15: 2009/12/02(水) 21:29:25.27 ID:K729X5IrO

日向「はぁ・・・クリスマスか・・・。そういや、クリスマスって言ったら性の6時間だよな~・・・。」

日向「・・・はっ!!まさか、今日みんなが早めに帰ったのはそのためか!!」 

日向「くっそ~、彼女のいない俺に仕事押しつけて自分たちは帰ってズッコンバッコンかよ!!」


17: 2009/12/02(水) 21:33:50.32 ID:K729X5IrO


日向「いや!みんなを疑っちゃ駄目だ。たまたま皆の非番が重なっただけかも知れない。 
顔でも洗って除夜の鐘より一足先に煩悩でも消すか・・・。」 



18: 2009/12/02(水) 21:48:00.05 ID:K729X5IrO


日向「相当非番が重なっているらしい、廊下に誰もいない・・・。」 


日向「まさか本当に・・・ん?この声は葛城三佐と誰だ!?」コソコソ

葛城「加持く~ん、あんなに出しちゃって、この後大丈夫?」 


加持「葛城が望めばいくらでも出してあげるよ。それより仕事はいいのか? 
クリスマスだからって使徒が来ない訳じゃないんだぞ・・・?」 

葛城「いいの、仕事は暇そうな日向クンに任せておいたから!それより早く行きましょう。」








日向「・・・・・・・・あの糞ビッチが!!!」



19: 2009/12/02(水) 22:14:07.47 ID:K729X5IrO


日向「やっぱり、みんなそうだったのか・・・!
青葉も!マヤちゃんも!リツコさんも!司令も!副司令・・・は・・・無いかwww歳だしwww」 









冬月「ぶわっくしょい!!!」
女性ネルフ職員「副司令!? 
やっぱり射撃室では寒いのでは・・・?」


冬月「いや、かまわんよ。歳の割に丈夫だからな・・・」


女性ネルフ職員「あん!!」




28: 2009/12/03(木) 00:06:43.25 ID:z4h9N676O

日向「もしかしてシンジくん達も・・・まぁいいか、若気の至りだから。」


日向「・・・でも、寂しさに悶々としてるだけじゃ駄目だ!何かみんなが真似出来ないような事をしてみたいなぁ・・・。」



38: 2009/12/03(木) 00:58:43.84 ID:z4h9N676O

日向「さて・・・酒も買ったし、」


日向「まずは酒でも飲んで気分を高めるか・・・。」グビグビ





日向「よっしゃ~!酔いもまわってきたし、服脱いで始めるか!! 」


47: 2009/12/03(木) 01:39:04.82 ID:z4h9N676O

日向「今宵は全国の童Oたちに代わって、俺がネルフの馬鹿どもに裁きを下してやるぜ!!ひゃはははは!!」グビグビ


日向「へへっ・・・いつも偉そうに葛城が座ってる椅子に・・・!」



58: 2009/12/03(木) 01:53:47.73 ID:z4h9N676O


日向「次はマヤ嬢のとこだなwww」


日向「どんな裁きがいいかな・・・?」


63: 2009/12/03(木) 02:06:59.15 ID:z4h9N676O

日向「はぁ~・・・誰も居ないネルフの廊下を全裸で歩くのがこんなにも清々しいなんて・・・。」スタスタ 

日向「身も心も軽い・・・急に走りたくなってきたぞ!!うぉぉぉぉぉぉ!!!」ダッ 




69: 2009/12/03(木) 02:23:23.71 ID:z4h9N676O

日向「うっぷ…調子に乗って走り過ぎたぜ…。 
さて、気を取り直してマヤ嬢のデスクを調べよう…。」

ごそごそ

日向「おやっ!これはこれは…マヤ嬢愛用のマグカップはっけ~ん!
悪戯しよう!フヒヒヒ…おっと!俺としたことが。
椅子のクッションの存在を忘れていたよ!」



スーハースーハー 


日向「女の匂いだww」クンカクンカ


77: 2009/12/03(木) 02:42:24.87 ID:z4h9N676O

「へへっ…このマグカップに注がれたミルクをクッションとキーボードに擦り込んでやるよww」スリスリ 


80: 2009/12/03(木) 02:52:37.20 ID:z4h9N676O

日向「マグカップは洗わずちゃんとミルク飲めよ?
それがお前にとって最初の“男の味”だ!ははははははっ!!!」 



