113: 2018/06/22(金) 17:57:11.59 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
ブンブン・ミシロ
武内P「……」
みく「最悪にゃ~……心の底から最悪にゃ~……」
ペチンッ……ペチンッ……
莉嘉「みくちゃん……お腹ペチペチ叩きながら言わないでよ」
みく「莉嘉チャンもやるにゃ~……気が紛れるにゃ~……」
ペチンッ……ペチンッ……
莉嘉「えー……アタシ、カリスマJCアイドルなんだけど」
みく「みくだってネコチャンアイドルにゃ~……試しにやってみて~……」
ペチンッ……ペチンッ……
莉嘉「そんなワケないって~……」
ペチンッ……ペチンッ……
莉嘉「……あ、ホントだ」
ペチペチンッ!
みく・莉嘉「あっははははは!」
壊れた、二人。
ブンブン・ミシロ
武内P「……」
みく「最悪にゃ~……心の底から最悪にゃ~……」
ペチンッ……ペチンッ……
莉嘉「みくちゃん……お腹ペチペチ叩きながら言わないでよ」
みく「莉嘉チャンもやるにゃ~……気が紛れるにゃ~……」
ペチンッ……ペチンッ……
莉嘉「えー……アタシ、カリスマJCアイドルなんだけど」
みく「みくだってネコチャンアイドルにゃ~……試しにやってみて~……」
ペチンッ……ペチンッ……
莉嘉「そんなワケないって~……」
ペチンッ……ペチンッ……
莉嘉「……あ、ホントだ」
ペチペチンッ!
みく・莉嘉「あっははははは!」
壊れた、二人。
114: 2018/06/22(金) 18:03:39.52 ID:9TtZKV+Fo
みく「何が最悪かって……まずこの暑さ」
みく「ホラ撮って! 背中撮って、Pチャン!」
武内P「……」
莉嘉「うっわ、汗すごい! どうしたのそれ!?」
みく「莉嘉チャン……さっきブラ外してたよね?」
莉嘉「えっ、うん……もう汗でびっしょりだったし」
みく「そう! そうなの! 透けてないけど、そうなの!」
莉嘉「もしかして、まだつけてるの?」
みく「当り前にゃ! だって、Pチャンがいるし!」
みく「なんで居るの!? いや、なんでみく達は此処に居るの!?」
武内P「……申し訳、ありません」
みく「謝ってなんて言ってないでしょー! 暑いって言ってるの!」
莉嘉「みくちゃんみくちゃん!」
ペチペチンッ!
みく・莉嘉「……」
みく・莉嘉「あっはははははは!」
みく「ホラ撮って! 背中撮って、Pチャン!」
武内P「……」
莉嘉「うっわ、汗すごい! どうしたのそれ!?」
みく「莉嘉チャン……さっきブラ外してたよね?」
莉嘉「えっ、うん……もう汗でびっしょりだったし」
みく「そう! そうなの! 透けてないけど、そうなの!」
莉嘉「もしかして、まだつけてるの?」
みく「当り前にゃ! だって、Pチャンがいるし!」
みく「なんで居るの!? いや、なんでみく達は此処に居るの!?」
武内P「……申し訳、ありません」
みく「謝ってなんて言ってないでしょー! 暑いって言ってるの!」
莉嘉「みくちゃんみくちゃん!」
ペチペチンッ!
みく・莉嘉「……」
みく・莉嘉「あっはははははは!」
115: 2018/06/22(金) 18:10:44.02 ID:9TtZKV+Fo
みく「それでね? みく、もう一つ言いたいことがあるにゃ」
莉嘉「……あー、多分だけど、アタシもおんなじコト思ってる」
みく・莉嘉「……」ジッ…
武内P「?」
みく「ぬわぁんで! Pチャンはぁ! そんな涼しげな格好してるの!?」
莉嘉「ここ、ジャングルだよP君!? ハーフパンツだけって、海の格好じゃん!」
みく「身だしなみには気をつけろって、専務にも言われてたでしょ!」
莉嘉「スーツ着なよ、スーツ! アタシがネクタイ締めてあげるから!」
みく「上半身裸でアイドルと居るって、問題だと思うにゃ!」
莉嘉「P君がそれアリならぁ、アタシ達も脱ぐよ!? 良いの!?」
武内P「……」
…ペチンッ!
