1: 2009/09/22(火) 23:49:36.75 ID:xqYgFfLO0
JUM「…ないのか?」

真紅「あるのだわ」

JUM「何じゃそりゃ」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
2: 2009/09/22(火) 23:56:11.01 ID:xqYgFfLO0
真紅「…じゃなくて!じゃなくてッ!!!」

真紅「このくんくんを見なさいJUM!」

JUM「あー…人形が落書きだらけだな。」

真紅「…今日こそは許さないわ、雛苺!!」

カッカッカッ


真紅「…JUM、ドアを」

JUM「開けられないのか?」

真紅「何でもないのだわ!!!///」

3: 2009/09/22(火) 23:59:29.43 ID:xqYgFfLO0

翠星石「…ヒッヒッヒッ」

翠星石「計画通り」

--------------------------------------------------------------------------------

真紅「雛苺!雛苺はどこなの!?」

のり「あら真紅ちゃん。どうしたの?」

真紅「のり、雛苺は?」

のり「ヒナちゃんなら…さっきお庭で遊んでたわよ。」

4: 2009/09/22(火) 23:59:33.07 ID:nuoknGVg0
JUM「じゃあ俺がくんくんしてやるよっ」

真紅「まあJUN、ななにを?!」

JUM「ほら、真紅のおまたくんくん、くんくん」

真紅「あっあぁぁー    なのだわ」

6: 2009/09/23(水) 00:02:41.42 ID:08smlV3L0
真紅「雛苺!雛いtブッ!!」

雛苺「あー真紅~」

真紅「…何をしているの」

雛苺「昆虫採集」

真紅「その、虫カゴからはみ出ているドールのような物は何?」

雛苺「ヒナが捕まえたのよ!大きいの~」

金糸雀「」ピクピク

真紅「…それってもしかして、カ…カ…」

雛苺「カナブンなのー」

金糸雀「金糸雀かしらぁっ!!!」

7: 2009/09/23(水) 00:05:22.33 ID:08smlV3L0
真紅「…じゃなくて!じゃなくて雛苺!!」

雛苺「うぃ?」

真紅「これを見なさい!」バーン

雛苺「あ~、くんくんがお絵描きされてるのー」

真紅「あなたがやったんでしょう、雛苺!?」

雛苺「ひ、ヒナ知らないの」

真紅「嘘おっしゃい!あなたの今までの行動を考えれば、簡単に分かる事よ!」

雛苺「ヒナじゃないもん!」

真紅「それじゃあ、他に誰がこんなことをするというの!?」

雛苺「…真紅のバカーっ!!」ダッ

真紅「あ、待ちなさい雛苺!」バッ

8: 2009/09/23(水) 00:08:31.62 ID:08smlV3L0
翠星石「あの子たちも単純ですぅ。真紅の大事なくんくんにクレヨンで落書きしておけば、
    雛苺のせいにされるに決まってるのですぅ…クヒヒヒ」

