1: 2015/11/21(土) 19:00:01.18 ID:IxAGY3jF0


昼休み

姫菜「サキサキ~。はろはろ~」

沙希「サキサキ言うな」

姫菜「いいじゃない~。私とサキサキの仲なんだし」

沙希「あたしとの仲って......いつものグループは?」

姫菜「クラスの様子を見てなんとなくわかるよね?優美子が隼人くんと付き合い始めたって」

沙希「なんかそうらしいね」

姫菜「それで2人はベッタリだし、結衣は昼休みになると雪ノ下さんのとこに行っちゃうし......」

沙希「ふーん」



2: 2015/11/21(土) 19:01:02.14 ID:IxAGY3jF0
姫菜「優美子達と仲が悪くなったわけじゃないけどそのグループとしてはもうおしまいかな」

沙希「まぁ、聞いといてなんだけどあたしには関係ないね」

姫菜「関係あるよ~。私にはサキサキしかいないの~」

沙希「べ、別にあたしじゃなくても......」

姫菜「お願い~。見捨てないで~」ウルウル

沙希「わ、わかったから泣きそうにならないでよ......」

姫菜「やった!なんだかんだでサキサキはやさしいから大好き!」

沙希「で、でも......あたしと居ても別に面白くないと思うよ?」

姫菜「そんな事ないよ?サキサキとBLの素晴らしさについて語り合うとか!ぐ腐腐腐~」

沙希「興味ないし」

3: 2015/11/21(土) 19:02:02.38 ID:IxAGY3jF0
姫菜「え!?ホ〇が嫌いな女子がいるなんて......」

沙希「それが普通じゃない?」

姫菜「しょうがないな~。それじゃあ、恋バナでもする?」

沙希「もっと興味ないし」

姫菜「......ヒキタニくんの事も?」

沙希「!?」

姫菜「あ!今、動揺したのかな~?」ニコニコ

沙希「そそそ、そんなこと///」

姫菜「私ね、ヒキタニくんに『ずっと前から好きでした。俺と付き合ってください』って言われたんだよ~」

沙希「......」ムッ

姫菜「......」フフン

5: 2015/11/21(土) 19:03:03.16 ID:IxAGY3jF0
沙希「あたしだってあいつに『愛してるぜ川崎!』って言われたんだけど」

姫菜「なっ!?」

沙希「......」フフン

姫菜「それ、私に対抗して適当な事言ってない!?」

沙希「あ、あんたこそ!あいつがあんたの事ずっと前から好きとかありえないし!」

姫菜「私はほんとに言われたんだから!」

沙希「あたしだって!」

姫菜「......」

沙希「......」

6: 2015/11/21(土) 19:04:07.02 ID:IxAGY3jF0
姫菜「ごめん......一応そう言われたけどその場を収める為の嘘告白なんだ」

沙希「あたしもごめん。なんかあいつ、急いでたみたいで単なる勢いで言った感じで......」

姫菜「でもその事があってヒキタニくんを?」

沙希「それもあるけどあたしさ、あいつにはなんだかんだで世話になってて......あんたも?」

姫菜「うん、その時は嘘だってわかってるんだけど今じゃBLもあまり興味なくなってきてヒキタニくんの事が......」

沙希「そうなんだ」

姫菜「私達、ライバルになるのかな?」

沙希「それは......あんたがあたしとの仲、って言った後でそれは嫌かも」

姫菜「私も嫌かな」

沙希「あんたとなら仲良くなれそうだし」

8: 2015/11/21(土) 19:05:04.55 ID:IxAGY3jF0
姫菜「サキサキがそう言ってくれるなんて嬉しいな」ニコ

沙希「三浦は気に入らないけどね」

姫菜「まぁまぁ、優美子もいいとこあるんだよ?」

沙希「どうだか」

姫菜「ちょっと話がそれちゃったけど、協力し合う?」

沙希「協力?」

姫菜「2人でヒキタニくんを押し倒しちゃうとか!」

沙希「なっ///」

姫菜「無茶かもしれないけどヒキタニくんってなんかややこしそうだし」

沙希「そ、それはわかるけど......」

姫菜「なんといっても強敵が2人もいるんだよ?」

沙希「雪ノ下と由比ヶ浜?」

9: 2015/11/21(土) 19:06:01.49 ID:IxAGY3jF0
姫菜「そう!学校一の美少女でお嬢様!それに負けない位かわいい、やさしくて明るい女の子!」

