5: 2010/11/15(月) 17:48:50.61 ID:sCgR3jaUP
こんにちは、中野梓です。
学生生活2度目の学祭が終わり、一段落しました。
クラスの出し物や先輩達とのライブが上手くいき、気分は上々です。

突然ですが私はハーレムを計画しています。


題して「中野梓ハーレム計画」


私がこの学校を選んだ理由でもあり、私の原動力。

  『ハーレム』

誰もが考えたことがあると思います。

学祭が終わったことで心に隙ができる今がチャンスです。
これまで積み上げてきたものを見せる時がきたのです。

全ては私のため、ハーレムのため。

まず最初に澪先輩と律先輩を仕留めたいと思います。
けいおん!Shuffle 2巻 (まんがタイムKRコミックス)
6: 2010/11/15(月) 17:50:17.56 ID:sCgR3jaUP
 ガチャ

梓「こんにちは」

律「おー梓きたかー」

紬「お茶入れるね~」

澪「なぁ梓、唯を見なかったか?」

梓「いえ、見てないですね」

律「まぁ直ぐ来るだろ~」

梓「…」

作戦決行。

梓「あっ!」

 ポテンッ

律「何も無いところで転んだぞ!?なにやってんだ?」

澪「大丈夫か?梓」

梓「え、えぇ」

9: 2010/11/15(月) 17:52:21.36 ID:sCgR3jaUP
梓「足が…」

紬「捻ったの?」

梓「律先輩、澪先輩、ちょっと“足”見てもらっていいですか」

律「お、おう」
澪「あ、うん…」

紬「このイスに座って」

梓「ありがとうございます」

 ギシ…

梓「…律先輩、靴下脱がせてください」

 スルスル

律「…」
澪「…」

梓「どうしたんですか?」

11: 2010/11/15(月) 17:54:28.79 ID:sCgR3jaUP
私は知っている。
律先輩と澪先輩は極度の足フェチ。

これを利用する手はない。

律「あ、梓ぁ」
澪「」ジー

ふふ、分かりやすい人たちですね。

梓「足、見えません?じゃあ…」

 トン
 トン

紬「!」

律「あ、梓、足が顔にのってるぞ!?」
澪「っふ、ふが」

のせてるんですよ。

梓「舐めてください」

律「ぇ……舐めていいのか?」
澪「ほ、本当か」

梓「はい、舐めれば足の痛みが引くと思うので」

14: 2010/11/15(月) 17:57:12.39 ID:sCgR3jaUP
律「…」
澪「…」

律「んれ……」
澪「れむ……」

 ペロペロ
 ペロペロ

梓「っ……き、気持ちいいですよ」

……。

紬「」ジー

律澪「」ペロペロ
梓「っ……っ……」

紬「梓ちゃん!」

梓「…な……んですか」

紬「わ、私も足を……」

この人もだったか……。

15: 2010/11/15(月) 18:00:11.50 ID:sCgR3jaUP
紬「いいよねっ」

梓「ダメです」

紬「え…」

ムギ先輩はハーレム計画の攻略リストに入ってないんですよね。

まぁでも、

梓「ムギ先輩はこのクリップ使って一発芸でもやってください」

少しぐらいエサをあげておいてもいいかな。

16: 2010/11/15(月) 18:01:07.05 ID:sCgR3jaUP
紬「……」

紬「じゃ、じゃあ」ヌギムギ

梓「なんで脱いでるんですか」

紬「一発芸をしようと思って…」

梓「何する気ですか…」

紬「こ、このクリップを……」

乳Oに向かってますけど……。

 パチンッ

紬「はふぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」

梓「…」

18: 2010/11/15(月) 18:02:34.51 ID:sCgR3jaUP
紬「……ウグッ……ハウッ」

律「はむ…れぅ」
澪「んちゅ…ちゅんっ」


梓「さてと…」スタ

澪「チュポン…あ…」
律「……もういいのか?」

梓「少し用事があるので」

澪「…すぐ戻って来てくれるか」

梓「あとでいくらでも舐めさせてあげますよ」

澪「やった」
律「待ってるぞぉ」


梓「ってかクリップかえしてください」

 ブチンッ

紬「はふっっ!!!!」

梓「変なことに使わないでくださいよ、まったく…」

20: 2010/11/15(月) 18:04:37.32 ID:sCgR3jaUP
……。

【廊下】

律先輩と澪先輩、ついでに紬先輩の攻略完了っと。

簡単すぎて話にならなかった。
バカみたいに足舐めてさ。
プライドとかないのかな?律先輩澪先輩は?
ムギ先輩は…よくわかんないや。


ということで本命攻略に動くとしよう。


私の本命は平沢姉妹。


ついに私のものになる時がきた。
ってか平沢姉妹とはフラグ立ち過ぎてるから、触れただけでエンジェルしちゃうんじゃないかな?

