1: 2016/09/14(水) 23:09:56.07 ID:hF6p8RPg0.net
~練習後・部室~
ガラッ
梨子「忘れも……って、どうしたんですか?」
梨子(練習終わりに忘れ物に気付いて部室まで引き返してきたら、ダイヤさんが机に突っ伏していた)
ダイヤ「…………ああ、梨子さんでしたか。どうしたのですか?」ムクッ
梨子「いや、忘れ物しちゃって……じゃなくて。なんでそんなにぐったりしてるんですか……」
ダイヤ「なんと言うのですかね……疲れが溜まっているのかもしれませんわ」
ガラッ
梨子「忘れも……って、どうしたんですか?」
梨子(練習終わりに忘れ物に気付いて部室まで引き返してきたら、ダイヤさんが机に突っ伏していた)
ダイヤ「…………ああ、梨子さんでしたか。どうしたのですか?」ムクッ
梨子「いや、忘れ物しちゃって……じゃなくて。なんでそんなにぐったりしてるんですか……」
ダイヤ「なんと言うのですかね……疲れが溜まっているのかもしれませんわ」
2: 2016/09/14(水) 23:11:29.25 ID:hF6p8RPg0.net
梨子「疲れって、生徒会の仕事のことですか?よかったら私手伝いますよ?」
ダイヤ「いえ、お心遣いはありがたいのですが、そうではありませんの」
梨子「じゃあ練習の疲れですか?最近ハードですし」
ダイヤ「いえ、そうでもなく……最近、Aqoursの皆さんが少々だらしがなかったり、いろいろ気がかりと言いますか」
梨子「そ、そうなんですか……確かに皆、しっかりしてる時とそうでない時の差は大きい気はしますけど」
ダイヤ「最近、そうでない時が特に多い気がして……そういう時に頼ってもらったりするのは嬉しいのですが、もう少ししっかりしていただきたいものですわ」
梨子(確かに、最近ダイヤさんが色んな人に世話焼いてる姿を結構見るかも……ダイヤさん、何だかんだしっかりしてるし)
梨子「そうだったんですね……ちなみに、例えばどんなことがあったんですか?」
ダイヤ「そうですわね……例えば、夏休みの最終日の話なのですけれど……」
ダイヤ「いえ、お心遣いはありがたいのですが、そうではありませんの」
梨子「じゃあ練習の疲れですか?最近ハードですし」
ダイヤ「いえ、そうでもなく……最近、Aqoursの皆さんが少々だらしがなかったり、いろいろ気がかりと言いますか」
梨子「そ、そうなんですか……確かに皆、しっかりしてる時とそうでない時の差は大きい気はしますけど」
ダイヤ「最近、そうでない時が特に多い気がして……そういう時に頼ってもらったりするのは嬉しいのですが、もう少ししっかりしていただきたいものですわ」
梨子(確かに、最近ダイヤさんが色んな人に世話焼いてる姿を結構見るかも……ダイヤさん、何だかんだしっかりしてるし)
梨子「そうだったんですね……ちなみに、例えばどんなことがあったんですか?」
ダイヤ「そうですわね……例えば、夏休みの最終日の話なのですけれど……」
4: 2016/09/14(水) 23:14:04.59 ID:hF6p8RPg0.net
…………
ルビィ「お姉ちゃあああああん!たすけてぇぇぇぇ!」
千歌「ダイヤさあああああん!助けてくださいいいい!」
ダイヤ「い、いったいなんですの!?」ビクッ
ルビィ「じ、実は……」
ダイヤ「…………はあ!?夏休みの宿題がまだ終わってない!?」
千歌「そうなんです!!ダイヤさん、お助けを!!」
ルビィ「このままじゃ絶対終わらないよぉ……」
ダイヤ「貴女たち……一昨日うちでμ'sのブルーレイ鑑賞会をしたときは、問題ないと仰ってましたわよねえ……」ゴゴゴゴ
千歌「ひっ!……いやー、なんというか、大丈夫かなーって思ってたら、意外と難しかったっていうか……」
ダイヤ「そんな言い訳は通用しません!宿題というのはもっと早く終わらせておくものでしょう!だいたい……」
ルビィ「ご、ごめんなさいお姉ちゃん……どうしてもお姉ちゃんと一緒に観たくって、それで……」
ルビィ「お姉ちゃあああああん!たすけてぇぇぇぇ!」
千歌「ダイヤさあああああん!助けてくださいいいい!」
ダイヤ「い、いったいなんですの!?」ビクッ
ルビィ「じ、実は……」
ダイヤ「…………はあ!?夏休みの宿題がまだ終わってない!?」
千歌「そうなんです!!ダイヤさん、お助けを!!」
ルビィ「このままじゃ絶対終わらないよぉ……」
ダイヤ「貴女たち……一昨日うちでμ'sのブルーレイ鑑賞会をしたときは、問題ないと仰ってましたわよねえ……」ゴゴゴゴ
千歌「ひっ!……いやー、なんというか、大丈夫かなーって思ってたら、意外と難しかったっていうか……」
ダイヤ「そんな言い訳は通用しません!宿題というのはもっと早く終わらせておくものでしょう!だいたい……」
ルビィ「ご、ごめんなさいお姉ちゃん……どうしてもお姉ちゃんと一緒に観たくって、それで……」
5: 2016/09/14(水) 23:15:10.81 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「そ、そんなこと言ってもダメなものはダメですわ!宿題が終わっていないのを黙って遊び呆けるなんて……」
千歌「迷ったんですけど……でも、前から楽しみにしてたから……ごめんなさい……」
ダイヤ「……あーもう!仕方がありませんわね!二人とも、早く宿題と筆記用具を広げなさい!」
千歌「ダ、ダイヤさん……!」
ルビィ「いいの!?お姉ちゃん!」