JUM「何一人で笑ってるんだ?」

翠星石「なーんもないですぅ。しいて言うなら、翠星石のあまりの天才ぶりに
    笑いがこみ上げてきてしゃーねぇのですよ」

JUM「意味が分からないので無視しよう」

--------------------------------------------------------------------------------

タッタッタッタッ

真紅「…はぁ、はぁ、はぁ」

真紅「全く…逃げ足の速い子ね。」

真紅「今度という今度は絶対許さないのだわ。私の大切な…くんくんにイタズラをするなんて!」

9: 2009/09/23(水) 00:12:18.72 ID:08smlV3L0
翠星石「ねぇ~JUMー」

JUM「何だよ」

翠星石「お腹が空いたですぅ」

JUM「何で人形なのに食い意地張ってんだ」

ガシャーン

水銀燈「…はぁーい。ご機嫌いかがぁ?」バッサバッサ

翠星石「いちいち登場する度に窓ガラスを割らんでいいですぅ。このカゼイシロタ株。」

水銀燈「あらぁ…ごめんなさぁい…。今日は真紅はいないのぉ?」

JUM「そう言えばあいつ、どこいったんだろ。」

翠星石「真紅なら、雛苺と一緒にガリガリ君を買いにいったですよ。」

JUM「なんだ。ガリガリ君なら仕方ないな」

水銀燈「そうなのぉ?」

10: 2009/09/23(水) 00:15:46.39 ID:08smlV3L0
ザッザッザッザッ

雛苺「はやーいの~!!」

雛苺「ネコさん、ありがとうなの!ヒナのこと覚えててくれたの~!」

猫「ニャー」ザッザッザッ

皺苺「ネコさんが助けてくれなかったら、ヒナ真紅に怒られるとこだったのー」


雛苺「でも、ヒナ何もしてないのに…」

雛苺「真紅…」

--------------------------------------------------------------------------------

真紅「はぁ…疲れたわね。ずっと外を歩いていたら、ガリガリ君が食べたくなったのだわ」

真紅「でも、ドールはガリガリ君を買いに行けないのだわ」

11: 2009/09/23(水) 00:18:24.93 ID:08smlV3L0
ガチャッ

JUM「あ、真紅。」

水銀燈「ガリガリ君は買えたのぉ?」

真紅「あなた、頭がおかしいのかしら?」

翠星石「寝言は寝て言えですぅ」

水銀燈「!? …な、何よ。悪かったわよぉ。。」

真紅「JUM、雛苺が戻ってきたら捕まえておくのよ」

JUM「あぁ、あのくんくんか。雛苺はどこ行ったんだ?」

真紅「家の外に逃げて行ったわ。」

水銀燈「あの…ガリガリ君じゃあ…」

真紅「しつこいわねこのジャンクが」

翠星石「寝言は寝て言えですぅ」

水銀燈「…私が何をしたっていうのよぉ!!」

13: 2009/09/23(水) 00:21:50.67 ID:08smlV3L0
JUM「ん?あれは…?」

ビュン スタタッ

猫「ニャー」

雛苺「真紅!」

JUM「うおっ!!?」

真紅「雛苺!?あなた、そ、それは…猫じゃないの!!早くそこから降りなさい!!」

雛苺「この子はヒナの友達なのよ!それより真紅、翠星石はどこ!?」

真紅「えっ??翠星石ならここに…」

JUM「あれ?これよく見たら、よく出来た翠星石のレプリカじゃないか」

雛苺「翠星石はさっき逃げて行ったの!真紅のくんくんにイタズラしたのは、ヒナじゃなくて翠星石なのよ!」

14: 2009/09/23(水) 00:31:41.31 ID:08smlV3L0
真紅「どういうこと!? 翠星石なら、さっきまで普通に喋って…」

JUM「おい、このレプリカ、背中に何かボタンが付いてるぞ」

ポチッ

レプリカ「寝言は寝て言えですぅ」パクパク

真紅「…!! これは…」

レプリカ「寝言は寝て言えですぅ 寝言は寝て言えですぅ 寝言は寝て言えd」

水銀燈「キイイィィーーーッ!レプリカごときが、私をバカにしていたのねぇ…!!!」

真紅「JUM!あの毒舌ツンデレを追うわよ」

17: 2009/09/23(水) 00:34:21.24 ID:08smlV3L0

翠星石「そろそろあの高飛車ツンデレが追ってくるはずです」

翠星石「今日は蒼星石のところに泊めてもらうですかね…」

翠星石「じじばばの家までもうすぐですぅ」

ビュン

蒼星石「翠星石!」カパッ

翠星石「うわっ!!そそ蒼星sき!」

蒼星石「翠星石、雛苺から話は聞いたよ!またイタズラをしたそうだね。」

翠星石「す、翠星石はなんもしとらんですぅ!」

ビュン

雛苺「ウソなのー!!」カパッ

真紅「見苦しいわね…翠星石」カパッ

翠星石「!! 雛苺、真紅まで…!」

18: 2009/09/23(水) 00:37:22.65 ID:08smlV3L0
真紅「nのフィールドから、蒼星石の所へ先回りさせてもらったわ。やはり私の推理が当たったようね」

