ロストタワー


さわ子「ええと…キクコさんとはここで待ち合わせのはずだけど…まだかしら?」

たっ

キクコ「私ならここだよ」

さわ子「!
…相変わらず神出鬼没ね、キクコさん」

キクコ「フェフェフェ、褒め言葉として受け取っておくよ」
けいおん! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

476: 2010/10/01(金) 03:19:15.59 ID:vErcrkAO
さわ子「それで、なんの用なの?」

キクコ「まあ急かすな
直にキクノとリョウも来るからね」

さわ子「キックーノとリョウも?」

キクコ「ああ」

さわ子「4人揃うなんて久しぶりね」

キクコ「久しぶり…って一体何年前の話をしてるんだい」

さわ子「私がまだポケモンを持ちはじめた時だから…ええと」

キクコ「お互い歳をとったもんだ」

さわ子「それを言わないでよ」

キクコ「フェフェフェ」

さわ子「でもキクコさんの方が歳じゃない」

キクコ「減らず口は変わらずだね」

さわ子「ふふ、どういたしまして♪」

キクコ「ふん」

477: 2010/10/01(金) 03:21:35.20 ID:vErcrkAO
???「また二人で言い合ってるのかい?」

さわ子「!」

キクコ「キクノ、遅かったじゃないか」

キクノ「ちょっと邪魔が入ってね」

さわ子「久しぶりね、キックーノ」

キクノ「ああ、久しぶり
あとコイツも」ひょい

???「お久しぶりです、皆さん!」

さわ子「リョウ!」

リョウ「やあ、さわ子さん!」

478: 2010/10/01(金) 06:30:32.54 ID:vErcrkAO
さわ子「いやー、懐かしいわねー
全員揃うと」

リョウ「なんかおばさんっぽいですよ」

さわ子「うるさいわね…!」きっ

リョウ「ひいっ!!」

キクコ「フェフェフェ、そっちの顔も相変わらずかい」

キクノ「それの時はキャサリンって呼んだほうがいいかい?」

さわ子「もう、恥ずかしいからやめて…」

479: 2010/10/01(金) 06:33:40.23 ID:vErcrkAO
リョウ「そういえば、さわ子さんはヨスガのジムリーダーをやってるんでしたっけ?」

さわ子「そうよ
そういうリョウは四天王…ってことは私以外全員四天王じゃな~い!
……私だけ落ちこぼれみたいだわ」

リョウ「いやいや、ジムリーダーで落ちこぼれって充分すぎますから」

キクコ「それに四天王っていっても、ただの強豪達が集まっただけで
ジムリーダーみたいなちゃんとした職じゃないからね」

キクノ「職より名誉だね、称号なら自慢できるさね」

480: 2010/10/01(金) 06:36:44.57 ID:vErcrkAO
さわ子「それにしてもリョウが四天王になるなんてね…意外だったわ」

リョウ「えー、なんでですかー?」

キクノ「まあ、あの時はまだぺーぺーだったからね」

キクコ「虫ポケモンなんて私達と全然違うタイプを育てだすしね」

リョウ「虫ポケモンはいいじゃないですかー!
それにキックーノだって地面タイプだし!」

キクノ「まあ私は昔から地面タイプだったししょうがないのさ」

さわ子「そういうこと」

リョウ「ええー!」

キクコ「…じゃあ再会を喜ぶのもここらで終わりにしといて、今日全員を集めたわけを話そうかね」

481: 2010/10/01(金) 06:39:26.57 ID:vErcrkAO
―――――――――――――――――――
ギンガ団倉庫


???「……」がっちゃがっちゃ

???「よっ、プルート!」

プルート「んん?
来たか、ジンダイ」

ジンダイ「ああ」

プルート「あの3体はあちらの部屋に保管してあるぞ」

ジンダイ「おお、サンキュー」たたっ

がちゃ

ばたん

プルート「……」

482: 2010/10/01(金) 06:42:49.67 ID:vErcrkAO
がちゃ

ばたん

ジンダイ「へっへっへ、3体とも元気そうだな」

プルート「わしが改良した回復システムだからな、当然だ」

ジンダイ「へっ、プルートも腕は鈍ってないようで何よりだぜ」

プルート「ふん、まあバトルの腕はからっきしだがな」

ジンダイ「へっへっへ、俺がいなきゃコイツらも捕まえれなかったんじゃねえか?」

プルート「ああ、かもしれん
感謝しておる」

483: 2010/10/01(金) 06:45:39.12 ID:vErcrkAO
ジンダイ「へっ、まあ俺でも手こずったがな」

プルート「フロンティアブレーンでも手こずるとは、流石はホウエンに伝わる伝説のポケモン…」

プルート「レジアイス・レジロック・レジスチル」

ぽん!

レジアイス「じゃきー!!」

レジロック「ざざ ざり ざ……」

レジスチル「じ・じ・ぜ・じ・ぞ」

484: 2010/10/01(金) 06:48:23.06 ID:vErcrkAO
―――――――――――――――――――
ミオ図書館


どがあああああん!!

ナナカマド「な、なにごとだ!?」

ぐらぐらぐら…

シロナ「いけない!
みんな、とりあえず机の下に隠れて!」

梓紬純「は、はい!」さっ

ぐらぐら…

シロナ「……」

485: 2010/10/01(金) 06:51:40.46 ID:vErcrkAO
ぐら…

シロナ「もう…大丈夫のようね」

梓「いったいなにが…」

ナナカマド「ポケギアだ!
ラジオを聞いてみよう!」ぴっ

がが…

『こちら…リッシ湖です
先程、大きな爆発が起…ました
近辺に…るトレーナーはすぐに避難して…ださい
リッシ湖では今も煙が…』び…がが

ナナカマド「ダメだ!電波が…」

486: 2010/10/01(金) 06:54:42.73 ID:vErcrkAO
紬「今リッシ湖って…」

シロナ「そう
さっき言ってた湖の伝説ポケモンが棲んでいる湖のひとつよ」

梓「じゃあ…これはギンガ団が!」

シロナ「おそらく、そうね」

純「許せない!湖を爆破するなんて!罰金だあ!
今すぐ私が行って…」

ナナカマド「待て!純!!」

純「!」

ナナカマド「…確かに今はまずい状況だ
だが早まってはいかん
準備が必要だ」

純「……」

487: 2010/10/01(金) 06:59:23.70 ID:vErcrkAO
ナナカマド「役割分担だ
先程言った通り、湖は3つある
リッシ湖が爆破されたんだ、他の湖にもギンガ団はいるだろう」

ナナカマド「シンジ湖には梓、シロナ君が行ってくれ」

梓シロナ「…はい!」

ナナカマド「続いてリッシ湖には紬に行ってもらおう」

紬「わかりました」

ナナカマド「そして…エイチ湖には純、お前が行ってくれ」

純「わ、私はリッシ湖に…」

ナナカマド「エイチ湖はテンガン山を越えなければならない、1番過酷な道だ
だから実力のあるお前に行ってもらうんだ」

純「!
わ、わかってるじゃん!博士!
よし、そうなったら目指せ!エイチ湖!」だだっ

紬「あっ…」

488: 2010/10/01(金) 07:03:31.72 ID:vErcrkAO
梓「大丈夫かな…?」

ナナカマド「ふ…大丈夫だ
アイツならな
それにこういう状況で実力が発揮できるタイプだ」

ナナカマド「…まあ、とにかく
みんな、急いでくれ!
こうしている間にもギンガ団が湖の伝説ポケモンに手を出しているかもしれん!
頼んだぞ!」

梓紬シロナ「はい!」

489: 2010/10/01(金) 07:11:25.50 ID:vErcrkAO
――――――――――――――――――――
がちゃっ

梓紬シロナ「」たっ

シロナ「梓ちゃん、ごめんね
私は先に行っているわ!」

梓「わ、わかりました!」

シロナ「」たたっ

紬「梓ちゃん、頑張りましょう!
私も頑張るわ!」

梓「…はい!」

490: 2010/10/01(金) 07:13:05.19 ID:vErcrkAO
――――――――――――――――――
ゴヨウ書斎


がちゃ

和「!
イツキさん」

イツキ「和さん、いきなりですみませんが…大変なことが起きました」

和「え…?」

―――――――――――――――――――
リッシ湖


ゴヨウ「ふふふ、なんといい景色だ
湖の面影もないほどに見事に爆発したな」

ゴヨウ「…これで湖を渡る手間も省けた
あとはアグノムを捕まえに…」

491: 2010/10/01(金) 07:17:18.53 ID:vErcrkAO
和「ゴヨウさん!」

ゴヨウ「!
和さん…それにイツキさんも」

和「なにを…しているんですか?」

ゴヨウ「……」

イツキ「……んっふ、答えられませんか」

ゴヨウ「……」

イツキ「では僕が代わりに…」

イツキ「あなたはギンガ団に協力している」

和「……」

492: 2010/10/01(金) 07:19:12.77 ID:vErcrkAO
イツキ「ギンガ団が湖の伝説ポケモンを捕まえようとしているのは分かっています
あなたがアグノムを捕まえにきたことも」

ゴヨウ「……クク」

イツキ「なにがおかしいんですか?」

ゴヨウ「あなたのいうとおり、私はギンガ団に協力……いえ、むしろ幹部として働いています」

和「…どうしてですか」

ゴヨウ「はい?」

和「あなたはいい人だったのに!
私を…シンオウに来て間もない私の面倒を見てくれて…バトルの修行も…」

イツキ「……」

493: 2010/10/01(金) 07:22:04.10 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「別にギンガ団に入れさせることを前提に鍛えさせただけですが
面倒をみたのも…ね」

和「…!!」

イツキ「和さん…」

イツキ「ゴヨウさん、あなたは許せないです
人の気持ちをなんとも思ってないあなたは!」ぽん!

ネイティオ「トゥートゥー」

イツキ「ネイティオ、つばめがえし!」

ネイティオ「」しゅばっ

ゴヨウ「ドータクン!」ぽん!

ドータクン「クオー」

ネイティオ「!?」がきっ

効果はいまひとつのようだ…

イツキ「くっ…」

494: 2010/10/01(金) 07:31:15.06 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「別に許さなくても勝手ですが…あなたでは私に勝てませんよ」

ゴヨウ「…さて、それではアグノムを」

紬「待ちなさい!」

ゴヨウ「!?」

紬「リン、炎の牙!」

リン(ルクシオ)「ルーク!」ぼわっ

がきいっ!

ドータクン「!?」

効果は抜群だ!

495: 2010/10/01(金) 07:36:32.66 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「何者です!」

和「ってムギ!?」

紬「!
和ちゃん!?」

和「どうしてムギがここに…」

紬「それは…」

イツキ「いえ、この際そんなことはいいですよ
目的は同じようですし」

イツキ「…さて、ゴヨウさん
3対3ですが…どうします?」

和「バネブー!」ぽん!

バネブー「ブー!」

リン「ルーク!」

ネイティオ「トゥートゥー」

496: 2010/10/01(金) 07:39:49.48 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「……ふ、ずいぶん強気ですが
先程の攻撃で弱点をついたとでも?
残念ですね…ドータクンの特性、耐熱
炎技は思ったほど効きませんよ」

紬「……」

ゴヨウ「仕上げに…トリックルーム」ぴっ

イツキ「!?
うごけな…」

和「いえ、私達が遅くなってるんです!
トリックルームは速さを逆転する技!」

ゴヨウ「ふふ…
ではアグノムも捕まえて…」がしっ

アグノム「きゅー!?」

紬「あっ!」

497: 2010/10/01(金) 07:42:45.03 ID:vErcrkAO
ゴヨウ「目的も果たしましたし
では、みなさんごきげんよう
ジャイロボール!!」

ドータクン「クオー!」ぎゅばばばばん!!

紬「!」

イツキ「くっ…!」

和「……!」

しゅうう…

イツキ「ぐ…」くらっ

イツキ「逃げられて…しまいましたか…」

498: 2010/10/01(金) 07:45:01.40 ID:vErcrkAO
―――――――――――――――――――
エイチ湖


ジュピター「さあて、ユクシーちゃんはどこかしら?」

ユクシー「きゅう~」ぶるぶる

ジュピター「い・た・わ♪」

ジュピター「スカタンク!」ぽん!

スカタンク「グアー!」

ユクシー「き、きゅう…」ぶるぶる

ジュピター「つじぎり!」

スカタンク「グアー!」ざっ

499: 2010/10/01(金) 07:47:58.62 ID:vErcrkAO
純「エヌターク!」

エヌターク(ストライク)「ストライー!」ばっ

ジュピター「!」

がきいいい!

スカタンク「グルル…」ぎろっ

エヌターク「ストライー!」きっ

ばっ

スカタンク「」だんっ

エヌターク「」すたっ

500: 2010/10/01(金) 07:49:49.35 ID:vErcrkAO
純「恐がってるじゃん!やめなよ!」

ジュピター「あなた、だれ?」

純「自分が先に名乗りなよ!」

ジュピター「生意気ね…
私はジュピターよ」

純「案外素直じゃん!
私は鈴木純!」

ジュピター「佐々木純ね」

純「鈴木!!
まったくどいつもこいつもフランスもー!」

ジュピター「あら?私、なにか気に障ること言っちゃった?」

純「言った!
でも、もっと気に食わないことは…お前達ギンガ団だよ!
エヌターク、シザークロス!」

エヌターク「ストライー!」ごあっ

501: 2010/10/01(金) 07:51:54.39 ID:vErcrkAO
ジュピター「受け止めなさい、スカタンク!」

スカタンク「グア!」

がきいいい!

エヌターク「!」

スカタンク「」にや

純「む…」

ジュピター「ふふ♪」

502: 2010/10/01(金) 07:53:31.30 ID:vErcrkAO
―――――――――――――――――――
シンジ湖


サターン「マーズ、下っ端ども
邪魔する奴は始末しておけ」

ギンガ団員1・2「はっ!」

マーズ「はーいはい
あんたもちゃんとやりなさいよー」

サターン「ふん」かつかつ

マーズ「はあ…
だっるいわねー」

ばささっ

マーズ「ん?」

たっ

シロナ「あなた達がギンガ団ね」

マーズ「だーれ?」

シロナ「私はシロナ
あなた達を止めにきました」

マーズ「ふーん…面白いじゃない」

―13章完―

515: 2010/10/03(日) 03:23:41.35 ID:d1mKp2AO
シロナ「ガブリアス!」ぽん!

ガブリアス「ギャオー!」

マーズ「ふーん、ずいぶん強いポケモンを持ってんのね
まあそれが勝利に結び付くとは限らないけどね
エレキブル!」ぽん!

エレキブル「エレキブー!」

シロナ「……」

マーズ「ふふ、地面タイプに電気タイプ?って思ってる~?
でも甘いわよ
エレキブル、冷凍パンチ!」

516: 2010/10/03(日) 03:26:18.40 ID:d1mKp2AO
エレキブル「エレキブー!」こあっ

どんっ!

ガブリアス「!?」かきいっ

効果は抜群だ!

シロナ「!」

ガブリアス「ガ…」かきいっ

マーズ「どんな強いポケモンにも弱点はある
氷の一撃を喰らっちゃ仕方ないわよね~
さあ、ポケモンを替えたら?」

シロナ「…そうね、凍って動けないようだし…
戻って、ガブリアス!」しゅうう

シロナ「ロズレイド!」ぽん!

ロズレイド「ローズ!」

517: 2010/10/03(日) 03:30:43.85 ID:d1mKp2AO
マーズ「ふふ、草対策もしてるのよ♪
炎のパンチ!」

エレキブル「エレキブー!」ごあっ

シロナ「ロズレイド!」

ロズレイド「ローズ…」しゅしゅしゅ

マーズ「なにをしても無駄よ!
エレキブル、そのまま…」

エレキブル「ブル…」くらっ

ばたっ

マーズ「え、エレキブル!?
どうし…」

エレキブル「ZZz…」

マーズ「眠ってる…
ちっ!ねむりごなか!」

シロナ「ロズレイド、リーフストーム!!」

ロズレイド「ローズ!!」ぶあああああ!!

エレキブル「ZZz…」どんっ!

エレキブルは倒れた

518: 2010/10/03(日) 03:34:59.22 ID:d1mKp2AO
マーズ「…ふーん、強いじゃない」しゅうう

マーズ「でも本番はここからよ!
ブニャット!」ぽん!

ブニャット「ニャー!」

どん!

ギンガ団員1「お、お前!これ以上こっちには…」

シロナ「!」

マーズ「どーしたの?」

ギンガ団員2「マーズ様!この前の奴が!」

梓「デビちゃん、かえんほうしゃ!」

デビちゃん「」ごあああああ!

ギンガ団員1「うわあ!」

ギンガ団員2「ひええ!」

梓「どいてください!
あなたたちギンガ団の思い通りにはさせません!」

マーズ「あんたは…」

519: 2010/10/03(日) 03:41:33.44 ID:d1mKp2AO
シロナ「梓ちゃん!来てくれたのね!」

梓「はい!
遅くなってすみません!
それでエムリットは…」

シロナ「この先に…」

マーズ「いるけど、サターンがいるから行っても無駄よー」

梓「!」

マーズ「まあその前に私が行かせないけどね!
ブニャット!」

ブニャット「ニャー!」だっ

ぽん!

シロナ「トゲキッス、はどうだん!」

トゲキッス「」どぎゅん!

ブニャット「ニャ!?」どがっ

520: 2010/10/03(日) 04:03:58.98 ID:d1mKp2AO
マーズ「ん…」

シロナ「あなたの相手は私よ!」

マーズ「ふーん…」

シロナ「梓ちゃん!エムリットは頼んだわ!」

梓「はい!」たっ

ギンガ団員2「行かせねえぜ!」

ギンガ団員1「スカンプー!」ぽん!

スカンプー「プー!」しゅっ

梓「!」

???「貴様らァ!!!」どんっ!

ギンガ団員1・2「!?
な、なんだぁ?」

521: 2010/10/03(日) 04:06:36.02 ID:d1mKp2AO
ナナカマド「また悪さをしおって…」

梓「口リk…ナナカマド博士!」

ギンガ団員2「げっ!
あん時の恐いじーさん!!」

ナナカマド「貴様達みたいな奴らは私が許さん!
ムクバード!」ぽん!

ムクバード「ムックバー!」

梓「な、ナナカマド博士…戦えるんですか!?」

ナナカマド「少しな…
つばめがえし!」

ムクバード「ムックバー!」しゅばっ

ギンガ団員2「ひええ!」

ナナカマド「さあ、ここは私に任せなさい!」

梓「ありがとうございます!」たっ

522: 2010/10/03(日) 04:09:48.62 ID:d1mKp2AO
―――――――――――――――――――
シンジ湖最奥部


???「…エムリットよ」

エムリット「きゅう…」

???「アカギ様のためにお前が必要なのだ…
さあ…」

???「…!
だれだ…?」

梓「!」

523: 2010/10/03(日) 04:14:40.42 ID:d1mKp2AO
梓「あなた…サターンという人でしょう?」

サターン「いかにも
私はサターン
貴様は?」

梓「…中野梓です」

サターン「ここへなにをしにきた?」

梓「エムリットを助けにきました」

サターン「…そうか
さて、エムリット捕獲に邪魔が入った…
今から私はなにをすると思う?」

梓「邪魔者の排除…」

サターン「そうだ、その通り」ぽん!

ドクロッグ「グエー!」

525: 2010/10/03(日) 04:18:41.32 ID:d1mKp2AO
梓「…ミミちゃん!」ぽん!

ミミちゃん「ミミー!」

サターン「ドクロッグ、かわらわり!」

ドクロッグ「グエー!」だっ

梓「ミミちゃん、ピヨピヨパンチ!」

ミミちゃん「ミミ!」ぶんっ

どがん!

ドクロッグ「」ぎろっ

ミミちゃん「!」

どがっ

ミミちゃん「ミミ!?」どさあ!

梓「ミミちゃ…」

サターン「ドクロッグ、ダストシュート!」

梓「!
デビちゃん、交替して!」ぽん!

526: 2010/10/03(日) 04:24:17.66 ID:d1mKp2AO
デビちゃん「ガルル…」

ドクロッグ「」ぼん!

梓「かえんほうしゃ!」

デビちゃん「」ごあああああ!

ドクロッグ「グエッ…!」

サターン「…む」

ドクロッグ「グエー…」どさっ

梓「いいよ、デビちゃん!」

デビちゃん「うぉーん!」

527: 2010/10/03(日) 04:27:03.55 ID:d1mKp2AO
サターン「私のドクロッグの特性はかんそうはだ…ここは分が悪い
戻れ!」しゅうう

サターン「いけ、ヨノワール!」ぽん!

ヨノワール「ヨノワー」

梓「相性が逆転しましたね」

サターン「相性など関係はない
バトルでは強いか弱いか…その二択だ!
ヨノワール、あやしいひかり!」

ヨノワール「」みょーん

デビちゃん「グルッ…」くらっ

梓「デビちゃん!」

サターン「シャドーボール!」

ヨノワール「ヨノワー!」どん!

デビちゃん「キャン!?」

ばたっ

デビちゃんは倒れた

528: 2010/10/03(日) 04:32:21.81 ID:d1mKp2AO
梓「うっ…
デビちゃん戻って!」しゅうう

梓「さわちゃん、お願い!」ぽん!

さわちゃん「ダーイライ!」

梓「一気にキメるよ!
ブレイズキック!」

さわちゃん「テイ!」ごあっ

サターン「鬼火だ!」

ヨノワール「」ぼわあっ

さわちゃん「!!」

ごあああっ

梓「!?
ブレイズキックの炎よりも大きっ…」

さわちゃん「ダーイライ!?」じゅわっ

さわちゃんはやけどを負った!

