874: 2018/07/14(土) 21:29:14.17 ID:XWwLJ7HNo

875: 2018/07/14(土) 21:32:59.83 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「そう! もっと涼し気な格好出来ないの?」

武内P「いえ、しかし……仕事中ですので」

凛「それにしても、どうにかならない?」

武内P「そう……言われましても」

卯月「わ、私は、男の人のスーツ姿って格好良いと思いますよ!」

武内P「島村さん……気を遣って頂き、すみません」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

876: 2018/07/14(土) 21:35:11.87 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「別に、スーツ姿が格好悪いとは思ってないからね?」

武内P「は、はあ」

凛「うん。大人って感じで、悪くないと思う」

武内P「そう……でしょうか?」

卯月「でも……最近は暑いから、プロデューサーさんの体調が心配です」

武内P「島村さん……重ね重ね、ありがとうございます」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

877: 2018/07/14(土) 21:37:45.78 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「アタシもさ? アンタの体調とか……ホラ、ね?」

武内P「はい……?」

凛「倒れられたら、困るって言ってるの」

武内P「そう、ですね……はい、それは気をつけています」

卯月「そういう時は……何か、冷たい物が食べたくなっちゃいますよね♪」

武内P「島村さん……そうですね、アイスでも買ってきましょうか」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

878: 2018/07/14(土) 21:40:25.55 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「良いよねー、アイス★ アタシも食べたくなっちゃった★」

武内P「はい。勿論、城ヶ崎さんの分も買ってきます」

凛「ふーん……じゃあ、私の分は?」

武内P「はい。当然、渋谷さんの分もです」

卯月「あっ! なら、私が皆の分も買ってきますね!」

武内P「島村さん……なら、一緒に行きましょうか」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

879: 2018/07/14(土) 21:42:58.71 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「ヤバーイ! なんか、炎天下の中歩きたくなっちゃった★」

武内P「そ、そうなのですか?」

凛「私も行こうかな。自分で選びたいし」

武内P「そう……ですね、はい」

卯月「じゃあ、三人で買ってきますね♪ 何が良いですか?」

武内P「島村さん……では、バニラをお願い出来ますか?」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

880: 2018/07/14(土) 21:46:37.05 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「三人で買ってくるって……逆に効率悪くない?」

武内P「逆に、ですか?」

凛「! 全員で、どこかへ食べに行くのはどう?」

武内P「そう、ですね……それも、有りだと思います」

卯月「あっ! それなら、この前気になるって言ってたお店はどうですか?」

武内P「島村さん……はい。皆さんが、宜しければ」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

882: 2018/07/14(土) 21:51:25.96 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「この前って、えっ? 何の話?」

武内P「はい。先日、近場に新しくスイーツショップが出来ていまして」

凛「ねえ、その話……初耳なんだけど」

武内P「えっ? いえ……本当に、会話の流れで出た話なので」

卯月「今度、美穂ちゃんと響子ちゃんと行こうって話してたんですけど……えへへ♪」

武内P「島村さん……では、お二方には、言わずにおきます」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

883: 2018/07/14(土) 21:56:20.03 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「アンタ……あの二人と話す機会、あるワケ?」

武内P「はい。ピンクチェックスクールで仕事がある時に、会う機会が」

凛「ねえ、トライアドプリムスは? 奈緒と、加蓮は?」

武内P「? 素晴らしいユニットで……素晴らしい、アイドルです」

卯月「うぅ……でも、我慢します! 島村卯月、我慢を頑張ります!」

武内P「島村さん……では、お二人もお誘いするのは、どうでしょうか?」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

884: 2018/07/14(土) 22:03:56.23 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「そもそも! アンタの格好が暑苦しいって話だったじゃん!」

武内P「! そ、そうですね……確かに」

凛「それを解決してないのに、出歩くのって変じゃない?」

武内P「こちらのスーツは……着ている私としては、暑くは無いのですが」

卯月「ええっ!? そうなんですか!? ちょ、ちょっとだけ……羽織ってみても良いですか?」

武内P「島村さん……そう、ですね。それで……わかっていただけるのなら」


美嘉・凛「待って!」


武内P「……はい?」

885: 2018/07/14(土) 22:08:43.31 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「アンタさ、汗かいてるんじゃないの? 有り得ないっしょ?」

武内P「えっ?」

凛「汗の匂いのする上着をアイドルに着せるとか、有り得ないから」

武内P「そ、そうですね……仰る通りです」

卯月「す、すみません! で、でも、その……私は嫌じゃない、ですよ?」

武内P「島村さん……いえ、城ヶ崎さんと、渋谷さんの仰る通りですし」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

886: 2018/07/14(土) 22:14:37.32 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「ここ、冷房きいてるじゃん? つまり、チョー涼しくて快適★」

武内P「え、ええ……そうですね」

凛「だから、嫌ってわけじゃないから。普通は有り得ないけど、確認でしょ?」

武内P「あ、いえ……ですが」

卯月「あっ、じゃあ……二人が確認してる間に、アイス買ってきますね♪」

武内P「島村さん……では、私も上着を置いて、一緒に」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

887: 2018/07/14(土) 22:19:00.27 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「皆で食べに行く、って話は? アレー? おかしくない?」

武内P「その……かなり、時間も過ぎてしまいましたし」

凛「……プロデューサーって、なんだか卯月に優しくない?」

武内P「そう、でしょうか? すみません、自分では……よく」

卯月「プロデューサーさんは、皆に優しいですよっ♪」

武内P「島村さん……そう思って頂けているなら、幸いです」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