日向「やり遂げた後の酒はうめぇ!!」ゴクゴク



日向「次はどうしようかな~?」グビグビ 


82: 2009/12/03(木) 03:07:17.80 ID:z4h9N676O

日向「よし…。次は哀れなオスどもに裁きを下すか!」 


日向「青葉のヤローと碇糞司令か…冬月のじっちゃんは情状酌量の余地があるな。」 







冬月「ぶわっくしょ~い!!」 

女性ネルフ職員「ほら!また!風邪引きますからせめて暖かい部屋でやりましょう副司令!!」

冬月「そうだな…。」ズズッ


83: 2009/12/03(木) 03:28:24.52 ID:z4h9N676O

日向「もう、ここまで出来る俺は、神に等しい存在かも知れない…。
いや!絶対に神だぁ!!」

日向「ふふふ…、この全知全能の神が直接裁きを下すんだ!ありがたく思え!!ははははははっ!」





10分後・・・


日向「ふぅ…、このくらいでいいだろう! 
神は6日分の働きをした。明日は安息日としよう。」スタスタ 









84: 2009/12/03(木) 04:03:05.59 ID:z4h9N676O

日向「さて、帰路につくか…。」スタスタ 








日向「あぁ…月の光さえも神を祝福してくれているようだ…。」スタスタ 




警官「ん…!?なんだアイツ?えっ!?全裸!!?」

87: 2009/12/03(木) 04:43:05.88 ID:z4h9N676O

‐ネルフ内警備室‐


警備員「しゅ…主任!!ちょっと来てください!!」

主任「ん!?どうした?」

警備員「今、24日の21時からの映像を確認していたんですが…オペレーションルームでこんな事が…。」


主任「な…なんだこいつは!?どうして全裸なんだ?」


警備員「分かりません…。でも全裸になる前はネルフ職員の制服を着ていたので、ネルフ職員です…。」


主任「う~ん、今はほとんどの部署が停止している。明日、朝イチでこの映像を人事部に送れ!誰か分かったらすぐに諜報部に知らせろ。」


警備員「わかりました。」


88: 2009/12/03(木) 04:59:02.91 ID:z4h9N676O

警官「おい!君!!止まりなさい!」


日向「ん…?何だお前は!?」 


警官「それはこっちの台詞だ!何で裸なんだ!?」


日向「神が裸で何が悪い!!!」 


警官「神…?何を言っているんだ君は!?ちょっと署まで来なさい!」グイッ 


日向「何人たりとも神を束縛する事は出来ない!!」ドガッ 


警官「ぐほっ!!貴様よくも…ぐわっ!」ドスッ



ボスッ バキャ ドガッ 




日向「神に逆らうからだ…。」

95: 2009/12/03(木) 05:39:43.32 ID:z4h9N676O

日向「早く帰って休も……あれ?」フラッ 



ドタッ




日向「う~ん…痛てて…ん!?えっ!!?あれれ!!!?」 











日向「ナゼハダカノママソトニイルノ??マサカ…マサカ…!!」ガタガタ 


96: 2009/12/03(木) 06:00:31.91 ID:z4h9N676O

日向「まさか…酔った勢いでそのまま外に出ちゃったのか…!?事後の片付けは…!?服は…!?」 






日向「落ち着け、マコト。冷静になって考えるんだ…。ここはどこだ……………この道は…いつもの帰り道だ!!よかった!」




日向「とにかく家に帰ろう!まずはそれからだ…。」

97: 2009/12/03(木) 06:08:36.14 ID:z4h9N676O


コソコソ 


ササッ 




日向「ふぅ…。やっと家に着いた。誰にも見つからなくてよかった!全裸での行動って意外と楽し…じゃなくて家の鍵、鍵…鍵………。………服の中だ…。」




日向「くそっ!時間を消費しただけかよ…。また見つからないようにネルフ行かなきゃ…。」


98: 2009/12/03(木) 06:24:27.15 ID:z4h9N676O


タッタッタッ

日向「はぁ…はぁ…よく考えたら、僕はあそこまでどうやっていったんだ!?」

「ネルフ本部は非常口からならなんとか外に出られるけど、はぁ…はぁ…ジオフロントから出るには限られたルートしかない…。もし平然とリニアに乗ってたら……考えるだけで恐ろしい…。」 



