1:◆or.ZWvM5pg 2013/07/14(日) 11:48:55.01 ID:CAmiqhtDO
北川真尋「!」
大石泉「…」
泉「とりあえず、パンを飲み下してから話すといいと思う」
真尋「!!」
泉「あ、うん。構わないわ」
真尋「!!」ングング
泉「どういたしまして」フフ
奥山沙織(この二人、どうして会話が成立してんだべ…?)
(この三人が仲良くするだけの短編です。メンバーに深い意味はないよ)
2: 2013/07/14(日) 11:51:08.78 ID:q9lxcus/o
真尋「ぷはー! へへっ、いずみん助かったよ! おいしいみずをありがとう!」
泉「どういたしまして。ふふ、これでようやくまともにコミュニケーションが取れるから、なによりよ」
真尋「だね!」
沙織(いやべづにパンを咥えながらでもできてたべ?)ホァー
真尋「というわけで、二人ともおっはよ!」
泉「うん」
沙織「お、おはようごぜえます」ペコ
3: 2013/07/14(日) 11:53:15.92 ID:CAmiqhtDO
真尋「いい天気だね!」
泉「真尋はいい元気ね」
真尋「走って来たからねー。充電バッチリだよ」
泉「?? 走って来たら、むしろ体力を消耗するんじゃないかしら…?」
沙織(あ、たぶんもず通りに受け取るとごろじゃな…)ハラハラ
真尋「パンも食べたし!」
泉「ああ、なるほど」ポン
沙織(あ、それで納得するだ…)ワガンネ…
5: 2013/07/14(日) 11:55:59.12 ID:q9lxcus/o
真尋「…」ジー
泉「?」
沙織(…いい天気だー…)トコトコ
真尋「…」
真尋「今さらだけど、珍しい組み合わせだね?」
沙織「へ」
泉「そう? 駅から事務所に向かう道はここ一本だから、奥山さんとはときどき一緒になるけど…」
真尋「ん、そういう意味だけどそういう意味じゃないかなっ!」
泉「??」
真尋「もぉっ…いずみんは頭が固いなー。えいえい」ペチペチ
泉「……、じ、自覚は、あるんだけどね…」
真尋「大石だから仕方ないか!」ペチペチ
泉「ど、どういう意味…?」イタタ
沙織(……奥山……、山奥? へへ、わだすにお似合いだなー……)ハハ…
真尋「?」ペチペチ
泉(……頭、叩いてもらうとやわらかくなるかしら…)フム
6: 2013/07/14(日) 11:58:06.62 ID:CAmiqhtDO
真尋「…」
真尋「えっと」チラ
沙織「?」ビク
真尋「さおりん」
沙織「さ、さおりん?」
真尋「えいっ」ペチ
沙織「いでっ」
泉「こら」ペチ
真尋「いたっ」
泉「どうして奥山さんを意味もなく叩くの」
沙織「……」
真尋「難しい顔をしてたから、つい。へへ」
泉「?」
沙織(……奥山さん…)
泉(あ、難しい顔してる…)
真尋「えいっ」ペチ
沙織「なあっ」
泉「こら」ガツン
真尋「!?」
7: 2013/07/14(日) 12:00:17.31 ID:q9lxcus/o
真尋「……」シュウウウ…
真尋「…ぱ……パソコンは、いたいです……」
泉「つい」
沙織「……な、なんがわだす……変な顔してたかな…?」
真尋「うん。あっ、いや、べつに変とかじゃなくてっ」ブンブン
沙織「?」
真尋「…む、難しい顔をしてたかなっ」
泉「さっきと情報量が変わってないわ」
真尋「う、うるさいなあ。…なんて言ったらいいか、分かんないんだよー…」
真尋「……えっとね、沙織さん」
沙織「は、はあ」
泉「呼称が不安定ね」
真尋「はいいずみん空気読んでー」
泉「う、……、ぜ、善処します…」スミマセン…
沙織「…」クス
8: 2013/07/14(日) 12:02:26.23 ID:CAmiqhtDO
