1:◆3pCIhha3Cw 2015/07/30(木) 19:59:52.97 ID:XezcLaaa0

駅前

八幡「ん?あれは......」

八幡(海老名さん......チャラそうな男にナンパされてるのかな)

八幡(大体は一緒に居る三浦がそういうのを撃退しそうなイメージがあるんだが)

八幡(助ける義理はないってのは冷たすぎるか......どうする?)

八幡(......)

八幡(この方法で大丈夫か?海老名さんならのってくれるかも)

スタスタ

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結 1 (ガガガ文庫)

36: 2015/08/02(日) 22:00:08.69 ID:oDXFZ+630
・誕生日プレゼント?

姫菜「はろはろ~」

小町「姫菜さん、はろはろー」

八幡(とうとう小町もそんな挨拶するようになったか......)

小町「いやー、姫菜さん!お兄ちゃんの誕生日に尋ねてくるなんて小町的にポイント高いです!」

姫菜「私の誕生日だって祝ったし彼氏の誕生日を祝うなんて当然だよ~」

小町「それでもお兄ちゃんの誕生日は大体、夏休み中なので祝ってくれる人は中々いないんですよー」

小町「祝う友達がいなかったというのはお兄ちゃんの自業自得なんですけど」

八幡「ほっとけ」

小町「それと姫菜さん!この間の本、ありがとうございます!まだ読んでるんですけど凄く面白いです!」

八幡「!?」

2: 2015/07/30(木) 20:00:54.31 ID:XezcLaaa0
八幡「悪い、姫菜。待たせたな」

姫菜「......」

八幡(う......)

姫菜「......」ニコ

八幡(これをわかってくれなくても黒歴史が増えるだけだが......)

姫菜「遅いよ~八幡」ギュ

八幡(よかった......)

姫菜「という事ですみませんね~。彼氏待ちなんですよ」

八幡(腕絡めなくても、つーか俺の名前知ってたのか)

姫菜「さ、いこ?八幡?」

3: 2015/07/30(木) 20:01:53.50 ID:XezcLaaa0
ーーーーー
ーーーー

姫菜「~♪」

八幡「な、なぁ、海老名さん」

姫菜「な~に?私の事も名前で呼んでもいいんだよ?」

八幡「馴れ馴れしく名前で呼んだのは悪かった。でもわかるだろ?演技だぞ?」

姫菜「さっきの人しつこくて怖かったし、もう少しだけ」

八幡(あまり怖がってる感じじゃないんだが)

八幡「......こんなとこ誰かに見られたらまずいだろ?」

姫菜「大丈夫だよ。ここまでくれば知り合いも少ないし」

八幡(実はもう見られてるなんて事はないよな......?)

八幡「せめて腕は離してくれないか?」

姫菜「私の家に来てくれたら離してあげる」

八幡「はぁ!?」

姫菜「今日は両親共いないんだよね」

八幡「それ、余計マズくないか?」

姫菜「お礼も兼ねて寄って行ってよ?お話もしたいし」

4: 2015/07/30(木) 20:02:38.79 ID:XezcLaaa0
ーーーーー
ーーーー

八幡(で、とうとう海老名さんの部屋まで来てしまった......)

八幡(本棚が随分寂しいな。ぐ腐腐腐な本ばかりだと思ってたんだが)

八幡(それとも見えないところに隠してあるのかな?)

ガチャ

姫菜「お待たせ~。はいどうぞ」カチャ

八幡「おお、悪いな」

姫菜「この部屋、本棚のわりには本が少ないでしょ?」

八幡「......ああ」ズズ

姫菜「察しの通り、ここにはBL本が沢山あったんだけど売ったりしてほとんど処分しちゃった」

八幡「そうなのか」

姫菜「少し前から興味がなくなっちゃってさ」

八幡「どうしてまた?」

5: 2015/07/30(木) 20:03:35.32 ID:XezcLaaa0
姫菜「......きっかけは修学旅行の時に誰かさんに告白されてから、かな?」ニコ

八幡「んぐっ!!」

姫菜「大丈夫?」クスクス

八幡「げほっ、げほ、そ、それはありえないだろ、あれは......」

姫菜「うん、でも実はあれで私ね、内心すごくドキドキしたんだ」ズイ

八幡(って近い!)