ダイヤ「スクールアイドルたるもの、文武両道が基本ですわ!Aqoursの一員である以上、夏休みの宿題が提出できないだなんてこと許しません!さあ、やりますわよ!」
千歌「迷ったんですけど……でも、前から楽しみにしてたから……ごめんなさい……」
ダイヤ「……あーもう!仕方がありませんわね!二人とも、早く宿題と筆記用具を広げなさい!」
千歌「ダ、ダイヤさん……!」
ルビィ「いいの!?お姉ちゃん!」
ダイヤ「スクールアイドルたるもの、文武両道が基本ですわ!Aqoursの一員である以上、夏休みの宿題が提出できないだなんてこと許しません!さあ、やりますわよ!」
6: 2016/09/14(水) 23:17:24.19 ID:hF6p8RPg0.net
千歌「あ、ありがとうございます!!ダイヤさん!!」
ルビィ「お姉ちゃん、ありがとう!」
ダイヤ「…………って、何ですのこの量は!?どこがあと少しなのですか!」
千歌「いやー、その、結構頑張ったつもりっていうか……」
ルビィ「うう……高校の宿題がこんなに難しいだなんて思わなくて」
ダイヤ「こ、これは1日でやろうとする量じゃないでしょう!どうするのですか!」
ルビィ「や、やっぱり無理かなあ……」
ダイヤ「……ふ、ふふふ。やってやろうじゃありませんか……」
千歌「ダ、ダイヤさん?」
ダイヤ「やってやれないことはありませんわ!千歌さん!ルビィ!泣き言を言っている暇はありません!今すぐ取り掛かりますわよ!」
…………
ルビィ「お姉ちゃん、ありがとう!」
ダイヤ「…………って、何ですのこの量は!?どこがあと少しなのですか!」
千歌「いやー、その、結構頑張ったつもりっていうか……」
ルビィ「うう……高校の宿題がこんなに難しいだなんて思わなくて」
ダイヤ「こ、これは1日でやろうとする量じゃないでしょう!どうするのですか!」
ルビィ「や、やっぱり無理かなあ……」
ダイヤ「……ふ、ふふふ。やってやろうじゃありませんか……」
千歌「ダ、ダイヤさん?」
ダイヤ「やってやれないことはありませんわ!千歌さん!ルビィ!泣き言を言っている暇はありません!今すぐ取り掛かりますわよ!」
…………
7: 2016/09/14(水) 23:22:43.39 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「……というようなことがありまして」
梨子「ああ……確かに千歌ちゃんは宿題溜め込みそうなタイプですよね。ルビィちゃんは意外ですけど」
ダイヤ「私に生徒会の仕事があって、ルビィに付きっきりになるわけにもいかなかったので……迂闊でしたわ」
梨子「それで、宿題はどうなったんですか?」
ダイヤ「うちに泊まり込みで、何とか終わらせましたわ。おかげで新学期初日から寝不足で登校するハメになったんですけど」
梨子(ああ、だから新学期初日の練習のとき、3人ともフラフラしてたんだ……)
梨子「大変でしたねダイヤさん……ていうかよく最後まで付き合いましたね……」
ダイヤ「一度請け負った以上最後まで付き合わなければなりませんし、仕方ありません」
梨子「ああ……確かに千歌ちゃんは宿題溜め込みそうなタイプですよね。ルビィちゃんは意外ですけど」
ダイヤ「私に生徒会の仕事があって、ルビィに付きっきりになるわけにもいかなかったので……迂闊でしたわ」
梨子「それで、宿題はどうなったんですか?」
ダイヤ「うちに泊まり込みで、何とか終わらせましたわ。おかげで新学期初日から寝不足で登校するハメになったんですけど」
梨子(ああ、だから新学期初日の練習のとき、3人ともフラフラしてたんだ……)
梨子「大変でしたねダイヤさん……ていうかよく最後まで付き合いましたね……」
ダイヤ「一度請け負った以上最後まで付き合わなければなりませんし、仕方ありません」
8: 2016/09/14(水) 23:25:06.05 ID:hF6p8RPg0.net
梨子「3人とも練習でフラフラだったから心配したんですよ?」クスクス
ダイヤ「1日くらい寝なくてもなんとかなると思っていたのですが……練習となると話が違いましたわ」
梨子「まあ、さっきも言いましたけど練習ハードですからね……最近ようやく慣れてきましたけど」
ダイヤ「梨子さんはよくついてこれていると関心しますわ。スポーツ経験もありませんでしたわよね?」
梨子「ええまあ……大変ですけど、やるからにはちゃんとやりたくって」
ダイヤ「今日も一番早く来ましたしね……その心構え、皆さんに聞かせて差し上げたいですわ……」
梨子「あ、あはは……」
ダイヤ「そうそう、フラフラで思い出しましたわ。この前、片付けたい仕事があったので、お昼を部室で食べようとしたときのことなのですが……」
ダイヤ「1日くらい寝なくてもなんとかなると思っていたのですが……練習となると話が違いましたわ」
梨子「まあ、さっきも言いましたけど練習ハードですからね……最近ようやく慣れてきましたけど」
ダイヤ「梨子さんはよくついてこれていると関心しますわ。スポーツ経験もありませんでしたわよね?」
梨子「ええまあ……大変ですけど、やるからにはちゃんとやりたくって」
ダイヤ「今日も一番早く来ましたしね……その心構え、皆さんに聞かせて差し上げたいですわ……」
梨子「あ、あはは……」
ダイヤ「そうそう、フラフラで思い出しましたわ。この前、片付けたい仕事があったので、お昼を部室で食べようとしたときのことなのですが……」
9: 2016/09/14(水) 23:28:30.92 ID:hF6p8RPg0.net