梓「大丈夫!?さわちゃん!」

529: 2010/10/03(日) 04:36:14.96 ID:d1mKp2AO
さわちゃん「ダーイライ…」じゅわわ

サターン「かげうち!」

ヨノワール「」しゅっ

さわちゃん「!」

ヨノワール「」ばっ

ヨノワール「ヨノワー!」どがん!

さわちゃん「ダーイ、ライ…」ばたっ

さわちゃんは倒れた

梓「ああっ…!」

530: 2010/10/03(日) 04:40:12.36 ID:d1mKp2AO
サターン「ギンガ団を邪魔しにきたというからどれだけのものかと思えば…
この程度か、呆れるな
貴様じゃ我ら…いや、アカギ様率いるギンガ団には敵うまい」

梓「アカ…ギ…?」

サターン「我らの首領(ボス)だ
…まあ貴様に教えたところで意味はないがな」ばっ

がしいっ!

エムリット「きゅう!?」

梓「!」

サターン「さらばだ…」しゅん!

梓「……くっ」

531: 2010/10/03(日) 04:44:14.72 ID:d1mKp2AO
―――――――――――――――――――
リッシ湖


紬「アグノムが…」

イツキ「……んっふ、そう気を落とすことはありませんよ
それよりも今は…他のユクシーやエムリットに気をかけた方が賢明でしょう」

紬「……」

紬「…そうだ
純ちゃん…!梓ちゃんはシロナさんがいるけど純ちゃんは一人…
やっぱり心配だわ
エイチ湖に行かないと…」

532: 2010/10/03(日) 04:48:35.26 ID:d1mKp2AO
イツキ「僕はあなたがどなかは存じません
…ですが、あなたの目的は僕の目的と一致している
それだけ分かれば充分ですよ
行くのでしょう?では、また会うと思いますので
その時はまたよろしくお願いしますね」

紬「はい!ありがとう!
知らない人!」

紬(純ちゃん…!)たたっ

イツキ「……んっふ、面白い人だ」

和「……」

イツキ「…さて」

イツキ「和さん、僕達も…」

和「すみません、私…ちょっと行く所があるんです
ここで失礼します」たっ

イツキ「!」

イツキ「……」

イツキ「まあ僕に止める権利はない」

イツキ「…やれやれ、困ったものです」

533: 2010/10/03(日) 04:51:49.29 ID:d1mKp2AO
―――――――――――――――――――
シンジ湖


ナナカマド「梓!」たたっ

シロナ「梓ちゃん!」たたっ

梓「!
ナナカマド博士、シロナさん…」

ナナカマド「大丈夫か?」

梓「負けちゃいました…
エムリットも…」ぐす

シロナ「梓ちゃん…」

534: 2010/10/03(日) 05:00:12.19 ID:d1mKp2AO
ナナカマド「泣いている暇などないぞ、梓!」

梓「……」ぐす

ナナカマド「紬から連絡があった
紬も、アグノムは捕られてしまったようだ」

梓「……」

ナナカマド「こうなると、心配なのは純だ
…私が送り出したのでなんだが、おそらく純も…
梓、行ってやってくれ
このままではまずい」

梓「……はい!」たっ

梓(純…!)

535: 2010/10/03(日) 05:03:11.46 ID:d1mKp2AO
ナナカマド「梓、頼んだぞ…」

シロナ「ナナカマド博士」

シロナ「心配ですけど…私達も彼女達の手助けをできるかぎりやりましょう」

ナナカマド「もちろんだ」

シロナ「とりあえず、トバリシティへ」

―――――――――――――――――――
エイチ湖


ジュピター「ふふ…」

スカタンク「グアー!」

エヌターク(ストライク)「ストライ……」

純「うぐ…」

―14章完―

536: 2010/10/03(日) 05:05:01.48 ID:d1mKp2AO
14章終わりです!

見てくださった人ありがとうございました~♪

540: 2010/10/04(月) 21:45:27.12 ID:JmxAPQAO
キッサキシティ


紬「道に迷っちゃったわ…
ここはキッサキシティっていうところみたいだけど」

???「どーしたの?」

紬「えっ?」

???「もしかしてジム戦挑戦者?」

紬「え?私は…」

???「だったら早く早くー!」たたっ

紬「え?ええ!?」

541: 2010/10/04(月) 21:48:05.86 ID:JmxAPQAO
――――――――――――――――――
キッサキジム


うぃーん

???「うぃーっす!」

像「帰ったか、スズn…ん?」

紬「あ、像さん」

像「君か」

???「?」

像「今回は一人か?」

紬「えっと…」

像「まあいい
挑戦しにきたのだろう?
ルールを説明しよう」

紬「あ…」

542: 2010/10/04(月) 21:54:25.68 ID:JmxAPQAO
像「形式は2対2の交替戦
そして、君の隣にいる彼女がジムリーダーのスズナだ」

紬「え?あ…この人が」

スズナ「うん、そうだよ!
じゃあ始めよっか!」

紬(純ちゃん…大丈夫かな…)

―――――――――――――――――――
テンガン山


梓「はあはあ」たった

梓「早く…エイチ湖に行かなきゃ…」

ばっ

ゴローン「ゴロー!!」

梓「!
まず…」

543: 2010/10/04(月) 21:58:26.04 ID:JmxAPQAO
???「ドガース、どくガス!」

ドガース「ドッドッドガースドドッガド」ぶわああ

ゴローン「ゴロッ!?」じゅわ

ゴローン「ゴロー!」だだっ

ゴローンは逃げ出した!

梓「あ…」へたっ

???「ふう、危なかった
大丈夫かい、お嬢さん」

544: 2010/10/04(月) 22:01:13.78 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
キッサキジム


像「それでは試合開始ぃ!!」

紬(結局始まっちゃったわ…)

スズナ「よーしっ!いっくよー!
出てきて、ユキノオー!」ぽん!

ユキノオー「ゴオオ!」

びゅおおおお…

紬「!」

あられが降り始めた

スズナ「ユキノオーの特性、ゆきふらし!
あられを降らせて、私が有利になる!」

紬(私の手持ちに氷タイプはいない…)

紬「ルカ、頼むわ!」ぽん!

545: 2010/10/04(月) 22:04:02.13 ID:JmxAPQAO
ルカ(オクタン)「オークタン!」

スズナ「オクタンね…
フィールドも相性もこっちが有利!
勝たせてもらうよ!
ユキノオー、はっぱカッター!」

ユキノオー「」しゅばばば!

紬「タネマシンガン!」

ルカ「」しゅぷぷぷぷ!

ばちばちばち!

しゅうう…

546: 2010/10/04(月) 22:09:56.07 ID:JmxAPQAO
スズナ「わあ!すごい威力のタネマシンガンだね!
スズナ、テンション上がってきたよ!
でも、オクタンじゃ相性の壁は越えられないよ!」

紬「それはどうかしら?」

スズナ「?」

紬「ロックオンから
ダストシュート!」

ルカ「」かちゃ

ルカ「オークタン!」どぴゅ!

どがん!

ユキノオー「!?」くらっ

効果は抜群だ!

スズナ「なっ…」

547: 2010/10/04(月) 22:13:48.28 ID:JmxAPQAO
スズナ「だ、ダストシュートを撃つオクタンなんて初めてみたよ!
そのオクタン、物理型だね!」

紬「……違うわ」

スズナ「え?」

紬「大文字!」

ルカ「」ぼわあああ!!

じゅわあああん!

ユキノオー「ゴオオ…!!」

効果は抜群だ!!

紬「…両刀よ!」

ユキノオー「」ばたっ

ユキノオーは倒れた

スズナ「!!」

紬「ちょっと癖があるけど…ごめんなさいね」

548: 2010/10/04(月) 22:15:43.45 ID:JmxAPQAO
スズナ「ユキノオー、戻って」しゅうう

スズナ「すごいねー
まさか水ポケモンのオクタンにやられるとは…
分かった!それを踏まえて次のポケモン!」ぽん!

スズナ「ユキメノコ!」

ユキメノコ「メノー」

紬「この調子で行くわよ、ルカ!」

ルカ「オークタン!」

紬「さあ、ロックオ…」

紬「…あれ?
ユキメノコがいないわ…」

スズナ「シャドーボールよ!」

どぴゅん!!

ルカ「!?」どがっ

紬「!」

ルカ「」ばたっ

ルカは倒れた

紬「え…?
い…一体、どうしたの…?」

スズナ「…ふふ」

…あられが降っている

549: 2010/10/04(月) 22:18:59.90 ID:JmxAPQAO
――――――――――――――――――
テンガン山


???「偶然通り掛かったんだが…危ないところだったね」

梓「あ…あなたは?」

???「ふふ…よくぞ聞いてくれた!」

ミナキ「私の名はミナキ!
この世の女性、全てを愛し尊敬する紳士であり
そして、スイクンハンターだ!」びしっ」

梓「」ぽかーん

550: 2010/10/04(月) 22:54:19.34 ID:JmxAPQAO
ミナキ「……」

梓「あっ、とりあえず助けていただいてありがとうございました」

ミナキ「あ、ああ…」

梓(なんだろう、この人)

ミナキ「それで、ついでに聞きたいことがあるのだが…」

梓「はい、なんでしょう?」

ミナキ「スイクン…というポケモンをご存知かい?」

梓「あ…知っています
確か、ジョウト地方のエンテイ・ライコウに並ぶ伝説ポケモンでしたよね」

ミナキ「おお!?」

551: 2010/10/04(月) 22:56:18.03 ID:JmxAPQAO
梓「」びくっ

ミナキ(初めてこの手の質問で知っている人が…!!)

梓「あ…あの?」

ミナキ「私はな、そのスイクンを探しているんだ!」

梓「あ…はあ、そうなんですか」

ミナキ「……」

梓「……」

ミナキ「む…
君のような少女達を3人ばかり見てきたが…
君だけがスイクンを知っていた!
これも何かの縁だ!
どうだい?一緒にスイクンを…」

梓「あ…すみません
私、急いでるんで
じゃっ」たたっ

ミナキ「……」

ミナキ「名前を聞くのを忘れていたな
……唯・律、澪…ついでにニャース
元気でやっているかな…」

552: 2010/10/04(月) 23:00:11.88 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
キッサキジム


紬(ユキメノコの姿がない…?)

びゅおおおお…

あられが降っている

スズナ「さあ、次のポケモンを出しなよ」

紬(確か…あられが降っていると、電気は不利と聞いたわ…)

紬「なら、レンお願い!」ぽん!

レン(ゴマゾウ)「バオー!」

553: 2010/10/04(月) 23:02:30.18 ID:JmxAPQAO
スズナ「…ユキメノコ、シャドーボール!」

どぴゅん!

どがっ

レン「バオ!?」

紬「また…!」

スズナ「…ふふ」

スズナ「もう一回シャドーボール!」

どぴゅん!

どがっ

レン「バオー!?」

紬「レン!」たっ

紬「…大丈夫?」

レン「バオ…」

554: 2010/10/04(月) 23:04:42.11 ID:JmxAPQAO
紬「どうしたら…」

紬「!」

ユキメノコ「」さっ

紬(今…一瞬だけど姿が見えた?
……あられが降ってる…ユキメノコの特性って…)

紬(そうだわ!)

紬「レン、すなあらし!」

スズナ「!」

レン「バオー!」ぶおおおお!

すなあらしになった

ユキメノコ「メノー…」

紬「やっぱり…!
姿が見えなかったのはユキメノコの特性、ゆきがくれのせいね!」

スズナ「うっ…しまった…!」

555: 2010/10/04(月) 23:06:43.06 ID:JmxAPQAO
紬「レン、だいちのちから!」

レン「バオー!」ごごごごご…

どん!

ユキメノコ「メノッ!?」どたっ

紬「よしっ!」ぐっ

スズナ「…よく見破ったね」

スズナ「でも、タイプ相性ではこっちが断然有利!
れいとうビーム!」

ユキメノコ「」びゅわあああ!

紬「げんしのちからよ!」

レン「バオー!」ぶん!

どがああん!

556: 2010/10/04(月) 23:09:08.89 ID:JmxAPQAO
スズナ「!
パワーは互角だね
でも、これならどうかな!?
ふぶき!」

ユキメノコ「」びゅおおおお!!

レン「!」

スズナ「ほーら、こおりづけだよ!!」

レン「」かきいっ

レンはこおりついた

スズナ「勝負はついたね、私の勝ちだよ!」

紬「……」

スズナ「どうしたの?言葉もでな…」

紬「わかってたわ
ふぶきがくること…」

スズナ「え…」

557: 2010/10/04(月) 23:11:17.44 ID:JmxAPQAO
紬「こおりづけになることも予想していたわ」

スズナ「で、でも対策は…」

紬「レン、ころがるよ!」

レン「」ぎゅる…ぎゅる…

スズナ「!
ま…まさか…!」

紬「ええ、ころがるの回転を利用して氷を破壊する…!」

スズナ「でも…ゴマゾウの小さな体じゃ…」

紬「……」

558: 2010/10/04(月) 23:14:58.02 ID:JmxAPQAO
レン「バオ…!」ぶるぶる

紬「!」

ぴかあああああ!

レン(ドンファン)「バオー!!」どんっ!

スズナ「し、進化した…!?」

紬「…よし、これならすぐに氷を破壊できるわ!
ころがる!」

レン「バオー!!」ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる…

スズナ「う、そうだ!
壊される前に倒せば…
ユキメノコのスピードなら…
ユキメノk」

紬「それも計算済みよ!」

559: 2010/10/04(月) 23:16:48.08 ID:JmxAPQAO
レン「バオー!」ばがーん!!!

紬「こおりのつぶて!」

しゅしゅしゅ…

かきかきかきいいん!

ユキメノコ「!?」

ユキメノコ「メノ…」よろっ

ばたっ!

ユキメノコは倒れた

スズナ「!!
こおりのつぶて…先制攻撃技か…
破壊した氷のかけらを利用したんだね…」

560: 2010/10/04(月) 23:18:46.60 ID:JmxAPQAO
スズナ「いや、それよりも…
こおりづけにされることを分かってて、あえて攻撃を受けるなんて…大した覚悟…」

スズナ「ゴマゾウ…ドンファンもあなたを信用してるから成しえた作戦って訳だね」

レン「バオー!」

紬「照れるわね」

スズナ「ふふ、あなたたちの実力…見せてもらったよ
これ、受けとって
グレイシャバッジ!」すっ

紬「ありがとう♪」

紬「おーっし!これであと残り1個よ!
……って」ぴたっ

スズナ「ん?」

紬「あ、あー!!
え、エイチ湖って場所わかる!?」

スズナ「へっ?」

561: 2010/10/04(月) 23:21:10.21 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
エイチ湖の前


梓「ふう…ここを登ればやっとエイチ湖だね」

紬「おーい!」

梓「!
ムギ先輩!」

紬「はあはあ…
あ、梓ちゃんも純ちゃんを…?」

梓「はい、ムギ先輩もですか?」

紬「ええ、とりあえず早く行きましょう」

梓「はい」

562: 2010/10/04(月) 23:24:02.69 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
エイチ湖


梓紬「」だっ

梓紬「!」

ジュピター「どくづき!」

スカタンク「グアー!」どん!

ラプンーソ(ポッタイシ)「」ばた

ドルアゲス(マネネ)「マネ…」ぐたっ

エヌターク(ストライク)「スト…ライ…」よろっ

純「う…」

ジュピター「あなた弱いわね~
相手にならないわ~
私が強すぎるのかしらね~」

ジュピター「まっ、ユクシーはもらっていくわ
恨むなら自分の弱さを恨むことね」がしっ

ユクシー「きゅー!?」

純「…!!」

ジュピター「んじゃあねえ~♪」

梓「待っ…」

紬「梓ちゃん、今は…」

純「う…」ばたっ

梓「!
純!」

紬「純ちゃん!」

563: 2010/10/04(月) 23:30:37.63 ID:JmxAPQAO
―――――――――――――――――――
紬「大丈夫…?」

純「は…はい、ありがとうございます…」

純「情けないとこ…見せちゃいましたね」

紬「そんなこと…」

純「私…負けちゃった…」

純「悔しくて…
あのユクシーっていうポケモン…とても嫌がってた…!!
それを黙って見ることしかできなくて、悔しくて…私……」

梓「純…」

564: 2010/10/04(月) 23:33:22.07 ID:JmxAPQAO
紬「ううん、純ちゃん、私も同じよ」

純「え…」

紬「私も…リッシ湖でアグノムを守れなかったもの…」

梓「私も…完敗だった…」

純「…………よし」

紬梓「?」

565: 2010/10/04(月) 23:35:46.58 ID:JmxAPQAO
純「私、強くなりたい!もっともっと!
こんな思いするのはもう嫌だ!」

梓「…うん」

紬「ええ」

純「修行しよう!強くなるために!」

紬「おー!」

梓「……なんか」

純「ん?」

梓「やっぱり立ち直り早いよね、純って」

純「なにを今更~」

566: 2010/10/04(月) 23:38:17.01 ID:JmxAPQAO
梓「まったく、忙しないっていうか…」

純「なにー!?」

梓「でも…それが純の良いところでもあるんだよね」ぼそっ

純「ん?なに?」

梓「な、なんでもない!」あたふた

純「?」

紬「ふふ♪」

―15章完―

571: 2010/10/06(水) 01:41:26.64 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
キッサキシティ


ポケモンセンター


梓「…それで、寒いからとりあえずポケモンセンターに来ましたけど
修行ってなにをやればいいんでしょう?」

紬「そうねえ…」

純「まあ適当にやればいいんじゃない?」

梓「さっきまでのやる気はどこに!?」

572: 2010/10/06(水) 01:46:56.09 ID:dadS/MAO
紬「ん?」

???「うう~…寒…いや、寒くない寒くない」

紬「あ!」

???「ん?
あ、紬さん!」

紬「スモモちゃん、久しぶりね」

スモモ「はい、お久しぶりです!
梓さんと純さんも!」

梓「どうもです」

純「…ああ、トバリジムの」

紬「それより、どうしてキッサキシティに?」

スモモ「ちょっとスズナさんに稽古をつけてもらおうと」

紬「頑張り屋さんね~」

573: 2010/10/06(水) 01:50:14.99 ID:dadS/MAO
スモモ「あ、紬さんはもうグレイシャバッジを?」

紬「このとおりよ!」ばんっ!

スモモ「おおー!」

梓「ってええ!?
いつの間に!」

紬「成り行きでね」

純「へへーん、実は私もゲットしているのだ!」ばんっ!