姫菜「今回の事がいいきっかけだから......もう言っちゃうね?」

八幡「な、なにを......」

7: 2015/07/30(木) 20:04:23.52 ID:XezcLaaa0





姫菜「私はヒキタニ......比企谷八幡くんが好きです」

八幡「」





8: 2015/07/30(木) 20:05:26.39 ID:XezcLaaa0
八幡「や、絶対嘘だろ......それ?」

姫菜「え~、今の告白に勇気出して言ったんだけど嘘呼ばわりはひどいな~」ズイ

八幡「お、おい、近いぞ」

姫菜「それとも好きな人がいる?」

八幡「......奉仕部の2人はそんなんじゃない」

姫菜「あれ~?私、結衣と雪ノ下さんの事を聞いたつもりじゃないんだけどな~?」ニコニコ

八幡「し、しょうがないだろ。今のはそういう風に聞こえたぞ」

姫菜「うん、最初にその2人の事がでるのは仕方ないよね」

八幡「......な、なぁ、実はどこかに三浦が隠れてて、からかったりするんだろ?」

姫菜「優美子は私の家に来た事はないよ?そもそも来たがらないし」

9: 2015/07/30(木) 20:06:06.70 ID:XezcLaaa0
八幡「その三浦も言ってたぞ。何度か男子を紹介されても断ったんだろ?」

姫菜「軽薄そうな感じの人が多いからね。優美子が紹介する男子って」

八幡「戸部は......」

姫菜「とべっちには悪いけど普通にタイプじゃないんだよね」

八幡(そりゃあ気の毒だ)

姫菜「他に聞く事はない?」ズイ

八幡「って、俺と海老名さn」

チュ

10: 2015/07/30(木) 20:07:11.50 ID:XezcLaaa0
姫菜「キスしちゃった///」

八幡「」

姫菜「もちろんファーストキスだよ?」

八幡「」ポカーン

姫菜「避けようとすれば出来るのにしなかったという事は結構まんざらじゃないのかな?」ニコニコ

八幡「や......その」

八幡(ほんとにするとは思わなかった......)

姫菜「それと次はもっとすごい事もしたいかも」

八幡(何するつもりだ)

姫菜「大丈夫!私達は上手くいくよ」ニコ

八幡(微妙に説得力あるような......)

11: 2015/07/30(木) 20:07:53.73 ID:XezcLaaa0
ーーーーー
ーーーー

八幡(この事がきっかけで海老名さんと交際を始めた)

八幡(まさか海老名さんとこういった関係になるとは俺自身信じられない......)

八幡(そしてある日突然、海老名さんは奉仕部に来て修学旅行の件についての謝罪と俺との交際を認めるよう言い出した)

八幡(由比ヶ浜は友人という事で容易だろうが雪ノ下をも説得するとは......)

八幡(それからも3人で気まずくなる事もなく奉仕部としての活動も普通に続いてる)

八幡(海老名さんって結構スペック高いんだったよな)

八幡(三浦もこの事で驚いたようで宜しく頼まれてしまった)

12: 2015/07/30(木) 20:08:23.93 ID:XezcLaaa0
八幡(それより問題なのが戸部だ。チャラいであろう彼だが海老名さんへの気持ちは本物だろう)

八幡(俺は殴られるのを覚悟で戸部にも打ち明けた)

八幡(流石に悔しそうな顔をしたが『海老名さんを泣かしたら承知しねぇぞ』と託される)

八幡(それと戸部が彼女を作るときは手伝うようお願いされた。まぁ、俺に出来る事であれば協力しようとは思う)

八幡(葉山とは仲良くなれそうにないが戸部とは長い付き合いになりそうだ......未だに俺の苗字は間違ったままだが)

八幡(そしてこの事を聞いた海老名さんは『とべはちキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!』と興奮してる)

八幡(BLに興味なくなったんじゃねえのかよ。俺、この人と付き合って大丈夫なのかな......)

13: 2015/07/30(木) 20:08:54.22 ID:XezcLaaa0
数日後

八幡(俺はまた海老名さんの家に呼ばれて部屋の前で待っている)

八幡(すごい事したいかも、って言ってたが......)

姫菜『いいよー』

八幡(お、そろそろか。じゃあ入るか)

ガチャ

姫菜「巫女さんで~す♪」

八幡「」

八幡(文字通り巫女の格好をしてる)

八幡(前にもこんな格好したよな。あれは借り物だったから少し違うが......)