…………
ダイヤ(さて、さっさと片付けてしまいますか……)ガラッ
ダイヤ「……って、花丸さんではありませんか。どうしてここに?」
花丸「だ、ダイヤさん……ダイヤさんこそなんで……」
ダイヤ「いえ、私はお昼を食べながら仕事片付けてしまおうと思いまして。それで、花丸さんはどうしたのです?」
花丸「い、いえ……えーと、たまたまと」
ギュルルルル
ダイヤ「…………い、今のは」
花丸「い、いえっ!何でもないずら!いや、ないです!」
ダイヤ「いや、絶対お腹なりましたわよね。お昼食べてないんですの?」
花丸「えっと、その……はい」
ダイヤ「そんなにお腹が空いているなら、早く食べたらいいじゃありませんの」
花丸「それが、その……お弁当を、忘れてしまって……」
ダイヤ「えっ」
ダイヤ(さて、さっさと片付けてしまいますか……)ガラッ
ダイヤ「……って、花丸さんではありませんか。どうしてここに?」
花丸「だ、ダイヤさん……ダイヤさんこそなんで……」
ダイヤ「いえ、私はお昼を食べながら仕事片付けてしまおうと思いまして。それで、花丸さんはどうしたのです?」
花丸「い、いえ……えーと、たまたまと」
ギュルルルル
ダイヤ「…………い、今のは」
花丸「い、いえっ!何でもないずら!いや、ないです!」
ダイヤ「いや、絶対お腹なりましたわよね。お昼食べてないんですの?」
花丸「えっと、その……はい」
ダイヤ「そんなにお腹が空いているなら、早く食べたらいいじゃありませんの」
花丸「それが、その……お弁当を、忘れてしまって……」
ダイヤ「えっ」
10: 2016/09/14(水) 23:29:33.71 ID:hF6p8RPg0.net
花丸「お財布も忘れちゃってて……購買で買うこともできず……」
ダイヤ「でしたら、ルビィか善子さんに分けてもらうなりすればよろしいのに」
花丸「いや、その、なんか申し訳ない気がしちゃって……」
ダイヤ「……」
ダイヤ(まったく、そういう時に友達を頼らないでどうするのですか)ハァ
ダイヤ「花丸さん、これをどうぞ」
花丸「えっ……こ、これはおにぎり!でもこれ、ダイヤさんのお昼なんじゃ……」
ダイヤ「今日はお昼を多めに作ってしまっので問題ありませんわ。中身は鮭ですわ。自信作ですのよ」
ダイヤ「でしたら、ルビィか善子さんに分けてもらうなりすればよろしいのに」
花丸「いや、その、なんか申し訳ない気がしちゃって……」
ダイヤ「……」
ダイヤ(まったく、そういう時に友達を頼らないでどうするのですか)ハァ
ダイヤ「花丸さん、これをどうぞ」
花丸「えっ……こ、これはおにぎり!でもこれ、ダイヤさんのお昼なんじゃ……」
ダイヤ「今日はお昼を多めに作ってしまっので問題ありませんわ。中身は鮭ですわ。自信作ですのよ」
11: 2016/09/14(水) 23:30:52.54 ID:hF6p8RPg0.net
花丸「いや、でも……」
ダイヤ「あーもう!うだうだ言ってないで早くお食べなさい!」グイッ
花丸「もがっ!? ……もぐもぐ…………おいしいずら……」
ダイヤ「お口に合ったようで何よりですわ。ほら、おかずも、お茶もありますわ。どうぞ」
花丸「で、でもダイヤさんの分が……」
ダイヤ「何も私が食べないとは言っていませんわ。ルビィが忘れたとき用のお箸もありますし、一緒に食べましょう?」
花丸「ダイヤさん……ありがとうずら!いただきます!」
ダイヤ「ふふっ。召し上がれ」
ダイヤ(まあ、仕事はまた後でやればよろしいですわね……)
…………
ダイヤ「あーもう!うだうだ言ってないで早くお食べなさい!」グイッ
花丸「もがっ!? ……もぐもぐ…………おいしいずら……」
ダイヤ「お口に合ったようで何よりですわ。ほら、おかずも、お茶もありますわ。どうぞ」
花丸「で、でもダイヤさんの分が……」
ダイヤ「何も私が食べないとは言っていませんわ。ルビィが忘れたとき用のお箸もありますし、一緒に食べましょう?」
花丸「ダイヤさん……ありがとうずら!いただきます!」
ダイヤ「ふふっ。召し上がれ」
ダイヤ(まあ、仕事はまた後でやればよろしいですわね……)
…………
12: 2016/09/14(水) 23:31:34.01 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「……というようなことがありまして」
梨子「そんなことがあったんですか……」
梨子(微笑ましい……)
ダイヤ「私がお節介だっただけかもしれませんが……いつも美味しそうに食べている花丸さんがあのような様子だと、放っておけなかったといいますか」
梨子「ああ、それは確かにわかります。そういう状況じゃなくても、花丸ちゃんにはたまに食べ物あげたくなりますし」
ダイヤ「でしょう?まったく、恐ろしい子ですわ……」
梨子「というかダイヤさん、なんで生徒会の仕事を部室でやろうと思ったんです?」
ダイヤ「へっ!? いや、別に深い意味はありませんわ!たまたまです!」
梨子「……ふふっ。そうですかー」クスッ
ダイヤ「な、なんですのその笑い方は!?」
梨子「いえいえ、何でもー?」
梨子(部室の方が安心するからって顔に書いてありますよー)
梨子「そんなことがあったんですか……」
梨子(微笑ましい……)
ダイヤ「私がお節介だっただけかもしれませんが……いつも美味しそうに食べている花丸さんがあのような様子だと、放っておけなかったといいますか」