梓「あー、はいはい
すごいね」

純「私だけ冷たくない!?」

スモモ「あ、そうだ
ここに来る前にシロナさんにトバリシティであなたたちへの伝言を頼まれまして」

紬「なにかしら?」

スモモ「“トバリシティに来て”ですって」

574: 2010/10/06(水) 01:52:51.81 ID:dadS/MAO
梓「トバリシティ?
なんでまた…」

スモモ「さあ…私は伝えるように言われただけですから」

純「とりあえず、すぐに行った方がいいんじゃない?」

紬「そうね
あ…スモモちゃん、ありがとうね♪」

スモモ「はい!」

梓「じゃあ行きましょうか」

うぃーん

575: 2010/10/06(水) 02:06:12.98 ID:dadS/MAO
純「遠いなあ…」

紬「頑張りましょう♪」

梓「こうゆう時こそ速く行こうよ」

純「むー…」

純「ん?」

ざっ

プルート「あれがキッサキ神殿か」

ジンダイ「そのようだな」

576: 2010/10/06(水) 02:09:02.47 ID:dadS/MAO
プルート「あそこに大陸の王が眠っているのか…」

ジンダイ「今すぐ行くか?」

プルート「いや…わしに考えがある
時期が来たら、また来るさ」

ジンダイ「時期ねえ…」

プルート「そういうことだ
今日のところは一旦帰るぞ」

ジンダイ「へいへい」

ざっざっ

純(なんだろう…
なんか怪しいな…)

梓「純?どうしたの?」

純「あ、いやなんでもないなんでもない!」

梓「まったく…ボーッとしてないで、早く行くよ」

純「わかってるって」

577: 2010/10/06(水) 02:18:43.27 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
ギンガトバリビル


アカギ「……」

ギンガ団員3「アカギ様!」

アカギ「なんだ?」

ギンガ団員3「赤い鎖ですが…まだ時間がかかりそうです」

アカギ「そうか…
どのくらいだ?」

ギンガ団員3「一週間ほどかと…」

アカギ「一週間か…」

578: 2010/10/06(水) 02:24:17.06 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
トバリシティ


紬「着いたけど…どうすればいいのかしら?」

梓「んー…」

ばっ

紬梓純「!」

キョウ「ファファファ、よくぞ来た
付いてくるがよい」

純「に…忍者?」

紬「忍者…!」

梓「忍者…」

579: 2010/10/06(水) 02:29:56.76 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
トバリシティ、とある民家


キョウ「ファファファ、連れて来たぞ」

紬梓純「お邪魔しまーす」

シロナ「よく来てくれたわ」

梓「シロナさん!
ナナカマド博士も」

ナナカマド「ああ」

梓「!
シバ先生も…?」

シバ「ああ、他にも右からオーバ」

オーバ「うぃっす」

シバ「デンジ」

デンジ「……よろしく」

シバ「イツキ」

イツキ「どうも」

シバ「ナツメ」

ナツメ「…初めまして」

シバ「そして、キョウだ」

キョウ「ファファファ」

580: 2010/10/06(水) 02:46:28.33 ID:dadS/MAO
紬「!
イツキさんっていうんですね」

イツキ「んっふ、リッシ湖で会いましたね
あなたのことはシロナさんから聞いていますよ
紬さんですね?」

紬「はい」

梓「知り合いなんですか?」

紬「ええ、ちょっとね…」

紬「そういえば…和ちゃんはどうしたんですか?」

イツキ「それが…どこかに行かれてしまわれて」

紬「そう…なんですか」

イツキ「…まあ、どこに行ったかは大抵予想はつきますがね」

紬「?」

イツキ「おっと、とりあえず今は…
シロナさん、お願いします」

シロナ「ええ」

581: 2010/10/06(水) 02:51:13.36 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
シロナ「紬ちゃん、梓ちゃん、純ちゃん
あなたたちも知っている通り、アグノム・エムリット・ユクシーがギンガ団の手に渡ったわ」

紬「……」

梓「……」

純「……」

シロナ「それで、これではまずいの…
ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出してしまうわ」

純「ディアルガ、パルキア…?」

梓「純、めんどくさいから今は黙ってて」

純「えー!?」

582: 2010/10/06(水) 03:00:43.52 ID:dadS/MAO
シロナ「…ギンガ団を止めなきゃいけないの
だから今からギンガ団のところへ…」

梓「い、今からですか?」

紬「いくらなんでも早過ぎるんじゃ…」

ナナカマド「……」

シロナ「いいえ、事は一刻を争うの
ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出す前に…」

がたっ

イツキ「そう急かすことはありませんよ、シロナさん」

シロナ「!」

583: 2010/10/06(水) 03:16:27.47 ID:dadS/MAO
イツキ「僕も彼女達と同じ意見です」

シロナ「…でも」

イツキ「それに、皆さんに悪い知らせがあります」

ナツメ「……」

イツキ「ゴヨウさんが、ギンガ団に付いています」

シロナ「!?」

オーバ「どういうことだ…?」

デンジ「ゴヨウさんが…?」

シバ「……」

キョウ「……」

584: 2010/10/06(水) 03:35:53.66 ID:dadS/MAO
シロナ「イツキさん、一体どういう…」

イツキ「どうもこうもありません
ただ単純にゴヨウさんは敵だということです」

イツキ「それを踏まえて、僕に提案があります」

シロナ「…なにかしら?」

イツキ「ギンガ団を止めるのは、ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出した後がいいと思います」

シロナ「そんなことしたら…」

イツキ「もちろん、手が付けられないかもしれません
ですが、考えてみてください
今からギンガ団のところへ行ってみて、戦ったとしても…ユクシー・エムリット・アグノムを盾にされたらどうします?」

シロナ「!」

585: 2010/10/06(水) 03:38:52.44 ID:dadS/MAO
イツキ「攻撃できますか?
…梓さん、紬さん、純さん?」

梓「で、できません…」

紬「わたしもできないです…」

純「わたしも…」

イツキ「でしょう?
だから、ギンガ団がユクシー達を解放したあと…つまりディアルガとパルキアを呼び出した後に戦うしかないのです」

シロナ「…なるほどね
でも、ギンガ団がユクシー達を解放しなかったら?」

586: 2010/10/06(水) 03:53:59.75 ID:dadS/MAO
イツキ「…まあ、そこまでは対策もできませんが
…それより、ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出すまでの間になにをするかが問題です」

シロナ「……」

梓「あ…あの」

イツキ「はい?」

梓「それについては、私達からお願いがあるんですけど…」

イツキ「なんでしょう?」

梓「じゅ、純!」ぐいっ

純「わ、私!?」

587: 2010/10/06(水) 04:09:29.45 ID:dadS/MAO
梓「純が最初に言い出したんでしょ」

純「う…分かったよ
えと…私達、修行をしたいんですけど…」

シロナ「修行…?」

紬「はい
私達、アグノム達を助けられなくて…それが悔しくて、もっと強くなりたい…って」

ナナカマド「……」

イツキ「…厳しいことを言うようですが、あなた方3人がこの中で1番実力が下なのは明白…」

588: 2010/10/06(水) 04:27:09.60 ID:dadS/MAO
イツキ「それに、あなた方が世界を救う…と」

紬梓純「え?」

イツキ「んっふ、いえいえ、僕の勘ですよ
気にしないでください」

紬梓純「?」

イツキ「さて、と…
僕は大賛成ですが
皆さんはどうでしょう?」

589: 2010/10/06(水) 04:31:40.09 ID:dadS/MAO
シバ「俺は構わん」

キョウ「ファファファ、私も賛成ぞ」

オーバ「いいと思うぜ」

デンジ「……賛成」

ナツメ「私も賛成よ」

ナナカマド「構わない」

シロナ「ええ、いいわよ」

イツキ「んっふ、では修行をするということで」

梓「ありがとうございます!」

紬「お世話になります~♪」

純「お願いします!」

590: 2010/10/06(水) 04:36:01.65 ID:dadS/MAO
オーバ「でも、誰が誰を修行するかってどうやって決めるんだ?」

ナツメ「それなら心配ないわ
ユンゲラー!」ぽん!

ユンゲラー「ユンー」

キョウ「なにをする気だ?」

ナツメ「見てなさい
ユンゲラー、アレを配って」

ユンゲラー「ユン!」ぱっ

皆「!」ぱしっ

オーバ「スプーン…?」

591: 2010/10/06(水) 04:44:49.44 ID:dadS/MAO
ナツメ「それを今からユンゲラーの技で曲げるわ
それで曲がった方向がお互い向き合った人がペアよ」

イツキ「んっふ、なるほど」

ナツメ「じゃあ始めるわね
“運命のスプーンまげ”!!
ユンゲラー、スプーンまげ!」

ユンゲラー「ユン!」ばっ

592: 2010/10/06(水) 04:53:08.57 ID:dadS/MAO
ばきっ

紬「あ!」

イツキ「!
…んっふ」

デンジ「!
……」

ばきっ

純「曲がった…!」

キョウ「!
ファファファ」

ナツメ「!
……」

ばきっ

梓「あっ…!」

シバ「!
む…」

オーバ「!
おっ…」

ナツメ「…決まったわね」

593: 2010/10/06(水) 05:03:31.53 ID:dadS/MAO
―紬・イツキ・デンジ―

―純・キョウ・ナツメ―

―梓・シバ・オーバ―

ナツメ「これで修行を行うわ」

シロナ「私とナナカマド博士のスプーンが曲がらなかったわ」

ナツメ「それは、スプーンが修行以外に違うことをするように命じてるんだと思うわ」

シロナ「違うことを?」

ナナカマド「……?」

シロナ(修行以外のこと…)

594: 2010/10/06(水) 05:10:31.10 ID:dadS/MAO
イツキ「まあ、とにかく早速修行を始めましょうか」

デンジ「…待ってくれ」

イツキ「?」

デンジ「修行できる時間はどのくらいなんだ?
ギンガ団が動き始めるまでの時間はそんなに長いのか?」

オーバ(珍しくデンジが長い台詞を!)

キョウ「ファファファ、それなら大丈夫だ
私がギンガ団について調べていたところ、赤い鎖を作るには丸一週間はかかるそうだからな」

デンジ「…なら、大丈夫か」

イツキ「んっふ、では改めまして…
修行、開始です」

595: 2010/10/06(水) 05:11:40.32 ID:dadS/MAO
ここで一旦終わります

見てくださった人ありがとうございました~♪

598: 2010/10/06(水) 22:34:06.40 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
イツキ「さて、それではよろしくお願いします
紬さん」

デンジ「…よろしく」

紬「はい、こちらこそ~♪」ぺこっ

イツキ「んっふ、それで修行のことですが…
まずどこでやるか、場所を決めましょうか」

デンジ「なにかあてがあるのか?」

イツキ「ええ、そうですとも
お二人とも、こちらに来て下さい」

599: 2010/10/06(水) 22:37:47.77 ID:dadS/MAO
デンジ紬「」ざっざっ

イツキ「すみませんが、僕を真ん中にするように手をつなぎ、しばしの間目を…」

デンジ「待ってくれ」

イツキ「!
なんでしょう?」

デンジ「場所を移すというなら、その前に…」かち

紬「!」ぽん!

リン(ルクシオ)「ルーク…?」

紬「え…、なにを…?」

デンジ「……君が電気タイプを持ってることが分かってね
なぜなら、俺は電気タイプのエキスパートだから」

600: 2010/10/06(水) 22:40:58.61 ID:dadS/MAO
デンジ「…俺がこのルクシオ、特訓させておいてあげるよ」

紬「!」

デンジ「どうだい?その方が効率はいいと思うが…」

紬「ぜひよろしくお願いします!」

イツキ「僕にもその方がありがたいですね」

デンジ「よし、わかった
では俺は一旦ナギサシティに戻るね」

紬「リンをよろしくお願いします!」

デンジ「ああ」たたっ

601: 2010/10/06(水) 22:44:01.36 ID:dadS/MAO
イツキ「…では、先程の続きを」

イツキ「僕と手をつなぎ、しばしの間目を閉じていてください」

紬「はい…」

たっ たっ たっ

ぴたっ

イツキ「もうけっこうです」

紬「」ぱちっ

紬「!?」

イツキ「…驚きましたか?
ここは、次元断層の隙間で僕達の世界とは隔絶された…閉鎖空間という場所です」

紬「閉鎖空間…?」

602: 2010/10/06(水) 22:51:55.47 ID:dadS/MAO
イツキ「ええ、説明している時間はありませんが…それに詳細は不明
僕達が住む世界とは少しだけズレたところにある違う世界……とでも言いましょうか」

紬「よくはわかりませんけど…
とりあえずここで修行をするんですね」

イツキ「はい」

紬「それで、どのような修行を?」

イツキ「それはですね…」

ずうううん…ずうううん…

紬「?」

ずうううん…!

???「ゴオオオ!!」

紬「!?
お、大きいゲンガー…!?」

603: 2010/10/06(水) 22:58:05.63 ID:dadS/MAO
イツキ「いえ、あれは神獣と呼ばれる生き物です」

紬「神獣?」

イツキ「神獣は戦うことだけを本能にここにいます
ですが、閉鎖空間には誰もいない…
それもあり、僕のようなエスパータイプの専門家が神獣と戦い、修行をするようにしてましてね」

紬「じゃああの神獣を倒すことが修行ですね!」

イツキ「はい
…別の世界の閉鎖空間では神人なるものがいるみたいですが、それはまあいいでしょう」

紬「?」

604: 2010/10/06(水) 23:00:18.12 ID:dadS/MAO
イツキ「それで、どうやって倒すかですが…
フーディン!」ぽん!

フーディン「フー!」

イツキ「行きますよ!」だっ

フーディン「」だっ

イツキ「きあいだま!」

フーディン「」しゅうう…

イツキ「ふんもっふ!!」

605: 2010/10/06(水) 23:03:48.00 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
ちかつうろ


純「うわ~、ここがシンオウ全体に広がるちかつうろ!
一回行ってみたかったんだよね~」

キョウ「ファファファ、遊びにきたのではないぞ」

純「分かってますって
修行…ですよね?」

キョウ「分かっているならよいが」

ナツメ「それで、ちかつうろでする修行内容って?」

606: 2010/10/06(水) 23:13:06.18 ID:dadS/MAO
キョウ「ファファファ、私は忍者だ」

純(ホントに忍者だったんだ)

キョウ「ここ、巨大なちかつうろで忍の極意を佐々木純、お前に教える」

純「鈴木純です!
純でいいですよ」

純「ていうか忍者になれるんですか!?」

キョウ「愚か者、一週間で忍者になれるわけがなかろう
忍者の卵程度だ」

純「えー…」

607: 2010/10/06(水) 23:26:04.89 ID:dadS/MAO
キョウ「つべこべ言わず、修行をするぞ」

ナツメ「…忍者ってことは、私は何も教えれないわね」

ナツメ「純、あなたエスパータイプを持ってる?」

純「あ…はい、マネネを…」

ナツメ「じゃあ私が預かって鍛えておくわ」

純「あ、お願いします」さっ

ぱしっ

ナツメ「……」たったっ

608: 2010/10/06(水) 23:28:30.08 ID:dadS/MAO
キョウ「純、他にはどんなポケモンを持っている?」

純「えっと…
出てきて!」ぽん!

ラプソーン(ポッタイシ)「ポッタ!」

エヌターク(ストライク)「ストライー!」

キョウ「ポッタイシにストライクか…」

キョウ「…まずは戦ってみて実力をみようか
ストライクを使うがよい」

純「はい!
エヌターク!」

エヌターク「ストライー!」

キョウ「では…ベトベトン!」ぽん!

ベトベトン「ベートベトー!」

609: 2010/10/06(水) 23:31:02.92 ID:dadS/MAO
純(よおーし、相手は鈍足…
エヌタークのスピードなら…)

純「エヌターク、こうそくいどう!」

エヌターク「ストライ!」しゅばっ

ベトベトン「!」

純「きりさく!」

エヌターク「」ざきいい!

ベトベトン「!」

純「よし!」

キョウ「ファファファ、よく見てみるがよい」

純「え…?」

610: 2010/10/06(水) 23:35:09.34 ID:dadS/MAO
ベトベトン「ベートベト!!」ぼん!

エヌターク「!?」

キョウ「ベトベトンの体の弾力性は物理攻撃を吸収する!
どんなに攻撃しても無意味ということだ!
ベトベトン、ヘドロこうげき!」

ベトベトン「ベートベトー!」ぶんっ!

エヌターク「ストライ!?」じゅわあ…

純「エヌターク!」

キョウ「ファファファ、このぐらいだな…
戻れ、ベトベトン」しゅうう

純「!」

611: 2010/10/06(水) 23:38:14.77 ID:dadS/MAO
キョウ「今度はポッタイシだ
準備をしろ」

純「…エヌターク、戻って」しゅうう

純「ラプソーン!」

ラプソーン「ポッタ!」

キョウ「コンパン!」ぽん!

コンパン「コン、パン」

キョウ「コンパン、しびれごな!」

コンパン「」しゅしゅ!

純「うずしおで吹き飛ばせ!」

ラプソーン「」ぶしゃああ!

キョウ「!」

純「つつく!」

ラプソーン「」つきっ!

コンパン「!?」

効果は抜群だ!

純「よし!」

612: 2010/10/06(水) 23:44:03.88 ID:dadS/MAO
キョウ「…ほう、なかなかのつつくだ
だが…」

キョウ「これはどうかな?
サイケこうせん!」

コンパン「」うおおおん!

ラプソーン「!」きいいん…

純「大丈夫?ラプソーン
…ちょっと効いたみたいですけど、大ダメージには至りませんでしたね
ラプソーン、またつつく!」

ラプソーン「ポッタ…」びりり

純「!?」

キョウ「ファファファ」

純「!」

613: 2010/10/06(水) 23:49:10.58 ID:dadS/MAO
キョウ「先程のサイケこうせんにはしびれごなを混ぜていたのさ
こんな技の使い方もあるのだ」

ラプソーン「ポッタ…」びりり

純「うぐ…
ま、まいりました…」

キョウ「ファファファ、負けはしたがなかなかのバトルセンスだったぞ」

純「ありがとうございます!」

キョウ「少なくとも私よりはな…」

純「へ?」

キョウ「いや、なんでもないさ」

純「?」

614: 2010/10/06(水) 23:53:21.01 ID:dadS/MAO
キョウ「さて…ポッタイシ・ストライク、何を重点的に教えたらいいかは把握した」

キョウ「まずポッタイシは、合成技…
そしてストライクには忍法を教えよう」

純「ごうせいわざ?
にんぽー?」ぽかーん

キョウ「まあ、聞くより実際にやってみることだ
始めるぞ」

純「はい!」

615: 2010/10/06(水) 23:56:55.47 ID:dadS/MAO
―――――――――――――――――――
トバリジム


オーバ「かーっ!
ジム貸し切りなんてすげーなあ、おい」

梓「本当ですよね…
どうしたんですか?」

シバ「ああ、ここのジムリーダー・スモモとは修行仲間だからな
キッサキに出掛ける際に断っておいたのさ」

梓「え…でもその時は修行のこと知らなかったんじゃ…」

シバ「いや、元々自主トレーニングをする気だったんだ」

梓「そうだったんですか」

616: 2010/10/06(水) 23:59:44.93 ID:dadS/MAO
シバ「…というより梓、またお前に教える時がくるとはな」

梓「はい
私も予想してませんでしたよ」

シバ「剛の奥義…
あの時はお前は幼かったから仮にしかできなかったが…
ついに真に教える時が来たな」

梓「…!!」

シバ「梓、お前に俺の全てを授ける」

梓「はい、お願いします…!」

オーバ(俺、なにすりゃいいんだろ…)

617: 2010/10/07(木) 00:06:30.17 ID:DmFVJsAO
―――――――――――――――――――
ロストタワー


さわ子「キクコさん、私達全員を集めたわけって?」

キクコ「フェフェフェ、悪夢を見せるポケモンって聞いたことがないかい?」

リョウ「なんですか、それ」

さわ子「私は知ってるかも…
確か悪タイプのポケモンで、名前は…ええと」

キクコ「…ダークライだよ」

さわ子「それ!」

618: 2010/10/07(木) 00:08:53.32 ID:DmFVJsAO
リョウ「ダークライって?」

キクノ「さっきキクコが言った通り、悪夢を見せるポケモンさ」

リョウ「悪夢を…見せる?」

キクコ「ダークライの特性、ナイトメア
ダークライの技、あくむ…
どちらも眠っている人やポケモンに悪夢を見せるものだよ
それでダークライは悪夢を見せるのさ」

619: 2010/10/07(木) 00:17:41.27 ID:DmFVJsAO
さわ子「それでダークライと私達を集めたわけになんの関係があるの?」

キクコ「フェフェフェ
さわ子、リョウ…世界を手に入れてみたいと思わないかい?」

さわ子・リョウ「え…?」

さわ子「今なんて…」

キクコ「世界を手に入れてみたいと思わないかい?と言ったんだよ」

リョウ「それってどういうことですか…?」

キクコ「……世界中の人々に悪夢を見せたらどうなると思う?」

リョウ「え…」

620: 2010/10/07(木) 00:21:11.28 ID:DmFVJsAO
キクコ「夢というのは影響力が大きくてね
それを操作するだけで世界を征服できてしまうのさ」

リョウ「……」

キクコ「……つまり、ダークライを使って世界を征服しないか?って聞いているのさ」

さわ子・リョウ「!!」

―16話完―

631: 2010/10/09(土) 00:13:08.03 ID:DjJorIAO
リョウ「世界征服って…」

さわ子「…なんでそんなこと」

キクコ「……」

さわ子「…冗談でしょ?悪い冗談よ…」

キクノ「冗談じゃないさ
私達は本気さ」

さわ子・リョウ「……」

キクコ「あんた達と会う前から決めていたことだよ」

さわ子「嘘…」

632: 2010/10/09(土) 00:15:42.04 ID:DjJorIAO
リョウ「そ、そんなの…そんなの嘘だ!」

キクコ「なんだい?
あんた達…私達の仲間じゃないのかい?」

さわ子「……」

キクノ「ずっと昔からの付き合いじゃないか」

リョウ「無理ですよ…
僕は四天王なんですよ
悪の味方なんて…」

キクノ「ほう、私達を裏切るってわけかい」

リョウ「裏切るなんて…裏切ったのはそっちの方でしょ…」

キクコ「大体、悪って決め付けるなんてひどいじゃないか
偏見じゃないかい?」

リョウ「世界を征服するなんて、悪に決まってる!
僕は悪を許さない!たとえそれが…信頼してた人だとしても!」かちゃ

633: 2010/10/09(土) 00:19:59.83 ID:DjJorIAO
リョウ「ドラピオン!」ぽん!

ドラピオン「ギヤー!」

キクコ「…私達とやり合おうっていうのかい
かーっ、泣けてくるね
慕ってくれた後輩が私に牙を剥くとは
………面白いじゃないか」

キクコ「ゲンガー!」ぽん!

ゲンガー「ゲーンガー!」

キクノ「ドサイドン!」ぽん!

ドサイドン「ガオー!」

リョウ「さわ子さん!一緒に戦ってください!」

さわ子「え…あ、ええ…
…マリア!」ぽん!

