879: 2018/10/02(火) 19:44:34 ID:TdRkbxVA
武内P「ハロウィンコラボの商品企画、ですか」
880: 2018/10/02(火) 19:50:17 ID:TdRkbxVA
美嘉「そっ★ アンタ、食には関心があるんでしょ?」
武内P「それは……はい、そうですね」
文香「協力……して、頂けませんか?」
武内P「いえ、それは構わないのですが……その前に」
志希「トリック・オア・トリート!!」
志希「あっ、引き出しの中にクッキーが~♪」
武内P「彼女を止めていただけますか?」
美嘉・文香「あ……あはははは……」
武内P「それは……はい、そうですね」
文香「協力……して、頂けませんか?」
武内P「いえ、それは構わないのですが……その前に」
志希「トリック・オア・トリート!!」
志希「あっ、引き出しの中にクッキーが~♪」
武内P「彼女を止めていただけますか?」
美嘉・文香「あ……あはははは……」
881: 2018/10/02(火) 19:55:41 ID:TdRkbxVA
・ ・ ・
武内P「……なるほど」
ペラッ…ペラッ…
武内P「こちらが、皆さんの考えた商品ですか……」
ペラッ…ペラッ…
美嘉「どう? ケッコーイケてると思わない?★」
文香「初めての事なので……何分、勝手がわからず……」
志希「あたしとしては、も~っと刺激的にしたいんだよね~」
武内P「……はい、把握しました」
…パタンッ
武内P「その……言いにくいのですが、非常に厳しいかと」
美嘉・文香・志希「……」
武内P「……なるほど」
ペラッ…ペラッ…
武内P「こちらが、皆さんの考えた商品ですか……」
ペラッ…ペラッ…
美嘉「どう? ケッコーイケてると思わない?★」
文香「初めての事なので……何分、勝手がわからず……」
志希「あたしとしては、も~っと刺激的にしたいんだよね~」
武内P「……はい、把握しました」
…パタンッ
武内P「その……言いにくいのですが、非常に厳しいかと」
美嘉・文香・志希「……」
882: 2018/10/02(火) 20:02:22 ID:TdRkbxVA
武内P「まず、城ヶ崎さんの企画に関してです」
美嘉「厳しいって……言ってくれるじゃん」
武内P「商品に、特典をつけるという案は、悪くありません」
美嘉「でしょ!? チョーイイ案だと思うんだケド!」
武内P「はい、ですが――」
武内P「城ヶ崎さんの使用されているブランドの、化粧品」
武内P「こちらは、コスト面もそうですが……」
武内P「他会社との連携も必要になってきます」
武内P「また、食品につける特典としては、不適当かと」
武内P「勿論、そういった商品もありますが――」
美嘉「……あ、はい」
文香・志希「……」
美嘉「厳しいって……言ってくれるじゃん」
武内P「商品に、特典をつけるという案は、悪くありません」
美嘉「でしょ!? チョーイイ案だと思うんだケド!」
武内P「はい、ですが――」
武内P「城ヶ崎さんの使用されているブランドの、化粧品」
武内P「こちらは、コスト面もそうですが……」
武内P「他会社との連携も必要になってきます」
武内P「また、食品につける特典としては、不適当かと」
武内P「勿論、そういった商品もありますが――」
美嘉「……あ、はい」
文香・志希「……」
883: 2018/10/02(火) 20:07:12 ID:TdRkbxVA
・ ・ ・
武内P「――という理由で、難しいですね」
美嘉「……うん、そだね」ションボリ
武内P「ですが、面白い試みではある、と」
武内P「……そう、思います」
美嘉「えっ?」
武内P「今回は、残念ながら活かせる企画ではありません」
武内P「ですが、雑誌とのコラボ企画としては、魅力的かと」
武内P「機会がありましたら、検討する価値は十分になる、と」
武内P「……そう、考えました」
美嘉「! うん……うん!」パーッ!
