たたっ

　　――もふん


Ｐ「いて」

仁奈「なんだか盛り上がってやがりますね！」


柚「仁奈チャンだ！　今日ももふもふだねー」ﾓﾌﾓﾌ

仁奈「はい。おはよーごぜーます！」ﾆﾊﾟｰ

柚「うんっおはよー」ﾍﾟｶｰ

Ｐ（この二人が揃うと、なんだかまぶしいな）ﾓｸﾞﾓｸﾞ

　　にぱにぱ


仁奈「お弁当でやがりますか」

Ｐ「柚のだけどな」ﾓｸﾞ

柚「Ｐサンは放っておくとちゃんとご飯食べないからねぇ」

Ｐ「お前は俺の母親か」

柚「Ｐチャン！」

Ｐ「母さんちゃん付けはやめて」

仁奈「…」ぐぅ

柚「仁奈チャンも食べる？」

仁奈「あ…、ど、どうもですよ」//

柚「へへっ。どういたしまして！」ﾆﾊﾟｯ

Ｐ「だから作ったのはお前じゃないだろ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

仁奈「えへへ。その代わりよかったら」ｶﾞｻ

仁奈「お菓子を買って来やがりましたので。食べてくだせー」

柚「わーい。ありがとー♪」

楓「わーい」

Ｐ（…、俺はつっこまないからな…）ﾓｸﾞﾓｸﾞ

比奈「じゃあだれがつっこむんでス？」



Ｐ「比奈でいいじゃん。おはよう」

比奈「おはようございまス。私は現在休止中でスん」ﾊﾟﾀﾘｺ

Ｐ「いまおはようって言ったよな？」ｵｲ

仁奈「楓おねーさんも、おはようですよ！」ぱっ

楓「うん。おはよう」ﾆｺ

楓「じゃあ、えっと…私はお茶を淹れたから、お菓子のお礼に。よかったら、どうぞ？」

仁奈「えへへ。いただきますよ」

柚「じゃあみんなでおやつタイムだねー」ﾆﾊﾟｯ

Ｐ「仕事の前にちょっと一休みだな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

比奈「プロデューサーは普通に仕事中でスけどね」

Ｐ「俺にはつっこむのか」

比奈「いえいまのは嫌味っス」

Ｐ「ひどい」

楓「…」ｸｽｸｽ

がさ


柚「わたがしだ」ﾓﾌﾓﾌ

楓「仁奈ちゃんはお菓子ももふもふなのね」ﾓﾌﾓﾌ

仁奈「おにぎりうめーです」ﾓｷｭﾓｷｭ

Ｐ「ちなみに中身は」

仁奈「うめでごぜーます！」

楓「んぐぅ」ﾓﾌﾌﾞｫ

Ｐ「楓さん汚いですよ」

柚「Ｐサンはなかなかのワルだね！」ﾓｼｬｰ

Ｐ「それほどでも」

ずずず……


楓「はふ」

楓「もう。プロデューサーさん、ひどいです」

Ｐ「すいません。つい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

楓「むー…　？」

Ｐ「？」

楓「わあ…」

楓「見てくださいプロデューサーさん。茶柱ですよ」

Ｐ「ホントだ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

楓「すごい」ｷｬｯｷｬｯ

Ｐ（すごい。すごい可愛い）ﾓｸﾞ…

楓「はい」

Ｐ「…、あ、くれるんですね」

楓「はい。これはプロデューサーさんに淹れた分なので」

楓「ふふっ。いいことがあったら、私にもお裾分けしてくださいね」ﾆｺ

Ｐ「…」

Ｐ「了解です」

楓「はい」

Ｐ「……」ｽﾞｽﾞ…

比奈「楓さんは天使っスね」

Ｐ「うちの事務所には天使しかいないな」ｳﾑ

柚「へへ。みんなで食べると楽しいねー」

仁奈「そーでやがりますね！」ﾓｷｭﾓｷｭ

柚「あ…、仁奈チャン、お米が付いてるよー。えいえいっ」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

仁奈「ふみゅ…。あ、ありがとですよ。でもほっぺはべつにつつかなくても…」

柚「むむむ。仁奈チャンはほっぺももふもふだねー。これが若さかー」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

仁奈「うー。は、恥ずかしいですよ！」



比奈「なるほどたしかに」

Ｐ「天使だよな」

楓「？」

楓「なんのお話ですか？」

比奈「楓さん。ふふ、みんな可愛いなーって」ﾈ

Ｐ「そうそう」ﾈ

楓「ははあ…」

楓「……ふふ。じゃあプロデューサーさんは、私と、比奈ちゃんの可愛さについてお話しましょう」

比奈「えっ」

Ｐ「お、いいですね。比奈といえばついさっきのことなんですけど――」

比奈「ちょ、なに当たり前のように話し始めてんでスか！」

楓「わくわく」

比奈「わくわくしない！」ｯｽ!