雛苺「単純なのー」

翠星石「うっ…!」

真紅「さぁ、もう逃げられないわ!私のくんくんにイタズラした報いを受けなさい!」

翠星石「ひぎィ!!」

ガシッ ボカッ グチャッ


水銀燈「あらぁ…」

19: 2009/09/23(水) 00:40:43.15 ID:08smlV3L0
JUM「しかしこれ、よく出来てるなぁ」

ポチッ

レプリカ「寝言は寝て言えですぅ 寝言は寝て言えですぅ 寝言は寝t」

雛苺「本物の方は喋らなくなったのー」

翠星石「」

真紅「あら、どちらがレプリカか分からないわね」クスクス

fin

29: 2009/09/23(水) 01:09:07.37 ID:08smlV3L0
暇なので、過去に書いたものを投下します

30: 2009/09/23(水) 01:10:20.48 ID:08smlV3L0
スレタイ:真紅「おいしいのだわ」ホクホク


ガチャッ

JUM「おい真紅、僕の筆箱見なかっ…」

真紅「!!」サッ

JUM「?」

真紅「な、何かしら?筆箱なら見てないわよ。」

JUM「そうか。どこいったんだろ」

31: 2009/09/23(水) 01:11:01.66 ID:08smlV3L0
真紅「(危ないところだったわ。薔薇乙女が焼き芋を食べているなんて、見られたらおしまいなのだわ)」

プッ

JUM「…おっw」

真紅「!! …///」

32: 2009/09/23(水) 01:11:45.31 ID:08smlV3L0
真紅「ジュ、ジュン!!もうすぐお茶の時間なのだわ。紅茶を淹れて来なさい、紅茶を!」

JUM「オナラぐらいで恥ずかしがるなよw しょうがないな、紅茶だな。」

ガチャン


真紅「…」

真紅「最悪なのだわ」

33: 2009/09/23(水) 01:12:31.15 ID:08smlV3L0
--------------------------------------------------

翠星石「JUMの紅茶も大分飲めるようになったですね。
      あ、お茶菓子が切れたです。とっとと持って来るです。」

雛苺「ヒナ、チョコレートがいいの!」

真紅「私も紅茶のおかわりをもらおうかしら」

JUM「…お前ら、僕を何だと思ってるんだ!」

真紅「あら、まだ自分の立場が分かっていないようね」

34: 2009/09/23(水) 01:13:11.77 ID:08smlV3L0
コンコン

翠星石「あ、蒼星石!」ガラガラ

真紅「丁度良かったわ。今、皆でお茶していたところよ」

蒼星石「そうなんだ。あ、今日はお爺さんがおみやげにってこれをくれたんだ。みんなで食べようよ。」

雛苺「あー!!焼き芋ー!!」

翠星石「うわぁ!気が利いてるですねじじぃ。」

真紅「!」

蒼星石「近所の人にもらったんだって。焼きたてだよ。
     良かったらJUM君も。のりさんの分もあるよ。」

JUM「おぉ、ありがとう。」

35: 2009/09/23(水) 01:13:59.93 ID:08smlV3L0
翠星石「あつあつですね~」

雛苺「ホクホクで、おーいしいの!」

蒼星石「あれ?真紅は食べないのかい?」

真紅「…」

真紅「…あなた達!」

JUM「?」ホクホク

36: 2009/09/23(水) 01:14:41.44 ID:08smlV3L0
真紅「あなた達、恥ずかしくないのかしら!ローゼンメイデンがみんなで焼き芋なんて!!」

雛苺「なんで~?」

翠星石「まーた変なこと気にしてるですか。嫌なら真紅は食わなきゃいいです。あーおいしいですぅ♪」

蒼星石「…焼き芋くらいいいと思うけどなぁ。ほら、真紅も食べなよ?」

JUM「普段さんざん暴れてるくせに、変なところで乙女乙女ってこだわるよな。」

真紅「…っ!!」


真紅「(…私も食べたい)」

38: 2009/09/23(水) 01:16:02.39 ID:08smlV3L0
「ただいまー」

JUM「お、姉ちゃんが帰ってきた」

--------------------------------------------------

のり「あらー!これを蒼星石ちゃんが?嬉しいわ~♪私もここで一緒に頂こうかしら。」

雛苺「真紅がねー、食べないんだって。」

のり「あらあら、頂かないの真紅ちゃん?」

真紅「薔薇乙女に焼き芋なんてふさわしくないのだわ」

JUM「お前以外はみんな食ってるぞ。」

のり「せっかく蒼星石ちゃんが持ってきてくれたんだから、真紅ちゃんも食べましょうよ。」

真紅「…そ、そこまで言うのなら食べてやらないこともないのだわ」

JUM「何だよコイツ…」

39: 2009/09/23(水) 01:16:44.23 ID:08smlV3L0
--------------------------------------------------

