッツーは倒れた

暴走族員1「!?」

215: 2010/08/21(土) 18:08:11.39 ID:/v9W1.AO
ニャース「今ニャ、澪!」

澪「うん!
カゲぴょん、気合いパンチだ!」

カゲぴょん「カゲー!」どがあん!

ミルタンク「ミルッ!?」

効果は抜群だ!

ミルタンクは倒れた

暴走族員2「く、くそ…」

ニャース「オミャーらが出ていけニャ!」

暴走族員1「うぐ……」

216: 2010/08/21(土) 18:11:12.71 ID:/v9W1.AO
ちりんちりん!

???「おい、お前らなにをやってるんだ?」

暴走族員2「あ、あなたは…!」

暴走族員1「補助輪のコジロウ!!」

澪(補助輪……?)

ニャース(またなんか現れたニャ)

217: 2010/08/21(土) 18:16:33.06 ID:/v9W1.AO
???「あんたたち、うるさいわよ
何かあったら私達に言いにきなさいって言ったでしょ?」

暴走族員1「チェーンのムサシ!!」

コジロウ「それで何が…」

コジロウ・ムサシ「ん?」

ニャース「ニャ?」

ムサシ「なんか分からないけど、どこかで会ったことある?」

コジロウ「俺も思った」

ニャース「……ニャーも同じなのニャ」

澪「…?」

218: 2010/08/21(土) 18:22:26.83 ID:/v9W1.AO
暴走族員2「それより、聞いてくださいよ!
こいつらが俺達のシマを!」

コジロウ「ほう、それは許されんことだな」

ムサシ「あんたたちに手を出したのもアイツらね」

ニャース「先にやってきたのはそっちじゃにゃあかあ!」

暴走族員1「う、うるせえ!」

コジロウ「可愛い部下がやられたとなっちゃ、黙ってるわけにはいかないな」かちっ

219: 2010/08/21(土) 18:29:43.83 ID:/v9W1.AO
澪「!
カゲぴょん」

カゲぴょん「カゲ」

コジロウ「……」じり

澪「……」

コジロウ「……やめだ」

澪「えっ?」

220: 2010/08/21(土) 18:34:19.87 ID:/v9W1.AO
ムサシ「ちょっと、コジロウ!」

コジロウ「いや、あのニャースにはなんか攻撃したくないって思っちゃってさ」

ムサシ「私もそうだけど…」

コジロウ「その仲間も然りさ」

ムサシ「…そうね」

コジロウ「おい、お前ら戻るぞ」

暴走族員2「ええ!?でも…」

ムサシ「私達の言うことが聞けないの?」

暴走族員1・2「と、とんでもないです!」

たったった

ニャース「……なんだったんニャ?」

澪「さあ……
まぁ、行こうか」

ニャース「ニャー」

222: 2010/08/21(土) 19:31:30.03 ID:/v9W1.AO

???「うわわわわ!!」だだだだだだ

コイル「イイ~!」

???「た、助けて~!!」

澪「!
男の子がポケモンに…!」

ニャース「助けにいくニャ!」

澪「ああ!」

223: 2010/08/21(土) 19:35:13.92 ID:/v9W1.AO
コイル「イイ~!」びりびり

???「ひい!!」

澪「サボみん、ニードルアーム!」

サボみん「サボー!」どがん

コイル「!?」

コイル「イイ~!」すたこら

224: 2010/08/21(土) 19:41:33.86 ID:/v9W1.AO
澪「よくやったぞ!サボみん!」

サボみん「サボネー」だきっ

澪「あはは、トゲが痛いよ~」

ニャース(サボみん?……まぁいいニャ)

ニャース「大丈夫かニャ?」

???「あ、はい
ありがとうございます!」

225: 2010/08/21(土) 19:52:52.03 ID:/v9W1.AO
澪「なんで襲われてたの?」

???「いやぁ捕まえようとしたんですが、僕ポケモン持ってないから、なにもできなくて…」

ニャース「オミャー、名前は?」

ミツル「ミツルです!」

ニャース「ニャーはニャースにゃ」

澪「私は秋山澪」

ミツル「そうですか
よろしく、澪さんニャースさん!」

澪「よろしく
でもなんでポケモンを持ってないのに捕まえようとしてたの?」

ミツル「それはですね…」

226: 2010/08/21(土) 20:07:01.23 ID:/v9W1.AO
――――――――――――――――――――――
澪「そうか、師匠に頼まれて…」

ミツル「はい、でも頼まれたというより修行の一貫ですけどね」

ニャース「無茶苦茶な師匠だニャー」

227: 2010/08/21(土) 20:22:27.83 ID:/v9W1.AO
ミツル「はい、ちょっと厳しいです。でも凄い人なんですよ!
トウカジムジムリーダーであり、日々鍛練をかかさず、ジムリーダーに就いてから無敗、まさに最強のジムリーダー……」

ミツル「異名、“強さを追い求める男”!
センリさんが僕の師匠です!」

澪「なんか凄いな…」

228: 2010/08/21(土) 21:09:13.53 ID:/v9W1.AO
ミツル「……はぁ」

ニャース「どうしたんニャ?いきなり…」

ミツル「いや…ポケモンを捕まえずに帰ったらいけないだろうなって…」

澪「修行だからな…」

ニャース「ニャー達が協力すればいいのニャ!」

澪「!
そうだな」

ミツル「い、いやでも悪いですよ」

ニャース「気にすることはないニャ
にゃ?澪」

澪「うん、私も師匠がいるから…なんか放っておけないんだ」

ミツル「あ、ありがとうございます!!」

229: 2010/08/21(土) 21:12:08.99 ID:/v9W1.AO
――――――――――――――――――――――
ニャース「それでどんなポケモンがいいのニャ?」

ミツル「え、えと可愛いポケモンかな?
男がこんなこと言うなんておかしいよね…」

澪「そんなことないよ、好みなんて自由だし
私も可愛いポケモン好きだし」

230: 2010/08/21(土) 21:15:10.05 ID:/v9W1.AO
ミツル「そうですかね…?
あ、澪さんのポケモン見させてもらっていいですかね?」

澪「うん!
みんな出てきて!」

カゲぴょん「カゲ!」

ハブりん「プッププ~!」

ベロにゃん「ベロ~ン!」

サボみん「サボネー!」

ミツル「……」

ミツル「ヒトカゲ可愛いですね!」

ニャース(正しい判断!)

231: 2010/08/21(土) 21:18:37.54 ID:/v9W1.AO
―――――――――――――――――――――――
澪「じゃあさ、カゲぴょんを貸すからポケモンを捕まえようか」

ミツル「はい!
よろしくね、カゲぴょん」

カゲぴょん「カゲ」

ニャース「ニャ!
早速ポケモン発見ニャ!」

澪「どこだ?」

ニャース「あれニャ!」

ゴクリン「」のけー

ミツル「ねーよ」

澪「え?」

ミツル「いや、なんでもないです」

232: 2010/08/21(土) 21:22:01.56 ID:/v9W1.AO
ニャース「じゃあ……あれにゃらどうニャ?」

ロゼリア「ロゼー」

ミツル「ロゼリアたん可愛いよおおおおお!!」

澪「え?」

ミツル「いや、なんでもないです」

ニャース(なんか、ダイゴと同じ匂いがするニャ
……気のせいかニャ)

233: 2010/08/22(日) 01:52:57.19 ID:QudAKsAO
すみません寝てました


――――――――――――――――――――――
ミツル「そこだよ!かえんほうしゃ!」

ロゼリアは倒れた

ミツル「行け!モンスターボール!」ぽん!

ころころぴん!

ミツル「よっしゃああ!ロゼリアゲットだぜ!なんつってwwwwwwwwwwww」

澪「……」

ニャース「……」

234: 2010/08/22(日) 02:19:41.28 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
ミツル「色々お世話になりました!」

澪「いいよいいよ
カゲぴょんも楽しそうだったし!」

ミツル「はい!では、師匠のところに帰りますね!」ノシ

澪「ばいばぁい」

ニャース「……」

澪「……」

ニャース「じゃあ、にゃんやかんやでキンセツシティにも着いたことにゃし、ジムに挑戦するかニャ?」

澪「そうだな」

ニャース「……」

澪(ミツル、恐ろしい子!)

―7章完―

235: 2010/08/22(日) 02:26:59.60 ID:QudAKsAO
7章終わりです
なんか色々とカオスになったがまぁいいや

見てくださった人ありがとうございまひゅた!

241: 2010/08/22(日) 14:38:21.70 ID:QudAKsAO
8章投下

澪「お邪魔しま~す」

かちゃ

どんどんぱふぱふ!

澪「きゃあ!」

ニャース「な、なんにゃ?」

???「はっはっは!、驚いただろう
わしはいつも挑戦者はこうやって迎えるんじゃ」

澪「え、じゃああなたが…」

242: 2010/08/22(日) 14:41:39.94 ID:QudAKsAO
テッセン「ああ、そうじゃ!わしがキンセツジムジムリーダー・テッセンじゃ!」

澪「なら、早速バトルを」

テッセン「ああ、望むところじゃよ」

243: 2010/08/22(日) 14:44:34.44 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
テッセン「試合形式は3対3の交代戦じゃ!
ではバトルスタートじゃ!」

澪「よし、頼むぞ!
サボみん!」ぽん!

サボみん「サボ!」

テッセン「行け!マルマイン!」ぽん!

マルマイン「シュゴー」

澪「サボみん、ニードルアーム!」

サボみん「サボネー!」

テッセン「マルマイン、スパークじゃ!」

どがあああん!

244: 2010/08/22(日) 14:47:24.53 ID:QudAKsAO
サボみん「サボ!」しゅた

マルマイン「シュゴー!」すたん

テッセン「わしのマルマインのスパークを受け止めるとは、なかなかなサボネアじゃの
ならこれはどうじゃ?10まんボルト!」

ぴしゃん!

サボみん「」どがん!

245: 2010/08/22(日) 14:50:18.88 ID:QudAKsAO
テッセン「どうじゃ!強烈じゃろ?もうサボネアは戦闘不n」

澪「ミサイルばり!!」

サボみん「サボネー!」ぴしゃしゃしゃ!

テッセン「な!?」

マルマイン「!?」

マルマインは倒れた

テッセン「な、何故じゃ!?あれだけの攻撃を受けて…」

246: 2010/08/22(日) 15:04:21.40 ID:QudAKsAO
澪「…ねをはるです」

テッセン「!
なるほど……ねをはることで電気を地面に送っていたからダメージを受けなかったのか」

澪「そうです」

ニャース「いいニャいいニャ!ナイスなのニャ!!」

テッセン「並大抵のトレーナーではないということか
甘く見ておったわい」

テッセン「じゃが、ねをはるの突破口は開けた!
エレキッド!」ぽん!

エレキッド「エレキッ!」

247: 2010/08/22(日) 15:09:07.16 ID:QudAKsAO
テッセン「接近戦に持ち込め!
かみなりパンチじゃ!」

エレキッド「」ばしっ

サボみん「サボ!?」どが

ばたん!

澪「!
しまった…!」

248: 2010/08/22(日) 15:14:11.90 ID:QudAKsAO
テッセン「はっはっは!
やはり足が動かん!
ねをはったのが仇となったようじゃな!
これではサンドバック!
エレキッド、そのままラッシュじゃ!」

エレキッド「」どがっどがっどがっ!

どがぁぁん!!

サボみん「さ、さぼね…」びりびり

ばたん!

サボみんは倒れた

澪「戻って、サボみん!」しゅうう

澪「ベロにゃん!」ぽん!

ベロにゃん「ベロ~ン」

249: 2010/08/22(日) 15:18:28.27 ID:QudAKsAO
テッセン「ベ口リンガか…
エレキッド、影分身!」

エレキッド「」しゅしゅしゅ

ベロにゃん「ベロ!?」

しゅしゅしゅ

テッセン「かみなりパンチ!」

どがん!

ベロにゃん「!?」びりびり

250: 2010/08/22(日) 15:21:28.30 ID:QudAKsAO
テッセン「影分身!」

しゅしゅしゅ

ベロにゃん「べ、ベロ!?」

澪「ベロにゃん、落ち着いて!
分身全部にちょうおんぱ!」

ベロにゃん「ベロ!」にゅわわわわ

エレキッド「」しゅしゅしゅ

テッセン「かみなりパンチ!」

どがん!

ベロにゃん「!?」びりびり

澪「こ、混乱してない!?」

251: 2010/08/22(日) 15:25:10.37 ID:QudAKsAO
ニャース「澪!ベ口リンガのちょうおんぱがエレキッドのスピードに追いついてないのニャ!」

澪「!」

テッセン「そういうことじゃ!
エレキッド、爆裂パンチ!!」

エレキッド「」しゅばっ

ベロにゃん「!!」

ばごおおおん!

ベロにゃん「」どたん

ベロにゃんは倒れた

澪「ベロにゃん!
ごめん、私の判断ミスで…休んでてくれ」しゅうう

252: 2010/08/22(日) 15:30:25.19 ID:QudAKsAO
テッセン「これで2対1、こちらが有利じゃの」

ニャース「まずいニャ…」

澪「……よし、ハブりん!!」ぽん!

ハブりん「プッププ~!」

テッセン「最後はハブネークか」

澪(ハブりんとは前回のジム戦で負けちゃったからな……リベンジだ!)

253: 2010/08/22(日) 15:35:23.07 ID:QudAKsAO
澪「ハブりん、かみつく!」

ハブりん「」くわぁ!

テッセン「同じことじゃ!影分身!」

エレキッド「」しゅしゅしゅ

ハブりん「!?」

テッセン「ふふ、またこれで敗れるか?
エレキッド、かみなりパンチだ!」

254: 2010/08/22(日) 15:42:12.95 ID:QudAKsAO
エレキッド「」ぶおっ

澪「不意打ちだ!」

どがん!

エレキッド「!?」びたん!

テッセン「ほう、不意打ちか…考えたな
だが、影分身をすれば振出じゃ
影分身!」

しゅしゅしゅ

澪「無駄ですよ!
くろいきり!」

ハブりん「」もくもくもく

テッセン「けほっ、けほっ
しまった、影分身が無効化されて…」

澪「ハブりん、エレキッドにまきついてかみつくだ!」

しゅるる

ハブりん「プッププ~!」がぶり

エレキッド「!?」ばた

エレキッドは倒れた

255: 2010/08/22(日) 15:54:01.98 ID:QudAKsAO
澪「よしっ!
これで、1・1の対ですよ!勝負はまだまだ判りません!」

テッセン「やりおるな
じゃが勝つのはわしじゃ!
ライボルト!!」ぽん!

ライボルト「ギャウ!」

ニャース「ライボルト!
澪、気をつけるニャ!奴は強いニャ!」

澪「ああ、分かってるさ!
ハブりん、かみつく!」

ハブりん「プッププ~!」

256: 2010/08/22(日) 15:57:03.80 ID:QudAKsAO
テッセン「ライボルト、電光石火!」

ライボルト「」しゅばっ

どがん!

ハブりん「プッププ~!?」ばたん

澪「早いっ!?」

テッセン「先手をとれば、どんな相手も圧倒できる!
ライボルト、スパーク!」

びりり

ハブりん「プッププ~!?」だぁん!

澪「ハブりん!」

257: 2010/08/22(日) 16:02:05.36 ID:QudAKsAO
澪(…やっぱりホウエンのジムリーダーは強い……勝てないのか?
……先手をとれば勝てる……本当にそうなのか?なら遅いポケモンはどうやって勝てば…
……そうか!)

テッセン「これで終わりじゃ!
かみなりの牙!」

澪「いやなおと!」

ハブりん「」ぎぎぎぎぎぎ

ライボルト「!?」

ニャース「にゃあ!?」

258: 2010/08/22(日) 16:05:17.50 ID:QudAKsAO
テッセン「ぬ!?これはキツイ……
じゃが、なにも意味はないぞ!
そのまま押し切れ!かみなりの牙!」

ライボルト「ギャウ!」びりり

ハブりん「……」

どがあああん!!

テッセン「どうじゃ!」

260: 2010/08/22(日) 16:42:10.04 ID:QudAKsAO
澪「しっぺ返し!」

ハブりん「プッププ~!!」どがん!

ライボルト「!?」

ライボルトは倒れた

テッセン「!?」

澪「私の勝ちです!」

261: 2010/08/22(日) 16:45:12.30 ID:QudAKsAO
テッセン「……!
じゃ、じゃがかみなりの牙は確実にヒットしたはず…」

澪「はい、ヒットしました
ただし、ハブりんの皮にね」

ばっ

テッセン「!!
そうか、特性だっぴ!」

澪「そうです、本来の使い方とは違いますが…」

テッセン「しかし、一発でライボルトがやられるとはな…
いやなおとは撹乱するのじゃなく、このためか」

澪「はい、それにしっぺ返しは後攻をとると威力があがる
遅いからといって、勝てないわけじゃないです」

262: 2010/08/22(日) 16:48:05.68 ID:QudAKsAO
テッセン「ふ…わしはまだまだ甘かったようじゃな
さぁ、ダイナモバッジ…受け取ってくれ」

澪「あ、ありがとうございまひゅ!……あ//」

テッセン「はっはっは!…いいバトルじゃったよ」さっ

澪「あ、はい…
やった!ダイナモバッジゲットだ!
ハブりん、ベロにゃん、サボみん、よくやってくれた!ありがとう!!」

ニャース「ホウエンバッジ初ゲットおめでとうニャー!!」

263: 2010/08/22(日) 16:51:29.29 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
ミツル「師匠、今戻りました!」

センリ「そうか、ちゃんとポケモンは捕まえたか?」

ミツル「はい!
見てください、ロゼリアたんですよハアハア」

センリ「じゃあ、お前にジムを任せる」

ミツル「えっ」

センリ「俺は出掛ける!しばらくは帰ってこない!ジム戦のポケモンは俺のも使っていい!
じゃあ、頼んだぞ!」だだっ

ミツル「ちょ、待ってください!師匠」

ミツル「……」

ミツル「やれやれ、困ったものですね
なんつってwwwwwwwwwwwwwwww
うはwwww俺がジムリーダーwwwwwwwwww」

―8章完―

264: 2010/08/22(日) 16:54:08.16 ID:QudAKsAO
8章終わりです
ジム戦だけで終わった

見てくださった人ありがとうございまひゅた!

273: 2010/08/22(日) 23:21:23.90 ID:QudAKsAO

テッセン『ここからならカナズミジムが近いじゃろう、その次はトウカジムに行きなさい
カナズミシティへは、この先のシダケタウンから行くとよい』

澪「よし、まずシダケタウンだな」

ニャース「さっそく行こうニャ」

274: 2010/08/22(日) 23:24:08.42 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
カナシダトンネル

ニャース「ニャ?岩が邪魔して通れないニャ!」

澪「ど、どうしよう…」

???「「あら~、こんなところに岩が?」」

ニャース「ニャ?岩の反対側から声が?」

???「「カイナまで行くのも面倒ですしね…
しょうがないですわ
ノズパス」」ぽん

ノズパス「「ノーズ」」

???「「いわくだきですわ!」」

ノズパス「「ノーズ!」」ばきっ

275: 2010/08/22(日) 23:27:12.99 ID:QudAKsAO
澪「え?」

どんがらがっしゃん!!

ニャース「ニャー!!」

澪「きゃああ!!」

???「あら?反対側に人がいましたの?
大丈夫ですか?」

澪「あ、はい…」

ニャース「謝れニャー!」

???「止めない方が悪いんですことよ」

ニャース「にゃにをー!?もう頭きたニャ!
みだれひっかき!!」しゃき

???「ノズパス」

ノズパス「ノーズ」

がき…

ニャース「ニャー!?いだいだいだ」ひりひり

澪「大丈夫か?ニャース」

276: 2010/08/22(日) 23:30:09.01 ID:QudAKsAO
???「ふふ、この私に喧嘩など売るからですわ」

ニャース「お、オミャーはなんなのニャ!」

ツツジ「カナズミジムジムリーダー・ツツジですわ」

澪ニャース「じ、ジムリーダー!?」

ツツジ「そうですわ
それではご機嫌よう」

澪「ま、待ってください!」

277: 2010/08/22(日) 23:33:11.53 ID:QudAKsAO
ツツジ「なんですか?」

澪「わ、私…カナズミジムに挑戦したいんです!」

ツツジ「それ無理」

澪「え、なんでですか!?」

ツツジ「……ん~、今はちょっと用事がありますしね
それにそのニャースみたいな弱いポケモンを持ってる弱いトレーナーと戦うなんて有り得ませんわ」

ニャース「にゃんだとー!?」

澪「ニャース、落ち着いて」

278: 2010/08/22(日) 23:36:51.19 ID:QudAKsAO
澪「ニャースは弱くありません。私も弱くない
一回のバトルで決めないでください!」

ツツジ「あら~、何を熱くなってるんですの?
……あ、そうだ
そこまで言うのなら証拠を見せてください」

澪「証拠?」

ツツジ「ええ、この先のトウカジムで勝ってきたらあなたたちの強さを認めて、挑戦も受けますわ」

澪「!
分かりました
勝ってきましょう」

ツツジ「ふふ、まあセンリさんに勝てるわけないですけど
それでは」つかつか

澪「……」

ニャース「なんニャ!むかつく奴ニャ!」

澪「……」

ニャース「それより、大丈夫にゃのか?」

澪「うん
まぁトウカジムには元々挑戦する気だったし」

ニャース「よし、澪!
トウカジムで勝って、あいつにも勝って
あいつをギャフンと言わせてやろうニャ!」

澪「ああ!」

279: 2010/08/22(日) 23:40:20.46 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
ミツル「ヤルキモノ、きりさく!」

ヤルキモノ「ききぃ!」ざきっ!

ミツル「うわあ!負けたあ!」

ミツル「ヒャーハハハハ!!俺剛wwwwww
罰ゲーム!!!!」

ミツル「ぐあああ!!」

ミツル「ヒャーハハハハハハハハハハ!!!!」

280: 2010/08/22(日) 23:44:27.38 ID:QudAKsAO
澪「お邪魔しま~す」がちゃ

ミツル「ん?おっと、バトルの演習もここらへんにしておいてっと」

ミツル「はい、挑戦者ですか?って、澪さんニャースさん!?」

ニャース「ニャ!?にゃんでオミャーが!?」

ミツル「いやー、センリに…いや、センリ師匠に頼まれてですね」

澪「そうだったんだ」

ミツル「ここに来たってことはジムに挑戦しに来たんですよね?」

澪「うん」

ミツル「負けませんよ!」

澪「私もだよ」

281: 2010/08/22(日) 23:47:35.59 ID:QudAKsAO
――――――――――――――――――――――
ミツル「形式は3対3の交代戦です!」

ミツル「行くんだZE☆ヤルキモノ!」ぽん!

ヤルキモノ「ヤルキー!」

澪「サボみん、頼む!」ぽん!

サボみん「サボ!」

ミツル「ヤルキモノ、俺達の力、魅せてやろうZE☆きりさく!!」

ヤルキモノ「」ぷい

ヤルキモノはそっぽをむいている!

ミツル「えっ」

澪「サボみん、ニードルアーム!」

どがん!

ヤルキモノ「」

ヤルキモノは倒れた

ミツル「」

282: 2010/08/22(日) 23:53:32.75 ID:QudAKsAO
澪ニャース「……」

ミツル「ま、まだまだなんだZE☆
行け!パッチール!!」

パッチール「パチー」

澪「サボみん戻って!
ハブりん!」ぽん!