真尋「なにか気になることとか。悩みごととか」
沙織「ぎぐん」
真尋「……、あるんじゃないかなーって。なんとなくねっ」
泉「悩みごと」フム
泉「そうですね。もし自分の力で解決できないなら――きっと、だれかに相談するといいですね」
沙織「そ、相談だべか」
真尋「そうだね」クス
泉「…真尋、口元が緩んでいるように見えるけど…?」
真尋「気のせいだよー」ニヨニヨ
泉「……、そ、そう。ならいいけど」コホン
真尋(いずみんはデフォがいい人だよねー)ニヨニヨ
沙織(…相談……)
9: 2013/07/14(日) 12:04:11.35 ID:q9lxcus/o
沙織「……、」
沙織「あ、…あんの、ですね」
沙織「……んとに、ささいなこどなんだども…」モジ
真尋「うん」
泉「はい」
沙織「……」
沙織「……よ、よびがだ……、ま、真尋ちゃんは、わだすのこと、名前で読んでくれっけど……泉ちゃんは、その…」ゴニョ
泉「……」
真尋「…あー。そういう…」ナルホド
泉「分かったの?」
真尋「分からないの?」
泉「……、ちょっと待って。考えるから」
真尋「ごゆっくり」ニヨニヨ
沙織「…あ、あんまりいじめちゃだめだどー…」
10: 2013/07/14(日) 12:08:13.31 ID:CAmiqhtDO
泉「…………」
泉「…」ムム…
真尋「…」ハハ…
真尋「…まあでも、ほら。それは性格の違いというか。いずみんは几帳面だし」
沙織「そ、それは分かるんだけど…、でも、真尋ちゃんのことは、呼び捨てだべ?」
真尋「……あー。なんでだろーね。そう言えば」
泉「……」ウーン… ←15歳
真尋「…」←17歳
沙織「…」←19歳
真尋「…」
真尋「…」ブニ
泉「ひゃっ……、にゃ、にゃにしゅるにょ?」ブニブニ
真尋「や、ちょっとね。深い意味はないから」グニ
泉「い、いひゃい…」
沙織「いじめちゃ、めっだぞー」ペチ
真尋「いたっ…、ごめんなさーい」テヘ
泉「はふぅ」ヒリヒリ
11: 2013/07/14(日) 12:09:55.88 ID:q9lxcus/o
泉「わ、分かりました」ハイッ
真尋「はい。じゃあ大石さん」
泉「ま、真尋が真尋なのが悪いんじゃないかしら」
真尋「なに? そんなにほっぺをつねって欲しいの、いずみん」
泉「い、いや、私はただ導いた答えが正しいかどうかを…」
真尋「仕方ないなー」ブニブニ
泉「やめふぇー」
沙織「…」クスクス
12: 2013/07/14(日) 12:11:52.18 ID:CAmiqhtDO
ヒリヒリ
泉「……」イタイ…
真尋「いずみんは分かってるけど分かってないよね」
泉「じ、自覚はあるよ?」
真尋「自覚と理解は違うんじゃないかな?」
泉「…、!」
真尋「顔にほっぺつねってって書いてあるよ?」
泉「ま、真尋に教わるなんて…」
真尋「ダウト」
13: 2013/07/14(日) 12:13:46.48 ID:q9lxcus/o
泉「……」イタイヨー
真尋「……まあ、いずみんの言いたいことは分かるけどね」
真尋「さおりん、だから…気にすることないよ。私がこういう性格ってだけ。うん」
沙織「…そ、そだな……」
沙織「……わだすには、真尋ちゃんみたいな明るさはねーし……」ハハ…
真尋(あ、そういう風に取っちゃうのかー)
沙織「……」シュン
真尋(むずかしいなー。…考えるのは苦手…)ウムム
泉「…」
真尋「…」
真尋「ね、いずみん」
泉「うん」
真尋「ちょっと走って来ていいかな」
泉「急ね!」
真尋「充電切れちゃった」
泉「バッテリーが劣化してるんじゃないかしら」
真尋「もともとと違う用途で使っちゃうとねー。ていうかそんなにつねられ足りない?」ワキワキ