のり「そうそうJUM君、玄関に筆箱が落ちてたわよ。はい。」

JUM「あ、そんなところにあったのか。」


雛苺「あー、窓の外に誰かいるの!」

ササッ

翠星石「今何か動いたですね。ちょっと見てくるです」ガラガラ

翠星石「…そこで何してるですか」

金糸雀「み、見つかってしまったかしらー…」

蒼星石「えっと、カ、カ…」

翠星石「神奈川ですぅ」

金糸雀「金糸雀かしら!」

40: 2009/09/23(水) 01:17:25.28 ID:08smlV3L0
金糸雀「いい匂いがしたから、気になって中を覗いてたかしら」

雛苺「お前は犬か」

のり「あら、いらっしゃい金糸雀ちゃん。」

蒼星石「今みんなで焼き芋を食べてるんだけど…もう金糸雀の分は余ってないなぁ」

金糸雀「しょ、ショックかしらー!」

翠星石「あ、真紅の分が余ってるですよ」

真紅「なっ…!」

JUM「食べないとか言ってるからな。ちょうどよかったじゃないか。」

金糸雀「やったかしら~!カナもおいしい焼き芋が食べられるのね!」

真紅「あ、あ…」

41: 2009/09/23(水) 01:18:16.22 ID:08smlV3L0
--------------------------------------------------

のり「おいしかったわ~」

雛苺「うゆー!」

金糸雀「おいしかったかしら!」

蒼星石「みんな喜んでくれてうれしいよ。」

翠星石「まったく、食べないやつの気が知れんですぅ」

真紅「……」フルフル

JUM「真紅、いつまで空のカップをくわえてるんだ?」

真紅「…お黙り!!」

fin

42: 2009/09/23(水) 01:20:18.68 ID:08smlV3L0
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 01:59:02.86 ID:zF1sNUhJO
焼き芋かな~とスレ見る→筆箱!!?消しゴム喰ってんのか!!→あぁやっぱ芋か……
てなった
だから今度は消しゴム食べさせてやってけれ

43: 2009/09/23(水) 01:20:58.76 ID:08smlV3L0
ガチャッ

JUM「おい真紅、僕の筆箱見なかっ…」

真紅「!!」サッ

JUM「?」

真紅「な、何かしら?筆箱なら見てないわよ。」

JUM「そうか。どこいったんだろ」

44: 2009/09/23(水) 01:21:40.24 ID:08smlV3L0
真紅「(危ないところだったわ。薔薇乙女が消しゴムを食べているなんて、見られたらおしまいなのだわ)」

ギュルルル

JUM「…おっw」

真紅「!! …///」

45: 2009/09/23(水) 01:22:22.97 ID:08smlV3L0
真紅「ジュ、ジュン!!もうすぐお茶の時間なのだわ。紅茶を淹れて来なさい、紅茶を!」

JUM「腹が鳴ったぐらいで恥ずかしがるなよw しょうがないな、紅茶だな。」

ガチャン


真紅「…」

真紅「気持ち悪いのだわ」

46: 2009/09/23(水) 01:23:05.33 ID:08smlV3L0
--------------------------------------------------