みく・莉嘉「あっははははは!」
みく「っくっくくく! それ……それ、ズルいにゃ……!」
莉嘉「っひー! っひー! いったたい! あはは、お腹いったい!」
杏「……」
…ムクリ
みく・莉嘉「あ、起きた」
莉嘉「……あー、多分だけど、アタシもおんなじコト思ってる」
みく・莉嘉「……」ジッ…
武内P「?」
みく「ぬわぁんで! Pチャンはぁ! そんな涼しげな格好してるの!?」
莉嘉「ここ、ジャングルだよP君!? ハーフパンツだけって、海の格好じゃん!」
みく「身だしなみには気をつけろって、専務にも言われてたでしょ!」
莉嘉「スーツ着なよ、スーツ! アタシがネクタイ締めてあげるから!」
みく「上半身裸でアイドルと居るって、問題だと思うにゃ!」
莉嘉「P君がそれアリならぁ、アタシ達も脱ぐよ!? 良いの!?」
武内P「……」
…ペチンッ!
みく・莉嘉「あっははははは!」
みく「っくっくくく! それ……それ、ズルいにゃ……!」
莉嘉「っひー! っひー! いったたい! あはは、お腹いったい!」
杏「……」
…ムクリ
みく・莉嘉「あ、起きた」
116: 2018/06/22(金) 18:19:25.21 ID:9TtZKV+Fo
みく「杏チャン、おはよう」
莉嘉「凄いよね、この暑さの中眠れるんだもん」
みく「暑さだけじゃなくてね、うるさいの」
ジーコシャワシャワシャワミミンミリンリンジョワージジジジ!
莉嘉「意識しないだけでね? アタシ達、ずっとこの音が大音量だから」
杏「いや……さすがの杏も、ねっころがってただけだよ」
みく「あ、そうなの?……って、ドコ行くの?」
莉嘉「外? えっ? まだ帰れないよ?」
杏「今のうちに、トイレ行っておこうと思って」
みく「あー、トイレは外だもんね。みくも、後で行っとこっと」
莉嘉「んー、アタシは良いかなぁ」
アタシは良い。
莉嘉「カリスマJCアイドルはぁ、トイレなんか行かないのっ☆」
トイレなんか行かない。
武内P「……」
莉嘉「凄いよね、この暑さの中眠れるんだもん」
みく「暑さだけじゃなくてね、うるさいの」
ジーコシャワシャワシャワミミンミリンリンジョワージジジジ!
莉嘉「意識しないだけでね? アタシ達、ずっとこの音が大音量だから」
杏「いや……さすがの杏も、ねっころがってただけだよ」
みく「あ、そうなの?……って、ドコ行くの?」
莉嘉「外? えっ? まだ帰れないよ?」
杏「今のうちに、トイレ行っておこうと思って」
みく「あー、トイレは外だもんね。みくも、後で行っとこっと」
莉嘉「んー、アタシは良いかなぁ」
アタシは良い。
莉嘉「カリスマJCアイドルはぁ、トイレなんか行かないのっ☆」
トイレなんか行かない。
武内P「……」
117: 2018/06/22(金) 18:27:22.07 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
夕食
武内P「……」
みく「みく……カップ麺とか久しぶりにゃ」
莉嘉「そうなの?」
杏「杏は家ではたまに食べるかなぁ。楽だしね」
みく「栄養バランスが悪いにゃ……お肉とお野菜が必要だよ」
莉嘉「草は……周りにチョーいっぱいあるよ」
みく「……お肉は?」
杏「そりゃあ……ここに、四人分」
みく・莉嘉・杏「……」
みく・莉嘉・杏「あっはははは!」
みく「四人分って! それ……それ、トラ視点にゃ、杏チャン! あははは!」