14: 2015/07/30(木) 20:09:42.61 ID:XezcLaaa0
八幡「え、海老名さん?」

姫菜「ここ、学校じゃないし2人きりなんだから名前で呼んで欲しいな?八幡?」

八幡(ぐ......いきなり名前で呼ぶとか不意打ちすぎだろ)

八幡「えーっと、ひ、姫菜?何をするつもりで?」

姫菜「コスプレエOチ///」

八幡「ストレートすぎるだろ......それとどうして巫女さん?」

姫菜「ある意味、これからするのは神聖な事だから?」

八幡「いや、まぁ......そうだろうけど」

姫菜「白衣を汚して、袴を血で染め......」ハァハァ

八幡「神聖が台無しだ。それに同じ色で意味なくね?」

姫菜「え~、でもほら」スッ

15: 2015/07/30(木) 20:10:54.04 ID:XezcLaaa0
八幡(そういうとやさしく俺の手を掴み、胸元に持っていく)

姫菜「わかる?こんなにドキドキしてるんだよ?」

八幡「......ああ」

姫菜「ごめんね?結衣や優美子ほど大きくなくて......」

八幡「は?」

八幡(そりゃ......その2人と比べると)

八幡「気にしてるのか?」

姫菜「そういう訳じゃないけど3人で一緒に居ると視線が大体、優美子か結衣だったりで」

姫菜「私が変な目で見られる事はないんだけどやっぱりちょっと悔しかったり......ね?」

八幡「そうなのか」

姫菜「サキサキだってスタイルいいし!なんかうちのクラスおかしいよ!」

八幡「俺にキレられても......」

16: 2015/07/30(木) 20:11:54.36 ID:XezcLaaa0
八幡「まぁ、俺もこうやって女子の胸を触るのは初めてだが、ちょうどいい大きさなんじゃないか?」

姫菜「ふふ、お世辞でも嬉しいな」

八幡「そうじゃねぇよ」

八幡(雪ノ下よりは......って今、他の女子の事を考えるのは失礼か)

姫菜「じゃあ、直接触って?」

八幡「それなら手を入れるぞ?」

姫菜「うん」

28: 2015/07/30(木) 20:22:03.65 ID:XezcLaaa0
ーーーーー
ーーーー

ブーブー

八幡「あ、電話だ。小町か......そういやもう遅い時間だな」

姫菜「妹さんだっけ?私が出てもいい?」

八幡「や、それは......」

姫菜「大丈夫♪ちょっとお話したいだけだから」

スッ、ピッ

姫菜「はろはろ~、海老名姫菜で~す」

八幡(いきなりそんな挨拶で......まぁ、小町ならノッてくれるだろうが)

姫菜「うん、千葉村で会ったけどこうやって話すのは初めてかもね」

姫菜「......そうだね。結衣の友達って言った方がわかりやすいかな?その眼鏡美少女が私」

八幡(自分で美少女って言ったよ......まぁ、間違ってはいないが)

姫菜「高いよ?結衣や雪ノ下さんよりもポイント高いかも?」

八幡(なんのポイントだよ)

29: 2015/07/30(木) 20:23:01.99 ID:XezcLaaa0
姫菜「うん、という事で今日はこのままお兄ちゃんを借りてもいいかな?」

八幡「ちょ......」

姫菜「ありがと~、今度ちゃんと会ってお話しようね~」ピッ

八幡「俺、ここに泊まるのかよ!?」

姫菜「ちゃんといいって言ってたよ?」

八幡「それでもこのまま、女子の家に泊まるってのは......」

姫菜「まぁまぁ、細かい事は気にせずに。それと今度、小町ちゃんにも会わせてね?」

八幡「......変な事は吹き込まないでくれよな」

姫菜「大丈夫!ホ〇が嫌いな女子なんていません!」キリ

八幡「マジ!?」

姫菜「なんてね♪」

八幡「そういうのに興味なくなったんじゃねぇのかよ」

姫菜「まだ、ちょっとだけ好きだから......頑張って私を普通の女の子にしてね?」

八幡「俺が頑張るのかよ......」


おわり

30: 2015/07/30(木) 20:24:20.32 ID:XezcLaaa0
海老名さんの胸の大きさは全女子キャラを通しても中間なイメージがあります
あと二期アニメEDの海老名さんのお尻がなんか工口い
今週末くらいに短編をもう1つ続きます

31: 2015/07/30(木) 20:24:25.25 ID:lMkzDFlzo
乙です
これいいね

37: 2015/08/02(日) 22:01:08.10 ID:oDXFZ+630
姫菜「どういたしまして~」

八幡「お、おい!なんの本だよ!」

小町「ん?普通に幕末に関する本ですよねー♪」

姫菜「普通に歴史の本だよね~♪」

八幡(幕末ってだけでなんか怪しすぎる......)

小町「それじゃあ、姫菜さん!お兄ちゃん!小町は退散しますので!」

八幡「どこ行くんだよ」

小町「小町はお友達の家の泊まりに行くよ?ちゃんと2人っきりにするなんて小町的に超ポイント高いね!」

姫菜「ありがとう小町ちゃん。今度は三国志に関する本も貸してあげるね」

小町「おお!楽しみにしてます!という事であとはごゆっくり!」スタスタ、ガチャ

八幡「......」

38: 2015/08/02(日) 22:01:58.16 ID:oDXFZ+630
姫菜「いい妹さんだね」

八幡「仲良くなるのはいいが何の本貸してんだよ」

姫菜「やだな~、BL本じゃないって」

八幡(幕末や三国志ってだけでそういった連想する俺が考えすぎか?)

