1: 2016/02/19(金) 21:51:12.045 ID:WoFBplaI0.net
佐天「能力が目覚めた!!>>2だってさ」

初春「ホントですか!?」

2: 2016/02/19(金) 21:51:38.609 ID:waDorecx0.net
パンツが飛ぶ

5: 2016/02/19(金) 21:56:23.346 ID:WoFBplaI0.net
佐天「パンツが飛ぶ能力だってさ!」

初春「……………………」

佐天「………………………」

初春「………………………」

佐天「……………………」ニヤリ

初春「やめてくださあああい!」ダッ

佐天「逃げても無駄あああああああああ!」

佐天「パンツが飛ぶ能力!!」

初春「っ!?」モゾモゾ

初春「な、何!? パ、パンツが動いて……!」モゾモゾ

初春「あ、ああ……どんどん……! パンツがずり落ちて……!」

初春「キャッ!?」ズテン

パタパタパタ

初春「パンツが……と、飛んでいっちゃった……」

佐天「わはぁ~、すごーい」
とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(14) (電撃コミックス)
8: 2016/02/19(金) 22:00:24.128 ID:WoFBplaI0.net
初春「わはぁ~、すごーい……じゃないですよ!! どうしてくれるんですか!?」

佐天「まあまあ、そんな怒らないで……せっかく能力が目覚めたんだから使いってみたいんだよー」

初春「それはそうかも知れませんけどぉ……うぅ……スースーします……」モジモジ

佐天「……………………」

初春「佐天さん……今スカートめくったりなんかしたら、絶交しますからね」

佐天「大丈夫だって、そんなに私落ちぶれてないよ、うん」

初春「人のパンツ飛ばして言える台詞ですか……もう……」

佐天(………うーむ、残念)

9: 2016/02/19(金) 22:04:53.517 ID:WoFBplaI0.net
佐天「さて、初春……」ズイッ

初春「な、何ですか……」

佐天「待ちに待った待望の能力が……こんなどうしようもない能力で私はとっても悲しい!」

佐天「悲しいんだよ……」シュン…

初春「さ、佐天さん………」

佐天「何で……こんな能力に……」

佐天「私が望んでた能力は……もっと……」

初春「佐天さん……その……うう……」

初春(駄目だ……励ましようがない……)

佐天「悲しい……悔しい……だから……だからさ」



佐天「白井さんに使っていい?」

初春「やめてください」

11: 2016/02/19(金) 22:09:06.020 ID:WoFBplaI0.net
佐天「いや、見たいじゃん」

初春「駄目です、というか悲しいんじゃないんですか?」

佐天「悲しいよ? 正直すごく……」

佐天「でも落ち込んでたって能力が変わるわけでもないし……」

佐天「悲しんでたって何にもならないから……」

佐天「だからポジティブに考えることにした」

初春「佐天さん……素晴らしいです……」

佐天「うん、ありがとう……初春」

佐天「それで私なりにポジティブにこの能力の使い道を考えて」


佐天「とりあえず白井さんのパンツを飛ばすの良いと判断した」

初春「いや、だから……」

12: 2016/02/19(金) 22:12:22.259 ID:WoFBplaI0.net
初春「何で白井さんなんですか?」

佐天「面白そうじゃん」

初春「面白そうって……」

佐天「想像して見なよ、パンツが飛んでいって恥じらってる白井さんを」

佐天「無理して気丈に振る舞ってもちょっとウルウル目になってる白井さんを」

初春「……………………」

初春「……………………………」

初春「…………………………………」



初春「良いですね」

佐天「よし、作戦決行だ!」

14: 2016/02/19(金) 22:16:31.147 ID:WoFBplaI0.net
───
──



黒子「で、何ですの……? 話と言うのは」

黒子「だいたい……何でこんな人っけのない河川敷なんかに呼び出したんですの?」

御坂「何か大事な話があるんじゃないの? 私たち以外には聞かせられないような」

御坂「そうなのよね? 佐天さん、初春さん」

佐天「は、はい! 実はそうなんですよー、アハハハ」

佐天(まさか御坂さんまでセットで来るとは……ラッキー……)

佐天(二人まとめてやってしまいますか)

初春(………何か不安になってきました)

15: 2016/02/19(金) 22:21:16.982 ID:WoFBplaI0.net
御坂「やっぱりね! それで、私も聞いていい話なの? 何か面白そうだから勝手についてきちゃったけど」

