1:◆ExcbJR30iQ 2014/09/17(水) 20:16:52.86 ID:pOTTrUPy0

2: 2014/09/17(水) 20:17:46.16 ID:pOTTrUPy0
【部室】

雪乃「………」カタカタカタカタ

結衣「……」

八幡「……」

雪乃「………」カタカタカタカタ

結衣「ゆ、ゆきのん…どうしたの?」

雪乃「何か?」カタカタカタカタ

結衣「何かって…さっきから凄く落ち着きないけど」

雪乃「気のせいよ」カタカタカタカタ

八幡「………」

八幡(最近、雪ノ下が挙動不審だ。とにかく落ち着きが無い)

3: 2014/09/17(水) 20:19:27.87 ID:pOTTrUPy0
八幡(こちらがいくら追求してもシラを切る)

八幡(部室では黙って本を読んでるが、とにかく貧乏ゆすりが激しい。ハッキリ言って尋常じゃない)

八幡(そして、あまりしつこく追求すると)

結衣「ねぇゆきのん!何か困ったことがあったら相談してって前にも言ったじゃん!」

雪乃「……」ギロッ

結衣「ひっ…」ビクッ

雪乃「本当に何でもないから」カタカタカタ

結衣「う、うん…」

八幡(物凄い剣幕でコチラを睨み返す)

八幡(まあ由比ヶ浜だからあの程度で済んでいる)

八幡(因みに前に俺がたずねた時は、あのガン飛ばしプラス、いつもの10倍ほど気迫こもった罵倒を俺にぶつけてきた)

結衣「ねぇヒッキー今日はもう帰るね。ゆきのん機嫌悪いようだし」ヒソヒソ

八幡「ああ、俺もそうする。埒があかないしな」ヒソヒソ

結衣「じゃ…私そろそろ帰るねゆきのん」

雪乃「ええ、さようなら」カタカタ

八幡「んじゃ俺も帰るわ。じゃあな」

雪乃「……ええ、さよなら」カタカタカタカタ

4: 2014/09/17(水) 20:20:11.25 ID:pOTTrUPy0
【次の日・部室】

雪乃「………」カタカタカタカタ

八幡(今日も雪ノ下は落ち着きが無い)

八幡(そして由比ヶ浜はカラオケで部室には来ない)

八幡(もっとも今日は三浦が誘ったのでなく、由比ヶ浜が三浦たちに遊びに誘った)

八幡(この謎の気まずい空気に耐えかねたのだろう…まあ仕方あるまい)

八幡(しかも原因が分からない。対処しようも無い)

雪乃「………」カタカタカタ

八幡(……はぁ、なんか俺も帰りたい)

ドンッ!!

八幡「!?」ビクッ

雪乃「………」プルプル

八幡「おいどうした!?いきなり、テーブルを叩いて…らしくないぞ」

雪乃「アナタがいけないのよ…」ギロッ

八幡「お、俺がお前に何をしたんだよ」

雪乃「アナタがいつも…周りに…」

八幡「周りになんだよ。こんなボッチが周りに迷惑でもかけてるとでも言うのか?」

雪乃「アナタの体内から発せられる比企谷菌が、周りの人間をダメにするのよ…!!」

5: 2014/09/17(水) 20:20:42.89 ID:pOTTrUPy0
八幡「……は?」

雪乃「今日、由比ヶ浜さんが部室に来ないのもそう、アナタのせい」

八幡「おい」

雪乃「川崎さんの一件の時だってそう。比企谷菌がいけないのよ」

八幡「お前まだそんな事言ってるのかよ。あれは俺の病原菌とやらのせいじゃなかっただろう…つーか解決した問題に何を今更」

雪乃「このままでは由比ヶ浜さんや川崎さんい次ぐ新たな被害者が出てくるわ…そうよ、全てはアナタのせい」

八幡「お前、人の話聞いてた?」

雪乃「だから…除染しないと」テクテク

八幡(意味のわからない事を当てつけて来る雪ノ下は、俺の席の前まで来る)