姫菜「さっそくだけど誕生日プレゼントの準備するから八幡の部屋を借りていい?」

八幡「どうして俺の部屋なんだよ」

姫菜「それはお楽しみって事で♪」

39: 2015/08/02(日) 22:03:08.13 ID:oDXFZ+630
ーーーーー
ーーーー

八幡(俺の部屋でゴソゴソ音が聞こえる)

八幡(また、なにかのコスプレだろうか。メイド?ナース?)

八幡(つーか部屋の物になんかしてないだろうな)

姫菜『いいよー』

八幡(ちょっと緊張するな......)

ガチャ

姫菜「プレゼントは私♪なんちゃって」

八幡「」

八幡(きょ、競泳水着!?)

40: 2015/08/02(日) 22:04:08.28 ID:oDXFZ+630
八幡(これは千葉村で見たやつと同じだな。しかもよく見ると......)

八幡「その胸元は......?」

姫菜「気付いた?普通はね、ニプレスっていうシールを貼って胸ポチにならないようにするんだよ」

八幡(胸ポチ?乳首が見えることか?)

八幡「そ、そうなのか」

姫菜「しかしそういう所に気付くとは実は千葉村の時も私に見惚れてたとか!」ニコニコ

八幡「......1人だけ変わった格好してたと言う意味でな」

姫菜「もぉー、そこは競泳水着に興奮してたとか言って欲しかったなー」ズイ

八幡「おわっ、もうかよ」

姫菜「結構この状態、こすれるんだよ?」

八幡「そうか、なら......」

41: 2015/08/02(日) 22:05:08.11 ID:oDXFZ+630
八幡(俺はさっそく胸元を触り始める)

姫菜「んっ、んん......」

八幡(突起してる部分を指で軽く触れると水着の上からでも硬くなってるのがわかる)

八幡「痛くないか?」

姫菜「う、うん......そのまま触って欲しいな」

八幡(今度は軽く摘んでみる)

姫菜「んんっ!ん、それ......」

八幡「だんだん硬くなってきてるぞ」

姫菜「んっ、言わないで......」

グイ

53: 2015/08/02(日) 22:17:08.14 ID:oDXFZ+630
ーーーーー
ーーーー

姫菜「ね、八幡」

八幡「な、なんだ」

姫菜「......」

八幡「......」

姫菜「......」

八幡「......」ドキドキ

姫菜「これからも宜しくね?」ニコ

八幡「あ、ああ......」

姫菜「どうしたの?」

八幡「い、いや、なんか神妙な感じだったから......『これで終わりにしよう』とか『別れよう』とか言い出すのかと思った」

54: 2015/08/02(日) 22:18:08.02 ID:oDXFZ+630
姫菜「え!?そんな事言わないよ!八幡大好き!愛してる!!」

八幡「お、おう......でも愛してるはちょっと大げさかなーって」

姫菜「ほんとだよ?もし、八幡から別れるなんて言い出したら以前よりBLに傾倒するようになるし小町ちゃんも引き込んでやるんだから」

八幡「な、なんだよそれ」

姫菜「まずは少年マガジ○か少年サ○デーか少年ジャ○プか少年チャ○ピオンを読むようになるかな?」

八幡「単なる少年誌の羅列なのになんか怖いぞ」

姫菜「八幡とは別に小町ちゃんの事も普通に好きだから道連れ的な感じで、ね?」

八幡「標的が俺じゃない分エゲツない......」

姫菜「小町ちゃんも中々素質あるよ!」

八幡「ほんとにやめてくださいお願いします」

55: 2015/08/02(日) 22:19:08.09 ID:oDXFZ+630
姫菜「その後、結衣か雪ノ下さんと一緒になるようだったらさらにひどいよ?」

八幡「や、あの2人は奉仕部の仲間だから......やっぱり不安だったりするのか?」

姫菜「うん。疑ってるわけじゃないけど、まだちょっと......ね?」

八幡「そうか......それなら不安にならないよう今日のプレゼントは大切にしないとな」

姫菜「ありがとう~、ちょっと腐りやすいから気をつけてね?」

八幡「言い得て妙だな、それ」

姫菜「だからずっと大切にね♡」


おわり




引用元: 姫菜「ごめんね?結衣や優美子ほど大きくなくて......」八幡「は?」