紬「どうしたの？みんな」ﾆｺｯ

律「いや、どーしたもこーしたも・・・ムギ正気か？」

澪「ムギ、冗談にもいい冗談と悪い冗談があるぞ」

紬「冗談なんかじゃないわ～」ｼｬﾗﾝﾗ♪

唯「うっ・・おにぎりうええくさいよお・・・うえええん」

梓「唯先輩っっ！！大丈夫ですか！！」

紬「あらぁ唯ちゃん大丈夫？まっててね、今取り分けるわ♪」

唯「いやぁ・・・いやぁ！！やめてよムギちゃんっ！」

律「おいこらムギ！！！！！」ｶﾞﾀﾝｯ

紬「なにかしら」ﾆｺｯ

梓「唯先輩こっちに・・・！」ｸﾞｲｯ

唯「うええええあずにゃあああんっっ」

澪「ムギ・・・いったいどういうつもりだ・・・？」

紬「・・・ツムギが例えてあげる」

律澪「？！」

紬「ツムギがキラキラ光るダイアモンドなら、あんたたちは尿結石」

唯「ビエエエエエエエエエッッ」

梓「唯先輩っ！聞かなくていいです！ううっ」

紬「みんなにはずぅ～～っとずぅ～～っとムカついてたの～」

律「おまえ・・・ムギ、ちょっとこっちこい」ｶﾞﾀﾝｯ!!

澪「り、律ッ！！」

紬「やめてよりっちゃん」

律「一体どういうつもりだよ！！！毎日ニコニコ笑ってやさしいムギはどこにいっちまったんだよ！！」机ﾀﾞﾝｯ！

紬「うふふ　やだぁりっちゃん、そんなに怒らないで？」

唯「うえぅう・・・ふだりどもっっ・・ううっやめてよぉおお！！」

紬「ピーピーうるさい池沼は黙っててね、唯ちゃん」

唯「えひっ？！」ﾋﾞｸｯ

梓「な、な、なんですかその言い方！！我慢なりませんムギ先輩！！」

澪「なんてこと言うんだよムギ！！唯に謝れ！！！」

紬「ふぅ～～・・・あのねぇ　もうイヤなの」ﾆｺｯ

唯「えぐっ・・・えぐっ・・」ｽﾞﾋﾞｽﾞﾋﾞ

澪「何がイヤだって言うんだよムギ！いままでみんなで仲良くやってきたじゃないか！？」

梓「そうですよ・・・ムギ先輩いったいどうしちゃったんですか・・・ううっ」ｸﾞｽｯ

律「・・・」ｷﾞﾘｷﾞﾘｯ

梓「許せません・・・ムギ先輩！！何とか言ったらどうですか！」

紬「・・・梓ちゃん。ツムギが例えてあげる。ツムギが優雅な白鳥なら、あなたはゴミ箱を漁るゴキブリ」

梓「なっ・・？！」

紬「あはは！！」ｸｽｸｽ

澪「いい加減にしろ！！！」

紬「ツムギが例えてあげる。ツムギが舞台で輝くプリマドンナなら、澪ちゃんはその舞台に投げられる紙テープ」

澪「・・・ッ！」

律「すまんムギ。少し痛むぞ」ﾊﾟｼﾝｯ!!!