888: 2018/07/14(土) 22:24:22.32 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「あ、アタシも! アンタは、その……優しいと思う……なー、あはは!///」

武内P「城ヶ崎さん……ありがとう、ございます」

凛「ま、まあ……そうだね、うん……優しいと、思うよ……って、何言わせるの!///」

武内P「渋谷さん……ありがとう、ございます」

卯月「それに……ふふっ♪ スーツも似合ってて、格好いいです♪」

武内P「島村さん……気を遣って……いえ、ありがとう、ございます」


美嘉・凛「待って!」


武内P「……はい?」

889: 2018/07/14(土) 22:34:07.49 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「あ、アタシも! アンタのスーツ姿、い、イケてると……お、思う!///」

武内P「あ、ありがとうございます」

凛「ちょっと、もう……! わ、私も、まあ……い、良いと思ってるから!///」

武内P「そ、そうでしたか……ありがとう、ございます」

卯月「あっ、でも、ワイシャツ姿も、その……見てみたいなぁ……な~んて! あはは!///」

武内P「島村さん……その、期待されても困りますが……はい」


美嘉・凛「待って?」


武内P「……はい?」

890: 2018/07/14(土) 22:39:58.23 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「えっ?……えっ? 卯月に言われたら、脱ぐの?」

武内P「えっ? いえ、別に、そういう訳では」

凛「さっきは、仕事中だから、って断ったよね? なのに、何で?」

武内P「あ、いえ……皆さんに、これ以上気を遣わせる訳にはいかないと、そう、思いまして」

卯月「あっ、じゃあお手伝いしますね♪ 島村卯月、頑張ります!」

武内P「島村さん……では、お願いできますか?」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

891: 2018/07/14(土) 22:44:24.63 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「上着を脱ぐ手伝いとか……新婚みたいじゃん」

武内P「えっ? そう、でしょうか?」

凛「うん。イメージ的に……そんな感じがする」

武内P「は……はあ」

卯月「え、えっと、それじゃあ……おっ、お仕事お疲れ様でした!///」

武内P「島村さん……あの、まだ勤務中なのですが」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

892: 2018/07/14(土) 22:48:40.55 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「…………アタシも、それやりたい」

武内P「えっ?」

凛「…………私も、それやるから」

武内P「えっ?」

卯月「え、っと……なら……お仕事、頑張ってください♪」

武内P「島村さん……はい、頑張ります」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

893: 2018/07/14(土) 22:55:50.61 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「あのさ……暑苦しいって言うか、熱々じゃない?」

武内P「えっ? 何が……でしょうか?」

凛「ねえ、何なの? アンタ、私のプロデューサーでしょ?」

武内P「えっ? そうですが……どうされましたか?」

卯月「あうぅ……!/// かっ、顔が熱いので、アイス買ってきます……!///」

武内P「島村さん……では、私も」


美嘉・凛「待って」


武内P「……はい?」

894: 2018/07/14(土) 23:01:25.45 ID:XWwLJ7HNo
  ・  ・  ・

ガチャッ!

未央「おっはようござ――」


美嘉「脱がせてあげるって言ってるでしょ!?」

凛「なんで抵抗するの!? 有り得ないから!」

グイグイッ!

武内P「待ってください! やっ、やめ……! 待ってください!」


未央「――うわああっ!?」


武内P「! 助けてください! 助けてください、本田さ――んっ!」

美嘉「はあっ!? アタシじゃ嫌だってコト!?」

凛「ふざけないでよ! 納得の行く説明を聞かせて!」

グイグイッ!


未央「何これ何これ何なのこの状況!?」

895: 2018/07/14(土) 23:09:58.58 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「卯月は良いんだよ!? なら、良くない!?」

凛「未央もそう思うよね? うん、大丈夫、わかってるから」

未央「何が!?」

武内P「本田さん! お願いします! お二人を止めてください!」

未央「ぷ……プロデューサー……」


未央「……オッケー、わかったよ!」

未央「――本田未央!」

未央「プロデューサのためなら――」


未央「一肌脱ぎましょう!」


美嘉・凛「待って」


未央「……はい?」

896: 2018/07/14(土) 23:20:49.84 ID:XWwLJ7HNo
美嘉「アタシ達、脱がせようとしてるんだケド……脱ぐの?」

未央「へっ?」

凛「先に脱いでおくって……新婚みたいだね、それ」

未央「はっ?」


美嘉・凛「……」

スルスルッ…


未央「ちょっと!? 二人共、なんで脱いでるの!?」

武内P「おっ、お願いします! 脱がないでください、お二人とも!」


美嘉「アンタが脱がないなら、こっちが脱ぐしか無いじゃん?★」

凛「観念しなよ。先に贔屓した、プロデューサーが悪いんだから」

スルスルッ…


武内P「待ってください!」


美嘉・凛「待たない。いい加減――」

スルスル…


美嘉・凛「見苦しいよ」



おわり

897: 2018/07/14(土) 23:23:47.08 ID:iMfocwVt0


延々と見ていたい

898: 2018/07/15(日) 00:15:52.06 ID:6NvCsUPxo
乙乙

こりゃ卯月を贔屓するわ

引用元: 武内P「今日はぁ、ハピハピするにぃ☆」