ハブりん「プッププ~!」

ミツル「交代するとは余裕だNA!
あんま舐めてると痛い目みるZE☆
パッチール、フラフラダンス!」

パッチールは混乱した

ミツル「…ちょ、なんで自分が混乱してんだよ
お前特性マイペースだろ」

澪「ポイズンテール!」

どがん!

パッチールは倒れた

283: 2010/08/23(月) 00:04:26.89 ID:N53./EAO
ミツル「……いや、本番はここからだ!
ケッキング!」ぽん!

ケッキング「…」ほじほじ

澪「カゲぴょん!」ぽん

カゲぴょん「カゲ!」

ミツル「ケッキング、お前の限界みせてみろ!!」

ケッキングはなまけている!

ミツル「ちょ、まてよ」

284: 2010/08/23(月) 00:14:21.03 ID:N53./EAO
澪「…かえんほうしゃ」

ミツル「おい」

カゲぴょん「」ぼおおお

ミツル「おい」

ケッキングは倒れた

ミツル「おいいいいい!!ふざけんなああああああ!!」

澪「あ、あのミツルくん
私が勝った…けど」

ミツル「んだコラアアアアアア!?バッジが欲しいのか!?くれてやるよ、こんなモン!!!!」ばしっ!

澪「あ…ありがと」ひろい

ミツル「まったくてめえらなんっでゆうこときかねえんだ!大体qあwwせdrftgyふじこlpと」

ニャース「い、行こうニャ澪」

澪「あ、うん」

ばたん

ミツル「ギィヤアオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

―9章完―

290: 2010/08/23(月) 15:51:52.98 ID:N53./EAO
澪「よし、とりあえずジムバッジも手に入れたし
カナズミに戻ろう」

ニャース「そうだニャ」

澪「まず、トウカの森をまた抜けないとな」

ニャース「来る時は迷ったもんニャー」

澪「慣れてきたから大丈夫だよ」

291: 2010/08/23(月) 16:00:17.67 ID:N53./EAO
――――――――――――――――――――――
とことこ

澪「ほら、もうすぐ出口…」

???「ひえ~!」

ニャース「ニャ?」

???「あ、あなたたち助けてください~」

澪「え?なにがあっt」

???「待ちなさい!」

???「ひい!」さっ

292: 2010/08/23(月) 16:11:50.30 ID:N53./EAO
ニャース「ニャ?アクア団?」

???「む、ニャースと少女!
あなた方ですか、総帥やシズクさんが言っていたのは」

ニャース「オミャーはなんニャ!?」

ウシオ「さっきあなたが言った通り、アクア団の一人・ウシオといいます」

ニャース「アクア団がこんなところでにゃにをしてるのニャ!」

ウシオ「あなた方には用はありませんよ
用があるのはあなた方の後ろにいる人です!」

???「うっ!」

293: 2010/08/23(月) 16:16:48.52 ID:N53./EAO
ウシオ「さぁ、そのバッグを渡しなさい!」

???「ひい!」

澪「や、やめないか!」

ウシオ「ふ、邪魔する気ですか?
後悔しますよ?」

294: 2010/08/23(月) 16:30:09.73 ID:N53./EAO
――――――――――――――――――――――
澪「ハブりん、ヘドロ爆弾!!」

マリルリ「リルゥ!?」

ウシオ「ま、マリルリぃ!!ってギャン!!」どがん!

澪「あなたの負けですよ」

ウシオ「くっ、覚えておきなさい!!」だだっ

ニャース「ベタだニャ…」

295: 2010/08/23(月) 16:33:15.49 ID:N53./EAO
澪「大丈夫ですか?」

おじさん「あ、はい
すごいね!君
おじさん、感謝感激雨霰だよ!
お礼にスーパーボールあげちゃおう!!」

澪「あ、ありがとうございます…」

おじさん「実はね、おじさんはあの有名なデボンの社員で……って!こうしてる場合じゃない!会社に戻らなきゃ!」たたた

澪「あ…行っちゃった」

ニャース「なんだったんニャ?」

296: 2010/08/23(月) 16:53:27.29 ID:N53./EAO
―――――――――――――――――――――
澪「よし、カナズミシティに着いた
とりあえず、カナズミジムに行こう」

ニャース「ニャー」

うぃーん

澪「お邪魔しま~す」

ツツジ「あら、あなた達なにか御用?」

澪「あの…ジムバッジを……」さっ

ツツジ「え!?
まさか……」ぱしっ

ツツジ「ほ、本当ですわ!
確かにバランスバッジ!」

297: 2010/08/23(月) 17:09:38.29 ID:N53./EAO
ツツジ「~っ!」

澪「あ、あの…」

ツツジ「わ、分かりましたわ!あなた達の強さは認めましょう
そして、挑戦も認めます」

澪「あ、はい」

ツツジ「でも、私に勝たなくては意味なくってよ!
ゴローニャ、頼みますわ!!」ぽん!

ゴローニャ「ゴロ!」

澪「サボみん!」ぽん!

サボみん「サボ!」

ツツジ「2対2のバトルですわ
では、行きますよ!ゴローニャ、ステルスロック!」

300: 2010/08/23(月) 17:27:07.96 ID:N53./EAO
ゴローニャ「ゴロ!」どがっどがっ

澪「サボみん、危ない!」

サボみん「サボ!」びくっ

しーん

澪「ってあれ?」

ニャース「違うのニャ澪
ステルスロックは交代した時に効果が発揮される技なのニャ
今は関係ないのニャ」

澪「あ、そうなんだ…」

301: 2010/08/23(月) 17:48:40.85 ID:N53./EAO
ツツジ「ふふふ
そんなことも知らないで……やはりあなたのようなトレーナーは困りますわ
ポケモンバトルで大事なのは何か分かります?」

澪「え?」

ツツジ「戦略ですわ!
巧みな戦略を考えるにはお勉強をして知識を蓄えないとダメなのです!
あなたのような知識のない人に、私が負けるわけがないですわ!
ゴローニャ、がんせきふうじ!」

ゴローニャ「ゴロ!」

がこん!

サボみん「サボ!?」

302: 2010/08/23(月) 18:02:24.95 ID:N53./EAO
ツツジ「素早さが下がった今がチャンスですわ!
ゴローニャ、ころがる!」

ゴローニャ「」ごろごろ

どがん!

サボみん「!?」びたん!

サボみん「」がく

サボみんは倒れた

澪「サボみん!
大丈夫か?休んでてくれ」しゅうう

ツツジ「ふふ」

澪「カゲぴょん、頼む!」ぽん!

303: 2010/08/23(月) 18:10:52.70 ID:N53./EAO
カゲぴょん「カゲ!」

くいっ

カゲぴょん「カゲ!?」どがん!

カゲぴょんにいわがくいこんだ!

ツツジ「あら、炎タイプ?
ステルスロックはダメージが大きいですし、相性も悪いですわ
本当に知識g」

澪「アイアンテール!」

カゲぴょん「カゲ!」かきん!

ゴローニャ「!?」よろり

ばたん!

ゴローニャは倒れた

ツツジ「!
……その子はなかなかやるようですわね
いいですわ、ノズパス行きなさい!」ぽん!

ノズパス「ノーズ!」

304: 2010/08/23(月) 18:17:45.63 ID:N53./EAO
澪「カゲぴょん、アイアンテール!」

ツツジ「ノズパス、かたくなるですわ!」

ノズパス「」かきん

カゲぴょん「カゲ!」かきいいいん!

カゲぴょん「!?」さっ

しゅたっ

澪「う…」

305: 2010/08/23(月) 18:20:38.99 ID:N53./EAO
ツツジ「かたくなって防御しましたの
二度も同じ手を食うとでも?
だからあなたは戦略がないんですの!
私達の戦略を見せてあげますわ!
ノズパス、がんせきふうじ!」

澪「カゲぴょん、ノズパスにアイアンテールだ!」

ツツジ「無駄ですわよ!」

がこん!!

カゲぴょん「!?」どがっ

306: 2010/08/23(月) 18:31:37.93 ID:N53./EAO
カゲぴょん「カゲ!」しゅたっ

ツツジ「あら、まだ立てますの?
じゃあ倒れるまでやってあげますわ!!
がんせきふうじ!」

がこん!

澪「進め、カゲぴょん!」

カゲぴょん「カゲ!」どがっ

カゲぴょん「カゲ!」しゅた

ツツジ「!
も、もう一度ですわ!!」

がこん!

307: 2010/08/23(月) 18:35:34.35 ID:N53./EAO
どがっ

カゲぴょん「カゲ!」しゅた

ツツジ「な、なんで倒れないんですの!?ダメージは蓄積してるはず……」

澪「知識だけが全てじゃないんだ!!」

ツツジ「え…」

澪「カゲぴょん、ノズパスに向かってダッシュ!」

カゲぴょん「カゲ!」だだだ

ツツジ「の、ノズパス!いわなだれ!」

澪「アイアンテール!」

どどどどど!!

かきいいいん!!

308: 2010/08/23(月) 18:43:39.86 ID:N53./EAO
カゲぴょん「カゲ!」しゅた

ノズパス「ノ…」ばたん

ノズパスは倒れた

ツツジ「そんな…
なんで…知識があるのに、なんで…」

ぽん

ツツジ「!」

澪「さっきも言ったけど、知識だけが全てじゃないよ
もちろん知識も必要だけど、ポケモンを信じることも大事だと思うんだ
私もさっきカゲぴょんが攻撃を喰らいながらも勝ってくれるって信じたから」

ツツジ「ポケモンを、信じる……」

澪「そう、勉強だけしてても分からないこともある
たまには休んでポケモンと触れ合ったりしたら楽しいよ?」

ツツジ「………」

309: 2010/08/23(月) 18:51:50.30 ID:N53./EAO
澪「ほら」さっ

ツツジ「!」

ぱしっ

澪「あっ…」

ツツジ「あ、あなたとは分かりあえませんわ!ポケモンを信じる?あ、有り得ませんわ!戦略が全てです!」

ニャース(頑固だニャー)

310: 2010/08/23(月) 18:55:40.85 ID:N53./EAO
澪「あ、あの…」

ツツジ「は、はい!ストーンバッジですわ!」さっ

澪「あ…ありがとう」

ツツジ「さあ、受け取ったなら出ていってくださいません!?
私、今日のバトルの復習をしなくちゃいけませんから!」

澪「……ふふ」

澪「ばいばい」

ツツジ「は、はやく出ていってください!」

311: 2010/08/23(月) 19:32:37.47 ID:N53./EAO
――――――――――――――――――――――
ニャース「悪い奴ではなかったニャ」

澪「そうだな」

ニャース「そうだニャ!今これでもう3個にもなったのニャ!」

澪「一気に増えたよな」

ニャース「おめでたいことニャ!」

おじさん「うおーい!待ってー!」

澪「?
さっきの人……」

312: 2010/08/23(月) 19:46:37.65 ID:N53./EAO
???「………」たったった

おじさん「だれか…そいつを…はあはあ
待ってくれー!!」

ニャース「……?」

澪「とりあえず、追ってみよう!」

ニャース「ニャー!」

―10章完―

313: 2010/08/23(月) 19:49:26.08 ID:N53./EAO
10章終わりです
ツツジはホウエンのジムリーダーで1番です黒網タイツ最高です

見てくださった人ありがとうございまひゅた!

319: 2010/08/25(水) 00:32:20.46 ID:XIDN7cAO
澪「」たったった

ニャース「ニャ!」

たった

おじさん「はあはあ…」

澪「大丈夫ですか?」

おじさん「あ、ああ…君達はトウカの森の時の…」

澪「はい
…なにがあったんですか?」

おじさん「ああ、バッグが盗まれてしまって…
あの中にはとても大事なものが……」

ニャース「…さっき逃げてたやつは明らかにマグマ団だったニャ」

320: 2010/08/25(水) 00:37:01.74 ID:XIDN7cAO
澪「!
あの、私達がそのバッグを取り返してきます!」

おじさん「い、いいのかい?」

澪「はい!どちらにしろ、今逃げた人は私達の敵なんです」

おじさん「じゃあ……お願いするよ」

澪「はい!」

321: 2010/08/25(水) 00:43:33.98 ID:XIDN7cAO
――――――――――――――――――――――
カナシダトンネル

???「ふう、ここまで来れば大丈夫だろう
まったく…ホムラのバカがヘマしたせいで、私が作戦を早く決行しなきゃいけなくなったよ」

???「まぁ作戦は成功したから、水に流すか…
…ん?誰か来たみたいだね」

澪「ここらへんにそれらしき人がいたって聞いたけど…」

ニャース「またシダケに戻っちゃうニャ」

澪「うん、それに早くしないと逃げられちゃう…」ぼわっ!

澪「!!」

ごわああああああ!!

澪「きゃあ!!」

ニャース「な、なんニャ!?炎!?」

???「私を追いにきたのかい?」

澪「!」

322: 2010/08/25(水) 00:47:00.20 ID:XIDN7cAO
ニャース「ニャ!見つけたニャ!」

???「ふ、やっぱりか」

澪「バッグを返してください!」

???「はっ!やなこった!
キュウコン!」

キュウコン「コーン!」

ニャース「ニャ!さっきの炎はコイツの…!」

323: 2010/08/25(水) 00:51:03.65 ID:XIDN7cAO
澪「ハブりん!」

ハブりん「プッププ~!」

???「私と闘り合うつもりかい?
面白いじゃないか
キュウコン、格の違いを見せ付けてやりなあ!!
かえんほうしゃ!!」

キュウコン「」ごわああああああ!!

ハブりん「ハブっ!?」どがん!

澪「!
ハブりん、大丈夫か!?
火傷を負ってる…」

???「さあ、次のポケモンを出しな!そいつはもう戦えないさ!」

324: 2010/08/25(水) 00:54:24.43 ID:XIDN7cAO
澪「…く
ハブりん、休んでてくれ」しゅうう

澪「ベロにゃん、頼む!」ぽん!

ベロにゃん「ベロ~ン!」

澪「のしかかり!」

ベロにゃん「ベロ~ン!」ばっ

???「無駄無駄あ!
キュウコン、しっぽで覆え!」

しゅるる

ベロにゃん「ベロ!?」

???「オーバーヒートォ!!」

ぶおおおおおん!!

どがん!

ベロにゃん「ベロ……」がくっ

ベロにゃんは倒れた

澪「べ、ベロにゃん!!」


すみません、やっぱり眠いんで寝てきます
ここまで見てくださった人ありがとうございまひゅた~

326: 2010/08/25(水) 05:40:03.50 ID:XIDN7cAO
>>325
ありがとうございまひゅ!

では続き投下していきます

327: 2010/08/25(水) 05:43:40.95 ID:XIDN7cAO
ベロにゃん「ベロ…」

澪「戻っててくれ…」しゅうう

???「ふ、手応えないねぇ
この程度かい?」

澪「…うぐ……」

ニャース「負けるニャ、澪!」

澪「うん!」

澪「よし、じゃあ…(サボみんを出すにはいけないし…ここは)
カゲぴょん!!」ぽん!

カゲぴょん「カゲ!」

328: 2010/08/25(水) 05:48:00.62 ID:XIDN7cAO
???「キュウコン、かえんほうしゃ!!」

澪「カゲぴょん、こっちもかえんほうしゃだ!!」

キュウコン「」ごわああああああ

カゲぴょん「」ぼわああああああ

ぼごわあああああ!!

しゅうう……

???「ふ、そいつはなかなかやるみたいだね」

澪「カゲぴょん、アイアンテール!」

カゲぴょん「カゲ!」だっ

ぶん!

329: 2010/08/25(水) 05:52:32.23 ID:XIDN7cAO
キュウコン「」しゅっ

???「おっとォ!!
ふ、甘い甘…」

澪「当てるのが狙いじゃない!
カゲぴょん!」

カゲぴょん「カゲ!」ずずん!

???「!
……穴を掘るか」

???「どこから来る…?」

澪「………」

330: 2010/08/25(水) 05:55:48.63 ID:XIDN7cAO
キュウコン「………」

???「………」

澪「カゲぴょん、今d」

???「今だ、キュウコン!!!」

澪「なっ!?」

???「穴の中にオーバーヒートォォ!!」

キュウコン「」ごあああああ!!

ぼがん!!!

331: 2010/08/25(水) 05:59:43.38 ID:XIDN7cAO
カゲぴょん「カゲ!?」

どしゃああああ!!

澪「か、カゲぴょん!!」

???「まだまだァ!!破壊光線!!!!」

キュウコン「」どがあああ!!

澪「!?
カゲぴょん、危ない!!」ざっ

ニャース「み、澪!?」

かっ!!

332: 2010/08/25(水) 06:03:52.23 ID:XIDN7cAO
どがあああああああああん!!!

ぱらぱら…

澪「………うっ」よろ

ニャース「澪!!」がしっ

ニャース「大丈夫かニャ!?」

澪「……うう」

???「」ざっざっ

がっ

澪「!!」

333: 2010/08/25(水) 06:08:10.44 ID:XIDN7cAO
ニャース「にゃ、にゃにするニャー!!」

???「あんた、実力も戦術もあるみたいだけど
欠けてるものがあるねぇ」

澪「な、なにを…」

???「相手への遠慮をなくすことだよ
さっきみたいにさ、相手トレーナーに攻撃を与えるぐらいにね」

澪「そんなこと……」

???「なんだい?」

澪「そんなことしちゃいけない!
これはポケモンバトルなんだ、正々堂々と…」

334: 2010/08/25(水) 06:12:48.39 ID:XIDN7cAO
???「じゃあ、私みたいなやつが相手だったらどうするんだ?」

澪「それは…」

???「ふ、その答えが出てから、私らマグマ団に刃向かうことだね」

澪「なんでそれを…」

???「ホムラのバカに聞いたんだよ」

澪「あ…博物館の人…」

カガリ「……私はカガリ
んじゃ、また闘うのを楽しみにしてるよ」しゅっ

澪「あ……」

ニャース「澪、とりあえず傷の手当てをしに…」

澪「うん」

335: 2010/08/25(水) 06:17:27.78 ID:XIDN7cAO
――――――――――――――――――――――
おじさん「そうか…取り返せなかったのかい…」

澪「すみません…」

おじさん「いやいや、いいよいいよ
悪いのは君達じゃない!悪いのは盗んだ奴だよ!」

澪「はい…」

おじさん「そうだ!社長が君に会いたいと言っていたんだ!」

澪「社長?」

おじさん「うん、おじさんはこう見えてもあの有名なデボンの社員で……って君、怪我をしてるじゃないか!!」

澪「あ、はい
ちょっと盗んだ人とバトルをして…」

336: 2010/08/25(水) 06:22:30.16 ID:XIDN7cAO
ニャース「今、手当てをしに行くところだったんニャ」

おじさん「そうだったのか!それはすまない!
じゃあ、手当てをしてからでいいから……ええと、あの大きいビルに来てくれないか?」

澪「はい、分かりました」

おじさん「それじゃあ、僕は行くね!」たったった

337: 2010/08/25(水) 06:27:03.62 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
てんてんてこてん!

ポケセン受付「はい、ポケモンもみんな元気になりましたよ」

澪「ありがとうございます!
……すみません、私も手当てしてもらっちゃって…」

ポケセン受付「いいんですよ
これも業務の一環ですし」

がちゃ

ニャース「大丈夫かニャ?澪」

澪「あ、うん」

ポケセン受付「元々、体が丈夫なようですしね」

澪「はは、カントーで旅してたからかな…?」

ニャース「大丈夫そうにゃら、そろそろ行こうニャ」

澪「うん」

338: 2010/08/25(水) 06:30:12.26 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
受付「アポはお取りでしょうか?」

澪「アポ?」

ニャース(アポイントメント…約束のことニャ)ぼそぼそ

澪(いやそれは知ってるけど、アポ取ってないじゃないかってことだよ)ぼそぼそ

ニャース(あっちから誘ってきたんニャ
別にいいんじゃにゃあかあ?)ぼそぼそ

受付「?」

339: 2010/08/25(水) 06:36:25.15 ID:XIDN7cAO
澪「あ、あの…」

受付「はい」

澪「社長からお会いしたいと…」

受付「少々お待ちください」prr

受付「はい……はい……失礼しました」

受付「お待ちしました
社長室は3階でございます」

ニャース「低いn」

澪「こらっ」ばしん

ニャース「にゃふっ!」

340: 2010/08/25(水) 06:39:58.82 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
こんこん

おじさん「はい
お、君達!来てくれたのかい、早かったね!」

澪「はい」

おじさん「ささっ、社長はこちらだよ」

たたた

ツワブキ「やあ、私がデボンコーポレーション社の社長、ツワブキだ
よろしく」

澪「あ、秋山澪です!こ、こちらこそお願いします!」

ニャース「ニャーはニャースだニャ」

ツワブキ「君達、いきなりで悪いが、
…!
君は席を外してくれ」

おじさん「あ、はい!」

ツワブキ「すまないな」

おじさん「いえ!
では、失礼します!」

かちゃん

341: 2010/08/25(水) 06:47:22.14 ID:XIDN7cAO
ツワブキ「……」

ツワブキ「…さて、それでだ
君達、マグマ団とアクア団について知っているようだね」

澪「え、あ…はい
でもどうしてそれを?」

ツワブキ「私の息子から聞いてね」

澪「息子さん…?」

ニャース「もしかして…」

澪「ダイゴさん?」

342: 2010/08/25(水) 06:50:07.83 ID:XIDN7cAO
ツワブキ「ああ、そうだ
ダイゴから君達のことを聞いたよ
どうやら、君達はアクア団の総帥と接触したようじゃないか」

澪「あ、はい
ただ一瞬ですけどね…」

ツワブキ「そこで、ダイゴは特に触れなかったがその総帥はどうやって君達を飛ばしたのか?」

ニャース「それは、ケーシィを出してたからテレポートでニャ」

343: 2010/08/25(水) 06:54:44.87 ID:XIDN7cAO
ツワブキ「だが、テレポートで移動できるのは普通は元いた場所…
だが君達は行ったことのない石の洞窟へ飛ばされた」

澪「……」

ツワブキ「つまりだ
そのケーシィには特別な能力が備わっているということだ」

澪「あの、言ってる意味が……」

ツワブキ「アクア団の総帥のポケモンは全て特別な能力を備えてる、という結論に繋がるんだ」

澪「!」

344: 2010/08/25(水) 06:59:37.23 ID:XIDN7cAO
ツワブキ「……今回君に会いたいと言ったのは確かめたいことがあったんだ
さっきのケーシィのテレポートのこと、そして…」

澪「そして…?」

ツワブキ「君に本当に彼らと戦う意志があるかどうか」

澪「!
わ、私はそもそもそれが目的で…」

ツワブキ「ああ、それはミナキくんに聞いている
君達はアクア団・マグマ団の野望を阻止しようとするダイゴを手伝えるように強くなるために旅をしている、とね」

澪「はい、そうです」

345: 2010/08/25(水) 07:02:56.86 ID:XIDN7cAO
ツワブキ「それで先程の総帥の話を聞いた上で、まだアクア団・マグマ団を戦う意志があるのか聞きたい」

澪「あります!さっきの話を聞いても、私の意志は砕けません!」

ツワブキ「……そうか
でも、つい先程マグマ団に負けたようじゃないか」

澪「それは……」

346: 2010/08/25(水) 07:07:33.09 ID:XIDN7cAO
ツワブキ「それではまたそのマグマ団に負けるんじゃないかい?」

澪「う……」

ニャース「そんにゃ言い方は!!」

ツワブキ「君は黙っててくれ
澪くんに聞いているんだ」

ニャース「にゃぐ……」

ツワブキ「さあ、澪くん
君の答えを聞こう」

澪「私は…」


すみません
ちょっと用があるので一旦切ります
見てくださった人ありがとうございまひゅた!

