50: 2012/11/22(木) 11:18:37.81 ID:dWVU8xMZ0
勇太「ば、馬鹿!六花お前」

六花「勇太ぁ~」スリスリ

勇太「ちょっと、落ち着けそして離れろ」

六花「やだ」ギュッ

十花「」

六花「勇太、勇太、勇太」

十花「…これは一体どういうことなんだ、説明しろ」

勇太「俺にもわかりません!!っていうか助けてくださいよ」

中二病でも恋がしたい! 3 (KAエスマ文庫)


51: 2012/11/22(木) 11:22:26.37 ID:dWVU8xMZ0
十花「助けろと言われてもな…でどうしてこうなったんだ、順を追って説明しろ」

勇太「いや俺にもさっぱりで、っていうかホント離れてくれ」

六花「じゃあ、勇太からちゅうして?」

勇太「な…!?」

六花「してくれたら、少しだけ離れる」

勇太「…」

十花「こっちを見るな」

53: 2012/11/22(木) 11:25:20.61 ID:dWVU8xMZ0
六花「勇太ぁ~」スリスリ

十花「つまりだ、お前も本当に『なにもしていない』のに、今朝からこういう風に六花がなってしまったと?そういいたいのだな」

勇太「はい…」

六花「勇太、こっち向いて」

十花「…どうみても『なにもしていない』とは考えにくいのだが…」

勇太「本当に何もしてません!」

六花「勇太ってばぁ」

十花「仮にお前の話を信じるとしてだ…なんというか……」

55: 2012/11/22(木) 11:28:25.59 ID:dWVU8xMZ0
十花「いや、やっぱり六花に何かしただろ」

勇太「本当ですって!!」

六花「勇太、ねぇこっち向いてちゅうしよ?」

十花「お前の言い分を信用するには無理がありすぎるぞ、この状況は」

勇太「俺は無実だああああああ」

六花「勇太!大好き」チュ

勇太「お、お前また!」

十花「…」イラッ

57: 2012/11/22(木) 11:31:32.78 ID:dWVU8xMZ0
十花「…責任はとるんだろうな?」

勇太「責任とか何でですか、こっちが被害者ですよ!」

六花「勇太、勇太」チュチュ

十花「覚悟はできているんだろうな?富樫勇太」

勇太「ちょ、まって!何構えてるんですか」

六花「勇太ぁ、私の事好きだよね」

勇太「だぁぁぁぁああ、どうすりゃいいんだよぁおおお」

58: 2012/11/22(木) 11:37:48.67 ID:dWVU8xMZ0
~その日の夜~

勇太「おい、そろそろ寝たいんだが部屋に戻れよ」

六花「寝ていいよ?私も勇太と一緒に寝る」

勇太「いや帰れよ」

六花「無理」

勇太「無理が無理だ」

六花「やだぁ」ギュッ

勇太「ば、馬鹿布団の中でからだ押し付けてくるな」

61: 2012/11/22(木) 11:42:11.50 ID:dWVU8xMZ0
六花「なんで、ダメなの?勇太と一緒に寝たいよ」

勇太「一緒に寝るとか、お、お前何考えてるんだよ!」

六花「勇太と離れたくないよぉ」

勇太「だ、だって……十花さんにやっと俺が無実だってわかってもらえたその日にこ、こんな…」

六花「…勇太がしたいことしていいよ?」

勇太「おまえ…いってることわ、わわわわ…わかってるのか!?」

六花「ベッドの下においてあった本みたいなことしたいんだよね?勇太は」

65: 2012/11/22(木) 11:45:15.38 ID:dWVU8xMZ0
勇太「き、今日のお前ちょ、ちょっと…じゃないな本当におかしいぞ」

六花「勇太…いいよ」

勇太「……」ゴクッ

六花「…」

勇太「……だぁ、で、できるわけないだろ馬鹿!!」

六花「…あっ」

勇太「……あっ!?」ポニョンポニョン

67: 2012/11/22(木) 11:48:08.72 ID:dWVU8xMZ0
六花「…勇太ぁ」

勇太「こ、ここここここここここここここ、これは事故だ!」モニュ

六花「…ぁぅ」

勇太「」

勇太(し、鎮まれ我…)