莉嘉「みくちゃんおっOい大きいから、真っ先に狙われるって! っぷふはは!」
杏「へへへ、杏は小さいから、見逃して貰えあっつい! スープこぼした!」
みく・莉嘉・杏「あははははは! あはははは!」
夕食
武内P「……」
みく「みく……カップ麺とか久しぶりにゃ」
莉嘉「そうなの?」
杏「杏は家ではたまに食べるかなぁ。楽だしね」
みく「栄養バランスが悪いにゃ……お肉とお野菜が必要だよ」
莉嘉「草は……周りにチョーいっぱいあるよ」
みく「……お肉は?」
杏「そりゃあ……ここに、四人分」
みく・莉嘉・杏「……」
みく・莉嘉・杏「あっはははは!」
みく「四人分って! それ……それ、トラ視点にゃ、杏チャン! あははは!」
莉嘉「みくちゃんおっOい大きいから、真っ先に狙われるって! っぷふはは!」
杏「へへへ、杏は小さいから、見逃して貰えあっつい! スープこぼした!」
みく・莉嘉・杏「あははははは! あはははは!」
118: 2018/06/22(金) 18:35:57.58 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
ブンブン・ミシロ
武内P「……」
莉嘉「……はい、あたりが暗くなってきまし……っくく!」
杏「そろそろ、夜行性の動物達が……っぷふ! 活動を開始……っひひ!」
みく「シャーッ!」
莉嘉・杏「あっははははは!」
莉嘉「ぶ、ブラを頭に巻い……あっははは! ひーっ、ひーっ!」
杏「外さないって言ってたのに! なんで頭に……ゴホッ! ゴホッ!」
みく「ブラを頭に? 何を言ってるかサッパリにゃ」
みく「これは、ネコミミ」
みく「ジャングルで、みくの中のネコチャンの野生の血が目覚めたにゃ」
みく「見て、ホラ! キュートでしょー! にゃうんっ♪」
莉嘉・杏「あっははははは!」
ブンブン・ミシロ
武内P「……」
莉嘉「……はい、あたりが暗くなってきまし……っくく!」
杏「そろそろ、夜行性の動物達が……っぷふ! 活動を開始……っひひ!」
みく「シャーッ!」
莉嘉・杏「あっははははは!」
莉嘉「ぶ、ブラを頭に巻い……あっははは! ひーっ、ひーっ!」
杏「外さないって言ってたのに! なんで頭に……ゴホッ! ゴホッ!」
みく「ブラを頭に? 何を言ってるかサッパリにゃ」
みく「これは、ネコミミ」
みく「ジャングルで、みくの中のネコチャンの野生の血が目覚めたにゃ」
みく「見て、ホラ! キュートでしょー! にゃうんっ♪」
莉嘉・杏「あっははははは!」
119: 2018/06/22(金) 18:44:56.82 ID:9TtZKV+Fo
莉嘉「っはー、お腹痛い! マジ腹筋攣りそう!」
杏「キュートって……っひひひひひ! ひ、うひひひっ!」
みく「みくもね、迷ったの。ブラを外すかどうか、真剣に」
莉嘉「そ、そうなの?」
みく「それで、試しに……試しにね? ちょっと外したにゃ」
杏「……そうしたら?」
みく「わからないんだけどね? わからないけど、ネコミミが生えてたにゃ」
みく・莉嘉・杏「あっははははははは!」
みく「もう、すっごい開放感だよ! フワァって! フワァってなったもん!」シュッシュッ!
莉嘉「でしょ!? だから言ったじゃん、外しなって!」
杏「っくくくく! みくちゃん、その動き何……!」
みく「え? 何が? トラが出た時に、対処する動きだよ?」シュッシュッ!
莉嘉・杏「……」
みく「ネコパンチにゃ」シュッシュッ!