文香・志希「……」
武内P「――という理由で、難しいですね」
美嘉「……うん、そだね」ションボリ
武内P「ですが、面白い試みではある、と」
武内P「……そう、思います」
美嘉「えっ?」
武内P「今回は、残念ながら活かせる企画ではありません」
武内P「ですが、雑誌とのコラボ企画としては、魅力的かと」
武内P「機会がありましたら、検討する価値は十分になる、と」
武内P「……そう、考えました」
美嘉「! うん……うん!」パーッ!
文香・志希「……」
884: 2018/10/02(火) 20:13:36 ID:TdRkbxVA
美嘉「……だってさ! 駄目だって★」ニコニコ!
文香「は……はい……」
志希「ふむふむ。適切な状況で、効果的に……って事だね」
武内P「それでは、次は――」
志希「はいはーい! 次は、あたしの企画!」
志希「キミが、どんな風に考えたかキョーミ出ちゃった!」
武内P「……はあ、わかりました」
文香「は……はい……」
志希「ふむふむ。適切な状況で、効果的に……って事だね」
武内P「それでは、次は――」
志希「はいはーい! 次は、あたしの企画!」
志希「キミが、どんな風に考えたかキョーミ出ちゃった!」
武内P「……はあ、わかりました」
885: 2018/10/02(火) 20:20:18 ID:TdRkbxVA
武内P「それでは、一ノ瀬さんの企画に関してです」
志希「志希ちゃんの企画にどんな難点があるのかね~?」
武内P「そうですね……この、不思議なお薬、という点です」
志希「イエースッ! それが、商品のポイント!」
志希「名付けて、クセニナール!」
志希「このお薬が入った物を口にしたら、手が止まらなっちゃう♪」
志希「例えそれがどんな物でも……求めてやまなく、ね」
志希「にゃはは! 勿論、法的な問題もクリアーしてるよ~♪」
武内P「……成る程、そうでしたか」
武内P「では、なおさら認めるわけにはいきません」
志希「……ふ~ん?」
志希「志希ちゃんの企画にどんな難点があるのかね~?」
武内P「そうですね……この、不思議なお薬、という点です」
志希「イエースッ! それが、商品のポイント!」
志希「名付けて、クセニナール!」
志希「このお薬が入った物を口にしたら、手が止まらなっちゃう♪」
志希「例えそれがどんな物でも……求めてやまなく、ね」
志希「にゃはは! 勿論、法的な問題もクリアーしてるよ~♪」
武内P「……成る程、そうでしたか」
武内P「では、なおさら認めるわけにはいきません」
志希「……ふ~ん?」
886: 2018/10/02(火) 20:27:22 ID:TdRkbxVA
武内P「このコラボ企画は、貴女達三人と――」
武内P「――アイドルとの、コラボ企画です」
志希「うんうん、そうだね……それで?」
武内P「ですが、こういった特殊な薬品を用いるというのは――」
志希「……」
武内P「一ノ瀬さん」
武内P「貴女の、化学者としての一面」
武内P「……それだけが、前面に出過ぎている、と」
武内P「……そう、気付いているのではありませんか?」
志希「……にゃはは」
志希「正解正解、大せーかーい♪」
武内P「――アイドルとの、コラボ企画です」
志希「うんうん、そうだね……それで?」
武内P「ですが、こういった特殊な薬品を用いるというのは――」
志希「……」
武内P「一ノ瀬さん」
武内P「貴女の、化学者としての一面」
武内P「……それだけが、前面に出過ぎている、と」
武内P「……そう、気付いているのではありませんか?」
志希「……にゃはは」
志希「正解正解、大せーかーい♪」
887: 2018/10/02(火) 20:34:12 ID:TdRkbxVA
武内P「御本人が納得されていないものは、ファンの方に提供出来ませんから」
志希「だけど、それが一番売上は取れるよ?」
武内P「売上だけに目を向けたら、確かにそうかも知れません」
武内P「ですが……その、ですね……」
武内P「商品を開発する、メーカー」
武内P「そちらに、ご迷惑をかけてしまう可能性が……はい」
武内P「非常に高いだろう、と……そう、思いましたので」
志希「……嗚呼! なんて厳しい、大人の事情!」
美嘉「いや、まあ……フツーに考えたらそうだよね」
文香「……」ドキドキ…!