沙希「そういえば雪ノ下って姉がいるんだっけ」

姫菜「いるよね。しかもすごく美人でヒキタニくんとも親しいのかな?なんか関わる事あるみたいだし」

沙希「それに由比ヶ浜はあんたの友達じゃないの?」

姫菜「そうだけど、それとは別問題ということで」

沙希「やっぱりあの2人って比企谷の事が好きなのかな」

姫菜「結衣はそんな感じだけど雪ノ下さんはよくわからないよね」

沙希「でも嫌いなはずはないよね。あの部活で色々あるみたいだし」

姫菜「あと今の生徒会長の子。隼人くんに告白して振られてるんだけどそれからヒキタニくんといるとこもよく見るんだよね」

沙希「一色だっけ?外であいつと一緒に居たとこも見た事あるよ」

姫菜「そうなんだ......ってヒキタニくん、結構女子といる事多くない!?」

10: 2015/11/21(土) 19:07:03.87 ID:IxAGY3jF0
沙希「......それは今、あたしも思った」

姫菜「そういうわけで私達の取り巻く状況は非常に厳しいわけだよ!」

沙希「なんかありな気がしてきた。あいつになら、は、初めても///」

姫菜「そうだよ~。サキサキって美人でスタイルいいし!」

沙希「あんただってかわいい方だと思うよ?変なとこあるけど」

姫菜「変は余計だよ~。でも決まり?」

沙希「そうだね。じゃあ、さっそく会う人がいるけど今度ついて来て」

姫菜「会う人?」

沙希「あいつの妹。こういう事には協力してくれそうだから」

11: 2015/11/21(土) 19:08:03.60 ID:IxAGY3jF0
ーーーーー
ーーーー

小町「あれ?沙希さんと......えーともう1人はどこかで見たような?」

姫菜「はろはろ~、海老名姫菜で~す。千葉村で会ったよね?」

小町「うーん?あ!競泳水着着てた人だ!」

沙希「競泳水着?それはともかく悪いんだけど、ちょっと頼まれていい?」

小町「なんですか?」

沙希「大志がちょっとの間いなくなるからさ、あたしんちで弟と妹の面倒見てくれない?」

小町「いいですよー......って、沙希さんはどうするんですか?」

沙希「その間、あたし達があいつの面倒みるからさ」

小町「お!それはどういう事ですかなー」ニヤニヤ

12: 2015/11/21(土) 19:09:06.72 ID:IxAGY3jF0
姫菜「きっとそういう事ですよ~。私達は結衣と雪ノ下さんに比べると不利だからね~」ニコニコ

小町「おおっ!それなら小町も協力しますよ!あ、これ小町的にポイント高いかも」

姫菜「ありがと~」

小町「えーと......沙希さんはいいや。姫菜さんはどうしてお兄ちゃんの事を?」

沙希「なにその『いいや』って」

小町「沙希さんはなんとなくわかりやすそうなのでー」ニコニコ

沙希「///」

姫菜「修学旅行の時にあった事がきっかけでね」

小町「ひょっとして告白されるのを止める為に代わりにお兄ちゃんが告白した相手が?」

姫菜「......それが私。変な事になってごめんなさい」

小町「そうだったんですかー。まぁまぁ、もう解決してるんならいいんですよ」

姫菜「本当にごめんね?」

小町「いえいえー、それがきっかけでお兄ちゃんの嫁候補が増えてるのであれば小町としては嬉しい限りです!」

姫菜「うん、これから色々とお世話になるかもしれないから宜しくね?小町ちゃん」

小町「はい!姫菜さん!沙希さんも宜しくですー」



姫菜「......ところでサキサキ。ポイントってなに?」

沙希「さぁ?」

ーーーーー
ーーーー
ーーー

13: 2015/11/21(土) 19:10:07.91 ID:IxAGY3jF0
奉仕部終了後

八幡(さて、帰るか)

スタスタ

姫菜「ヒキタニくん、はろはろ~」

沙希「......」

八幡(海老名さんと川崎ってのはなんか珍しい組み合わせ......でもないか?)

八幡「どうした?部活は終わったが相談事か?」

姫菜「違うよ。ヒキタニくんに話したい事があるんだ」

八幡「俺に?川崎もか?」

沙希「......うん」

14: 2015/11/21(土) 19:11:01.61 ID:IxAGY3jF0
ーーーーー
ーーーー

八幡「マ、マジか?」

姫菜「何度も繰り返して言う事じゃないんだけどな?」

八幡「じゃあ、こちらから言うが......2人とも俺の事が?」

沙希「うん///」

八幡(な、なんだよ!顔赤くして......)

八幡「実は罰ゲームとかじゃなくて?」

沙希「はぁ?」ギロ

八幡「う......」

沙希「次そういう事言ったら殴るから」

姫菜「それは私も止めないかな。サキサキって空手やってるんだよ?」

八幡「」

15: 2015/11/21(土) 19:12:01.73 ID:IxAGY3jF0
姫菜「コンクリートブロック割ったり、木材を切断したり、ビール瓶の真ん中を削ぎ落としたりするんだっけ?」

沙希「なにそれ?何かの漫画?」

八幡「殴るとかは勘弁して......」

沙希「大丈夫、ボディにしとくから。それならあんたの妹にも心配かけないでしょ?」

八幡(心配かけるとこ違うだろ)

八幡(それに空手関係なくね?言ってる事が不良丸出しだよ......)

姫菜「私達、本気なんだからね?」

八幡「だが今すぐどちらか決めろとは......」

八幡(川崎は結構関わる事もあったか?仮に好意を持ってるとしてもわからなくないが)

八幡(腐女子で修学旅行の事もある海老名さんが俺の事を......)

16: 2015/11/21(土) 19:13:08.04 ID:IxAGY3jF0
八幡「そもそも海老名さんは誰から告白されても付き合う気はないって言ってなかったか?」

姫菜「それはヒキタニくんも同じだよね?私の事をずっと前から好きと言われても信じられないし」

八幡「......まぁな」

姫菜「だから私から告白したわけ♪」

八幡(えー、それあっさりしすぎじゃないっすか?)

姫菜「私も告白しただけじゃすぐに信じてはもらえないとは思うよ」

八幡「嘘ついてるとは思わないが......」

姫菜「あと、最近BLもほとんど興味なくなっちゃてきてさ」

八幡「それは信じにくい」

姫菜「え~、だからこそこれくらいの事はしてもいいとは思ってるんだよ?」ズイ

八幡「ちょ、ちか......」

チュ

17: 2015/11/21(土) 19:14:03.78 ID:IxAGY3jF0
八幡「!?」

八幡(キ、キスされてる!?唇柔らけぇ!......)

姫菜「んっ......もちろんこういう事するのは初めてだよ///」

八幡「」

沙希「え、海老名っ!抜け駆けは......」

姫菜「じゃあ次はサキサキの番で」

沙希「うん」ズイ

八幡「ちょ......」

沙希「なに?あたしとは嫌なの?」ギロ

八幡「そ、そうじゃなくて......お前は嫌じゃないのか?」

ダン

沙希「むしろあんた以外考えられない」

姫菜「おおっ!壁ドンだ」

八幡(ちょっと古くね?って......)

チュ

18: 2015/11/21(土) 19:15:06.48 ID:IxAGY3jF0
八幡「んんーっ!」

沙希「んちゅ、ちゅる、ちゅ、れろ、ちゅ」

八幡(こ、これは!?舌が入って......)