梨子「ああ、それは確かにわかります。そういう状況じゃなくても、花丸ちゃんにはたまに食べ物あげたくなりますし」
ダイヤ「でしょう?まったく、恐ろしい子ですわ……」
梨子「というかダイヤさん、なんで生徒会の仕事を部室でやろうと思ったんです?」
ダイヤ「へっ!? いや、別に深い意味はありませんわ!たまたまです!」
梨子「……ふふっ。そうですかー」クスッ
ダイヤ「な、なんですのその笑い方は!?」
梨子「いえいえ、何でもー?」
梨子(部室の方が安心するからって顔に書いてありますよー)
13: 2016/09/14(水) 23:32:24.82 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「ま、まあそれはそれとして、まだあるのです」
梨子「あ、そうなんですね。もうせっかくだから全員分教えてくださいよ。面白いですし」クスクス
ダイヤ「笑い事ではないのですが……いや、笑い話なのかもしれませんわね。よく考えたら」クスクス
梨子「それで、次は誰の話ですか?」
ダイヤ「そうですね……曜さんの話でもしましょうか」
梨子「曜ちゃんですか……全員分って言ったの私ですけど、ちょっと意外です。しっかりしてる子ですし」
ダイヤ「いや、しっかりしすぎていて困り者といいますか……あれは、練習休みの日に、衣装づくりをしている曜さんの様子を見に家庭科室に行った時のことなのですが……」
梨子「あ、そうなんですね。もうせっかくだから全員分教えてくださいよ。面白いですし」クスクス
ダイヤ「笑い事ではないのですが……いや、笑い話なのかもしれませんわね。よく考えたら」クスクス
梨子「それで、次は誰の話ですか?」
ダイヤ「そうですね……曜さんの話でもしましょうか」
梨子「曜ちゃんですか……全員分って言ったの私ですけど、ちょっと意外です。しっかりしてる子ですし」
ダイヤ「いや、しっかりしすぎていて困り者といいますか……あれは、練習休みの日に、衣装づくりをしている曜さんの様子を見に家庭科室に行った時のことなのですが……」
15: 2016/09/14(水) 23:34:00.67 ID:hF6p8RPg0.net
…………
ガラッ
ダイヤ「失礼しますわ。曜さん、調子は……って」
ダイヤ(眠っていらっしゃいますわね)
ダイヤ「疲れていらっしゃるみたいですね……でも、さすがに針を持ったまま眠るのはいけませんね」
ダイヤ(とりあえず、起こさないように針だけ預かりますか)
曜「………!?やばっ!」ビクッ
ダイヤ「ひっ!?」
ガラッ
ダイヤ「失礼しますわ。曜さん、調子は……って」
ダイヤ(眠っていらっしゃいますわね)
ダイヤ「疲れていらっしゃるみたいですね……でも、さすがに針を持ったまま眠るのはいけませんね」
ダイヤ(とりあえず、起こさないように針だけ預かりますか)
曜「………!?やばっ!」ビクッ
ダイヤ「ひっ!?」
16: 2016/09/14(水) 23:35:15.52 ID:hF6p8RPg0.net
曜「あれ、ダイヤさん……どうしたんですか?」
ダイヤ「きゅ、急に起きないでくださいな……様子を見に来ただけですわ」
曜「あ、そうなんですか……順調ですよ!終わりが見えてきましたし!」
ダイヤ「いや、ついさっきまで眠っていましたわよね」
曜「う……ご、ごめんなさい。でも、なんとか今日中には!」
ダイヤ「いえ、そうではなく。疲れているのでしたら、しっかりと休息をとるべきでしょう?体調を崩したら元も子もありませんわ」
曜「いや、でも終わらせないといけないし……」
ダイヤ「まったく……わかりましたわ。でしたら私が手伝いますから曜さんは眠っていてください」
曜「え?いや、いいですよ!ダイヤさん忙しいでしょう?」
ダイヤ「きゅ、急に起きないでくださいな……様子を見に来ただけですわ」
曜「あ、そうなんですか……順調ですよ!終わりが見えてきましたし!」
ダイヤ「いや、ついさっきまで眠っていましたわよね」
曜「う……ご、ごめんなさい。でも、なんとか今日中には!」
ダイヤ「いえ、そうではなく。疲れているのでしたら、しっかりと休息をとるべきでしょう?体調を崩したら元も子もありませんわ」
曜「いや、でも終わらせないといけないし……」
ダイヤ「まったく……わかりましたわ。でしたら私が手伝いますから曜さんは眠っていてください」
曜「え?いや、いいですよ!ダイヤさん忙しいでしょう?」
17: 2016/09/14(水) 23:36:26.19 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「別にそんなことありませんわ。だいたい、なんで人を頼ろうとしないのですか。いつもは何人かで作っているではないですか」
曜「いや、最近みんな忙しそうですし……つい」
ダイヤ「だからって貴女が1人で負担を背負うことはないでしょう。助け合ってこその仲間です。1人で全て何とかしようとするのは感心しませんわよ」
曜「……ご、ごめんなさい」
ダイヤ「まあ、そういうわけですので針を貸してください。一応お裁縫の心得はありますので御心配なさらず」
曜「で、でも」
ダイヤ「い・い・で・す・わ・ね?」
曜「は、はい」
ダイヤ「さて、では曜さんはお帰りに……」
曜「あの、ダイヤさん……お願いがあるんですけど」
ダイヤ「? なんですの?」
曜「……膝枕、してもらえませんか」
ダイヤ「はっ?」
曜「いやあの!前にルビィゃんがやってもらってたの見て、気持ちよさそうだなーって思ったり思わなかったり……」