マリア(ムウマージ)「マージ!」

さわ子「……」

さわ子「……」ぎゅっ

634: 2010/10/09(土) 00:25:27.23 ID:DjJorIAO
――――――――――――――――――
ギンガ団倉庫


ジンダイ「でよー、いつになったら動くんだよ?」

プルート「わしはギンガ団の研究員だ
ギンガ団の研究のことは全て知っている」

ジンダイ「?」

プルート「…やつらが今作っている赤い鎖というもの、それを作るには一週間はかかるんだ
だから一週間後に動くぞ」

ジンダイ「はあ?一週間後って、間に合わねえじゃねえか!ギンガ団が世界を崩壊させるのに!
お前、ギンガ団が新世界を創る前に世界を崩壊させるって言ってなかったか!?」

635: 2010/10/09(土) 00:31:45.49 ID:DjJorIAO
プルート「ふん、だからわしには考えがあると言ったじゃろう
ギンガ団がディアルガとパルキアを呼び出す…ならそれを倒せばいいだけのこと
……大陸の王・レジギガスでな」

ジンダイ「…くく、なるほどな」

―――――――――――――――――――
カンナギタウン


ナナカマド「懐かしいな、長老は元気か?」

シロナ「ええ、相変わらず元気ですよ
でもまあ、今は会うより優先するべきことがありますけど」

636: 2010/10/09(土) 00:42:26.63 ID:DjJorIAO
ナナカマド「ああ
それで、分かったのか?
私達がなにをすればよいか」

シロナ「はい
…みんなが行った後、スプーンが突然曲がったんですよ
このカンナギの方向に」

ナナカマド「……」がさがさ

ナナカマド「今は、カンナギにいるから曲がってはいないか…
ん?」ばきっ

ナナカマド「!」

シロナ「…やっぱり、そうなんだ」

ナナカマド「む?」

シロナ「そのスプーンが向いている方向…
そこに、カンナギの遺跡が…」

ナナカマド「ふむ」

シロナ「シンオウ神話をもっと知ることがスプーンに導かれた私達の運命じゃないのかと」

ナナカマド「確かに、シロナ君はともかくとして博士の私がバトルの運命などおかしいものだ
博士の私と神話を研究しているシロナ君、この二人だからこその運命と言ってもいいのだろうな」

シロナ「…とりあえず中へ入ってみましょうか」

637: 2010/10/09(土) 03:20:36.42 ID:DjJorIAO
―――――――――――――――――――
閉鎖空間


どおおおん!

神獣「ギャアアア…」しゅうう

フーディン「」たっ

イツキ「…まあ、こんなものですね」

紬「」ぽかーん

イツキ「どうしました?」

紬「ふんも…?」

イツキ「…えー、あれはその掛け声みたいな感じです」

638: 2010/10/09(土) 03:56:33.23 ID:DjJorIAO
紬「……」

イツキ「…今度はどうしました?」

紬「……です」

イツキ「はい?」

紬「すごいいいです!」ぱああ…!

紬「ぜひ!教えてください!!」ずいっ

イツキ「あ…はい、まあ最初からそのつもりでしたがね」

紬「わ~っ♪
ふんっ!ふんもふ!ふんもふ!」ぶんっ ぶんっ

イツキ「もう少し腕の角度をこうして…
そして“ふんもふ”ではなく、“ふんもっふ”ですね」

紬「ふんっ!ふんもっふ!!」ぶんっ

イツキ「んっふ、“ふんっ”は要りませんよ
でもいい調子ですよ」

紬「はい!」

639: 2010/10/09(土) 04:02:01.71 ID:DjJorIAO
イツキ「…そういえば、紬さんはどのようなポケモンをお持ちでした?」

紬「ルクシオは今はいませんけど…
あとはこの2匹です!」ぽん!

レン(ドンファン)「バオー!」

ルカ(オクタン)「オークタン」

イツキ「…ふむ、オクタンならあの技(ふんもっふ)をできそうですが
ドンファンはどうしましょうか…」

イツキ「せめてエスパータイプがいればよいのですが…」

640: 2010/10/09(土) 04:17:50.01 ID:DjJorIAO
???「マネネ、サイコキネシス!」

マネネ「マーネネ!」うおおおん

神獣「ゴオオオ…!」しゅうう

イツキ「!」

???「ふう…
いいわよ、マネネ…ええと、ドルアゲスだったっけ?」

ドルアゲス「マーネネ!」

イツキ「…ナツメさん!」

ナツメ「ん?
あら、イツキじゃない」

ナツメ「紬さんも」

紬「紬でいいですよ♪」

ナツメ「そう」

641: 2010/10/09(土) 04:35:34.68 ID:DjJorIAO
イツキ「どうも、ナツメさん
あなたも修行を?」

ナツメ「ええ、純のマネネを鍛えてるのよ」

紬「わあ、ホントね♪純ちゃんのマネネ!」

ドルアゲス「マーネネ!」

ナツメ「あなた達もここで?」

イツキ「ええ、そうですとも」

ナツメ「…そういうこと、なら手を貸せるわ」

紬「?」

642: 2010/10/09(土) 05:04:16.10 ID:DjJorIAO
イツキ「んっふ、流石ナツメさんですね」

紬「?」

ナツメ「エスパータイプなら私があげるわ
必要なんでしょ?」

紬「??
なんでそのことを…?」

イツキ「おっと、言い忘れてましたね
ナツメさんはエスパータイプのエキスパートでありながら、自身も超能力者なんです」

紬「そうなんですか!?」

ナツメ「ふふ、驚いた?
だから私は相手の考えてることが分かるのよ、ちょっとだけね」

紬「わあ~…」ぱああ…!

ナツメ「随分嬉しそうね」

紬「私、一度超能力者さんに会うのが夢だったんです~♪」

ナツメ「そうだったの」

643: 2010/10/09(土) 05:07:05.44 ID:DjJorIAO
紬「あれ?これは分からなかったんですか?」

ナツメ「私が知ろうとしたものしか知れないのよ」

紬「そうなんですか?」

イツキ「話はここまでにしましょう
ナツメさん、エスパータイプのポケモンをくださる…とは?」

ナツメ「そのままの意味よ」かちゃ

ナツメ「ユンゲラー、あなたにあげるわ」すっ

紬「え!?い、いいんですか?」

ナツメ「もちろん、それに遠慮するほど事態はいいものじゃないわ」

644: 2010/10/09(土) 05:18:44.79 ID:DjJorIAO
紬「で、でも…」

ナツメ「…しょうがないわね」ぽん!

ユンゲラー「ユン…!」

ナツメ「これを見て」

紬「?」

ユンゲラー「」ばきっ

紬「!
スプーンが…?」

ナツメ「ええ、曲がってるわね
あなたの方に」

紬「それって…」

ナツメ「スプーンが示しているのよ
ユンゲラーをあなたに授けなさいってね
ユンゲラーも運命もそれを望んでるのよ」

紬「……」

645: 2010/10/09(土) 05:36:58.22 ID:DjJorIAO
ナツメ「これは決められたことなのよ
するべきじゃなくて、しなければならない」

イツキ「んっふ、どうします?紬さん」

紬「……
じゃあ……喜んで♪」

ナツメ「ふふ…
イツキが言ったことは確かかもね」

紬「?」

ナツメ「あなたと純、梓…3人が世界を救う
ユンゲラーのことからも分かるわ
…楽しみにしているわ、頑張ってね
じゃあ私はこれで」

紬「ありがとうございました♪」

イツキ「……んっふ」

646: 2010/10/09(土) 05:40:00.20 ID:DjJorIAO
―――――――――――――――――――
イツキ「では、ユンゲラーももらったことですし修行を再開しましょうかね」

紬「んー…」

イツキ「どうなされました?」

紬「…ユンゲラーのニックネームを決めようと思って~」

イツキ「ほう、それで決めたんですか?」

紬「ユリゲr」

イツキ「却下で」

647: 2010/10/09(土) 05:42:37.96 ID:DjJorIAO
―――――――――――――――――――
ちかつうろ


キョウ「まず、合成技とは…」

純「ふむふむ」かきかき

キョウ「……」

純「?」

キョウ「メモするとは意外だな」

純「どういう意味ですか!?
私はこう見えて、大事なことはメモするんです!
もうメモ帳なんて3冊にまで及びましたよ!」

キョウ「威張るほどでもないではないか
というか何をそんなに書いているのだ?」ぱらっ…

純「ああ!?見ちゃダメですって!!」

648: 2010/10/09(土) 05:54:31.27 ID:DjJorIAO
キョウ「…」ぴらっぴらっ

キョウ「…落書きばかりだな」

純「うっ…」

キョウ「…」ぴらっ

キョウ「む!?」じっ

純「…?」

キョウ「これは…?」

純「ん?
ああ、トレーニング内容ですよ」

649: 2010/10/09(土) 06:11:16.34 ID:DjJorIAO
キョウ「これを毎日やっているのか?」

純「…やってないですけど」

がくっ

キョウ「やってないのか!!
メモの意味がないだろう!」

純「いや~、書いとけって言われてしかたなく」

キョウ「…誰にだ?」

純「父親にですけど…」

キョウ「父親?
お前の父は何者なのだ?こんなしっかりとしたトレーニングを考える者など…」

純「ええと…よく分からないんですけど、フロンティアブレーン?って聞いてますけど」

キョウ「!!」

650: 2010/10/09(土) 06:33:49.25 ID:DjJorIAO
キョウ(フロンティアブレーン…!
ポケモンバトル専門の実力者!
なるほど…だからこのバトルセンス…)

キョウ「純!」

純「はい?」

キョウ「今からこのトレーニングを実行するぞ!」

純「ええ!?」

651: 2010/10/09(土) 06:41:59.33 ID:DjJorIAO
――――――――――――――――――――
トバリジム


梓「はあああああ…
はあ!!ピヨピヨパンチ!」

ミミちゃん「ミミー!」しゅっ

シバ「……」

どおおおん!!

カイリキー「カイ…」ぐぐ…

ミミちゃん「!?」

カイリキー「」ぶんっ

ミミちゃん「ミッ…!」

どがん!!

梓「ミミちゃん!」

ミミちゃん「ミミ…」

652: 2010/10/09(土) 06:49:38.62 ID:DjJorIAO
シバ「…今のはあてみなげだ
あてみなげは相手の力を利用して投げ飛ばす
言わば、柔の奥義」

梓「柔の奥義…?」

シバ「剛の奥義と対をなすものだ
まあ、今は剛の奥義に集中しろ」

シバ「休憩に入るぞ
ほら、キズぐすりだ
ミミロルに使ってやれ」

梓「ありがとうございます!」

シバ「……」ざっざっ

梓「大丈夫?ミミちゃん
今治してあげるからね」

ミミちゃん「ミミ…」

しゅうううう

653: 2010/10/09(土) 06:52:06.96 ID:DjJorIAO
オーバ(暇だ……
……何か俺にできることはないのか?俺、ただここにいるだけだし…
というより今は空気…
誰も気に留めないぜ?
くそ……
!…そうだ!
よし、とりあえず修行が終わったら…)たっ

オーバ「シバ!」

シバ「ん?」

オーバ「あのな…」

――――――――――――
シバ「なるほど…
よし、分かった」

シバ「梓は飲み込みが速い
すぐに修行も終わるだろう」

オーバ「オッケー!
あとは俺に任せときな!」

654: 2010/10/09(土) 07:09:58.97 ID:DjJorIAO
――――――――――――――――――――
カンナギ遺跡


ナナカマド「ふむ…特に知らないことはないな」

シロナ「そうですね…」

???「おや?ナナカマドにシロナじゃないか」

ナナカマド「!」

シロナ「おばあちゃん!」

ナナカマド「お久しぶりですな、長老」

シロナ婆「ああ
…こんなところでなにをしてるんだい?」

シロナ「実は、シンオウ神話についてね」

シロナ婆「神話?」

―――――――――――――――――――――
シロナ婆「なんだ…そういうことなら早く言えばいいのにね」

ナナカマド「知っておられるんですか?もっと詳しく」

シロナ婆「ああ、もちろん」

シロナ婆「…アルセウスって知っているかい?」

―17章完―

658: 2010/10/09(土) 07:17:47.53 ID:DjJorIAO
>>656
ありがとうございまひゅ!

そうですね、もう少しかな?でもまだかかりそうだ…
スレが新しくなる度に長くなってる気がするけど気のせいか

663: 2010/10/11(月) 10:00:12.10 ID:UpMzIQAO
三日後


―――――――――――――――――――
梓「ふう…」

シバ「よくやったぞ
剛の奥義、会得したな!」

梓「え…?もう修行は…」

シバ「オーバから何かあるようだぞ」

梓「?」

オーバ「さあ、行こう!第二の修行の場へ!」

664: 2010/10/11(月) 10:04:20.20 ID:UpMzIQAO
―――――――――――――――――――
サバイバルエリア


梓「サバイバルエリア…ですか?」

オーバ「そうだ
ここは強い野生ポケモンがよく出るから特訓するには持ってこいだ」

梓「ここで修行をするんですか?」

オーバ「いいや、違う
修行場所はまた違うところさ」

665: 2010/10/11(月) 10:08:26.23 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――
ハードマウンテン


梓「あ…あつい…」

オーバ「へっへ、そりゃあここは噴火で流れでた溶岩のすきまが巨大な洞窟となっているハードマウンテンだからな!
溶岩の熱気だろ!」

梓「こんなところで修行するんですか…?暑すぎますよ…寧ろ熱すぎです…」

オーバ「まあまあ、すぐ慣れるって!」

梓(慣れるの…?)

666: 2010/10/11(月) 10:10:25.42 ID:UpMzIQAO
オーバ「ん?あ、いたいた!
おーい!」

???「!
あ、オーバさん!」

オーバ「久しぶりだな!」

梓「あのオーバさん、この人は…?」

オーバ「ああ、こいつはバク!
今回、このハードマウンテンを案内してくれる!」

バク「よろしくな!」

梓「あ、はい」

667: 2010/10/11(月) 10:14:26.90 ID:UpMzIQAO
オーバ「んじゃ、俺はこれで」

梓「ええ!?
オーバさん、帰るんですか!」

オーバ「まー俺いる意味ねーし?
んじゃあな!」

梓「ちょっと待っ…」

梓「……」

バク「あ~、んじゃあ…行こうか?」

梓「……はい」

668: 2010/10/11(月) 10:17:21.22 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――――
梓「……」てくてく

バク「……」ざっざっ

梓「……」てくてく

梓(無言……!
どうしよう…)

バク「あのさあ」

梓「は、はいっ!?」

バク「今から、あるお方に会いにいくんだけどさ
そのお方、実力認めた奴にしか修行してくれなくてなー
実際、あんた強いわけ?」

梓「え…えっと…」

669: 2010/10/11(月) 10:24:33.29 ID:UpMzIQAO
ばっ!

マグカルゴ「マグウ!!」

バクーダ「ゴアアア!!」

梓「!!」

バク「よおし、ちょうどいい!
あんたの実力、見せてもらおうか!
俺と組んでこいつら倒すぞ!」ぽん!

ネンドール「ネーン」

梓「そういうことなら…」ぽん!

梓「さわちゃん、頼むよ!」

さわちゃん「ダーイライ!」

670: 2010/10/11(月) 10:30:21.71 ID:UpMzIQAO
マグカルゴ「マグウ!」ぼん!

バク「!
気をつけろ!マグカルゴのふんえんだ!」

梓「さわちゃん、まわしげり!」

さわちゃん「テイテイ!」ぶんぶん!

げしっ!げしっ!

マグカルゴ「マグウ!?」

バク「!」

バク(まわしげりでふんえんを蹴り飛ばして…!)

バク「へっ!
なかなかやるじゃねえか!」

梓「えへへ…」

バクーダ「ゴアアア!!」だだだだだ!

梓「!?」

671: 2010/10/11(月) 10:32:31.15 ID:UpMzIQAO
バク「ネンドール、リフレクター!」

ネンドール「」うぃん

きいいん!!

バクーダ「!?」どざあっ

バク「よそ見はいけねえぜ!」

梓「あ、ありがとうございます!」

マグカルゴ「マグウ…!」

バクーダ「グルル…!」

バク「よし、決めるぜ!」

梓「はい!」

672: 2010/10/11(月) 10:35:14.87 ID:UpMzIQAO
バク「いわなだれ!!」

ネンドール「ネーン!」

どどどどどどどど!!!

梓「さわちゃん!いわくだきから、まわしげり!」

さわちゃん「テイ!」だっ

ばきっばきっ!

さわちゃん「テイテイテイテイ!!」ぶんぶん!

どががががががが!!

マグカルゴ「マグウ!?」

バクーダ「ゴアアア!!」

梓「インファイト!!」

さわちゃん「テイテイテイテイ!!」どだだだだだだだ…

どがああああああん!!

バクーダ「」ばたっ

マグカルゴ「」ばたっ

バクーダとマグカルゴは倒れた

梓「よしっ!」

673: 2010/10/11(月) 10:42:40.22 ID:UpMzIQAO
バク「へへっ!強いなあ、あんた!」

梓「いえ、そんなことないですよ…
それにバクさんだって」

バク「俺が強いのは当たり前だ!」どんっ

梓「」

バク「でも、これならあのお方も認めてくれるかもな」

梓「あの…さっきから言ってるあのお方って?」

バク「へへ…
このハードマウンテンを牛耳る伝説ポケモン、ヒードランのことだ!」

梓「ヒードラン?」

674: 2010/10/11(月) 10:50:04.74 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――――
閉鎖空間


紬「今よ、ユリ!
きあいだま!!」たっ

ユリ(ユンゲラー)「ユン!」こお…

紬「ふんもっふ!!」

ユリ「」どんっ!

神獣「ゴオオオオオ…!」しゅうううう…

紬ユリ「」たっ

紬「ふう…」

ぱちぱちぱち

紬「!」

675: 2010/10/11(月) 10:56:11.59 ID:UpMzIQAO
イツキ「いいですよ、紬さん
だいぶ物にしてきましたね」

紬「ありがとうございます!」

イツキ「それで、次は…」

紬「ユリ、やったわ!褒められたよ♪」

ユリ「ユンユン!」

紬「♪」

イツキ「……あの」

紬「え?あっ!す、すみません!」

イツキ「いや、まあいいのですが」

紬「それで、なんですか?」

676: 2010/10/11(月) 11:09:25.73 ID:UpMzIQAO
イツキ「はい
ふんもっふもだいぶできてきましたし、次の技を教えようかと」

紬「お願いします!」

イツキ「では…」

紬「」わくわく

イツキ「……」

イツキ「フーディン!」ぽん!

フーディン「フー!」

イツキ「バリアー!」

フーディン「」うぃん

イツキ「」ばっ

イツキ「…」きっ

紬「」わくわく

イツキ「……」

紬「」わくわく

イツキ「…終わりです」

紬「えっ」

677: 2010/10/11(月) 11:16:46.84 ID:UpMzIQAO
イツキ「…」

紬「これだけ…ですか?」

イツキ「これだけです」

紬「他に…もっとこう、アクションとか…」

イツキ「ありませんね」

紬「……」

イツキ「……」

イツキ(…なんかすみません)

678: 2010/10/11(月) 11:27:16.19 ID:UpMzIQAO
イツキ「ではやってみましょう」

紬「はい、ユリ!
バリアー!」

ユリ「」うぃん

紬「……これでいいんですか?」

イツキ「ふむ…
僕の手本を見ていてください
違いがわかるはずです」

イツキ「バリアー!」

フーディン「」うぃん

イツキ「」ばっ

イツキ「…」きっ

紬「あ…」

679: 2010/10/11(月) 11:35:37.73 ID:UpMzIQAO
イツキ「分かりましたか?」

紬「バリアーをすると同時に両手を上げて…最後に恐い顔をしてます!」

イツキ「んっふ、その通り…正解です
ではまたやってみましょう」

紬「はい!
バリアー!」

ユリ「」うぃん

紬「」ばっ

紬「…」きっ

イツキ「いいですよ、できてます」

紬「…」

紬「あの…これにはどういう意味が?」

イツキ「意味はありません」

紬「ないんですか?」

680: 2010/10/11(月) 11:48:41.73 ID:UpMzIQAO
イツキ「気分です
あとは…お察しください」

紬「?」

イツキ「まあこれについてはここまでです
次にいきましょう」

イツキ「では、ドンファンを出してください」

紬「はい!」ぽん!

681: 2010/10/11(月) 11:59:09.02 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――――
ちかつうろ


純「はあはあ…」たった

エヌターク(ストライク)「ストライ…」たった

ラプンーソ(ポッタイシ)「ポッタ…」たった

キョウ「ほら、もっと走らんか!」

純「ふええ~…」

682: 2010/10/11(月) 12:02:06.88 ID:UpMzIQAO
――――――――――――
純「はあはあ…」ぜえぜえ

キョウ「よし、まあ走りはここら辺でいいだろう」

純「ていうか…いつまで…このトレー…ニング…続けるんですか…?」

キョウ「…そうだな
もう一週間の半分ほど…そろそろ忍の修行をしてもいい頃かな」

純「本当ですか!」

キョウ「嬉しそうだな」

683: 2010/10/11(月) 12:08:24.47 ID:UpMzIQAO
純「だって忍者になれるんですよ~♪」

キョウ「だから卵だと言っておろうが」

純「まあまあ
じゃあ早速、よろしくお願いします!」

キョウ「ファファファ、今までよりもキツイことになるが…覚悟しておけよ」

純「えっ」

684: 2010/10/11(月) 12:13:11.08 ID:UpMzIQAO
――――――――――――――――――
ロストタワー


キクコ「ゲンガー、さいみんじゅつ!」

ゲンガー「」うおおおん

ドラピオン「」くらっ

リョウ「ドラピオン!」

ドラピオン「Zzz…」

リョウ「くっ…戻れ!」しゅうう

685: 2010/10/11(月) 12:16:34.12 ID:UpMzIQAO
キクコ「どうしたんだい?しばらく会わないうちに弱くなったかい?」

リョウ「ぐっ…」

さわ子「マリア!シャドーボール!」

マリア(ムウマージ)「マージ!」どぴゅん!

キクコ「!」

さわ子「私がいることを忘れないでね!」

キクノ「ドサイドン、メガホーンでシャドーボールなんて吹き飛ばしな!」

ドサイドン「ガオー!」ぶおおおお!!

ぎゅおっ!

さわ子「!?」

キクノ「私がいることも忘れないでほしいね」

さわ子「…!!」

686: 2010/10/11(月) 12:21:17.76 ID:UpMzIQAO
キクノ「もう一回メガホーン!」

ドサイドン「ガオー!」ぶおおおお!!