みく・莉嘉・杏「あっははははははは!」
杏「キュートって……っひひひひひ! ひ、うひひひっ!」
みく「みくもね、迷ったの。ブラを外すかどうか、真剣に」
莉嘉「そ、そうなの?」
みく「それで、試しに……試しにね? ちょっと外したにゃ」
杏「……そうしたら?」
みく「わからないんだけどね? わからないけど、ネコミミが生えてたにゃ」
みく・莉嘉・杏「あっははははははは!」
みく「もう、すっごい開放感だよ! フワァって! フワァってなったもん!」シュッシュッ!
莉嘉「でしょ!? だから言ったじゃん、外しなって!」
杏「っくくくく! みくちゃん、その動き何……!」
みく「え? 何が? トラが出た時に、対処する動きだよ?」シュッシュッ!
莉嘉・杏「……」
みく「ネコパンチにゃ」シュッシュッ!
みく・莉嘉・杏「あっははははははは!」
121: 2018/06/22(金) 18:56:29.09 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
ブンブン・ミシロ
武内P「……」
みく「はーい、あたりはもう真っ暗になったにゃ」
みく「動物を見るためと、うたた寝しても良いように、メガネでーす」
莉嘉「ネコミミは?」
みく「みくは人間なので、耳は二つで十分でーす」
杏「そりゃ外すよね、だって……っくく……邪魔そうだったし」
みく「耳が二つ以上あったら、虫の鳴き声で気が狂うにゃ」
莉嘉「あ、そうだ。P君、撮って撮ってー」
武内P「……」
莉嘉「暑かったから、髪は編み込みにしたよ☆」
莉嘉「首元、チョー涼しくなった!」
莉嘉「どうどう? オトナな雰囲気出てるでしょ?」
みく「Tシャツに短パンだけど、いつもと違う雰囲気にゃ」
杏「さっきネコミミ生えてた人は上から言えないと思うな~」
ブンブン・ミシロ
武内P「……」
みく「はーい、あたりはもう真っ暗になったにゃ」
みく「動物を見るためと、うたた寝しても良いように、メガネでーす」
莉嘉「ネコミミは?」
みく「みくは人間なので、耳は二つで十分でーす」
杏「そりゃ外すよね、だって……っくく……邪魔そうだったし」
みく「耳が二つ以上あったら、虫の鳴き声で気が狂うにゃ」
莉嘉「あ、そうだ。P君、撮って撮ってー」
武内P「……」
莉嘉「暑かったから、髪は編み込みにしたよ☆」
莉嘉「首元、チョー涼しくなった!」
莉嘉「どうどう? オトナな雰囲気出てるでしょ?」
みく「Tシャツに短パンだけど、いつもと違う雰囲気にゃ」
杏「さっきネコミミ生えてた人は上から言えないと思うな~」
122: 2018/06/22(金) 19:05:05.90 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
武内P「……」
みく・莉嘉「……」
みく「……動物、居る?」
莉嘉「……暗くて、全然見えない」
みく「Pチャン、ちょっと……なんとかならない?」
莉嘉「杏ちゃんなんか、飽きて寝ちゃっ……いや、普通に寝ただけか」
杏「……すぅ……すぅ」
武内P「何とかと……言われましても」
みく「こう……ほら、スカウトしてくるとか」
莉嘉「動物を?」
みく「うん。おいでー、笑顔にゃ~、って」
莉嘉「いやいや、みくちゃん……それは」
みく「パワーオブスマイルにゃ~、って」
莉嘉「……チョー名案だよ、ソレ」
みく・莉嘉「あはははははは!……はぁ」
みく・莉嘉「……動物探そ」
武内P「……」