志希「だけど、それが一番売上は取れるよ?」
武内P「売上だけに目を向けたら、確かにそうかも知れません」
武内P「ですが……その、ですね……」
武内P「商品を開発する、メーカー」
武内P「そちらに、ご迷惑をかけてしまう可能性が……はい」
武内P「非常に高いだろう、と……そう、思いましたので」
志希「……嗚呼! なんて厳しい、大人の事情!」
美嘉「いや、まあ……フツーに考えたらそうだよね」
文香「……」ドキドキ…!
888: 2018/10/02(火) 20:42:21 ID:TdRkbxVA
武内P「それでは、鷺沢さんの企画に関してですが……」
文香「は、はい……」ドキドキ…!
志希「んふふ! どんなのか、あたしも知らないんだよね~」
美嘉「アタシもアタシも。ねえ、どんな企画なの?」
文香「い、いえ……大したものでは、ありませんから……」ドキドキ…!
武内P「……」
武内P「――ローソンの入り口を抜けると図書館であった」
武内P「……と、書いてあるのですが……」
武内P「あの……これは……?」
美嘉・志希「……えっ、何?」
文香「は……はい……///」ドキドキ!
文香「は、はい……」ドキドキ…!
志希「んふふ! どんなのか、あたしも知らないんだよね~」
美嘉「アタシもアタシも。ねえ、どんな企画なの?」
文香「い、いえ……大したものでは、ありませんから……」ドキドキ…!
武内P「……」
武内P「――ローソンの入り口を抜けると図書館であった」
武内P「……と、書いてあるのですが……」
武内P「あの……これは……?」
美嘉・志希「……えっ、何?」
文香「は……はい……///」ドキドキ!
889: 2018/10/02(火) 20:48:19 ID:TdRkbxVA
文香「考えられるものは、全て企画にと言われていたので……///」
武内P「は……はあ」
文香「その……ですね……///」
文香「コンビニエンスストアに、足を踏み入れたら……ですね?」
文香「外観からは、想像も出来なかった空間が広がっていて……」
文香「戸惑っていると、眼鏡をかけた……あっ、モノクルも、良いかと」
美嘉・志希「……あ、はい」
文香「す、すみません……話が、逸れてしまいました///」
文香「……司書の方が、穏やかに話しかけてくるのです」
文香「……と、ここまでは……良い、でしょうか?」
武内P「……」
武内P「……あ、いえ! そこまでで、結構です!」
武内P「は……はあ」
文香「その……ですね……///」
文香「コンビニエンスストアに、足を踏み入れたら……ですね?」
文香「外観からは、想像も出来なかった空間が広がっていて……」
文香「戸惑っていると、眼鏡をかけた……あっ、モノクルも、良いかと」
美嘉・志希「……あ、はい」
文香「す、すみません……話が、逸れてしまいました///」
文香「……司書の方が、穏やかに話しかけてくるのです」
文香「……と、ここまでは……良い、でしょうか?」
武内P「……」
武内P「……あ、いえ! そこまでで、結構です!」
890: 2018/10/02(火) 20:55:12 ID:TdRkbxVA
文香「えっ? いえ、あの、ですが……!」
武内P「あの、鷺沢さん」
文香「普段の商品棚とは違う、木製の書架には整然と本が……!」
武内P「鷺沢さん」
文香「並んだ本のページをめくってみると、優しい光と共に……!」
武内P「鷺沢さん……!」
文香「商品の映像が浮かび上がって、ですね……!?」
文香「ふと、手をかざしてみると、それがコラボ商品だったら――」
武内P「待ってください! 待ってください、鷺沢さん!」
武内P「ローソンには! そこまでファンタジーは求められません!」
文香「っ!? そんな……!?」
武内P「あの、鷺沢さん」
文香「普段の商品棚とは違う、木製の書架には整然と本が……!」