ガタッ

十花「六花の奴がもどってこないんだがまだこっちにいるのk…………」

勇太「あっ」

十花「」

70: 2012/11/22(木) 11:51:35.24 ID:dWVU8xMZ0
十花「…覚悟はできているな?」

勇太「ご、誤解です!事故です!なぁ六花」

六花「勇太、続き…」

勇太「」

十花「ほぅ、この期に及んでも私の前で続ける覚悟があると…いい度胸だな」

勇太「ま、まって話せばわかってもらえますってだからそ、そんな物騒なものはしまって…」

71: 2012/11/22(木) 11:58:51.22 ID:dWVU8xMZ0
勇太「…いててて」

六花「勇太、大丈夫?」ナデナデ

十花「事故ならちゃんと説明しろ」

勇太「有無も言わさず攻撃してきてよくいうよ…」ボソッ

十花「なんだと?」

勇太「…なんでもありません」

72: 2012/11/22(木) 12:02:56.18 ID:dWVU8xMZ0

84: 2012/11/22(木) 12:43:04.53 ID:dWVU8xMZ0
十花「ちょっと、こっちへこい」グイッ

勇太「うわっ」

六花「勇太行っちゃ嫌」

十花「……はぁ~、お前六花の事をどう思ってる?」

勇太「はい??」

六花「!?」

勇太「どう…とは?」

十花「………・好きか嫌いかだ」

勇太「それは……」

85: 2012/11/22(木) 12:45:19.65 ID:dWVU8xMZ0
六花「……」ジー

勇太「こ、答える必要が何かあるんですか?」

十花「いいから答えろ」

勇太「…は、はい」

十花「で…?」

勇太「きらいではないです…」

六花「勇太ぁ」スリスリ

十花「それじゃ好きなのか?」

勇太「……どちらかと言えば」

87: 2012/11/22(木) 12:49:39.91 ID:dWVU8xMZ0
十花「なんだその曖昧な答え方は!!」

勇太「ひぃ!?」

十花「……」

六花「私は勇太が大好き!」

勇太「お前、少しは空気読んでくれよ…」

十花「こうなってしまった以上、しばらくはお前に任せるしかないだろう…」

勇太「へっ?」

十花「六花の事をしばらくお前に…ただし……わかっているな?もしも手を出したりしたら……」

勇太「ち、ちょっとまってくださいよ」

90: 2012/11/22(木) 12:53:37.13 ID:dWVU8xMZ0
~数日後~

森夏「で……いまだにその状況なわけ?」

六花「勇太ぁ」スリスリ

くみん「富樫君と小鳥遊さんらぶらぶだよねぇ~」

凸守「…これは由々しき事態デース」ワナワナ

勇太「…毎日、十花さんに監視されて参ってるんだぜ」

六花「…聖調理人の事なんか気にしないで勇太の好きにしてもいいのに」

勇太「ば、馬鹿…俺はだな…!!」

森夏「なんかむかつくわね……呪ってやろうかしら……」

97: 2012/11/22(木) 12:57:44.95 ID:dWVU8xMZ0
くみん「でも富樫君って好きなんだよね?」

勇太「うぐ…それは…」

森夏「ぁあ゛あ゛あ゛ムカつく」

凸守「ダークフレイムマスター!早くマイマスターから離れるのデース!」

六花「凸守……サーヴァントが私たちの愛を邪魔することは許さない」

凸守「し、しかしデスよ」

六花「反論は認めない」

凸守「…ぐっ……覚えてろデス!!」

勇太「俺は被害者だ!!!」

99: 2012/11/22(木) 13:02:45.77 ID:dWVU8xMZ0
くみん「でも好きなんだよね??」

勇太「…そ、そりゃ…嫌いじゃないですけど」チラッ

六花「勇太は私の全てを愛してくれてる」スリスリ

勇太「お前なぁ……」

くみん「とりあえずの目標は打倒聖調理人だね!」

六花「そう、勇太が聖調理人の目が気になるというのであれば私たちにはそれしかない、凸守も協力してほしい」

凸守「マスターがそういうのであればこの邪王真眼のサーヴァントであること私は従うしかないデス……」

くみん「ふぁいとだよぉ」

勇太「…先輩楽しんでません?」

森夏「…みんな呪われちゃえばいいんだわ」

101: 2012/11/22(木) 13:07:09.52 ID:dWVU8xMZ0
六花「聖調理人、いざ尋常に!勇太と魂と身体で結ばれるために」

勇太「……」

十花「ほぅ、私の警告を無視するのだな、富樫勇太」

勇太「いや、だから俺は…別に」

六花「勇太」

勇太「なんだよ」

六花「…この戦争に勝てたら……勇太の好きにしていいよ…」ボソッ

勇太「お、お前な!!」

十花「そういうのは氏亡フラグとかいったか?」

勇太「俺はフラグなんてたててなーい!!」

102: 2012/11/22(木) 13:11:51.42 ID:dWVU8xMZ0
~敗北、そして…~

十花「これに懲りたら、二度と私の警告を無視するな」

勇太「…なんで俺まで」

六花「…勇太、し、氏ぬときはずっと手をにぎってて……」

勇太「オタマで殴られたくらいで氏ぬかっ!!」

六花「…あぅ」

十花「……まぁ、なんだ私に向かってまでもという気持ちはわからないでもない」

勇太「はい?」

十花「お前に、今後六花を守りきるという覚悟があるというなら…段階的にだが交際をみとめて…」

六花「聖調理人!」

勇太「あれ?十花さんまでおかしく…??」

104: 2012/11/22(木) 13:15:36.24 ID:dWVU8xMZ0
十花「……とりあえずは、そうだなキスまでは許してやろう……その先はまだ」

勇太「もしもーし、十花さ~ん??」

十花「…家族が居ない時に六花を泊まるのもダメだ、もしも六花と一緒の部屋でねたいというのなら私の居るときか家族の居るときにしろ」

六花「……勇太、我慢できる?」

勇太「俺はもとからそういうつもりはない!!」

六花「…私はつらいけど我慢する……」

勇太「あのな…」

十花「基本的に外泊は卒業するまで禁止、どこかにデートに行くときは必ず私に許可を求めること」

六花「…わかった」

108: 2012/11/22(木) 13:20:29.84 ID:dWVU8xMZ0
~しばらくして~

六花「…ねぇ、勇太……して?」

勇太「…仕方ないな、お前はキスしないと絶対眠らなくなったな」

六花「だって…それに勇太がそう私に躾けたんだよ」

勇太「躾けたとか人聞きの悪い言い方するな!!」

六花「…ん」

勇太「はぁ…」

十花「それ以上の先はまだ許さんぞ」

勇太「見られててできるはずがありません」

六花「勇太!大好き」

勇太「俺もだよ」チュ



おしまい

117: 2012/11/22(木) 13:48:05.89 ID:WJvx+6vH0

127: 2012/11/22(木) 15:01:40.70 ID:dWVU8xMZ0
PT2+都内在住って便利だよね

引用元: 六花「勇太!大好き」チュ