348: 2010/08/25(水) 09:56:49.04 ID:XIDN7cAO
続き投下


澪「私は、そのマグマ団の人に言われました
今の私ではマグマ団に刃向かうこともできないって」

ツワブキ「………」

澪「確かに私は弱いです
でもホウエンに来たばかりの時よりも、だいぶ強くはなったと思います
それは、カゲぴょんやポケモン達、そしてニャースが一緒にいてくれたから…ここまでこれたんだと思います
ここまで強くなれたんだと思います
私は弱い…でも、弱いのは今の私…」

349: 2010/08/25(水) 10:01:36.25 ID:XIDN7cAO
澪「私、これからもニャース達と一緒に旅をして、強くなります!ニャース達となら強くなれる!
だって、今の私が証明してる!」

澪「私、絶対に強くなって、アクア団とマグマ団の野望を阻止してみせます!!」

ニャース「澪…」

ツワブキ「……」

澪「……」きっ

350: 2010/08/25(水) 10:05:52.80 ID:XIDN7cAO
ツワブキ「ふ、その目に迷いはないみたいだな
…安心したよ」

澪「え?」

ツワブキ「いや、すまない
君を試したんだよ
実は、ダイゴがミナモに行ったっきり戻ってきていない」

澪「!
ダイゴさんが?」

351: 2010/08/25(水) 10:09:38.17 ID:XIDN7cAO
ツワブキ「ああ、私は心配でね…」

澪「……ダイゴさんなら大丈夫ですよ」

ツワブキ「……」

澪「お父さんでしょう?信じてあげなきゃどうするんですか!」

ツワブキ「…そうだな」

ニャース(澪、逞しくなったものニャ…)

352: 2010/08/25(水) 10:10:05.15 ID:XIDN7cAO
澪「まあ、一応念のため
ミナモに寄った時は様子を見に行ってきますから」

ツワブキ「ああ、よろしく頼む」

澪「はい!」

353: 2010/08/25(水) 10:13:09.47 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
カガリ「よう頭領、特別起動部品奪ってきたぜ~」

マツブサ「お!でかした!
探知器も手に入ったようだし、あとは潜水艇だけだな」

カガリ「まったく、ホムラのバカが…」

354: 2010/08/25(水) 10:16:34.83 ID:XIDN7cAO
マツブサ「まあそういってやるな
そうだ、潜水艇は俺とアオギリが直々に奪いに行こうと思う」

カガリ「なんだそりゃ
珍しいな」

マツブサ「まぁホカゲも何故か帰ってきてないしな」

カガリ「ホカゲがねぇ…」

355: 2010/08/25(水) 10:19:17.74 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
ダイゴ「なんだい?君達」

マグマ団員1「ここが俺達マグマ団の基地だって知らねえのか?」

マグマ団員2「分かったらさっさと出てけ!」

ダイゴ「出ていく気はないよ」

マグマ団員1「なら、追い返してやる!ズバット!」

マグマ団員2「ズバット!」

ダイゴ「アーマルド、ストーンエッジ!!」

どがあああん!!

団員ら「」きゅー

ダイゴ「ふ、雑魚は一撃で倒すのが醍醐味だよねダイゴだけに」くす

ダイゴ「さあ、待っていろ
マグマ団…!」

―11話完―

356: 2010/08/25(水) 10:22:08.19 ID:XIDN7cAO
11章終わりです
ダイゴがようやく出てきました(100レスぐらいたった?)

見てくださった人ありがとうございまひゅた!

358: 2010/08/25(水) 20:13:45.10 ID:XIDN7cAO
12章投下していきます

359: 2010/08/25(水) 20:16:20.29 ID:XIDN7cAO
マグマ団基地資料室


ダイゴ「………」

ダイゴ(ふむ、やはり奴らは伝説のポケモンを…
しかし、なぜミナモにマグマ団の基地が…?
澪くん達はアクア団の総帥を見たと言っていた…まさか!
………僕の考えすぎか?)
がさがさ

ダイゴ「!
この本は……
『藍色の珠・紅色の珠』……
そうか…!奴らはこれで…」

どがん!

ダイゴ「!!」

360: 2010/08/25(水) 20:19:24.37 ID:XIDN7cAO
カガリ「下っ端どもが騒いでると思ったら…
こんなところで何してるんだい?」

ダイゴ「君は…?」

カガリ「カガリさ
マグマ団三幹部の一人」

ダイゴ「…マグカルゴを使っていたマグマ団員も幹部なのかい?」

361: 2010/08/25(水) 20:22:59.36 ID:XIDN7cAO
カガリ「ホカゲのことか…
アイツはスパイというか、私達を邪魔する奴がいないか調べる係りだけど、一応幹部だね」

ダイゴ「第五列ということか、ダイゴだけに
まぁ、ダイゴは僕だけど」くす

カガリ「つーかあんた、ホカゲと戦ったのかい?」

ダイゴ「ああ、僕が勝ったけどね
余裕のよっちゃんイカだったよ」

カガリ「んで、ホカゲがどこに行ったかわからないかい?」

362: 2010/08/25(水) 20:26:10.64 ID:XIDN7cAO
ダイゴ「知らないな
彼なら逃げていったけど」

カガリ「そうかい、まぁ私には関係ないことだけど」

ダイゴ「なら、見逃してくれないか?
僕は急いでいるんだ」

カガリ「そうはいかないねえ
私もマグマ団の端くれだからね」

ダイゴ「そうか
なら、しょうがないね
ボスゴドラ!」ぽん!

ボスゴドラ「ガオー!」

カガリ「ふん、キュウコン!」ぽん!

キュウコン「コーン!」

363: 2010/08/25(水) 20:29:06.44 ID:XIDN7cAO
ダイゴ「…いいのかい?僕はホウエンチャンピオン、敵わないと思うけど?」

カガリ「ナメた口きいてくれるね、面白いじゃないか!上等だ!
キュウコン、かえんほうしゃ!」ぼわああああああ!

ダイゴ「ボスゴドラ、大文字!!」ごあああああ!!

???「サメハダー、無に帰しなさい」

サメハダー「サメハッ!」かっ!

しゅん!

カガリ・ダイゴ「!?」

364: 2010/08/25(水) 20:36:02.63 ID:XIDN7cAO
???「よくやりましたよ、サメハダー」

カガリ「!
アオギリお前なんで…」

アオギリ「ふふ、そんな風に資料室で暴れられると困るんですよ」

365: 2010/08/25(水) 21:03:04.95 ID:XIDN7cAO
ダイゴ「なんでアクア団の総帥がここに…」

アオギリ「それは、あなたの推理が正しいですよ
私達アクア団と、マグマ団は手を組んでいるという推理がね」

ダイゴ「な…!なんで僕の推理を知って…」

アオギリ「ヨルノズク!」

ヨルノズク「クルー」

ダイゴ「!」

366: 2010/08/25(水) 21:10:16.86 ID:XIDN7cAO
アオギリ「私のヨルノズクは人の心を読むことができるんです」

ダイゴ「心を…!?」

カガリ「それよりアオギリ、なんの用だよ
資料室で暴れるなとかは口j」

アオギリ「だから私のヨルノズクは人の心を読むことができると言ったじゃないですか」

カガリ「!!」

アオギリ「ふ…」

367: 2010/08/25(水) 21:13:02.79 ID:XIDN7cAO
アオギリ「あなたたちは厄介ですから、とりあえず消えてもらいましょうか」

アオギリ「ケーシィ、テレポート」

ダイゴ「!!
しまっ…」

カガリ「!?」

しゅわん!

アオギリ「ふ…
カガリめ、私達を手駒にしようと…
ふふ、すでに遅いですよ……すでにね」かつかつ

368: 2010/08/25(水) 21:15:58.72 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
ホカゲ「ふう、まったくダイゴ?っつうのはなんて奴だよ強ぇのなんのって
基地に戻ろうとしたが、まぁやめといたぜ
ちょっと俺は俺ですることがあるんでね
…マグマ団の仕事がよ」

たっ

ホカゲ「とりあえず、火山活動の活発化…だな」

369: 2010/08/25(水) 21:19:20.50 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
澪「よし、ニャース!張り切って行くぞ!」

ニャース「元気だニャー」

澪「あったりまえだろ!
私は本当に強くならなきゃって実感したから!」

ニャース「そうかニャ」

澪「ニャース、次はどこに行けばいいんだ?」

ニャース「キンセツシティまで戻って、北に進んでフエンタウンというところに向かうニャ」

澪「ジムもあるのか?」

ニャース「あるニャ」

澪「よし、4個目のバッジだ!頑張るぞお!」

370: 2010/08/25(水) 21:22:05.36 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
キンセツシティ


澪「やっと着いたな!
よし、早速フエンタウンに……」

???「待ってくれえい!」

澪ニャース「!」

澪「テッセンさん!
どうしたんですか?」

テッセン「ああ、実は君達に頼みがあっての…」

371: 2010/08/25(水) 21:25:05.09 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
澪「騒音?」

テッセン「ああ、なにかサイクリングロードに暴走族がいてな
夜になっても自転車の音がうるさくての…
その騒音をやめさせるように言ってほしいんじゃ」

澪「それって…」

ニャース「ニャー」こく

372: 2010/08/25(水) 21:28:04.51 ID:XIDN7cAO
―――――――――――――――――――――
ちりんちりん!ちりんちりん!ちりんちりん!

澪「あ、いた…」

ニャース「オミャー達!」

暴走族員達「あぁ?」

ニャース「ちりんちりんちりんちりんうるさいのニャ!
他への迷惑を考えるのニャ!」

暴走族員2「あぁ?なんだてめえ、そんなん俺らの勝手だろぉが」

暴走族員1「まてまて
こいつらって前の…」

373: 2010/08/25(水) 21:31:21.22 ID:XIDN7cAO
暴走族員2「げ!ホントじゃん!」

暴走族員1「じゃあ俺、ムサシさんとコジロウさんを…」

???「その必要はない」

暴走族員達「!!」

暴走族員1「コジロウさん!」

???「話は聞いてたわよ」

暴走族員2「ムサシさん!」

374: 2010/08/25(水) 21:34:07.22 ID:XIDN7cAO
コジロウ「つまり、自転車で暴走するのをやめろってことだろ?」

ニャース「そうニャ」

ムサシ「でもそれは無理ね」

コジロウ「ああ、お前になにか思うことがあってもそれは聞けない」

ニャース「!」

コジロウ「」かちゃ

澪「や、やる気か…?」

コジロウ「ウツボット!!」ぽん!

375: 2010/08/25(水) 21:37:03.53 ID:XIDN7cAO
ウツボット「ギヤー!!」ざっ

コジロウ「げ!」

がぷり

コジロウ「や、やめろ~!ウツボット!敵はあっちだ~!」ばたばた

ムサシ「ってなんで私まで噛まれてんのよ!」ばたばた

376: 2010/08/25(水) 21:40:03.94 ID:XIDN7cAO
ムサシ「…って」ばたばた

コジロウ「え?足元になにもな…」

ひゅううう!!

ムサシ「ええ!?これ落ちてる!?」

コジロウ「なにも見えない~!!」

ばしゃああああん!!

ムサシコジロウ「やな感じ~!!!!」

377: 2010/08/25(水) 21:43:07.52 ID:XIDN7cAO
ニャース「……海に落ちたニャ」

澪「なんだったんだ?というか大丈夫なのか…?」

ニャース「にゃー、それはいいとして」しゃきん

暴走族員達「ひえっ!?」

ニャース「とりあえず、こいつらを…」

暴走族員達「に、逃げろ~!!」だだだだだだ

ニャース「……」

澪「ま、まあ一件落着…かな?」

ニャース「ニャー」

378: 2010/08/25(水) 21:46:04.56 ID:XIDN7cAO
――――――――――――――――――――
テッセン「おお!よくやってくれた!
お礼をしないとな…」

澪「あ、いいですよ
大したことはしてないですし」

テッセン「いやいや、それではわしの気がすまん!
ええと、これじゃ
受け取ってくれ」さっ

澪「……なんですかこれ?」

テッセン「ケムッソじゃ!きっと君の役に立つと思うぞ!」

ニャース(いらねえ!!)

379: 2010/08/25(水) 21:49:06.74 ID:XIDN7cAO
澪「……」


リラ『きっと役に立つと思う』


澪「!!
ありがとうございます!
絶対役に立つと思います!サボみんみたいに!」

ニャース「にゃぜ、サボネア!?」

380: 2010/08/25(水) 21:52:05.82 ID:XIDN7cAO
――――――――――――――――――――
澪「よし、行こうかニャース」

ニャース「にゃあ、澪
さっきのケムッソの話にゃが…」

澪「ああ、ニックネームのことか?」

ニャース(ちげえ!)

澪「どうしようかな…」

ケムッソ「……」

澪「……」

ケムッソ「ドックン!!」

澪「!」びくっ

381: 2010/08/25(水) 22:03:56.13 ID:XIDN7cAO
澪「な、なんか顔に似合わず凄い鳴き声だな……
!!
よし、お前はドっくんだ!」

ドっくん「ドックン!」

澪「ふふ、可愛いな♪
って糸を吐くなよ~、髪につくだろ~?」

いちゃいちゃ

ニャース「……」

ニャース(どうにゃることやら…)

―12章完―

386: 2010/08/26(木) 10:02:27.45 ID:y3VCpkAO
13章投下します

387: 2010/08/26(木) 10:05:15.10 ID:y3VCpkAO
澪「よし、ドっくん行こう!」

ドっくん「ドックン!」

澪「~♪」

ニャース「だいぶ気に入ったようだニャ」

澪「ああ!
ドっくんは幼虫みたいだし、綺麗な蝶に進化すると思うんだ!」

ニャース「いにゃ、違う場合も……いや、なんでもないニャ」

澪「?」

ニャース(にゃーんか、こんなことが前にも一度会った気がするニャー)

388: 2010/08/26(木) 10:08:05.14 ID:y3VCpkAO
――――――――――――――――――――
ホカゲ「ここか、フエンジム」ざっざっ

うぃーん

???「はーい、挑戦者の方ですかー?」

ホカゲ「ジムリーダーのアスナだな?」

アスナ「え?はい、そうですけど」

ホカゲ「俺はホカゲ
挑戦者じゃないがアンタに用があってきたんだ」

アスナ「?」

389: 2010/08/26(木) 10:13:26.70 ID:y3VCpkAO
――――――――――――――――――――
ニャース「この先がフエンタウンニャ」

澪「急ごう!」たった

ニャース「ま、待つにゃあ!」たった

――――――――――――――――――――
うぃーん

澪「お邪魔しま~す」

しーん

ニャース「誰もいないニャ?」

澪「す、すみませ~ん…」

おじいさん「はい?」

澪「うわぅ!?」

ニャース「ニャ!
人いるじゃにゃあか」

おじいさん「何か用かね?
ジムリーダーなら今はいないが」

澪「そうなんですか?」

390: 2010/08/26(木) 10:16:05.52 ID:y3VCpkAO
おじいさん「ああ、煙突山に出掛けておる」

澪「じゃあ…直接行きます!
それで、煙突山ってどこですか?」

おじいさん「この先のデコボコ山道を抜ければ煙突山じゃよ」

澪「ありがとうございまひゅ!……あ///」

おじいさん「ほほ、まぁアスナに会ったらよろしく頼むよ」

ニャース「アスナ?」

おじいさん「ジムリーダーの名前じゃよ」

ニャース「ニャー」

澪「それじゃあ、私達は行きますね」

おじいさん「おお、またな」

391: 2010/08/26(木) 10:19:08.47 ID:y3VCpkAO
――――――――――――――――――――
煙突山

澪「っと、着いたみたいだけど…ジムリーダーらしき人はいないな」

ニャース「というより人なんていないのニャ
ここは活火山らしいからニャ」

澪「ひぇ!?じゃ、じゃあ噴火とかするかもしれないじゃないか!」

392: 2010/08/26(木) 10:22:12.83 ID:y3VCpkAO
ニャース「そんな急に起こったりしないのニャ…
それに最近はマグマの熱の温度が低くなってるみたいだしニャ」

澪「そ…そうなのか」

ニャース「とりあえず探しに…ニャ?
あっちの方で炎が…
行ってみようニャ!」

澪「う、うん!」

393: 2010/08/26(木) 10:25:47.21 ID:y3VCpkAO
―――――――――――――――――――
ホカゲ「マグカルゴ、かえんほうしゃ!」

マグカルゴ「」ごあああああ

ホカゲ「ほら、アンタも!」

アスナ「あ、はい!
ロコン、かえんほうしゃ!」

ロコン「」ぼわああああああ

394: 2010/08/26(木) 10:28:23.56 ID:y3VCpkAO
ホカゲ「けっ、まだまだだな
やっぱりこれを入れるしか…」

ざっ

ホカゲ「ん?」

澪「あ…」

ニャース「マグマ団!!」

ホカゲ「!」

ホカゲ(ミナモの奴らか…)

ニャース「こんな火山でにゃにしてるのニャ!」

ホカゲ「世のためになることさ」

395: 2010/08/26(木) 10:31:54.14 ID:y3VCpkAO
ニャース「オミャー達悪党のすることが世のためになるはずにゃいのニャ!」

アスナ(悪党…?)

ホカゲ「ふん、そいつはどうかな?
この煙突山を活発化させて大地にエネルギーを送り込む…このホウエンもそのおかげでいっそう自然に活気が溢れるんだぜ?
実にいいことじゃないか」

396: 2010/08/26(木) 10:34:07.19 ID:y3VCpkAO
澪「そんなことしちゃダメなんだ!
自然は私達人間が手を出しちゃいけない!」

ホカゲ「ふ、自然の一部であるポケモンを使ってる奴がよく言うよ」

澪「…!!」

ホカゲ「お前らポケモントレーナーも俺達と同じだ
だが俺達は自然のために自然に手を出すんだ
トレーナーはポケモンをいいように使ってるだけ……違うか?」

澪「そ、それは……」

400: 2010/08/27(金) 09:03:05.04 ID:4F7lp6AO
ニャース「違うニャ!」

澪ホカゲ「!」

ニャース「オミャーらマグマ団は自分達の野望のためにやっているだけニャ!全然自然のためなんかじゃにゃい!
その点、トレーナーは違うのニャ!
確かにバトルにゃらでいいように使ってるかもしれないニャ
にゃが、それはポケモン達も望んで一緒にいるからなのニャ!
トレーナーがポケモンを必要としてるようにポケモンもトレーナーを必要しているのニャ!
……少なくともニャーは澪と一緒にいたいからいるのニャ!!」

澪「ニャース…」

401: 2010/08/27(金) 09:06:04.02 ID:4F7lp6AO
ホカゲ「けっ、じゃあアンタはどう思うんだ?」

アスナ「えっ…私…?」

ホカゲ「ああ、アンタは煙突山を活発化させる側とトレーナー側についてるからな
アンタの意見を聞きたいんだが」

アスナ「わ、私は煙突山を活発化させて私の町…フエンタウンを賑やかにさせたいから…あなたに協力しただけだけど…」

澪「私の町…って?」

アスナ「うん、私はフエンジムジムリーダーなんだ」

澪「!!
じゃあ、あなたがアスナさん…!」

アスナ「うん
でもなんd」

にやり

ホカゲ「オオスバメェ!!」ばささっ

402: 2010/08/27(金) 09:17:30.54 ID:4F7lp6AO
ニャース「ニャ!アイツ…!」

ホカゲ「へっ!ジムリーダーさんよ、気を逸らしてくれてありがとうよ!
おかげでうまくいくぜ!
そらよ!」ぶん!

ぽちゃんっ

ごぷっごぷっ…

アスナ「!?
な、なんだ…?
火山が……」

403: 2010/08/27(金) 09:24:59.51 ID:4F7lp6AO
ニャース「にゃにをしたニャ!?」

ホカゲ「とある隕石、グラン・メテオっつうやつのカケラをいれたのさ
グラン・メテオにはとんでもなく強大な自然エネルギーが詰まっててな
カケラだけでも強力だぜ?もうすぐ噴火するだろうなぁ
ジムリーダーさん、よかったな?これで煙突山も活発になるだろうよ
んじゃあな」ばささっ

404: 2010/08/27(金) 09:29:32.83 ID:4F7lp6AO
ニャース「くそぉ!待つニャー!!」

澪「落ち着け、ニャース!まずはここから離れないと…」

ニャース「ぐニャ……分かったニャ」

澪「アスナさんも!」

アスナ「う、うん!」


すみません、いますぐ出掛けなきゃいけなくなりました
帰ってからすぐ続き投下します

405: 2010/08/27(金) 14:45:07.09 ID:4F7lp6AO
続き投下

――――――――――――――――――――
たったった

澪「はあ…はあ…こ、ここまで来れば……」

アスナ「く…くそぉ!」

澪ニャース「!」

アスナ「私…ホカゲって奴に煙突山を活発化させたら今よりフエンタウンが活気ある町になるって言われて協力しちまったんだ…」

406: 2010/08/27(金) 14:53:10.11 ID:4F7lp6AO
アスナ「アイツの思惑通りに…
く……こんな簡単に騙されて…
私、ジムリーダー失格だ…!」ぎりっ

澪「アスナさん…」

どがあああん!!

澪アスナ「!?」

ニャース「ふ、噴火が始まったのニャ!!」

アスナ「ふ、フエンが!!」

がしっ

アスナ「!」

澪「行きましょう!
あなたの町でしょう?早く町の人達を助けないと!」

アスナ「……ああ!」だっ

407: 2010/08/27(金) 15:07:22.55 ID:4F7lp6AO
――――――――――――――――――――
どがあああん!!

わーわー! キャーキャー!

ニャース「こ、これは…」

澪「思っていたよりひどいな…
よし、ベロにゃん!ハブりん!ドっくん!」ぽん!

ベロにゃん「ベロ~ン!」

ハブりん「プッププ~!」

ドっくん「ドックン!」

408: 2010/08/27(金) 15:28:17.24 ID:4F7lp6AO
澪「ベロにゃんとハブりんは町の人達を安全なところへ運んでくれ!
ドっくんは糸を吐くを包帯がわりにして、怪我をした人の手当を頼む!」

ベロにゃんハブりんドっくん「」こく

澪「ニャースは避難の誘導を頼むぞ!」

ニャース「任せるニャ!」

澪「さあ、アスナさんも!」

アスナ「え…私は何をすれば」

澪「消火をお願いします!私も手伝います!」

アスナ「……よし!火の扱いなら慣れてるよ!
任しといて!」

澪「はい!」

409: 2010/08/27(金) 16:07:54.71 ID:4F7lp6AO
―――――――――――――――――――
どがっ

町の人「ぐあ!?」ばきっ

町の人「いててて!!」

ドっくん「ドックン!」しゅるるるる


ニャース「こっちニャ!こっちニャ!」

ベロにゃん「ベロ~ン!」のしのし

ハブりん「プッププ~!」のそのそ


アスナ「ロコン、封印!」

ロコン「コン!」うぃん!

しゅうう…

澪「サボみん、エナジーボール!」

サボみん「サボネー!」どぴゅん!