翠星石「JUMの紅茶も大分飲めるようになったですね。
      あ、お茶菓子が切れたです。とっとと持って来るです。」

雛苺「ヒナ、ハーゲンダッツがいいの!」

真紅「私も紅茶のおかわりをもらおうかしら」

JUM「…お前ら、僕を何だと思ってるんだ!」

真紅「あら、まだ自分の立場が分かっていないようね」

47: 2009/09/23(水) 01:23:46.79 ID:08smlV3L0
コンコン

翠星石「あ、蒼星石!」ガラガラ

真紅「丁度良かったわ。今、皆でお茶していたところよ」

蒼星石「そうなんだ。あ、今日はお爺さんがおみやげにってこれをくれたんだ。」

雛苺「あー!!消しゴムー!!」

翠星石「うわぁ!カラフルですねぇ。」

真紅「!」

蒼星石「近所の人にもらったんだって。イタリア製だよ。
     良かったらJUM君も。のりさんの分もあるよ。」

JUM「おぉ、ありがとう。」

48: 2009/09/23(水) 01:24:28.29 ID:08smlV3L0
翠星石「でも普段字なんて書かんですぅ」

雛苺「見てるだけでも、きれいなの!」

蒼星石「確かに僕らは使うところがなかなかなさそうだね。」

真紅「…」

真紅「…あなた達!」

JUM「?」ゴヌゴヌ

49: 2009/09/23(水) 01:25:10.03 ID:08smlV3L0
真紅「あなた達、恥ずかしくないのかしら!ローゼンメイデンが字も書けないなんて!!」

雛苺「なんで~?」

翠星石「まーた変なこと気にしてるですか。嫌なら真紅だけ勉強してりゃいいです。日常生活には困らんですぅ」

蒼星石「…字が書けるのは真紅や僕ぐらいだからね。」

JUM「普段読書しかしてないくせに、変なところで教養教養ってこだわるよな。」

真紅「…っ!!」


真紅「(…あれも食べたい)」

50: 2009/09/23(水) 01:25:51.30 ID:08smlV3L0
「ただいまー」

JUM「お、姉ちゃんが帰ってきた」

--------------------------------------------------

のり「あらー!これを蒼星石ちゃんが?嬉しいわ~♪私もここで一緒に頂こうかしら。」

雛苺「??」

のり「あらあら、頂かないの真紅ちゃん?」

真紅「頂くって、どういうことかしら?」

JUM「ね…姉ちゃん、消しゴム食うつもりか?」

のり「せっかく蒼星石ちゃんが持ってきてくれたんだから。真紅ちゃんも食べましょうよ。」

真紅「…そ、そこまで言うのなら食べてやらないこともないのだわ」

JUM「マジキチ」

52: 2009/09/23(水) 01:26:32.81 ID:08smlV3L0
--------------------------------------------------

真紅「JUM、さっき筆箱を見つけたわ。はい。」

JUM「あ、そんなところにあったのか。あれ?消しゴムがないぞ」


雛苺「あー、窓の外に誰かいるの!」

ササッ

翠星石「今何か動いたですね。ちょっと見てくるです」ガラガラ

翠星石「…そこで何してるですか」

金糸雀「み、見つかってしまったかしらー…」

蒼星石「えっと、カ、カ…」

翠星石「蟹味噌ですぅ」

金糸雀「金糸雀かしら!」

53: 2009/09/23(水) 01:27:13.78 ID:08smlV3L0
金糸雀「きれいなものが見えたから、気になって中を覗いてたかしら」

雛苺「お前はカラスか」

のり「あら、いらっしゃい金糸雀ちゃん。」

蒼星石「今みんなに消しゴムをあげてたんだけど…もう金糸雀の分は余ってないなぁ」

金糸雀「しょ、ショックかしらー!」

翠星石「あ、真紅が2つ食ってるですよ」

真紅「なっ…!」

JUM「何で人形のくせに食い意地はってんだ…一人一個だよ」

金糸雀「やったかしら~!カナもきれいな消しゴムが食べられるのね!」

翠星石「!?」

54: 2009/09/23(水) 01:27:55.15 ID:08smlV3L0
--------------------------------------------------