ムフフ、楽しみだ。

22: 2010/11/15(月) 18:08:53.15 ID:sCgR3jaUP
【体育館倉庫前】

唯「憂遅いなぁ…」

唯「あ、憂ー!」

憂「お姉ちゃん!」タタタ

唯「待ったよもうー」

憂「お待たせ、用ってなに?」

唯「…? あずにゃんから『憂が体育館倉庫にいるのできてください』ってメールで読んで来たんだよー?」

憂「あれ…?私も梓ちゃんからメールが来たからここに……?」

唯「あずにゃんの用事かな?」

憂「倉庫の中?」

24: 2010/11/15(月) 18:12:16.98 ID:sCgR3jaUP
ガララ…

唯「あずにゃーん?」

憂「梓ちゃーん?中にいるのー?」

……。

唯「う~ん暗くてよく見えないなぁ」
憂「お姉ちゃん気をつけて」

……。

唯「…?」
憂「…?」


ガララララガチャンッ


唯「ぇ…?」
憂「閉じ込められた…?」

27: 2010/11/15(月) 18:15:17.48 ID:sCgR3jaUP


梓「♪」

ふふふっ
平沢姉妹の捕獲に成功。
しばらくはそこにいてください。

お楽しみは最後にとっておく。それが私。
あとでじっくりと楽しませてもらおう。

それにしても順調順調。

次は真鍋和。
あなたです。

31: 2010/11/15(月) 18:21:01.95 ID:sCgR3jaUP
……。

【体育館倉庫内】

憂「……誰も外にいないみたい」

唯「りっちゃん達に電話してみたんだけど電源入ってない…」

憂「梓ちゃんは?」

唯「今かけてみる」ポチポチ

唯「…………あ、もしもしあずにゃん?―――」

35: 2010/11/15(月) 18:25:55.74 ID:sCgR3jaUP
【廊下】

唯『閉じ込められちゃって~』

やっぱり電話してきました。
本当唯先輩はわかりやすいですね。

梓「しばらくしたら開けるので待っていてください」

唯『うん、わかった~』

梓「では、また後で」


梓「……これでよしっと」

37: 2010/11/15(月) 18:29:15.19 ID:sCgR3jaUP
テクテク

 「梓ー」

梓「?……って純か」

純「……なにその面倒くさそうな目は」

梓「部活はどうしたの」

純「それ梓にも言えるんですけどー」

梓「……用事あるから行くね」

純「ちょ、ちょっと待った」

梓「なに」

純「何か隠してるでしょ?」

梓「……」

うわぁ…面倒くさいなぁ。

39: 2010/11/15(月) 18:33:16.72 ID:sCgR3jaUP
こうなったら…。


梓「ねぇ純」

純「ん?」

 ギュッ

純「なっっ?ちょ、梓!?」

梓「…」ギュゥゥ

純「ア、アズサ」

梓「…これでわかったでしょ」パッ

純「コレッテツマリ…」

梓「そういうことだから」

タタタタ…

純「……良い匂い」スンスン

40: 2010/11/15(月) 18:38:47.71 ID:sCgR3jaUP
【生徒会室】

コンコン、ガララ

梓「和先輩」

和「あら珍しい、どうしたの?」

梓「ちょっとお話をしたくて」

和「私と?」

梓「はい」

和「何の話かしら?」

梓「……平沢姉妹について…とか?」

43: 2010/11/15(月) 18:43:46.55 ID:sCgR3jaUP
【体育館倉庫内】

唯「ぅぅ…さむい…」

憂「お姉ちゃん大丈夫…?」

唯「だ、大丈b…へっくちゅんっ」

憂「…」

唯「…大丈夫大丈夫」

憂「お姉ちゃん…」ギュ

唯「あ…」

憂「」ギュゥゥゥ

唯「うい……えへへ…あったかあったか」

44: 2010/11/15(月) 18:44:40.25 ID:sCgR3jaUP