沙希「んんっ!はぁ、はぁ」

姫菜「おお、ディープキスなんてサキサキ大胆~」

八幡「」ポー

姫菜「ヒキタニくん?」

八幡「あ、ああ......」

姫菜「わかってくれた?ちょっと強引な気もするけどヒキタニくんならこうでもしないとな~って」

八幡「ああ......からかってるわけでも罰ゲームでもないんだな?」

沙希「ここでいきなり誰かがひょっこり出てきてからかうようならあたしがそいつを引っ叩くから」

姫菜「という事でよろしくね。ヒキタニくん♪」

19: 2015/11/21(土) 19:16:06.52 ID:IxAGY3jF0
ーーーーー
ーーーー

八幡(あれから何日か経ったが海老名さんも川崎も特に何もしてこないな)

八幡(俺からも関わる事もないがやっぱりドッキリだったりするのか?)

ブーブー

八幡(電話だ。小町か)ピッ

八幡「遅くなって悪いな。今帰ったぞ」

小町『そうなんだ。でも小町、今家に居ないから』

八幡「どこに居るんだ?」

小町『とある人の家に居るよ』

ガチャ

21: 2015/11/21(土) 19:17:05.54 ID:IxAGY3jF0
八幡「今、ドアを開けてみたら鍵が掛かってないぞ?家に居るのは?」

小町『なんと!2人の女の子がお兄ちゃんを待ってまーす♪ヒントは雪乃さんと結衣さんじゃない人でーす』

八幡「......一応聞くが誰だよ」

小町『それはお楽しみって事で。だから小町とかーくんは家にいないからねー』

八幡(カマクラも一緒に?)

小町『これもお兄ちゃんの為だからー。あ、これも小町的にポイント高いかも』

八幡「小町が家に居ないなんて八幡的にポイント低いんだけど」

小町『はいはい、小町もお兄ちゃん会えないなんてさみしいよーじゃあねー』ピッ

八幡「最後の棒読みすぎるだろ......」

八幡(ってまさか......)スタスタ

ガチャ

22: 2015/11/21(土) 19:18:03.02 ID:IxAGY3jF0
沙希「おかえり」

姫菜「やっと帰ってきたね~」

八幡(なんだよ!2人ともその格好!?タンクトップにショートパンツ姿のエプロンて!?)

八幡(......まさか小町の入れ知恵か?)

八幡(そういや川崎って猫アレルギーじゃなかったっけ?だから小町がカマクラを一緒に連れて行ったのか)

八幡(よく見れば家の中、綺麗だ......掃除したのかな)

八幡「......」ゴク

八幡(それにしても川崎って髪も長いけど足長いな)

八幡(海老名さんは綺麗な脚してるな......川崎も綺麗だが海老名さんは色白っていうか)

姫菜「どうしたのかな?あ!ひょっとして『お兄ちゃん』って呼んだ方がいい?」ニコニコ

沙希「やめといた方がいいよ?こいつシスコンだから同い年のあたしらがそう呼んでも逆効果かも」

八幡「お前に言われたくねぇよ。てか何してんだ?」

24: 2015/11/21(土) 19:19:03.11 ID:IxAGY3jF0
沙希「ご飯作ってんだけど」

姫菜「私は手伝ってるだけなんだけどね」

八幡「まぁ、そりゃ見た通りだな......で小町は?」

沙希「大志がちょっといなくてさ、あたしんちで下の弟達の世話を頼んでる」

姫菜「その代わりに私達がヒキタニくんのお世話をしようと思って」

八幡「そ、そうか」

八幡(小町も協力してるのか)

沙希「だからあんたも早く着替えてきなよ」

25: 2015/11/21(土) 19:20:06.40 ID:IxAGY3jF0
ーーーーー
ーーーー

「「「いただきまーす」」」

八幡「......」モグモグ

八幡(あ、おいしいな......って!?)

沙希「......」モグモグ

八幡(川崎は胸大きい......窮屈そうな感じだ)

姫菜「......」モグモグ

八幡(海老名さんが着てるのは川崎とサイズ同じなのか?ダブダブでちょっと上から覗けば......)

姫菜「ヒキタニくん?」ズイ

八幡「お、おう」

八幡(やめて!それ以上近づくと見えちゃいそう!)

26: 2015/11/21(土) 19:21:00.98 ID:IxAGY3jF0
姫菜「どうかな?おいしくない?」

八幡「そんな事はない。おいしいぞ」

姫菜「だって。よかったね~、サキサキ」

沙希「う、うん」

八幡「それで飯食い終わったらどうする?帰るか?」

姫菜「え!?そんな事言うの?サキサキ~」ギュウウ

沙希「よしよし」ナデナデ

八幡(なにそのワザとらしいやりとり)

八幡「......冗談だよ。どうせ泊まるつもりなんだろ」

姫菜「うん♪だから私達、小町ちゃんの部屋を借りるんだけど一緒に寝る?」ニコニコ

八幡「お断りします」

姫菜「つれないな~」

34: 2015/11/22(日) 00:30:00.75 ID:u7vHc6oh0
ーーーーー
ーーーー

八幡(......なんか自分ちに他の女子がいると思うと寝付けないな)

ガラ

姫菜「ヒキタニく~ん」

八幡「おわっ、そろそろ寝るんじゃないのか?何しに来たんだよ」

姫菜「夜這い♪」

八幡「よ、夜這い!?」

姫菜「もしくは3P」

八幡「いやそれ、下品になってるぞ」

35: 2015/11/22(日) 00:31:12.56 ID:u7vHc6oh0
姫菜「ちょっと先をすっ飛ばしてるけどそうした方がわかりやすいかな~っと思って」

八幡「川崎もか?」

沙希「う、うん///あんたならいいかなって思ってる」

姫菜「しかも今日は2人とも大丈夫な日!」

八幡「大丈夫って......」

姫菜「こういう事には興味ない?それなら......」

沙希「え、海老名?」

姫菜「ほらほらヒキタニくん~。サキサキのおっOい大きいよ~」

八幡「」

36: 2015/11/22(日) 00:32:09.71 ID:u7vHc6oh0
姫菜「お!これは!」

沙希「ちょ、やぁ......」

姫菜「ヒキタニくん!これ、優美子より......たぶん結衣よりも大きいよ!」

沙希「んっ、んん、こんな事するなんて......」

八幡(海老名さんが川崎の胸を揉みだした......つーか俺、どうすればいいの?)