日向「急がないと夜があける…!!」


109: 2009/12/03(木) 12:35:32.71 ID:z4h9N676O


タッタッタッ 


日向「もう深夜だから、リニアは運行してなかったが…はぁ…はぁ…まさか線路を走ってジオフロントにいくなんて誰も考えつかないだろう…多分。」 




タッタッタッ




日向「しかし…広すぎる…。はぁ…はぁ…もう1時間近く走り続けてるのになかなか下に着かな……ん…!?」 



日向「あの先に見える光は……!?しまった!線路点検中だ!!………どうする…!?」

112: 2009/12/03(木) 13:14:14.76 ID:z4h9N676O

日向「なるべく見られないようにしなくては…。
…まずは点検車両の占拠だ…!」




作業員A「ったく…クリスマスの夜勤はつらいぜ!」


ガチャ  ギィィ 



作業員A「ん?なんd…!?うほっ!いい男!!やらな…」日向「ホァタァーッ!!!」ドスッ 


作業員A「はぅ…!?」ドサッ 



日向「さて…照明スイッチは…。」


113: 2009/12/03(木) 13:23:41.83 ID:z4h9N676O



日向「……あった!これだ。」バチン 



フッ 


作業員B「…ん!?おい!何やってんだ!?
照明消えて何も見えねーぞ!!」






日向「(……今だ!!)」ササッ 


115: 2009/12/03(木) 13:36:17.11 ID:z4h9N676O



タッタッタッ 


日向「ふははは!どうだ!作戦通りだ!!このまま……はっ!!!」ビクッ 






日向「車両の占拠に夢中で服を奪うの忘れてた……!!!」




日向「ええい、後戻りする時間は無い!
悔しいが服は諦めて走ろう。」



現在の時刻午前3時42分 


117: 2009/12/03(木) 14:06:37.88 ID:z4h9N676O

冬月「ふぅ…。今年のクリスマスも徹夜でしてしまったわい…。我ながらまだまだイケるな! 
さて、シャワーを浴びたらみんなが来ないうちに毎年恒例の“全裸での発令所掃除”でもやるか。」 