【生徒会室】

梓「へぇ~、そうなんですか」

和「でね…」

長い…。
最初の切り口として平沢姉妹のことについて聞いただけなのに、
ただ姉妹の仲良しっぷりを延々と聞かされているだけだ。

和「聞いてる?」

梓「は、はい、聞いてます」

和「でもあの子達、私に何か隠してるようなの」

それ、私への好意ですよ。

梓「和先輩」

和「ん?」

梓「眼鏡外してみませんか?」

和「どうしてそうなるのかしら…」

45: 2010/11/15(月) 18:49:53.90 ID:sCgR3jaUP
……。

和「…これでいい?」

梓「あ、やっぱり眼鏡外したほうがカワイイですよ」

和「かわいい?私が?」

梓「はい、……あ、ちょっと膝の上借りますね」

和「え?」

ヒョイ

梓「っしょ…っと」

和「なっ…」

梓「これで先輩の顔がよく見えます」

和「何かのいたずら?」

梓「違いますよ」

48: 2010/11/15(月) 18:54:32.74 ID:sCgR3jaUP
もう少しかな。

梓「……キスに興味あります?」

和「無いわ」

梓「即答ですね…」

和「あなたは?」

梓「ありますよ」

和「そう……」

梓「だから……目閉じてください」

和「ぇ…?」

梓「しますよ」

和「……」

49: 2010/11/15(月) 18:56:32.36 ID:sCgR3jaUP
……。

本当に閉じました。
かわいい人です。

梓「…」
和「っ」

梓「……目、開けていいですよ」

和「……」

女の目になりました。
今触れたのは私の指なのに。

50: 2010/11/15(月) 18:58:39.77 ID:sCgR3jaUP

梓「では部室に戻ります」

和「ぁ……そう」

梓「和先輩」

和「……何?」

梓「またしましょうね」

和「……好きにしなさい」

梓「そうですか、では」

ガララ…

……。

和「はぁ…何だったのかしら…」

和「…ん?何か落ちてる」

和「……クリップ?」

51: 2010/11/15(月) 19:02:32.50 ID:sCgR3jaUP
【廊下】

完全とはいかなかったけど、ほぼ攻略かな。

ムフフフ。
残るは平沢姉妹だけ。

中野梓ハーレム計画
クライマックスです。

52: 2010/11/15(月) 19:07:28.83 ID:sCgR3jaUP
【体育館倉庫前】

 ガチャ

梓「♪」

 ガラララ…

梓「お待たせしましたー」

……。

梓「憂?唯先輩?」

……。

梓「おっと、電気電気」パチッ

梓「奥かな?」

 スタスタ

梓「いたいた」


梓「唯s……」


梓「……ん?」

53: 2010/11/15(月) 19:12:15.54 ID:sCgR3jaUP
梓「……」

私はその可能性は無いと考えていた。

普通に考えればありえない話なんだ。

唯憂「スースー」

肩を寄せて静かに寝息を立てている姉妹。

この姉妹も“普通”だと考えていた。

普通?
あー普通なわけないじゃん。

私が女好きでハーレムしようとしてる時点で“特殊”なんだ。

そんな特殊世界で“普通”だと考えることがナンセンス。

54: 2010/11/15(月) 19:13:10.31 ID:sCgR3jaUP
何故こんな当たり前のことに気が付かなかった。
気付いていればこの状況になるために何らかの手を打てたはずだ。
いや……これが運命だったのかもしれない。

唯「…うい…スー」
憂「…スー…お姉ちゃん…」

服が少し乱れている姉妹。
首すじや頬に赤い跡がいくつも付いている。

―――――“和「でもあの子達、私に何か隠してるようなの」”

間違いない。

この姉妹……

唯「ヘヘ…」
憂「…エヘヘ…」

………… 一線越えてるし。

55: 2010/11/15(月) 19:14:04.92 ID:sCgR3jaUP
【部室前】

梓「……くそ」

まぁいいや、一時撤退。
計画が無駄になった訳じゃないし。

こうやって収穫もあった訳だし。

ガチャ

梓「ただいm……え?」

ペロペロ
ペロペロ

律「ムギぃ…ちゅぱちゅぱ」
澪「あぅむ……はむっ」

紬「ハァハァ…もっと舐めてぇ…」

梓「ムギ…先…輩?」

紬「…? あ、梓ちゃん、おかえり~」

58: 2010/11/15(月) 19:15:24.68 ID:sCgR3jaUP
律「」ペロペロ
澪「」ペロペロ

梓「……」


紬「私、足舐められるのが夢だったの~♪」


梓「ぁぁぁぁあああああちくしょぉぉぉおおおお!!!」


………

……


62: 2010/11/15(月) 19:19:54.21 ID:sCgR3jaUP
どうもー、平沢唯です!
うへへ…昨日の憂可愛かったなぁ~
おっとと、よだれが…。

最近ちょっと憂がところ構わず甘えてくるので困ってます。
このままだと憂と私の関係が皆にバレてしまいます。

バレないようにしなきゃね…。
うーん、一人暮らしとか考えてみようかな……。

64: 2010/11/15(月) 19:21:10.42 ID:sCgR3jaUP
---

ど、どうも、秋山澪です。

どうしよう…。
ムギの足が忘れられない……。

梓も良かったけど、ムギの足はちょっと癖のある臭いが良い。
それはまさに甘美な贅沢なんだ。

あぁ…、また嗅ぎたいな…。

ムギってどこの大学行くんだろう?
もし一緒の大学に行ければ……。
あ、やばい…ムギの足の虜になってる…。

66: 2010/11/15(月) 19:24:42.41 ID:sCgR3jaUP
---

うおっしゃ!田井中律だ!

ムギ足、さし足、しのび足!
とにかくムギの足が好きだ!!

舐めたい!舐めたい!舐めたい!
ムギ足ハッピー100%だ!

はぁ…。
今度、頼んでみようかな…。
でもちょっと恥ずかしい。そんな乙女心も刺激するムギ足最高ー。

68: 2010/11/15(月) 19:26:26.05 ID:sCgR3jaUP
---

こんにちは~、琴吹紬です。

うふふふふ~
りっちゃん澪ちゃんに足を舐めてもらって幸せです。
もっと舐めてもらいたいな~

この学校に来て、夢がいっぱい叶うなんて夢にも思いませんでした。

今度の夢は……りっちゃんの髪触ってみたい!

叶うかな~♪

69: 2010/11/15(月) 19:28:06.85 ID:sCgR3jaUP
---

こんにちは、真鍋和です。

あれから音沙汰なし。
一体あれは何だったのか。私にはわからない。

……。

あ、クリップ返さないと……。

71: 2010/11/15(月) 19:32:38.41 ID:sCgR3jaUP
---

こんにちは、平沢憂です!
お姉ちゃんと体育倉庫に閉じ込められてしまったのですが、
お姉ちゃんとついついしてしまった・・・の後に眠ってしまったので、
開けてくれた人を見ることができませんでした。

梓ちゃんに訊いても、

「私、知らない、見てない」
の一点張り。

じゃあ誰が開けてくれたんだろ?

72: 2010/11/15(月) 19:35:43.02 ID:sCgR3jaUP
---

再びこんにちは、中野梓です。
ハーレム計画失敗で気力が下がってしまいました…。今日、髪結んでくるの忘れてるし……。

計画は練り直し。次のチャンスを待つ。

と言ってもチャンスは先輩達の卒業後ぐらいかな。
あ、バレンタインがあるか。ムフフ、待っていてくださいね。

いざという時のために何か必殺技を……泣き落としなんてどうかな?

そうだ、卒業式の日は目薬を用意しておこう。




おしまい。

76: 2010/11/15(月) 19:47:26.52 ID:el3yygTU0
純ちゃんのターンが…

80: 2010/11/15(月) 20:50:30.67 ID:+YPw38ulP
あずにゃんどんまい

引用元: 梓「中野梓ハーレム計画」