Ｐ「そこでうたた寝してたときの寝言が」

比奈「わあ！　な、ね…なんで寝言聞いてんでスかあ！」ｷﾞｬｰ

楓「寝言を言っていたというだけで可愛いですもんねえ」ﾎｯｺﾘ

比奈「いや私なんて可愛くないっスから！」//

Ｐ「なに言ってんだ。可愛いぞ」

楓「そうですよねー」ﾈｰ

比奈「あううう」

Ｐ「それで寝言が」

比奈「言うなっ」ｸﾞｻｯ

Ｐ「ぐはあ！？」ﾌﾞｼｭｯ


ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ

柚「…」ﾎﾟｶﾝ

柚「…ふへへ」

柚「やっぱみんなでわいわいは楽しいねー」ﾓﾌﾓﾌ

仁奈「ですです。楽しーです」ﾓﾌﾓﾌ



Ｐ「」ﾁｰﾝ

比奈「…」ﾊｰ

比奈「そ、そろそろ仕事っスね。い、行きましょうか」ｾﾞｪ

楓「えー。比奈ちゃんの寝言……」

比奈「わ、わがまま言わないの。仕事の方が大事っス」

Ｐ「」

Ｐ「」ﾍﾟﾝﾊﾌﾞｷｼﾞｬﾅｲﾖ?

柚「Ｐサン生きてるぅ？」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

Ｐ「」ﾅﾝﾄｶ

Ｐ「行ってらっしゃい」

楓「はい。今日も頑張って来ますね」ﾌﾝｽ

比奈「さっきので疲れちゃったっスけど…、いや、まあでも……元気になったかも」

Ｐ「なんだそれ」ﾊﾊ

比奈「なんでしょう」ﾊﾊ

仁奈「きりきり働きやがりますよ！」ﾓﾌｰ

Ｐ「いや、うん。まあほどほどにな」

仁奈「馬車馬の気持ちになるですよ！」

Ｐ「そんなに？」

楓「ふぐぅ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

Ｐ「楓さん時間差。あといい加減そこで笑うのはやめてください」ｷﾘｶﾞﾅｲﾉﾃﾞ

仁奈「？？」

柚「…」

Ｐ「？」

Ｐ「…」ﾎﾟﾝ

柚「…ん」

Ｐ「柚も頑張ってな」

柚「…、んふふ。もちろんっ」

柚「お腹いっぱいで元気いっぱいだよ！」ﾆﾊﾟ

Ｐ「お腹いっぱいじゃ動けないんじゃ」

柚「あれっ」

柚「て、てへ」

Ｐ「ごまかせてないぞ」

柚「…ふふ」ﾆｺ

柚「ねーＰサン」

Ｐ「ん？」

柚「うん。えっと」

柚「よかったら、明日もお弁当…作って来よっか」

Ｐ「……」

Ｐ「そうだな。うん。おいしかったし、そうしてくれると嬉しいよ」

柚「ホント？」

Ｐ「ほんとほんと」

柚「そっかー。おいしかったかー…」ｴﾍﾍ…

Ｐ「だから」

柚「？」

Ｐ「明日こそ柚が作ってくれたお弁当が食べたいな」

柚「…………あ」

柚「そ、そうだったね。へへ。今日のはお母さんが作ってくれたお弁当だったよね」

Ｐ「うん」

柚「…」ﾍﾍ…

柚「じ、じゃあ、明日は楽しみにしててね！」ﾆﾊﾟｯ

Ｐ「おう」

柚「ん！」

柚「じゃ行って来る！」ﾊﾟｯ

Ｐ「行ってらっしゃい」

柚「Ｐサンもちゃんと働くんだぞー」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

Ｐ「おう。…って、余計なお世話だよ」ｲﾀｲ

柚「ふへへ」ﾃﾍｰ


くるっ


柚「じゃーねーん♪」ﾌﾘﾌﾘ

Ｐ「おう」


ばたんっ


Ｐ「…よし」

Ｐ「仕事するか！」



・・・・おしまい

以上です。お読み頂いた方、ありがとうございました
柚が好きです。楽しかったです。お疲れさまでした

おつおつ