武内P「鷺沢さん」
文香「並んだ本のページをめくってみると、優しい光と共に……!」
武内P「鷺沢さん……!」
文香「商品の映像が浮かび上がって、ですね……!?」
文香「ふと、手をかざしてみると、それがコラボ商品だったら――」
武内P「待ってください! 待ってください、鷺沢さん!」
武内P「ローソンには! そこまでファンタジーは求められません!」
文香「っ!? そんな……!?」
891: 2018/10/02(火) 21:04:21 ID:TdRkbxVA
・ ・ ・
文香「……」
ペラッ…ペラッ…
志希「……ショックで、ファンタジーな世界にダイブしちゃった」
美嘉「……さりげなく、自信あったぽいしねぇ」
武内P「いえ、ですが……さすがに、無理があったので……」
文香「……」
ペラッ…ペラッ…
文香「! 図書館でなく……小さな、書店サイズなら……?」
武内P「……」
文香「……」
ペラッ…ペラッ…
志希「……ショックで、ファンタジーな世界にダイブしちゃった」
美嘉「……さりげなく、自信あったぽいしねぇ」
武内P「いえ、ですが……さすがに、無理があったので……」
文香「……」
ペラッ…ペラッ…
文香「! 図書館でなく……小さな、書店サイズなら……?」
武内P「……」
892: 2018/10/02(火) 21:12:07 ID:TdRkbxVA
・ ・ ・
文香「……企画を考えるというのは、難しいものなのですね」
志希「う~ん、とりあえずやってみよー!……じゃ、駄目だしねぇ」
美嘉「って言うか! アンタだったら、どんな企画にするの!?」
武内P「えっ?」
志希「あっ! それはサンコーにしたいかも! 企画サンプル~♪」
文香「はい……何か、良い考えは……ありますでしょうか?」
美嘉「アンタが考える――アタシ達らしい商品……って、どんなの?」
武内P「……」
武内P「そう、ですね……」
文香「……企画を考えるというのは、難しいものなのですね」
志希「う~ん、とりあえずやってみよー!……じゃ、駄目だしねぇ」
美嘉「って言うか! アンタだったら、どんな企画にするの!?」
武内P「えっ?」
志希「あっ! それはサンコーにしたいかも! 企画サンプル~♪」
文香「はい……何か、良い考えは……ありますでしょうか?」
美嘉「アンタが考える――アタシ達らしい商品……って、どんなの?」
武内P「……」
武内P「そう、ですね……」
893: 2018/10/02(火) 21:22:39 ID:TdRkbxVA
武内P「まず――手が汚れない物、でしょうか」
美嘉「はっ? どうしてそれが、アタシ達らしさに繋がるワケ?」
志希「あたし、指についたソースとかクリーム舐めるのケッコー好きだよん♪」
美嘉「あー……なんか、そういうのアメリカっぽい」
志希「その仕草で、見ている人もミリョーしちゃ~う!」
武内P「……手が汚れない、というのは」
武内P「――鷺沢さん」
武内P「貴女ならば、その理由に心当たりがあるのでは?」
文香「……」
文香「……えっ?」
美嘉「はっ? どうしてそれが、アタシ達らしさに繋がるワケ?」
志希「あたし、指についたソースとかクリーム舐めるのケッコー好きだよん♪」
美嘉「あー……なんか、そういうのアメリカっぽい」
志希「その仕草で、見ている人もミリョーしちゃ~う!」
武内P「……手が汚れない、というのは」
武内P「――鷺沢さん」
武内P「貴女ならば、その理由に心当たりがあるのでは?」
文香「……」
文香「……えっ?」
894: 2018/10/02(火) 21:32:59 ID:TdRkbxVA
文香「ええ、と……私なら、ですか?」
武内P「はい。先程のように、本を読んでいる時……」
文香「……あっ」
美嘉「えっ、何々? 全然ワカンナイんだケド?」
志希「むぅ……これは、ちょっとクツジョク! でも、それが良い!」