御坂「黒子個人に話があるなら……私は席外すよ?」

佐天「あっ、大丈夫です! 御坂さんにも話そうと思ってたので!」

御坂「良かった~それなら安心ね、で……話って?」

黒子「寮の門限には間に合うようにしてくださいな」

佐天「大丈夫です! すぐ終わるんで!」

佐天「実は私、能力に目覚めたんです!」


御坂/黒子「!!」

17: 2016/02/19(金) 22:25:06.710 ID:WoFBplaI0.net
御坂「ほ、本当!? 佐天さん! やったじゃない!」

黒子「まあまあまあまあ……おめでとうごさいますの、佐天さん! 私、自分事のように喜ばしいですわ!」

佐天「えへへ……ありがとうございます……」

御坂「それでそれで! どんな能力なの!?」ワクワク

佐天「それはですね……」

御坂「それは……?」

佐天「こういう能力ですよ!! パンツが飛ぶ能力!!」


御坂「えっ!?」モゾモゾ

黒子「なっ!?」モゾモゾ

18: 2016/02/19(金) 22:30:09.137 ID:WoFBplaI0.net
御坂「な、何よこれぇ!? パンツが……!」モゾモゾ

黒子「ひ、ひとりでに動いて……! 動いてぇ……!!」モゾモゾ

御坂「さ、佐天さん!! これ貴女がやったの!?」モゾモゾ

佐天「ヌッフッフッフッフー……」

佐天「そう、それこそ私が目覚めた能力……」

佐天「パンツが飛ぶ能力です!!」バーzン

御坂「パ、パンツが飛ぶ能力ぅ!?」モゾモゾ

黒子「な、何て恐ろしい能力……んっ!」モゾモゾ

御坂「ちょ、黒子! アンタ何て声だ出して……!」モゾモゾ

黒子「す、すいませんのお姉様! で、ですが……んっ! パンツが……! 動いて……あぁっ!」モゾモゾ

御坂「だ、駄目……抑えきれない……!」モゾモゾ

二人「キャーー!!」ズテン

19: 2016/02/19(金) 22:35:42.730 ID:WoFBplaI0.net
パタパタパタ……

御坂「ああ……! 私のゲコ太パンツがぁ……!」

御坂「空の向こうに……と、飛んで行くぅ……」ガックリ

黒子「私の……私の勝負パンティーがあああああああああ……」ガックリ

二人「…………………」ドヨーーン

佐天「あ、あのー……お二人共……?」

二人「……………………」スクッ

佐天「えっと……そのー……」

御坂「…………………」ゴゴゴゴゴ

黒子「…………………」ゴゴゴゴゴ

佐天「あ、あれっ……何か想像してた反応と違う……」

御坂「佐天さん……正座」

佐天「は、ハイッ……!」

初春「……」ソローリ

黒子「初春、貴女もですの……」

初春「は、ハイ………」

20: 2016/02/19(金) 22:40:28.534 ID:WoFBplaI0.net
───
──


佐天「ああ……足が……痺れて……」プルプル

佐天「み、御坂さん! そ……そろそろ限界………!」プルプル

御坂「駄目よ佐天さん、こういうのは謝る誠意が大事なの! 誠意が!」

御坂「分かったら我慢!」

佐天「は、はひっ……!」プルプル

初春「し、芝がチクチクして……痛いです……! 足も痺れて……もう訳が分からなく……」プルプル

黒子「まさか初春も佐天さんの被害者だったとは……知りませんでしたわ」

黒子「ですが……手を抜いたりはしませんの、そのまま正座続行ですわ」

初春「ぁぁぁぁぁぁぁ……!」プルプル

21: 2016/02/19(金) 22:44:11.173 ID:WoFBplaI0.net
───
──


佐天「」チーン

初春「」チーン

御坂「佐天さん、初春さん、反省した?」

佐天「も、もう二度と……二度とこのような真似は致しません……」プルプル

初春「お、お許しくださいぃぃ……」プルプル

御坂「うん、宜しい! もうやっちゃ駄目だからね!」ニコッ

佐天「は、はーい……」

御坂「後! ゲコ太パンツはしっかりと弁償してもらうからね!」

黒子「私の勝負パンティーも、お願いしますの」

佐天「………………はーい」

22: 2016/02/19(金) 22:50:13.023 ID:WoFBplaI0.net
───
──


御坂「私は短パンがあるからあんまり違和感ないけど……アンタ平気なの?」

黒子「いえ、全く」

初春「す、スゴいですね……私は歩くのも一苦労なのに……」

御坂「スースーしないの?」

黒子「そりゃスースーしますけれど……寧ろ開放的で……何か……新たな力が目覚めてしまいそう……」

御坂「お願いだから目覚めないで……」

佐天「白井さーん……露出癖何かに目覚めないでくださいよー……」

佐天「私、目覚めさせた張本人になっちゃいますから……」

黒子「ご心配なさらなくても大丈夫ですの、私そのような変態チックな物には目覚めませんわ」

御坂(……自分が変態チックなのは自覚ないのかしら)