さわ子「エナジーボール!」

マリア「マージ!」どぴゅん!

どおおおん!!

キクノ「…ふ、思い出すじゃないか!
昔は4人でよくこうやってバトルをしたもんだね!」

さわ子「…もう、戻れないわ」

キクコ「フェフェフェ
昔みたいな遊びじゃないからねえ!今は!」

キクコ「ゲンガー、サイコキネシス!」

ゲンガー「」うおおおん!

マリア「!?」

687: 2010/10/11(月) 12:26:22.42 ID:UpMzIQAO
さわ子「!」

キクノ「リョウもそろそろ次のポケモンを出したらどうだい?」

リョウ「言われなくともそうしますよ!
アゲハント!」ぽん!

アゲハント「きゅるるる!」

キクノ「ふ…まだそんな弱いポケモンを持ってるのかい
ドサイドン、ストーンエッジ!」

ドサイドン「ガオー!」どどっ

どががががががが!!

アゲハント「!?」

効果は抜群だ!!

アゲハント「」ばたっ

アゲハントは倒れた

キクノ「…ふ」

リョウ「ぐ…」しゅうう

688: 2010/10/11(月) 12:33:03.23 ID:UpMzIQAO
リョウ「ヘラクロス!」ぽん!

ヘラクロス「ヘラクロ!」

さわ子(ドラピオン・アゲハント・ヘラクロス…
スコルピとケムッソをキクコさんとキックーノにもらっと、初めてゲットしたポケモンがヘラクロス…
リョウ……)

リョウ「ストーンエッジ!」

ヘラクロス「ヘラクロー!」どががががががが!!

689: 2010/10/11(月) 12:37:07.85 ID:UpMzIQAO
―――――――――――――――――――
ハードマウンテン


バク「ああ、そうさ!ヒードラン!」

梓「どんなポケモンなんですか?」

バク「それはな…」

がさっ

梓「!」

ざっ

???「呼んだか?」

690: 2010/10/11(月) 12:49:22.03 ID:UpMzIQAO
バク「!
ヒードラン!」

梓「え…」

ヒードラン「わしに何か用か?」

バク「あー、そのことなんだけどな」

梓(これが…ヒードラン!?)

バク「実はヒードランに修行をしてもらいたいっていう奴がいて…」

ヒードラン「なに?」

バク「コイツだよ
梓!」

691: 2010/10/11(月) 12:51:56.78 ID:UpMzIQAO
梓(もっとドラゴンみたいな感じだと思ってたなあ)

バク「梓!」

梓「え?あ、はい!?」

バク「紹介する
コイツは中野梓、今回ヒードランに修行を頼みにきたのさ」

ヒードラン「ほう…こやつが…」

梓「えと、中野梓です
よろしくお願いします」

ヒードラン「ふんっ
見るからに弱そうだな」

梓「ええっ!?」がーん!

692: 2010/10/11(月) 12:55:06.27 ID:UpMzIQAO
バク「いやいや、これが見かけによらず強いんだよ」

梓「見かけによらずってなんですか!」

ヒードラン「ふんっ
疑わしいな」

バク「まあバトルしてみなって!」

ヒードラン「…ふんっ
力試しぐらいやってやろう」

梓「え…バトルするんですか?」

―18章完―

698: 2010/10/13(水) 20:46:20.03 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「もちろんだ!
他に何か力を試す方法でもあるというのか?」

梓「…ないですけど」

ヒードラン「ではバトルをしようではないか
さあ、わしと戦うポケモンはどいつだ!?」

梓「……」

梓(どうしよう…
ヒードランなんてポケモン知らないしな…
見るからに炎タイプっていうのは分かるんだけど…)

ヒードラン「どうした?早くせんか」

梓(ミミちゃんやさわちゃんじゃあきっと火傷しちゃう…
なら、ここは…)

梓「デビちゃん!」ぽん!

デビちゃん(デルビル)「うおおおん!」

699: 2010/10/13(水) 20:49:01.40 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「ほう…
デルビルか」

梓「デビちゃん、かえんほうしゃ!」

デビちゃん「」ごおおおお!

ヒードラン「!」

ぼわああああ!!

梓「やった…?」

ヒードラン「ふんっ!」ぼんっ!

梓「!?
全然効いてない!?」

バク「ヒードランの特性はもらいびだからな」

梓「!
それで…」

700: 2010/10/13(水) 20:52:53.40 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「ふんっ、わしの特性も知らんで挑もうとは…」

梓(挑む気はなかったんだけど)

ヒードラン「この程度の知識も持ち合わせておらんとは、実力がない証拠だな!
では今度はこちらからいくぞ!
マグマストーム!!」ぼんっ!

ぎゅおおおお!!

梓「!」

ぼわああああ!

ヒードラン「ふ…わしを甘く見ないことだ」

ばっ!

梓「あくのはどう!」

デビちゃん「うおおおん!」しゅばっ

どんっ!

ヒードラン「むっ…!?」

701: 2010/10/13(水) 20:57:43.13 ID:2tFcYAAO
梓「あなたこそ、私のデビちゃんを甘く見ないでください!」

デビちゃん「がるるる…!」

ヒードラン「ぬ…!そうか、お前のデルビルもまた特性はもらいび!」

梓「ご名答です」

ヒードラン「ふんっ
わしを炎タイプとみて、あえて同じタイプのデルビルを選んだのか…
なかなかの洞察力だな」

ヒードラン「…いいだろう
このヒードラン、全力をもって相手をしよう!!」

梓「やってやるです!
私達も全力でいくよ、デビちゃん!」

デビちゃん「うおおおん!」

702: 2010/10/13(水) 21:00:03.63 ID:2tFcYAAO
梓「にほんばれ!」

デビちゃん「うおおおん!」かっ!

ひざしがつよくなった

ヒードラン「!」

梓「ソーラービーム!」

デビちゃん「」ぴかっ

どがああん!

ヒードラン「ぬうっ!」ぐらっ

703: 2010/10/13(水) 21:03:02.93 ID:2tFcYAAO
梓「ほのおのうず!」

デビちゃん「」ぼわっ!

バク「!?
なんで炎技をやって…」

梓「はい、効きませんよ
でもダメージを与えることが目的じゃありません!」

ヒードラン「!」ぼわああああ!

ヒードランは身動きがとれない!

バク「!
動きを封じた!?」

梓「そうです!
そして、これを次の攻撃に繋げる!
ふくろだたき!」ぽん!

梓「ピヨピヨパンチ!」

ミミちゃん「ミミー!」どがっ

ヒードラン「!?」

梓「メガトンキック!」

さわちゃん「テイ!」しゅっ

ぼがっ!!

ヒードラン「ぐっ…!」

704: 2010/10/13(水) 21:08:41.28 ID:2tFcYAAO
梓「かみくだく!」

デビちゃん「うおおおん!」

がぶっ!

ヒードラン「ぐはっ…!」どたっ

バク「す…すげえラッシュ…」

梓「よしっ!」

梓(これはシバ先生に教えてもらったコンビネーション技!
うまくできた!)

ヒードラン「ぐ…」よろっ

705: 2010/10/13(水) 21:11:46.55 ID:2tFcYAAO
梓「さあ、トドメです!
デビちゃん、かみくだく!」

デビちゃん「うおおおん!」だっ

ヒードラン「……ふっ」しゅっ!

デビちゃん「!?」

梓「消えた!?」

バク「違うな…」

ヒードラン「」しゅっ!

梓「!
消えるほどに速いだけっ!?」

ヒードラン「ふっ…」しゅしゅしゅっ

ヒードラン「げんしのちから…!」どっ

ばん!

デビちゃん「!?」

梓「デビちゃん!」

706: 2010/10/13(水) 21:19:13.87 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「…」しゅしゅしゅっ

梓「くっ…
なら…」

ヒードラン「」だっ

梓「ふいうち!」

デビちゃん「うおおおん!」だっ

ヒードラン「ふんっ」しゅっ

デビちゃん「!」

梓「ふいうちも当たらない!?」

ヒードラン「むしくい!」がっ

デビちゃん「きゃん!」

梓「……!!」

ヒードラン「…」しゅしゅしゅっ

バク(ヒードラン本気だな…
これじゃあ梓も勝てないだろ…)

707: 2010/10/13(水) 21:22:37.46 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「…」しゅしゅしゅっ

梓(……こうそくいどうじゃない…?
ただ純粋に速いだけ…?
それに合わせてかげぶんしんもしてる…)

ヒードラン「…」しゅしゅしゅっ

梓(どうしたら…)

ヒードラン「…もう終わりか?」しゅしゅしゅっ

梓「!
デビちゃん…」こそっ

ヒードラン「…?
残念だな、この程度とは」

梓「……」

708: 2010/10/13(水) 21:27:18.38 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「…ふんっ
そろそろ終わらせるぞ!」だっ

梓「デビちゃん、スピードスター!」

デビちゃん「うおおおん!」しゅらっ!

ヒードラン「!
…必中か!だが、そんな弱い技など!」

どがっ

ヒードラン「…!?」ぐらっ

だんっ!

ヒードランは倒れた

バク「!?」

ヒードラン「ぬうっ……!この…パワーは……!?」

梓「わるだくみですっ」

ヒードラン「…!
なるほど…
先程デルビルに指示していたのはそれか…」

梓「はい!スピードスターも必中ですし!
よくやったね、デビちゃん!」

デビちゃん「うぉん!」

梓「えへへ…」なでなで

デビちゃん「きゅう」

709: 2010/10/13(水) 21:31:55.88 ID:2tFcYAAO
ヒードラン「…お前の力は、その知識を活かした戦略とポケモンへの信頼によるものか…
……ふっ」

ヒードラン「いいだろう
お前の望み、特訓をしてやろうではないか」

梓(別に望んではないんだけど…でも)

梓「お願いします!」

梓(強くなれるのなら…!)

ヒードラン「ふんっ、ついて来い」

梓「はいっ!」

バク(俺は帰ったほうがいいのかな?)

710: 2010/10/13(水) 21:37:56.50 ID:2tFcYAAO
――――――――――――――――――――
ロストタワー


ヘラクロス「ヘラクロー!」どがっ

ドサイドン「!?」どたっ

ドサイドンは倒れた

キクノ「……!」

さわ子「マリア、エナジーボール!」

マリア(ムウマージ)「マージ!」どぴゅん!

ゲンガー「!」どんっ!

さわ子「いいわよ、マリア!」

マリア「マージ!」

711: 2010/10/13(水) 21:40:25.64 ID:2tFcYAAO
キクコ「面倒くさいねえ…」

さわ子「!」

キクコ「もう終わりにしようか
…ゲンガー、さいみんじゅつ!!」

ゲンガー「」うおおおん

さわ子「!?」

リョウ(さわ子さんに…!)

リョウ「さわ子さん!その目を見ちゃダメだ!」

さわ子「」くらっ

リョウ「!!」

712: 2010/10/13(水) 21:46:53.98 ID:2tFcYAAO
キクコ「サイコキネシス」

ゲンガー「」ぶおん

さわ子「」ゆら…

リョウ「さわ子さんを返s」

キクノ「おっと、自分の立場わかってんのかい?」

ゲンガー「」ぎゅっ

さわ子「!
う…あ……!」ぎぎぎ…

リョウ「くっ……!!」

713: 2010/10/13(水) 21:51:17.78 ID:2tFcYAAO
キクノ「さわ子がどうなろうといいならいいけど」

リョウ「腐ってますね…!」ぎりっ

キクノ「成熟してると言ってもらいたいね」

キクコ「フェフェフェ
さあ、モンスターボールを床に置きな」

リョウ「……」こと…

キクノ「ストーンエッジ!」

ドサイドン「ガオー!!」どががががががが!

リョウ「…ッ!!」

キクコ「じゃあね、リョウ」しゅん!

リョウ「……くそ…」

714: 2010/10/13(水) 21:56:08.00 ID:2tFcYAAO
三日後


―――――――――――――――――――
カンナギタウン


カンナギ遺跡


ナナカマド「アルセウス…
これがシンオウ神話のすべてか…!」

シロナ「こんな話があったなんて…」

シロナ婆「お前達が言っていたギンガ団とかいう連中はきっと…」

ナナカマド「……」

シロナ「…伝えなきゃ!みんなに!」

ナナカマド「ああ
行こう、シロナ君!
トバリシティへ!」

シロナ「はい!」

715: 2010/10/13(水) 22:01:20.31 ID:2tFcYAAO
――――――――――――――――――――
トバリシティ


紬「…」とことこ

紬「今日で一週間だけど、みんな来てるかしら?」

イツキ「来ているはずですよ」

梓「ムギ先輩!」

紬「!
梓ちゃん!」

梓「お久しぶりです!
修行、どうでした!?」

紬「ふふ♪一週間会ってないだけよ?
修行は…」

イツキ「んっふ、大成功です」

梓「楽しみです!」

716: 2010/10/13(水) 22:13:46.01 ID:2tFcYAAO
紬「梓ちゃんは?」

梓「私もバッチリですよ!
剛の奥義を正式に会得できましたし!」

紬「んっふ、よかったわね♪」

梓(んっふ…?)

イツキ「やあ、オーバさんにシバさんもお久しぶりです」

シバ「ああ」

オーバ「よっ!
…っと、デンジはどうしたんだ?」

イツキ「もうすぐ来ると思いますけど…
おや?来たみたいですね」

717: 2010/10/13(水) 23:00:32.74 ID:2tFcYAAO
デンジ「……」ざっざっ

オーバ「おー!デンジ!」

デンジ「…オーバか、相変わらずだな」

紬「デンジさん」

デンジ「やあ、君のルクシオ…いやレントラー、逞しくなったよ」ぽん!

紬「え…」

718: 2010/10/13(水) 23:10:45.94 ID:2tFcYAAO
リン(レントラー)「リーン!」

紬「!!」ぱああああ…!

紬「し、進化したとですか!?」ふんすっ

梓「落ち着いてください、ムギ先輩」

デンジ「……ふ、頑張ってくれ」

紬「はい!」

紬「うふふ~♪リン、逞しくなったわね~♪」

リン「リーン!」

紬「うふふふふ♪」

719: 2010/10/13(水) 23:14:18.78 ID:2tFcYAAO
梓「……あ、そういえば純は来てますか?」

ナナカマド「純なら先に行ったぞ」

梓「!
口リk…ナナカマド博士!」

シロナ「久しぶりね、梓ちゃん 紬ちゃん イツキさん オーバさん シバさん デンジさん」

梓「シロナさん!」

イツキ「んっふ、どうも」

オーバ「よっ!シロナさん」

シバ「久方ぶりだな」

デンジ「……久しぶりです」

紬「お久しぶりです、シロナさん!」

シロナ「ふふ、久しぶり」

720: 2010/10/13(水) 23:28:34.99 ID:2tFcYAAO
梓「ナナカマド博士、純が先に行ったって?」

ナナカマド「ギンガ団のアジトへだ
いつものことだ、聞いた途端に飛び出して行ったんだ
…まったく、成長してないな純は」

キョウ「ファファファ、そんなことはなかろうぞ」

ナナカマド「!」

シバ「キョウ!」

キョウ「ファファファ、性格は変わってはいまいが、純は私が鍛えてやった
確実に成長はしていようぞ」

梓「…」

梓(純もちゃんと修行してたんだ…)

紬「あれ?キョウさんは一緒に行かなかったんですか?」

キョウ「ファファファ、変わりに頼もしいパートナーがついているさ」

梓「パートナー?」

721: 2010/10/13(水) 23:33:44.78 ID:2tFcYAAO
―――――――――――――――――――
ギンガトバリビル


ギンガ団員4「なんだお前達は!?」

ギンガ団員5「怪しい奴らめ!
ニャルマー!」ぽん!

ギンガ団員4「グレッグル!」ぽん!

???「ドルアゲス、サイコキネシス!」

???「モルフォン、ぎんいろのかぜ!」

ドルアゲス(マネネ)「マーネネ!」うおおおん

モルフォン「モルフォー!」ぶおおおお!

722: 2010/10/13(水) 23:38:31.01 ID:2tFcYAAO
どがああん!!

ニャルマー・グレッグル「!?」だんっ!

ニャルマーとグレッグルは倒れた

ギンガ団員4「ひええ!」

ギンガ団員5「つ、強い!!」

純「へへっ」

ナツメ「ふふ…」

純「ギンガ団、年貢の納め時だ~!!」

―19章完―

726: 2010/10/20(水) 20:26:15.80 ID:METNk6AO
――――――――――――――――――――
ギンガ団員1・2「マーズ様!」たっ

マーズ「だから気安く呼ばないでって言って…」

ギンガ団員1「侵入者です!」

マーズ「……!」

―――――――――――――――――――
純「広いなあ…」たった

ナツメ「でも私の超能力にかかれば、迷うことは決してないわ」

きいいいん…

727: 2010/10/20(水) 20:29:32.15 ID:METNk6AO
ナツメ「…こっちよ!」

純「」ばんっ!

ジュピター「!
あら、久しぶりね
エイチ湖の弱いお嬢ちゃん?」

純「ジュピター…!」

ジュピター「あの時私に惨めに負けたくせに、よくこんな所これたわね?」

純「私は強くなった!
今ならお前に負けない!」

ジュピター「ふふっ、いいでしょう
スカタンク!」ぽん!

スカタンク「グオー!」

純「エヌターク!」ぽん!

エヌターク(ストライク)「ストライー!」

728: 2010/10/20(水) 20:38:03.95 ID:METNk6AO
ナツメ「純、あなたなら勝てるわ
頑張って」

純「…はい!」

ジュピター「また惨めに負けなさい!
スカタンク、つじぎり!」

スカタンク「グオー!」だっ

純「エヌターク、こうそくいどう!」

エヌターク「」しゅっ!

スカタンク「!」

純「れんぞくぎり!!」

エヌターク「」ざきいいいい!!

スカタンク「!?」

729: 2010/10/20(水) 20:40:27.39 ID:METNk6AO
スカタンク「」ばたっ

スカタンクは倒れた

ジュピター「!?
な……!」

純「へへ…だから言ったでしょう?私は強くなったって!」

ジュピター「く……!
でもまだ終わってないわ!」かちゃ

サターン「ジュピター!」

730: 2010/10/20(水) 20:50:55.39 ID:METNk6AO
ジュピター「!
…サターンじゃない、どうしたのよ?」

純「!」

サターン「もう赤い鎖は完成した
早く来い!」

ジュピター「完成した?
…ふふ、お嬢ちゃん、そういうことだから…それじゃあね」

純「ま、待て!」

ナツメ「やめなさい!」

純「!」

ナツメ「今はそれよりも……来たみたいよ」

731: 2010/10/20(水) 20:55:31.66 ID:METNk6AO
たたっ

梓「純!」

紬「純ちゃん!」

純「梓!ムギ先輩!
それにみなさん!」

梓「まったく、純は…
心配したんだからね!」

紬「一人で先に行っちゃダメよ?」

純「すみません…
なんかいてもたっても居られなくて」

梓「まあ別に…いつものことだし」

純「おや?梓ちゃんは心配してくれたみたい?」

梓「し、してない!」

純「へへ…変わってないね、梓も」

梓「純…
えへへ…純もね」

紬「うふふ♪」

732: 2010/10/20(水) 20:59:10.09 ID:METNk6AO
イツキ「ナツメさん、お久しぶりです
それで、赤い鎖の方は?」

ナツメ「もう完成したそうよ」

イツキ「!!」

シロナ「じゃあ、早く行かなくちゃ!」

イツキ「行きましょう!」

733: 2010/10/20(水) 21:03:02.34 ID:METNk6AO
――――――――――――――――――――
集会所


梓紬純達「」たったっ

???「待ちなさい!」

梓紬純達「!!」

紬「ハンサムさん!」

ハンサム「ここから先にはギンガ団員が数え切れないほどいるぞ!
それに、集会を開いているそうだ」

梓「集会?」

734: 2010/10/20(水) 21:06:45.47 ID:METNk6AO
――――――――――――
アカギ「」ざっ

アカギ「ギンガ団の諸君!
改めて名乗ろう、私がアカギである」

わあああああああ!!アカギ様ああああ!!!

アカギ「さて、我々はこの不完全な世界で苦しみながら生きてきた」

アカギ「この世界に生きる人もポケモンも不完全であるがために醜く争い傷つけ合う…」

アカギ「私はそれを憎む!
不完全であることを全力で憎む!!
世界は完全であるべきだ!!!」

735: 2010/10/20(水) 21:11:28.73 ID:METNk6AO
アカギ「世界は変わらなければならない…」

アカギ「では変えるのはだれか?
それは私、アカギであり君たち、ギンガ団である」

アカギ「我がギンガ団は神話を調べ、伝説のポケモンを捕らえた
そして我がギンガ団は世界を変えるエネルギーを!
夢の力を手に入れたのだ!!」

736: 2010/10/20(水) 21:16:25.10 ID:METNk6AO
アカギ「そうとも諸君!
私が夢に描いてきた世界が現実のものとなる
テンガン山に行くもの、ここアジトに残るもの、それぞれ為すべきことは違えどもその心はひとつである」

アカギ「我々、ギンガ団に栄光あれ!」

わあああああああ!!!!!!!!