14: 2013/07/14(日) 12:15:51.23 ID:CAmiqhtDO
ブニブニ
泉「…」ンアー
沙織「…」
泉「…」ブニブニ
泉「あの…えっひょ」
沙織「? …へ、へい」
真尋「…」パッ
泉「ありがと、……はい」
泉「じゃあ…沙織さんって、呼んでも…いいですか。…呼び捨てはさすがに…」
沙織「……あっ……」
沙織「う、うん。も、もち、もちろん…」
泉「はい」ニコ
泉「えと、沙織さん」
沙織「は、はい」
泉「まだ、ちゃんと話したこともないし、ごめんなさい。べつに沙織さんのことを、友達だと思っていないとか、そういうわけじゃなくて」
沙織「う、うん」
真尋(初々しいねっ!)ナンダコレ
泉「真尋は真尋って感じで、またちょっと特別なので」
真尋「あれどうしていきなりこっちに矛先が?」
沙織「うん」クス
15: 2013/07/14(日) 12:16:50.04 ID:q9lxcus/o
泉「まあ…ゆっくり、仲良くなって行きましょう。…みたいな」アハハ…
沙織「…、う、うん」
沙織「や……、こちらごそ、その、…努力もせずに、わがまま言って……」
泉「そんなことないです」ニコ
沙織「…」チラ
真尋「うん?」
沙織「…」ニコ
沙織「なんだがー…真尋ちゃんが真尋ちゃんだってこどが、よぐ分かっただ。真尋ちゃんだって、ちゃんと真尋ちゃんしてるがら、真尋ちゃんなんだべな」
真尋「??」
真尋「ちょ、さおりん、すとっぷ。いまの説明じゃなにがなんだか…??」
泉「そうですね」フフ
真尋「えっうそでしょ、なんで分かってんの」
沙織「だべなー」フフフ
真尋(急に疎外感がすごいよっ!)
16: 2013/07/14(日) 12:17:45.12 ID:CAmiqhtDO
泉「せっかくですから、一緒にお昼ご飯でも行きましょう」
沙織「いいべなー」ニヘラ
ワイワイ
真尋「…」ポツン…
真尋「…あれー…」
泉「?」
泉「…ふふ、真尋も行く?」
真尋「…! い、行くよぅ! 仲間外れはよくないよ!」
泉「でもさっきパンを食べてたし」
真尋「あ、あれは朝ご飯だもん!」
泉「太るわよ」
真尋「は、走ってるからだいじょぶだし!」
泉「知らないわよー」
真尋「いずみんは意地悪だ! もぉっ!」
沙織「…」クスクス
沙織(へへ……みんなでお昼かー。…楽しいなっ…)ニヘラ
☆おしまい
17: 2013/07/14(日) 12:21:02.58 ID:q9lxcus/o
以上です。
こう、いずみんは書くのに自分の頭が追いつかず、
おぐやまさんは方言的に難しく、
マヒローはマヒローだから、みたいな。
好きなんだけど個人的に書き辛い三人で短編をやってみました。三人は身長が段々な繋がりがあったりします。
ほっこり的な。はい。して頂ければ。
とくにおぐやまさんが変だったらすいません。
合いの手、報告、ありがとうございました。
こう、いずみんは書くのに自分の頭が追いつかず、
おぐやまさんは方言的に難しく、
マヒローはマヒローだから、みたいな。
好きなんだけど個人的に書き辛い三人で短編をやってみました。三人は身長が段々な繋がりがあったりします。
ほっこり的な。はい。して頂ければ。
とくにおぐやまさんが変だったらすいません。
合いの手、報告、ありがとうございました。
19: 2013/07/14(日) 12:41:27.55 ID:HNqqIPTho
おつー
こういうのでいいんだこういうので
こういうのでいいんだこういうので
引用元: 北川真尋「!!」 奥山沙織「はえ?」
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