じゅわあああ…

410: 2010/08/27(金) 16:12:45.53 ID:4F7lp6AO
――――――――――――――――――――
数時間後


澪「はあはあ…」

アスナ「はあはあ…」

ニャース「澪ー!町の人達はみんな避難させたニャ!
そっちは終わったかニャー!?」

澪「ニャース!
ありがとう、こっちも火は消えたよ」

ニャース「よかったニャー」

411: 2010/08/27(金) 16:46:40.85 ID:4F7lp6AO
澪「みんなもよくやってくれた
戻っててくれ」しゅうう

アスナ「ロコンもありがとうね」

ロコン「コン!」

ニャース「噴火も終わったようにゃし、一安心だニャ」

412: 2010/08/27(金) 16:50:46.72 ID:4F7lp6AO
澪「アスナさん」

アスナ「ん?」

澪「アスナさんはジムリーダー失格じゃないです
最初はどうあれ、結果的に町を守ったんです
あなたは立派なジムリーダーですよ」

アスナ「…!」

澪「ね?」

アスナ「……へへ」ぐす

アスナ「うん!」

413: 2010/08/27(金) 17:00:33.79 ID:4F7lp6AO
――――――――――――――――――――
アスナ「ありがとうね、色々と」

澪「あ、そのジム戦を…」

アスナ「ノンノン」

澪「え?」

アスナ「はい」さっ

澪「えっ…ジムバッジ…
いや、でも…」

414: 2010/08/27(金) 17:03:56.04 ID:4F7lp6AO
アスナ「感謝の印にさ
それに、あなたのポケモンさばき見せてもらって実力があるって分かったし
だから受け取ってくれ」

澪「じゃ、じゃあ…
ありがとうございます!」

ニャース「これで4個目だニャ!」

澪「ああ!」

アスナ「ふふ
じゃあ頑張ってね」

澪「はい!」

415: 2010/08/27(金) 17:26:05.87 ID:4F7lp6AO
――――――――――――――――――――
???「……」prrrr

???『はいはーい』

???「よう、エニシダ」

エニシダ『お、センリか?久しぶりだな』

センリ「ああ」

エニシダ『んで、なんだよ?』

センリ「あるポケモンについて調べてほしいんだ」

エニシダ『いいけど、どんなポケモンだよ』

センリ「……天空ポケモン、レックウザ」

417: 2010/08/27(金) 17:37:57.13 ID:4F7lp6AO
――――――――――――――――――――
ばささっ

ホカゲ「……」たっ

マツブサ「やっと帰ったかホカゲ」

ホカゲ「なんだ頭領、出迎えとは珍しいな」

マツブサ「ふ、緊急事態なわけよ」

ホカゲ「どうしたよ?」

マツブサ「まあ、ポケナビを見てみろって」

ホカゲ「……」かちゃ

418: 2010/08/27(金) 17:43:17.14 ID:4F7lp6AO
ホカゲ「!!
こいつぁ…」

マツブサ「ああ、アオギリのやつがな」

ホカゲ「アオギリの奴もついに化けの皮を剥がしやがったか」

マツブサ「珠はカガリに任せるとして、お前と俺で潜水艇を奪いにいくぞ
もちろんアオギリもいるけどな」

419: 2010/08/27(金) 18:04:05.94 ID:4F7lp6AO
ホカゲ「ホムラはどうすんだよ」

マツブサ「アイツは念のためカガリのとこに行かせた」

ホカゲ「そうか
…そうだ頭領、煙突山は噴火させたからな」

マツブサ「よくやった
これで大地のエネルギーが膨張するぜ」

ホカゲ「ま、そのせいで遅れたわけだ」

マツブサ「ならしょうがないぜ
……んじゃカイナに行くぞ」

ホカゲ「おう」

420: 2010/08/27(金) 18:08:50.85 ID:4F7lp6AO
―――――――――――――――――――
キンセツシティ


澪「それで、なんでキンセツシティに戻ってきたんだ?」

ニャース「次の町、ヒワマキシティがここからしか行けないのニャ」

澪「そうなのか」

ニャース「じゃあ行くかニャ
そうニャ、波乗りをしていくからニャ」

澪「うん、わかった
ベロにゃん!」

421: 2010/08/27(金) 18:24:10.93 ID:4F7lp6AO
―――――――――――――――――――
天気研究所

???「さあ所長、ポワルンを渡しなさい!」

所長「だ、ダメだ!
コイツはこの研究所にあってはならn」

???「うるさいのですよ!
私が欲しいんだと言うんだから、素直に渡しなさい!」

所長「ダメだと言っているだろう!」

???「ふん、往生際が悪いですわね
なら奪ってみせますわ!!
ハスブレロ!!」

ハスブレロ「グァ!!」

所長「うわああ!!」

422: 2010/08/27(金) 18:27:02.87 ID:4F7lp6AO
――――――――――――――――――――
ニャース「ニャー!?アクア団、オミャーらはなんなのニャ!
橋の通せん坊をして!!」

アクア団員「……」

澪「ダメだ、ニャース
聞いていないぞ」

ニャース「にゃうう……
これじゃあ、ヒワマキシティに行けないのニャ!」

澪「うーん、どうすれば……」

「うわああああああ!!」

澪ニャース「!?」

ニャース「叫び声だニャ!」

澪「あっちの方だ!行ってみよう!」

―13章完―

429: 2010/08/28(土) 12:37:35.73 ID:U.ZFcEAO
澪「天気研究所…?」

ニャース「声はここから聞こえたニャ」

澪「よし、入ろう!」がちゃがちゃ

澪「あれ!?どうしよう!鍵が掛かってる!」

ニャース「ニャーに任せるニャ!」しゃきん

430: 2010/08/28(土) 12:44:21.80 ID:U.ZFcEAO
かちゃかちゃ

がちゃん!

澪「開いた!」

ニャース「ざっとこんなもんニャ~」

澪「褒めていいのかが分からないな…」

ニャース「とにかく入ろうニャ!」

431: 2010/08/28(土) 12:50:25.41 ID:U.ZFcEAO
かちゃ

アクア団員「……」

澪「あ!アクア団!」

ニャース「橋の件からして、やっぱりオミャーらが関わってたのかニャ!」

アクア団員「……」かちゃ

澪「!
…サボみん!」かちゃ

ぽん!!

ズバット「キシャー!」

サボみん「サボネー!」

澪「サボみん、ニードルアーム!!」

432: 2010/08/28(土) 13:02:50.11 ID:U.ZFcEAO
サボみん「サーボ、ネー!」どがん!

ズバット「」ばた

アクア団員「!?」

澪「よし!」

ニャース「先を急ぐニャ!」

433: 2010/08/28(土) 13:15:55.84 ID:U.ZFcEAO
―――――――――――――――――――
だだだだ

澪「はあはあ…ここが最上階か?」

ニャース「ニャ!澪、あれを見るニャ!」

???「!」

ハスブレロ「」ぎりり

所長「うぐ…」

434: 2010/08/28(土) 13:23:48.45 ID:U.ZFcEAO
澪「!
やめろォ!!
ベロにゃん!ずつき!」ぽん!

ベロにゃん「ベロ~ン!」だっ

???「まったく…これからが楽しみでしたのに…
キバニア、ハイドロポンプ!」

キバニア「キバ!」ぶしゃあああ!

ベロにゃん「!?」どがん!

435: 2010/08/28(土) 13:36:39.33 ID:U.ZFcEAO
澪「ベロにゃん!」

???「勢いで突っ込んできても無駄ですよ」

澪「…く」

???「……」ちら

ニャース「……」

???「ふふ…どうやらあなたが総帥の言っていた娘らしいですわね
シズクさんやウシオさんを倒したのもあなた…」

436: 2010/08/28(土) 13:42:17.57 ID:U.ZFcEAO
???「ハスブレロ!」

ハスブレロ「グァ!」

所長「かはっ!ごほごほ…!」

澪「!
ニャース!」

ニャース「ニャ!」たたっ

ニャース「大丈夫かニャ?」

所長「あ、ああ…すまない……」

437: 2010/08/28(土) 13:56:12.52 ID:U.ZFcEAO
???「……」ちら

???「キバニア、ハスブレロ!」

キバニア「キバ!」

ハスブレロ「グァ!」

澪「……!」

イズミ「私はイズミです
やってみます?ダブルバトル」

澪「私は秋山澪
望むところだ!ドっくん、ベロにゃん頼むぞ!」

ベロにゃん「ベロ!」

ぽん!

ドっくん「ドックン!」

438: 2010/08/28(土) 14:20:48.03 ID:U.ZFcEAO
イズミ「キバニア、噛み付く!ハスブレロは種マシンガン!」

キバニア「」ぐわっぱ

ベロにゃん「!」

ハスブレロ「」ぷぷぷぷ

ドっくん「!」

澪「ベロにゃん、キバニアにまきつく!ドっくんはむしくいだ!」

439: 2010/08/28(土) 14:36:08.50 ID:U.ZFcEAO
ベロにゃん「ベロ~ン」しゅるる

キバニア「!?」

ドっくん「♪」ぱくぱく

イズミ「た、種マシンガンを食べてる!?」

澪「ドっくんは食べ盛りでね!
でもただ食べてるだけじゃない!ドっくん、いとをはく!」

しゅるるるる!

イズミ「なんですの?いとをはく程度…」

440: 2010/08/28(土) 15:01:33.48 ID:U.ZFcEAO
びしししし

ハスブレロ「!?」

イズミ「なっ!ダメージを喰らっている!?」

澪「いとをはくに種マシンガンを和えたのさ!」

イズミ「……なかなかやるようですわね…!
ですがこれはダブルバトル…ケムッソのパートナーのベ口リンガの方も見ておかないとダメですよ」

441: 2010/08/28(土) 15:05:08.39 ID:U.ZFcEAO
澪「ベロにゃんはまきつくで…
!?」

ベロにゃん「べ、ベロ…」びりびり

キバニア「キバ!」

澪「な、なんでベロにゃんが攻撃してるのにベロにゃんの方が消耗してるんだ!?」

442: 2010/08/28(土) 15:13:40.93 ID:U.ZFcEAO
イズミ「鮫肌…」

澪「!」

イズミ「キバニアの特性ですよ
キバニアの体に触ったものはダメージを受けますの!」

澪「…!
そうだったのか…」

イズミ「さあ、ハスブレロ
そろそろベ口リンガが可哀相ですし、すぐに終わらせてあげなさい!
ドレインパンチ!!」

ハスブレロ「グァ!!」だっ

443: 2010/08/28(土) 15:38:20.70 ID:U.ZFcEAO
澪「!!
ドっくん!ベロにゃんを守って!!」

ドっくん「ドックン!」さっ

イズミ「無駄ですよ!
返り討ちです!!」

ハスブレロ「」ぶん

澪「…ッ!」

ぴかっ!

ハスブレロ「!?」

イズミ「な、なんです!?」

澪「ド…っくん?
なんで、指示してないのにいとをはいて…」

しゅるるるる

444: 2010/08/28(土) 15:52:36.30 ID:U.ZFcEAO
ニャース「違うニャ!これは進化だニャ!」

澪「進化…?」

ぴきぴき…

ぴかあああ!

ドっくん(マユルド)「………」

澪「あ…」

ニャース(ああああああああああああああああああああああああああああああああ)

445: 2010/08/28(土) 16:25:26.63 ID:U.ZFcEAO
イズミ「ふん、進化しても変わらないですよ!
ハスブレロ!」

ハスブレロ「」ぶん!

澪「ま、まずい!」

ぴきいいっ!

ハスブレロ「!?」

イズミ「な、攻撃が通らない!?」

446: 2010/08/28(土) 16:41:20.51 ID:U.ZFcEAO
ニャース「鉄壁だニャ!」

澪「い、いいぞ!ドっくん!」

ドっくん「……」

イズミ「く…」

澪「ベロにゃん、たたきつける!」

ベロにゃん「」ぶん!

びたああん!

キバニア「」ばた

キバニアは倒れた

447: 2010/08/28(土) 16:50:19.38 ID:U.ZFcEAO
イズミ「!!」

澪「これで2対1だ!」

イズミ「まだまだです!
ハスブレロ、ハイドロポンプ!」

ハスブレロ「」ぶしゃあああ!

ベロにゃん「!?」

ベロにゃんは倒れた

澪「…!
ベロにゃん、戻ってくれ!」しゅうう

448: 2010/08/28(土) 17:02:20.00 ID:U.ZFcEAO
イズミ「そちらも1体のようですね
マユルドになら勝てますよ!
ハスブレロ、ドレインパンチ!」

澪「ドっくんを甘く見るな!
いとをはく!」

ドっくん「」しゅるるるる

ハスブレロ「!?」

449: 2010/08/28(土) 17:06:00.58 ID:U.ZFcEAO
澪「そのまま引き付けて、むしくい!」

しゅるるるる

ドっくん「がぶっ!」

ハスブレロ「!?」

ハスブレロ「」ばた

ハスブレロは倒れた

イズミ「な…
私が…負けた…!?
ありえないです!
く…覚えておきなさい!」だだっ

澪「……」

450: 2010/08/28(土) 17:33:21.48 ID:U.ZFcEAO
澪「か、勝った…」へたっ

ニャース「やったニャ!澪」

澪「ああ!
…そうだ、大丈夫ですか?」

所長「ああ、危なかったよ
助けてくれてありがとう」

澪「いえ
それであなたは?」

所長「この研究所の所長
あ…そうだ
助けてくれたお礼をしないとな」

澪「い、いえ…私は別に…」

451: 2010/08/28(土) 17:39:52.58 ID:U.ZFcEAO
所長「いやいや、受け取ってくれ
ポワルンだ」

澪「あ、ありがとうございます…」

所長「お礼を言うのはこっちだよ
ありがとう」

澪「い、いえ…」

ニャース「ニャ、所長さん」

所長「なんだい?」

ニャース「あっちの橋にアクア団がいて、通れにゃいんにゃがヒワマキシティに行くには違う道はにゃいかニャ?」

452: 2010/08/28(土) 17:51:26.63 ID:U.ZFcEAO
所長「……分からないけど、橋にいたアクア団はもういないんじゃないかな?さっきのやつも帰ったから」

ニャース「じゃあ、ヒワマキに行けるニャ」

澪「ああ!」

所長「お、もう行くのかい?気をつけてね」

澪「はい!」

460: 2010/08/29(日) 10:30:06.30 ID:GocAnwAO
―――――――――――――――――――
澪「あ、所長さんの言ったとおり橋が通れるようになってる!」

ニャース「よし、これでヒワマキに行けるニャ!」

ききぃ!

澪「!」

???「かも!」

ニャース「な、なんニャ?」

ハルカモ「私、ハルカモ!」

461: 2010/08/29(日) 10:33:02.96 ID:GocAnwAO
澪「ハルカm……えっ?」

ハルカモ「勝負かも!
カモネギ!」

澪「ええ!?
あ、えと…ハブりん!」

ハブりん「プッププ~!」

ハルカモ「カモネギ、いあいぎり!」

カモネギ「カモ!」ぶん!

ハブりん「!?」くら

澪「大丈夫か!?ハブりん!」

ハブりん「プッププ~!」しゅび

462: 2010/08/29(日) 10:43:09.64 ID:GocAnwAO
澪「よし、いやなおと!」

ハブりん「ぎぎぎぎぎぎぎぎ」

カモネギ「!?」

ハルカモ「カモ!?」

ニャース「ニャ!?やっぱりこれは効くニャ…」

澪「今だ!ポイズンテール!」

ハブりん「プッププ~!」

どがあああん!!

463: 2010/08/29(日) 10:46:59.52 ID:GocAnwAO
カモネギ「」ばた

カモネギは倒れた

ハルカモ「負けたかも!」

ニャース「いや、かもじゃないのニャ」

ハルカモ「あなた、強いかもかもねかも!
ヒワマキジムでも通用するかも!
でも、使うポケモンは決めておいた方がいいかも!
それじゃあ、また会えたらいいかも!」ちりんちりん

澪「……
なんだったんだ?」

ニャース(明らかに使い捨てだろうニャ)

464: 2010/08/29(日) 11:03:55.48 ID:GocAnwAO
―――――――――――――――――――
ヒワマキシティ


澪「ん~、どのポケモンで行くか…」

ニャース「ニャー」

澪「カゲぴょん、ハブりん、ベロにゃん、サボみん、ドっくん、そしてポワルン
……ん~、やっぱりジム戦初挑戦のドっくんとポワルン……ルンたんだな」

ニャース(さりげにゃく、命名した!)

465: 2010/08/29(日) 11:17:28.87 ID:GocAnwAO
澪「ドっくん、ルンたん頼んだぞ」

ルンたん「るんたん♪」

ドっくん「……」

澪「……ドっくん?」

ドっくん「イヤン、イヤンセル」

466: 2010/08/29(日) 11:40:15.33 ID:GocAnwAO
澪「……えっ」

ニャース(そこはイヤンルドでいけニャ)

澪「ド、ドっくん?」

ドっくん「イッテミタダケンセル」

澪「えっ」

ニャース(喋んな!)

467: 2010/08/29(日) 12:02:45.02 ID:GocAnwAO
―――――――――――――――――――
澪「よし、じゃあヒワマキジムに行こうk」

???「ひゃっほおお!!私は鳥になるのよおおお!!!」

ニャース「ニャ?」

澪「な、なに…?」

???「とぅ!」だっ

どかあああああん!!

ニャース「」

468: 2010/08/29(日) 12:48:51.10 ID:GocAnwAO
澪「!?
だ、大丈夫ですか!?」

???「いだだだだ
いや~、格好悪いとこ見られちゃったんだぞ~」だらだら

澪「いや、格好悪いってか血が出てますけど…
って血、いやあああああ!!」がくぶる

???「なんだぞ?
どうしたんだぞ?」がし

澪「ひゃあああああああ!!」

???「?」

ニャース「とりあえず、血を拭けニャ
話が進まないニャ」

469: 2010/08/29(日) 13:06:24.23 ID:GocAnwAO
―――――――――――――――――――
ナギ「私はナギなんだぞ!
こう見えてもジムリーダーなんだぞ!」

澪「そうなんですか
……ってジムリーダー!?」

ナギ「そうなんだぞ!」

澪「あの、私ジムに挑戦したいと思ってて」

ナギ「!
なら、私について来るんだぞ!
すぐにジム戦なんだぞ!」

澪「はい!」

470: 2010/08/29(日) 13:53:23.43 ID:GocAnwAO
――――――――――――――――――――
ナギ「バトル形式は3対3の交替戦だぞ!
それではバトルスタートなんだぞ!
オオスバメ、行くんだぞ!」ぽん!

オオスバメ「スバスバー!」

澪「ドっくん、頼む!」ぽん!

ドっくん「……」

471: 2010/08/29(日) 14:35:11.61 ID:GocAnwAO
ナギ「?
鳥に虫とは舐めてるんだぞ?」

澪「……」

ニャース(いにゃ…ニャーはもう驚かないニャ
ニャーは知ってるニャ
澪の戦術は相性なんか覆す!!)

ナギ「オオスバメ、電光石火!」

オオスバメ「」しゅばっ

澪「ドっくん、かたくなる!」

ドっくん「……」しゃきん

どがん!

オオスバメ「スバッ!」ばささっ

ドっくん「……」

472: 2010/08/29(日) 14:39:10.91 ID:GocAnwAO
ナギ「防御は固いみたいだぞ!
でも、防御だけじゃ勝てないぞ!」

澪「わかってますよ!
ドっくん、まわりにいとをはくを乱射!!」

ドっくん「……」しゅるるるる

オオスバメ「スバッ!」さっ

ナギ「やみくもに撃っても意味ないんだぞ!」

ニャース「いにゃ、違うニャ」

しゅるるるる

ナギ「!!
蜘蛛の巣状に!?」

オオスバメ「スバッ」

473: 2010/08/29(日) 14:54:58.33 ID:GocAnwAO
ナギ「で、でも回避すれば問題ないんだぞ!」

澪「ドっくん、むしくい!」

ドっくん「……」がりがりがりがり

ナギ「?
地面にむしくいをやって、なにをしようとしてるんだぞ…?」

がりがりがりがりがりがりがりがり

しゅばっ!

ニャース(!
これは…)

澪「むしくい!」

ドっくん「……」しゅばっ

オオスバメ「!?」

ニャース(むしくい版あなをほる!!)

474: 2010/08/29(日) 15:32:03.42 ID:GocAnwAO
ナギ「かげぶんしんだぞ!」

ドっくん「!」がり…

オオスバメ「」しゅん!

澪「!
分身だったか」

ナギ「これであなをほるも恐くないぞ!」

澪「それはどうですかね?
ドっくん、もう一回……いや何回もあなをほる!!」

がりがりがりがり

しゅばっ!

ナギ「!
懲りないぞ!オオスバメ、かげぶんしん!」

しゅしゅしゅしゅ

475: 2010/08/29(日) 15:44:21.62 ID:GocAnwAO
―――――――――――――――――――
ナギ「はあはあ…」

澪「はあはあ……」

ナギ「いい加減あきらめたらどうだぞ!
何回やっても同じなんだぞ!」

澪「いや…
ドっくん、穴に潜れ!」

ドっくん「」ささっ

ナギ「だから無駄なんだぞ!」

476: 2010/08/29(日) 15:47:04.91 ID:GocAnwAO
澪「…これだけ何回もあなをほるをした意味はあります」

ナギ「……?」

澪「いとをはく!!」

しゅるるるる!!

ナギ「なっ!?
全ての穴から糸が!!」

澪「最初からこれを狙っていたんです!」

澪(カガリって人の戦術からヒントを得てね…)

しゅるるるる!

ナギ「く…避けきれな…」

477: 2010/08/29(日) 16:18:34.66 ID:GocAnwAO
しゅるるるる!

オオスバメ「スバッ!?」しゅる

ナギ「しまったぞ!」

澪「今だ!行けえ!!
むしくい!!」

ドっくん「……」しゅばっ

478: 2010/08/29(日) 16:21:47.68 ID:GocAnwAO
オオスバメ「す、スバッ…!」

がきいい!!

ドっくん「……」たっ

オオスバメ「」ばたっ

オオスバメは倒れた

ナギ「く…」

ニャース「澪、すごい戦術だったニャ!」

澪「ああ、ありがとう!」

ドっくん「エンジョインセル、エンジョインセル」

479: 2010/08/29(日) 16:26:33.11 ID:GocAnwAO
ナギ「虫タイプに負けるとは思わなかったぞ…
でも、次はそうはいかないぞ!」

澪「!」

ナギ「チルタリス!!」ぽん!

チルタリス「チルチルゥ!」

澪「ドっくん、気をつけて!」

ドっくん「……」

ナギ「かえんほうしゃ!」

澪「!?
穴に潜れ!」

ドっくん「」ささっ

480: 2010/08/29(日) 16:56:04.71 ID:GocAnwAO
ぼわあああああ!!

澪「!!
蜘蛛?の巣が全焼した…!」

ニャース「なんてパワーニャ!」

ナギ「へへん!
そんな虫タイプじゃ勝てないと思うぞ!」

澪「……ドっくん、一旦戻ってくれ」しゅうう

ニャース(まあ賢明にゃ判断だろうニャ)

481: 2010/08/29(日) 17:23:00.22 ID:GocAnwAO
澪「カゲぴょん!!」ぽん!

カゲぴょん「カゲ!」

ナギ「そんな空中戦もできないような蜥蜴じゃ勝てないぞ!」

ナギ「チルタリス、つばめがえしで撹乱させるんだぞ!」

チルタリス「」しゅばっ

カゲぴょん「カゲ!?」どがっ

ずさああ!

澪「カゲぴょん!」

カゲぴょん「カゲ…」ゆらり

482: 2010/08/29(日) 17:33:47.03 ID:GocAnwAO
澪「かえんほうしゃだ!」

カゲぴょん「カゲー!」ぼわあああああ!

チルタリス「」すらり

澪「!!
当たらない!」

ニャース(これじゃあ、ヒトカゲが不利だニャ!)

ナギ「決めるぞ、チルタリス!
れいとうビーム!!」

チルタリス「」ききききき!

カゲぴょん「!?」どがあん!