紬「んな・・・りっちゃん・・・」

律「やりすぎだ。ムギ。」

唯「みんだっ・・ながよぐぅうう・・・うわああああん」

澪「律・・・」

梓「律先輩・・・。あっ唯先輩こっちへ・・・」

唯「ひっくひっく　やだよおこんなのやだよお！！！！ムギちゃんどうしちゃったのさぁあ！ながよぐ・・・ながよぐ・・しようよ！！」

律「唯・・・」

紬「・・今日はもう帰るわね。おさきに～～」

律「おい！！ムギ！話はまだ終わってな」

バタン！

律「ムギのやつ・・・」

澪「いったん冷静になろう・・・みんな席に着くんだ」

唯「ひぐっ！うんっ・・みおぢゃんっ」ｽﾞﾋﾞｽﾞﾋﾞ

梓「おにぎり・・・捨てておきますね、いま新しくお茶を淹れます」

澪「おう　ありがとう梓」

律「ったく・・・どうしちまったんだよムギのやつ・・・っく」ｼﾞﾜ

澪「律・・・」

澪「とにかく落ち着こう　冷静にならないと話し合いもできないよ」

律「そうだな澪・・・。ほらっ！唯も泣きやめ～～くすぐっちゃうぞー！」

唯「うんっごべんね・・！泣いてばっかでううっ　ﾁｰﾝ！」

梓「みなさんお茶はいりましたよ」

唯「ありがとぉ～～！あずにゃんっ」

律「さんきゅー！梓！」

澪「ありがとう梓、じゃあ落ちついたところで始めようか」

澪「じゃあこのムギの異変だけど・・・心当たりとか・・ある人は？」

唯「ないよ・・・ぜんぜんっ思いつかない・・」

律「そうだな・・・そんな兆候今までみじんもなかったな」

梓「ありませんね・・・　　あっ！！」

澪「どうした梓？なにか思い出したのか？」

唯「あずにゃん！？言ってごらん！？」

律「聞こうか梓」

梓「いえ・・・思い違いかもわかりませんが・・・最近ムギ先輩わたしたちより早めに帰っていきませんでしたか？」

律「あ～～そういわれりゃそうだな、最近揃って帰ってなかったかもしれない」

澪「ああ、わたしはムギはてっきりバイトだと思っていたけど・・・」

唯「えっとえっと・・・そうだね！この1週間ぐらいムギちゃんと帰ってないかも！」

梓「ですよね・・・わたしはたまたまですが、お迎えの車に乗っていくムギ先輩を見かけることが多かったです」

澪「ふむ・・・」

唯「ムギちゃんにきっと・・・なにかあったんだよ・・！」

律「うん・・・そうだな。あんなやさしいムギが豹変するなんて絶対になにかあるよな」

澪「こうなったら原因を突き止めよう！」

梓「はいですっ！突き止めましょう！！」

律「んじゃ明日から作戦結構だーっ！とりあえず今日はもう遅い、帰ろうぜ」

唯「うんっ　そだねっ！憂がしんぱいしてるよぉ」

律「おーーっし！解散！かえっぞー！！」

次の日　教室

律「おはよーーーっす！」ｶﾞﾗｯ

澪「おはよ律」

唯「りっちゃんおはよぉ～おそいよお」

律「へへっ　すまんっ！んでムギは・・・？」

澪「それが・・・来てないんだ」

唯「おやすみなのかもムギちゃん」

律「あぁ・・まあ昨日あんなことあった後だしな」

ｶﾞﾗｯ

紬「おはよぉ～～」

唯「あっ・・ムギちゃん・・お、おは、おはよ！！！！」

律「ちーっすムギ」

澪「お、おはよムギっ！あ、あの」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

さわちゃん「ほぉ～らみんなあ席についてえ！HRはじめるわよぉ」

紬「・・・♪」

唯「（ムギちゃん何にもなかったみたいにふつうな様子・・・）」

澪「（ムギ普通だな・・・）」

律「（んーーわかんね・・・ムギ・・）」

ﾎﾟｲｯ　ｺﾂﾝｯ

唯「んっ！いててっ頭になにか・・・手紙・・？ムギちゃんからだ！！」

『唯ちゃんなんて特にきらいなの～。もう近寄らないでね、お馬鹿な唯ちゃん』

唯「っ？！う、う、ああ・・・う」ｼﾞﾜﾜﾜ



憂「この感じ・・・」ﾋﾟｸ

憂「（お姉ちゃん・・・今行くね）」ｶﾞﾀｯ

先生「ひ、平沢さん？今HR中よ？座りなさい」

梓「う、憂？」

純「憂すわりなよっ」ｺｿｺｿ

憂「」ｯﾀﾞﾝ！！

梓「飛んだ？！！？」

純「消えたっ？！！？」

3年2組教室

ﾄﾞｺﾞｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ!!!!!!!!!!!

澪「う、うおっ地震？！やだやだやだこわいこわいこわいこわい」

律「みんな机の下に隠れろ！！地震だ！！！」

ｷｬｰｷｬｰﾜｰﾜｰ

唯「（ううん・・・この感じ・・・）」

ﾄﾞｺﾞｫｵｵﾝｶﾞｯｼｬｰｰｰﾝﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷ

憂「お姉ちゃん泣かせる奴はどいつだァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！！！！！１１ｯﾗｧｱｱ」ﾄﾞｶｯ！

憂のワンパンで教室の壁全体に亀裂が入った

唯「う～い～～～～～！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

憂「おねえちゃんっ！！」ｷﾞｭｯ

憂「もう大丈夫だよっお姉ちゃん！わたしにつかまってて！」

唯「うんっでも教室は壊しちゃだめなんだようい～」

憂「ごめんねおねえちゃんっ！！」

唯「よしっ！ういはいいこだねえ～～」

憂「えへへ」

憂「ところでだ・・・・・お姉ちゃん泣かせたクソッタレのクズはどいつだ・・・あぁああああああ！！！！！！！」

紬「わたしよ、憂ちゃん」ｽｸｯ

憂「てめえかたくあん」ｷﾞﾛｯ

憂のひと睨みでけいおん部をのぞくクラス全員が失禁しながら泡を吹いて心臓麻痺で氏んだ
（和ちゃんはそれじゃ私生徒会行くから無事だった）

紬「ええわたしよ、わたしがひどいことしたの」

憂「言いたいことはそれだけか。じゃあな」

そのときであるよろけた紬のぽけっとから薬がいろいろぽろぽろおちたのである

唯「！　まってうい！！　これ・・ムギちゃん？」

紬「ばれちゃった・・・わね　ふふ」

唯「これは世界で１人ぐらいが発症するというぜったいしぬというあの病気のくすりだよー」

紬「そうよ唯ちゃん・・・わたし・・・」

律「ムギ！！まさか・・・だから・・おまえ・・」

紬「りっちゃんさすがね　わたしのことなんてすぐに忘れて欲しかったの・・・大事なみんなには・・・」

澪「むぎ・・・むぎいいい！！！」ぎゅぎゅー

唯「うい・・おねがいね」

憂「うんわしがなおしたる」えいや

紬「わーなおったー」

わーわー　みんなずっとなかよく暮らしたおわり