――――――――――――
ハンサム「なんと凄い…
27歳という若さで、ギンガ団の首領となっている男…アカギ!」

梓「あの人がギンガ団の…」

737: 2010/10/20(水) 21:19:24.20 ID:METNk6AO
紬「…?
梓ちゃん、あの人…どこかで会ったことなかった?」

梓「え…?
あ!言われてみれば…旅の初めやテンガン山で見ました!」

紬「…あの人だったなんて」

ハンサム「!
連中はもういなくなったぞ!」

イツキ「では、急ぎましょう」たたっ

梓「!」

梓「ハンサムさんは行かれないんですか?」

ハンサム「ああ、私はこのアジトをもっと調べるつもりだ
それに…四天王やジムリーダー、チャンピオンまでいるとなると私の出番はないだろう」

梓「そうですか…」

738: 2010/10/20(水) 21:23:08.58 ID:METNk6AO
紬「じゃあまた会いましょう!」

ハンサム「ああ!」しゅっ

ばっ しゅしゅっ しゅばっ だだだっ ききっ しゅっ

梓「やっぱり怪しい…」

紬「ふふ♪
さあ行きましょう、梓ちゃん」

梓「はい!」

739: 2010/10/20(水) 21:35:41.15 ID:METNk6AO
―――――――――――――――――――
アカギ「…」

アカギ「知識の神、ユクシー」

ユクシー「」ごぽぽ…

アカギ「意思の神、アグノム」

アグノム「」ごぽぽ…

アカギ「そして…感情の神、エムリット」

エムリット「」ごぽぽ…

アカギ「3体すべてを揃え、できる赤い鎖…
あとはこれを“やりのはしら”に持って行くだけだ」

740: 2010/10/20(水) 21:41:57.10 ID:METNk6AO
アカギ「サターン、ジュピター、マーズ」

サターン・ジュピター・マーズ「はっ」

アカギ「先に行っていろ」

サターン「?」

アカギ「私は…」

ばん!

純「見つけた!」

サターン・ジュピター・マーズ「!!」

アカギ「…私は、邪魔者を排除しよう」

741: 2010/10/20(水) 21:47:09.94 ID:METNk6AO
サターン「…」

サターン・ジュピター・マーズ「はっ」たっ

梓「!」

イツキ「行かせませんよ!」ぽん!

ネイティオ「トゥートゥー!」

アカギ「クロバット、エアスラッシュ!」

クロバット「」しゅばっ

どんっ!

ネイティオ「!?」

イツキ「!」

アカギ「邪魔されるわけにはいかない
早く行け!」

サターン・ジュピター・マーズ「はっ」たっ

イツキ「くっ…」

742: 2010/10/20(水) 22:01:51.58 ID:METNk6AO
アカギ「クロバット、どくどくのキバ!」

クロバット「」ぐおっ

ネイティオ「!」

イツキ「!
しまっ…」

シロナ「ガブリアス!」ぽん!

ガブリアス「グオー!」

シロナ「ストーンエッジ!」

ガブリアス「」ごごごごごごごご…

どがん!

クロバット「!!」だんっ

クロバットは倒れた

アカギ「!」

748: 2010/10/21(木) 20:02:43.28 ID:TBnJp6AO
シロナ「よくやったわ、ガブリアス」

ガブリアス「グオー!」

アカギ「…ふ、リーグチャンピオンか
なかなかのポケモンさばき…だが」ぽん!

マンムー「マンムー!」だっ

シロナ「!」

749: 2010/10/21(木) 20:06:18.55 ID:TBnJp6AO
アカギ「相性の壁は越えられるか!?」

シロナ「…大丈夫よ
大文字!!」

ガブリアス「」こあっ

アカギ「ふっ、まだまだ甘い!
マンムー、こおりのつぶて!」

マンムー「マンムー!」どっ

きいいいん!

ガブリアス「!?」

効果は抜群だ!

シロナ「…速い!!
ガブリアス!」

ガブリアス「」ばた

ガブリアスは倒れた

シロナ「…!」

750: 2010/10/21(木) 20:12:45.64 ID:TBnJp6AO
アカギ「ふ…
さあ、次は誰が相手だ?」

ざっ

シバ「俺が相手をしよう」

シロナ「!
シバさん…」

アカギ「いいだろう!」ぽん!

シバ「ウー、ハー!」ぽん!

ボスゴドラ「ガオー!」

エビワラー「シェイ!」

シバ「かみなりパンチ!」

エビワラー「」ぼすっ!

ボスゴドラ「!?」びりりっ

751: 2010/10/21(木) 20:15:36.79 ID:TBnJp6AO
シバ「ほのおのパンチ!」

エビワラー「」ぼあっ!

ボスゴドラ「!!」ぶああ

アカギ「…!!」

シバ「どうだ!エビワラーの強力なパンチ!
そして…極めつけは、このフットワーク!」

エビワラー「」しゅっしゅっ

シバ「れんぞくパンチ!」

エビワラー「」どどどどどどどど!!

ボスゴドラ「ガオー…!」ぐら…

シバ「ふ、もう戦う力残ってないんじゃないか?」

752: 2010/10/21(木) 20:29:27.62 ID:TBnJp6AO
アカギ「…それで勝ったつもりか?」

シバ「なに…?」

アカギ「自分のポケモンをよく見てみろ」

シバ「…?」ちら

エビワラー「シェイ…」じゅわあ…

シバ「!?
体力の消耗が激しい!これは…毒!?」

アカギ「そうとも
だが、毒ではない…猛毒だ」

シバ「どくどくをあのラッシュの中で打っていたとは…気づかなかった…クソッ!」

エビワラー「」ばたっ

エビワラーは倒れた

753: 2010/10/21(木) 20:40:45.91 ID:TBnJp6AO
アカギ「…四天王と言ってもこの程度か?
相手にならないな」

ざっ

キョウ「ファファファ、図に乗るな
貴様程度のトレーナーなど四天王の敵ではないわ!
ゴルバット!」ぽん!

ゴルバット「キシャー!」

アカギ「ジバコイル、かみなり!」ぽん!

ジバコイル「ジーバー!」かっ

ぴしゃあああああん!!

ゴルバット「」ばたっ

ゴルバットは倒れた

キョウ「ぬう…!!」

アカギ「…ふん」

754: 2010/10/21(木) 20:47:44.27 ID:TBnJp6AO
オーバ「ブーバーン!」ぽん!

ナツメ「ルージュラ!」ぽん!

デンジ「エレキブル!」ぽん!

ブーバーン「ブーバーン!」

ルージュラ「ジュラジュラー!」

エレキブル「ブルー!」

オーバ「遠慮はしねえ!」

デンジ「一気に3体で…」

ナツメ「勝負をつけるわ!」

アカギ「…ゴローニャ!」ぽん!

755: 2010/10/21(木) 20:56:27.11 ID:TBnJp6AO
オーバ「いけえ!!」

ブーバーン・ルージュラ・エレキブル「」だっ

アカギ「だいばくはつ!!」

ゴローニャ「」かっ!

オーバ「!」

どがああああああああああん!!!!

ナツメ「!?」

デンジ「ぐ…」

ブーバーン・ルージュラ・エレキブル「」

ブーバーンとルージュラとエレキブルは倒れた

756: 2010/10/21(木) 20:59:20.30 ID:TBnJp6AO
梓「そんな…みなさんがこうも簡単に…」

アカギ「お前達が不完全である限り、例えチャンピオンであろうと」

シロナ「…」

アカギ「四天王であろうと」

イツキ・キョウ・シバ「…」

アカギ「多勢でかかってこようと」

オーバ・デンジ・ナツメ「…」

アカギ「完全なる私には勝てん」

757: 2010/10/21(木) 21:02:08.63 ID:TBnJp6AO
紬「不完全、完全…?」

アカギ「さあ、私はもうテンガン山に行こう
追ってくるのならば、こい
どうせ止めることはできないがな
…せめてもの哀れみだ、そこのボタンを押せば、エムリット達は解放できる
さらばだ…!」しゅん!

ナナカマド「消えた…!」

758: 2010/10/21(木) 21:07:55.27 ID:TBnJp6AO
純「いや、今はそれよりも…ユクシー達を!」ぽちっ

がー…うぃーん

ユクシー・アグノム・エムリット「きゅるる!」ばっ

しゅばっ

紬「よかった…解放、されたのね」

梓「とりあえずこれで後はテンガン山に行って、ギンガ団を止めるだけです!」

純「この人数でいけば大丈夫だよね!」

イツキ「…!
それはどうでしょう?」

紬「え…?」

759: 2010/10/21(木) 21:10:52.07 ID:TBnJp6AO
たたたっ

???「はあはあ…」

オーバ「リョウ!?」

リョウ「」よろっ

オーバ「!」

がしっ

オーバ「大丈夫か!?
一体なにがあって…」

リョウ「大変…なんだ…
キクノさんが…キクコさんが…」

オーバ「キクノさんがなんだって!?」

デンジ「オーバ、落ち着いて」

オーバ「!
すまん…」

シバ(キクコ…?)

760: 2010/10/21(木) 21:14:14.16 ID:TBnJp6AO
リョウ「それと…ヨスガジムリーダーのキャサリンさんが…」

紬「キャサリン…!
さわ子先生がどうかしたんですか!?」

リョウ「!
そうか…君達はさわ子さんの教え子達か…
さわ子さんはキクコさんとキクノさんにさらわれ、て…」かくっ

オーバ「!!
おい、リョウ!」

ゆさっ

リョウ「」

オーバ「駄目だ…気を失っちまった」

761: 2010/10/21(木) 21:34:08.79 ID:TBnJp6AO
梓「…さわ子先生がさらわれた?」

紬「本当だったら大変だわ!」

純「…あのさ、キクコさんとキクノさんって誰なんだろ?」

オーバ「キクノさんは俺と同じシンオウ四天王さ」

シバ「キクコはカントー四天王だ」

梓「!?
そんな人達がなんで…?」

ナナカマド「!?」ばっ

シロナ「どうしたんですか?ナナカマド博士」

762: 2010/10/21(木) 21:37:32.39 ID:TBnJp6AO
ナナカマド「みんな、あれを見ろ!」

ごおおおお……

オーバ「な…なんだ?
あっちの方…とても暗い…」

デンジ「暗いというより、どす黒い?
まるで悪夢を見ているような…」

リョウ「ダーク、ライ…」よろっ

皆「!!」

763: 2010/10/21(木) 21:45:03.70 ID:TBnJp6AO
オーバ「リョウ、気づいたか!」

シバ「ダークライというのは?」

リョウ「人やポケモンに悪夢を見せるというシンオウの幻のポケモン…
キクコさんとキクノさんはダークライを使って世界征服をしようとしているんです…!」

皆「!?」

764: 2010/10/21(木) 21:53:43.36 ID:TBnJp6AO
ナナカマド「世界征服…だと?」

ぐらぐらぐら…

皆「!?」

純「今度はなにー!?」

ぽん!

ナマズン「ナーマ」

イツキ「!
ナマズン、どうして勝手に…」

ナマズン「ナーマ!」くいくいっ

イツキ「…!
震源があちらの方向だ、と?」

765: 2010/10/21(木) 21:56:51.31 ID:TBnJp6AO
紬「この先は…キッサキシティ?」

イツキ「そのようですね」

梓「キッサキシティでもなにか異変が!?」

イツキ「かもしれません
ナマズンを見てください」

ナマズン「」ぶるぶる

766: 2010/10/21(木) 22:08:30.00 ID:TBnJp6AO
オーバ「どうしたんだ?」

イツキ「ナマズンの特性、きけんよち…危険を1番に察知する特性です
元々ナマズンは地震に敏感ですが…
それ以上に!先程の地震、そしてキッサキの方から危険を察知しているんです」

シロナ「それって…」

イツキ「ええ、梓さんの言ったとおりキッサキでなにか異変があるんでしょう
…止めなければならないなにかが」

767: 2010/10/21(木) 22:12:41.00 ID:TBnJp6AO
オーバ「つうことはよ
テンガン山でギンガ団が、あっちの海の方でキクノさんとキクコさんが、キッサキシティでなにかが…
3つの事を全て止めなければならないってことだよな?」

イツキ「ええ、そうなりますね」

純「も~!ギンガ団だけでいっぱいいっぱいなのに、他のことなんか面倒みきれないっ!」

768: 2010/10/21(木) 22:15:49.98 ID:TBnJp6AO
梓「三手に別れるしかないですね…」

イツキ「はい
…ナツメさん」

ナツメ「ええ
紬、ユンゲラーを出して」

紬「え?あ、はい!
ユリ!」ぽん!

ユリ(ユンゲラー)「ユン!」

純「?
なにを…?」

梓「あ…そうか
運命のスプーンまげ…」

純「なるほど!」

769: 2010/10/21(木) 22:18:04.25 ID:TBnJp6AO
ナツメ「そう、これで誰がどこへ行くか決めるわよ
さあ、紬」

紬「はい
ユリ、スプーンを配って」

ユリ「」ゆん!

ぱしっ

紬「スプーンまげ!」

ばきっ

770: 2010/10/21(木) 22:21:44.06 ID:TBnJp6AO
―――――――――――――――
ナツメ「決まったわね
組み合わせはこうよ」


純・キョウ―キッサキシティ

紬・イツキ―ダークライ

梓・シバ・シロナ―テンガン山


771: 2010/10/21(木) 22:28:13.62 ID:TBnJp6AO
オーバ「おいおい、俺とデンジとリョウとナナカマド博士とあんたのスプーンが曲がってないぞ!?」

ナツメ「それはここにいろ、とスプーンが命じてるのよ」

オーバ「待機ってことかよ!」

ナツメ「違うわ
このアジトにいるギンガ団を鎮めるのよ」

デンジ「…なるほどね」

ナツメ「じゃあ…みんな、運命の針は動き出したわ!
自分に与えられた使命!しっかり果たしてきて!」

―20章完―

776: 2010/10/22(金) 21:16:18.64 ID:fICh9oAO
――――――――――――――――――
テンガン山


和(ゴヨウさん…見失ったけど、ここにいるのは間違いないわ
ゴヨウさん特有の…エスパー使い特有の気を感じる…)

和「キルリア!」ぽん!

キルリア「キュルー!」ぴかあああ

777: 2010/10/22(金) 21:20:22.17 ID:fICh9oAO
和「…」

和(キルリアの角が光ってる…
やっぱりゴヨウさんはこの先にいるのね)

和「行こう、キルリア」

キルリア「キュルー!」

和「」たっ

キルリア「キュルー」たっ

和(私が初めて手にしたポケモン、キルリアをくれたのもゴヨウさんだったっけ)

和「…」

778: 2010/10/22(金) 21:27:12.27 ID:fICh9oAO
和(私が初めてシンオウに来た時…)

―――――――――――――――――――――――――
二年前


シンオウ地方


バトルファクトリー


和「サクラビス、みずのはどうよ!」

サクラビス「ビース!」びゅおっ!

サイドン「」ばたっ

サイドンは倒れた

審判「挑戦者、和の勝ち!」

和「やった!」しゅうう

779: 2010/10/22(金) 21:33:02.71 ID:fICh9oAO
審判「ポケモンを回復いたします」

てんてんてこてん!

和「ありがとうございます」

審判「次はいよいよファクトリーヘッド・ネジキ様との戦いです
頑張ってください」

和「はい」

どろろん!

和「!」

???「ワーオ!君が挑戦者かい?
僕まで辿り着けたのはこれで2人目かな?」

和「…」

ネジキ「おっと…僕がファクトリーヘッドのネジキだよ!」

和「あなたが…
じゃあバトルを」

780: 2010/10/22(金) 21:39:38.93 ID:fICh9oAO
ネジキ「ちょっと待ってね」ぴぴぴぴ

ネジキ「…ふむ」ぴぴぴぴ

和「?」

ネジキ「ワーオ!
なるほど、君の選んだポケモンは…サクラビス・ガブリアス・バクーダだね!」

和「!」

ネジキ「…これじゃあ36パーセントってところかな?」

和「はい?」

ネジキ「まあまあ、じゃあバトルを始めようか!」

781: 2010/10/22(金) 21:46:28.96 ID:fICh9oAO
――――――――――――――
審判「カイリュー戦闘不能!サクラビスの勝ち!
よって勝者は挑戦者、和!」

ネジキ「そんな…僕が負けるなんて…!」

審判「これは勝者に与えられるシンボルです
どうぞ受けとってください」すっ

和「ありがとうございます」

782: 2010/10/22(金) 21:50:53.39 ID:fICh9oAO
ネジキ「…いやー、なかなかの知識を持ってるようだね
でも次に戦う時は負けないからね」

和「はい」

――――――――――――
うぃーん

和「…」とことこ

ぱちぱちぱち

和「!」

???「ふふ、いいバトルでしたよ
ネジキさんを倒すとはね」

783: 2010/10/22(金) 22:03:57.19 ID:fICh9oAO
和「…だれですか?」

ゴヨウ「これは失礼
私はゴヨウと言います」

和「真鍋和です」

ゴヨウ「和さんですか…
いやはや、大変豊富な知識をお持ちで」

和「そんなことは…」

ゴヨウ「いえいえ、謙遜なさらずに
しかし…このような公共の施設のバトルだけで終わらせるのもいかがなものかと思いますね」

和「?」

784: 2010/10/22(金) 22:08:57.26 ID:fICh9oAO
ゴヨウ「どうです?
その才能…もっと違うことに活かしてみませんか?」

和「え…?」

ゴヨウ「実は私、このシンオウで四天王をやらせてもらってましてね」

ゴヨウ「…四天王はご存知ですよね?」

和「はい、各地方にいるその地方の選ばれた4人の実力者…ですよね?」

ゴヨウ「その通りです」

和「…でも私、シンオウに来たばかりなのでシンオウ四天王のことはあまり知りませんけど」

ゴヨウ「…!」

785: 2010/10/22(金) 22:15:46.39 ID:fICh9oAO
ゴヨウ(シンオウに来たばかりなら、シンオウのポケモンも知らないはず…
それなのにファクトリーでしかもネジキさんに勝つとは…)

ゴヨウ「…四天王を目指す気はないですか?」

和「え…?」

ゴヨウ「私としても、いつか自分を継いでくれる弟子が欲しいものでね
和さんなら大歓迎なのですが」

和「で…でも、私…まだ10歳だし、自分のポケモンを持ってないですし」

786: 2010/10/22(金) 22:23:17.06 ID:fICh9oAO
ゴヨウ「なら問題ありません
10歳なら世間的にもう大人ですし、それに手持ちのポケモンも」ぽん!

ラルトス「ラール」

和「!」

ゴヨウ「ラルトスです
あなたに差し上げましょう」

和「でも…」

すっ

和「!」

ゴヨウ「さあ、私と一緒に行きましょう」

――――――――――――――――――――――――――――

787: 2010/10/22(金) 22:30:10.14 ID:fICh9oAO
和「…」たった

和(そして私は四天王を目指し、修行をした…
いや、今も修行中)

和(最初は四天王なんて乗り気じゃなかったけど…)

ざっ

和「!」

ゴヨウ「こんなところに何の用でしょうか?…和さん」

和「ゴヨウさん…」

788: 2010/10/22(金) 22:35:02.75 ID:fICh9oAO
――――――――――――――
トバリシティ


イツキ「ではみなさん、ここでまた一旦お別れですね」

オーバ「せっかく合流できたってのになー
俺は待機だしよ」

ナツメ「あなたの運命よ」

シバ「というより今はそんな場合じゃない
シンオウ…いや、世界の危機!
俺たちがなんとかしないといけない!」

デンジ「そうだよオーバ」

オーバ「ぐう…」

789: 2010/10/22(金) 22:39:42.41 ID:fICh9oAO
シロナ「とにかく、みんな頑張りましょう」

皆「おー!!!」

キョウ「行こうぞ、純」

純「はい!」

シバ「行くぞ、梓」

梓「はい!
シロナさんも!」

シロナ「ええ」

イツキ「さあ僕達も行きましょう、紬さん」

紬「…」

イツキ「…どうしました?」

紬「…私達、どこへ行けばいいんでしょうか?」

イツキ「……あ」

790: 2010/10/22(金) 22:44:15.43 ID:fICh9oAO
―――――――――――――――――
新月島


キクコ「現れたね!ダークライ!!」

ダークライ「…」ばっ

キクノ「ヌオー!」ぽん!

ヌオー「ヌオー!」

キクノ「ヌオー、みずでっぽう!」

ヌオー「」ぷしゅうう!

ばしゃっ

ダークライ「」ぶるるっ

791: 2010/10/22(金) 22:50:43.21 ID:fICh9oAO
キクノ「どうだい!」

ダークライ「…」うぃん

キクノ「……?」

ヌオー「Zzz…」

キクノ「!!
ダークホールか!」

ダークライ「…」ばっ

ヌオー「!?」ぐぐぐ…

キクノ「!?どうした、ヌオー!」

792: 2010/10/22(金) 22:53:34.84 ID:fICh9oAO
ダークライ「…」にや

ヌオーはあくむにうなされている!

キクノ「!
ナイトメアにあくむ…!」

ヌオー「」ぐたっ

ヌオーは倒れた

キクコ「…さがっていな、キクノ」

キクノ「!」

キクコ「私が相手だよ!ダークライ!!」

ダークライ「…」

793: 2010/10/22(金) 23:02:08.82 ID:fICh9oAO
キクコ「カゲボウズ!」ぽん!

カゲボウズ「カゲボー!」

ダークライ「…」うぃん

キクノ「!
またダークホール!?」

カゲボウズ「カゲボー!」きっ

ダークライ「…!?」

キクコ「フェフェフェ
私のカゲボウズは進化前でレベルは低いが、それ相応の特性を持っていてね」

794: 2010/10/22(金) 23:05:43.68 ID:fICh9oAO
キクコ「ふみん…それが私のカゲボウズの特性!
文字通り、眠らないのさ!
お得意のダークホールは無駄なんだよ!」

ダークライ「…!」

キクコ「カゲボウズ、シャドーボール!」

カゲボウズ「カゲボー!」どぎゅん!

