92: 2018/06/22(金) 11:52:12.10 ID:9TtZKV+Fo
346プロダクション 前
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「いえーいっ!」
みく「みく達は、ブンブン・ミシロに向けて出発したにゃ!」
莉嘉「マジ、チョーキツかったから! 二度と行きたく無いってカンジ!」
杏「だからさ、この前枠も全力だよね!」
みく・莉嘉・杏「いえーいっ!」
武内P「……あの、もう少し、その……笑顔で」
武内P「表情が、かなりやけになっている感じがします」
みく・莉嘉・杏「……」
武内P「あの……皆さん? 笑顔で――」
みく・莉嘉・杏「ちょっとカメラ止めて」
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「いえーいっ!」
みく「みく達は、ブンブン・ミシロに向けて出発したにゃ!」
莉嘉「マジ、チョーキツかったから! 二度と行きたく無いってカンジ!」
杏「だからさ、この前枠も全力だよね!」
みく・莉嘉・杏「いえーいっ!」
武内P「……あの、もう少し、その……笑顔で」
武内P「表情が、かなりやけになっている感じがします」
みく・莉嘉・杏「……」
武内P「あの……皆さん? 笑顔で――」
みく・莉嘉・杏「ちょっとカメラ止めて」
94: 2018/06/22(金) 12:03:20.79 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
三日目 バス内
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「……」
みく「Pチャン……ちょっとカメラ向けるのやめて」
莉嘉「……うん。アタシ、今ちょっとオフモード」
杏「……でもさ、二人はまだ良い方だと思うよ」…ガタガタッ
みく「? どうしたの、杏チャン? 起きてるなんて珍しいね」
莉嘉「うん。移動中だし、寝てても良いって言われたのに」
杏「二人に比べて、杏だけ揺れてると思わない?」…ガタガタッ
みく・莉嘉「……確かに」
杏「発車してから気づいたんだけどさ……」…ガタガタッ
杏「……ほら、椅子、壊れてるんだよ」…ガタガタッ
みく・莉嘉「……」
杏「……」…ガタガタッ
杏「……」ガタンッ!
みく・莉嘉・杏「あっははははは!」
三日目 バス内
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「……」
みく「Pチャン……ちょっとカメラ向けるのやめて」
莉嘉「……うん。アタシ、今ちょっとオフモード」
杏「……でもさ、二人はまだ良い方だと思うよ」…ガタガタッ
みく「? どうしたの、杏チャン? 起きてるなんて珍しいね」
莉嘉「うん。移動中だし、寝てても良いって言われたのに」
杏「二人に比べて、杏だけ揺れてると思わない?」…ガタガタッ
みく・莉嘉「……確かに」
杏「発車してから気づいたんだけどさ……」…ガタガタッ
杏「……ほら、椅子、壊れてるんだよ」…ガタガタッ
みく・莉嘉「……」
杏「……」…ガタガタッ
杏「……」ガタンッ!
みく・莉嘉・杏「あっははははは!」
95: 2018/06/22(金) 12:11:21.39 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
ボート乗り場
武内P「……」
みく「――はい! ボート乗り場に着いたにゃ!」
莉嘉「思ってたより小さいボートで、ビックリしたよね!」
杏「あれでワニの居る河を行くだなんて、ドキドキするよー!」
みく・莉嘉・杏「でも、笑顔で頑張るよっ!」ニコッ!
武内P「……」
みく「……はい、今のでオッケー? もう良い?」
莉嘉「あんなボートじゃ、ワニが出てきたらひとたまりもなくない!?」
杏「遺書とかさ、書いておいた方が良いかな」
みく「もうね、ありったけの恨み言を書いて置くよ、そんなの」
莉嘉「アタシ、読んだだけでチョーテンション下がるの書く」
杏「んー、杏はやっぱり面倒だから、ひっそりとワニに食べられておくよ」
武内P「……」
絶望して、いらっしゃいますね。
ボート乗り場
武内P「……」
みく「――はい! ボート乗り場に着いたにゃ!」
莉嘉「思ってたより小さいボートで、ビックリしたよね!」
杏「あれでワニの居る河を行くだなんて、ドキドキするよー!」
みく・莉嘉・杏「でも、笑顔で頑張るよっ!」ニコッ!