沙希「あんたは......どうなのさっ!」

姫菜「私はそんなに大きく......ひゃっ」

沙希「着替えてる時から思ってたんだけど、あんたって綺麗な肌してるよね」

八幡(今度は川崎が海老名さんの後ろに回りこみ服を脱がしていく......これ見ていいのか?)

37: 2015/11/22(日) 00:33:04.36 ID:u7vHc6oh0
姫菜「サキサキ~、強引だよ~」

沙希「比企谷。ほら、海老名の胸って綺麗でいい形じゃない?」

八幡(こういうの美乳っていうのか?確かに川崎よりは小さいがいい形をしてると思う)

姫菜「んっ、あぁん!それ、つよいよぉ......」

沙希「へぇ......これ、大きさはともかくあたしより柔らかいんじゃない?」

八幡(それで俺はどうすればいいんだよ。女子同士でイチャイチャしてるとこを見てればいいのか)

姫菜「ん、あっ、んっ?ほら見てサキサキ。ヒキタニくんのそこも大きくなってない?」

八幡「うっ」

姫菜「ふふ、隠さなくてもいいよ~、ヒキタニくんも興奮してくれてるんだよね?」

沙希「それじゃあ、海老名。今度は比企谷のを......」

姫菜「うん」

62: 2015/11/23(月) 20:00:01.77 ID:9uUwiHbY0
ーーーーー
ーーーー

八幡(家ではああやって海老名さんと川崎が居たりして......勿論嫌ではないが)

八幡(放課後は奉仕部があるし)

八幡(こうやって学校で昼食を食べた後が一番落ち着くかもな)

スタスタ

姫菜「はろはろ~」

八幡「お、おう......」

姫菜「こんな所でご飯食べてたんだね」

八幡「そうだがあまり学校では関わらない方がいいぞ?」

姫菜「え~、私とサキサキであんな事やこんな事したのに?」

63: 2015/11/23(月) 20:01:04.48 ID:9uUwiHbY0
八幡「その川崎は?」

姫菜「なんか職員室に呼び出されたみたい」

八幡「三浦達は?」

姫菜「優美子と隼人くんは昼休みでもべったりだし結衣は雪ノ下さんのとこ行ってるよ」

八幡(その2人もなんだかんだでうまくいってるのな)

姫菜「だから今は私もボッチなの~」

八幡「もうそのグループ終わりか」

姫菜「かといって私達の仲が悪くなったわけじゃないけどね」

八幡「なんか戸部が海老名さんに振られてもあのグループは変わらない気がしてきたな」

姫菜「そうかもね」

64: 2015/11/23(月) 20:02:01.18 ID:9uUwiHbY0
八幡「つまり修学旅行で俺がした事は無駄だったのか......?」

姫菜「そんな事ないよ?とべっちも大岡くんと大和くんと前より仲良くなってるみたいだし......ぐ腐......」コホン

八幡(戸部の奴、海老名さんの事諦めたのかな?)

八幡「今、不穏な笑い声が聞こえたぞ」

姫菜「ごめんごめん♪ちょっと腐女子だった頃の血が騒いで」

八幡「だった頃、じゃなくて腐女子なままの気もするが」

姫菜「ちょっとだけね?」

八幡「せっかくだから聞きたいが、その趣味は男を避ける為だったりするのか?」

姫菜「それもあるけど普通に好きだよ?でも私自身、意外だけどあっけなく興味なくなっちゃった」

八幡「そんなもんかね」

65: 2015/11/23(月) 20:03:02.13 ID:9uUwiHbY0
姫菜「私にとってあの時の告白がそれだけ衝撃的だったんだよ」ニコ

八幡「わ、わかるとは思うがあれは......」

姫菜「うん、でも今はほんとにヒキタニくんの事が好きなんだから」

八幡「実は葉山と三浦が付き合いだしてヤケになってるとか」

姫菜「関係ないよ?あれはあれでお似合いのカップルだと思ってるし」

八幡「まぁな。ちなみによく言ってた......なんだっけ?はちはやってのは?」


姫菜「逆だよ!!」

八幡「」ビク

66: 2015/11/23(月) 20:04:04.87 ID:9uUwiHbY0



姫菜「そのカップリングは有り得ないよ!何も分かってない!!はやはちなんだから隼人くんが攻めでヒキタニくんが受け!それを逆にするなんて......はっ!?」



67: 2015/11/23(月) 20:05:19.56 ID:9uUwiHbY0
八幡「......さて、行くか」スタ

姫菜「ごめん!今のなしで!」グイ

八幡「いや、俺こそ悪かった。その違いが分からないからな」

姫菜「分からなくていいよ!」

八幡「無理するな?腐女子さん?」

姫菜「そんな事ないから!まだちょっとだけ!」グイグイ

八幡「ちょっとだけには思えないんだが。ちなみに俺、ノンケだからな?」

姫菜「うん!わかってるって!それにこれでも私、あのグループにいた頃も隼人くんの事は友達以上として見てないからね?」

68: 2015/11/23(月) 20:06:02.42 ID:9uUwiHbY0
八幡「マジか?この学校でそんな事言う女子は殆どいないと思うぞ?」

姫菜「少なくとも私とサキサキは違うよ」ニコ

八幡(そういや川崎は葉山が爽やかに呼びかけても何も反応がなかったよな)

姫菜「それに隼人くんよりヒキタニくんの事を、って女子はあと約2~3人はいるんじゃないかな?」ニコニコ

八幡「だ、誰だろうな?」

姫菜「わかってるくせに~」

八幡「う......」

姫菜「とまぁ、いいから。ほら、ちょっと場所変えよ?」

八幡(なんか上手くごまかされたような......)