ダークライ「…!?」ゆらっ

キクコ「今だ!」ぽいっ!

795: 2010/10/22(金) 23:08:47.09 ID:fICh9oAO
ダークライ「」かちっ

ころ ころ ころ ぴん!

キクコ「フェフェフェ…」にや

キクコ「ダークライゲットだよ…!!」

796: 2010/10/23(土) 08:46:30.59 ID:fXyeVwAO
―――――――――――――――――
トバリシティ


イツキ「…」

紬「ど、どうしよう!?」

イツキ「落ち着いてください」

紬「!」

イツキ「僕達だけサボれるじゃないですか
ハッハ、シバさん・キョウさんざまあみろ」

紬「ええ!?」

「それなら大丈夫です」

紬イツキ「!」

797: 2010/10/23(土) 08:53:30.56 ID:fXyeVwAO
リョウ「場所は僕がわかります」

イツキ「リョウさん!」

紬「場所が分かるって、本当ですか!?」

リョウ「うん…」

リョウ(思い出した…
ずいぶん昔にキクコさんとキクノさんが言ってた気がする…
『ダークライってポケモンがいて、そいつは新月島ってところに現れる』って…)

イツキ「その場所とは?」

リョウ「新月島です!」

紬「しんげつじま?」

イツキ「…ハクタイシティ沖の遠方に存在する島、ですか」

リョウ「はい」

798: 2010/10/23(土) 09:00:04.77 ID:fXyeVwAO
紬「早速行きましょう!」

イツキ「はい」

リョウ「あ…」

紬「?」

リョウ「その…僕も一緒に…」

ナツメ「駄目よ!」

リョウ「!!
ナツメさん!
な、なんでですか!?」

ナツメ「あなたの運命とは違うからよ」

リョウ「そんな…」

799: 2010/10/23(土) 09:07:13.49 ID:fXyeVwAO
ナツメ「あきらめなさい」

リョウ「う…運命なんてくそくらえだ!」

ナツメ「!」

リョウ「新月島には…僕の友達がさらわれているんです
大切な人達にも異変があって…」

リョウ「運命より友達の方が優先だ!
友達の為になら運命にだって、逆らってやる!!」

ナツメ「…」

800: 2010/10/23(土) 09:21:07.66 ID:fXyeVwAO
ナツメ「…ふ、逆らわずに済んだわね」

リョウ「…?」

ナツメ「自分のスプーンをみてみなさい」

リョウ「」さっ

ばきっ

リョウ「あっ…」

ナツメ「あなたの強い意思が運命を変えたのね
スプーンが命じてるわ
行きなさい、新月島へ」

リョウ「…はい!!」

イツキ「…んっふ」

紬「行きましょう!リョウさん!」

リョウ「うん!!」

たたたっ

ナツメ「…」

オーバ「かーっ、いいのかよ?行かせて」

ナツメ「…スプーンが決めたことよ」

オーバ「へっ、そんなこと言ってあんたはエスパー、スプーン曲げくらい楽勝だろ?」

ナツメ「…」

オーバ「…んまあ、とりあえず俺達はここのギンガ団の奴らをとっちめようぜ
運命とやらに従ってな」

ナツメ「…ふん」

801: 2010/10/23(土) 09:27:56.89 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
キッサキシティ


キッサキ神殿


ぐらぐらぐら…

レジギガス「ズッ…ズッ…」

プルート「むう…収まったか…?
無事か、ジンダイ!」

ジンダイ「ああ!」たっ

ジンダイ「…それにしても、目覚めてすぐにじしんとはやってくれるぜ」

プルート「ああ、油断できない
慎重にいけよ、ジンダイ」

ジンダイ「わかってるっつの
レジアイス、頼むぞ!」ぽん!

レジアイス「じゃきー!!」

802: 2010/10/23(土) 09:33:57.36 ID:fXyeVwAO
ジンダイ「れいとうビーム!」

レジアイス「」びびー!

ごあっ

レジギガス「ズッ…」

ジンダイ「ちいっ!全然効いてねえぜ!」

レジギガス「ズッ…」びゅおっ

ジンダイ「!?」

プルート「気をつけろ!レジギガスのにぎりつぶすだ!」

どおおお!!

レジアイス「」ばたっ

レジアイスは倒れた

ジンダイ「…!!
ちっ…レジアイス、戻れ」しゅうう

803: 2010/10/23(土) 09:38:12.44 ID:fXyeVwAO
ジンダイ「おいおい、冗談じゃねえぜ
にぎりつぶすっつうよりふきとばすじゃねえかよ…」

プルート「怖じけづいたか?」

ジンダイ「へっ!まさか!
レジロック!!」ぽん!

レジロック「ざざ ざり ざ」

ジンダイ「ストーンエッジ!」

レジロック「」ごごごごごごごご!!

804: 2010/10/23(土) 10:03:19.58 ID:fXyeVwAO
どがん!

ジンダイ「どうだ!これは効いただろ!」

レジギガス「ズッ…ズッ」

ジンダイ「!
ぐっ…これも効かないとはな」

レジギガス「」だだっ

プルート「まずいぞ!またにぎりつぶすだ!」

ジンダイ「へっ、やられる前にやる!
レジロック、だいばくはつ!!」

レジロック「」かっ!!

レジギガス「!」

どがああああああああああああああん!!!!!

805: 2010/10/23(土) 10:22:35.85 ID:fXyeVwAO
レジロック「」がくっ

レジギガス「…」よろっ

ジンダイ「へっ、さすがにこれは…」

レジギガス「ズッ…」

ジンダイ「!?
かろうじて瀕氏じゃない!?馬鹿な…!」

ジンダイ「レジギガス…なんて強いポケモンだ!
レジロックのだいばくはつをもってしても倒れないとは…!!
俺の負けだ…!!
………なーんてな」にや

レジロック「」びゅっ

レジギガス「!」

806: 2010/10/23(土) 10:29:49.93 ID:fXyeVwAO
ジンダイ「ストーンエッジ!!」

どおおおん!!

レジギガス「!?」

どさっ!

レジギガス「」ばたっ

レジギガスは倒れた

ジンダイ「いけえ!」ぽいっ

レジギガス「」かちっ

ころ ころ ころ ぴん!

ジンダイ「ふ…」がしっ

807: 2010/10/23(土) 10:33:41.20 ID:fXyeVwAO
プルート「ニョロボン、戻れ」しゅうう

プルート「…いい演技だったぞ」

ジンダイ「プルートこそな」

プルート「お前のレジロックがだいばくはつすると同時にわしがニョロボンをだし、ニョロボンの特性しめりけでだいばくはつができなかった…
レジギガスは何が起こったのか分からない」

ジンダイ「その隙を狙い、ストーンエッジと…
まあ即席にしてはいい作戦だったぜ」

プルート「ふん」

ジンダイ「とりあえず、これでレジギガスをゲットだ」

プルート「くくく…」

808: 2010/10/23(土) 10:36:11.08 ID:fXyeVwAO
とりあえずここまでです
見てくださった人ありがとうございました~♪
続きは書き溜め終わり次第投下します

809: 2010/10/23(土) 20:59:22.75 ID:fXyeVwAO
続き投下します!

810: 2010/10/23(土) 21:04:54.90 ID:fXyeVwAO
プルート「ついに…ついにこの時がきた!!
ジンダイよ!わし達が世界を手に入れる時がきたのだ!!!」

ジンダイ「ふっ、ずる賢いなプルートは
まさかギンガ団と同時に動き出して他の注意を反らすなんてな
…だが一つだけ聞きたい」

プルート「なんじゃ?」

ジンダイ「注意を反らす…って誰の注意をだ?
俺達を邪魔する奴らがいるのかよ?」

プルート「…」

811: 2010/10/23(土) 21:07:05.15 ID:fXyeVwAO
プルート「ギンガ団の幹部や下っ端たちが言ってたことでな…
“ギンガ団の計画を邪魔する奴らがいる”とな」

ジンダイ「…ほう」

プルート「しかし、先程の地震で奴らが感づいたかもしれんな
わし達の計画に」

ジンダイ「だが奴らはギンガ団を止めようとしてるんだろ?
じゃあ俺達には…」

がちゃあああん…

ジンダイ「!」

プルート「…やはり来たようじゃな」

812: 2010/10/23(土) 21:13:41.01 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
キッサキ神殿入口


純「ここだね!」ばん!

がちゃあああん…

キョウ「馬鹿者、もう少し静かに開けんか
敵に気付かれるだろう」

純「えー?やっぱり、ばああーん!っていった方がカッコイイじゃないですかあ」

キョウ「…またお前はそんなことばかり気にして」

813: 2010/10/23(土) 21:16:25.19 ID:fXyeVwAO
純「いいじゃないですかあ
ヒーローは颯爽とかっこよくがいいんですよ!」

キョウ「さっきのお前のどこが颯爽としていたんだ」

純「んー、でもカッコイイって点では忍者もいいですよねー
しゅばっ!しゅっしゅ!って感じが」

キョウ「意味がわからん」

814: 2010/10/23(土) 21:19:45.21 ID:fXyeVwAO
純「やっぱり忍者になれて良かったですよ!」

キョウ「だから卵だと言っておろう」

純「卵でもいいですよ!
忍者は忍者です!」

キョウ「…とりあえず喋っていないで早く行くぞ」

純「はい!」

815: 2010/10/23(土) 21:24:53.44 ID:fXyeVwAO
―――――――――――――――――――
ハクタイシティ


イツキ「この先の海ですが…」

紬「行けそうにないですね」

リョウ「見事にギンガ団のビルが邪魔していますね」

イツキ「…ふむ、どうしたものでしょう」

紬「…あっ」

イツキ「?」

紬「ミオシティの船はどうでしょう?」

リョウ「その手があったね」

816: 2010/10/23(土) 21:31:26.67 ID:fXyeVwAO
イツキ「んっふ、それでは早速行きましょうか
ネイティオ!」ぽん!

ネイティオ「トゥートゥー」

リョウ「バタフリー!」ぽん!

バタフリー「フリーフリー!」

紬「…」

イツキ「おっと、紬さんは空を飛べるポケモンがいませんでしたね」

紬「あ、はい」

イツキ「では僕のポケモンを貸しましょう
ネイティオ!」ぽん!

ネイティオ2「トゥートゥー」

紬「ありがとうございます♪」

イツキ「では、急ぎましょう」

ばささっ

817: 2010/10/23(土) 21:47:17.36 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
テンガン山


たった

梓「ふう」

シバ「大丈夫か?梓」

梓「あ、はい
すみません」

シロナ「…少し休みましょうか
ずっと走りっぱなしだったし」

シバ「そうだな」

梓「…」すたっ

818: 2010/10/23(土) 22:04:14.72 ID:fXyeVwAO
シロナ「…実は大事な話があるの
ちょっと話す暇がなかったから他のみんなには言ってないんだけど…」

シバ「む…?」

梓「?」

シロナ「ナナカマド博士とシンオウのことを調べてたんだけど、それでいくつかギンガ団に関係していそうなことが分かったの」

シロナ「…この世界とは違う世界があるって知ってるかしら?」

819: 2010/10/23(土) 22:06:27.94 ID:fXyeVwAO
梓「なんですか、それ?」

シロナ「反転世界…というのかしら?この世界とは反対側の世界のことよ
その反転世界を支配しているギラティナというポケモンがいるの」

シバ「…ギラティナか」

シロナ「そのギラティナは反転世界にたった一匹で住んでるわ
ギラティナはね、反転世界をずっと守ってるの
多分、ギンガ団がディアルガとパルキアを使い、この世界を壊すというなら反転世界にも当然影響が出てくる…
反転世界を荒らされたギラティナはどうすると思う?」

820: 2010/10/23(土) 22:18:52.21 ID:fXyeVwAO
シバ「…当然、怒り狂うだろうな」

シロナ「そう、そして暴れ回った結果世界を崩壊させちゃうわ」

梓「…どちらにしろギンガ団の思う壷ですね」

シロナ「そう、それは阻止しなければならない
…でもね、もっと重要視するべきことがあるの」

梓「なんですか?」

シロナ「ディアルガ・パルキア・ギラティナがぶつかり、世界の秩序が乱れたその時、現れるポケモンがいるの」

821: 2010/10/23(土) 22:23:09.79 ID:fXyeVwAO
シロナ「…世界を創造した、世界の秩序を守るポケモン……アルセウス」

シバ「世界を創造したポケモンだと…?」

梓「で、でも世界の秩序を守るポケモンなら世界を守ってくれるんじゃ…」

シロナ「確かにそうね
でもね、アルセウスはポケモン…もしボールに納められたら従うしかないわ」

シバ「…」

822: 2010/10/23(土) 22:30:26.76 ID:fXyeVwAO
シロナ「そして、ギンガ団がアルセウスのことを知っていて、アルセウスを捕まえたのなら…大変なことになるわ」

シバ「世界の創造神が破壊神となるわけか…」

シロナ「…私が調べたことは全て話したわ
休憩も終わりね
そろそろ行かないと」

シバ「ああ」たっ

梓「はい」たっ

823: 2010/10/23(土) 22:52:22.98 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
ミオシティ


リョウ「なんでダメなんですか!?」

船乗り「うーん…そう言われましても…」

リョウ「…」

イツキ「…困りましたね」

紬「どうしよう…」

船乗り「すみませんが、お引き取りくだs」

???「おい、どうしたんだ?」

824: 2010/10/23(土) 23:11:41.44 ID:fXyeVwAO
船乗り「あっ、トウガンさん!」

紬「え?」

トウガン「む?」

紬トウガン「あっ」

―――――――――――――――――――
トウガン「ほう、新月島か!」

紬「そうなんです、一刻も早く行かないといけなくて」

トウガン「いいだろう!
鋼鉄島の礼もまだしてなかったからな!
おい、今から新月島に行くぞ!」

船乗り「えー!?」

825: 2010/10/23(土) 23:45:33.74 ID:fXyeVwAO
トウガン「さっさとせんか!」

船乗り「は、はい!」

紬「あの…いいんですか?」

トウガン「かまわん!
むしろこちらから頼みたいぐらいだ!はっはっは!」

紬「ふふ…ありがとうございます♪」

826: 2010/10/23(土) 23:48:22.60 ID:fXyeVwAO
トウガン「なんの!
では、乗ってくれ!」

紬「はい!」

イツキ「んっふ、運が良かったですね」

リョウ「助かったあ」

紬「ふふ♪」

イツキ「…」

イツキ(やはり…僕の勘に間違いはないようですね)

827: 2010/10/23(土) 23:54:08.09 ID:fXyeVwAO
――――――――――――――――――
テンガン山


ゴヨウ「久方ぶりですね」

和「…」

ゴヨウ「ふ…
なにもないようでしたら、私は行きますね
急いでいるもので」

和「…ですか?」

ゴヨウ「はい?」

和「私を…最初からギンガ団に入れるために鍛えたっていうのは本当ですか?」

ゴヨウ「…ふ、さて?」ざっ

828: 2010/10/24(日) 00:30:51.31 ID:m//CjcAO
和「!
キルリア!」ぽん!

キルリア「キュルー!」

ゴヨウ「!
…なんのつもりでしょう?」

和「行かせません
あなたが悪いことをしようとしているのなら…!」

ゴヨウ「…ふっ、いいでしょう」

ゴヨウ「エーフィ!」ぽん!

エーフィ「フィー!」

829: 2010/10/24(日) 00:34:11.08 ID:m//CjcAO
和「キルリア、マジカルリーフ!」

キルリア「キュルー!」しゅしゅしゅ

ゴヨウ「エナジーボール!」

エーフィ「フィー!」どぴゅん!

どがああああん!!

和「バネブー!
サイケこうせん!」ぽん!

バネブー「ブー!」びゅびゅびゅ!

ゴヨウ「!
ドータクン、ひかりのかべ!」ぽん!

ドータクン「ゴオオオ」うぃん

きいん!

バネブー「!?」

830: 2010/10/24(日) 00:53:43.46 ID:m//CjcAO
和「!」

ゴヨウ「ふ、随分好戦的ですね
なかなかの勢いですよ
ですが、ひかりのかべであなたのポケモンの攻撃は私のポケモンに届きませんよ」

和「バネブー、とびはねる!」

バネブー「」ぴょん!

しゅっ

バネブー「ブー!」どがっ

エーフィ「フィ!?」

ゴヨウ「!
やはり物理攻撃できましたか…」

ゴヨウ「ですがそれも対策済み!
ドータクン、リフレクター!!」

ドータクン「ゴオオオ」うぃん

和「…!」

831: 2010/10/24(日) 00:57:43.93 ID:m//CjcAO
ゴヨウ「これで物理攻撃も封じましたよ」

和「く…」

ぴかっ!

和「!?」

バネブー「ブー…!?」めきめき…

ゴヨウ「!」

ぴかああああ!

ブーピッグ「ブー!」

和「進化…!!」

ブーピッグ「ブー!」くいっ

和「!
そうか…!
ブーピッグ、お願い!」

ブーピッグ「」だっ

832: 2010/10/24(日) 01:11:24.69 ID:m//CjcAO
ゴヨウ「無駄ですよ!
ドータクン、あやしいひかり!」

ドータクン「」ひゅううん!

ブーピッグ「ブー!」ぷいっ

和「ブーピッグの特性、マイペース!
混乱はしませんよ!
ブーピッグ今よ!かわらわり!!」

ブーピッグ「ブー!」ぱああああん!!

ゴヨウ「!!
リフレクターとひかりのかべが…!」

和「かわらわりはリフレクターとひかりのかべを壊し、相手に攻撃ができる!
いけえ!!」

ブーピッグ「ブー!」ばああああん!!

ドータクン「!?」くらっ

ばたっ

ドータクンは倒れた

ゴヨウ「くっ…!」

833: 2010/10/24(日) 01:17:00.17 ID:m//CjcAO
和「よし!」

和(ゴヨウさんの手持ちで1番強いドータクンを倒せた!あとは…)

ゴヨウ「ふ…ドータクン程度を倒せただけで勝ち誇ってませんか?」

和「え…」

ゴヨウ「いいでしょう
見せてあげましょう、私の切り札を!」ぽん!

???「クルース!」

和「!?
なに…?あのポケモン…」

834: 2010/10/24(日) 01:27:43.30 ID:m//CjcAO
ゴヨウ「サイコキネシス!!」

???「」ういいいいん!!

ブーピッグ・キルリア「!?」

和「…!!」

どがあああああん!!

ゴヨウ「戻りなさい!」しゅうう

ゴヨウ「ふ…」ざっざっ

835: 2010/10/24(日) 01:30:04.06 ID:m//CjcAO
――――――――――――――――――
やりのはしら

ざっざっ

アカギ「……」

サターン「!
アカギ様!」

アカギ「赤い鎖は?」

ジュピター「今準備しています」

アカギ「そうか」

サターン「もうすぐでこの世界ともお別れですね」

マーズ「そしていよいよ始まりますね!私達の世界が!時代が!!」

アカギ「ふ、そうだな」

ざっ

アカギ「!
やっと来たか、ゴヨウ」

ゴヨウ「ああ、少し邪魔が入ってな」

アカギ「…これで全員揃ったな」

アカギ「さあ…不完全な世界とはおさらばだ
完全なる世界の始まりだ…!!」

―21章完―

843: 2010/10/25(月) 22:10:57.83 ID:4Is.wMAO
アカギ「…」

サターン「?」

アカギ「邪魔者は…奴らはまた我々を邪魔しにくるだろう」

アカギ「サターン、マーズ、ジュピター
奴らが来たら…わかってるな?」

サターン・マーズ・ジュピター「はっ」

844: 2010/10/25(月) 22:31:09.61 ID:4Is.wMAO
―――――――――――――――――――
テンガン山


たった

梓「!」ぴたっ

シロナ「どうしたの?」

梓「?
誰かいる…?」

シバ「?」

シロナ「トゲキッス、フラッシュ!」ぽん!

トゲキッス「」ぴかっ!

845: 2010/10/25(月) 22:33:11.59 ID:4Is.wMAO
和「!」

梓「和先輩!?」

和「梓ちゃん…」

シバ「!」

梓「どうしたんですか!?こんなところで…」ちらっ

ブーピッグ・キルリア「」ぐたっ

梓「ポケモン達もこんなに傷ついて…」

和「…」

846: 2010/10/25(月) 22:46:21.35 ID:4Is.wMAO
シバ「…ゴヨウさんか?」

和「!」

シバ「ゴヨウさんがギンガ団に協力していることは聞いた
お前はゴヨウさんを追っていたらしいし
ゴヨウさんと戦ったのか?」

和「そうです…」

和「ゴヨウさんを追いかけても意味ないって分かってた…
なのに追いかけて…ポケモン達も傷つけて…
なにをやってるんですかね、私…」

シバ「……」

梓「和先輩…」

847: 2010/10/25(月) 22:55:29.40 ID:4Is.wMAO
和「…でも私、どんなに傷ついてもゴヨウさんの気持ちを確かめたいんです
そして、ゴヨウさんがなにを思っていようと、改心させてみせます」

シバ「ふ、いい目だ
…和、ゴヨウさんがどうあろうと今止めるべきはギンガ団
ギンガ団を止めればゴヨウさんも変わるかもしれん」

梓「一緒にギンガ団を止めましょう!」

和「…ええ!」

梓「はい、掴まってください!」すっ

ぐいっ

しゅたっ

和「ありがとう」

梓「いえ…」

梓「さあ、目指すはテンガン山頂上…やりのはしらです!」

848: 2010/10/25(月) 22:58:15.93 ID:4Is.wMAO
―――――――――――――――――――
キッサキ神殿


純「むー…」

キョウ「……」

純「本当にここでいいんですか?
人っ子ひとりいませんよ」

キョウ「…ぬ
しかしこの街の住人に聞いたことが確かなら、ここで合ってるはずだがな」

純「むー…」

849: 2010/10/25(月) 23:05:06.42 ID:4Is.wMAO
きらっ

キョウ「!」

キョウ「危ないっ!」だっ

純「えっ?」

ぶおおおおお!!