武内P「……」
みく「……はい、今のでオッケー? もう良い?」
莉嘉「あんなボートじゃ、ワニが出てきたらひとたまりもなくない!?」
杏「遺書とかさ、書いておいた方が良いかな」
みく「もうね、ありったけの恨み言を書いて置くよ、そんなの」
莉嘉「アタシ、読んだだけでチョーテンション下がるの書く」
杏「んー、杏はやっぱり面倒だから、ひっそりとワニに食べられておくよ」
武内P「……」
絶望して、いらっしゃいますね。
96: 2018/06/22(金) 12:20:59.64 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
ボート乗り場 昼食
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「……」モソモソ
……無言、ですね。
・ ・ ・
船着き場
武内P「……」
みく「これに乗ったら、もうトラの居るジャングルにゃ」
莉嘉「みくちゃん、ネコ好きなんだから何とかならない?」
みく「何とか?」
杏「トラが出たらさ、話し合いで解決するとか」
みく「話し合い?」
みく「……Pチャン、ちょっと良い?」
武内P「はい、何でしょうか?」
みく「莉嘉チャンと杏チャン、暑さで頭やられてるっぽいにゃ」
莉嘉「えっとね、今の気温は……36度だって☆」
杏「平熱って感じだねー……帰りたい……!」
ボート乗り場 昼食
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「……」モソモソ
……無言、ですね。
・ ・ ・
船着き場
武内P「……」
みく「これに乗ったら、もうトラの居るジャングルにゃ」
莉嘉「みくちゃん、ネコ好きなんだから何とかならない?」
みく「何とか?」
杏「トラが出たらさ、話し合いで解決するとか」
みく「話し合い?」
みく「……Pチャン、ちょっと良い?」
武内P「はい、何でしょうか?」
みく「莉嘉チャンと杏チャン、暑さで頭やられてるっぽいにゃ」
莉嘉「えっとね、今の気温は……36度だって☆」
杏「平熱って感じだねー……帰りたい……!」
97: 2018/06/22(金) 12:29:53.36 ID:9TtZKV+Fo
莉嘉「でも……この服、買っておいて良かったよ」
みく「その服って、涼しい?」
杏「莉嘉ちゃんだけ、ちょっと元気だもんね」
莉嘉「向こうで、同じ様なの売ってたよ」
みく・杏「……」
・ ・ ・
みく「――ジャングル一号、前川みくにゃ!」
みく「もう、すっごいミラクル! ネコさん柄を見つけたのー!」
莉嘉「――ジャングル二号、城ヶ崎莉嘉でーす☆」
莉嘉「えへへ! また、新しい花柄の買っちゃった☆」
杏「――ジャングル三号、双葉杏!」
杏「帰りたい、ああ帰りたい、帰りたい……あ、ピンク色なだけでーす」
みく・莉嘉・杏「いえーいっ!」
新しい服を購入し、無理矢理テンションをあげる三人。
いよいよ、ボートに乗り込みます。
みく「その服って、涼しい?」
杏「莉嘉ちゃんだけ、ちょっと元気だもんね」
莉嘉「向こうで、同じ様なの売ってたよ」
みく・杏「……」
・ ・ ・
みく「――ジャングル一号、前川みくにゃ!」
みく「もう、すっごいミラクル! ネコさん柄を見つけたのー!」
莉嘉「――ジャングル二号、城ヶ崎莉嘉でーす☆」
莉嘉「えへへ! また、新しい花柄の買っちゃった☆」
杏「――ジャングル三号、双葉杏!」
杏「帰りたい、ああ帰りたい、帰りたい……あ、ピンク色なだけでーす」
みく・莉嘉・杏「いえーいっ!」
新しい服を購入し、無理矢理テンションをあげる三人。
いよいよ、ボートに乗り込みます。
98: 2018/06/22(金) 12:40:52.05 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
ボート 移動中
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「……」
武内P「あの……何か、コメントを頂けますか?」
みく「……木が凄いでーす」
莉嘉「……自然に囲まれてる、ってカンジ」
杏「……結構揺れるので、眠れませーん」
武内P「あの……もっと、他に」
みく「えー、ワニが居るって聞いて怖がってたけど、慣れたにゃ」
莉嘉「ボートも古いんだけどさ、もう慣れたよね」
杏「出発の時にエンジンが中々かからなかったけど、納得だよね」