文香「その……本を読んでいる時に、ですね」
文香「差し入れを頂くことが、たまにあるのですが……」
文香「こう、手でつまむものだと……手を拭き直す必要が、出てきてしまいます」
文香「あっ、心遣いは嬉しいと……当然、思います」
文香「ですが……自分で買うのは、敬遠してしまいますね」
武内P「……なので」
武内P「本を読む時等の、小休止に食べるような物」
武内P「そういった物が……‘らしい’のではないかと」
美嘉・志希「おー……!」
武内P「はい。先程のように、本を読んでいる時……」
文香「……あっ」
美嘉「えっ、何々? 全然ワカンナイんだケド?」
志希「むぅ……これは、ちょっとクツジョク! でも、それが良い!」
文香「その……本を読んでいる時に、ですね」
文香「差し入れを頂くことが、たまにあるのですが……」
文香「こう、手でつまむものだと……手を拭き直す必要が、出てきてしまいます」
文香「あっ、心遣いは嬉しいと……当然、思います」
文香「ですが……自分で買うのは、敬遠してしまいますね」
武内P「……なので」
武内P「本を読む時等の、小休止に食べるような物」
武内P「そういった物が……‘らしい’のではないかと」
美嘉・志希「おー……!」
895: 2018/10/02(火) 21:40:06 ID:TdRkbxVA
文香「章の区切りでお茶を頂く事は……はい、あります」
武内P「スプーンや、フォークを用いる物でも?」
文香「はい、問題ありません」
武内P「甘さは……あまり控える必要ななさそうですね」
文香「それでは、食べ過ぎに気をつけないといけませんね……」
文香「……ふふっ」
文香「考えているだけの段階だと言うのに……」
文香「……書の世界に入り、そして、一時の休息」
文香「……小休止が、楽しみになってしまいました」ニコッ!
武内P「……良い、笑顔です」
武内P「スプーンや、フォークを用いる物でも?」
文香「はい、問題ありません」
武内P「甘さは……あまり控える必要ななさそうですね」
文香「それでは、食べ過ぎに気をつけないといけませんね……」
文香「……ふふっ」
文香「考えているだけの段階だと言うのに……」
文香「……書の世界に入り、そして、一時の休息」
文香「……小休止が、楽しみになってしまいました」ニコッ!
武内P「……良い、笑顔です」
896: 2018/10/02(火) 21:45:19 ID:TdRkbxVA
志希「――それじゃあ、あたしは?」
武内P「一ノ瀬さん‘らしさ’……ですか」
志希「志希ちゃんと、ケミカルは密接なカンケーイ」
志希「化学的で、刺激的……表現出来るかにゃ~?」
武内P「……それに関しましては――」
武内P「――味と香り」
武内P「この二つを利用するのが適当だ、と」
武内P「……そう、判断しています」
志希「……ふ~ん?」
志希「続きをどうぞ?」
武内P「一ノ瀬さん‘らしさ’……ですか」
志希「志希ちゃんと、ケミカルは密接なカンケーイ」
志希「化学的で、刺激的……表現出来るかにゃ~?」
武内P「……それに関しましては――」
武内P「――味と香り」
武内P「この二つを利用するのが適当だ、と」
武内P「……そう、判断しています」
志希「……ふ~ん?」
志希「続きをどうぞ?」
897: 2018/10/02(火) 21:55:20 ID:TdRkbxVA
武内P「今回の、ローソンコラボの衣装を拝見しました」
武内P「一ノ瀬さんは――赤を基調とした衣装」
志希「そうそう! 心臓の上のクモの巣で捕まえちゃ~う♪」
武内P「そして、鷺沢さんは――青を基調とした衣装」
文香「は、はい……その通りです」
武内P「そこから……」
武内P「――ストロベリーとブルーベリー」
武内P「この、二つのベリーを用いた商品を考えました」
志希・文香「……」
武内P「最初から、合わせているのではなく……」