純「きゃっ!?」

キョウ「ぬう!!
これは…ふぶき!?」

どがああん!!

レジアイス「じゃきー!!」

キョウ「ぬう…!?あのポケモンは…レジアイス!」

850: 2010/10/25(月) 23:09:37.50 ID:4Is.wMAO
ジンダイ「へっ、本当に邪魔しに来やがったな!」

プルート「まったく、簡単にはいかないな何事も」

キョウ「!
何奴っ!?」

ジンダイ「俺はジンダイ!」

プルート「わしはプルート」

ジンダイ「お前達は俺達を邪魔しに来たんだろ?」

851: 2010/10/25(月) 23:14:58.66 ID:4Is.wMAO
キョウ「お前達、何が狙いだ!」

ジンダイ「ふ…
一言で言うと、そうだな……世界征服!!」

レジアイス「じゃきー!!」

キョウ「!?」

ぶおおおおお!!

純「う…なんて強い風なの…!?」

ジンダイ「はっはっは!
どうだ、伝説のポケモンの力は!!」

純「ぐ…」

852: 2010/10/25(月) 23:19:19.15 ID:4Is.wMAO
キョウ「甘いわ!!」

ジンダイ「あん?」

キョウ「アリアドス、いとをはく!」

アリアドス「」ぷしゅうう!

レジアイス「!?」

ぶおおおおお……

純「ふぶきが収まった!」

キョウ「いけえ、純!!」

純「はい!
エヌターク、かまいたち!!」ぽん!

エヌターク(ストライク)「ストライー!」

ぶああああ!!

きいいいん!!!

レジアイス「じゃきー!?」ぐらっ

ジンダイ「!?
…ちぃっ!!」

853: 2010/10/25(月) 23:24:15.40 ID:4Is.wMAO
たっ

キョウ「いい攻撃だったぞ、純!」

純「はい!」

ジンダイ「くそっ、いつの間にふぶきを逃れたんだ…」

キョウ「ふ、知りたいか?
あれだ!」

こと…

ジンダイ「…?
なんだあれ、木…?」

キョウ「変わり身の術!
それでかわしたのさ!」

ジンダイ「変わり身の術だと?」

プルート「…なるほど
おぬし、忍者の末裔か」

キョウ「その通り」

ジンダイ「忍者~?
そんなの今の時代にいるのかよ」

プルート「目の前にいるだろう
今の変わり身の術…本物じゃないか」

ジンダイ「…よくわかんねえけど、まあとりあえず…
こいつらを除けば、俺達の夢は叶うんだから叩き潰しゃあいいな!?」

プルート「ああ」

キョウ「ふん、やれるものならやってみろ」

純「私達もそれなりだから簡単にはいかないよ!」

855: 2010/10/26(火) 05:31:48.09 ID:TNu9oIAO
―――――――――――――――――――
新月島


紬「ありがとうございました♪」

トウガン「ああ、困った時はいつでも呼んでくれ」

イツキ「では急ぎましょう」

紬「はい!」

856: 2010/10/26(火) 05:36:45.47 ID:TNu9oIAO
―――――――――――――
キクコ「さあて…
ゲンガー!」

ゲンガー「ゲーンガー」

さわ子「…」

キクコ「まずはさわ子で試してみるかい
ダークライ!」ぽん!

ダークライ「…」

キクコ「あくむ!」

ダークライ「…」

さわ子「…!?」

さわ子「~~~っ!」がたがた

857: 2010/10/26(火) 05:40:53.57 ID:TNu9oIAO
キクノ「随分うなされてるね」

キクコ「ナイトメアも加わってとても苦しいだろうねえ」

キクノ「このパワーなら世界征服…やはり夢じゃないね」

キクコ「ああ
フェフェフェ、あとは世界をダークホールで包んじまえば目的遂行だね」

キクコ「それをするには膨大な力が必要…
そのためにあくむとナイトメアで力を吸い取っちまいなあ!」

858: 2010/10/26(火) 05:43:21.75 ID:TNu9oIAO
ダークライ「…」きっ

さわ子「!!」がたがた

リョウ「やめろおー!!」ばっ

キクコ・キクノ「!!」

リョウ「うおおお!!」ぶんっ

キクコ「!」ぱしっ

さっ

リョウ「!?」どさあっ

859: 2010/10/26(火) 05:49:19.48 ID:TNu9oIAO
キクコ「リョウか…
いきなり殴り掛かってくるとはね
トレーナーはトレーナーらしく、ポケモンでかかってきなあ!!」

リョウ「ぐ……
ヘラクロス、かわらわりぃ!!」ぽん!

ヘラクロス「ヘラクロー!」ぶんっ

ダークライ「…」ゆらっ

ヘラクロス「!?」どさあっ

リョウ「!」

キクコ「同じ手でかわされるとは…
リョウ、あんた昔からちっとも変わってないね
感情に身を委ねると負けるよ?」

リョウ「うるさい!」

860: 2010/10/26(火) 05:53:31.25 ID:TNu9oIAO
紬「リョウさん!」たたっ

リョウ「!」

キクコ・キクノ「!」

紬「大丈夫ですか?」

イツキ「どうやら彼女達が敵のようですね」

リョウ「さわ子さんをさらったのもあいつらですよ」

紬「…!
さわ子先生!?」

さわ子「」

ゲンガー「キシシシ!」

861: 2010/10/26(火) 05:56:21.84 ID:TNu9oIAO
紬「さわ子先生に何があったんですか!?」

リョウ「ゲンガーの催眠術で眠らされているんだ」

イツキ「…ダークライもゲットされてしまったようですね」

リョウ「…みたいですね」

イツキ「とりあえず、さわ子さんを解放させるのが優先でしょう
そのためにはゲンガーを倒さなければなりません」

862: 2010/10/26(火) 05:59:34.77 ID:TNu9oIAO
キクコ「フェフェフェ、丸聞こえだよ
さわ子は解放させないさ」

キクノ「…」

ダークライ「…」

イツキ「3対3…
頭数では合っていますが」

紬「でもそれじゃあさわ子先生を解放できないわ!」

イツキ「…」

イツキ「まあやってみるしかありませんね
この間にもさわ子さんの容態が悪くなるかもしれません」

863: 2010/10/26(火) 06:03:28.69 ID:TNu9oIAO
リョウ「じゃあ僕はダークライを引き付けましょう!その間に…」キクコ「つべこべ言ってんじゃないよ!いけえ、ヤミラミ!」ぽん!

ヤミラミ「ヤミー!」だっ

紬「!」

イツキ「ネイティオ!」ぽん!

ネイティオ「トゥートゥー!」ばっ

ヤミラミ「!」

864: 2010/10/26(火) 06:08:41.65 ID:TNu9oIAO
イツキ「あなたはさわ子さんを!」

紬「はい!」

キクコ「ちい!行かせないよ!
ダークライ!!」

ダークライ「…」ゆらり

紬「!」

リョウ「メガホーン!」

どがああん!!

ダークライ「!?」

ヘラクロス「ヘラクロー!」

リョウ「お前の相手は僕だ!」

ダークライ「…」

紬「」たっ

865: 2010/10/26(火) 06:11:26.41 ID:TNu9oIAO
キクノ「私を忘れてないかい!
行かせないよ!!」ぽん!

ドサイドン「ガオー!」

イツキ「ふんもっふ!!」

どおおおおおん!!

ドサイドン・キクノ「!?」

フーディン「フー!」ばんっ

イツキ「僕のフーディンは指示がなくても戦えるよう指示してあります!」

866: 2010/10/26(火) 06:13:44.83 ID:TNu9oIAO
リョウ「全員抑えました!早くさわ子さんを!」

紬「ありがとうございます!」たっ

キクコ「させるかあ!!」

ヤミラミ「ヤミー!!」だっ

イツキ「つばめがえし!」

ネイティオ「トゥートゥー!」どすっ

ヤミラミ「ヤミー!?」どさあっ

キクコ「ぐう…!!」

867: 2010/10/26(火) 06:18:24.65 ID:TNu9oIAO
紬「」たたっ

ゲンガー「ゲッ!!」

紬「ユリ!レン!」ぽん!

レン(ドンファン)「バオー!」

キクコ「ゲンガー!させるなあ!!」

紬「レン、転がる!」

レン「」ごろごろ…

キクコ「かわせ、ゲンガー!」

ゲンガー「キシシシ!」しゅっ

868: 2010/10/26(火) 06:23:28.64 ID:TNu9oIAO
キクコ「よしっ!」

イツキ「…んっふ」

キクコ「!
なにが可笑しい!?」

イツキ「いえ何も…
ただ、紬さんのドンファンの転がるを舐めてはいけませんよ」

キクコ「…?」

869: 2010/10/26(火) 06:26:04.80 ID:TNu9oIAO
紬「ユリ!」ぽん!

ユリ(ユンゲラー)「ユン!」

紬「サイコキネシス!」

ユリ「ユン!」うぃん!

レン「」ふわっ

ユリ「」くいっ

キクコ「!」

紬「まっがーれ!!」

レン「バオー!!」どがああん!!

ゲンガー「!?」

870: 2010/10/26(火) 06:30:09.85 ID:TNu9oIAO
――――――――――――――――――
テンガン山頂上


やりのはしら


梓・シバ・シロナ「」たんっ

梓「着いた…!!」

和「…ここがやりのはしら!!」

シロナ「…妙ね」

シバ「ああ…随分と静かだな」

871: 2010/10/26(火) 06:33:09.13 ID:TNu9oIAO
シロナ「…」すっ

ひゅんっ!

シロナ「!
ガブリアス!」ぽん!

ガブリアス「グオー!」

ひゅっ!

ガブリアス「!?」ざざっ

シロナ「…!
さっさと姿を現しなさい!
ガブリアス、だいもんじ!」

ガブリアス「~~っ!」ぶるぶる

シロナ「!
怯んでる!?」

872: 2010/10/26(火) 06:38:07.46 ID:TNu9oIAO
???「今のはこの子のねこだましよ」

ブニャット「ニャー!」

シロナ「ブニャット!」

???「はあ~い、また会ったわね
金髪の女と黒髪ツインテールの女」

梓「!!
マーズ…!」

マーズ「あら覚えててくれたんだ~光栄ね~」

873: 2010/10/26(火) 06:41:03.76 ID:TNu9oIAO
梓「あなたたちの首領はどこですか!」

マーズ「ふっ…いきなりアカギ様に会わせるわけないでしょ~」

マーズ「まあこの奥にいるんだけどさ~
でも…私が行かせないからねえ!!」

ブニャット「ニャー!」だだっ

梓「さわちゃ…」シロナ「トリトドン!」ぽん!

トリトドン「ぽわ~!」ぐちょぐちょ

梓「!」

874: 2010/10/26(火) 06:45:25.02 ID:TNu9oIAO
シロナ「ここは私に任せて!
一人一人相手にしてたらキリがないわ!
先に行ってて!」

梓・和「はい!」たっ

シバ「すまんな」だっ

マーズ「あ~らら、逃げられちゃった~」

シロナ「…また戦えるわね
あの時は勝負がつかなかったから」

875: 2010/10/26(火) 06:47:08.23 ID:TNu9oIAO
マーズ「エムリットを捕らえることが目的だったからね~
別にあんたとのバトルに興味なかったし~」

シロナ「そう…
トリトドン、だいちのちから!」

トリトドン「ぽわ~!」どどどど…!!

どおん!!

ブニャット「ニャー!?」

シロナ「じゃあ今度は、私とのバトルに興味を持たせてあげる…!!」

マーズ「…ふ~ん」

876: 2010/10/26(火) 06:49:18.71 ID:TNu9oIAO
――――――――――――――――――
シバ「梓!和!
お前たちは首領を追え!」

梓「え!?シバ先生は…」

サターン「ドクロッグ!」

ジュピター「スカタンク!」

ドクロッグ「グエー!」

スカタンク「グオー!」

梓和「!!」

877: 2010/10/26(火) 06:51:45.87 ID:TNu9oIAO
どがあああああん!!

梓「し、シバ先生!」

ぱらぱら…

カイリキー「リキー!」がしいっ

ドクロッグ・スカタンク「!」

シバ「あてみなげ!!」

カイリキー「」ばちいいいん!!

ドクロッグ・スカタンク「!?」

サターン・ジュピター「…!!」

シバ「大丈夫だ!早くいけ!!」

梓「…はい!!」だっ

878: 2010/10/26(火) 06:54:57.59 ID:TNu9oIAO
―――――――――――――――――――
キッサキ神殿


ジンダイ「レジアイス、もう一回かましてやれ!
ふぶき!!」

レジアイス「じゃきー!!」

ぶおおおおお!!

純「!」

キョウ「ぬ…!
だが…」

879: 2010/10/26(火) 06:58:05.22 ID:TNu9oIAO
プルート「ノズパス、とおせんぼう!」ぽん!

ノズパス「ノーズ!」

ばちいい!

キョウ「!!
く…しまった!」

ジンダイ「逃げられねえぜ!
レジアイス、もっと強くふぶきだ!!」

レジアイス「じゃきー!!」

ぶおおおおおおおおお!!!!

純「うっ…」

キョウ「ぬう…!」

880: 2010/10/26(火) 07:02:36.90 ID:TNu9oIAO
ジンダイ「はっはっは!
勝負ありだ!レジロック!」ぽん!

レジロック「じじ ぜじ ぞ」

ジンダイ「ストーンエッジ!」

レジロック「」どどどどどど!!

ばああああん!!

純キョウ「!?」

エヌターク「ストライッ!?」

効果は抜群だ!

純「!
エヌターク!」

エヌターク「ストライ…」

881: 2010/10/26(火) 07:04:45.74 ID:TNu9oIAO
ジンダイ「はっはっは!
見たか!これが古代の力だ!!」

純「…くっ」

キョウ「純!」しゅたっ

純「!」

キョウ「混乱するな
相手は伝説ポケモン…
だが、修行の通りやれば絶対に勝てる
純、お前ならやれる!」

純「…はい!」

882: 2010/10/26(火) 07:06:34.29 ID:TNu9oIAO
ジンダイ「なにやっても無駄だぜ?」

純「エヌターク戻って!」しゅうう

純「ラプンーソ!」ぽん!

ラプンーソ(エンペルト)「エーン!」

純「修行の末、ついに最終進化!
新たな姿のラプンーソの力、見せてあげる!」

ジンダイ「へっ、レジロック!軽くいなしてやれ!」

レジロック「じじ ぜじ ぞ」

純「アクアジェット!」

ラプンーソ「」しゅばっ!

883: 2010/10/26(火) 07:08:34.46 ID:TNu9oIAO
ジンダイ「へっ!アクアジェット程度受け止めてやれ!」

純「アクアジェット程度?
ただのアクアジェットだと思わないことだね!」

ジンダイ「?」

ラプンーソ「エーン!」しゅっ

どがっ!

レジロック「!」

かきいいいっ!

レジロック「」かちっ

ジンダイ「なに!?
凍っただと!?」

884: 2010/10/26(火) 07:10:52.41 ID:TNu9oIAO
ラプンーソ「エーン!」たっ

純「へへっ、やったね!上手くできた!」

ジンダイ「なにをやったあ!」

純「ふふん、今のは合成技!」

ジンダイ「合成技?」

純「アクアジェットとれいとうビームを合わせた合体技なのだ!」

ジンダイ「合体技だと?」

プルート「なるほど…
なかなか考えられておるの」

885: 2010/10/26(火) 07:13:19.41 ID:TNu9oIAO
純「レジロックは凍ってしまって動けない!
今がチャンス!ラプンーソ、ハイドロポンプ!」

ラプンーソ「」ぶしゅううううう!!

レジロック「」ばしゃあああん!!

効果は抜群だ!

レジロック「」ばたっ

レジロックは倒れた

ジンダイ「!!」

純「ふふん、どんなもんだい!」

886: 2010/10/26(火) 07:16:41.30 ID:TNu9oIAO
キョウ「いいぞ、純!その調子だ!」

純「はい!」

プルート「…ふ、なるほど
伊達にわし達を邪魔しにきたのではないな」

プルート「ジンダイ、舐めてかかるとお前でも敵わんぞ」

ジンダイ「わーってるよ
レジアイス!」

レジアイス「じゃきー!」

純「次はレジアイスか!
負けないよ!」

887: 2010/10/26(火) 07:18:50.76 ID:TNu9oIAO
プルート「…」

しゅたっ

プルート「!」

キョウ「ファファファ、私達も戦おうぞ」

プルート「…ふん」

888: 2010/10/26(火) 07:21:38.77 ID:TNu9oIAO
――――――――――――――――――――
新月島


ゲンガー「ゲン…」ばたっ

ゲンガーは倒れた

キクコ「!!」

さわ子「」ふらっ

紬「!
リン、さわ子先生を受け止めて!」ぽん!

リン(レントラー)「リン!」たっ

ぼすっ

889: 2010/10/26(火) 07:24:09.78 ID:TNu9oIAO
さわ子「う…ん?」ぱちっ

紬「さわ子先生!」

さわ子「ん…ムギちゃん?」

リョウ「ヘラクロス、インファイト!」

ヘラクロス「」だだだだだだだ!!

ダークライ「!?」

リョウ「」だっ

890: 2010/10/26(火) 07:27:10.17 ID:TNu9oIAO
リョウ「さわ子さん!」

さわ子「リョウまで…
ん?」ちらっ

キクコ・キクノ「…」

さわ子「!
そっか…私、キクコさんとキックーノに…」

キクコ「まったく…」

リョウ「!」

891: 2010/10/26(火) 07:29:34.00 ID:TNu9oIAO
キクコ「計画が狂っちまったじゃないか
迷惑な連中だねえ…」

イツキ「……」

キクコ「いいだろう、ダークライ!」

ダークライ「…」

キクコ「ダークライの真の力…見せてあげるよ!!」

キクコ「さあダークライ、こいつらを蹴散らし…」

ゆらああああっ!!ぎゅうううう!!

キクコ「!?」

892: 2010/10/26(火) 07:33:33.38 ID:TNu9oIAO
キクノ「ぐ…」

紬「な、なに…?」

リョウ「ま、まるで空間が歪んでいるような…なんだ、これは!?」

さわ子「なにが…起こってるの……?」

イツキ「……っ!」

ぎゅるぎゅる…

イツキ(時計の様子もおかしい…
まさか…!)

893: 2010/10/26(火) 07:38:26.50 ID:TNu9oIAO
―――――――――――――――――――
やりのはしら


アカギ「……」

梓「…やっと追いつきました」

和「…」きょろきょろ

和(ゴヨウさんは…?)

アカギ「……」くるっ

梓「……」

894: 2010/10/26(火) 07:40:38.45 ID:TNu9oIAO
アカギ「これからこの世界は消える…
今一度問おう、この山を見て…すべての終わりとなり始まりとなるこのテンガン山を見て、何かを感じないか?」

梓「……」

アカギ「感じないのなら、お前はその程度ということだ
私は感じる…」

アカギ「山の声、音、鼓動…すべてが私が完全であると言っている
完全なる私が創る完全なる世界…」

895: 2010/10/26(火) 07:43:19.22 ID:TNu9oIAO
梓「…あなたはどうして世界を壊そうとしているんですか?」

アカギ「この世界が不完全だからだ」

梓「不完全?」

アカギ「そう、この世界は不完全だ
人間もポケモンもいつまでも醜く争いあい、互いを傷つけ、苦しみ、悲しみ、嘆き、それを繰り返す
無意味だと思わないか?愚かだと思わないか?
私はこの不完全である世界を憎む、全力でな
だからこそ、完全なる世界を創るのだ
争いのない、苦しみのない、悲しみのない、愚かな人間も、野蛮なポケモンもいない、完全なる世界を!…この今の世界を壊してな」

896: 2010/10/26(火) 07:45:08.71 ID:TNu9oIAO
アカギ「さあ、いよいよだ」

アカギ「ユクシー・アグノム・エムリットを捕まえ、ようやく完成した赤い鎖…」

???「これを使い、ディアルガとパルキアを呼び起こす…」

アカギ「そうとも」

和「ゴヨウさん…!」

ゴヨウ「赤い鎖は設置完了だ」

アカギ「……」ばっ

アカギ「現れよ!!
時を司るディアルガよ!!!空間を司るパルキアよ!!!」

ごごごごごご……

897: 2010/10/26(火) 07:48:05.33 ID:TNu9oIAO
???「ギイイヤアアアアアアア……!!」

???「グオオオオオオオオオオ……!!」

梓和「!!」

ゴヨウ「くく…」

アカギ「現れたな!ディアルガ!!パルキア!!」

ディアルガ「グギュグバァッ!!!」

パルキア「ガギャギャァッ!!!」

―22章完―

898: 2010/10/26(火) 07:50:05.98 ID:TNu9oIAO
22章終わりです

見てくださった人ありがとうございました~♪

引用元: 紬「ぽけもんよ!」