1: 2017/10/30(月) 00:21:14.08 ID:iY+WU1Rbo
未央「ふえあっ!?///」

卯月「ぷ、プロデューサーさん!?」

武内P「? はい、何でしょうか?」

未央「や、やばいよコレ! 本当に効いてるよ!」

卯月「はい……でも、まさか本当にかかるなんて……」

武内P「?」


凛「ふーん、私……催眠術の才能あったんだ」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) (電撃コミックスEX)

2: 2017/10/30(月) 00:24:18.66 ID:iY+WU1Rbo
未央「ちょ、ちょっともう一回確認していい?」

武内P「はい、勿論」

未央「私の魅力って、どういう所だと思う? 笑顔以外で!」

武内P「笑顔以外と言われたら、やはりドスOベボディですね」

卯月「き、聞いてるこっちが恥ずかしくなっちゃいます///」

未央「いやいや、真顔でドスOベボディって言われる私の方が恥ずかしいよ!///」


凛「……」

3: 2017/10/30(月) 00:26:57.25 ID:iY+WU1Rbo
未央「ドスOベって、私……そ、そんなにエOチかなぁ?///」

武内P「エOチと言うより、ドスOベと言う方が適切ですね」

未央「ぐ、具体的には?」

卯月「未央ちゃん!? つっこんで聞いちゃうんですか!?」

未央「しまむー……女は度胸だよ!」


武内P「そうですね、やはり15歳とは思えないバストサイズでしょうか」


未央「あ……う……///」

凛「……」

5: 2017/10/30(月) 00:31:43.97 ID:iY+WU1Rbo
武内P「本田さん」

未央「ひゃ、ひゃい!?」

武内P「最近の写真撮影でも感じていたのですが、スリーサイズが変わっていますね?」

未央「え、えっと……あはは」

武内P「公開しているプロフィールも更新しなければならないので、今後はきちんと報告を……」

未央「あ、うん」

武内P「ありがとうございます。言いにくいとは思いますが、ご協力をお願いします」

未央「……うーん、やっぱりプロデューサーって見てる所は見てるよねぇ」

卯月「でも、端から見ててもその、成長してるのわかりましたよ?」

未央「……マジで?///」

凛「……」

6: 2017/10/30(月) 00:36:21.78 ID:iY+WU1Rbo
未央「とりあえず、しぶりんの催眠術は本物みたいだね」

卯月「はい。だって、プロデューサーさんが、ど、ドスOベって言うなんて……///」

凛「……別に、思ってる事を包み隠さず話せって暗示をかけただけだよ」

未央「それでも凄いって! あ、でも、プロデューサーがかかりやすいってだけなのかも?」

卯月「そうだとしたら……ふふっ、なんだか可愛く思えちゃいます」

凛「……」


凛「そうかな。頭の中ではドスOベボディとか考えてたんだよ」


未央「お、おおう? なんだかしぶりんご立腹?」

凛「……別に、そんなんじゃないけど」

7: 2017/10/30(月) 00:40:33.60 ID:iY+WU1Rbo
卯月「で、でもほら! いい機会だと思うんです!」

未央「そうだねぇ。プロデューサーって、普段笑顔しか言わないもん」

凛「まあ、それは確かにそうだけど」

未央「ってことで、二人も聞いてみちゃいなよ!」

卯月「えっ? わ、私達もですか?」

卯月「未央ちゃん、なんだかテンションが高いです」

未央「ふふふ! 笑顔とドスOベボディが魅力だってわかったからね!」

卯月「もー! 未央ちゃんったら!」

凛「……」


凛「……」グッ

8: 2017/10/30(月) 00:43:38.17 ID:iY+WU1Rbo
凛「それじゃあ、どっちから先に聞く?」

卯月「え、ええと……」

未央「こういう時こそ、お姉さんの出番だと思うよ」

卯月「もう、こういう時だけお姉さん扱いするんですから!」

凛「ほら、卯月。はやく聞いてみなよ」

卯月「ええと、それじゃあ……ぷ、プロデューサーさん?」

武内P「はい、何でしょうか?」

卯月「私の……笑顔以外の魅力ってなんでしょうか?」


武内P「ドスOベボディです」


卯月「ふええっ!?///」

凛「……」

9: 2017/10/30(月) 00:48:49.16 ID:iY+WU1Rbo