雪乃「フゥーー…フゥーー…」ギラギラ

八幡「な、なんだよ…」

雪乃「今から比企谷菌の滅菌作業を開始するわ」ペロッ

6: 2014/09/17(水) 20:21:24.03 ID:pOTTrUPy0
雪乃「んあっ」ペロペロ

八幡「っ!?」ビクッ

雪乃「んぁ…はぁ…んん」ペロペロ

八幡(あ…ありのまま今、起こった事を話すぜ…)

八幡(さっきまで俺を罵倒してた雪ノ下が、目の前に立ったかと思いきや、首筋を舐めてきやがった…な、何を言っているのかry)

雪乃「んん…」

サスサス

八幡「っ!?ちょ、おま…!?人の股間を擦るな…!!」

雪乃「私の体内には、比企谷菌を滅菌する雪ノ下菌があるの」サスサス

雪乃「だから安心して…んんぁ」ペロペロ

八幡「何も安心できねぇよ……ふぁ!?」ビクンッ

雪乃「ふふ、硬くなってきてる。比企谷菌の核が反応してる証拠ね」

八幡「反応してるのは俺の息子だよ!」

雪乃「さて、そろそろ第二ステップへ移行しましょう」

八幡「ちょ、おい!?」

八幡(そう言うと雪ノ下は、俺の膝の上にまたがる…)

八幡(や、やばい…俺の股間が雪ノ下の下着に密着している…!!)ギンギン

7: 2014/09/17(水) 20:22:22.52 ID:pOTTrUPy0
八幡(だがこのハレンチな異常事態に更なる拍車をかける)

雪乃「……」ギュゥゥゥゥ

八幡「ファッ!?」

八幡(雪ノ下が俺にまたがりながら抱きしめてきた。しかも普通の抱きしめ方でない)

八幡(両手両足で俺の体を絡め、巻きつけるように抱き締める…そうコレが噂の)

八幡「だ、だいしゅきホールドだと…!?しかもイスに座りながら…!!」

雪乃「バカなこと言わないで、アナタみたいなゴミなんて誰が好きになる物よ」ギュゥゥゥゥ

雪乃「アナタみたいな腐った男の事なんか……んんん」ギュゥゥゥ

チュッ

八幡「っ!!!?」


八幡(こ、今度はキスされた…しかも舌を絡めて)

雪乃「んん~んぁ…んん…」チュゥゥゥゥゥ

八幡「~~~~!!」

八幡(それから俺は、雪ノ下に強くだいしゅきホールドされながら)

八幡(ディープキスと、バキュームを連想させられる激しいキスを、交互に繰り返す…長時間にわたって)