みく・莉嘉「……」
みく「……動物、居る?」
莉嘉「……暗くて、全然見えない」
みく「Pチャン、ちょっと……なんとかならない?」
莉嘉「杏ちゃんなんか、飽きて寝ちゃっ……いや、普通に寝ただけか」
杏「……すぅ……すぅ」
武内P「何とかと……言われましても」
みく「こう……ほら、スカウトしてくるとか」
莉嘉「動物を?」
みく「うん。おいでー、笑顔にゃ~、って」
莉嘉「いやいや、みくちゃん……それは」
みく「パワーオブスマイルにゃ~、って」
莉嘉「……チョー名案だよ、ソレ」
みく・莉嘉「あはははははは!……はぁ」
みく・莉嘉「……動物探そ」
123: 2018/06/22(金) 19:14:47.82 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
武内P「……」
杏「……あれ?」
みく「? どうしたの、杏チャン」
莉嘉「何々? 何か居た?」
杏「……プロデューサー、ホラ、あそこ見て」
武内P「……何か、居ますね」
何か、居る。
みく「えっ、ウソ! どこどこ!? どこに居る!?」
杏「ホラ……この指の先に、何か、光って……」
莉嘉「ホントだ! 居る! 居る居る居る居る! 二つ、目みたいなの光ってる!」
みく「ウソでしょ!? ホントに!? そんなハッキリ見え……居たー!」
杏「なんか……結構大きいよ、あれ。杏より大きいのは確実だね」
莉嘉「五メートル位無い!? ヤバくない!? ねえ、ヤバくない!?」
みく「いや、六……ううん、八メートルはあるにゃ、アレ……!」
そんなに大きくは、無い。
武内P「……」
杏「……あれ?」
みく「? どうしたの、杏チャン」
莉嘉「何々? 何か居た?」
杏「……プロデューサー、ホラ、あそこ見て」
武内P「……何か、居ますね」
何か、居る。
みく「えっ、ウソ! どこどこ!? どこに居る!?」
杏「ホラ……この指の先に、何か、光って……」
莉嘉「ホントだ! 居る! 居る居る居る居る! 二つ、目みたいなの光ってる!」
みく「ウソでしょ!? ホントに!? そんなハッキリ見え……居たー!」
杏「なんか……結構大きいよ、あれ。杏より大きいのは確実だね」
莉嘉「五メートル位無い!? ヤバくない!? ねえ、ヤバくない!?」
みく「いや、六……ううん、八メートルはあるにゃ、アレ……!」
そんなに大きくは、無い。
124: 2018/06/22(金) 19:25:46.20 ID:9TtZKV+Fo
莉嘉「ヤバいって! どうするの、P君!?」
武内P「笑顔です」
みく「っかー! こんな時に笑顔とかどうでも良いにゃ!」
みく「パワーオブスマイルじゃなくて、パワーのみで良いって!」
莉嘉「ねえ……あれって、もしかして……トラ? トラなの!?」
杏「ちょっと静かにしよう……注意を引くと、危ないかも」
みく・莉嘉「……!」コクコク!
杏「杏は、ドアにバリケードを作るから、二人は見張ってて」
みく「任せるにゃ、杏チャン……!」
莉嘉「武器……そうだ、武器になるもの……!」
みく「ひいいい……! めっちゃこっち見てるにゃああ……!」
武内P「……」
武内P「笑顔です」
みく「っかー! こんな時に笑顔とかどうでも良いにゃ!」
みく「パワーオブスマイルじゃなくて、パワーのみで良いって!」
莉嘉「ねえ……あれって、もしかして……トラ? トラなの!?」
杏「ちょっと静かにしよう……注意を引くと、危ないかも」
みく・莉嘉「……!」コクコク!
