よつば「ここがエジプトかー！あっちーな！」

小岩井「うん、とーちゃんがずっと前に来た時も暑かった」

よつば「あははははは！おんなじいえがいっぱいあるなー！」

小岩「とりあえず指定されてるカフェまで行かないとな
よつば、とーちゃんから離れるんじゃないぞ」

よつば「はーい！」

小岩井「むっ！」

よつば「どーしたとーちゃん？」

小岩井「腹が痛い......」

よつば「だ、だいじょーぶか！？はやくといれにいかないと！」

小岩井「ああだめだこれ 我慢できないやつ.....
よつば、ここから動くなよ ここにいろよ」

よつば「まかせろー！」

小岩井「頼んだぞ！」ダッ

よつば「おっ！なんだあのにーちゃん！かみのけがぼうしとくっついてる！」タッタッタッ

アヴドゥル「早くDIOの館を見つけなくては」

ポルナレフ「もう時間はあまりないぜ......」

ジョセフ「いくぞ聞き込みを続けよう.....ん？なんだこの子は」

よつば「うおーー！でっけー！」

承太郎「.....」

よつば「へんなぼうしのにーちゃんとじーちゃんでけーなー！ジャンボいみねーな！」

ポルナレフ「なんですかジョースターさん このちびっこいのは」

ジョセフ「わしが知るか」

アヴドゥル「この国の子ではないようですね 日本人でしょうか」

承太郎「そんなことはどうでもいい とっとこ行くぞ」

ジョセフ「まあ待て承太郎 この子にも聞いてみよう
意外とこういうところから良い情報が出るもんじゃ」

ジョセフ「お嬢ちゃん わしらはこの写真の建物を探している
どこか知らんかね？」ピラッ

よつば「んーとなー......しってるぞー！」

ジョセフ「ほんとうか！？どこだ！教えてくれどこなんだ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

よつば「ひっ！」

承太郎「じじい......」

アヴドゥル「ジョースターさん それでは子供が怯えてしまいます」

ジョセフ「す、すまん.....」

よつば「ぐすっ」ｳﾙｳﾙ

ポルナレフ「ここは俺に任せな！ガキの扱いは慣れてるぜッ！」

ポルナレフ「よーしお嬢ちゃん このハンサムなお兄さんに建物の場所を教えてくれねーかな？」

よつば「げーむしたい！」

ポルナレフ「あん？」

よつば「よつばとなー げーむしてかったらなー おしえてやる！」

ポルナレフ「おい！俺たちはそんな暇はねえんだって！さっさとおしえろよなーッ！」

ジョセフ「ポルナレフ それではわしと同じじゃあないか」

ポルナレフ「うぐっ....
わ、わかったよ...ゲームだな？何のゲームをすりゃいいんだ？」

よつば「えっとなー......わかんねー！あははははは！！」

ポルナレフ「くぁー！ふざけたガキだぜ！」

アヴドゥル「ジョースターさん、もう他を当たった方が良いのでは？」

ジョセフ「いや、本当に何か知ってるかもしれん もう少し様子を見よう」

ポルナレフ「もうわかったぜ！俺がルールを決める！
あそこにいる猫を使うぜ！」ポイポイ

ポルナレフ「あの猫は今投げた魚のくんせいのどちらを食うかッ！それでいいだろガキ！」

よつば「よつばはよつばだぞ！」

ポルナレフ「よつばと言うのか
よーしよつば！先に選ばしてやるよ」

よつば「ひだりのにくのがうまそーだからひだりにする！」

ポルナレフ「じゃあ俺は右に賭けるぜ」

承太郎「ガキの扱いに慣れてると言うより2人ともガキじゃあねえか」

ポルナレフ「へへ....あのニャンコ右へ行くぞ.....
右の肉の方が大きく見えるからなあ！」

よつば「ちなみになー よつばがかったらなー」

よつば「たましいもらうからなー」

ポルナレフ「えっ？」

ババッ

ポルナレフ「ああッ！？」

アヴドゥル「ね....猫が左→右と肉を2つ奪って逃げた.....」

よつば「やくそくどおりはらってもらうからなー！」

ポルナレフ「は、払う！？何を？」

よつば「たましいっていったろー！よつばの『すたんど』は『たましい』をうばう！」

ずぉぉぉぉおおおおおお

ポルナレフ「うわぁぁぁああ！！」

承太郎「このガキ.....スタンド使い！？」

ニャー

よつば「ところでなー こいつはぼくじょうのねこなー」

アヴドゥル「脈がない....氏んでいるッ！ポルナレフが氏んでいるッ！」

よつば「これがさっきのにーちゃんのたましいなー」コロン

アヴドゥル「貴様ーーっ！」

ジョセフ「やめろアヴドゥル！相手は子供だぞ！」

アヴドゥル「し、しかし！明らかに敵ですぞ！」

ジョセフ「大丈夫 わしに任せろ」

よつば「ちょこはうまいなー？」もぐもぐ

ジョセフ「表面張力というのを知ってるかね？みつばちゃん」

よつば「なんだそれー！
よつばのなまえもまちがえてる！」

ジョセフ「ま、説明してもわかるまい」

ジョセフ「このグラスの中にコインを交代で入れていく
牛乳があふれた方が負けじゃ」トクトクトク

承太郎「おい....じじい.....」

アヴドゥル「まさかジョースターさんッ！」

ジョセフ「賭けよう わしの魂を！」

よつば「ばっちぐー！」

アヴドゥル「やめてください！こいつは何をするかわかりません！」

ジョセフ「安心せい 子供との知恵比べで負けるほど老いたつもりはないわい」