69: 2015/11/23(月) 20:07:03.26 ID:9uUwiHbY0
ーーーーー
ーーーー

姫菜「ここなら人目につかないし大丈夫そうだね」

八幡「こんな物陰でなにするんだ?」

姫菜「えOち♪」

八幡「これまたストレートな......」

姫菜「まだ昼休み終わらないしここなら誰にも見つからないだろうから」

八幡「このビXチめ」

姫菜「え~。私、清楚な美少女っぽくない?」

八幡「自分で言いやがった......さっきの事がなければその通りなんだが」

姫菜「もぉ~、いつまでも引っ張らないでよ~」

八幡「んんっ!」

70: 2015/11/23(月) 20:08:01.53 ID:9uUwiHbY0
八幡(海老名さんは近づいて身体を密着させ、キスしてきた)

姫菜「んんっ!ちゅる、れろ、ん、ちゅ、れろぉ」

八幡(舌まで絡め、口内まで舐めまわしてくる。それだけで頭の中が真っ白になりそうだ)

姫菜「んはぁ......おお!ヒキタニくんのそこ、おっきくなってきてない?」ニコニコ

八幡「し、仕方ねぇだろ。今のキスだけで......」

姫菜「それなら処理しないとね?」

八幡(2度目なのか、手馴れた感じで服を脱がされる)

姫菜「わぁ~、ヒキタニくん!今日も元気だね~」

八幡「ど、どうも......」

姫菜「それじゃあ......」

80: 2015/11/23(月) 20:17:03.29 ID:9uUwiHbY0
ーーーーー
ーーーー

八幡「そろそろ昼休みも終わりか。先に行ってくれ」

姫菜「一緒に行けば怪しまれるから?」

八幡「ああ、変な噂になりたくないだろう?」

姫菜「逆に私が半脱ぎの状態でここに居たらヒキタニくんに無理矢理犯されたみたいな感じに......」ハァハァ

八幡「縁起でもない事言うな。誘ったのは海老名さんだし何を言っても俺が悪者になる」

姫菜「まぁね~。もちろんそんな事しないけど」

八幡「......」

81: 2015/11/23(月) 20:18:01.84 ID:9uUwiHbY0
姫菜「そんな顔しないでよ~。ほんとにするわけないじゃない~」ニコ

八幡「そ、それより早く行けよ」

姫菜「うん、じゃあね。ヒキタニくん♪」チュ

八幡「うっ」

スタスタ

八幡「......」

八幡(あ、このままじゃ、ここでしたのがバレるな)

八幡(俺が1人で後処理しないといけないな......まぁ、やっとくか)

98: 2015/11/25(水) 20:59:55.99 ID:2A3S5n9n0
放課後

八幡(さて、そろそろ行くか)

沙希「......ねぇ」

八幡「お、おう......どうした?」

沙希「ちょっとついて来て」

八幡「俺、これから部活だけど」

沙希「由比ヶ浜に頼んであんたは行けないって言っといた」

八幡(あれ?いつの間......由比ヶ浜や海老名さん達もいないな)

八幡「どこに行って、なにするんだ?」

沙希「ここでは言えない」

八幡「まぁ、部活に行けない事が伝わってるんならいいか」

沙希「......うん、悪いね」

99: 2015/11/25(水) 21:00:56.89 ID:2A3S5n9n0
ーーーーー
ーーーー

沙希「んちゅ、ちゅる、んん!れろ、んん」

八幡「んん!ん!んちゅ、んんっ、んん!」

八幡(屋上連れて行かれた途端、壁際に追い込まれキスされてる......)

八幡「ん!んっ!ちょ、まてっ、いきなりこれかよ!」

沙希「んっ、海老名とだってしたんでしょ?」

八幡「う......」

沙希「授業も終わってないのに昼間からするなんてバカじゃないの?」

八幡「どこからそんな言葉が出てくる。それより昼間、呼び出されたんだって?」

沙希「進路の事でちょっとね。大した用事じゃないよ」

八幡「そうか。今更だが無茶なバイトはしてないよな?」

沙希「するわけないじゃない......あんたに怒られる」

100: 2015/11/25(水) 21:02:01.35 ID:2A3S5n9n0
八幡「怒らねぇよ。ただ、小町が家出した話は聞いたろ?俺にも言えるが大志達に心配させるような事はするなよ?」

沙希「うん......」

八幡「しかもさ.....一番下はまだあんな幼いし」

沙希「今......さーちゃんって言おうとした?次、忘れたら殴るからって言わなかったっけ?」ギロ

八幡「わ、忘れてないぞ?けーちゃん。けーちゃんな?」

八幡(ちょっと間違っただけでこれかよ!?)

沙希「けーちゃんもあんたの事すごく気に入ってるんだから、ね?」

八幡「わかった。それとこのままここでするのか?」

沙希「なんとなくあんたとはここでしたかった」

八幡「そういや初めて話した場所だったな」

沙希「それもそうだけど......文化祭の時の事......覚えてない?」

101: 2015/11/25(水) 21:03:01.45 ID:2A3S5n9n0
八幡「屋上に行く途中でお前に会ったな」

沙希「うん」

八幡「確か、屋上の入り口は鍵が壊れれて......女子の間では割と有名とか......あっ......」

沙希「......」

八幡「俺、ひょっとして『愛してるぜ』とか言ったか?」

沙希「覚えてるんだ......」

八幡「いや、覚えてるつーか思い出した。まさかそれで俺の事を?」

沙希「それはきっかけの一つだよ。あの時のあんた、なんか急いでたみたいで覚えてなさそうだったから......」

八幡「......悪いな」

沙希「ううん、思い出してくれて嬉しい」ニコ

八幡(くっ、なんだよ。その笑顔)

111: 2015/11/25(水) 21:13:22.42 ID:2A3S5n9n0
ーーーーー
ーーーー

八幡「そろそろ帰らないとな」

沙希「もう少し///」

八幡(あれから事後の余韻に浸ってるが)

八幡(川崎は俺の肩に頭を乗せ、離れてくれない......)