杏「杏は、ドアにバリケードを作るから、二人は見張ってて」
みく「任せるにゃ、杏チャン……!」
莉嘉「武器……そうだ、武器になるもの……!」
みく「ひいいい……! めっちゃこっち見てるにゃああ……!」
武内P「……」
125: 2018/06/22(金) 20:02:44.99 ID:9TtZKV+Fo
武内P「……」
みく「……もおお……! 最悪にゃああ……!」
莉嘉「まだ居る? うわあぁ……居るうぅ……!」
杏「――でもさ、この状況は覚えがあるよね」
みく「いやいやいや、そんなの無いって!」
莉嘉「アタシ達、こんな状況になったこと……あっ」
みく「莉嘉チャン? ど、どうかしたの?」
莉嘉「いや……ホラ、あったじゃん、こういう状況」
みく「?……あっ」
みく・莉嘉・杏「――ストライキの時」
みく「そうだね……あの時も、こうやって立て籠もったんだった」
莉嘉「あの時の相手は、トラじゃなくて、P君だったケドね☆」
杏「そう思ったらさ、なんとかなる気がしてこない?」
みく・莉嘉・杏「……!」
武内P「……」
みく「……もおお……! 最悪にゃああ……!」
莉嘉「まだ居る? うわあぁ……居るうぅ……!」
杏「――でもさ、この状況は覚えがあるよね」
みく「いやいやいや、そんなの無いって!」
莉嘉「アタシ達、こんな状況になったこと……あっ」
みく「莉嘉チャン? ど、どうかしたの?」
莉嘉「いや……ホラ、あったじゃん、こういう状況」
みく「?……あっ」
みく・莉嘉・杏「――ストライキの時」
みく「そうだね……あの時も、こうやって立て籠もったんだった」
莉嘉「あの時の相手は、トラじゃなくて、P君だったケドね☆」
杏「そう思ったらさ、なんとかなる気がしてこない?」
みく・莉嘉・杏「……!」
武内P「……」
126: 2018/06/22(金) 20:09:41.31 ID:9TtZKV+Fo
みく「……杏チャンの言う通りにゃ!」
みく「襲い来るトラと、襲い来るPチャンなら、トラの方がマシにゃ!」
莉嘉「そうだよ! むしろ、今はP君が味方に居るもん!」
莉嘉「P君だったら、トラが相手でもラクショーだよね☆」
杏「……ってな訳で、いざという時はよろしく~」
杏「本当にもしもの時は、杏が囮になるからさ」
みく「何言ってるにゃ、杏チャン! 皆で日本に帰るよ!」
莉嘉「そうだよ! あの時も、諦めなかったじゃん!」
杏「逃げるのも面倒だし、それが一番助かる人数が多いよ」
みく「駄目だよ! 杏チャン、ちっちゃいからすぐ食べ終わるにゃ!」
莉嘉「アタシ……ライオンの衣装着たことあるし、戦うよ! ガオーッ!」
杏「……へへへ、二人共、本当に物好きだね」
武内P「……」
みく「襲い来るトラと、襲い来るPチャンなら、トラの方がマシにゃ!」
莉嘉「そうだよ! むしろ、今はP君が味方に居るもん!」
莉嘉「P君だったら、トラが相手でもラクショーだよね☆」
杏「……ってな訳で、いざという時はよろしく~」
杏「本当にもしもの時は、杏が囮になるからさ」
みく「何言ってるにゃ、杏チャン! 皆で日本に帰るよ!」
莉嘉「そうだよ! あの時も、諦めなかったじゃん!」
杏「逃げるのも面倒だし、それが一番助かる人数が多いよ」
みく「駄目だよ! 杏チャン、ちっちゃいからすぐ食べ終わるにゃ!」
莉嘉「アタシ……ライオンの衣装着たことあるし、戦うよ! ガオーッ!」
杏「……へへへ、二人共、本当に物好きだね」
武内P「……」
127: 2018/06/22(金) 20:15:08.25 ID:9TtZKV+Fo
杏「……ま、杏もおとなしくやられるつもりは無いってば」
みく「そうにゃ! トラがこっちに来るとは限らないし!」
莉嘉「……うん……まだ、あそこに居るね」
みく「ジッとこっちを見て……」
みく「――あっ」
莉嘉「どうしたの、みくちゃん?」
みく「……ねえ、あれ……シカじゃない?」
莉嘉「えっ!? トラでしょ!?」
みく「ホラ、光ってる目の……上の方に、ツノみたいなの見えない?」
莉嘉「いや、見えないって……だってアタシ、模様見えたもん」
杏「……どれどれ……いや、トラじゃないなら……」
杏「――あっ、シカだ」
武内P「……」
シカでした。
みく「そうにゃ! トラがこっちに来るとは限らないし!」
莉嘉「……うん……まだ、あそこに居るね」
みく「ジッとこっちを見て……」