卯月「そ、その、ええと……///」

武内P「島村さんには伝えていませんでしたが、最近ではファンの間でも注目が集まっています」

卯月「え、ええっ!?」

武内P「瑞々しく、肉感的で、本田さんとはまた違った魅力があります」

卯月「私の胸が注目されて……で、でも、アイドルだからそういうのは、はい///」


武内P「いえ、注目を集めているのは見事なヒップラインです」


卯月「お、お尻ですか!?///」

未央「ほほう、しまむーのお尻には私も注目していたのですよ」

卯月「み、未央ちゃん!?///」

凛「……」

10: 2017/10/30(月) 00:53:17.49 ID:iY+WU1Rbo
武内P「島村さん」

卯月「は、はい!」

武内P「島村さんのお尻には、貴女の魅力が沢山詰まっています」

卯月「う……うー///」

武内P「天性のものだけでなく、レッスンの中で培われているものも」

卯月「えっと、ダンスレッスンで引き締まってとか、そういう事でしょうか……?」

武内P「はい、努力は決して無駄にはなりません。これからも頑張ってください」

卯月「! はい!」


卯月「島村卯月、頑張ります♪」


凛「……」

11: 2017/10/30(月) 00:57:58.58 ID:iY+WU1Rbo
未央「……私が胸で」

卯月「……私がお尻」


凛「プロデューサー」


武内P「はい、どうしましたか、渋谷さん」

未央「……おおう、しぶりんは聞きたがらないと思ったけどサクッといったね」

卯月「でも、私もちょっと気になります」

凛「私の、笑顔以外の魅力って……何?」


武内P「そうですね……ピアスが似合っていると思います」


凛「……」

凛「……は?」

12: 2017/10/30(月) 01:02:59.50 ID:iY+WU1Rbo
凛「ねえ、流れがおかしくない?」

武内P「? 何が……でしょうか?」

凛「未央が胸で、卯月がお尻だよね」

武内P「はい、ドスOベボディだと、思います」

凛「うん、聞いてた」

武内P「はぁ……?」

凛「……」

武内P「……?」


未央「しまむー、私、今めっちゃ逃げたい……!」

卯月「わ、私もです……!」

13: 2017/10/30(月) 01:06:56.52 ID:iY+WU1Rbo
凛「聞き方を変えるよ」

武内P「? はい」

凛「私の魅力を、5つ答えて」

武内P「5つ、ですか」

凛「それくらい答えられるでしょ? あんた、私のプロデューサーなんだから」

武内P「それは……はい、勿論です」

凛「……!」


未央「5つって、弱気なのと強気なのが入り混じってるよね、これ」

卯月「10って言っても駄目だったら……ですもんね」

15: 2017/10/30(月) 01:13:51.10 ID:iY+WU1Rbo
武内P「まず、笑顔ですね。とても素晴らしい、良い、笑顔です」

凛「うん。で?」

武内P「そしてピアスです。クールな渋谷さんには、とてもよく似合って魅力が引き立っています」

凛「うん」

武内P「忘れてはならないのが歌唱力です。引き込まれる……そうですね、凄みを感じさせます」

凛「次」

未央「……ドキドキしてきた」

卯月「……心臓が飛び出そうです」

凛「……」


武内P「犬を可愛がっている姿も、普段とのギャップも相まってとても可愛らしいと思います」


凛「……っ///」

凛「つ、次!」

未央「あ、ちょっと嬉しかったみたいだね」

卯月「ですね。うふふ、凛ちゃん可愛いです」

16: 2017/10/30(月) 01:20:31.61 ID:iY+WU1Rbo
武内P「そうですね――」

凛「ちょ、ちょっとストップ!」

武内P「? はい」

凛「……さ、最近シャンプー変えてさ」

武内P「……すみません。言われて気づきました」

凛「い、良いよ別に、謝らなくて。……っと、スカートの丈って、アイドルだったらもう少し短い方がいいかな?」

武内P「そうですね……渋谷さんが、思う丈が一番かと」

凛「ふ、ふーん。そういうものかな」


未央「髪か……ふとももを褒めて欲しいのかな、あれ」

卯月「頑張ってください、凛ちゃん……!」

17: 2017/10/30(月) 01:24:51.73 ID:iY+WU1Rbo
凛「それじゃあ、今の会話を忘れないでよ」

武内P「はぁ」

凛「私の、5つ目の魅力って、何?」