10: 2014/09/17(水) 20:25:26.98 ID:pOTTrUPy0

~~~

雪乃「比企谷くん」

八幡「な…なんだよ…」

雪乃「これから毎日、必ず比企谷菌の滅菌作業を行うわ」

八幡「はぁぁ!?」

雪乃「そうしないと、アナタみたいな腐った目をした人間が増えてしまうもの」

雪乃「これはそう…人類のためよ」

八幡「」

26: 2014/09/24(水) 21:59:39.78 ID:vVW2SMXp0
【次の日・部室】

由比ヶ浜「はぁ、今日は勇気を持って部室に来たのに、ゆきのん遅いな…ってかヒッキーもいないし」


雪乃・八幡「……」ギュウギュウ

八幡「なあ雪ノ下」ヒソヒソ

雪乃「なに比企谷菌」ヒソヒソ

八幡「菌言うな。いやそれより…なんで俺達、こんなせまい掃除用具入れの中に入ってるんだ?」

雪乃「私がそれを望んだから」グイ

八幡「ちょっ体を押し付けるな!!」ギンギン

雪乃「硬くなってるわよ。アナタの硬くて熱い陰茎が私の腹部に当たっているわ」スリスリ

八幡「はぁはぁ…ここでやる意味は?」ドキドキ

雪乃「この密閉空間でやれば多くの比企谷菌を摂取…じゃなくて多くの菌を除染出来ると思ったからよ」

八幡「お前いま摂取って言ったよな?」

27: 2014/09/24(水) 22:00:53.90 ID:vVW2SMXp0
雪乃「つべこべうるさいわよ比企谷君」サスサス

八幡「ドサクサに紛れて触るな」

雪乃「昨日はこれ以上の事をしたでしょ?」サスサス

八幡「……」

雪乃「それとも止めて、体内にある比企谷菌を増殖させたいのかしら?」

八幡「……少なくとも由比ヶ浜が直ぐ近くにいるんだ、待たせちゃ悪いだろ」

雪乃「そう思うなら早く除染作業を始めましょう」ダキッ

雪乃・八幡「……」ギュゥゥゥ

八幡(今でも信じられねぇな…あの雪ノ下と抱き合うだなんて)クンクン

八幡(っていうか、メチャクチャ良い匂いするんだが」

雪乃「聞こえてるのだけど」クンクン

八幡「ぁ……声に出てたか」ドキッ

雪乃「雪ノ下菌は汚らわしい比企谷菌を滅菌する作用があるもの。良い匂いがして当然よ」スリスリ

八幡「遠まわしに、比企谷菌は臭いって言われてる気がする」

雪乃「あら良く解ったわね。アナタのその腐りきった脳細胞でも理解できるとは驚きね」

八幡「臭いって思うなら、こんな事やめろよ」

雪乃「イヤよ」

チュッ

雪乃「んん…んん…んぁ…」レロレロ

八幡「んあ…ぁぁ…んん…」レロレロ

34: 2014/09/24(水) 22:06:51.97 ID:vVW2SMXp0
由比ヶ浜「どうしたんだろうヒッキーもゆきのんも…」ポツーン


八幡「……なあ雪ノ下、今更だがどういうタイミングでココから抜け出せば良いんだ」

雪乃「盲点だったわ。除染作業の事しか考えてなくて…」

八幡「……とりあえず、この中でメールを送っとけ」

雪乃「あら、アナタにしては良い事を思いつくのね。比企谷菌を滅菌したお陰で、その腐った脳みそ少しはマトモになったのかしら」ススッ

pppp

由比ヶ浜「あ、ゆきのんからメールだ!!えーと…『ごめんなさい、遅れたけれど今日は部活をお休みします。あと比企谷君も来ないみたい』」

由比ヶ浜「もう…それならもっと早く送ってよね…」ススッ

八幡「っ!!ヤバイ…雪ノ下に返信メール送るぞアイツ!早く電源を切ろ!!」

雪乃「……」ポーッ

八幡「余韻に浸ってる場合じゃねぇよ!早くしろ」

雪乃「え…な、何が?」ポカーン

八幡「ああもう!ここで着信音なったらアウトだっつーの!もういい!貸せ!!」バッ

雪乃「あっ……」


由比ヶ浜「送信完了っと」


八幡「よし、ギリギリ間に合った…ほっ…」ススッ

雪乃「やけに気転が利くわね。これも比企谷菌の滅菌作業の成果ね」

八幡「お前は比企谷菌に毒され過ぎだ」

雪乃「バカ言わないで。雪ノ下菌は比企谷菌を滅菌する作用があるのよ?」

35: 2014/09/24(水) 22:09:31.72 ID:vVW2SMXp0