483: 2010/08/29(日) 17:43:34.15 ID:GocAnwAO
カゲぴょん「」ばたっ

カゲぴょんは倒れた

澪「カゲぴょん!」

カゲぴょん「カゲ…」

澪「大丈夫か?ごめん…休んでてくれ」しゅうう

ナギ「そっちはあとマユルドと一体…
最後の一体を出すしかないぞ!」

澪「……
いけ!ルンたん!」ぽん!

ルンたん「るんたん♪」

澪「ルーキーの力、見せてくれ!」

488: 2010/08/30(月) 17:47:58.31 ID:G7QhUwAO
――――――――――――――――――――
ナギ「少しは空中戦ができそうだぞ!
チルタリス、そらをとぶ!」

チルタリス「」ばささっ

澪「ルンたん、追いかけて!」

ルンたん「」びゅおっ

チルタリス「チルチルゥ!」

ルンたん「るんたん♪」

489: 2010/08/30(月) 17:51:26.91 ID:G7QhUwAO
ナギ「チルタリス、つばさでうつ!」

どがん!

ルンたん「!?」

澪「ルンたん!大丈夫か!?」

ルンたん「るんたん♪」

澪「よし!ルンたん、霰!」

ルンたん「るんたん♪」かきかきかき

490: 2010/08/30(月) 18:01:36.65 ID:G7QhUwAO
びゅおん

ナギ「!
姿が変わった!?」

ニャース「ポワルンは天候によって姿タイプが変わるのニャ!」

澪「そうなのか?」

ニャース「知らないでやったのかニャ!」

澪「い、いや!知ってたぞ?」

ナギ(霰だから今は氷タイプだぞ…?
まずいぞ…)

チルタリス「チル!?」がき

霰がチルタリスを襲う!

491: 2010/08/30(月) 18:24:30.05 ID:G7QhUwAO
澪「ルンたん、ウェザーボール!」

ルンたん「るんたん♪」ごごご…

どぎゅん!

ナギ「!
避けるんだぞ、チルタリス!」

チルタリス「チルチルゥ!」さっ

ルンたん「!」

澪「避けられたか…」

ナギ「霰があっても余裕で避けられるんだぞ!」

492: 2010/08/30(月) 18:37:43.30 ID:G7QhUwAO
澪「じゃあ、これならどうですか?
穴にウェザーボール!」

どぎゅん!

ぎぎぎぎぎぎぎぎん!

チルタリス「!?」だだだだだ!

ナギ「なっ!?穴から霰が!?」

澪「霰をやったのはこのためです!
もう一度ウェザーボール!」

どぎゅん!

ぎぎぎぎぎぎぎぎん!

チルタリス「チルチルゥ…!」ふらっ

493: 2010/08/30(月) 18:44:13.42 ID:G7QhUwAO
ばたっ!

チルタリスは倒れた

ナギ「チルタリス!!」

澪「よし!二体目も倒したぞ!」

ニャース「すごいニャ、澪!」

ナギ「く…二度も同じ手にやられたんだぞ…」

ナギ「でもコイツは強いぞ!
エアームド!」ぽん!

エアームド「エアー!」

澪「!」

494: 2010/08/30(月) 18:56:40.45 ID:G7QhUwAO
ニャース「エアームドは鋼タイプ!今のポワルンじゃ不利ニャ!」

澪「分かってる!
ルンたん、日本晴れ!」

ルンたん「るんたん♪」ぴかああ!

ナギ「そうくると思ったぞ!」

澪「え…」

ナギ「エアームド、いわなだれ!」

エアームド「エアー!!」どどどどど…

ルンたん「!?」

495: 2010/08/30(月) 19:37:43.17 ID:G7QhUwAO
どがあああああん!!

ルンたん「るん……」ばた

ルンたんは倒れた

澪「る、ルンたん!」

ナギ「炎タイプ対策ならできてるんだぞ!
さあ、ラストバトルだぞ!」

澪「く……ルンたん戻ってくれ」しゅうう

澪「ドっくん、頼む!」ぽん!

496: 2010/08/30(月) 19:52:09.71 ID:G7QhUwAO
ドっくん「……」

ナギ「そんな虫にエアームドが負けるはずがないんだぞ!
終わりだぞ、つばめがえし!」

エアームド「」きゅおおお!!

澪「鉄壁!」

ドっくん「」かきぃん

エアームド「エアー!」どがん!

ドっくん「!?」びたん!

澪「な……鉄壁が効かない!?」

ナギ「エアームドも同じ鉄だぞ!
鉄壁は通用しないぞ!」

497: 2010/08/30(月) 19:55:02.64 ID:G7QhUwAO
澪「く……
じゃあ、穴に潜っt」

ナギ「させないぞ!
どろかけ!」

エアームド「」どろっどろっどろっ

ドっくん「!?」ききっ

澪「!!
穴が塞がれた!?」

ナギ「これでもう逃げ場ないぞ!
エアームド、つばめがえし!」

エアームド「」きゅおおお!

どがん!!

ドっくん「!!」どがっだだだだだだん!

ドっくん「…ッ!」ばたっ

498: 2010/08/30(月) 20:01:07.79 ID:G7QhUwAO
澪「ドっくん!」たったった

ドっくん「……」

澪「…ごめんね、こんなになるまで苦手な飛行タイプと戦わせちゃって…」

ドっくん「……」

澪「私…いい指示できなくて……ごめんね…」

ドっくん「……」かっ!

澪「…!」

ぴかああああ!!

499: 2010/08/30(月) 20:05:35.71 ID:G7QhUwAO
澪「!?
こ、これは…」

ニャース「進化…!」

しゅわっ!

ばさっばさっ

ドっくん(ドクケイル)「ドクケー!!」

澪「ドっくん…!」

ドっくん「ドクケー!」きっ

澪「…!!
よし、いけるな!ドっくん!」

ドっくん「ドクケー!!」

501: 2010/08/31(火) 03:25:43.05 ID:U.Nq/gAO
ナギ「し、進化したからって所詮は虫タイプ!こっちの勝利に揺らぎはないんだぞ!
エアームド!」

エアームド「エアー!!」

ドっくん「ドクケー!!」

澪「ドっくん、つばめがえし!」

ドっくん「ドクケー!」しゅっ

ナギ「エアームド、エアカッター!」

エアームド「」しゅばっしゅばっ

ドっくん「ドクケー!」しゅっ しゅっ しゅっ

ナギ「なっ!?速い!!」

502: 2010/08/31(火) 03:28:46.81 ID:U.Nq/gAO
ドっくん「ドクケー!」しゅっ

どがん!

エアームド「!?」

ナギ「エアームド、大丈夫なんだぞ!?」

エアームド「エアー!」

ナギ「よし、かげぶんしんだぞ!」

エアームド「」しゅしゅしゅしゅしゅしゅ

ナギ「これなら、いくら素早くても…」

ドっくん「」ぴぴっ

ドっくん「ドクケー!」どがん!

エアームド「!?」ひゅううう

ばたん!

エアームド「」

エアームドは倒れた

503: 2010/08/31(火) 03:31:20.63 ID:U.Nq/gAO
ナギ「なっ!?」

澪「!
なんで…」

ニャース「ドクケイルのあの触角はレーダーになっていたはずニャ」

澪「そうか!それで本物を…」

ドっくん「ドクケー!」

澪「すごいぞ、ドっくん!」

ナギ「うう~…完全に負けたぞ…
それじゃあ、はい
フェザーバッジだぞ」すっ

澪「ありがとうございます!」

504: 2010/08/31(火) 03:34:25.76 ID:U.Nq/gAO
―――――――――――――――――――
ニャース(澪がドクケイルについて何も言わなくてよかったニャ…)

澪「なあニャース」

ニャース「ニャ!?
な、な、なんなのニャ!?」

澪「?
いや、次はどこに行くのかな?って」

ニャース「次は……
ニャ!!」

澪「どうしたんだ?」

ニャース「…次の町はミナモシティなのニャ…!」

505: 2010/08/31(火) 03:37:16.90 ID:U.Nq/gAO
―――――――――――――――――――
カガリ「うぐ……」

カガリ「…はっ!」がばっ!

???「大丈夫?うなされてたみたいだけど~」じっ

カガリ「…誰だい?アンタ」

???「あらら~?急にあなたがここに倒れてたから私が看ててあげたのに~
恩人にアンタはないんじゃな~い?」

カガリ「……」

506: 2010/08/31(火) 03:41:14.36 ID:U.Nq/gAO
???「それに相手に名前を聞く前に自分から名乗るのはジョーシキだと思うケドな~」

カガリ「……私はカガリだ」

フヨウ「そう♪
私はフヨウだよ~」

カガリ「そうかい、それでここはどこなんだい?」

フヨウ「送り火山だよっ♪」

カガリ「……!」

507: 2010/08/31(火) 03:50:29.35 ID:U.Nq/gAO
―――――――――――――――――――
ホムラ「おっ!ここが送り火山カ!
まずはカガリの奴を捜さないとナ!」たったった

???「……」たっ

―――――――――――――――――――
マグマ団基地もといアクア団基地


イズミ「さあ、ウシオさん
私達はどうしましょうか?」

ウシオ「ふむ…
とりあえず総帥の指示が出るまでここに待機ですね」

イズミ「暇ですね~」

508: 2010/08/31(火) 03:53:35.01 ID:U.Nq/gAO
ウシオ「……」

ウシオ「そういえば、シズクさんを見かけませんね
どうしたんでしょう?」

イズミ「さあ…?」

―――――――――――――――――――
ニャース「よし、着いたニャ!
ミナモシティ!」

澪「アクア団やマグマ団がいないか…?」きょろきょろ

ニャース「そこらへんを探そうニャ!」

ニャース「…って、ニャ?
あの洞窟にあからさまにマグマのマークが…」

澪「本当だ…」

ニャース「奴らの基地かもしれないニャ!
行ってみるニャ!」

澪「ああ!」

―14章完―

514: 2010/09/01(水) 18:54:20.58 ID:1gjK9MAO
――――――――――――――――――――
がちゃ!

澪「……」

澪「…誰もいないのかな…?」

ニャース「ニャー、とりあえず中を調べてみようニャ」

がたっがたっ!

澪ニャース「!?」

がたっがたっ!

澪「な…なに……?」

ニャース「向こうの部屋ニャ」

515: 2010/09/01(水) 18:59:39.41 ID:1gjK9MAO
たった

がちゃ

澪ニャース「!!」

???「んー!んー!」

澪「や、宿主さん!?
大丈夫ですか!」

ばりりっ

宿主「ごほっごほっ!」

517: 2010/09/01(水) 19:08:39.88 ID:1gjK9MAO
宿主「あ…ありがとう
助かったよ…」

澪「いえ…
でも…」

ニャース「にゃんでこんにゃところに…?」

宿主「君達が消えたあと、あのアクア団総帥に捕まってね…」

澪「そうだったんですか…」

宿主「君達、アクア団を知っているみたいだね」

澪「はい
悪の組織みたいですね
この前も潜水艇を奪いにきてたり…」

宿主「!!
そうだ、そのことなんだ!」

澪「え…?」

宿主「アクア団の連中が言っていたんだ!」

澪「な、なにをですか…?」

宿主「それは…」ごすっ

518: 2010/09/01(水) 19:18:37.59 ID:1gjK9MAO
だあああん!

宿主「がはっ!?」どがん!

澪ニャース「!?」

イズミ「あらあら、騒がしいと思ったら…」

ウシオ「こんなところで何をしてらっしゃるんですか?」

ニャース「お、オミャーら!!」

519: 2010/09/01(水) 19:26:36.91 ID:1gjK9MAO
宿主「ぐ…」

澪「!!
……宿主さんをよくも…!」

ウシオ「ふ…
またお会いしましたね」

イズミ「あの時は油断してましたね」

ウシオ「おや?イズミさんもお負けに?」

イズミ「ええ、でもいいじゃないですか」

イズミ「これから仕返しをできるんですからねえ!」ぽん!

520: 2010/09/01(水) 19:32:46.57 ID:1gjK9MAO
ハスブレロ「グァ!」ばっ

澪「!?
ハブりん!」

ハブりん「プッププ~!」

どが!

ハスブレロ「!?」どさあ!

ハブりん「プッププ~!」

イズミ「ふ…やはり、このままでは勝てませんか」

521: 2010/09/01(水) 19:38:10.97 ID:1gjK9MAO
ウシオ「おや?また負けるのですか?」

イズミ「ふふ、まさか」すっ

澪「?
それは…?」

イズミ「水の石です!」

ぴかああああ!

ハスブレロ「!」ぶるぶる

かっ!

522: 2010/09/01(水) 19:41:20.13 ID:1gjK9MAO
ルンパッパ「ルンパ!」

澪「進化した!?」

イズミ「道具を使って進化するポケモンもいるのですよ!
ルンパッパ、自然の力!」

ルンパッパ「ルンパ!」ばっ

うぃん!!

ハブりん「ハブッ!?」どがっ

523: 2010/09/01(水) 19:56:04.59 ID:1gjK9MAO
澪「!?
大丈夫か、ハブりん!
今のは……?」

ニャース「トライアタックという技ニャ!」

澪「で、でもアイツはそんなこと言ってなかったぞ…?」

イズミ「自然の力…」

澪「?」

524: 2010/09/01(水) 20:01:44.44 ID:1gjK9MAO
イズミ「その場所の自然環境によって出る技の種類が変わる技です」

澪「そんな技が…」

イズミ「……
あなたたち、聞いたところによると私達アクア団をあちこちで邪魔してるようじゃないですか」

ウシオ「私も邪魔をされた一人ですね」

イズミ「それって、どうしてなんですか?」

澪「…お前達の野望を阻止するためだ」

イズミ「野望?
……まあ私達アクア団の目的は海を増やすことですね
でもそれっていけないことでしょうか?」

澪「……」

525: 2010/09/01(水) 20:44:26.31 ID:1gjK9MAO
イズミ「海は全てなのです」

澪「?」

イズミ「先程の自然の力も、ここホウエンの大自然も全て……母なる海が創ったのです」

イズミ「海は全てのエネルギー…
その海を増やすことは素晴らしいことですよ」

526: 2010/09/01(水) 21:00:10.76 ID:1gjK9MAO
澪「……確かにそうかもしれない」

イズミ「でしょう?」

澪「でも、お前達がやっていることは間違ってる!
天気研究所を襲ったり、人を傷つけたり…
お前達はやっちゃいけないことをしてるんだ!」

イズミ「……
ふ、あなたが何と言おうと私達は何も思いませんけどね!
ウシオさん!」

ウシオ「はい
マリルリ!!」ぽん!

マリルリ「ルリィ!」

527: 2010/09/01(水) 21:26:15.01 ID:1gjK9MAO
澪「!!」

ニャース「2体なんて卑怯ニャ!」

澪「……サボみん!」ぽん!

サボみん「サボネー!」

ニャース「澪!?」

澪「大丈夫だよ、ニャース」

ニャース「ニャー」

ウシオ「ふ、随分余裕ですね!
マリルリ、水鉄砲!」

マリルリ「」ぶしゃあああ!

澪「ハブりん、かえんほうしゃ!」

ハブりん「」ぼわあああああ!

ごあああああ!!

マリルリ「リルッ!?」どがっ!

マリルリは倒れた

528: 2010/09/01(水) 21:31:00.02 ID:1gjK9MAO
ウシオ「なっ!?」

イズミ「!!
…ルンパッパ、ドレインパンチ!」

ルンパッパ「ルンパ!」だっ

澪「サボみん、ニードルアーム!」

サボみん「サボネー!」

どがあああん!!

ルンパッパ「」ばたっ

ルンパッパは倒れた

イズミ「こ…この娘…!」

529: 2010/09/01(水) 21:36:24.78 ID:1gjK9MAO
ウシオ・イズミ「この前よりも強くなっている!?」

イズミ「く…
ここは撤退しましょう!
行きますよ、ウシオさん!」だっ

ウシオ「はいっ!
……ってうわっ!」こけっ

イズミ「もう!何やってるんですか!?
置いていきますよ!!」

ウシオ「ま、待ってくださ~い!」だっ

ニャース「待つニャ!」

澪「」さっ

ニャース「!」

530: 2010/09/01(水) 21:50:22.91 ID:1gjK9MAO
澪「深追いはしなくていいよ
それに…」ざっ

澪「大丈夫ですか?宿主さん」

宿主「ああ……
奴らは?」

澪「もういませんよ」

宿主「そうか…」

澪「あ、あの…さっき言ってたことって…」

宿主「そう、それなんだよ
奴らアクア団はマグマ団と協力し、カイナの潜水艇を奪いに行ったんだ!」

澪ニャース「!?」

531: 2010/09/01(水) 22:04:02.76 ID:1gjK9MAO
――――――――――――――――――――
カイナシティ
とある病院

???「」がばっ!

看護婦「きゃあ!?」

???「……」

看護婦「せ、先生!患者が…」たった

532: 2010/09/01(水) 22:07:03.57 ID:1gjK9MAO
???「大丈夫ですか!?クスノキ館長!」

クスノキ「!
ツガ君か…
私は大丈夫だ」

ツガ「よかった…
心配してたんですよ、何日も起きなかったんですから」

クスノキ「何日も…?
……!」だっ

ツガ「!?
どこへ行くんですか!?」

クスノキ「造船所だ!!
君も付いてきてくれ!」

ツガ「ええ!?」

クスノキ「…嫌な予感がする」

533: 2010/09/01(水) 22:48:36.86 ID:1gjK9MAO
―――――――――――――――――――
カイナ造船所

ホカゲ「あったぜ頭領、潜水艇」

マツブサ「おお!これがか!」

ホカゲ「だがどうやって持ってくんだ?」

アオギリ「私のケーシィのテレポートで港まで運びますよ」

マツブサ「お前のケーシィのテレポートは場所指定できたっけか?」

アオギリ「いえ、できませんがこの距離ならば大丈夫ですよ」

マツブサ「そうか
じゃあ頼んだぞ」

534: 2010/09/01(水) 22:52:21.85 ID:1gjK9MAO
―――――――――――――――――――
がちゃ

クスノキ「はあはあ…」

ツガ「病み上がりで無理しないでくださいよ」

クスノキ「分かってる
だが今は…」がちゃん

クスノキ「!?」

ツガ「どうしたんですか?」

クスノキ「……潜水艇が…ない」

ツガ「な、なんと!?」

びぃぃん…

クスノキ・ツガ「!」

アオギリ『えー、聞こえますか?カイナの皆様』

クスノキ「…なんだ?」

535: 2010/09/01(水) 22:58:12.39 ID:1gjK9MAO
アオギリ『私はとある組織、アクア団という組織の総帥をやっているアオギリと申します』

ツガ「アクア団…?」

アオギリ『それで突然ですが、クスノキ館長にお話があるんです
実は…』

クスノキ「」だだっ!

536: 2010/09/01(水) 23:01:16.70 ID:1gjK9MAO
ツガ「ちょ、ちょっとどこへ行くんですか!?」

クスノキ「アクア団……悪の組織だと聞いたことがある!
よからぬことを考えているに違いない!
私が呼ばれているんだ、行かなくては!」だだっ

ツガ「ま、待ってください!僕も行きます!」

543: 2010/09/04(土) 08:01:03.66 ID:njj1F2AO
―――――――――――――――――――
アオギリ『…潜水艇を』

アオギリ「……む?」

アオギリ「おや、来ていただいたようで」

クスノキ「なにが狙いだ、アクア団!」

アオギリ「これです」

ざぱあああ!

544: 2010/09/04(土) 08:04:02.05 ID:njj1F2AO
クスノキ「!!
潜水艇!」

ツガ「君達が盗んだのか!」

アオギリ「盗んだなんて人聞きが悪い
ホウエンのため、お譲りいただいただけですよ」

ツガ「なにを…!
譲った覚えなんてないぞ!」

クスノキ「……潜水艇を使って何をするつもりだ」

545: 2010/09/04(土) 08:08:18.36 ID:njj1F2AO
アオギリ「潜水艇に海へ潜る以外の使い方があるのですか?」

クスノキ「…そういうことを言ってるんじゃない!海へ潜ってどうするつもりなのか聞いてるんだ!」

アオギリ「海底洞窟…」

クスノキ「!」

アオギリ「これだけ言えば分かりますね?
ご安心を…特別起動部品はすでに手に入れておりますので
……では」ざっ

クスノキ「……!
ま、待て!!」

546: 2010/09/04(土) 08:12:59.07 ID:njj1F2AO
アオギリ「早く出しなさい」

アクア団員「はっ!」

ぶろろろろ…

ぎゅーん!

クスノキ「く……逃げられた…!」

ツガ「館長、僕には何が何だか…海底洞窟とはなんですか?」

547: 2010/09/04(土) 08:16:02.99 ID:njj1F2AO
クスノキ「海底洞窟はその名の通り、海底にある洞窟のことだ
そこには古代のポケモン二匹が眠っている
それらを奴らは目覚めさせようとしているんだ」

ツガ「…そのポケモンって?」

クスノキ「……グラードン、カイオーガ」

548: 2010/09/04(土) 08:19:39.75 ID:njj1F2AO
――――――――――――――――――
澪「じ、じゃあ早く行かないと!」だっ

宿主「待つんだ!!」

澪「!?
なんで止めるんですか!?」

ニャース「そーニャ!これじゃあアイツらの思う通りに…!」

宿主「違うんだ
本当に止めるべきはこのことではないんだ」

澪「…どういうことですか?」

549: 2010/09/04(土) 08:24:46.90 ID:njj1F2AO
宿主「うん…
ルージュラ!」ぽん!

ルージュラ「ジュラ!」

宿主「ルージュラの予知夢によると、これから大きな事件が起きるらしい
そしてその原因となるのがアクア団とマグマ団…紅色の珠、藍色の珠」

澪「紅色の珠、藍色の珠?」

宿主「ああ、奴らが狙う伝説のポケモン…グラードンとカイオーガを操る珠だ」

550: 2010/09/04(土) 08:28:08.94 ID:njj1F2AO
ニャース「グラードンとカイオーガ…!」

澪「…それが伝説のポケモンの名前か…」

ニャース「それを操る珠をアクア団とマグマ団に盗られたらまずいことになるのニャ」

澪「宿主さん、それってどこにあるんですか?」

宿主「うむ、送り火山という所にある
…そして」ぽん!