武内P「食べ方によって――味も、香りも変化する」
武内P「……食の、化学変化です」
志希「……おー……!」
武内P「一ノ瀬さんは――赤を基調とした衣装」
志希「そうそう! 心臓の上のクモの巣で捕まえちゃ~う♪」
武内P「そして、鷺沢さんは――青を基調とした衣装」
文香「は、はい……その通りです」
武内P「そこから……」
武内P「――ストロベリーとブルーベリー」
武内P「この、二つのベリーを用いた商品を考えました」
志希・文香「……」
武内P「最初から、合わせているのではなく……」
武内P「食べ方によって――味も、香りも変化する」
武内P「……食の、化学変化です」
志希「……おー……!」
898: 2018/10/02(火) 22:02:43 ID:TdRkbxVA
志希「まだ、他にもありそうだけど?」
武内P「後味、ですね」
武内P「後をひかない、スッキリとした後味」
武内P「それならば、再び本を読むのに戻った時」
武内P「……そちらに、集中出来るのではないでしょうか」
文香「……!」
武内P「そして、一つ所に留まり続けない」
武内P「……貴女の失踪癖も、表現できるかと」
志希「……にゃはははは!」
志希「イイね! すっごくイイ! パーフェクト!」
武内P「……それに関しては、改善した方が良い、と」
武内P「……そう、思っていますが」
武内P「後味、ですね」
武内P「後をひかない、スッキリとした後味」
武内P「それならば、再び本を読むのに戻った時」
武内P「……そちらに、集中出来るのではないでしょうか」
文香「……!」
武内P「そして、一つ所に留まり続けない」
武内P「……貴女の失踪癖も、表現できるかと」
志希「……にゃはははは!」
志希「イイね! すっごくイイ! パーフェクト!」
武内P「……それに関しては、改善した方が良い、と」
武内P「……そう、思っていますが」
899: 2018/10/02(火) 22:07:36 ID:TdRkbxVA
武内P「これらに関しては……」
武内P「商品開発部門の方に、頑張っていただければ」
文香「実現……出来そうですね」
志希「面白そうだから、あたしもキョーリョクしちゃう!」
武内P「……」
美嘉「――ゴホンッ!」
美嘉「チョーイイ、企画だね★」ニコッ!
武内P「ありがとう、ございます」
美嘉「……で?」
美嘉「アタシの要素は?」
武内P「商品開発部門の方に、頑張っていただければ」
文香「実現……出来そうですね」
志希「面白そうだから、あたしもキョーリョクしちゃう!」
武内P「……」
美嘉「――ゴホンッ!」
美嘉「チョーイイ、企画だね★」ニコッ!
武内P「ありがとう、ございます」
美嘉「……で?」
美嘉「アタシの要素は?」
900: 2018/10/02(火) 22:17:28 ID:TdRkbxVA
武内P「はい。城ヶ崎さんの要素も、当然考えています」
美嘉「だよね! うん……そうだよね!★」
武内P「? 城ヶ崎さん?」
美嘉「あっ、いや……何でもない! 何でもないから!」
武内P「?……はぁ」
志希「にゃはは! 忘れられてると思って、焦っちゃったかにゃ~?」
文香「ですが、私も同じ立場だったら……そう、思うかも知れません」
美嘉「そっ、そんなんじゃないって!///」アセアセ!
美嘉「ほっ、ホラ!/// 良いから聞かせてよ!///」
武内P「商品名に『★』を入れます」
美嘉「……」
美嘉「うん?」
美嘉「だよね! うん……そうだよね!★」
武内P「? 城ヶ崎さん?」
美嘉「あっ、いや……何でもない! 何でもないから!」
武内P「?……はぁ」
志希「にゃはは! 忘れられてると思って、焦っちゃったかにゃ~?」
文香「ですが、私も同じ立場だったら……そう、思うかも知れません」
美嘉「そっ、そんなんじゃないって!///」アセアセ!