武内P「あの……皆さん」
みく・莉嘉・杏「長いの! 乗ってる時間が!」
ボート 移動中
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「……」
武内P「あの……何か、コメントを頂けますか?」
みく「……木が凄いでーす」
莉嘉「……自然に囲まれてる、ってカンジ」
杏「……結構揺れるので、眠れませーん」
武内P「あの……もっと、他に」
みく「えー、ワニが居るって聞いて怖がってたけど、慣れたにゃ」
莉嘉「ボートも古いんだけどさ、もう慣れたよね」
杏「出発の時にエンジンが中々かからなかったけど、納得だよね」
武内P「あの……皆さん」
みく・莉嘉・杏「長いの! 乗ってる時間が!」
99: 2018/06/22(金) 12:48:14.74 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
ボート 移動中
武内P「……」
みく「あっ、見て! あそこにおサルさんが居るにゃ!」
莉嘉「えっ、どこどこ!? ホントだ! 居た! 三匹居る!」
みく「三匹!? え、あそこに一で、ニの……」
莉嘉「あそこ! ほーら、あそこだってみくちゃん!」
みく「にゃああ、どこに……居た! 居たにゃー! やーん、カワイイー!」
杏「……すぅ……すぅ」
莉嘉「あーっ! アレ、ワニ!? 案外ちっちゃくない!?」
みく「んえっ!? ワニって……もーっ! アレ、ワニじゃないにゃ!」
莉嘉「えーっ!? あはは、トカゲだった! ゴメーン!」
みく「でも、結構大きかっ……あーっ! 前の方に、なんかいっぱい居るにゃ!」
莉嘉「えっ、えっ!? 何アレ!? 牛の群れ! チョーいっぱい居る!」
杏「……もう食べられないよぉ……すぅ」
武内P「……」
皆さん、楽しむ余裕が出てきたようですね。
ボート 移動中
武内P「……」
みく「あっ、見て! あそこにおサルさんが居るにゃ!」
莉嘉「えっ、どこどこ!? ホントだ! 居た! 三匹居る!」
みく「三匹!? え、あそこに一で、ニの……」
莉嘉「あそこ! ほーら、あそこだってみくちゃん!」
みく「にゃああ、どこに……居た! 居たにゃー! やーん、カワイイー!」
杏「……すぅ……すぅ」
莉嘉「あーっ! アレ、ワニ!? 案外ちっちゃくない!?」
みく「んえっ!? ワニって……もーっ! アレ、ワニじゃないにゃ!」
莉嘉「えーっ!? あはは、トカゲだった! ゴメーン!」
みく「でも、結構大きかっ……あーっ! 前の方に、なんかいっぱい居るにゃ!」
莉嘉「えっ、えっ!? 何アレ!? 牛の群れ! チョーいっぱい居る!」
杏「……もう食べられないよぉ……すぅ」
武内P「……」
皆さん、楽しむ余裕が出てきたようですね。
100: 2018/06/22(金) 12:57:15.74 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
クアラ・タハン 到着
武内P「……」
みく「杏チャン、着いたよ!」
杏「……ふわぁあ……おはよー」
莉嘉「なんか、思ってたより綺麗な所だよ☆」
武内P「はい。此処は、リゾート地ですので」
まだ、リゾート地。
・ ・ ・
タマン・ヌガラ リゾート 16号ロッジ
武内P「……」
みく「えー……朝の八時に出発して、今は夕方の六時にゃ」
莉嘉「今日はずっと移動で、アタシもーヘトヘトだよ!」
杏「暑くてちょっと寝にくいけど、これで働いてる事になるなら、まあアリかなぁ」
武内P「この後の予定は、夕食」
武内P「その後、ナイト・ジャングル・ウォークがありますが……」
みく・莉嘉「……ちょっと行きたくなってきたかも」
乗り気に……行きたくなってきたようです。
クアラ・タハン 到着
武内P「……」
みく「杏チャン、着いたよ!」
杏「……ふわぁあ……おはよー」
莉嘉「なんか、思ってたより綺麗な所だよ☆」
武内P「はい。此処は、リゾート地ですので」
まだ、リゾート地。
・ ・ ・
タマン・ヌガラ リゾート 16号ロッジ
武内P「……」
みく「えー……朝の八時に出発して、今は夕方の六時にゃ」
莉嘉「今日はずっと移動で、アタシもーヘトヘトだよ!」
杏「暑くてちょっと寝にくいけど、これで働いてる事になるなら、まあアリかなぁ」
武内P「この後の予定は、夕食」
武内P「その後、ナイト・ジャングル・ウォークがありますが……」