【次の日・休み時間】

八幡「ん、メールがきた」

八幡「誰だ?知らない宛て先じゃねぇか」

『至急、屋上に向かいなさい比企谷菌』

八幡「………」

【屋上】

ガチャッ

八幡「おい、誰からアドレス聞いたんだ」

雪乃「由比ヶ浜さんから聞いたわ」

八幡「そうか。んで要件は?」

雪乃「流石に部活の時に滅菌作業をするのは、限界を感じてね」

八幡「そらそうだ。これ以上やると由比ヶ浜に迷惑かかる」

雪乃「今朝、由比ヶ浜さんにも今日は部活行くことを伝えたわ」

雪乃「それと謝罪もね。昨日の件と、最近の事について」

八幡「それは良い事だ。んで、どうして俺には謝罪しない」

雪乃「……はぁ?アナタに謝罪なんてする訳無いでしょ」クビカシゲ

八幡「こいつ…」プルプル

チュッ

八幡「っ!!」

36: 2014/09/24(水) 22:11:42.00 ID:vVW2SMXp0
雪乃「毎日、比企谷菌を除染させてあげてるのに、私がアナタに謝罪する必要性が分からないわ」

八幡「……」ドキドキ

雪乃「ねぇ、比企谷くん。除染作業は部活の時でなく」

雪乃「部活が終わった後とか…それと」

八幡「それと…なんだよ」

雪乃「休み時間を利用して行いましょ?」

八幡「休み時間って…10分しかないじゃねぇか」

雪乃「ええそうよ。休み時間なったら必ず屋上、もしくは体育館裏まで」ギュゥゥゥ

八幡「っ!!」

八幡(横暴な命令を下す雪ノ下は、突如オレを抱きしめる)

雪乃「昼休みは由比ヶ浜さんとお食事とるから無理だけど…授業と部活が終了後必ず、私と二人きりになること」

雪乃「だから…その10分間で良いから」スリスリ

雪乃「比企谷菌を堪能……じゃなくて除染させなさい」

八幡「いま、お前堪能って言い掛けたよな?」

雪乃「本当に無駄口多い男ね…やかましいから、その口を封じるわ」チュッ

八幡「んん…」チュッ

雪乃・八幡「~~~っ」チュゥゥゥゥ

八幡(オレと雪ノ下は約10分間、抱き合いながら、バキュームのように激しいキスを交わし続けた)


八幡(以降、オレと雪ノ下は休み時間になる度に会い、二人でひそかに『滅菌作業』をする事となる)

43: 2014/09/30(火) 00:31:56.94 ID:vkwypYD80
【後日・屋上】

ガチャッ

八幡(休み時間、俺は約束通り屋上に着く)

雪乃「……」ギロッ

八幡「……」テクテク

雪ノ下「……」テクテク

八幡(いつもなら罵倒の一つや二つを浴びせるのが雪ノ下だが、今日は違う)

八幡(その違いに気付くのは造作も無く、一目見てわかった)

八幡(なぜなら雪ノ下の目が完全に『臨戦モード』に入っていたからだ)

雪ノ下「フゥー…フゥー…」ダキッ

八幡「………」ダキッ

八幡(互いに言葉を交わす事無く、抱きしめあう)

八幡(雪ノ下の本能むき出しの激しい吐息と、シャンプーの香りが俺の息子を奮い立たせる)ギンギン

雪乃「ん…」チュッ

八幡「んん…んぁ…」レロレロ

雪乃「んぁ…んん…ぁぁ…んん…」

雪乃・八幡「~~~っ」チュゥゥ

八幡(少しディープキスした後は、激しく抱き合ってのバキュームキスへ)

44: 2014/09/30(火) 00:32:28.75 ID:vkwypYD80
キーンコーンカーンコーン

雪乃・八幡「っ」パッ

八幡(チャイム音がなると同時に俺たちは体を同時に引き離す)

雪乃・八幡「……」ツ~

八幡(互いの口元から唾液の糸が伸びて離れない)

八幡(その唾液の糸と、雪ノ下の悦惚とした表情に目を奪われ、動けない)

雪乃「……」ギュゥゥゥ

八幡「俺のこと抱きしめてないで、教室に戻るぞ」

雪乃「……分かってるわよ」

72: 2014/10/05(日) 03:51:17.29 ID:L6g7ZMtY0
~帰路~

八幡(あの後、警備員に見付からないように後片付けをして下校する)

八幡(そして今、オレは雪ノ下と下校してる訳だが)

雪乃「……」ギュゥゥゥ