美嘉「ほっ、ホラ!/// 良いから聞かせてよ!///」
武内P「商品名に『★』を入れます」
美嘉「……」
美嘉「うん?」
901: 2018/10/02(火) 22:21:31 ID:TdRkbxVA
美嘉「うん……うん?……うん、うん?」
武内P「? どうか、されましたか?」
美嘉「えっ? いや……ええっ、と……」
武内P「?」
美嘉「……それで?」
美嘉「商品の名前に、『★』を入れる……うん、オッケ」
美嘉「……それで?」
武内P「?」
武内P「以上です」
美嘉「なるほどねー★」
美嘉「……」
美嘉「何それ!? はあっ!? 雑じゃない!?」
武内P「えっ!?」
武内P「? どうか、されましたか?」
美嘉「えっ? いや……ええっ、と……」
武内P「?」
美嘉「……それで?」
美嘉「商品の名前に、『★』を入れる……うん、オッケ」
美嘉「……それで?」
武内P「?」
武内P「以上です」
美嘉「なるほどねー★」
美嘉「……」
美嘉「何それ!? はあっ!? 雑じゃない!?」
武内P「えっ!?」
902: 2018/10/02(火) 22:31:18 ID:TdRkbxVA
武内P「まっ、待ってください!」
武内P「商品名というのは、とても重要なものです!」
美嘉「あのさ! 『★』入れただけで、‘らしく’なる!?」
美嘉「『☆☆★』入れたら、未央とのコラボになるじゃん!」
武内P「っ!」
武内P「……成る程、その手が」
美嘉「そういうコトじゃなくてさ!?」
美嘉「もっと、こう……あるでしょ!?」
武内P「っ!?」
武内P「………………」
武内P「……申し訳、ありまs」
美嘉「謝んないでよ――っ!?」
武内P「商品名というのは、とても重要なものです!」
美嘉「あのさ! 『★』入れただけで、‘らしく’なる!?」
美嘉「『☆☆★』入れたら、未央とのコラボになるじゃん!」
武内P「っ!」
武内P「……成る程、その手が」
美嘉「そういうコトじゃなくてさ!?」
美嘉「もっと、こう……あるでしょ!?」
武内P「っ!?」
武内P「………………」
武内P「……申し訳、ありまs」
美嘉「謝んないでよ――っ!?」
903: 2018/10/02(火) 22:40:48 ID:TdRkbxVA
・ ・ ・
ちひろ「……それで、あんなに散らかってたんですね」
武内P「暴れる城ヶ崎さんに、何故か一ノ瀬さんも加わり……」
ちひろ「文香ちゃんは、本の――ファンタジーな世界に逃げた、と」
文香「……」
ペラッ…ペラッ…
武内P「……まだ、帰ってきていませんが」
ちひろ「……どうするんですか?」
武内P「読み終えたら……戻ってくるかと」
ちひろ「……ですね」
ちひろ「……それで、あんなに散らかってたんですね」
武内P「暴れる城ヶ崎さんに、何故か一ノ瀬さんも加わり……」
ちひろ「文香ちゃんは、本の――ファンタジーな世界に逃げた、と」
文香「……」
ペラッ…ペラッ…
武内P「……まだ、帰ってきていませんが」
ちひろ「……どうするんですか?」
武内P「読み終えたら……戻ってくるかと」
ちひろ「……ですね」
904: 2018/10/02(火) 22:51:02 ID:TdRkbxVA
ちひろ「それで……考えた企画は、どうするんですか?」
武内P「このまま、お蔵入りですね」
ちひろ「えっ? そうなんですか?」
武内P「はい、私は彼女達の担当ではありませんし……」
武内P「今回は、例として示しただけですので」
ちひろ「カボチャの馬車を用意するのは、自分じゃない……」
ちひろ「……って事ですか?」
武内P「はい、その通りです」
武内P「それに……今回は、懲りました」
武内P「いたずらに、お菓子の話をするものではありませんね」
おわり
武内P「このまま、お蔵入りですね」
ちひろ「えっ? そうなんですか?」
武内P「はい、私は彼女達の担当ではありませんし……」
武内P「今回は、例として示しただけですので」
ちひろ「カボチャの馬車を用意するのは、自分じゃない……」
ちひろ「……って事ですか?」
武内P「はい、その通りです」
武内P「それに……今回は、懲りました」
武内P「いたずらに、お菓子の話をするものではありませんね」
おわり