みく・莉嘉「……ちょっと行きたくなってきたかも」
乗り気に……行きたくなってきたようです。
102: 2018/06/22(金) 13:12:34.64 ID:9TtZKV+Fo
莉嘉「珍しい虫とか……カブトムシとか、見られる?」
武内P「可能性は、十分にあります」
武内P「日本では見られない、珍しい種類の野生のものが見られるかと」
武内P「カブトムシだけでなく、クワガタも同様ですね」
みく「でも、明日の移動もあるし……って、どんな予定なの?」
武内P「はい。かなり歩くので……ブンブンに行った帰りが、良いかと」
杏「杏はパース。ゴハン食べて、ゆっくり寝るよー」
みく「んー、みくもやめとくにゃ。帰りでも良いみたいだしね」
莉嘉「そっか。それじゃ、アタシは帰りに見るよ!」
彼女達は、この時の判断を正解だと後に語っています。
帰りに見ると言っていた城ヶ崎さんも……はい、早目に寝て良かった、と。
武内P「……わかりました」
武内P「では――夕食後の予定は、ゆっくりすると言う事で」
みく・莉嘉・杏「はーい」
武内P「可能性は、十分にあります」
武内P「日本では見られない、珍しい種類の野生のものが見られるかと」
武内P「カブトムシだけでなく、クワガタも同様ですね」
みく「でも、明日の移動もあるし……って、どんな予定なの?」
武内P「はい。かなり歩くので……ブンブンに行った帰りが、良いかと」
杏「杏はパース。ゴハン食べて、ゆっくり寝るよー」
みく「んー、みくもやめとくにゃ。帰りでも良いみたいだしね」
莉嘉「そっか。それじゃ、アタシは帰りに見るよ!」
彼女達は、この時の判断を正解だと後に語っています。
帰りに見ると言っていた城ヶ崎さんも……はい、早目に寝て良かった、と。
武内P「……わかりました」
武内P「では――夕食後の予定は、ゆっくりすると言う事で」
みく・莉嘉・杏「はーい」
103: 2018/06/22(金) 13:23:33.51 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
四日目 朝
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「おはようございまーす!」
みく「みく達は、いよいよ冒険の旅に出るよ!」
莉嘉「今日はねぇ、なんと! 吊り橋を渡るみたいなの!」
杏「キャノピーウォークっていう、世界最長の吊り橋なんだよねぇ」
みく「動物さんを観察するために、ジャングルの上にあるんだって!」
莉嘉「吊り橋効果でぇ……アタシに、もっとドキドキしちゃうかもね☆」
杏「普通に歩くより楽出来るらしいし、大歓迎だよー」
みく・莉嘉・杏「おーっ!」
武内P「……」
みく「……いやもう、ホント……ねえ、ホントに行かなきゃ駄目?」
莉嘉「……ストライキなんかしなきゃ良かった」
杏「……安全性は……あんまり保証出来ないらしいね」
四日目 朝
武内P「……」
みく・莉嘉・杏「おはようございまーす!」
みく「みく達は、いよいよ冒険の旅に出るよ!」
莉嘉「今日はねぇ、なんと! 吊り橋を渡るみたいなの!」
杏「キャノピーウォークっていう、世界最長の吊り橋なんだよねぇ」
みく「動物さんを観察するために、ジャングルの上にあるんだって!」
莉嘉「吊り橋効果でぇ……アタシに、もっとドキドキしちゃうかもね☆」
杏「普通に歩くより楽出来るらしいし、大歓迎だよー」
みく・莉嘉・杏「おーっ!」
武内P「……」
みく「……いやもう、ホント……ねえ、ホントに行かなきゃ駄目?」
莉嘉「……ストライキなんかしなきゃ良かった」
杏「……安全性は……あんまり保証出来ないらしいね」
104: 2018/06/22(金) 13:31:27.35 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
出発 10分後
武内P「……」
みく「あっ」
莉嘉「? みくちゃん、どうしたの?」
杏「あっ」
莉嘉「杏ちゃん? 何か見つけたの?」
みく・杏「さ……サルが……///」
莉嘉「えっ? 居たの? どこどこ?」
武内P「あっ」
……ヤってる。
莉嘉「ねえ、どこ? みくちゃん、杏ちゃん!」
みく「いや、どこって言うか……///」
杏「み、見なくて良いんじゃない?///」
莉嘉「えーっ!? アタシもサル見た――」
莉嘉「あっ」
みく・莉嘉・杏「……///」
出発 10分後