武内P「実家が花屋という事でしょうか」


未央「ふわっとしちゃった」

卯月「ふわっとしちゃいましたね」

凛「……」

18: 2017/10/30(月) 01:32:23.99 ID:iY+WU1Rbo
  ・  ・  ・

武内P「……」

武内P「!? いつの間にか、時計が30分程進んでいる……?」

武内P「一体、何が――」


凛「ねえ」


武内P「っ!? し、渋谷さん……?」

凛「ちょっとさ、見てもらいたいものがあるんだけど」

スルッ

武内P「!? 渋谷さん、どうして服を脱ぎだすんですか!?」

19: 2017/10/30(月) 01:42:09.03 ID:iY+WU1Rbo
凛「プロデューサーが悪いんだよ」

武内P「わ、私が……!?」

凛「未央は胸、卯月はお尻」

武内P「服を……お願いします、渋谷さん! 服を着てください!」

凛「じゃあ、私は?」

武内P「その……ぴ、ピアスがとてもよく似合っていると思います……!」

凛「そういう事が聞きたいんじゃない!」

武内P「と、とても素晴らしい歌唱力ですし、あとは、い、犬とか花屋とか……」

凛「違う! あんた、全然わかってない!」


凛「私にも、ドスOベボディって褒める所見つけてよ!」


武内P「!?」

武内P「……!?」

20: 2017/10/30(月) 01:51:19.93 ID:iY+WU1Rbo
武内P「ど、ドスOベボディ……!? 渋谷さん、一体何を……!?」

凛「ほら、下着姿の現役女子高生アイドルだよ!」

武内P「いけません! 渋谷さん、いけません!」

凛「逃げないでよ! ちゃんと私を見てよ、あんたプロデューサーでしょ!?」


ガチャッ

ちひろ「おはようござ――」


凛「ほら、早く! 私のどこがドスOベボディか言いなよ! ほら! ほら!」

武内P「許してください! もう、もう許してください!」


ちひろ「……」


二人「……あっ」

23: 2017/10/30(月) 02:00:14.49 ID:iY+WU1Rbo
武内P「千川さん、助けてください!」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん?」

凛「――ねえ、ちひろさんはどう思う?」

ちひろ「はいっ!? と、いうか凛ちゃんどうして服を……!?」


凛「未央は胸、卯月はお尻で……二人はドスOベボディなんだってさ」

凛「それで、私のどこがドスOベか聞いても答えてくれないんだよ、プロデューサーは」

凛「だったら、こうするしか他に無いよね」


ちひろ「……成る程。わからないけど、わかりました」

24: 2017/10/30(月) 02:06:03.37 ID:iY+WU1Rbo
ちひろ「プロデューサーさん。ちゃんと答えてあげないと駄目ですよ」

武内P「せ、千川さん……!?」

ちひろ「女の子は、不安になっちゃう時もあるんです」

武内P「……」

ちひろ「言いにくい事かもしれないですけど……凛ちゃん、待ってるんですよ」

凛「……」

武内P「……そうなのですか、渋谷さん」

凛「……さっきからそう言ってる」

武内P「……わかりました」


武内P「渋谷さんのどこがドスOベか、お答えします」


凛「!」

凛「……さ、催眠術はもうきれてるよね……?」

ちひろ「えっ? 催眠術?」

25: 2017/10/30(月) 02:15:51.86 ID:iY+WU1Rbo
武内P「渋谷さん、私は今まで貴女と真剣に向き合っていなかったのかもしれません」

凛「……プロデューサーが鈍いのは知ってたよ」

ちひろ「凛ちゃん、催眠術ってなんですか?」

武内P「ですが、今回の件で今までの考えを改めました」

凛「もう……遅いよ」

ちひろ「凛ちゃん? ねえ、聞いてます? ねえ」


武内P「渋谷さん、貴女は立派なドスOベです」

凛「も、もう///プロデューサーったら///」


凛「……それで、私のどこがドスOベなのか教えて貰える?///」


武内P「頭です」



おわり

26: 2017/10/30(月) 02:25:35.45 ID:oZCSIybto
いいオチだな

27: 2017/10/30(月) 02:27:06.23 ID:iY+WU1Rbo
HTML化依頼出しておきます

引用元: 武内P「また、捕まってしまいました」