八幡(雪ノ下は、俺の腕を抱きしめながら手を繋いでくる)

八幡(あと肩に頭を乗っけてくる。メチャクチャ良い匂いがする」

雪乃「そ、そう」ドキンッ

八幡「あ…聞こえてた?」

雪乃「……ええ、でもいいじゃない。今更」

八幡「……」

雪乃「私のマフラー…これ長いから、二人で巻いて帰りましょう」ススッ

八幡(そういってマフラーを巻かれる。さらに雪ノ下と密着する。ヤバいすげぇ良い匂い)

73: 2014/10/05(日) 03:52:13.41 ID:L6g7ZMtY0
八幡「なんつーか…これ、カップルみたいだな」

雪乃「はぁ…?冗談は休み休み言って頂戴。どうして私がアナタなんかと」

八幡「あ、そう。んじゃ一人で帰るわ」

雪乃「あっ…ま、ま、まま、待って。行かないで」チュッ

八幡「っ!」チュッ

八幡(唇を重ねると同時に、力強く抱きしめてくる)

八幡「ぷはぁっ!ちょ、痛い痛い!ツメを立てて抱きしめるな!」

雪乃「あっ…!ご、ごめんなさい…ワザとじゃないの…」

八幡「ワザとじゃないのかよ。無意識ってか?それはそれで怖いな」

雪乃「怖いって言わないで」ウルウル

八幡(可愛い。今の戸塚並に可愛かった)

雪乃「私は…あなたを永久に管理するんだから…」

雪乃「だから…その…見捨てないで」ウルウル

八幡「……」ギュゥゥゥゥ

雪乃「ふわぁ…」ギュゥゥゥ

八幡(黙って雪ノ下を抱きしめた)

八幡(外は雪がチラついてる。なのに全く寒くない)

八幡(マフラーを二人で巻いてるせいか、そんな状況で抱きあってるせいか)

八幡(とにかく逆に熱い)

74: 2014/10/05(日) 03:54:33.75 ID:L6g7ZMtY0
雪乃「雪が…」

八幡「ああ、振ってきたな」

雪乃「ねぇ、比企谷くん。明日から2連休よね」

八幡「ああ土日で休日だな」

雪乃「……それなら今夜を含めて3日間、私の家に泊まっていきなさい」

八幡「………」

八幡「なん…だと…」ドキドキ

ブーブー

八幡(携帯が鳴っている。恐らく帰りが遅くて、小町が心配してメールを送ってきたのだろう)

雪乃「……ダメ、なの?」

八幡「う~ん…」

雪乃「……」ススッ

八幡(雪ノ下が不意に、俺の耳元に顔を近づける)

雪乃「……実は前にたくさん、コスプレ衣装を買ってきたのだけれど」ボソッ

八幡「」

八幡「……」パカッ

八幡(ゴメン小町。俺、三日間いなくなるわ……と、メールを送る)ポチポチッ

85: 2014/10/08(水) 23:02:55.70 ID:w56KBOwM0
ガチャッ

八幡「お邪魔しまーす」

雪乃「……」

ブーブー

八幡「また小町からメール…じゃなくて、電話だ」

八幡「はぁ…」

ガシッドンッ

八幡「!?」

八幡(携帯を取ろうとした瞬間、いきなり体をドアに押さえつけられ、視界が変わる)

雪乃「フゥー…フゥー…」ググッ

八幡「ちょ、待っ…むぐぅ!?」

雪乃「んんっ!!」チュッ

八幡(力強く顔を抑えつけられ、強引に唇を重ねられる)

86: 2014/10/08(水) 23:04:01.28 ID:w56KBOwM0
八幡(雪ノ下をなだめ、ようやくリビングまで辿り着く)

八幡「もしもし、小町か」

『お兄ちゃん!三日間もいなくなるってどういう事!?』

八幡「と、友達の家に…泊まるんだよ…」

『ふーん…「ともだち」ね…』

八幡「何だよその嫌味な言いかた」

『で、本当は?』

八幡「だから本当だっ…て…?」チラッ

『……?どうしたのおにいちゃん』

八幡(カーペットの上で、あぐらをかいてた俺だったが、ふと何かの気配を感じ、見上げると)

雪乃「フゥーフゥー…」

八幡(そこには本能むき出しで、眼光が開いた雪ノ下が俺の直ぐ目の前に立っていた)

87: 2014/10/08(水) 23:05:22.28 ID:w56KBOwM0

八幡「よし……あ、小町ゴメン」ピッ

『もう!どうしたのお兄ちゃん!!いきなり電話切るなんて小町的にポイント低い!!』