コンパン「コンパン!」

澪「?」

551: 2010/09/04(土) 08:31:30.46 ID:njj1F2AO
宿主「コンパンの目はレーダーになっている
それで、ある特定の場所の生命の存在が分かる
今、送り火山には6つの人間の反応がある
そのうち三人は珠を守護している老夫婦、そしてその孫」

ニャース「!」

澪「じゃあ、残りの反応は…」

宿主「恐らく、アクア団とマグマ団」

ニャース「……と、ってなんニャ?」

552: 2010/09/04(土) 08:34:41.93 ID:njj1F2AO
宿主「…実はアクア団とマグマ団は手を組んでいるんだ」

ニャ「ニャ!?」

澪「そんな…!」

宿主「…すまない、本来はもっと話した方がいいのだが…」

澪「……そうですね
早く止めに行かないと!」

宿主「ああ、頼んだよ」

553: 2010/09/04(土) 08:45:58.69 ID:njj1F2AO
―――――――――――――――――――
送り火山

カガリ「そういやここには珠があるってきいてんだけど?」

フヨウ「藍色の珠と紅色の珠のこと?」

カガリ「それだ
それ、見せてくれないかい?」

フヨウ「ん~、まぁ見せるだけならいいけど
触っちゃダメだよ?」

カガリ「……ああ」

554: 2010/09/04(土) 08:51:04.81 ID:njj1F2AO
――――――――――――――――――
カガリ「これが…藍色の珠、紅色の珠」

フヨウ「綺麗でしょー?
アチシの家は代々これを守護してるんだ」

カガリ「ふうん…」

???「じゃが、最近これを狙っておる輩がいるようじゃ」

カガリ「!」

555: 2010/09/04(土) 08:53:34.41 ID:njj1F2AO
フヨウ「おばあちゃん、おじいちゃん!」

フヨウ爺「ふふ、フヨウのお友達かの?」

カガリ「いや私は…」

フヨウ「うん、そうだよ♪カガリちんって言うんだ~」

フヨウ婆「おお、そうかいそうかい
珍しいの、お前がお友達を連れて来るとは」

フヨウ爺「カガリくん、これからもフヨウと仲良くしてやってくれ」

フヨウ「もう、変なこと言わないでよ~!」

カガリ「……」

556: 2010/09/04(土) 08:56:41.89 ID:njj1F2AO
――――――――――――――――――
フヨウ「アクア団とマグマ団?」

フヨウ爺「ああ、近頃ホウエンで暗躍している悪の組織
その目的は藍色の珠と紅色の珠を手に入れること」

フヨウ「そんなこと許せないね!
私達先祖代々、二度と昔のような争いが起きないようにしてきたのに!」

フヨウ婆「まったく、同じことを繰り返そうとするとは…」

カガリ「……」

557: 2010/09/04(土) 09:03:05.94 ID:njj1F2AO
カガリ「…で、一つ聞きたいんだけど、珠ってカイオーガ・グラードンを操る以外に何かに使えるのかい?」

フヨウ爺「それはじゃな…」

どがあああん!

フヨウ爺婆カガリ「!?」

ホムラ「ここカァ!?紅色の珠・藍色の珠はヨォ!!」

フヨウ爺「な、なんじゃお前は!」

ホムラ「俺カ?俺はマグマ団幹部ホムラダ!」

フヨウ「マグマ団!?」

558: 2010/09/04(土) 09:06:17.71 ID:njj1F2AO
ホムラ「…って、オオ!?
カガリ、ここにいたのかヨ!探してたんだゼ」

フヨウ爺婆「!?」

フヨウ「え…それって……?」

カガリ「……」

カガリ「ちっ!
ったぁく、ホムラてめえはいつもいつも空気読めねえな!」

ホムラ「アァ!?」

559: 2010/09/04(土) 09:09:32.63 ID:njj1F2AO
フヨウ「カガリ…ちん?」

カガリ「…私、マグマ団なんだ」

フヨウ「!!」

ホムラ「んじゃあカガリ早速、珠を…」

カガリ「私はいいよ
お前一人でやりな」たっ

ホムラ「アアン?なんだソレ!
……って行っちまっタ」

フヨウ「嘘…カガリちん…」

フヨウ爺「フヨウ…」

560: 2010/09/04(土) 09:12:04.62 ID:njj1F2AO
ざっ

ホムラ「悪いがこっちも時間がないんダ
珠は貰うゼ」

フヨウ婆「ま、待て!」

ホムラ「コータス!」ぽん!

コータス「」もくもくもく

フヨウ婆「!?
これは…」

フヨウ爺「ぐう……」

フヨウ「う…」ばた

ホムラ「へっ!コータスの煙でいずれは寝ちまうゼ
んじゃ」がしっ

ホムラ「紅色の珠と藍色の珠は貰っていくぜ
アバヨ!」たっ

561: 2010/09/04(土) 09:15:47.79 ID:njj1F2AO
―――――――――――――――――――
カガリ「……」


『これからも仲良くしてやってくれ』

『友達だよ♪』


カガリ(………なんだかスッキリしねぇな)

カガリ「…まあいい
それより、私はここ送り火山に…
じゃあアイツはどうなったんだ?
……面倒くせえな」

562: 2010/09/04(土) 09:20:28.10 ID:njj1F2AO
――――――――――――――――――
澪「ここか、送り火山!」

ニャース「そうみたいだニャ
早く行くニャ!」

澪「ああ!」

がちゃ

澪ニャース「!?」

フヨウ爺婆「」ぐた…

563: 2010/09/04(土) 09:23:21.41 ID:njj1F2AO
澪「だ、大丈夫ですか!?」

フヨウ爺婆「zzz」

澪「って寝てる…?」

ニャース「でもにゃんでこんにゃ所で寝てるのニャ?」

澪「…これ、前に見たことがある…
確か、博物館でもホムラっていうマグマ団が警備員の人達を眠らせてた」

ニャース「ということは…」

564: 2010/09/04(土) 09:27:27.49 ID:njj1F2AO
澪「く…!遅かったのか!」

ニャース「ニャー…」

フヨウ爺「う…ぁ、お嬢さん…」

澪「!
なんですか?」

フヨウ爺「奴らは…紅色の珠・藍色の珠を持って行った…」

フヨウ爺「おそらく、行き先は海底洞窟…」

澪「海底洞窟?」

565: 2010/09/04(土) 09:34:45.15 ID:njj1F2AO
フヨウ爺「カイオーガとグラードンが眠る場所じゃ…
そこに行くには…」ばた

澪「あ…」

ニャース「また眠ってしまったのニャ」

澪「海底洞窟…
行き方って…?」

???「「ダイビング」」

澪「!」

566: 2010/09/04(土) 09:37:11.79 ID:njj1F2AO
???「「海底洞窟までの距離を潜るポケモンの技」」

ニャース「誰ニャ!?」

???「「私たちは…」」

ラン「トクサネジムジムリーダー・ランと…」

フウ「フウだよ」

572: 2010/09/05(日) 07:54:30.92 ID:HaWPgYAO
澪「…ジムリーダー?」

ラン「そう、私達二人で一人のジムリーダーなの
そして私達は珠の守護を担ってもいるのよ
ね?フウ」

フウ「そうだよ
でも少し目を離していたらこんなことになっているなんて…」

澪「そうだ…早くマグマ団を追いかけなきゃ!」

フウ「いや、やめておいた方がいい」

澪「…なんでですか?」

574: 2010/09/05(日) 08:09:43.18 ID:HaWPgYAO
ラン「きっと、もう仲間と合流しているはずよ
それにあなたたちを行かせるわけにはいかないわ」

澪「?」

フウ「ソルロック!」ぽん!

ラン「ルナトーン!」ぽん!

ソルロック「ソル!」

ルナトーン「ルナー」

ニャース「ニャ?」

575: 2010/09/05(日) 08:15:13.96 ID:HaWPgYAO
澪「あの……これは一体?」

ラン「まず、あなたの実力を知りたいの」

フウ「ダブルバトル…やってみようか!」

澪「え…えと」

576: 2010/09/05(日) 08:25:42.96 ID:HaWPgYAO
―――――――――――――――――――
ホムラ「へへ、紅色の珠・藍色の珠…早く頭領にわたさねえとナ!」たった

???「」ざっ

ホムラ「!」ききっ

ホムラ「…お前はアクア団ノ…!?」

シズク「シズクです」

ホムラ「なんの用ダ!」

577: 2010/09/05(日) 08:28:39.90 ID:HaWPgYAO
シズク「なんの用…?
ふ、私達アクア団に断りもせずに珠を採りにきておいてその言い草ですか?」

ホムラ「……」

シズク「…これは裏切りと見てよろしいのですかね」

ホムラ「い、いやこれはだナ……」

シズク「ペリッパー!」ぽん!

ペリッパー「ペリ!」

シズク「鋼の翼!」

かきん!

ホムラ「!?」ごふっ

ばたっ!

シズク「」こと…

シズク「ふふ…
やりましたよ総帥、珠は奪取しました……
…ふ、大丈夫ですよ
珠はあなたの頭領にもお渡ししますから」すっ

578: 2010/09/05(日) 08:35:33.76 ID:HaWPgYAO
――――――――――――――――――
フウ「ソルロック、かえんほうしゃ!」

澪「カゲぴょん、こっちもかえんほうしゃ!
ドっくんは銀色の風!」

カゲぴょん「」ぼわあああああ!

ソルロック「!」

ドっくん「」ぶおおおお!

ソルロック「!?」くら

フウ「!
なかなかやるね!」

ラン「でもコンビネーションなら私達の右に出るものはいないわ!
ルナトーン、いたみわけ!」

ルナトーン「ルナー」

ソルロック「ソル!」しゃき

579: 2010/09/05(日) 08:41:22.92 ID:HaWPgYAO
澪「今のは…?」

ニャース「いたみわけニャ
互いの体力を分け合う技なのニャ」

ラン「ダブルバトルだからこそできる技ってこと」

フウ「さあ、いくよ!
ソルロック、めいそう!」

ソルロック「……」きいいい

ラン「ルナトーン、いわなだれ!」

ルナトーン「」どががががが

カゲぴょんドっくん「!?」

580: 2010/09/05(日) 08:55:58.52 ID:HaWPgYAO
どが!

カゲぴょん「カゲ…」ばた

カゲぴょんは倒れた

澪「カゲぴょん!」

フウ「ソルロック、サイコキネシス!」

ソルロック「」うぃぃぃん!

ドっくん「ドク…」くらり

ドっくんは倒れた

澪「あ…」

フウ「戻れ、ソルロック」しゅうう

ラン「戻って、ルナトーン」しゅうう

581: 2010/09/05(日) 11:55:19.98 ID:HaWPgYAO
澪「ま…負けちゃった……」

ニャース「元気だすニャ
澪はよく戦ったニャ」

フウ「そのニャースのいうとおりだよ
なかなかいい戦いだった」

澪「あ…ありがとうございまひゅ!…あ///」

フウ「…………………………………ふう」

582: 2010/09/05(日) 12:19:00.16 ID:HaWPgYAO
ラン「でも厳しいことを言うと、今のあなたの実力ではアクア団とマグマ団……ましてやカイオーガ・グラードンになんて敵わないわ」

澪「…うぅ」

ニャース「で、でも澪はジムバッジ5個を持ってる、カントーのジムも制覇したニャ
それに、これまでアクア団やマグマ団の幹部達を倒してきたニャ!実力の持ち主ニャ!」

ラン「でも、私達には負けちゃったのよね」

ニャース「ぐニャ…」

583: 2010/09/05(日) 12:22:22.63 ID:HaWPgYAO
ラン「いいわ
私達あなたのこと頼まれてるから」

澪「私のことを?」

ラン「うん、あなたの実力を高めるようにね」

澪「……誰からですか?」

ラン「ん~、まぁそれは後で分かるわ」

澪「…そうですか」

ラン「じゃあ行きましょうか……ちょっと遠いけど」

澪「はい」

ニャース「ニャー」

フウ「……」

ラン「どうしたの、フウ?」

フウ「い、いやなんでもないんだ!!」

ラン「?」

584: 2010/09/05(日) 12:39:52.85 ID:HaWPgYAO
―――――――――――――――――――
アオギリ「……出発まであと三日」

ホカゲ「そんなあるのかよ?」

アオギリ「色々と準備をしませんと」

マツブサ「そうだな…
特別起動部品も起動するのに時間がかかるしな」

アオギリ「それに…」

ざっ

585: 2010/09/05(日) 12:44:56.52 ID:HaWPgYAO
シズク「ただいま戻りました
アオギリ総帥」

アオギリ「!
シズクさんですか」

ホカゲ(…あれは)

シズク「紅色の珠、藍色の珠です」

さっ

アオギリ「ご苦労ですシズクさん」がし

マツブサ「……」がし

アオギリ「…これが藍色の珠
ふふ、なんて美しい…」

マツブサ(…アクア団のコイツが珠を持ってきたってことはホムラはどうしたんだ?
それにカガリもいない…)

ホカゲ「……」

586: 2010/09/05(日) 12:47:26.27 ID:HaWPgYAO
――――――――――――――――――
ルネシティ


ラン「着いたわ
彼があなたを強くしてくれるわ」

???「ボンジュール!澪」

澪「え?あ……ぼ、ぼんじゅ…る」

フウ「一応、日本人ですから」こそっ

澪「あ、そうなんだ…」

587: 2010/09/05(日) 12:55:27.02 ID:HaWPgYAO
アダン「私はルネジムジムリーダー・アダンです、どうぞよろしく」

澪「あ…はい」

ラン「それでアダンさん
今日はこの子の修行を…」

アダン「オフコース!
分かっていますよ
ダイゴくんの依頼でしょう?」

澪「あ…ダイゴさんが…?」

アダン「ええ、何ヶ月か前ですがあなたを見かけたら修行してくれるようにと」

589: 2010/09/05(日) 15:21:44.52 ID:HaWPgYAO
ニャース「確か初めてダイゴに会った時がそんなぐらいだったニャ」

澪「…もうそんなに立ってるのか…」

フウ「…………………………………ふう」

アダン「ふむ、まず手持ちのポケモンを見せてくれますか?」

澪「あ、はい
みんな出てきて!」ぽん!

590: 2010/09/05(日) 15:55:20.44 ID:HaWPgYAO
カゲぴょん「カゲ!」

ハブりん「プッププ~!」

ベロにゃん「ベロ~ン!」

サボみん「サボネ!」

ドっくん「ドクケー!」

ルンたん「るんたん♪」

アダン「6体は持っているんですね」

澪「はい」

591: 2010/09/05(日) 16:02:21.94 ID:HaWPgYAO
アダン「……炎、毒、無、草、毒・虫、無
まぁタイプバランスは戦術で補いましょうか」

アダン「故に、今からやる修行はタイプ相性が悪い相手と闘うというものをやりましょう」

澪「相性が悪い相手と?」

アダン「ええ、相性の悪い相手とやむを得ず闘うことになる場合もありますから
特にあなたの手持ちはタイプが偏っているものが多いので
そういうのは必要なんですよ」

澪「なるほど」

592: 2010/09/05(日) 16:12:55.58 ID:HaWPgYAO
アダン「ふむ、私がヒトカゲの相手をするとして…ランがハブネーク・ドクケイル
フウがサボネア……」

アダン「……」

ラン「どうしたんですか?」

アダン「いや…ノーマルタイプの弱点をつける格闘タイプがいないと思ってね…」

ラン「……確かに、私達の専門外ですね」

アダン「どうしたものでしょうか…」

593: 2010/09/05(日) 16:58:18.72 ID:HaWPgYAO
皆「う~ん…」

???「それなら俺に任せな!」

皆「!!」

ニャース「お、オミャーは…!」

594: 2010/09/05(日) 17:04:28.03 ID:HaWPgYAO
澪「トウキさん!」

トウキ「よっ!久しぶりだね」

澪「はい!」

ニャース「でもにゃんでここに?」

トウキ「ああ、ちょっとここルネシティのジムの再建工事を手伝っててね
偶然君達を見かけたからね」

澪(そういえば師匠がボランティアとかなんとか言ってた…)

トウキ「事情は大体わかってるよ
君のポワルンとベ口リンガの相手をすればいいんだよな?」

澪「そうです!」

595: 2010/09/05(日) 17:09:49.72 ID:HaWPgYAO
ぱちぱちぱち

澪トウキ「!」

アダン「エクセレント!
格闘タイプ専門ジムリーダー・トウキさんがこんなところにいるとは…なんたる偶然!
…やはり、あなたがホウエンを救う選ばれたトレーナーのようだ!」

澪「え…?」

596: 2010/09/05(日) 17:13:16.06 ID:HaWPgYAO
アダン「いや、私達はアクア団とマグマ団のことについては前から知っていたんです
そして、こうなることも…
これからアクア団マグマ団がホウエンを危機に脅かす…
全部未来予知で見ましてね」

ラン「エスパーポケモンの」

フウ「そして、その危機を救う人物が現れることも出ていた」

ラン「それが…」

アダン「あなたなんです、澪」

597: 2010/09/05(日) 17:18:10.49 ID:HaWPgYAO
澪「わ、私が…?」

アダン「……まぁ深くは考えなくていいでしょう
今は強くなる、それだけを考えてください」

フウ・ラン「じゃあ修行、始めましょうか」

トウキ「よし、やるか!」

アダン「では修行開始です」

澪「はい!」

598: 2010/09/05(日) 17:22:32.50 ID:HaWPgYAO
―――――――――――――――――――
トクサネ宇宙センター


カガリ「……」かちゃかちゃ

カガリ「……」

うぃぃん

カガリ「!
カイオーガ・グラードン以外に古代ポケモンが…?」かたかたかた

カガリ「レックウザ…そいつは空の柱にいる…?」

ぺらっ

599: 2010/09/05(日) 17:25:51.22 ID:HaWPgYAO
カガリ「こっちの資料によると、つい最近からトウカジムジムリーダー・センリがレックウザを探している…」

ぴぴっ!

カガリ「!
衛星からの空の柱の生命反応……人間が、2つ!?」

600: 2010/09/05(日) 17:29:51.56 ID:HaWPgYAO
カガリ「1つはセンリだとして
もう1つは……」

カガリ「空の柱にはここ何百年誰も近づいてないと聞いた…
このタイミングからして…
空の柱にいるのはやはりアイツだ…!」

カガリ「ちっ!」たっ

ぽん!

オオスバメ「スバー!」がし

ばさばさばさ…

―――――――――――――――――――
空の柱


ダイゴ「……」

ダイゴ「ん…ここは……?」

―16章完―

605: 2010/09/06(月) 19:57:03.62 ID:b2P43kAO
17章投下していきます

606: 2010/09/06(月) 19:59:43.87 ID:b2P43kAO
ダイゴ「……というか僕はどうして気を失って…?」

ダイゴ「……そうか、アクア団総帥のテレポートに…」

ダイゴ「とりあえず、ここがどこか確かめないとね」

ぴっ

607: 2010/09/06(月) 20:02:22.47 ID:b2P43kAO
ダイゴ「む…
ポケナビに記されていない?
……海の上…?
…そうか、ここは空の柱!」

ダイゴ「カイオーガ・グラードンに続く、公には知られていない三匹目の古代ポケモン……レックウザが棲む場所だ…!」

ダイゴ「これは本当に大誤算だよ…
まさかこんなところに飛ばされるとは…」

608: 2010/09/06(月) 20:04:45.49 ID:b2P43kAO
かつかつかつ…

ダイゴ「!!」さっ

ダイゴ(誰か…いる…?)

かつかつかつ…

ダイゴ(有り得ない…
チャンピオンの僕でさえここに来たのは初めてなのに…)

???「……」ざっ

ダイゴ(…!
あの人は…)

609: 2010/09/06(月) 20:06:17.93 ID:b2P43kAO
――――――――――――――――――
カガリ「」たっ

カガリ「ここが空の柱…
ふっ、なんで来ちまったのかね私は
……せめてもの償いかと思えば…」

カガリ(すまないね、頭領…
私はもう…)

たっ

610: 2010/09/06(月) 20:09:22.00 ID:b2P43kAO
――――――――――――――――――
フウ「じゃあ、まずはサボネアだね」

澪「はい!」

サボみん「サボネー!」

フウ「ソルロック!」ぽん!

ソルロック「ソル!」

フウ「じゃあ始めるよ!」

澪「頑張ってくれ、サボみん!」

サボみん「サボネ!」

611: 2010/09/06(月) 20:16:25.85 ID:b2P43kAO
フウ「ソルロック、かえんほうしゃ!」

ソルロック「」ぼわあああああ!

澪「サボみん、ミサイルばり!」

サボみん「サボネー!」だだだだだだだ

しゅわっ

ソルロック「!?」どがん!

フウ「!
すごい威力のあるミサイルばりだね」

612: 2010/09/06(月) 20:18:24.15 ID:b2P43kAO
澪「ええ、サボみんは技の威力は人一倍すごいですよ!」

サボみん「サボネ!」えへん

フウ「……相性の悪い相手には強そうだし、そうだね…
サボネアはより技の威力を上げる特訓をするべきだね」

澪「そうですね…」

フウ「サボネアは僕が鍛えておくから、君は他のポケモンの修行を進めておいたほうがいいよ」

澪「分かりました
じゃあ頑張ってね、サボみん」

サボみん「サボ!」

613: 2010/09/06(月) 20:24:43.18 ID:b2P43kAO
ラン「じゃあ、次は私ね
フウみたいにポケモンを預かって特訓させるわ」

澪「はい!
ハブりん、ドっくん!」ぽん!

ハブりん「プッププ~!」

ドっくん「ドクケ!」

ラン「……ドクケイルはさっきのバトルからして、スピードを活かした戦い方を
ハブネークは…」

トウキ「そいつはパワフルなバトルが得意だな
実際バトルをした俺の感想だ」

ラン「ありがとうございます
参考にしますね
じゃあハブネークはパワーを活かした戦い方ね」

澪「二匹とも頑張ってくれ!」

ハブりん「プッププ~!」

ドっくん「ドクケー!」

614: 2010/09/06(月) 20:27:28.44 ID:b2P43kAO
トウキ「んじゃあ、次は俺だな
ベ口リンガとポワルンだっけ?」

澪「そうですね」

ベロにゃん「ベロ!」

ルンたん「るんたん♪」

トウキ「まあ、俺なりの特訓をしとくよ」

澪「お願いします!」

トウキ「そうだ、お前も特訓しとくか?」ちら

ニャース「ニャ!?
いや、ニャーはいいのニャ!」

澪「ニャースは戦いは苦手みたいで」

トウキ「そうなのか?
俺のワンリキーを一撃で決めた、みだれひっかきは凄かったけどな…
まぁいいや、とりあえず任せてくれ」

澪「はい!」

ニャース「……」

615: 2010/09/07(火) 04:25:25.91 ID:vcx1aEAO
――――――――――――――――――
センリ「ふ…
この最上階に奴はいる
レックウザ…」

ダイゴ「センリさん」

センリ「!
…アンタは、ホウエンリーグチャンピオン・ダイゴ」

ダイゴ「どうしたんですか?こんなところで」

センリ「ここの最上階に用があってな」

ダイゴ「最上階……レックウザですか?」

センリ「ああ、そうだ」

ダイゴ「ふむ、僕もついて行っていいですかね?興味があって」

センリ「別に構わないが」

ダイゴ「そうですか、ありがとうございます」

センリ「……」

616: 2010/09/07(火) 04:28:11.27 ID:vcx1aEAO
―――――――――――――――――――
ダイゴ「これは…上るのにずいぶんかかりそうですね」

センリ「…三日はかかるだろうな」

ダイゴ「…そんなにですか?」

センリ「まあレックウザに会うにはそれぐらいの難はあって当然だ」

ダイゴ「…まあ、ダンバり……いや頑張りましょう」

617: 2010/09/07(火) 04:30:41.74 ID:vcx1aEAO
――――――――――――――――――
アダン「では、最後に残ったヒトカゲは私が鍛えましょう」

澪「はい!」

カゲぴょん「カゲ!」

アダン「見たところ、あなたの手持ちの中で1番懐いているようですね」

澪「はい、私の最初のポケモンで、1番のパートナーです!」

カゲぴょん「カゲ!」

澪「ふふ♪」

618: 2010/09/07(火) 04:33:35.46 ID:vcx1aEAO
アダン「…ふむ
なら、修行にはあなたも付いていてください」

澪「分かりました」

アダン「では、いきましょうか」

アダン「キングドラ!」ぽん!

キングドラ「フシュー!」

カゲぴょん「カゲ!」

アダン「キングドラ、ハイドロポンプ!」

キングドラ「」ぶしゅううう

澪「カゲぴょん、穴を掘ってかわして!」

カゲぴょん「」さっ

619: 2010/09/07(火) 04:35:27.99 ID:vcx1aEAO
キングドラ「!」

カゲぴょん「カゲ!」どがん!

キングドラ「!?」くら

カゲぴょん「」たっ

アダン「…ふむ、今のはいい戦法でしたね
では…ネオラント!」ぽん!