みく「――あっ」
莉嘉「どうしたの、みくちゃん?」
みく「……ねえ、あれ……シカじゃない?」
莉嘉「えっ!? トラでしょ!?」
みく「ホラ、光ってる目の……上の方に、ツノみたいなの見えない?」
莉嘉「いや、見えないって……だってアタシ、模様見えたもん」
杏「……どれどれ……いや、トラじゃないなら……」
杏「――あっ、シカだ」
武内P「……」
シカでした。
129: 2018/06/22(金) 20:27:13.68 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
武内P「……」
みく・莉嘉「あっはははは! あっはははははは!」
杏「……」
みく「あっ、杏チャン……! それ……それ、あっははは!」
杏「これ? バリケード!」
莉嘉「バリケード! マットレスじゃん! ペラペラ……ペラペ、あははは!」
杏「杏もさ、咄嗟だったからね? 咄嗟……っぷふふはは!」
みく「みく……みく、なんか格好いいこと言っちゃったにゃ!」
莉嘉「皆で日本に帰るよ!」
みく・莉嘉・杏「あっはははははは! っひひあっはは!」
莉嘉「アタシだって武器探し、っぶふうっ! っくくく! 腹筋痛い痛い!」
杏「ひーっ……ひーっ……! 何か、何か見つかった?」
莉嘉「これ、ホラ……ネコミミ」
みく・莉嘉・杏「あっはははは! あっはははははは!」
武内P「……」
みく・莉嘉「あっはははは! あっはははははは!」
杏「……」
みく「あっ、杏チャン……! それ……それ、あっははは!」
杏「これ? バリケード!」
莉嘉「バリケード! マットレスじゃん! ペラペラ……ペラペ、あははは!」
杏「杏もさ、咄嗟だったからね? 咄嗟……っぷふふはは!」
みく「みく……みく、なんか格好いいこと言っちゃったにゃ!」
莉嘉「皆で日本に帰るよ!」
みく・莉嘉・杏「あっはははははは! っひひあっはは!」
莉嘉「アタシだって武器探し、っぶふうっ! っくくく! 腹筋痛い痛い!」
杏「ひーっ……ひーっ……! 何か、何か見つかった?」
莉嘉「これ、ホラ……ネコミミ」
みく・莉嘉・杏「あっはははは! あっはははははは!」
130: 2018/06/22(金) 20:36:44.31 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
五日目 朝 ブンブン・ミシロ
武内P「――皆さん、起きてください」
みく「……ふわぁあ……朝……?」
莉嘉「体……ダルい……」
杏「帰るよ~、やっと帰れるんだよ~」
みく「んっ……んんん……! アイタタタ……体痛い……!」
莉嘉「アタシ……あんまり眠れなかった」
みく「うっわ……ギャルっていうか、ヤマンバギャルにゃ」
莉嘉「えっ、ウソ!? そんなにクマできてる!?」
杏「……とりあえず、帰り支度しようぜ~」
みく・莉嘉「……はーい」
五日目 朝 ブンブン・ミシロ
武内P「――皆さん、起きてください」
みく「……ふわぁあ……朝……?」
莉嘉「体……ダルい……」
杏「帰るよ~、やっと帰れるんだよ~」
みく「んっ……んんん……! アイタタタ……体痛い……!」
莉嘉「アタシ……あんまり眠れなかった」
みく「うっわ……ギャルっていうか、ヤマンバギャルにゃ」
莉嘉「えっ、ウソ!? そんなにクマできてる!?」
杏「……とりあえず、帰り支度しようぜ~」
みく・莉嘉「……はーい」
131: 2018/06/22(金) 20:43:30.86 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
ブンブン・ミシロ 外
武内P「……」
みく「……ブンブンに、挨拶しておく?」
莉嘉「まあ……いちおー、お世話になったもんね」
杏「……しょうがないなぁ」
みく・莉嘉・杏「――お世話になりました!」
みく・莉嘉・杏「……」
みく「さっ! さっさと、こんな場所おさらばするにゃ!」
莉嘉「ホント、マジでもう二度と来たくないよね」
杏「ホテルに着いたら、寝て、起きて、寝る!」
みく・莉嘉「さんせー!」
杏「なんて言うかさ、一生分は働いた気がするよ」
みく「ホントだよ! 残りの休みは、バカンスにゃ!」
莉嘉「アタシ、思いっきり満喫する! するったらするの!」
みく・莉嘉・杏「おーっ!」ニコッ!