八幡「すまんすまん、ちょっとな……なっ!?」

『ちょっと、今度は何!?』

雪乃「フゥーフゥー…」ユラリ

89: 2014/10/08(水) 23:08:06.35 ID:w56KBOwM0


八幡「あ、あ、あ、ああ」

『ちょっと大丈夫!?てかやっぱ雪乃さんの声が聞こえるんだけど』

八幡「だからぁぁ!!気のせいだぁぁ!!」

雪乃「私にこんな事されて嬉しい?」

八幡「ああ最高だよ。至高の幸福だ。電話中じゃなければな!!」

『やっぱり雪乃さんがいるんだね…そっか…そういう事なんだね』

八幡「だから…違うっつーの!」

『ごめんねお兄ちゃん!邪魔しちゃって!』

八幡「だから!!違う!!」

プツッ プー プー

八幡「………………」

雪乃「ふふふ、哀れね。悲壮谷君」

八幡「テンメェ……!!」

118: 2014/10/15(水) 22:45:33.16 ID:JcX9FyJM0
雪乃「…………」

八幡「なあ、俺と友達に」

雪乃「絶対にイヤ」

八幡「………じゃあ、お前はただの知り合いとできるのか?」

雪乃「こ、これは人類の為の、比企谷菌滅菌作業だから…」

八幡「中二病発言、いや妄言はもう止めろ」

雪乃「………」



八幡「………」ギュゥゥゥゥゥ

雪乃「もっと強く抱いて。後が付く位、力強く」

八幡「他の男ともこんな事できるのか?」

雪乃「出来るわけ無いでしょ。氏んだ方がマシよ」

八幡「氏ぬなんていうなよ…冗談でも」ギュゥゥゥゥ

雪乃「ふわぁ…」ギュゥゥゥゥ

119: 2014/10/15(水) 22:46:22.94 ID:JcX9FyJM0
八幡「実際問題、お前は俺の事どう思ってるんだ」

雪乃「ずっと一緒にいたいわ。永久に。ずっとずっと」

八幡「ああ。もう何回も聞いた」

雪乃「………」

八幡「疑心暗鬼の固まりの俺でも流石に勘付く…いや気付くぞ。確信的に」

八幡「結局、お前は俺と付k」

雪乃「待って」

八幡「………」

雪乃「………」

八幡「何だよ」

雪乃「言葉にするのは、ちょっと難しいし、恥ずかしい」

八幡「……」

雪乃「アナタはどうなの?私の事…」

雪乃「……好き、なの?」ウルウル

120: 2014/10/15(水) 22:47:05.21 ID:JcX9FyJM0
八幡「……それを言われると、その」

八幡「フゥー…良いか?1回しか言わんぞ」

雪乃「……」

八幡「オレはお前の事がs」

雪乃「やっぱり待って」

八幡「何だよ。せっかく覚悟したのに」

雪乃「その……私、その、アナタへの想いとかは……」

雪乃「行動で示したいわ」グチュグチュ

八幡(突如、雪ノ下の膣内から猛烈な液体が溢れ出す)

八幡(そして雪ノ下も小刻みに腰を振り始める)

雪乃「無理に言葉にしなくても良い」

雪乃「だからアナタも、私への想い、行動で示して」

123: 2014/10/15(水) 22:50:02.23 ID:JcX9FyJM0
八幡「……」ガララッ

八幡(はぁ…1週間ぶりの学校だ)

結衣「やっはろー久しぶり!体調は大丈夫なのヒッキー?」

八幡「ああ…何とか具合は良くなった」

八幡(先週、真冬の雨の中、公園で青姦したのが原因か、オレは風邪で休むハメに)

八幡(因みに雪ノ下は何故か無事だった。これが比企谷菌と雪ノ下菌の力の差か)

八幡(雪ノ下は俺を罵倒しながらも、心配なのか毎日メール送ってくれた)

八幡(お見舞いに来て欲しかったが、風邪をうつしては悪いので絶対に来ないように言った)

124: 2014/10/15(水) 22:51:05.77 ID:JcX9FyJM0
戸塚「久しぶり八幡!大丈夫?」

八幡「お前の顔見たら一発で元気になったよ。今日も可愛いな戸塚。結婚してくれ」

戸塚「もう!僕は男だよ!からかわないでよ!」

結衣「うわぁ…ヒッキーマジキモい…」

八幡「オレは本気だぜ戸塚?」

雪乃「へぇ、よりによって浮気相手が男とはねぇ…屈辱ね。浮気谷くん」