八幡「もう遅いしあまり屋上にいたままだと怪しまれるぞ?」

沙希「いや?」ウルウル

八幡(な、なんだよ!?お前、そんなにデレるようなキャラかよ!)

八幡「わかったよ。もう少しだけな?」ナデナデ

沙希「うん......」

八幡(さて、屋上から出る時どうやってごまかそうかな......)

127: 2015/11/27(金) 22:00:01.14 ID:RwAbHdVF0
数日後

小町『お兄ちゃん、はろはろー』

八幡「おいその挨拶やめろ」

小町『ええー、姫菜さんいい人だよ?』

八幡(まさか変な事教え込まれてないだろうな)

八幡「で?お前はまた家にいないのか?」

小町『うん、沙希さんのとこ。だから家には姫菜さんと沙希さんがいるはずだよ』

八幡「またか」

小町『まぁまぁ。小町も特に京華ちゃんに懐かれててねー』

八幡「弟や妹が出来たって感じか」

128: 2015/11/27(金) 22:01:01.36 ID:RwAbHdVF0
小町『そうなんですよー、なにしろ兄がアレすぎるんで♪』

八幡「そうやってディスるのやめてくれない?」

小町『でもすごいよねー。知らないうちにお兄ちゃん、姫菜さんと沙希さんに好かれてて』

八幡「俺もほんとにいつのまにって感じだが」

小町『小町、姫菜さんか沙希さんでも全然オッケーだからね?』

八幡「なにがオッケーなんだか」

小町『大丈夫!この事は雪乃さんと結衣さんには内緒にしとくから。あ、これ小町的にポイント高いかも』

八幡「う......」

小町『それじゃあねー』ピッ

八幡「ったく......ただいまーっと」

ガチャ

129: 2015/11/27(金) 22:02:14.60 ID:RwAbHdVF0
姫菜「おかえりなさいませ♪」

沙希「ご、ご主人様///」

八幡(メ、メイド服!?)

八幡(家に来たのが俺じゃなかったらどうするつもりだよ......)

八幡(まぁ、そうそう誰か来るって事はないが)

八幡「一応聞くが......その服は?」

姫菜「プロデュースドバイ私、メイドバイさきさきですわ♪」

八幡(要するにその服は海老名さんが考えて川崎が作ったのか)

八幡(川崎ならこういう服を作れるとしても発想は海老名さんだろうな)

八幡(よくできてるもんだな......俺、ご主人様って事でいいの?)

姫菜「さ、食事の支度をしてるので着替えてきてください♪」

八幡(川崎は照れてるが海老名さんはノリノリだ)

130: 2015/11/27(金) 22:03:02.23 ID:RwAbHdVF0
ーーーーー
ーーーー

八幡「......」スルスル

八幡(しかし、コスプレとは......嬉しい事には間違いないが)

コンコン、ガチャ

八幡「ん?もう飯出来たのか」

沙希「ご飯は海老名だけで作ってる」

八幡「どうしてだ?」

沙希「あたしさ、この格好に合うような料理は出来ないから」

八幡(格好に相応しいって洋食の事だろうか)

沙希「ああ見えて、海老名も料理出来るみたいだし」

八幡(海老名さんが.....意外な気もするが.結構いろんな事出来そうだもんな)

131: 2015/11/27(金) 22:04:06.91 ID:RwAbHdVF0
八幡「そうか、でも格好はともかくお前の作る料理、普通に美味かったぞ?」

沙希「ありがと......そ、それでご飯が出来るまでの間///」

八幡(そう言うとスカートの前面をたくし上げてきた)

沙希「さ、沙希の事を可愛がってください///」

八幡「」

八幡(口調を変えた川崎に一瞬戸惑ってしまったが......)

八幡(スカートをたくし上げたその先を見るとまだ触れてもいないのにシミが浮かんでた)

沙希「は、はしたなくてごめ、じゃなくて申し訳ありません......ご主人様の事を考えてるだけで///」

八幡(言ってるそばからシミが広がりつつある。俺はしゃがみ込み、その部分を眺める)

沙希「そ、そのまま見てるだけというのは......」

八幡(そのまま眺めるのも楽しそうだが)

八幡「じゃあ脱がすぞ?」

沙希「......」

132: 2015/11/27(金) 22:05:07.60 ID:RwAbHdVF0
八幡(川崎は無言で頷いたので俺はそのまま下着をおろした)

沙希「っん......」

八幡(そこを見ているだけなのに新たな愛液がしたたり落ちる)

沙希「ご、ご主人様......」

八幡「そうだな......よっと」

沙希「え......ちょ、きゃ///」

八幡(俺は川崎をお姫様抱っこするように持ちあ......げっ)

八幡(やば......勢いでやってしまったが......いやこいつ、女子にしては結構背が高いもんな)

八幡(あと、胸のせい。うん、いくら俺でも女子に対して失礼な事は思わない)

八幡(とりえずベットまで......ぐぐ......)

トサ

136: 2015/11/27(金) 22:09:09.82 ID:RwAbHdVF0
姫菜「ちょっと!なにしてるの!」

沙希「あ」

八幡「は?」

姫菜「サキサキが出来ないって事で私が料理作ってるのに勝手に2人でイチャついて!」

八幡「や、俺は海老名さんが作ってる間に『沙希の事を可愛がってください』って言われたんだが」

姫菜「サキサキ~?私は膝枕とか耳かきするように言ったんだけど?」

沙希「///」

姫菜「とにかく!出来たんだから早く来てよね!」

バタン

八幡「......」

沙希「......」

八幡「......まぁ、とりあえず行こうぜ」

沙希「......うん」

八幡(料理自体は美味しかったが海老名さんは可愛らしい格好のまま不機嫌なままだった)

137: 2015/11/27(金) 22:10:00.94 ID:RwAbHdVF0
ーーーーー
ーーーー

八幡(あれから飯を食って自分の部屋に戻って待ってると......)