武内P「……良い、笑顔です」
ブンブン・ミシロ 外
武内P「……」
みく「……ブンブンに、挨拶しておく?」
莉嘉「まあ……いちおー、お世話になったもんね」
杏「……しょうがないなぁ」
みく・莉嘉・杏「――お世話になりました!」
みく・莉嘉・杏「……」
みく「さっ! さっさと、こんな場所おさらばするにゃ!」
莉嘉「ホント、マジでもう二度と来たくないよね」
杏「ホテルに着いたら、寝て、起きて、寝る!」
みく・莉嘉「さんせー!」
杏「なんて言うかさ、一生分は働いた気がするよ」
みく「ホントだよ! 残りの休みは、バカンスにゃ!」
莉嘉「アタシ、思いっきり満喫する! するったらするの!」
みく・莉嘉・杏「おーっ!」ニコッ!
武内P「……良い、笑顔です」
132: 2018/06/22(金) 20:53:33.18 ID:9TtZKV+Fo
・ ・ ・
?日目 夜 ホテル・イスタナ 926号室
武内P「――と、これで映像は以上になります」
武内P「前川さん、城ヶ崎さん、双葉さんは、立派に刑を終えました」
武内P「……これ以降、ユニットを越えた絆のようなものを感じます」
武内P「過酷ですが……良い、刑罰だったと、そう、思います」
三人「……!?」
武内P「……皆さんの表情を見るに……はい、その通りです」
武内P「皆さんに伝えられていたスケジュールは、全て偽りのものです」
武内P「貴女達の問題行為に、ある決定が下されました」
武内P「……ここまで言えば、もうおわかりですね?」
武内P「その決定とは――」
三人「……!」
武内P「ブンブンの刑に処す」
おわり
?日目 夜 ホテル・イスタナ 926号室
武内P「――と、これで映像は以上になります」
武内P「前川さん、城ヶ崎さん、双葉さんは、立派に刑を終えました」
武内P「……これ以降、ユニットを越えた絆のようなものを感じます」
武内P「過酷ですが……良い、刑罰だったと、そう、思います」
三人「……!?」
武内P「……皆さんの表情を見るに……はい、その通りです」
武内P「皆さんに伝えられていたスケジュールは、全て偽りのものです」
武内P「貴女達の問題行為に、ある決定が下されました」
武内P「……ここまで言えば、もうおわかりですね?」
武内P「その決定とは――」
三人「……!」
武内P「ブンブンの刑に処す」
おわり
133: 2018/06/22(金) 21:12:47.30 ID:YNaZssU90
乙、3人の内1人は美波説
134: 2018/06/22(金) 21:24:44.12 ID:agCt30CSO
トラと間違えたのはリカでした
135: 2018/06/22(金) 21:26:28.90 ID:YMWZwUZyo
ミナミィ、しぶりん、かなこの問題児三銃士だな(確信)
しかしここのかなこは甘いもの食ってないときはアマゾンになって人喰ってそうなのはなぜなのか
しかしここのかなこは甘いもの食ってないときはアマゾンになって人喰ってそうなのはなぜなのか
142: 2018/06/23(土) 13:24:03.91 ID:Pkbn1Flqo
このブンブンってのなんなんだ?
さっぱり意味わからんかった
さっぱり意味わからんかった
143: 2018/06/23(土) 14:12:10.73 ID:I26lKR6SO
>>142
俺も初めはよく分からなんだが2レスで水曜だと分かった
俺も初めはよく分からなんだが2レスで水曜だと分かった
引用元: 武内P「今日はぁ、ハピハピするにぃ☆」
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