のり「おいしかったわ~」

雛苺「マジキチ」

金糸雀「おいしかったかしら!」

蒼星石「…みんな喜んでくれてうれしいよ。」

翠星石「まったく、消しゴム食うとか気が狂っとるですぅ」

真紅「……」フルフル

JUM「真紅、どうかしたのか?」

真紅「(…お腹が痛い)」

fin

55: 2009/09/23(水) 01:28:56.94 ID:08smlV3L0
あと1個あるからとりあえず投下して寝ます

57: 2009/09/23(水) 01:29:43.83 ID:08smlV3L0
スレタイ:翠星石「ぷっw み、見るです雛苺!」


雛苺「うぃ?」

翠星石「ほら、真紅の頭です!」

雛苺「あ…」

雛苺「チューリップが咲いてるの」

58: 2009/09/23(水) 01:30:25.21 ID:08smlV3L0
--------------------------------------------------

JUM「ただいまー」

のり「あ、おかえりJUM君♪」

タッタッタッ

翠星石「JUM!JUM!」

JUM「お?」

翠星石「…真紅を見ても、絶対に何も言うなです」ヒソヒソ

JUM「…はぁ?」

59: 2009/09/23(水) 01:31:40.80 ID:08smlV3L0
ガチャッ

JUM「帰ったぞー」

真紅「あら、遅かったのね」

JUM「!?」

翠星石「…」キッ

JUM「…あ、あぁ、うん。」

JUM「(…何で頭の上にチューリップが咲いてるんだ)」

60: 2009/09/23(水) 01:32:22.36 ID:08smlV3L0
真紅「いいわ。とりあえず、早く紅茶を淹れて頂戴」

JUM「お、おう」

ガチャン

JUM「…翠星石!一体どういうことだよあれは。」

翠星石「翠星石たちもよく分からんですぅ。気付いたら、真紅の頭の上にチューリップが1本咲いてたです。」

JUM「真紅は知ってるのか?」

翠星石「もちろん気付いとらんですぅ。だからJUMもそっとしといてやるです」

JUM「え、まだ本人に言ってないのか??」

翠星石「当たり前ですぅ。乙女の頭からチューリップが咲いてるなんて、本人が知ったらどうなるですか」

雛苺「真紅、傷付くのー…」

JUM「いや、そういう問題でもない気がするが」

61: 2009/09/23(水) 01:33:04.72 ID:08smlV3L0
真紅「温度が低いわね…」ズズズ

真紅「本も読み終わったし、くんくんのブルーレイの編集でもするわ。PCをつけて頂戴」

JUM「はいはい」

JUM「(…しかし)」

JUM「(見事に生えてるな。ヘッドドレスを茎が突き破ってるぞ)」

雛苺「翠星石!」

翠星石「チッ…バレたですか。せっかくチビチビのリボンを大丸百貨店のラッピングリボンとすり替えようとしてたですのに」

62: 2009/09/23(水) 01:34:39.27 ID:08smlV3L0
のり「みんなー、ごはんよ~」

雛苺「は~い!」

翠星石「今日の晩ごはんは何ですかねー」

--------------------------------------------------

のり「へぇー、CMもカット出来るのねぇ」

真紅「ffmpegなら簡単よ。雛苺、お塩を取って頂戴」

翠星石「…JUM」ヒソヒソ

JUM「あぁ…こいつ、気付いてない…?」

63: 2009/09/23(水) 01:35:21.29 ID:08smlV3L0
JUM「…さて、寝る時間になってしまったわけだが」

JUM「翠星石!あれ放っておくつもりかよ?」

翠星石「ふ、触れずにいればいいのですぅ」

JUM「食事中吹かないように堪えるの大変だったんだぞ」

雛苺「このままじゃ精神的にもたないのー」

翠星石「まぁ、日がたてばバレるのは確実です。それまでそっとしておいてやるです」

JUM「教えてやればいいと思うけどなー…」

翠星石「(…こんなチャンスを逃す手はないですぅ。真紅が気付く前に、早く何か面白いことを考えるです)」

雛苺「翠星石、目つきが危ないのー」

64: 2009/09/23(水) 01:36:01.58 ID:08smlV3L0
翠星石「ふぁあ…おはようですー」

真紅「おはよう。」


JUM「…まだしっかり生えてるな。」ヒソヒソ

翠星石「ちょっとやそっとじゃ取れそうにないですぅ。」