姫菜「診察に来ました~♪」

沙希「///」

八幡(今度はナース服で来ました)

八幡(少し前まで機嫌の悪かった海老名さんは相変わらずノリノリだ)

八幡(2人とも胸元が開いてて、特に川崎は谷間が見える)

八幡(スカートも短くて......こんなナースいねぇよ)

姫菜「さ、横になってくださいね~」

八幡(どうしよう......まぁ、とりあえず素直にベットに横になるか)

姫菜「お、早速、腫れてる部分がありますよ!」

沙希「す、すぐ治療しないといけないですね///」

160: 2015/11/29(日) 22:39:00.46 ID:ze7887hL0
ーーーーー
ーーーー

八幡(それから俺が果てるまで交互に交わった後......)

八幡「ところでこれらの服ってどうするんだ?」

沙希「よかったらあんたにあげるけど?」

八幡「は?」

姫菜「サキサキの力作だよ?」

八幡「俺が貰ってどうするんだよ......」

姫菜「これで『はあはあはあ......ゴクリ......姫菜、沙希......くんくんくん......やっぱり姫菜の方がいい女だな......』みたいな感じで使うとか!」

沙希「その設定が気にくわないんだけど」

八幡「つーか、そんな事しねぇよ」

姫菜「下着も欲しい?サキサキのは派手だしね~」

沙希「///」

161: 2015/11/29(日) 22:40:01.02 ID:ze7887hL0
八幡「だから俺、そんな変態じゃねぇし」

八幡(それにしても......ほんとに2人とも俺の事が好きで......)

八幡「......2人とも悪いな」

姫菜「ヒキタニくん?」

八幡「こんな事までしてくれて、どちらかを選ばないといけないんだが」

沙希「......」

姫菜「......」

八幡「こうやって3人でいるのも悪くないように思えた」

沙希「あんた、意外とわがままだね」

八幡「ぐっ......」

162: 2015/11/29(日) 22:41:00.18 ID:ze7887hL0
姫菜「でもそれでいいんじゃないかな?私もこうやってヒキタニくんとサキサキといるのはいいなって思ってるから」

沙希「うん」

八幡「今わがままだねって言ったろ」

沙希「別に嫌じゃないし」

姫菜「それにヒキタニくんなら将来このまま3人でくっついてられる方法とか思いつきそうだな~って」

八幡「そりゃ買いかぶりすぎだ」

沙希「え?あたしもあんたならなんとかするって思ってんだけど」

八幡「なんとかってなんだよ......」

沙希「な、なら......あたしはあ、愛人でも///」

八幡「待て!それは俺がクズすぎるぞ!」

姫菜「それだけ想われてるんだよ?」

八幡「......嬉しい事なんだけどな」

163: 2015/11/29(日) 22:42:00.31 ID:ze7887hL0
沙希「流石にここまでして実は雪ノ下か由比ヶ浜が好きでしたとか言い出したら頭にくるけどね」

姫菜「そうだね」

八幡「や、それはないが......な、殴られる?」

沙希「もっといい方法を思いついてる。あんたに直接何かしても効果薄そうだし」

姫菜「そうだね。どういう事するか聞きたい?」ニコニコ

八幡「怖いから聞きたくない」

姫菜「え~、聞いてよ~」

沙希「その方がいいかも?あんたと同じく妹がいる身としては心苦しいからね」

八幡「妹!?小町に何する気だ!」

沙希「そういう事しない為にもこうやって3人でいる方法を思いつくか、あたしを選ぶか決めてくれればいいよ」

姫菜「それ、私を選ぶって選択肢がないんだけど」ムー

八幡(ほんとに何する気だよ......手を上げるとは思わないが......)

沙希「ま、急かさないからさ」

164: 2015/11/29(日) 22:43:00.42 ID:ze7887hL0
姫菜「でも結衣と雪ノ下さんに関してはまだ不安だよね」

八幡「え?俺ってそんなに信用ないの?」

沙希「そういうわけじゃないけど、その2人だけじゃないよ?雪ノ下の姉とか一色とか」

八幡「お、おい!?一色はともかくどうして雪ノ下さんが出てくるんだよ!?」

姫菜「そのお姉さんと仲いいんじゃないっけ?」

八幡「いやいや......俺、あの人苦手だし言っちゃ何だが2人よりも怖い人だぞ?」

沙希「へぇ......」

八幡「ちょ、対抗しなくてもいいからね?」

八幡(名前が出てきて思い出したがこの関係を陽乃さんが知ったらどう思うだろうな)

八幡(理性の......とか言われたが呆れられるか?むしろ逆に興味を持ってこられたら困るが)

沙希「まぁいいや、まずは奉仕部の2人だね。それに関しては考えがあるから」

姫菜「うん」

八幡「まさか......」

165: 2015/11/29(日) 22:44:00.24 ID:ze7887hL0
数日後、奉仕部部室

ガラ

姫菜「はろはろ~」

結衣「やっはろー」

八幡(その挨拶、どっちかに統一した方がよくね?)

八幡(つーか、わざわざここに海老名さんと川崎が来るという事は......)

結衣「って......姫菜と沙希ってなんか珍しい組み合わせだね?」

沙希「そ、そうかな?」

姫菜「そうかもね。雪ノ下さんヒキタニくんもはろはろ~」

八幡「......おう」

雪乃「こんにちは。それで今日はどういった用件かしら?」

姫菜「急なんだけど私達を奉仕部に入れてくれないかな?」

八幡(やっぱりそういう事かよ!)