‐ネルフ本部前‐


日向「やっと…ゼェ…ゼェ…着いた…!!」



日向「あそこの非常口が入ろう。」


120: 2009/12/03(木) 14:40:47.04 ID:z4h9N676O


タッタッタッ 



日向「みんなが来る前に着いてよかった!まずは作戦室に行こう。」



‐作戦室‐

日向「!!…やっぱりそのままだったか! 
でも服はちゃんとある。さっさと着て処理しなければ…。」 


‐シャワー室‐

冬月「あぁ…さっぱりしたな。では、ボチボチ発令所に行くかな!」


121: 2009/12/03(木) 14:58:30.48 ID:z4h9N676O

‐ネルフ内廊下‐


冬月「やはり全裸での行動は気持ちいいな。 
この興奮こそワシの若さの源かもしれん…。」 


冬月「身も心も軽いから走りたくてたまらないが、去年腰を痛めたからやめておくか…。」スタスタ 



‐作戦室‐


日向「うぉぉぉぉ!!?葛城三佐の椅子のシミがとれないぃぃぃ!!??」ゴシゴシ 


124: 2009/12/03(木) 15:27:57.75 ID:z4h9N676O

‐作戦室‐

日向「まだ少し気になるが、さっきよりは薄くなった。
次は多分発令所だな。」



‐諜報部‐

諜報部員A「それで、人事部からの結果は?」

諜報部員B「はい、映像に映っていたのは中央作戦司令部作戦局第一課の日向マコト二尉です。」 

諜報部員A「現在の日向二尉の所在は?」 

諜報部員C「現在、ネルフ本部作戦室から発令所に向かっています。」 

諜報部員A「よし、これより日向二尉を拘束する。碇総司令にお伝えしておけ。」

諜報部員C「了解。」


126: 2009/12/03(木) 15:58:02.10 ID:z4h9N676O

‐発令所前廊下‐


冬月「…着いた。さぁ、あの独特の静けさとひんやり感の中で掃除をするか…。」

ウィーン ガシュ 


プ~ン 

冬月「…んっ!?なんだこの匂い…。こ…これは一体!?」



‐ネルフ内廊下‐


日向「俺は発令所で何をしたんだろう…。」



127: 2009/12/03(木) 16:08:55.91 ID:z4h9N676O

‐発令所内‐


冬月「なんだこれは!? 
青葉君の机にうんこが…!?
碇の椅子にも…!!一体誰が…。」 




ウィーン ガシュ 


日向「あれ?なんだこの匂い!?……………あっ!!!!副司令!!!」ドキッ


冬月「!!!!(まずい…。)」



135: 2009/12/03(木) 18:57:15.83 ID:z4h9N676O


日向「ふ…副司令…何故全裸…に!?(この状況は……。)」


冬月「あわわわ……こ…これには、ふ…深い訳が…。」オロオロ 



日向「(この発令所の光景…もし仮に俺がこれをやっていたとしても、今なら全てを副司令に被せる事が出来る…!!?)」



138: 2009/12/03(木) 19:25:44.24 ID:z4h9N676O


日向「まさか…これ全部、副司令が…?」



冬月「ち…違う!!やったのは私じゃない…。私はただ……ただ………。」


日向「…ただ…何ですか?(フッ…この状況下ではどんな言い訳も通用する訳が無い…。悪いが副司令。あんたを利用させてもらう!!)」ニヤリ 



140: 2009/12/03(木) 19:48:56.61 ID:z4h9N676O


冬月「私は…その…掃除に……。」


日向「掃除!?ははっ…笑わせないでください。その格好のどこが清掃スタイルなんですか?
言い訳するならもっとマシな事言ってくださいよ!」 

冬月「……!?ほっ…本当だ!!疑うなら監視カメラを見たまえ!!」


日向「監視カメラがなんだと言うんd………はっ!!!(しまった!!カメラの事忘れてた!!)」 


冬月「(ん…!?監視カメラの話をした途端、明らかに動揺したぞ…。まさか……。)」



3: 2009/12/03(木) 22:16:49.36 ID:z4h9N676O


冬月「では質問するが、君は何でここに来たんだ?(もしかして、こいつが犯人かもしれない…!)」


日向「(くそっ…。ばれるかもしれない…!?)露出狂の上司に教える事はありません!」 


冬月「なんだとっ!?お前…!!」

日向「おっと!騒ぐなら、諜報部を呼びますよ…!(これくらい脅せば…。)」


ウィーン ガシュ 

諜報部員「すみません、諜報部の者ですが…。」


冬月&日向「(ホントに来たーーッ!!!???)」


6: 2009/12/03(木) 22:31:42.13 ID:z4h9N676O


冬月「お…終わった……。」ガクッ 


日向「諜報部員さん!あの変態を拘束してくださいよ!!(これで俺の勝ちだ…!)」


スッ 


諜報部員「…作戦局第一課の日向マコト二尉ですね…?」 


日向「え…?あぁ、はい。」キョトン 



諜報部員「司令部までご同行願います。」 





日向「!!!!何故だ!!?」


9: 2009/12/03(木) 22:50:41.32 ID:z4h9N676O


日向「どう考えても怪しいのはあっちだろ!?どこに目ぇつけてんだ諜報部!!」



諜報部員「ですが…拘束命令はあなたに出ています。副司令には出ていません。しかし……この場合、副司令にも任意ですが、同行していただきます。」




冬月「もういい…後は野となれ山となれ…。」



12: 2009/12/03(木) 23:11:35.43 ID:z4h9N676O



25日午前7時54分 
‐発令所内‐ 



青葉「うわっ!!?何だ?誰か俺の椅子にうんこしやがった!!」

葛城「ちょっと~誰?作戦室のあたしの椅子にシミを付けたの!!!」

伊吹「今日のココア、ちょっと苦いです…。」 

葛城「あぁっ!?碇司令の椅子にも…!!」

青葉「誰がやったんだ…?」

伊吹「みんな被害にあうなんて…。」



赤木「……特に何もない…。」

13: 2009/12/03(木) 23:34:03.09 ID:z4h9N676O


‐司令室‐



碇「……日向二尉。何故ここにいるのか、わかるか?」



日向「いえ、分かりません…。」


碇「昨日、発令所で何をしていた?」

日向「……仕事です。…お言葉ですが総司令、質問は副司令にするのが妥当かと…。」

碇「……ここに昨日の21時からの発令所の映像がある。」


日向「!!!」


15: 2009/12/03(木) 23:50:44.39 ID:z4h9N676O


ピッ 


『 日向「今宵は全国の馬鹿たちに代わって、俺がネルフの馬鹿どもに裁きを下してやるぜ!!ひゃはははは!!」』 


日向「………ぐっ!!」ブルブル



『日向「もう、こんな事が出来る俺は神に等しい存在かもしれない…。いや!絶対に神だ!!」』 


ピッ 


碇「……次は誰が裁きを受けるか、分かるだろう。」 
日向「…すみませんでした!!ほんの出来心と言うか…!!」

碇「もう君に用はない…。失せろ。」

日向「………」


17: 2009/12/04(金) 00:20:40.27 ID:0BkoCzxhO


日向「長い間…お世話になりました…。」
スタスタ 

ウィーン ガシュ 



冬月「…日向二尉の行動は実に興味深かったな…。」 
碇「ああ。」

冬月「絶望的な状況でも、諦めず生き抜こうとする姿。 
我々が忘れかけていた、真の生命力を彼は持っていたのかもしれん…。」





碇「………ところで冬月。いつまで全裸でいるつもりだ?」

‐END‐


18: 2009/12/04(金) 00:23:26.92 ID:gnDaGz4l0
乙wwww
全裸とはいえ掃除しようとする冬月さんはいい人だ

19: 2009/12/04(金) 00:25:20.68 ID:GRt+hVqKO
乙wwww
案外落ち着いた終わり方だったなww

引用元: 綾波「性の6時間って何かしら…」