佐天「ならいいんですけどね……」

23: 2016/02/19(金) 22:54:58.821 ID:WoFBplaI0.net
黒子「それにしても……佐手さんの能力には困りましたわね……」

御坂「正直どう使えばいいのか……私にも全く見当がつかないわ……」

佐天「うーん……」

初春「とりあえずレベルアップしていけば何か変わるかもしれませんね……」

佐天「レベルアップねぇ……」

御坂「レベルアップもいいけど……誰に使うの? まさか赤の他人に使うわけにも行かないし……」

黒子「ブッチギリで犯罪ですの」

佐天「ですよねぇ……ハァ……」

初春「ねえ、佐天さん……そのパンツを飛ばすのって何も女の子じゃなくてもいいんですよね」

佐天「う、うん……何で?」

初春「ならいい考えがあります!」

佐天「…………?」

25: 2016/02/19(金) 23:00:57.348 ID:WoFBplaI0.net
スキルアウトA「パ、パンツが……ズボンを突き破って……!」

スキルアウトB「ひぃぃぃぃ……!」

スキルアウトC「み、見ないでくれぇ……」

黒子「スキルアウト方、聞いてください、ここに……パンツがありますの」

スキルアウト達「!!」

黒子「大人しく投降した者には、このパンツを変わりに差し上げますわ!」

スキルアウトA「だ、誰がそんな手に……」

スキルアウトB「お、俺投降するうううううううう!」ダッ

スキルアウトA「なっ!」

スキルアウトC「俺もおおおおおおおおおおおおおお!」ダッ

オレモ! オレモダ! コンナノタエラレルカ! オレニモ!

佐天「はいはい、押さないで押さないで……」

初春「並んでくださーい」

黒子「あー、すごい人気ですわ……これはパンツが無くなってしまうかもしれませんの……」

スキルアウトA「ふ、ふざけんな! 投降するから俺のパンツも残しとけええええええ!!」ダッ

27: 2016/02/19(金) 23:08:39.642 ID:WoFBplaI0.net
───
──


固法「まさかあんな手であそこら一体のスキルアウトをまとめてお縄にかけちゃうなんて……」

初春「やりましたね! 佐天さん!」

佐天「うん! 上手く行って良かった!」

黒子「変な能力も使いよう、ですわね」

佐天「全くですね……ハハハ」

固法「あのね……実は佐天さん、頼みたいスキルアウトの一件がまだ……」

佐天「ハイ! お任せください!」


スキルアウトのパンツを容赦なく狩る女風紀員が誕生したことはたちまち風の噂で流れた

その女風紀員はいつしかスキルアウト達からパンツハンターと呼ばれ、スキルアウト達から恐れられた……

28: 2016/02/19(金) 23:15:09.606 ID:WoFBplaI0.net
そして……佐天さんのパンツを飛ばす能力はスキルアウトを狩るに連れて

どんどんレベルアップしていき……

佐天さんは………


佐天「初春ーー」ビューン

初春「あ、佐天さん!」

佐天「この時間に歩いてるってことは……遅刻だね?」スタッ

初春「はい……ちょっと寝坊しちゃって……」

佐天「ハハハ! 珍しいなあ、初春が寝坊なんて」

初春「わ、私だって寝坊くらいしますよ!」

佐天「へへへ、ごめんごめん! それより学校まで一緒に行こうよ!ここからなら3分くらいで着いちゃうよ!」フワッ

初春「い、いいんですか? よ、よろしくお願いします!」

佐天「ほらっ、背中に乗って! じゃあ行くよー!」ビューン

初春「は、はやーい! ですー!」


自分のパンツを羽ばたかせ、自在に空を飛べるようになっていた

29: 2016/02/19(金) 23:20:06.860 ID:WoFBplaI0.net
佐天「初春ー! 私ー! パンツを飛ばす能力さー!」ビューン

佐天「 最初はどうかと思ったけどー! 今は目覚めて良かったと思ってるんだー!」ビューン

初春「な、何か言いましたか!? 風の音でよく聞こえないですー!!」ビューン

佐天「アハハハー! 何でもなーい!」ビューン

初春「えーーーー!?」ビューン

佐天「初春ー! もっと飛ばしちゃうからねー!! それーっ!!」ビューーーーン

初春「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!」ギュゥ


佐天(変な能力も使いよう、だね!)



おわり

30: 2016/02/19(金) 23:24:18.228 ID:WoFBplaI0.net
ちなみに射程は肉眼で捉えられるならどんなに離れててもオーケー
飛ばす人数の制限はなし、何人でも同時にパンツを飛ばせるぞ

それじゃあの

引用元: 佐天「能力が目覚めた! >>2だってさ!」