ジョセフ「さ、君からだ コインを入れたまえ」

よつば「さいきょう よつばいまさいきょう」ソォ~~

アヴドゥル「ご.....5枚もッ！」

ジョセフ「水面に波が立つぞ」

よつば「しずかにして いまだいじなときだから」

チャポォ~ン

ジョセフ「成功したか 子供ならではのすごい度胸だ
わしは一枚にしておこう...危ない危ない...」ソォ~

ジョセフ「......」ｷﾞｭｰ ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

承太郎「（じじいのやつ....コインの裏に脱脂綿から液体がしたたり出ている....
この悪党め....やりやがるぜ！）」

すとぉ~ん

よつば「じーちゃんもやるなー！」

ジョセフ「（もうこれ以上入らんわい！一枚で牛乳はこぼれる！わしの勝ちじゃッ！）」

ジョセフ「フー心臓に悪いわい！さ、君の番だ クローバーちゃん」

よつば「よつばのなまえまたまちがったー！」

承太郎「（ニヤリ！さらにわざと名前を間違えて怒りを誘っているぜ....
だが全然効果が無い気がするぜ......）」

よつば「まぶしくていれにくいからあっちからいれるな？」ｽﾀｽﾀ

ジョセフ「どこからでもお好きにどうぞ」

ジョセフ「（液面にさわるだけであふれちまうがね）」

よつば「もういちまいくらいおねがいします！」

ストぉ~ん
ちゃぷちゃぷ

ジョセフ「！！馬鹿なッ！あふれないハズはッ！」

承太郎「イカサマをするような動きはしていない....スタープラチナで見ていた」

ジョセフ「（ありえん！あと一枚で確実にこぼれるように仕組んだのだ...）」

よつば「はやくつぎいれろー！」

ジョセフ「ハアハアハア....あぁぁ....」ブワッ

ドヒャァーッ

アヴドゥル「ジョースターさんッ！」

よつば「じーちゃんのまけー！あはははははは！」

アヴドゥル「一体どうなっているのだ....」

承太郎「なるほどな...グラスの底にチョコレートの破片がついている
よつばがゲーム中移動したときにそれが溶けてコイン一個分くらいは入るようになるというわけだ」

アヴドゥル「何ィ~~！ しかしよつばがチョコを仕掛けた様子などなかったぞ！？」

承太郎「よつばの食っていたチョコレートの破片が机に落ちていた
その上にじじいがたまたまグラスを置いちまったんだろう.....」

アヴドゥル「そ、そんなことが.....」

小岩井「コラよつば！勝手に動いちゃダメだって言ったろ！」

よつば「とーちゃん！」

承太郎「誰だテメェは」

アヴドゥル「親子....？」

小岩井「小岩井と申します よつばが迷惑かけたようで.....」

承太郎「てめーのガキから目を離すんじゃあねーぜ
はえーとこ二人の魂を返してもらいたいんだが」

小岩井「なにっ！？もう二人も始末したのかよつば！
とーちゃんうれしいぞー！」

アヴドゥル「承太郎....この男も敵のようだな....」

小岩井「ここからはとーちゃんがやるからな しっかり見てるんだぞ」

小岩井「じゃあ叩いてかぶってジャンケンポ
承太郎「ポーカーだ ポーカーでカタをつける」

小岩井「えーっと...じゃあカードを切るか...」シャッシャッ

承太郎「.....」

小岩井「俺、君、俺、君、俺.....」

承太郎「（イカサマをしている様子はねえな....）」

小岩井「はい、配り終わった」

小岩井「ところで、あの言葉を聞いてないんだけど.....」

承太郎「ああいいだろう
俺の魂をかけよう」

小岩井「グッド！」

・
・
・
承太郎「（スタープラチナでカードをすり替えてロイヤルストレートフラッシュにしたぜ）」

小岩井「よーし じゃあ俺はポルナレフとジョセフジョースターの魂をレイズ」

承太郎「なにィッ！？」

承太郎「（俺より良い手が揃っているとは考えづらいが....）」

アヴドゥル「おいッ！承太郎にはもう賭ける魂がないぞッ！？」

小岩井「入院している花京院とおふくろさんの魂があるじゃあないか？」

承太郎「その代わりにてめーには DIOのスタンドの秘密を喋ってもらう」

小岩井「えー、俺知らないよ？DIOさんとはスタンド仲間だけど能力は見たことないなぁ」

承太郎「えっ」

小岩井「えっ」

承太郎「まあいい、二人の魂と館の場所さえわかればな」

小岩井「あーそれなら大丈夫 あの館なら行ったことあるから」

小岩井「じゃ、ショーダウンで」

承太郎「ロイヤルストレートフラッシュだ」

小岩井「俺は....ブタだ」

アヴドゥル「や、やった！承太郎が勝った！」

ドヒュゥゥゥウン

小岩井「あーあ よつばの捕まえた魂も解放されちゃったし 帰るかよつば」

よつば「もうかえるのかー？」

小岩井「そういや来たばっかだったな」

承太郎「おい待ちな なぜ何も揃っていない手札であそこまで賭けたのだ」

小岩井「なんか途中でめんどくさくなっちゃってさ エジプト来てから下痢止まんないしもう帰りたい」

小岩井「館はそこ曲がってまっすぐ行くとすぐ見えるから じゃ
ほらよつば行くぞ」

よつば「ばいばーい！」




小岩井「めんどくさくなったからここで終わりで」

とーちゃん適当すぎワロタ
おつおつ