1: 2023/02/28(火) 00:09:01.57 ID:tf+ExYKJ.net
以下 のべりすと



栞子「え……い、いえ」

せつ菜「…………」

かすみ「…………」

侑(あーあ)

侑(これは地雷踏んだね。栞子ちゃんが彼氏持ちだったらどうする気なんだろ)

愛「なに? しおってぃーはいるわけ?」

栞子「……いませんよ」

璃奈「じゃあ、今度一緒にナンパされよう」

栞子「嫌ですよ……」

しずく「私はいましたよ。中三の時に付き
合い始めたんですけど、結局別れちゃいました」

2: 2023/02/28(火) 00:11:08.86 ID:tf+ExYKJ.net
侑「へぇ~意外だね」

しずく「そうですか? まぁ、私も若かったですから。ちょっとしたことで喧嘩してしまって……。そのまま自然消滅ですね」


歩夢「でも、付き合ってる間はその人のことが好きだったんでしょ?」

しずく「はい。本当に好きでした。だから、今でも時々思い出しますよ」

栞子「そうですか。しずくさんにもそんな時期があるなんて想像できませんでした」

しずく「それはどういう意味でしょうか!?」

栞子「ごめんなさい!」

かすみ「かすみんだって彼氏がいたことぐらいあります!……二年くらい前ですけど」

5: 2023/02/28(火) 00:12:48.93 ID:tf+ExYKJ.net
栞子「そうなんですか?」

かすみ「えっへん! その人は大学生で、すっごく大人っぽくてカッコいい人だったんですよ~。しかも、お金持ちで……」

侑「すごい人もいたものだねぇ」

かすみ「……今は全然連絡取ってないんですけどね」

侑(そりゃそうだよね)

侑(こんなポンコツと付き合う男がいるとは思えない)

かすみ「そういうしお子はどうなんですか? 彼氏いたんですか?」

栞子「わたしには……恋人がいたことはありません」

かすみ「ふふん♪ やっぱりしお子はモテなかったんですね~」

栞子「うぅ……」

愛「あっ! アタシ知ってる! 前に『恋人はいない』って言ってたじゃん!」

かすみ「あれ?……確かにそうかも?」

璃奈「それならどうして恋人はいなかったことになるの?」

かすみ「そっかぁ。しお子のことだから、また変な言い訳を考えてるに違いない」

栞子「あの、皆さん勘違いしていると思いますが――」

歩夢「じゃあ、好きな人はいたの?」

栞子「えっと……はい」

一同「おおぉ!!」

歩夢「どんな人!?」

栞子「とても優しい人でした。本の趣味もよく合っていて、初めて会った時から気が合いました。その人と過ごす時間はすごく楽しかったです。ただ……」

愛「ただ?」
栞子「……ある日を境に、その方との連絡が取れなくなってしまいました」
侑「……」

6: 2023/02/28(火) 00:13:47.68 ID:tf+ExYKJ.net
栞子「それからずっと会っていないのですが、きっともう別の誰かとお付き合いされているでしょうね。そもそも、わたしのことを覚えているかどうかすら怪しいです」

歩夢「……」

せつ菜「……」

かすみ「……」

璃奈「……」

愛「……」

しずく「……」

栞子「あの……皆さん黙られてますけど、どうかされたんですか?」

侑「いやー、栞子ちゃんにそんな人が居たとは思わなかったからさ」

栞子「別に隠していたわけではありませんよ」

侑「でも、本当に残念だよね。せっかく好きになった相手なのに」

栞子「はい。とても残念です」

侑「でも、栞子ちゃんがその人をまだ好きだっていう気持ちは変わらないんでしょ?」

栞子「もちろんです」

侑「だったら、その人を探し出して告白すればいいんだよ」

栞子「そんな簡単に見つかるはずがないですよ」

侑「そんなことないよ。もし見つからなくても、栞子ちゃんはまだ高校生なんだからいくらでもやり直しはきくじゃない。これから先、何十年も生きていくんだからさ」

栞子「……」

栞子「そうですね。いつか会えるといいですね」

8: 2023/02/28(火) 00:14:44.93 ID:tf+ExYKJ.net
栞子「ところで、侑さんはどなたか意中の方はいるんですか?」

侑「わ、私!?」

侑「私は……いないかな」

侑「高校に入ってからは勉強ばっかりで、恋愛どころじゃなかったし」

栞子「そうですか……」

侑「それに、今はみんなと一緒にいる方が楽しいからね」

栞子「……」

栞子「わたしも同感です」

侑「じゃあ、そういうことで。この話は終わり!」

栞子「はい!」

栞子(いつか会えるといいですね)


13: 2023/02/28(火) 00:27:46.87 ID:tf+ExYKJ.net
2週目

かすみ「かすみんは、居ませんでしたよ」

しずく「私も……。そういう話は聞かないですね」

璃奈「私はいたけど……今はもう別れてる」

愛「りなりーが!? 意外!」

栞子「えっと……わたしは、いました。中学三年生のときに……」

歩夢「へぇ~! 栞子ちゃんもやっぱり居たんだね。どんな人だったのか気になるなぁ……」

栞子「そうですか?……でも、あんまり面白くないと思いますよ。背が高くて、顔も悪くはないんですけど、ちょっとだらしない感じで……」

歩夢「そうなんだ……。でも、そういう人の方が付き合ってみたら良いかもよ。一緒にいて楽だったりするからさ」

栞子「そ、それは、そうかもしれませんけど……」

侑(あれっ?これってもしかして……)

14: 2023/02/28(火) 00:28:55.53 ID:tf+ExYKJ.net
侑(もしかしなくても、これはチャンスじゃない?)

侑(この話題なら、栞子ちゃんと仲良くなるきっかけを作れるんじゃないだろうか……)

侑(よし、決めたぞ。今度こそ話しかけよう!)

侑(そして、絶対に栞子ちゃんとお友達になろう!!)

侑(……なんて決意したのはいいんだけど、なかなかタイミングが掴めないんだよねぇ)

栞子「あの、みなさんはどうなんでしょうか?」

かすみ「かすみんは、スクールアイドル活動があったんで彼氏を作る暇なんかありませんでしたよぉ~」

しずく「あ、それじゃあ、私の方も同じかな。演劇部の練習があって忙しかったし」

璃奈「私も同じく」

歩夢「わたしは、別にいなかったよ」

侑(よし、いい流れだ……!)

侑「じゃあさ、この中で一番モテるのは誰だと思う?」

かすみ「そりゃ、もちろん、かすみんですよ!!」

歩夢「うーん……やっぱり、かすみちゃんじゃないかなぁ」

かすみ「ほら見てください! かすみんが一番ですよ!」

侑「いやいや、そんなことないと思うよ。だって、かすみちゃんって可愛いもん」

かすみ「ふふん♪ ようやく先輩にも分かってきたみたいですねぇ」

かすみ「まあ、しょうがないですね。ここは一つ、かすみんの魅力について語らせてあげましょうか」

16: 2023/02/28(火) 00:36:34.49 ID:tf+ExYKJ.net
2週目長くて収集つかなくなったから
ダメだわ
執拗に栞子と仲良くなろうとする侑が怖い感じになってる

15: 2023/02/28(火) 00:29:54.97 ID:oC7bJdbS.net
かすみが栞子にもですます口調になってるとか喋り方が本家と違うところはあれど面白いな
侑ちゃんが内心でなかなかひどいこと思ってて草

引用元: 歩夢「みんなって中学生時代は彼氏とか居たの?」