--------------------------------------------------

JUM「翠星石は出かけていったし、僕も図書館に行って勉強するかな。」

真紅「お茶の時間を忘れてはだめよ」

雛苺「ヒナはお絵描きするのーっ♪」

65: 2009/09/23(水) 01:36:48.52 ID:08smlV3L0
翠星石「蒼星石!」

蒼星石「翠星石。どうしたの?」

翠星石「実はですね。真紅の頭にかくかくしかじか」

蒼星石「…ごめん、よく意味が分からないよ。とりあえず、本人の前で触れなければいいんだね?」

翠星石「そういうことです。真紅のためです、お願いするですよ。」


翠星石「(後はあのデコですね…)」

66: 2009/09/23(水) 01:37:29.63 ID:08smlV3L0
金糸雀「…108回の失敗を乗り越えて、今日こそあの子たちをこらしめてやるかしら!」

翠星石「こら!そこのおデコ」

金糸雀「わっ!!あ、あなたは翠星石ねっ!」

翠星石「聞くです蟹味噌。」

金糸雀「金糸雀かしらっ!!」

翠星石「どうでもいいです。実は真紅がですね…」

金糸雀「…え、真紅?」

67: 2009/09/23(水) 01:38:10.81 ID:08smlV3L0
金糸雀「な、何だか知らないけど大変かしら。」

翠星石「分かったですね?絶対に本人の前で、その事を口にするなですよ。」

金糸雀「分かったかしら…真紅のためね。」

翠星石「(よし、これで邪魔者はだいたい処理したですぅ)」

翠星石「(さて、どんなことをしてやるですかね…)」

--------------------------------------------------

真紅「最近、やけに頭が重い気がするのだわ」

雛苺「つ、疲れてるのよ!真紅、ずっと本読んだりPC使ったりしてるからー…」

真紅「そうね。頭の使いすぎかしら。今晩は少し早めに寝ることにするわ」

68: 2009/09/23(水) 01:38:52.87 ID:08smlV3L0
翠星石「ただいまですー」

雛苺「おかえり翠星石~」

真紅「ねぇ翠星石、何か頭を使わない趣味ってないものかしら」

翠星石「何ですか急に。スポーツでも始めてリア充目指すですか?」

真紅「体を動かすのはいやだわ。何でもいいのよ、毎日読書ばかりじゃ飽きてしまうわ」

翠星石「そうですねぇ…料理」

翠星石「(は、あの真紅には向かんですね)」

翠星石「…じゃなくて、絵画とか」

真紅「雛苺とカブるじゃない」

翠星石「写真とか」

翠星石「(…写真!そうです、思い付いたです。真紅のこの姿を写真に写して、みんなに配ってやるです…フヒヒ)」

真紅「写真ねぇ…家の中にいては撮るものもないのだわ」

70: 2009/09/23(水) 01:39:35.17 ID:08smlV3L0
翠星石「分かっとらんですねぇ真紅。撮影の対象なんか、そこら中に転がってるですよ。」

真紅「そう?」

翠星石「じゃあ翠星石が手本に真紅を撮ってやるです。そのベッドに腰掛けるです」

真紅「わ、私を撮るの?」

翠星石「えーとJUMのデジカメがここらへんに…あ、あったです」

真紅「いきなり緊張するわ…身だしなみを整えないと。雛苺、手鏡を…」

翠星石「あーいらんですいらんです!!そのままで全然構わんですよ!」

雛苺「翠星石ー、ヒナも撮って~!」

翠星石「後で撮ってやるです。いくですよ真紅~」

71: 2009/09/23(水) 01:40:27.10 ID:08smlV3L0

ピピッ ピピッ

翠星石「いい感じですよー、真紅は絵になるですぅ」

雛苺「ほんとなのー!」

真紅「あら…そう?///」

翠星石「今度はティーカップを持ってみるです」

真紅「…こうかしら?」

翠星石「バッチリです。優雅さ120%ですぅ(シュールさ120%ですぅ)」

ピピッ ピピッ

翠星石「こんなもんですね。後でJUMにPCに取り込んでもらいますから、楽しみに待っとくです。」

真紅「あら、楽しみだわ。」

雛苺「次、ヒナの番ーっ♪」

72: 2009/09/23(水) 01:41:08.79 ID:08smlV3L0
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蒼星石「こんにちはー」ガラガラ