ダイヤ「…………仕方がありませんね。横になれるように椅子を並べましょうか」
曜「! あ、ありがとうございます!」
…………
曜「いや、最近みんな忙しそうですし……つい」
ダイヤ「だからって貴女が1人で負担を背負うことはないでしょう。助け合ってこその仲間です。1人で全て何とかしようとするのは感心しませんわよ」
曜「……ご、ごめんなさい」
ダイヤ「まあ、そういうわけですので針を貸してください。一応お裁縫の心得はありますので御心配なさらず」
曜「で、でも」
ダイヤ「い・い・で・す・わ・ね?」
曜「は、はい」
ダイヤ「さて、では曜さんはお帰りに……」
曜「あの、ダイヤさん……お願いがあるんですけど」
ダイヤ「? なんですの?」
曜「……膝枕、してもらえませんか」
ダイヤ「はっ?」
曜「いやあの!前にルビィゃんがやってもらってたの見て、気持ちよさそうだなーって思ったり思わなかったり……」
ダイヤ「…………仕方がありませんね。横になれるように椅子を並べましょうか」
曜「! あ、ありがとうございます!」
…………
18: 2016/09/14(水) 23:37:44.68 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「……というようなことがありまして」
梨子「そんなことが……私も手伝えればよかったですね……すみません」
ダイヤ「いえ、梨子さんはそのとき作曲をしていらしましたので仕方ありませんわ」
梨子「でも、ダイヤさんだって忙しかったんじゃ? 生徒会の仕事に、家でお稽古もありますよね?」
ダイヤ「まあ、大したことではありませんわ。衣装も、代わった頃にはほとんどできかけていましたので……ほんと、良くやってくれています」
梨子「そうですよね……やっぱり曜ちゃんが一番衣装づくり頑張ってくれてますから、本当に助かります」
ダイヤ「お裁縫は久しぶりだったのですが、なかなかに肩が凝りましたわ……」
梨子「結構神経使いますからね……ダイヤさん、よかったら肩揉みますよ?」
ダイヤ「今は特別凝っているわけではないのですが……まあ、せっかくだからお願いしますわ」クスッ
梨子「はーい」
梨子「そんなことが……私も手伝えればよかったですね……すみません」
ダイヤ「いえ、梨子さんはそのとき作曲をしていらしましたので仕方ありませんわ」
梨子「でも、ダイヤさんだって忙しかったんじゃ? 生徒会の仕事に、家でお稽古もありますよね?」
ダイヤ「まあ、大したことではありませんわ。衣装も、代わった頃にはほとんどできかけていましたので……ほんと、良くやってくれています」
梨子「そうですよね……やっぱり曜ちゃんが一番衣装づくり頑張ってくれてますから、本当に助かります」
ダイヤ「お裁縫は久しぶりだったのですが、なかなかに肩が凝りましたわ……」
梨子「結構神経使いますからね……ダイヤさん、よかったら肩揉みますよ?」
ダイヤ「今は特別凝っているわけではないのですが……まあ、せっかくだからお願いしますわ」クスッ
梨子「はーい」
19: 2016/09/14(水) 23:39:19.73 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「あー……気持ちいいですわ……梨子さんお上手ですわね……」
梨子「っしょ……たまにお母さんにやってるので……それで、次は誰です?」
ダイヤ「そうですわね……次は……善子さんですかね」
梨子「おお、よっちゃんですか。何があったんですか?」
ダイヤ「この前、休日の朝にコンビニに呼び出されたんですが……」
梨子「っしょ……たまにお母さんにやってるので……それで、次は誰です?」
ダイヤ「そうですわね……次は……善子さんですかね」
梨子「おお、よっちゃんですか。何があったんですか?」
ダイヤ「この前、休日の朝にコンビニに呼び出されたんですが……」
20: 2016/09/14(水) 23:41:09.41 ID:hF6p8RPg0.net
…………
善子「ふふ……よくぞ来てくれたわ!わがリトルデーモンよ!」
ダイヤ「いや、そういうのいいですから……一体こんな時間にコンビニで何の用ですの?」
善子「ふふふ……そんなことも分からないだなんて、呆れたリトルデーモンね。」
ダイヤ「何度聞いても教えてくれなかったのは貴女でしょう……」
善子「仕方ないわね、教えてあげるわ。今日は、魔導書グリモアに記された"審判の日"……」
ダイヤ「帰りますわ」スタスタ
善子「ごめんなさい待って!お願い!ちゃんと説明するからぁ!」ズルズル
善子「ふふ……よくぞ来てくれたわ!わがリトルデーモンよ!」
ダイヤ「いや、そういうのいいですから……一体こんな時間にコンビニで何の用ですの?」
善子「ふふふ……そんなことも分からないだなんて、呆れたリトルデーモンね。」
ダイヤ「何度聞いても教えてくれなかったのは貴女でしょう……」
善子「仕方ないわね、教えてあげるわ。今日は、魔導書グリモアに記された"審判の日"……」
ダイヤ「帰りますわ」スタスタ
善子「ごめんなさい待って!お願い!ちゃんと説明するからぁ!」ズルズル
21: 2016/09/14(水) 23:42:39.90 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「それで、結局何の用なんですの?」
善子「えーっと、その……」
ダイヤ「…………は?一番くじ?」