武内P「……」
みく「あっ」
莉嘉「? みくちゃん、どうしたの?」
杏「あっ」
莉嘉「杏ちゃん? 何か見つけたの?」
みく・杏「さ……サルが……///」
莉嘉「えっ? 居たの? どこどこ?」
武内P「あっ」
……ヤってる。
莉嘉「ねえ、どこ? みくちゃん、杏ちゃん!」
みく「いや、どこって言うか……///」
杏「み、見なくて良いんじゃない?///」
莉嘉「えーっ!? アタシもサル見た――」
莉嘉「あっ」
みく・莉嘉・杏「……///」
105: 2018/06/22(金) 13:37:49.74 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
キャノピー・ウォーク
武内P「……」
みく「……高くない? っていうか、細くない?」
莉嘉「そう? アタシ、こういうの結構ヘーキだよ」
みく「Pチャン渡れる? 引き返した方が良くない?」
武内P「大丈夫です」
みく「あっ、ちょっ、待っ……」
杏「案外スイスイ行ったね……それじゃ、杏も行こうかな」
みく「えっ!? 杏チャン!?」
杏「早く着いて、寝たいからね~」
みく「……」
みく「ま、待って……みくを一人にしないで……!」
キャノピー・ウォーク
武内P「……」
みく「……高くない? っていうか、細くない?」
莉嘉「そう? アタシ、こういうの結構ヘーキだよ」
みく「Pチャン渡れる? 引き返した方が良くない?」
武内P「大丈夫です」
みく「あっ、ちょっ、待っ……」
杏「案外スイスイ行ったね……それじゃ、杏も行こうかな」
みく「えっ!? 杏チャン!?」
杏「早く着いて、寝たいからね~」
みく「……」
みく「ま、待って……みくを一人にしないで……!」
106: 2018/06/22(金) 13:50:16.40 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
午後二時
武内P「……」
みく「はい! なんとか吊り橋を渡りきり、本格的なジャングルに入るにゃ!」
莉嘉「でも、ここからはちょっと危ないらしいんだよね!」
みく「そこで! 現地のガイドさんに来てもらったにゃ!」
莉嘉「それじゃ、お願いしまーす!」
杏「プロデューサーサン……マエカワサン……ジェイガサキサン」
みく・莉嘉「あはははは!」
莉嘉「城ヶ崎! 城ヶ崎だよ、ガイドさん!」
みく「ガイドの、アンズ・チャンさんですにゃー!」
アンズ「ダイタイ、コンナコトシタッテナニモナラナクナクナクナクナイケンリヲ」
みく「ガイドさん! ガイドさん、日本語だけどそうじゃなく聞こえるにゃ!」
莉嘉「あははは! チョーウケるんだケド! あっはははは!」
午後二時
武内P「……」
みく「はい! なんとか吊り橋を渡りきり、本格的なジャングルに入るにゃ!」
莉嘉「でも、ここからはちょっと危ないらしいんだよね!」
みく「そこで! 現地のガイドさんに来てもらったにゃ!」
莉嘉「それじゃ、お願いしまーす!」
杏「プロデューサーサン……マエカワサン……ジェイガサキサン」
みく・莉嘉「あはははは!」
莉嘉「城ヶ崎! 城ヶ崎だよ、ガイドさん!」
みく「ガイドの、アンズ・チャンさんですにゃー!」
アンズ「ダイタイ、コンナコトシタッテナニモナラナクナクナクナクナイケンリヲ」
みく「ガイドさん! ガイドさん、日本語だけどそうじゃなく聞こえるにゃ!」
莉嘉「あははは! チョーウケるんだケド! あっはははは!」
107: 2018/06/22(金) 14:04:19.78 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
武内P「……」
みく「またボート……って、今度は大分ちっちゃいね」
莉嘉「慣れって怖いよね……まあ良いかって思えるもん」
杏「うん……暑いけど、杏はこれでももう普通に寝られそう」
・ ・ ・
武内P「……」
みく「ブンブン・ミシロまで、ここから歩いて……四キロ」
莉嘉「ってコトは、もうすぐじゃん!」
杏「ハアハア……チョットセンリャクテキキュウケイヲシヨウ」
みく「杏チャン……いや、アンズ・チャンさん?」
莉嘉「ボートから降りたばっかりだし、いけるって☆」
杏「ノーノーノー。ナヅケテ、カエダーマダイサクセン」
武内P「……わかりました、荷物は私が全て持ちます」
武内P「……」
みく「またボート……って、今度は大分ちっちゃいね」