JUM「おっ、蒼星石」

ガチャッ

雛苺「金糸雀連れてきたのよー!」

金糸雀「また見つかったかしら…」

翠星石「何で雛苺が金糸雀を連れてくるですか?」

雛苺「庭で見つけたのよ」

JUM「きれいな石見つけたみたいに言われても」

真紅「丁度いいわ。みんなでお茶にするわよ」

蒼星石 金糸雀「!」

蒼星石「(…あれが)」

金糸雀「(ウワサの…)」

73: 2009/09/23(水) 01:41:50.58 ID:08smlV3L0
ガシャーン!!

JUM「な、何だ!?」

水銀燈「うふふ…楽しいひとときをお邪魔してごめんなさぁい」

真紅「水銀燈!!」

水銀燈「都合が良いわね…あなた達のローザミスティカ、まとめていただいていくわぁ…」

蒼星石「くっ!」

金糸雀「ぴ、ピンチかしらぁ~…」

水銀燈「…あらぁ?真紅、そ、その頭は何よぉwww」

真紅「えっ?」

翠星石「(はっ!!マズいですぅ)」

水銀燈「あなた、頭の上にチューリップが生えてるわよぉw シュールさ120%だわぁwww」

真紅「ど、どういう事?」サワサワ

雛苺「うゆ…」

真紅「JUM、鏡を貸して頂戴!」

74: 2009/09/23(水) 01:42:31.58 ID:08smlV3L0
真紅「な…何よこれは……//////」カァァ

真紅「あなた達!!どうして何も言わなかったの!?」

翠星石「そ、それは、その…気付いたら真紅が傷付くと思ったですぅ」

真紅「気付かずに過ごす方が気分悪いに決まってるじゃないの!!いつからなの!?」

雛苺「昨日の朝、気付いたの…」

真紅「昨日!?考えられないわ…じゃあ私はずっとこの格好でくぁwせdrftgyふじこlp」

真紅「…とにかく、これを何とかするわよ!!JUM!」

JUM「う、うん…ヘッドドレスを取ってみろ。」

金糸雀「うわぁ…裏側に球根が張り付いてるかしら」

蒼星石「…これは酷い」

雛苺「うゆー…」

75: 2009/09/23(水) 01:43:12.27 ID:08smlV3L0
翠星石「茎が布を貫通してるですぅ」

蒼星石「穴が空いちゃったね…」

真紅「JUM!!すぐに縫って頂戴!」

JUM「分かったよ」

水銀燈「あの…真紅?」

真紅「…」クワッ

水銀燈「ひっ…きょ、今日はこのぐらいにしといてあげるわぁー…」

バサバサ

雛苺「…真紅、強いのー」

76: 2009/09/23(水) 01:43:54.31 ID:08smlV3L0
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JUM「終わったぁ~…」

真紅「はっ!そう言えば翠星石、あなたさっき私の写真を撮っていたわよね?」

翠星石「…うっ!!」

真紅「JUM、このデジカメの写真を取り込んでみて頂戴!」

JUM「え?いいけど…」

カチャカチャ

JUM「こっw これは…」

金糸雀「シュールさ120%かしら」

真紅「翠星石!!!」

翠星石「ひぃっ!!」

ガシッ ボカッ グチャッ


雛苺「うゆー…」

78: 2009/09/23(水) 01:44:35.58 ID:08smlV3L0
翠星石「」

金糸雀「…」ゴクリ

蒼星石「…まぁ、これは翠星石が悪いね」

JUM「おい、この球根どうするんだ?」

雛苺「ヒナ、庭に植えるのー!」

真紅「おやめなさい!!」

fin

79: 2009/09/23(水) 01:45:26.46 ID:qAlR7xnf0
くんかくんかっ!私のくんかっっ!に見えた

82: 2009/09/23(水) 01:46:07.47 ID:CcFHpgov0
だわだわ

引用元: 真紅「くんくんがっ!私のくんくんがっっ!!」