善子「そうなの!今日から、今私がハマってるアニメの一番くじか始まるの!」
ダイヤ「そ、そうなのですか。それで、何故私は呼び出されたのですか?」
善子「理由は1つ……お願い!私の代わりにクジを引いて!」
ダイヤ「えっ……いやいや、そういうのって自分で引くのも楽しみの1つでしょう?」
善子「ヨハネが引くんじゃ、ダメなのよ……堕天の力が作用して、D
賞しか出ないのよ……!」
ダイヤ(ああ、そういうことでしたか……不幸体質ですものね)
ダイヤ「まあ用件はわかりましたが、なんでよりにもよって私なのですか……」
善子「だって、ダイヤならこのA賞を勝ち取りたい気持ちがわかるでしょ!?今回のやつは本気で欲しいの……!」
ダイヤ「うっ……」
ダイヤ(まあ確かに、私もμ'sの一番くじに全力を捧げたことがあるからわかりますが……)
善子「お願い!今月ピンチで、4回しか引けないの!この4回で、ヨハネに勝利を!!」
ダイヤ「……仕方ありません、いいでしょう!ただし、外れても責任はとれませんからね?」
…………
善子「えーっと、その……」
ダイヤ「…………は?一番くじ?」
善子「そうなの!今日から、今私がハマってるアニメの一番くじか始まるの!」
ダイヤ「そ、そうなのですか。それで、何故私は呼び出されたのですか?」
善子「理由は1つ……お願い!私の代わりにクジを引いて!」
ダイヤ「えっ……いやいや、そういうのって自分で引くのも楽しみの1つでしょう?」
善子「ヨハネが引くんじゃ、ダメなのよ……堕天の力が作用して、D
賞しか出ないのよ……!」
ダイヤ(ああ、そういうことでしたか……不幸体質ですものね)
ダイヤ「まあ用件はわかりましたが、なんでよりにもよって私なのですか……」
善子「だって、ダイヤならこのA賞を勝ち取りたい気持ちがわかるでしょ!?今回のやつは本気で欲しいの……!」
ダイヤ「うっ……」
ダイヤ(まあ確かに、私もμ'sの一番くじに全力を捧げたことがあるからわかりますが……)
善子「お願い!今月ピンチで、4回しか引けないの!この4回で、ヨハネに勝利を!!」
ダイヤ「……仕方ありません、いいでしょう!ただし、外れても責任はとれませんからね?」
…………
22: 2016/09/14(水) 23:44:17.21 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「……というようなことがありまして」
梨子「朝から何してるんですか……それで、どうなったんです?」
ダイヤ「ダメでしたわ。一番いいのでC賞でした」
梨子「え、外れちゃったんですか……あ、ここすごい凝ってる」
ダイヤ「あー、そこ気持ちいいです……そうなのですが……私も途中でムキになってしまいまして、追加で更に自腹で3回ほど引きまして」
梨子「UFOキャッチャーにお金溶かしまくる人みたいですね」
ダイヤ「いや、似たような経験があるのでつい……それで」
梨子「朝から何してるんですか……それで、どうなったんです?」
ダイヤ「ダメでしたわ。一番いいのでC賞でした」
梨子「え、外れちゃったんですか……あ、ここすごい凝ってる」
ダイヤ「あー、そこ気持ちいいです……そうなのですが……私も途中でムキになってしまいまして、追加で更に自腹で3回ほど引きまして」
梨子「UFOキャッチャーにお金溶かしまくる人みたいですね」
ダイヤ「いや、似たような経験があるのでつい……それで」
23: 2016/09/14(水) 23:45:28.61 ID:hF6p8RPg0.net
…………
ダイヤ「今度こそ引きます……!いきますわよ、善子さん……!」
善子「え、ええ!お願いしますお願いしますお願いしますお願いします」
ダイヤ「ふーっ……これです!」ガサッ
店員「あ、おめでとうございます。A賞です」
ダイヤ「ーーっ!やりましたわ!善子さん!」
善子「嘘っ!?ダイヤ凄い!偉い!」
ダイヤ「そうでしょうそうでしょう!やってやりましたわ!私達の勝ちです!」
…………
ダイヤ「今度こそ引きます……!いきますわよ、善子さん……!」
善子「え、ええ!お願いしますお願いしますお願いしますお願いします」
ダイヤ「ふーっ……これです!」ガサッ
店員「あ、おめでとうございます。A賞です」
ダイヤ「ーーっ!やりましたわ!善子さん!」
善子「嘘っ!?ダイヤ凄い!偉い!」
ダイヤ「そうでしょうそうでしょう!やってやりましたわ!私達の勝ちです!」
…………
24: 2016/09/14(水) 23:46:16.41 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「という感じで、当たりはしたのですか騒ぎすぎてしまいました」
梨子「テンションおかしくなってますね……でも当たってよかったですね」
ダイヤ「しかもおかしな話なのですが……その数日後に、善子さんがお礼にと通販で買ったらしい有名店のプリンをくれたんですの」
梨子「えっ、プリン買うお金あるならもっとクジ引けたんじゃ……」
ダイヤ「どうも、当たろうが外れようがお礼としてくれるつもりだったようで……その出費を考慮して4回だったらしいですわ」
梨子「自分1人で行って多く引くよりも、ダイヤさんに引いてもらう方が可能性あると思ったんですかね……」
梨子(不憫すぎるよよっちゃん……)
梨子「テンションおかしくなってますね……でも当たってよかったですね」