莉嘉「慣れって怖いよね……まあ良いかって思えるもん」
杏「うん……暑いけど、杏はこれでももう普通に寝られそう」
・ ・ ・
武内P「……」
みく「ブンブン・ミシロまで、ここから歩いて……四キロ」
莉嘉「ってコトは、もうすぐじゃん!」
杏「ハアハア……チョットセンリャクテキキュウケイヲシヨウ」
みく「杏チャン……いや、アンズ・チャンさん?」
莉嘉「ボートから降りたばっかりだし、いけるって☆」
杏「ノーノーノー。ナヅケテ、カエダーマダイサクセン」
武内P「……わかりました、荷物は私が全て持ちます」
108: 2018/06/22(金) 14:18:46.44 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
武内P「……」
みく「……結構、上り下りするね」
莉嘉「アタシ、ジャングルってもっと平らだと思ってた……」
杏「……帰りたい……帰りたい」
疲労のためか、口数が減る前川さん、城ヶ崎さん、双葉さん。
武内P「皆さん……笑顔です」
しかし、そんな時こそ、笑顔。
パワーオブスマイルで、乗り切って欲しいと……そう、思います。
みく「大体、な~にがブンブンの刑にゃ。ふざけてるにゃ」
莉嘉「日本に帰ったら、専務の部屋にカブトムシ放ちまくる、アタシ」
杏「良いね。杏も、何が出来るか考えてみるよ」
みく・莉嘉・杏「……へへへ」ニヤァ
武内P「……悪い、笑顔です」
武内P「……」
みく「……結構、上り下りするね」
莉嘉「アタシ、ジャングルってもっと平らだと思ってた……」
杏「……帰りたい……帰りたい」
疲労のためか、口数が減る前川さん、城ヶ崎さん、双葉さん。
武内P「皆さん……笑顔です」
しかし、そんな時こそ、笑顔。
パワーオブスマイルで、乗り切って欲しいと……そう、思います。
みく「大体、な~にがブンブンの刑にゃ。ふざけてるにゃ」
莉嘉「日本に帰ったら、専務の部屋にカブトムシ放ちまくる、アタシ」
杏「良いね。杏も、何が出来るか考えてみるよ」
みく・莉嘉・杏「……へへへ」ニヤァ
武内P「……悪い、笑顔です」
109: 2018/06/22(金) 14:30:18.17 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
武内P「……」
みく「……! ねえ、見て! アレじゃない!?」
莉嘉「あれだ! ねえ、P君! そうだよね!?」
杏「……やっと着いた……あれが……!」
武内P「はい」
武内P「ブンブン・ミシロです」
みく・莉嘉・杏「……やった――っ!」
みく「ようやく……ようやく着いたにゃ!」
莉嘉「ヤバイ……アタシ、感動して泣きそう……!」
杏「横に……! 早く、中に入って横になりたい……!」
武内P「……」
武内P「……」
みく「……! ねえ、見て! アレじゃない!?」
莉嘉「あれだ! ねえ、P君! そうだよね!?」
杏「……やっと着いた……あれが……!」
武内P「はい」
武内P「ブンブン・ミシロです」
みく・莉嘉・杏「……やった――っ!」
みく「ようやく……ようやく着いたにゃ!」
莉嘉「ヤバイ……アタシ、感動して泣きそう……!」
杏「横に……! 早く、中に入って横になりたい……!」
武内P「……」
110: 2018/06/22(金) 14:34:11.43 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
専務「――彼女達は、遂にブンブン・ミシロに辿り着いた」
専務「その喜ぶ姿は、輝きに満ちあふれていますね」
専務「苦難を乗り越え、一つ、成長したのでしょう」
専務「だが、これは、あくまでも刑だ」
専務「道中とは、また違う苦難が彼女達を待ち構えている」
専務「ブンブンの刑……本番は、これからです」
専務「心して見るように」
つづく
専務「――彼女達は、遂にブンブン・ミシロに辿り着いた」
専務「その喜ぶ姿は、輝きに満ちあふれていますね」
専務「苦難を乗り越え、一つ、成長したのでしょう」
専務「だが、これは、あくまでも刑だ」
専務「道中とは、また違う苦難が彼女達を待ち構えている」
専務「ブンブンの刑……本番は、これからです」
専務「心して見るように」
つづく
引用元: 武内P「今日はぁ、ハピハピするにぃ☆」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります