816: 2018/09/30(日) 22:23:52 ID:6PLJPbDA

817: 2018/09/30(日) 22:28:12 ID:6PLJPbDA
瑞樹「うんっ!」

武内P「貴女は、いつも頑張っていますよ」

瑞樹「えへへ♪ あー、まんま! まんま!」

武内P「はい、どうぞ。きちんと、人肌の温度にしてあります」

瑞樹「うー♪……んっ、んっ……ぷはっ」


瑞樹「おいちーのー♪」


未央・卯月・凛「……!?」


武内P・瑞樹「!?……うっ――」

武内P・瑞樹「うわああああああっ!?」


未央・卯月・凛「うわああああああっ!?」

818: 2018/09/30(日) 22:31:44 ID:6PLJPbDA
瑞樹「ああああああっ!」ジタバタッ!

…ダダダダダダッ!

瑞樹「いやああああっ!」

ガチャッ! バタンッ!


未央・卯月・凛「!?」バッ!


武内P「……!」フルフルフルフル!


「ああああああっ! いやああああああっ!」


未央・卯月・凛「……!」


武内P「……!」

819: 2018/09/30(日) 22:34:52 ID:6PLJPbDA
未央・卯月・凛「……!」ジィッ!


武内P「……ごっ、ごか――」


ガチャッ!


瑞樹「――こんにちは、ちょっとお邪魔するわね」


未央・卯月・凛「!?」


武内P「!?」


瑞樹「って……あら!」

瑞樹「ニュージェネレーションズの子達じゃないの!」


未央・卯月・凛「!!?」


武内P「!!?」

820: 2018/09/30(日) 22:38:52 ID:6PLJPbDA
瑞樹「楓ちゃんから、話は聞いてるわ!」

瑞樹「ふふっ! とっても有望な後輩達だ、ってね♪」


未央・卯月・凛「……!?……!?」オロオロ!

未央・卯月・凛「どっ……どうも……」


瑞樹「もしかして、緊張してるのかしら?」

瑞樹「良いのよ、もっとリラックスして!」


未央・卯月・凛「は……はい……」

未央・卯月・凛(無理無理無理無理無理無理ィ――ッ!)


武内P「……!」

821: 2018/09/30(日) 22:43:55 ID:6PLJPbDA
瑞樹「う~ん……でも、先客が居るみたいだし」

瑞樹「今日の所は、失礼しようかしら」


未央「あっ……あのっ!」

卯月「未央ちゃん!?」

凛「未央!?」


瑞樹「あら、何?」ニコッ!


未央「あっ……ふっ、ふぁ……ファンです!」

卯月・凛「わっ、私も!」コクコクコクコク!


瑞樹「……うふふっ!」

瑞樹「後輩たちにそう言われるなんて、光栄だわ♪」ニコリ!


武内P「……!」

822: 2018/09/30(日) 22:48:09 ID:6PLJPbDA
瑞樹「それじゃあ、そういう訳で……」

瑞樹「また今度、お願いするわ」


卯月「また!? 今度!?」

未央「しまむー!?」

凛「卯月!?」


瑞樹「ん? どうしたの?」ニコッ!


卯月「ふえっ!? あ、その、あうぅ……だっ、大ファンです!」

未央・凛「わっ、私も!」コクコクコクコク!


瑞樹「ちょっともう! な~に~?」

瑞樹「お姉さんをおだててどうしようって言うの~?」ニコリ!


武内P「……!」

823: 2018/09/30(日) 22:55:11 ID:6PLJPbDA
瑞樹「ふふっ! おっかないから、退散するわ♪」

瑞樹「それじゃあね!」


凛「あっ、あの! さっきの、って……」

未央「しぶりいいいいいん!?」

卯月「凛ちゃあああああん!?」


瑞樹「――現場から中継でお伝えします」キリッ!

瑞樹「台風24号は、強い勢力で――」

ガチャッ! バタンッ!


未央・卯月・凛「……」

未央・卯月・凛「!?」バッ!


武内P「……!」

824: 2018/09/30(日) 23:02:38 ID:6PLJPbDA
  ・  ・  ・

未央・卯月・凛「ストレス解消」


武内P「……はい」

武内P「以前、飲みの席で……ですね」

武内P「ほんの……ほんの些細な戯れで……はい」


未央「……そうしたら」

卯月「……溜まっていたストレスから」

凛「……一気に開放された、ねぇ」


武内P「なので! 決して、いかがわしい意図でなく!」

武内P「アイドルとして輝き続けるための――」

武内P「――笑顔の、ためなのです!」


未央・卯月・凛「……」

825: 2018/09/30(日) 23:11:05 ID:6PLJPbDA
武内P「ですので……皆さん」

武内P「先程目にしたものは、他言無用でお願いします」


未央「いや……言っても、誰も信じないって」

卯月「はい……私も、まだ信じられません」

凛「うん……さっきのに効果があるか、体験してみないと」


未央・卯月「……」

未央・卯月「……えっ?」


凛「……えっ?」キョトン


武内P「……!?」

826: 2018/09/30(日) 23:21:08 ID:6PLJPbDA
未央「いや、あの……ししっ、しぶりん!?」

凛「えっ? 何? えっ?」

卯月「体験、って……あっ、あれをやるんですか!?」

凛「えっ!? いや、だって……ほら!」


凛「やってみないと、信じられなくない!?」

凛「そうでしょ!? 未央! 卯月!」


未央「いやいやいや! しぶりん!? しぶりんさん!?」

卯月「ほっ、本気であれをやる気ですか!? 凛ちゃん!?」


凛「……!」


未央・卯月「……!?」


武内P「……!?」

827: 2018/09/30(日) 23:24:13 ID:6PLJPbDA
武内P「あっ、あの!」

武内P「秘密にしてくださるだけで、大丈夫なのですが!?」


凛「ふざけないでよ!」

凛「アンタ、私のプロデューサーでしょ!?」


武内P「っ!?」


凛「だから……信じたい……!」

凛「お願いだから……信じさせてよ……!」


未央「……しぶりん」

卯月「……凛ちゃん」


武内P「……!?」

828: 2018/09/30(日) 23:28:08 ID:6PLJPbDA
未央・卯月・凛「……!」コクリ!


武内P「!? あ、あの! 皆さん!?」

武内P「何故、頷き合って――」


ガチャッ!


未央・卯月・凛「!?」ビクッ!


武内P「!?」



早苗「んんんあああ――っ!! イライラするぅ――っ!!」



未央・卯月・凛「……!?」


武内P「……!?」

829: 2018/09/30(日) 23:32:28 ID:6PLJPbDA
  ・  ・  ・

早苗「……んむぅ」ウトウト…

武内P「そのまま、寝てしまっても大丈夫です」

早苗「……おうた」ウトウト…

武内P「えっ?」

早苗「……おうたぁ」ウトウト…

武内P「……!?」


未央・卯月・凛「……」


早苗「おうたぁ~ぁ~……!」ウトウト…

武内P「……! ねっ、ね~んね~ん、ころ~り~よ~♪」

早苗「……すぅ……すぅ……」


未央・卯月・凛「……」


武内P「おこ~ろ~り~よ~♪」

830: 2018/09/30(日) 23:40:39 ID:6PLJPbDA
  ・  ・  ・

未央・卯月・凛「……」


武内P「笑顔です」

武内P「ストレスから開放された、天使の様な寝顔」

武内P「あれならば、明日以降の片桐さんは……」

武内P「……良い、笑顔を見せてくr」


未央「そういう事じゃなくってさぁ!?」

卯月「私達に、気付きもしませんでしたよ!?」

凛「ねえ、何なの!? ちゃんと答えて!」


武内P「おっ、恐らくですが……!」

武内P「私は、ベビーシッターの才能g」


未央・卯月・凛「じゃなくて!」

831: 2018/09/30(日) 23:51:31 ID:6PLJPbDA
未央「わかったよ! 認める! 凄い才能だね!?」

武内P「あ、ありがとうございます」

卯月「でも! どうしてあの二人をあやしてるんですか!?」

武内P「う、噂が噂を呼び……はい」

凛「……待って。それじゃあ、他にも居るって事!?」

武内P「……」


武内P「………………居ません」


未央・卯月・凛「誰!?」


武内P「っ……!」

832: 2018/10/01(月) 00:00:26 ID:L4TaDqn.
武内P「……!」

未央・卯月・凛「……!」


「――あら? こんな所で……」


未央・卯月・凛「!」


楓「――おはようございます」


武内P「……お、おはよう、ございます」


未央・卯月・凛「おはようございます……」

未央・卯月・凛「……」

未央・卯月・凛「まさか!?」


武内P「まっ、待ってください! あの、待ってください!」


楓「……?」

833: 2018/10/01(月) 00:13:21 ID:L4TaDqn.
  ・  ・  ・

未央・卯月・凛「からかわれた?」


楓「うふふっ!」

楓「その様子だと、すっかり騙されちゃったみたいね♪」


未央「いや、でも! そんな感じじゃなくて!」

卯月「はい! 本当に、リラックスしてて!」

凛「あれが演技!? 嘘でしょ!?」


楓「ええ、と……そもそも」

楓「瑞樹さんと、早苗さんに限って――」

楓「――そんな風に、ストレス解消すると思えるかしら?」


未央・卯月・凛「……確かに」


武内P「……」

834: 2018/10/01(月) 00:18:57 ID:L4TaDqn.
  ・  ・  ・

楓「――信じて貰えて、良かったですね」

武内P「……はい、ありがとうございました」

武内P「おかげで、助かりました」


楓「ふふっ!」


楓「ベビーシッター、がバレるのは、ヘビー失態」


楓「……うふふっ!」


武内P「……」

835: 2018/10/01(月) 00:25:17 ID:L4TaDqn.
楓「でも……可愛い後輩達を騙すのは、心が痛みました」

武内P「……」

楓「ああ、どうしましょう……とっても、ストレスだったわ」

武内P「……」

楓「――あっ、そうだ!」


楓「これは、瑞樹さんと早苗さんから聞いた噂なんですけど」

楓「――良い、ストレス解消法がある、って」

楓「うふふっ! ご存知ですか?」ニコッ!


武内P「……笑顔です」

武内P「笑顔は、ストレス解消になる、と」

武内P「……そう、聞いています」


楓「……!」

バシバシ!

武内P「……」

836: 2018/10/01(月) 00:37:15 ID:L4TaDqn.
  ・  ・  ・

武内P「……と、言うことがありまして」

ちひろ「それは……大変でしたね」

武内P「……はい」

ちひろ「がっ、頑張ってください!」


ちひろ「お――……プロデューサーさん!」


武内P「……」


武内P「……はい」

武内P「皆さんの前では、そう呼んでください」


ちひろ「はーい♪ えへへっ♪」


武内P「よしよし、良い子ですね」



おわり