ネオラント「ラーン」

620: 2010/09/07(火) 04:38:02.64 ID:vcx1aEAO
アダン「雨乞い!」

ネオラント「ラーン」ざああああああ

カゲぴょん「カゲ!?」

アダン「カイオーガの特性はあめふらし
それと同じ状況でやってみましょう」

澪「はい!
よし…カゲぴょん、かえんほうしゃ!」

カゲぴょん「」ほおお!

ネオラント「ラーン♪」へらっ

澪「効いてない!?」

621: 2010/09/07(火) 04:42:09.40 ID:vcx1aEAO
アダン「雨乞いで炎技は威力が半減しますから
それと、水技の威力は増大しますよ
ネオラント、みずのはどう!」

ネオラント「」ぷしゃああ!

カゲぴょん「カゲッ!?」

効果は抜群だ!

カゲぴょん「か…カゲ…」

622: 2010/09/07(火) 04:44:54.69 ID:vcx1aEAO
澪「大丈夫か!?カゲぴょん!」たっ

カゲぴょん「カゲ…」

アダン「……パワー・スピード・テクニック・レベル・技の威力……どれをとっても完璧ですが、やはり進化前というのが大きなハンディかもしれません
どうでしょう、この機会に進化させてみては?」

澪「進化…」

623: 2010/09/07(火) 04:50:53.34 ID:vcx1aEAO
アダン「はい」

澪「…どうだ、カゲぴょん」

カゲぴょん「カゲ…
カゲカゲカゲ!」

澪「……そうだよな
今までこれでやってきたんだ
でも、強くなれるなら…」

カゲぴょん「カゲ…」

澪「…いや、私はカゲぴょんの意思を尊重したい
カゲぴょんがしたいようにしてくれていい
カゲぴょんが決めてくれ」

624: 2010/09/07(火) 05:00:35.37 ID:vcx1aEAO
カゲぴょん「カゲ…
カゲカゲカゲカゲ」

澪「そうか…
分かったよ」たっ

澪「アダンさん、カゲぴょんはこのままでいきたいそうです」

アダン「そうですか
……では、特訓頑張りましょう」

澪「はい!」

625: 2010/09/07(火) 05:06:13.99 ID:vcx1aEAO
――――――――――――――――――――――
三日後


フウ「サボネア、前よりだいぶ技の威力が増したよ」

サボみん「サボ!」

ラン「ハブネークとドクケイルもばっちり!」

ハブりん「プッププ~!」

ドクケイル「ドクケー!」

トウキ「ベ口リンガとポワルン、なかなか根性ある奴らだったぜ!」

ベロにゃん「ベロ!」

ルンたん「るんたん♪」

626: 2010/09/07(火) 05:09:16.87 ID:vcx1aEAO
アダン「ヒトカゲ……より立派になりましたよ」

カゲぴょん「カゲ!」

澪「みんな…!逞しくなったな!
フウさんランさん、トウキさん、アダンさん…みなさんありがとうございました!」

アダン「いえいえ、いいんですよ」

フウ・ラン「「それに、ホウエンを救うのに少しでも役に立ったんだからね」」

トウキ「それだけで鼻が高いぜ!」

627: 2010/09/07(火) 05:14:36.56 ID:vcx1aEAO
フウ・ラン「「それと…」」さっ

澪「!
これは…」

フウ「マインドバッジ
君にあげるよ」

澪「で、でも…」

ラン「もうあなたの実力は認めてるわよ
受け取って」

澪「……はい!」

628: 2010/09/07(火) 05:29:10.20 ID:vcx1aEAO
アダン「では私からも…」さっ

澪「ありがとうございます!」

トウキ「んじゃ、俺も」さっ

澪「……」

トウキ「どうした?」

澪「トウキさんからは……バトルでリベンジして勝ち取りますよ」

トウキ「ふっ…
待ってるぜ
無事、帰ってこいよ」

澪「はい!」

アダン「では、ご武運を祈りますよ」

澪「頑張ります!
みなさん、ありがとうございました!」

トウキ「ニャース、ちゃんと守ってやれよ?」

ニャース「当然なのニャ!」えへん

澪「ふふ♪」

629: 2010/09/07(火) 05:33:34.88 ID:vcx1aEAO
―――――――――――――――――――
海底洞窟


アオギリ「…ここが海底洞窟」

マツブサ「この奥にグラードンがいるのか…」

ホカゲ「さっさと行こうぜ」

シズク「そんなに急かさないでください
グラードンもカイオーガも逃げはしませんから」

ホカゲ「…ふん」

630: 2010/09/07(火) 05:41:02.50 ID:vcx1aEAO
―――――――――――――――――――
ラン「アダンさん、一つ言っていいですか?」

アダン「なんです?」

ラン「…ダイビングのことです」

アダン「…………………………………あ」

631: 2010/09/07(火) 05:57:31.75 ID:vcx1aEAO
―――――――――――――――――――
澪「よし、海底洞窟に行くぞ!ニャース」

ニャース「ニャー、ところで海底洞窟に行くにはどうするか具体的に聞いてなかったようニャ…」

澪「……………………………………どうしよう」おろおろ

ニャース「落ち着くニャ、澪!
確か……ダイビングとか言ってなかったかニャ?」

澪「言ってた……ポケモンの技かな?」

ニャース「ニャーも聞いたことがないのニャ」

澪「……うーん」

だん!

澪ニャース「!」

???「ふ…何故困った時に私を呼ばないのか」

632: 2010/09/07(火) 06:02:09.00 ID:vcx1aEAO
ニャース「ニャ…」

澪「あなたは…!」

たっ

???「困っているレディがいれば颯爽と駆け付ける
この世の女性、全てを愛し尊敬する紳士…」

ミナキ「もといスイクンハンター・ミナキ見参!!」

―17章完―

635: 2010/09/09(木) 04:52:43.99 ID:Y3MvU.AO
最終章前編投下します

636: 2010/09/09(木) 04:54:36.43 ID:Y3MvU.AO
澪「ミナキさん!?」

ニャース「どうしてオミャーがここに!?」

ミナキ「ダイゴに連絡をとっても繋がらなくて、ホウエンに来てみたら君達を見かけてね」

澪「ダイゴさん、どうしたんですかね…」

ミナキ「私も分からない…
だがダイゴなら大丈夫だろう」

澪「そうですね」

637: 2010/09/09(木) 05:22:05.69 ID:Y3MvU.AO
ミナキ「それで…話は聞いていたぞ
海に潜りたいのだろう?」

澪「はい、そうです」

ミナキ「ダイビングなら、ちょうど私のポケモンが覚えているよ
ドククラゲ!」ぽん!

ドククラゲ「ドククラー!」

ニャース「ドククラゲかニャ」

638: 2010/09/09(木) 05:27:41.18 ID:Y3MvU.AO
ミナキ「このドククラゲを使って潜ればいい」

澪「はい!」

ミナキ「それじゃあ私は行くよ」

澪「あれ…一緒に行かないんですか?」

ミナキ「ああ、私にも用があるのでね」

ニャース「スイクンニャ?」

ミナキ「ふ、その通り
スイクンが私を待っているんだ!
では、さらばだっ!」だっ

澪「あ、ありがとうございました!」

639: 2010/09/09(木) 05:30:48.81 ID:Y3MvU.AO
―――――――――――――
ニャース「よし、じゃあ行こうかニャ」

澪「うん
じゃあ頼むぞ、くらくら!」

くらくら「ドククラー!」どぴゅん!

ニャース「またニックネームを……ってニャ!?」びしゃん!

澪「ちょ、くらくら待t」どぱん!

澪ニャース「」ぶくぶくぶくぶく…

くらくら「クラ?」

640: 2010/09/09(木) 05:35:23.79 ID:Y3MvU.AO
――――――――――――――――――
澪「よし、水着も着たし!もう大丈夫だな」

ニャース「……」

澪「?
どうしたニャース?」

ニャース「いニャ、澪が水着着ても恥ずかしくにゃいにゃんてニャー…って」

澪「……」

ニャース「…澪?」

澪「」ばたん!

ニャース「ニャー!!」

641: 2010/09/09(木) 05:38:47.02 ID:Y3MvU.AO
―――――――――――――――――
澪「…よし、気を取り直して今度こそ行こうか」

ニャース「ニャー」

くらくら「ドククラー!」どぴゅん!

しゅうううう……

澪(アクア団、マグマ団
これが最後の戦いだ…!)

ニャース(……)

642: 2010/09/09(木) 05:48:34.07 ID:Y3MvU.AO
――――――――――――――――――
空の柱


ダイゴ「ふう、着きましたね」

センリ「…チャンピオン・ダイゴよ」

ダイゴ「はい?」

センリ「私が周囲からなんと呼ばれているか知っているか?」

ダイゴ「はい、“強さを追い求める男”…と」

643: 2010/09/09(木) 05:52:00.20 ID:Y3MvU.AO
センリ「そうだ
……私はジムリーダーになる前から強さを求めてきた
ジムリーダーになった今でもそれは変わらない
だがそんな私にも分からなかった
…“強さ”とは何か?」

ダイゴ「……」

センリ「…ジムリーダーになって直後、私はあるポケモンの存在を知り、そしてそれについて調べた
調べているうちに私は思った」

センリ「“強さ”とは…」

644: 2010/09/09(木) 05:56:02.11 ID:Y3MvU.AO
???「きゅりきゅりしいい!!」

センリ「!
レックウザ…
ついに現れたか」

ダイゴ「あれがレックウザ…!」

センリ「」さっ

ダイゴ「なんですか、それは?」

センリ「翠色の珠だ」

ダイゴ「?」

645: 2010/09/09(木) 06:02:05.51 ID:Y3MvU.AO
センリ「」がぷっ

ダイゴ「な、なにを!?」

センリ「」ごくん!

ダイゴ「!!」

センリ「“強さ”とは何か……その答えをまだ言ってなかったな」

レックウザ「きゅりきゅりしいいい!」ばたん!

ダイゴ「!?
レックウザが倒れた!?」

センリ「……くカカ
“強さ”とは、絶対的な力…
力なんだー!!!」

ダイゴ「センリさん……!」

646: 2010/09/09(木) 06:06:04.21 ID:Y3MvU.AO
――――――――――――――――――
海底洞窟


くらくら「」ちゃぽん

ニャース「…着いたみたいだニャ」

澪「そうだな
くらくら、ありがとう
戻ってくれ」しゅうう

澪「よし、急ごう!」

ニャース「ニャ!」

ざっ

澪ニャース「!!」

647: 2010/09/09(木) 06:14:35.36 ID:Y3MvU.AO
ホカゲ「行かせねえぜ」

シズク「総帥の邪魔はさせませんよ」

澪「くっ…」

ホカゲ「マグカルゴ!」ぽん!

マグカルゴ「マグ!」

シズク「ペリッパー!」ぽん!

ペリッパー「ペリー!」

澪「頼むぞ、ベロにゃん!サボみん!」ぽん!

ベロにゃん「ベロ!」

サボみん「サボネー!」

648: 2010/09/09(木) 06:19:42.60 ID:Y3MvU.AO
ホカゲ「先手必勝だマグカルゴ!かえんほうしゃ!!」

マグカルゴ「」ごわああああ!

澪「サボみん、ミサイルばり!」

サボみん「サーボネー!!」ぎゅぎゅぎゅぎゅ~ん!

ぎゅああああ!

マグカルゴ「!?」

マグカルゴ「マグ!!」どがっ

ホカゲ「な…かえんほうしゃが弾かれた!?」

澪(すごい……威力が格段に上がってる
修行の成果だ…!)

649: 2010/09/09(木) 06:26:57.81 ID:Y3MvU.AO
シズク「全く…何をやっているんですか?
ペリッパー、ベ口リンガにつばさでうつ!」

ペリッパー「ペリー!」ぎゅおん!

澪「ベロにゃん、受け止めて!」

ベロにゃん「ベロ!」がしっ

ペリッパー「!?」

シズク「なに!?」

澪「たたきつける!!」

ベロにゃん「ベロー!!」ぶんっ

ペリッパー「ペリッ!?」

どがああん!

ペリッパー「」ばたり

ペリッパーは倒れた

シズク「ペリッパー!」

澪「よし、ベロにゃんも強くなったな!」

ベロにゃん「ベロ~ン!」

650: 2010/09/09(木) 06:30:47.12 ID:Y3MvU.AO
澪「よし、行くぞニャース!」たたっ

ホカゲ「ま、待てっ!」

シズク「無駄ですよ」

ホカゲ「てめえ、何を言ってやがる!」がしっ

シズク「あなたじゃ彼女には敵わないと言っているんです
まあ、私もですが」

ホカゲ「…ッ!」ぎりっ

ホカゲ「けっ!」ぱっ

シズク「…まぁ総帥に敵うわけはありませんがね」

651: 2010/09/09(木) 06:33:21.04 ID:Y3MvU.AO
――――――――――――――――
海底洞窟最深部


マツブサ「おお!見つけたぜ、グラードン!!」

グラードン「……」

アオギリ「ふ、こちらも見つけましたよ、カイオーガ…!!」

カイオーガ「……」

マツブサ「けっ、どっちもぐっすり眠ってやがる」

652: 2010/09/09(木) 06:38:59.38 ID:Y3MvU.AO
アオギリ「…まあ、ちょっとやそっとでは起きないでしょうね」

マツブサ「しょうがねえ
無理矢理起こすか」

アオギリ「いや、その必要はありませんよ」

マツブサ「?」

たたっ

澪「はぁはぁ…アクア団、マグマ団……」

ニャース「オミャーらの思い通りにはさせないのニャ!」

マツブサ「お前ら…!」

653: 2010/09/09(木) 06:43:09.99 ID:Y3MvU.AO
澪「カイオーガとグラードンはお前達がいいように使っていいはずがない!」

アオギリ「ふふふ…
いいように使う?
カイオーガにはちゃんと眠っていてもらいますよ」

澪「え…?」

マツブサ「アオギリ、お前何を言って…」

アオギリ「」にや

がぷっ

澪ニャースマツブサ「!?」

654: 2010/09/09(木) 06:45:54.35 ID:Y3MvU.AO
アオギリ「」ごくん!

マツブサ「藍色の珠を飲んだ…?」

澪「あ…あう…」がくぶる

ニャース「しっかりするニャ、澪!」

澪「う、うん」がちがち

アオギリ「くカカ…」

655: 2010/09/09(木) 06:55:42.26 ID:Y3MvU.AO
マツブサ「あ、アオギリ…お前どうしたんだよ?珠なんか飲んで……」

アオギリ「くく…見ていろ」

ぱちん!

どしいいいん!

カイオーガ「」ぱらぱら…

澪「カイオーガが!」

656: 2010/09/09(木) 07:02:39.73 ID:Y3MvU.AO
アオギリ「くカカ…
珠には二つの能力があるんだ
一つは、カイオーガ・グラードンを操る能力
そしてもう一つは……」

アオギリ「……珠を体内に宿すことで、カイオーガ・グラードンの力を得る能力…!!」

ニャース「ニャ…!?」

マツブサ「そんなことが……」

アオギリ「」たっ

657: 2010/09/09(木) 07:06:42.88 ID:Y3MvU.AO
マツブサ「!
な、なんだ…アオg」

ばああああん!

マツブサ「かはっ!」どしゃああああん!

マツブサ「」どさっ

澪ニャース「!?」

658: 2010/09/09(木) 07:09:53.09 ID:Y3MvU.AO
アオギリ「紅色の珠…
これを破壊すれば」

ぱきいいいん!

アオギリ「対抗できる者はもういない!」にや

アオギリ「あとは、目覚めの祠で真の目覚めをするだけ…」しゅっ

ニャース「ま、待つニャ!」

だだっ

澪「!」

659: 2010/09/09(木) 07:12:56.35 ID:Y3MvU.AO
ホカゲ「な、なんだ!?すごい音が…
!!
頭領!!」

マツブサ「」ぐた

ホカゲ「大丈夫か!頭領!?」

シズク「……あなた達、総帥は?」

澪「え、えと…目覚めの祠がなんとか…」

シズク「!
ルネシティか!!」だだっ

澪「あ…」

660: 2010/09/09(木) 07:16:10.03 ID:Y3MvU.AO
ニャース「あいつ、ルネシティって言ってたニャ」

澪「……」

ニャース「なにボーッとしてるニャ!早く行くニャ!」

澪「え?あ、うん!」ちら

ホカゲ「頭領!……頭領!!」

マツブサ「」ぐた

澪「……」

たたっ

―最終章前編完―

666: 2010/09/10(金) 05:06:14.89 ID:8e6nXMAO
――――――――――――――――――
カントー地方


サキ「サカキ様、デオキシスのことなのですが…」

サカキ「なんだ?」

サキ「デオキシスとコンタクトできるようにした方がよいかと…」

サカキ「……分かった、私がなんとかしよう」

667: 2010/09/10(金) 05:13:50.20 ID:8e6nXMAO
――――――――――――――――――
ルネシティ


アダン「まぁ、帰ってこないということは無事に行けたんでしょう」

ラン「だといいんですが…」

フウ「!!」ざっ

アダン「?」

ラン「どうしたのフウ」

フウ「何か来る…!」

668: 2010/09/10(金) 05:21:06.44 ID:8e6nXMAO
アダン「!」

たっ

アオギリ「……」

ラン「青いバンダナ!」

フウ「アクア団か!
ここに何の用だ!」

アオギリ「くカカ…
貴様らに用はない
私が用があるのは祠だ」

ラン「祠?」

アダン「目覚めの祠のことですか?」

アオギリ「…そうだ」

669: 2010/09/10(金) 05:30:13.37 ID:8e6nXMAO
アダン「いけません!
あの場所は特別な人間以外誰も近寄ってはいけない神聖な祠!
あなたのような不粋な輩が…」

アオギリ「……」かつかつ

アダン「ま、待ちなさい!」

アオギリ「」ぎろ

アダン「!」

アオギリ「邪魔だ!!」

アダン「!?」どがっ

びたああああん!

アダン「…ッ!」ばたり

670: 2010/09/10(金) 05:42:11.36 ID:8e6nXMAO
ラン「アダンさん!」

フウ「お前よくも!
ソルロック!」ぽん!

ソルロック「ソル!」

アオギリ「ハイドロポンプ…!」さっ

ぶしゅうううううう!!

ソルロック「!?」

フウ「うわっ!!」

ラン「きゃあ!!」

どがああああん!

フウラン「」ばた

アオギリ「……」ざっ

アオギリ「……くカカ」かつかつ

671: 2010/09/10(金) 05:49:54.68 ID:8e6nXMAO
――――――――――――――――――
澪「着いた、ルネシティ…!」

ニャース「ニャ!?」

アダン「」ぐた

フウラン「」

澪「そ、そんな…!」

ニャース「アイツニャ…!!」

澪「大丈夫ですか!?
アダンさん、フウさんランさん!」

672: 2010/09/10(金) 05:55:11.63 ID:8e6nXMAO
アダン「ぐ…」

澪「アダンさん!」

アダン「……奴は、目覚めの祠に向かいました……
恐らく、真の目覚めをするつもりです……
真の目覚めをしたら、終わりだ…
頼れるのは、あなた達しかいない……
奴を…止めてくださ…」がく

澪「…!」

ニャース「澪…」

澪「許せない…」ぎり

澪「罪のない人達を傷つけて……私はアイツを許さない!」

ニャース「……止めに行こうニャ」

澪「ああ!これ以上被害を大きくさせるわけにはいかない!」

673: 2010/09/10(金) 05:59:24.00 ID:8e6nXMAO
ニャース「よし、じゃあ目覚めの祠に…」

ばさっばさっ

澪ニャース「!」

???「ふ…見つけたぞ、ニャース」

ニャース「さ…サカキ様!?」

サカキ「」たっ

澪「誰なんだ?」

ニャース「ニャーの元主人なのニャ」

澪「!」

674: 2010/09/10(金) 06:04:44.82 ID:8e6nXMAO
ニャース「……澪」

澪「なに?」

ニャース「先に行っててくれニャ
すぐに追いつくニャ」

澪「……わかった」たたっ

ニャース「……」

サカキ「ふ、ニャース
今の娘がお前の新しい主人か」

ニャース「……」

サカキ「ニドキング!」ぽん!

ニドキング「ニドー!!」

ニャース「…何をしにきたんですかニャ?」

サカキ「お前が必要になったんだ」

ニャース「!」

サカキ「…どうだ?
また私の下につく気はないか?」

ニャース「……!」

675: 2010/09/10(金) 06:14:09.83 ID:8e6nXMAO
――――――――――――――――――
空の柱


センリ「くカカ…」

ダイゴ「センリさん、なぜ!?」

センリ「なにがだ?」

ダイゴ「なぜ悪に手を染めるんですか!?あなたはもっと強い人だったはずだ!」

センリ「ふ、強い人だったか……
いや私は弱かった
だが、今はレックウザの力を手に入れて私は最強になった…!
この力で世界を征服し、いずれは私だけの世界を創るのだ!!」

ダイゴ「そんなの間違っている!!」

676: 2010/09/10(金) 06:18:17.08 ID:8e6nXMAO
センリ「ならば私を止めてみせるんだなあ!!」ばっ

がっ

ダイゴ「ぐっ!?」ぎぎ…

ダイゴ「ぐあ……」

センリ「チャンピオンと言っても所詮は人間…
生身では何もできまい」ぐぐ…

ダイゴ「が……!」ぎぎ…

???「キュウコン、かえんほうしゃ!!」

キュウコン「」ごわああああ!!

センリ「!!」さっ

ダイゴ「ごほっ、ごほっ…!」

???「…大丈夫かい?」

ダイゴ「!
君は…!」

センリ「誰だ!」

カガリ「私はカガリさ
故あってチャンピオン・ダイゴの助太刀をするよ」

センリ「……」

ダイゴ「ふ、助かったよ」たっ

カガリ「だらしないねぇ
それでもチャンピオンかよ?」

ダイゴ「ふふ、ヒーローが圧倒的に強くても面白くないんだよ」

カガリ「ふ…」

ダイゴ「何があったかは知らないけど、とりあえず今は一緒に戦ってくれるみたいだね」

カガリ「ああ」

センリ「……」

677: 2010/09/10(金) 06:29:25.80 ID:8e6nXMAO
――――――――――――――――――
サカキ「どうした?ニャース」

ニャース「……ニャーは
もうあなたの下にはつけませんニャ」

サカキ「……ほう、なぜだ?」

ニャース「……」

サカキ「ふ、あの娘か…
だがあの娘にそんな価値はないと思うがな」

ニャース「そんなことないですニャ
澪はあなたとは違うニャ!
少なくとも澪はニャーを自分と同等の立場として接してくれるのニャ!
ポケモンを道具としか見てないあなたとは違うニャ!」

サカキ「言うようになったな、ニャース」

678: 2010/09/10(金) 06:31:36.67 ID:8e6nXMAO
ニャース「……」

サカキ「だが、私に逆らったらどうなるか覚えているか?」

サカキ「海に落としたのも元はと言えば、お前が私に逆らったことが原因だ」

ニャース「…ミュウツーのことですかニャ」

サカキ「そうだ
お前がミュウツーを逃がしたことだ
どうやってやったかは知らないが、ミュウツーを暴れさせてな」

ニャース「……」

679: 2010/09/10(金) 06:35:36.31 ID:8e6nXMAO
サカキ「まあ、そんなことはいい
大事なのは今だ」

サカキ「…もう一度だけ聞こう
ニャース、私の元へ帰ってくる気はn」

ニャース「ないニャ!」

サカキ「…ふ、そうか
ならば…力ずくで連れて帰ってやる!!
ニドキング!」

ニドキング「ニドー!!」だだっ

680: 2010/09/10(金) 06:39:37.07 ID:8e6nXMAO
サカキ「また私の下僕になれ!ニャース!!」

ニドキング「ニドー!」だだだだだ

ニャース「」だっ

サカキ「!」

ニャース「つじぎり!!」がきいいいいん!