166: 2015/11/29(日) 22:45:00.38 ID:ze7887hL0
結衣「へ?ほんと急だね。どしたの?」

姫菜「ほら~、優美子と隼人くんが付き合いだしたじゃん?それでちょっと私、退屈になっちゃってさ~」

沙希「あたしは海老名に付き添って来ただけなんだけどね」

結衣「あ......」

姫菜「結衣~、そんな顔しないでよ~。昼休みに雪ノ下さんに会いに行くのとは関係ないからね?」

結衣「でも、昼休みになると姫菜はいいって言うけど1人になっちゃうし......」

姫菜「大丈夫、最近はサキサキとイチャイチャしてるから」

沙希「イチャイチャしてないし」

結衣「そうなんだー」

沙希「納得しないでよ......」

姫菜「それに今のグループはなくなっても私、結衣と優美子は友達だと思ってるんだけどな?」

結衣「姫菜......」

167: 2015/11/29(日) 22:46:00.28 ID:ze7887hL0
姫菜「だからまた3人で遊びにも行こうね?」ニコ

結衣「うん!もちろんだよ!」

八幡(やっぱりトップカーストの女子勢ってことでこの3人は仲がいいんだな)

姫菜「その時はサキサキはもちろん......雪ノ下さんも一緒にね?」

雪乃「え、ええ......」

姫菜「......あと修学旅行の事でのお詫びもあるからさ」

雪乃「海老名さん、それは......」

姫菜「辛気臭い事言ってごめんね?今はもう大丈夫だろうけどやっぱり私が悪いし、その恩返し♪」

雪乃「ありがたいのだけれど......川崎さん、あなたは?」

沙希「あ、いや......あたしも以前、あんたらに迷惑掛けちゃったし出来る事はあまりないだろうけど役に立てればと思って......」

八幡(高級バーの事だろうか。雪ノ下も気にしないと思うが......)

雪乃「迷惑掛けたなんて思っていないのだけれど......」

沙希「......」

168: 2015/11/29(日) 22:47:00.21 ID:ze7887hL0
雪乃「でも川崎さんがそう言ってくれる事は嬉しいわ」ニコ

沙希「......ありがとう」

雪乃「由比ヶ浜さん、海老名さんと川崎さんが入部する事に問題はないかしら?」

結衣「ううん、問題ないよ!2人とも歓迎するね!」

雪乃「それと女子が増えて鼻の下を伸ばしてるデレ谷くん」

結衣「ヒッキー?」ムー

八幡「勝手な事言うな。デレデレしてねぇよ」

雪乃「海老名さんと川崎さんが入部する事に何か異論でも?」

八幡(2人ともお詫びという事は嘘には見えないが......)

八幡(そもそも反対しても無駄だろうな)

八幡「最初からそう言え。2人とも体育祭とかで世話になったし結構出来る事は多いだろうからいいんじゃねぇか?」

雪乃「そうね......それでは海老名さん、川崎さん。奉仕部へようこそ、歓迎するわ」

169: 2015/11/29(日) 22:48:00.35 ID:ze7887hL0
姫菜「ありがとう~、頑張るね!」

沙希「よろしく」

雪乃「平塚先生には私から言うわ。比企谷くん椅子を用意してくれるかしら?」

八幡「ああ、そうだな......由比ヶ浜、少し左に寄ってくれ」

結衣「うん」

八幡「その隣に海老名さん、川崎の順番にするか」

結衣「えへへー」ズイ

雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん?近づきすきではないかしら?」

結衣「仕方ないじゃんー、部員が増えちゃったし♪」

八幡「悪いな。こいつらたまにイチャイチャするから」

雪乃「比企谷くん?へ、変な事言わないでくれるかしら。これは由比ヶ浜さんが......」

170: 2015/11/29(日) 22:49:00.85 ID:ze7887hL0
姫菜「仲良くていいじゃん!ということでサキサキ、私達も負けないように......」ズイ

沙希「近づきすぎ」ベシ

姫菜「いたっ!もう~、優美子だってそんなに強く叩かないよ?」

沙希「あたしはあいつとは違うから」

姫菜「つまりそれだけ愛があるって事?痛いけどそれに慣れてくると......」ハァハァ

雪乃「......これから騒がしくなりそうだわ」

結衣「えー、でも賑やかでいいじゃん!」

八幡(俺としてはヒヤヒヤものだよ......)

171: 2015/11/29(日) 22:50:00.42 ID:ze7887hL0
ーーーーー
ーーーー

八幡(あれから女子4人でガールズトークで盛り上がりながら部活は終わり、帰る途中......)

八幡「はぁ......」

スタスタ

姫菜「ヒキタニく~ん」

沙希「......」

八幡「......なんだよ」

姫菜「そんな嫌そうな顔しないでよ~、それに結衣と雪ノ下さんはもういないから」

八幡「なら、一応聞くがどうして奉仕部に入って来たんだ?」

沙希「あんたがあの2人と仲良くしすぎてないかの監視」

八幡「俺、監視されなきゃいけないのかよ......」

姫菜「もちろん、奉仕部としての活動はするし皆で仲良くやっていくつもりだよ?」

沙希「受験の準備もあるし雪ノ下に勉強を教わろうとも考えてるけど」

172: 2015/11/29(日) 22:51:00.33 ID:ze7887hL0
姫菜「それにしてもこれから大変な事になるかもね」

八幡「何がだ?」

姫菜「私達の関係を知ればすごい修羅場になっちゃうかも?」

八幡「お、おい!それを海老名さんが言うのかよ!?」

姫菜「それともハーレム入り?」

八幡「今のままでもいっぱいいっぱいなんで......」

姫菜「もちろん、どういう事になっても私達は協力するから」


沙希「どっちにしろあたしのあんたに対する想いは変わらないから///」

姫菜「私もだよ。だから頼りにしてるね?比企谷くん♡」


おわり

173: 2015/11/29(日) 22:52:00.77 ID:ze7887hL0
このまま続くとしてもゆきのんとガハマさんやその他2名を含め、修羅場になったり
ハーレムになったりすると思いますが収集がつかなくなりそうなのでこれにて締めくくりとします。

174: 2015/11/29(日) 22:53:34.20 ID:WSOkD5/Ro
乙です!
修羅場で頼む…
次回作も期待してます!

引用元: 姫菜「ほらほらヒキタニくん~。サキサキのおっぱい大きいよ~」八幡「」