ダイヤ「しかもおかしな話なのですが……その数日後に、善子さんがお礼にと通販で買ったらしい有名店のプリンをくれたんですの」
梨子「えっ、プリン買うお金あるならもっとクジ引けたんじゃ……」
ダイヤ「どうも、当たろうが外れようがお礼としてくれるつもりだったようで……その出費を考慮して4回だったらしいですわ」
梨子「自分1人で行って多く引くよりも、ダイヤさんに引いてもらう方が可能性あると思ったんですかね……」
梨子(不憫すぎるよよっちゃん……)
25: 2016/09/14(水) 23:47:26.06 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「さて、最後は鞠莉さんと果南さんですね」
梨子「その2人は一緒なんですね」
ダイヤ「ええ、少し前に困ることがあったので」
梨子「鞠莉さんはわかりますけど、果南さんもなんて意外です。普段落ち着いてるのに」
ダイヤ「三年生だけのときだと、後輩がいる時よりも結構騒がしいのですわ、果南さんは」
梨子「ああ、確かに三年生に対しては一番砕けてる感じしますね……それで、何があったんです?」
ダイヤ「えーと、この前の休みの日に三年生で東京に遊びに行ったのはご存知ですわよね?」
梨子「ええ。お土産いただきましたし」
ダイヤ「それで、その計画を立てていたときのことなのですが……」
梨子「その2人は一緒なんですね」
ダイヤ「ええ、少し前に困ることがあったので」
梨子「鞠莉さんはわかりますけど、果南さんもなんて意外です。普段落ち着いてるのに」
ダイヤ「三年生だけのときだと、後輩がいる時よりも結構騒がしいのですわ、果南さんは」
梨子「ああ、確かに三年生に対しては一番砕けてる感じしますね……それで、何があったんです?」
ダイヤ「えーと、この前の休みの日に三年生で東京に遊びに行ったのはご存知ですわよね?」
梨子「ええ。お土産いただきましたし」
ダイヤ「それで、その計画を立てていたときのことなのですが……」
26: 2016/09/14(水) 23:47:50.60 ID:hF6p8RPg0.net
…………
果南「いや!絶対プラネタリウムだよ!すっごい綺麗で楽しいんだよ!?」
鞠莉「NO!絶対RockのLiveだわ!皆で最高にHighになれるんだから!」
ダイヤ「二人とも、少し落ち着いて……」
果南「だってそのバンド私もダイヤも知らないし!ライブだったらブルーレイでもなんでも見ればいいじゃん!」
鞠莉「聴けば果南もダイヤも絶対好きになるわ!それにLiveは現地に行ってこそなのよ!果南こそ星なんて夜にいくらでも見れるじゃない!」
二人「ぐぬぬ……」
ダイヤ「あー!もう!二人ともいい加減にしなさい!!」
二人「っ!?」ビクッ
果南「いや!絶対プラネタリウムだよ!すっごい綺麗で楽しいんだよ!?」
鞠莉「NO!絶対RockのLiveだわ!皆で最高にHighになれるんだから!」
ダイヤ「二人とも、少し落ち着いて……」
果南「だってそのバンド私もダイヤも知らないし!ライブだったらブルーレイでもなんでも見ればいいじゃん!」
鞠莉「聴けば果南もダイヤも絶対好きになるわ!それにLiveは現地に行ってこそなのよ!果南こそ星なんて夜にいくらでも見れるじゃない!」
二人「ぐぬぬ……」
ダイヤ「あー!もう!二人ともいい加減にしなさい!!」
二人「っ!?」ビクッ
27: 2016/09/14(水) 23:48:32.22 ID:hF6p8RPg0.net
果南「だ、だって鞠莉が!」
鞠莉「果南が!」
ダイヤ「だってもへったくれもありません!!せっかく遊びに行く計画を立てているのに、喧嘩することないでしょう!!」
果南「う……」
鞠莉「そ、それはそうだけど……」
ダイヤ「二人とも、やりたいことを言ってくださるのはいいですが、少しは相手の意見にも耳を傾けなさい。これでは永遠に決まりませんわよ」
果南「じゃあ、ダイヤはどうすればいいと思うの……」
鞠莉「果南が!」
ダイヤ「だってもへったくれもありません!!せっかく遊びに行く計画を立てているのに、喧嘩することないでしょう!!」
果南「う……」
鞠莉「そ、それはそうだけど……」
ダイヤ「二人とも、やりたいことを言ってくださるのはいいですが、少しは相手の意見にも耳を傾けなさい。これでは永遠に決まりませんわよ」
果南「じゃあ、ダイヤはどうすればいいと思うの……」
28: 2016/09/14(水) 23:49:24.83 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「予定の日は確か三連休の初日でしたわよね。でしたらもう泊まりで二日連続遊んでしまいましょう」
鞠莉「泊まり!?」
ダイヤ「私だって行きたい場所はありますし……1日目は、公演日が決まってしまっているライブにして、2日目にプラネタリウムと観光にするのはどうです?」
果南「なるほど……それならいいかも……」
鞠莉「Oh,さすがダイヤ!Perfectね!」
ダイヤ「まったく……さあ、では細かい予定を詰めていきましょう!やりたいことは山積みですわ!」
…………
鞠莉「泊まり!?」
ダイヤ「私だって行きたい場所はありますし……1日目は、公演日が決まってしまっているライブにして、2日目にプラネタリウムと観光にするのはどうです?」
果南「なるほど……それならいいかも……」
鞠莉「Oh,さすがダイヤ!Perfectね!」
ダイヤ「まったく……さあ、では細かい予定を詰めていきましょう!やりたいことは山積みですわ!」