八幡「」

八幡(なぜ雪ノ下がこの教室に)

結衣「あ、ゆきのん!!やっはろー!」ダキッ

雪乃「やっは…おはよう由比ヶ浜さん。あと、人前でそういうのは恥ずかしいから…」

結衣「もう、照れちゃって!」キャキャッ

八幡「お前も浮気してるじゃねぇか」

雪乃「は?」ギロッ

八幡「すいません。ごめんなさい」

戸塚「八幡って雪ノ下さんと…?」ヒソヒソ

結衣「うん。実は結構前から」ヒソヒソ

雪乃「それよりも比企谷くん」ギロッ

八幡「は、はひ!」

八幡(目、目がマジだ…なんだよ。ちょっと戸塚との会話を楽しんでただけなのに)

125: 2014/10/15(水) 22:52:09.90 ID:JcX9FyJM0
雪乃「………」テクテク

八幡「な、なんだよ…つーか、お前は早く自分の教室に戻れよ」

雪乃「一週間もアナタに会えなくて寂しかったわ…」ピタッ

八幡「あ……おう、悪い」

雪乃「お仕置きが必要ね」

八幡「なんだよ。罵倒なら散々メールなり電話なりでして来たじゃねぇか」

ギュッ

八幡「ファッ!?」

結衣・戸塚「!!!?」

雪乃「寂しくて寂しくて…気がおかしくなりそうだったんだから…」ギュゥゥゥゥ

ザワザワ、ガヤガヤ

八幡「マ、マズイ。みんな見てる…おい!離れろ!」

126: 2014/10/15(水) 22:53:30.41 ID:JcX9FyJM0
雪乃「離れる…?イヤよ」ススッ

八幡「おい。なぜ顔を近づける。や、やめ」

雪乃「もう隠すのは疲れたわ。比企谷君」

チュッ

八幡「」

雪乃「んん…んぁ…」

八幡「」

クラス全員「」

結衣・戸塚「あわわわわわわわわ」

雪乃「んん、ぷはぁ……」

八幡「お、お前…」

雪乃「比企谷くん、好きよ。大好き。愛してるわ」チュッ

八幡「ちょっ!!んん!!」チュッ

雪乃「好き、好き、好き、好き、大好き」チュッチュッチュッ

127: 2014/10/15(水) 22:54:16.47 ID:JcX9FyJM0
八幡(まさに公開処刑。雪ノ下は小刻みに何度も俺の唇を重ねてくる)

雪乃「愛してるわ。比企谷くん」チュッ

八幡「何も今この場で、気持ちに素直にならなくても良いだろうが!!」

雪乃「アナタのせいよ、一週間も学校休んで…会ってくれる事すら許してくれなくて…」チュッチュッ

雪乃「もう気がおかしくなりそうだったわ」

八幡「もうなってるっつーの!」

雪乃「ふふふ」ギュゥゥゥゥ

八幡「頼む。後でいっぱい抱いてやるから離れてくれ」ポンポン

葉山「だ…抱く!?」

戸部「マジッパネェ!!」

八幡(あーーーー墓穴掘っちったああああああ!!!!!)

雪乃「ふふふ、ずっと一緒よ比企谷くん」スリスリ

128: 2014/10/15(水) 22:56:26.16 ID:JcX9FyJM0
八幡(ああ、そうか。やっと分かったぞ)

八幡(比企谷菌の真の被害者は…由比ヶ浜でも川崎でもない)

八幡(雪ノ下雪乃…俺の彼女こそが、比企谷菌の真の被害者だったんだ)

八幡(あのクールで完璧で毒舌で、他の異性なんで見向きもしない雪ノ下を、ここまでぶっ飛んだキャラに変えてしまったんだ)

八幡(自画自賛な物言いだが確信せざる得ない)

キーンコーンカーンコーン

八幡「頼む雪ノ下。俺もお前を愛してる。本当だ。だから離れてくれ。つーかチャイム鳴ったぞ」ボソッ

雪乃「声が小さくて聞こえない。『俺もお前を愛してる』の部分をもっと大きな声で言って頂戴」

八幡「おい聞こえてるじゃねぇか」

雪乃「大きな声で言いなさい。そんなことも出来ないの?それとも私の言ってる意味が出来ないほど愚か者だったという事かしら?」

八幡「ああもう……俺もお前を愛してるよ!!!」ギュゥゥゥゥ

雪乃「嬉しいわ比企谷くん。私もアナタを世界で一番愛してるわ」ギュゥゥゥ

八幡(やはり雪ノ下雪乃は重度の比企谷菌中毒者だ)


おわり

引用元: 雪乃「今から比企谷菌の滅菌作業を開始するわ」ペロッ