ニドキング「!?」ぐら…

ニャース「ニャーのマスターは澪だけニャ!!!」

ニドキング「」ばたん!

ニドキングは倒れた

681: 2010/09/10(金) 06:44:46.74 ID:8e6nXMAO
サカキ「……!!
ふん、だが……ニドクイン!!」ぽん!

ニドクイン「ギャオー!」

サカキ「とっしんだ!!」

ニャース「!!」

ニドクイン「」だだだだだ

ニャース「ニャ…!!」

682: 2010/09/10(金) 06:47:43.30 ID:8e6nXMAO
ニドクイン「ギャオー!!」だっ

???「ソーナンス、カウンター!!」

ソーナンス「ソーナンス!」ぎゅおお

ニドクイン「!?」どがん!

サカキ「!?」

ニャース「な、なんニャ…?」

ざっ

???「話聞いてたけど、感動したわ!」

???「くーっ!!
これがトレーナーとポケモンの絆かー!!」ぽろぽろ

683: 2010/09/10(金) 06:50:17.24 ID:8e6nXMAO
ニャース「お、オミャーらは…ちゃりんこ暴走族の…!」

ムサシ「ムサシ!」

コジロウ「コジロウ!」

ニャース「にゃんでこんなところに…」

コジロウ「それはだな、海に落ちた時からずっと流されて…」

ムサシ「細かいことはいいのよ!
早く行きなさい!」

ニャース「ニャ…?」

684: 2010/09/10(金) 06:53:25.30 ID:8e6nXMAO
ムサシ「ここは私達に任せろって言ってんのよ!」

ニャース「!」

コジロウ「早く行ってこい!マスターの所にな!」

ニャース「ニャ…
ありがとうニャ!!」だだっ

685: 2010/09/10(金) 06:56:23.14 ID:8e6nXMAO
ムサシ「…ぃよし!」

コジロウ「さぁて…」

サカキ「……ふん、なんだお前達は?」

ムサシコジロウ「泣く子も黙る、ちゃりんこ暴走族!!」

ムサシ「あのニャースはなんかほっとけなくてね」

コジロウ「だから助太刀をするんだ!」

サカキ「……ニャースを逃がした罪は重いぞ」

686: 2010/09/10(金) 06:59:27.76 ID:8e6nXMAO
コジロウ「へへーん、なんでも来いってんだ!」

ムサシ「そうよ!このソーナンスのカウンターがあれb」

サカキ「ニドクイン、破壊光線!」

ニドクイン「」きゅおお

ムサシコジロウ「え……」

687: 2010/09/10(金) 07:04:00.57 ID:8e6nXMAO
どがあああああん!!

ムサシコジロウ「や、やな感じ~!!」

ソーナンス「ソーナンス!」ぎゅおお

ムサシ「って、今更カウンターしても遅いのよー!!」ぐいぐい

ソーナンス「ソー、ソーナンスぅ!」

コジロウ「……飛ばされたけど、ニャースが無事に行けて良かったなぁ」

ムサシ「まっ、結果オーライで!」

ムサシコジロウ「いい感じ~…!!」

ソーナンス「ソーナンス!!」

きらぁん☆

サカキ「…ふん、もういい
ニャースは諦めるか
デオキシスとは違うコンタクト方法があるだろう」ざっ

サカキ「クロバット!」ぽん!

クロバット「クロウ!」

ばさっばさっ

688: 2010/09/10(金) 07:11:35.50 ID:8e6nXMAO
――――――――――――――――――
目覚めの祠


アオギリ「ここか…」

澪「アオギリ!」ざっ

アオギリ「!」

澪「……どうしてこんなことをするんだ」

アオギリ「こんなこと?」

澪「罪のない人を傷つけたりしてるじゃないか!」

アオギリ「ふん、そのことか
それは私の願望のためだ」

689: 2010/09/10(金) 07:16:19.83 ID:8e6nXMAO
澪「…海を増やすってことか?」

アオギリ「そう
だが正確に言えばこの世界を海に沈め、海だけにすることだ」

澪「そんなこと許されると思ってるのか!?」

アオギリ「許可など必要ない
私は私の独断で願望を叶える
そのための犠牲は仕方がない」

澪「そんなわけないだろ!」

690: 2010/09/10(金) 07:19:18.66 ID:8e6nXMAO
アオギリ「お前の同意も必要はない!」しゅっ

澪「!!」

アオギリ「滅べ!!」

澪「きゃ…!!」

じゃきいいいん!!

アオギリ「ぐっ!?」よろっ

ニャース「」たっ

ニャース「澪には指一本触れさせないのニャ!!」

澪「ニャース!」

ニャース「遅くなったニャ!!」

―最終章中編完―

694: 2010/09/11(土) 09:40:07.37 ID:LmoJhQAO
ニャース「ニャー!」しゃき

アオギリ「!?」ざきざきざきざき

じゃきいいいん!!

アオギリ「ぐあ…」よろっ

澪「いいぞ、ニャース!」

ニャース「トドメニャー!」しゃきん

じゃきいいいん!!

ニャース「」たっ

695: 2010/09/11(土) 09:42:55.05 ID:LmoJhQAO
澪「やったか…?」

ケーシィ「」ばたん

澪ニャース「!?」

アオギリ「くカカ、危ない危ない
ケーシィを盾にしなかったら負けてたよ」

澪「ポケモンを盾にするなんて!」

アオギリ「ポケモンをどう使おうがトレーナーの自由だろう」

澪「そんなのってない!」

696: 2010/09/11(土) 09:49:15.80 ID:LmoJhQAO
アオギリ「くカカ…
貴様とはどこまでも意見が食い違うみたいだな」

澪「当たり前だ!お前が言ってることは無茶苦茶なんだ!」

アオギリ「…まぁ、私が真の目覚めをする時にはその口も何も言えないことになるだろう」ざっ

澪「どこ行くんだ!」

アオギリ「真の目覚めをしに…だ」かつかつ

697: 2010/09/11(土) 09:52:30.48 ID:LmoJhQAO
澪「待て!」

アオギリ「」ぽん!

トドゼルガ「プオー!」

ハンテール「ハンテ!」

サクラビス「ビスビス!」

ホエルコ×3「ホエー!」

マリルリ「ルリ!」

澪「!!」

アオギリ「では」かつかつ

698: 2010/09/11(土) 09:56:08.93 ID:LmoJhQAO
トドゼルガ「プオー!」だっ

澪「!?」

がきいいいいん!

ニャース「ぐニャ……」

澪「ニャース!?」

ぽぽぽぽぽぽん!

ハブりん「プッププ~!」

ベロにゃん「ベロ!」

サボみん「サボネ!」

ドっくん「ドクケー!」

ルンたん「るんたん♪」

くらくら「ドククラー!」

澪「!
どうしたんだ、勝手に出て来て…」

がきいいいいん!!

澪「!」

699: 2010/09/11(土) 09:59:17.80 ID:LmoJhQAO
ニャース「ここはニャー達に任せて、行くニャ!」

澪「で、でも…」

ハブりん「プッププ~!」

ベロにゃん「ベロベロ!」

ルンたん「るん!」

ニャース「大丈夫ニャ!
ニャー達を信じてくれニャ!」

サボみん「サボネ!」

ドっくん「ドクケー!」

くらくら「ドククラー!」

澪「…わかった!ありがとう、みんな!」

700: 2010/09/11(土) 10:02:23.52 ID:LmoJhQAO
ぽん!

カゲぴょん「カゲー!」

澪「カゲぴょん…!
よし、行くぞカゲぴょん!」

カゲぴょん「カゲー!」

701: 2010/09/11(土) 10:05:05.37 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
目覚めの祠最深部


アオギリ「」かつかつ

シズク「総帥!」だだっ

アオギリ「!
シズクさん…
何しにきたんだ?」

シズク「ええ、総帥の手助けをしに…」

アオギリ「そんなものは必要ない」

シズク「!?」どがっ!

シズク「がはっ!」ばた

アオギリ「ふん…」たっ

702: 2010/09/11(土) 10:08:02.05 ID:LmoJhQAO
アオギリ「くカカ…
祠よ……我に真の目覚めを…!!」ぴかあああああ!!

どくん!

アオギリ「クカカ…
終わりだ、この世界とはもう…
私が海の王になるときが来たのだ…!!」

アオギリ「クカカ…」ぎゅおおおおお

だっ

澪「カゲぴょん、かえんほうしゃ!」

カゲぴょん「」ぼわああああ!

アオギリ「!」ぼわああ…

澪「させないぞ!絶対にお前を止めてみせる!」

アオギリ「クカカ…真の目覚めは済んだ
もう止められない」ぎゅおおおおお

703: 2010/09/11(土) 10:11:14.52 ID:LmoJhQAO
どがん!

カゲぴょん「カゲ!?」どさああ

澪「カゲぴょ…うぐ!?」どがん!

アオギリ「クカカ…」ぎりぎり…

澪「うう…」ぎり…

アオギリ「終わりだ…!」ぐぐ…

澪「うあ…」

カゲぴょん「カゲ…」

カゲぴょん「カゲーーーー!!」ごあああああああ!!!

どがん!!

アオギリ「ぐお!?」

澪「かはっ…!
助かったよ、カゲぴょん
ありが…」

カゲぴょん「」ぶるぶる

澪「カゲ…ぴょん?」

704: 2010/09/11(土) 10:14:28.57 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
空の柱


センリ「はああ!!」どがっ

キュウコン「コーン!」ばしいん!

メタグロス「グロー!」びたあん!

カガリ「く……強い…!!」

センリ「お前らじゃあ、私には勝てん!」

カガリ「ちっ…」

カガリ「どうする?ダイゴ」

ダイゴ「……」

カガリ「…ダイゴ?」

ダイゴ「僕はダイゴ
ホウエンチャンピオン」

カガリ「……は?」

705: 2010/09/11(土) 10:18:51.10 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
目覚めの祠


カゲぴょん「カゲ…!」ぴかあああああ

澪「まさか…」

きらあ!

カゲぴょん(リザードン)「があああ!」

アオギリ「進化…だと?」

澪「カゲぴょん…!」

カゲぴょん「があ!」

706: 2010/09/11(土) 10:24:32.54 ID:LmoJhQAO
澪「よし、行け!カゲぴょん
かえんほうしゃ!」

カゲぴょん「」ごわああああ!!

アオギリ「クカカ」ぽん!

サメハダー「!?」

ヨルノズク「!?」

ぼわああああ!!

サメハダーヨルノズク「」ばた

707: 2010/09/11(土) 10:31:13.54 ID:LmoJhQAO
澪「!!
お前、また…!」

アオギリ「クカカ…
貴様も同じだろう、自分のポケモン達をおいてきた…
これは立派にポケモンを利用しているな」

澪「それは、ニャース達を信頼してるから置いてきたんだ!
ニャース達なら、勝ってきてくれるって!」

ニャース「そうニャ!」

708: 2010/09/11(土) 10:34:02.90 ID:LmoJhQAO
アオギリ「!」

澪「ニャース!」

ニャース「お前と澪を一緒にするなニャ!!」

アオギリ「クカカ…
まぁどうでもいいことだ
貴様らさえ倒せば、私は王になれる!!」ぎゅおおおおお

709: 2010/09/11(土) 10:38:32.08 ID:LmoJhQAO
カゲぴょん「があああ!」どがん!

アオギリ「ぐあ!?」ぐら

ニャース「今ニャ!」

ハブりん「プッププ~!」

サボみん「サボネー!」

どがああああん!

アオギリ「ぐ……」よろ…

アオギリ「まだ…だ
まだ……」

710: 2010/09/11(土) 10:41:02.35 ID:LmoJhQAO
どがん!

アオギリ「!?」ちら

ヨルノズク「ホー!」

アオギリ「何故だ…ヨルノズク、貴様主人に向かって……
がはっ!」ばた

澪「……」

711: 2010/09/11(土) 10:45:24.52 ID:LmoJhQAO
アオギリ「うぐ…
まだ…だ……」ごぽっ

どさっ

アオギリ「この、藍色の珠があれば…」

サメハダー「サメハ!」がっ

しゅわん!

アオギリ「!?
サメハダー…!珠を無に帰すとはああ!!
ぐ……あ…」

712: 2010/09/11(土) 10:48:24.86 ID:LmoJhQAO
澪「……」ざっざっ

澪「お前の負けだ、アオギリ!」

アオギリ「ぐ…何故だ…!絶対的な力を手に入れたのに…何故…」

澪「どんなに力を手に入れても、一人だけじゃ何もできない
ポケモン達を…仲間を信じた私が勝ったんだ」

713: 2010/09/11(土) 10:51:56.69 ID:LmoJhQAO
アオギリ「ぐ……
ふ、負けました…
……どうしたんです?私に止めをさすなりすればいいじゃないですか」

澪「…お前はホウエンを危機にさらし、大罪を犯した
でも、まだやり直せる」

アオギリ「ふ…馬鹿な、仲間を…自分のポケモン達を……自分を慕っていた部下をも裏切った私に何を…」

澪「裏切ったことに悪く感じているなら大丈夫
誰にだって良心はある
根っからの悪人なんてこの世にはいないよ」

714: 2010/09/11(土) 10:57:38.54 ID:LmoJhQAO
アオギリ「ふ、そうだとしても私を必要としてくれる人なんか…」

澪「そんなことない
あなたには今まで付き従ってくれた部下達やポケモン達がいた…
彼らはあなたの行為が悪いことだと知っていたはずだ
でも彼らはあなたを慕っていた
あなたを尊敬していたんだ」

アオギリ「……」

715: 2010/09/11(土) 11:00:30.09 ID:LmoJhQAO
シズク「そう…ですよ……総帥」

アオギリ「!
シズクさん…」

シズク「私はあなたを尊敬していたから、あなたに慕っていた…
これからもその気持ちは変わりません」

アオギリ「ふ、私はあなたを裏切ったんですよ?」

716: 2010/09/11(土) 11:02:40.70 ID:LmoJhQAO
シズク「愚問です総帥
あなたに何をされようと、私はあなたに従います
あなたに一生ついていきます」

アオギリ「シズクさん…」

シズク「それに…ポケモン達も」

アオギリ「!」

サメハダー「サメハ!」

ヨルノズク「ホー!」

ニャース「…こいつらは、昔のオミャーに戻ってほしかったんニャ」

アオギリ「……!」

717: 2010/09/11(土) 11:06:19.84 ID:LmoJhQAO
澪「ね?あなたは必要とされている
こんなに慕われたり尊敬されるなんて、普通はないことだ
あなたには人望がある
…あなたならきっとやり直せる」

シズク「さあ、総帥」

アオギリ「……ふ、愚かな
私に改心などできませんよ」

澪ニャースシズク「……」

718: 2010/09/11(土) 11:09:09.76 ID:LmoJhQAO
アオギリ「また世界を危機にさらすかもしれませんよ?」

澪「大丈夫、その時は………その時はまた私が止めに行きますから」

アオギリ「ふ……後悔しますよ
まだ海を増やすこと……諦めてませんから」

澪「……」

719: 2010/09/11(土) 11:12:01.70 ID:LmoJhQAO
アオギリ「いきますよ、シズクさん!」

シズク「は、はい!総帥!」たたっ

シズク(いつもの総帥だ…)

720: 2010/09/11(土) 11:16:14.04 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
空の柱


カガリ「なに言ってんだよお前」

ダイゴ「いや、思うんだよ」

カガリ「?」

ダイゴ「結局、僕が一番強くてカッコイイんだよね!
メタグロス、コメットパンチ!!」

メタグロス「」どがああん!

センリ「ぐは…!」

センリ「」どたり

721: 2010/09/11(土) 11:19:25.78 ID:LmoJhQAO
ダイゴ「…強さを追い求めるのも程々にしておかないとね
本当の強さは心の強さ
力だけあっても意味ないよ
でも勘違いしてしまうんだなあ
だって人間だもの」

カガリ(やっぱりコイツは謎だ…)

ぱらぱら…

カガリ「!
まずいな、今ので天井が崩れてきた…
さっさと出るぞ」

722: 2010/09/11(土) 11:22:10.30 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
どがあああああん!

カガリ「あぶねえ…」

レックウザ「きゅりきゅりしいい!」

カガリ「!
センリが氏んだことでレックウザは復活したのか」

ダイゴ「惜しい人を亡くしたな…」

カガリ「ふ、大誤算ってか?」

ダイゴ「……ダイゴだけにね、くす」

ダイゴ「……」

ダイゴ(……センリさん、ご冥福を祈ります)

723: 2010/09/11(土) 12:03:51.61 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
目覚めの祠


ニャース「行ってしまったニャ」

澪「うん…」

ニャース「これで良かったのかニャ?」

澪「うん…あの二人なら大丈夫な気がするんだ」

ニャース「ニャー、澪の考えることはわからないニャ」

澪ニャース「……」

724: 2010/09/11(土) 12:10:12.44 ID:LmoJhQAO
澪「ニャース」

ニャース「澪」

澪「え?」

ニャース「ニャーも澪に一生ついていくニャ」ぼそ

澪「なに?」

ニャース「な、なんでもないニャ!
早く帰るニャ!」

澪「あ、うん…!」

ニャース「」たったった

澪「……」

澪「ありがとう、ニャース」

―最終章完―

728: 2010/09/11(土) 14:11:18.93 ID:LmoJhQAO
エピローグ


ムロジム


澪「ハブりん、ポイズンテール!」

ハブりん「プッププ~!」ざっ

トウキ「ハリテヤマ、つっぱり!!」

ハリテヤマ「ハリテー!」

729: 2010/09/11(土) 14:19:53.94 ID:LmoJhQAO
どがあああああん!!

ハリテヤマ「」ばたあん

ハリテヤマは倒れた

澪「や…やったあ!!」

ハブりん「プッププ~!」

トウキ「いや~負けたよ
強くなったね
はい、ナックルバッジだ」さっ

澪「ありがとうございます!」

730: 2010/09/11(土) 14:25:13.64 ID:LmoJhQAO
ニャース「やったニャ、澪!」

澪「ああ!これで8個目だ!」

トウキ「お!もう揃えたのか?」

澪「はい!」

トウキ「んじゃあ……ホウエンリーグに行ってみたらどうだ?
チャンピオンのダイゴが引退して、新米チャンピオンが今いるらしいぞ」

731: 2010/09/11(土) 14:32:29.81 ID:LmoJhQAO
澪「あ…行きたいです!
!?…って、ええ!?」

トウキ「?」

澪「ダイゴさんってチャンピオンだったんですか!?」

トウキ「ああ…そうだけど」

ニャース「ニャーは知ってたけどニャ」

澪「ええ!?」

732: 2010/09/11(土) 14:38:00.41 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
ダイゴ「くしゅん!」

ダイゴ「風邪かな…」ずず…

ダイゴ「それとも、誰かが噂してるとか?」

ダイゴ「くしゅん!」

ダイゴ「……大好評だねダイゴだけに」くす

733: 2010/09/11(土) 14:42:13.88 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
送り火山


カガリ「」かつかつ

ひょこっ

カガリ「!」

フヨウ「くる気配がしたけど、だあれ?」

フヨウ「!
カガリちん…」

カガリ「フヨウ、すまなかったね
私にもう一度チャンスをくれ」

フヨウ「え…?」

カガリ「」ばりばり!

フヨウ「あ…」

ばさあ!

カガリ「マグマ団はもうやめるよ
今日は遊びに来たんだ、友達の家にね」

フヨウ「…!」うるっ

フヨウ「カガリちん!!」がばっ

734: 2010/09/11(土) 14:46:12.18 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
チャンピオンの部屋


???「んくく…
俺がチャンピオン候補に選ばれるとは…」

うぃーん

???「ん?挑戦者か?」

澪「よし、やっと着いた…」

735: 2010/09/11(土) 14:49:08.20 ID:LmoJhQAO
ニャース「新チャンピオンって誰ニャ?」

???「……」

澪「ってミツルくん!?」

ニャース「オミャーだったのかニャ!」

ミツル「……そうです
僕が数々のトレーナーから選ばれたチャンピオンです」

澪「すごいな…」

736: 2010/09/11(土) 14:52:26.14 ID:LmoJhQAO
ミツル「…ねえ、澪さん
これがどうゆうことか分かります?」

澪「え?」

ニャース「?」

ミツル「この俺様が!

世界で一番!

強いってことなんだよ!」

澪ニャース「」

737: 2010/09/11(土) 14:59:18.20 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
ロゼリアは倒れた

澪「よし!」

ミツル「な、なんで…
リザードン一匹に……六匹全部…」

ニャース(相変わらずだニャー)

澪「み、ミツルくん…
このあとはどうすればいいのかな…?」

ミツル「あっちの部屋のコンピュータを使って殿堂入りすればいいんですよ」

澪「あ、ありがとう
じゃあ行くね」たたっ

ニャース「」たたっ

738: 2010/09/11(土) 15:04:29.12 ID:LmoJhQAO
ミツル「……」

ミツル「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

――――――――――――――――――
殿堂入りの部屋


ぴぴっ

澪「よし、これでこうして……っと」

=====================
カゲぴょん/リザードン♂

ハブりん/ハブネーク♂

ベロにゃん/ベ口リンガ♂

サボみん/サボネア♂

ドっくん/ドクケイル♂

ルンたん/ポワルン♀

くらくら/ドククラゲ♀

トレーナー:秋山澪

殿堂入りおめでとう!!
=====================

739: 2010/09/11(土) 15:08:54.84 ID:LmoJhQAO
――――――――――――――――――
数日後

澪「ん?」

ピジョット「ピジョットー!」ばさばさ

すっ

澪「手紙…?」

ピジョット「ピジョットー!」ばさばさ

740: 2010/09/11(土) 15:16:39.36 ID:LmoJhQAO
ニャース「誰からニャ?」

澪「!
リラ師匠からだ!」

ニャース「読んでみようニャ」

澪「うん…
ええと」

澪「澪へ
ある用事があるんだ
今すぐジョウト地方に来てくれ
リラより
……だって」

ニャース「ある用事?」

澪「ん~、わかんないけど
とにかく行ってみよう」

ニャース「ニャー」

澪「……またママを待たせちゃうなぁ
悪いなぁ…」

ニャース「ママ…?」

澪「お、お母さんっ!!」

741: 2010/09/11(土) 15:19:33.38 ID:LmoJhQAO
―――――――――――――――――――
ざっざっ


???「……これか」

???「ジーランス、ホエルオー!」ぽん!

ジーランス「……」

ホエルオー「……」

742: 2010/09/11(土) 15:22:58.88 ID:LmoJhQAO
???「わたしたちわ
このあなで
くらしせいかつし
そしていきてきた

すべてわ
ぽけもんの
おかげだ

だが
わたしたちわ
あのぽけもんを
とじこめた

こわかったのだ

ゆーきある
ものよ

きぼーに
みちたものよ

とびらをあけよ

そこにえいえんの
ぽけもんがいる

さいしょにほえるおー
さいごにじーらんす

そしてすべてが
ひらかれる…!」

がちゃあん!

???「…ふ、レジアイス・レジロック・レジスチル
その三匹が揃えし時…
ふふふ…」

おわり

749: 2010/09/11(土) 18:58:27.71 ID:wURbJwAO
毎日見てました。
次も頑張ってください

引用元: 澪「ぽ…ぽけもん?」