…………
29: 2016/09/14(水) 23:50:39.29 ID:hF6p8RPg0.net
ダイヤ「……というようなことがありまして」
梨子「果南さんと鞠莉さんの喧嘩……私は教室でのを見たきりですけど、意外とよく起こるんですね」
ダイヤ「まあ、喧嘩するほど……というやつですわね。何だかんだ果南さんはライブでノリノリで騒いでいましたし、鞠莉さんはプラネタリウムで子供みたいに目を輝かせていらつしゃいましたわ」
梨子「ふふっ、結局どっちも楽しかったんですね……三年生はやっぱり仲良いですね」
ダイヤ「まあ、何だかんだ長い付き合いですから……でも、Aqoursは学年によらず仲が良いですけどね」
梨子「確かにそうですねっ。みんなもうすっかり仲良しです」
ダイヤ「まあ、だからと言って気を抜きすぎるのも困り者ですが……」
梨子「あはは……」
梨子「果南さんと鞠莉さんの喧嘩……私は教室でのを見たきりですけど、意外とよく起こるんですね」
ダイヤ「まあ、喧嘩するほど……というやつですわね。何だかんだ果南さんはライブでノリノリで騒いでいましたし、鞠莉さんはプラネタリウムで子供みたいに目を輝かせていらつしゃいましたわ」
梨子「ふふっ、結局どっちも楽しかったんですね……三年生はやっぱり仲良いですね」
ダイヤ「まあ、何だかんだ長い付き合いですから……でも、Aqoursは学年によらず仲が良いですけどね」
梨子「確かにそうですねっ。みんなもうすっかり仲良しです」
ダイヤ「まあ、だからと言って気を抜きすぎるのも困り者ですが……」
梨子「あはは……」
30: 2016/09/14(水) 23:51:12.86 ID:hF6p8RPg0.net
梨子「それにしても、改めて聞くとダイヤさんほんとに大変ですね……」
ダイヤ「まあ、私も迷惑をかけてしまうことはあるのですけど。最近は、ルビィ以外にも妹が出来た気分です」
梨子「ふふっ、騒がしい姉妹で大変ですね」
ダイヤ「まったくですわ……まあ、そういうところも楽しいのですけれど」クスッ
梨子「……」
梨子(……姉妹、か)
ダイヤ「まあ、私も迷惑をかけてしまうことはあるのですけど。最近は、ルビィ以外にも妹が出来た気分です」
梨子「ふふっ、騒がしい姉妹で大変ですね」
ダイヤ「まったくですわ……まあ、そういうところも楽しいのですけれど」クスッ
梨子「……」
梨子(……姉妹、か)
32: 2016/09/14(水) 23:51:44.14 ID:hF6p8RPg0.net
梨子「ダイヤさんにとって……私も、妹みたいな感じですか?」
ダイヤ「梨子さん、ですか?」
梨子「はい」
梨子(……)
ダイヤ「そうですね……今まで深く考えたことはありませんでしたが」
ダイヤ「妹という感じではなく、でも大切な存在ですわ」
梨子(!)
ダイヤ「私がこうやってだらしない姿を見せながら本音を話せる人はあまりいませんので」
ダイヤ「──なくてはならない、大切な人です」
ダイヤ「梨子さん、ですか?」
梨子「はい」
梨子(……)
ダイヤ「そうですね……今まで深く考えたことはありませんでしたが」
ダイヤ「妹という感じではなく、でも大切な存在ですわ」
梨子(!)
ダイヤ「私がこうやってだらしない姿を見せながら本音を話せる人はあまりいませんので」
ダイヤ「──なくてはならない、大切な人です」
33: 2016/09/14(水) 23:52:34.17 ID:hF6p8RPg0.net
梨子「……そう、ですか!ふふっ、そんなこと言ってもらえるなんて嬉しいです」クスッ
ダイヤ「し、少々照れくさいですわね……あ、今日話した事はもちろん秘密ですわよ?」
梨子「もちろんですよー。それよりダイヤさん、これからまだ時間ありますか?」
ダイヤ「これからですか?まあ、お母様に連絡すれば……」
梨子「この前たまたま入った喫茶店のプリンが凄く美味しかったんです。一緒にどうですか?」
ダイヤ「な、なんですって……それは行かざるを得ませんわ!」
梨子(大切な人、か……とりあえずはそれでいいかな)
梨子「ふふっ、決まりですね!じゃあ暗くなる前に早く行きましょ!」
ダイヤ「あ、待ってくださいませ!戸締りをしませんと……」
梨子(気苦労が絶えないダイヤさんを支えられるだけで、今はすっごく幸せだし!)
ダイヤ「し、少々照れくさいですわね……あ、今日話した事はもちろん秘密ですわよ?」
梨子「もちろんですよー。それよりダイヤさん、これからまだ時間ありますか?」
ダイヤ「これからですか?まあ、お母様に連絡すれば……」
梨子「この前たまたま入った喫茶店のプリンが凄く美味しかったんです。一緒にどうですか?」
ダイヤ「な、なんですって……それは行かざるを得ませんわ!」
梨子(大切な人、か……とりあえずはそれでいいかな)
梨子「ふふっ、決まりですね!じゃあ暗くなる前に早く行きましょ!」
ダイヤ「あ、待ってくださいませ!戸締りをしませんと……」
梨子(気苦労が絶えないダイヤさんを支えられるだけで、今はすっごく幸せだし!)
34: 2016/09/14(水) 23:53:00.61 ID:hF6p8RPg0.net
36: 2016/09/14(水) 23:54:44.05 ID:vsRqRpjT0.net
おつおつ
引用元: 梨子「ダイヤさんには気苦労が絶えない」
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