1: 2012/09/12(水) 21:23:32.58 ID:UBs8c0R70
える「そうですよね…思わせ振りな態度が多すぎましたよね」
える「本当にごめんなさい。いえ、折木さんは悪くないです」
える「わたし、折木さんの優しさに甘えてました。折木さんとずっと友達でいられたらいいな、って考えて…」
える「でも、そんな都合のいいことありませんよね」
える「本当にごめんなさい。いえ、折木さんは悪くないです」
える「わたし、折木さんの優しさに甘えてました。折木さんとずっと友達でいられたらいいな、って考えて…」
える「でも、そんな都合のいいことありませんよね」
11: 2012/09/12(水) 21:28:06.80 ID:UBs8c0R70
える「そういうわけで、折木さんとは付き合えません…」
折木「そ、そうか」
える「折木さんさえよければ、これからも友達でいてくれませんか?」
える「折木さんは、特別な友達ですから」
折木「あ、ああ。わかった」
折木「そ、そうか」
える「折木さんさえよければ、これからも友達でいてくれませんか?」
える「折木さんは、特別な友達ですから」
折木「あ、ああ。わかった」
14: 2012/09/12(水) 21:32:02.98 ID:4vqA5/FK0
翌日
折木「…」ボーッ
摩耶花「ねぇ!ねえ!どうだったの?」
折木「…ああ、伊原…か」
摩耶花「昨日したんでしょ?告白!」
折木「フラれた」
摩耶花「えっ!?」
折木「思わせ振りな態度ですみません、だとさ」
摩耶花「そ、そっか…」
折木「…」ボーッ
摩耶花「ねぇ!ねえ!どうだったの?」
折木「…ああ、伊原…か」
摩耶花「昨日したんでしょ?告白!」
折木「フラれた」
摩耶花「えっ!?」
折木「思わせ振りな態度ですみません、だとさ」
摩耶花「そ、そっか…」
22: 2012/09/12(水) 21:39:43.90 ID:ofRFVV9s0
摩耶花「私、絶対ちーちゃんはあんたのこと好きだと思ってた」
折木「俺だってそう思ってたさ。…自分で言うのもなんだが…」
摩耶花「これ、遊園地の招待券。折木とちーちゃんのカップル成立祝いにダブルデートしようってふくちゃんが貰って来てくれたんだけど」
摩耶花「そういう感じじゃなくなったね…」
折木「俺だってそう思ってたさ。…自分で言うのもなんだが…」
摩耶花「これ、遊園地の招待券。折木とちーちゃんのカップル成立祝いにダブルデートしようってふくちゃんが貰って来てくれたんだけど」
摩耶花「そういう感じじゃなくなったね…」
23: 2012/09/12(水) 21:42:38.28 ID:4vqA5/FK0
折木「そうだな…」
摩耶花「…」
折木「やはり俺には灰色が似合ってたんだ」
折木「色恋沙汰には手を出すなということか…」
摩耶花「ちょ、ちょっと折木!」
摩耶花「…」
折木「やはり俺には灰色が似合ってたんだ」
折木「色恋沙汰には手を出すなということか…」
摩耶花「ちょ、ちょっと折木!」
27: 2012/09/12(水) 21:49:41.09 ID:UBs8c0R70
摩耶花「あ、諦めちゃダメよ!」
折木「…」
摩耶花「私もふくちゃんから返事もらえるのにずっと長いことかかったんだから!」
摩耶花「折木も粘ればちーちゃんもきっと…」
折木「伊原…」
折木「里志の場合は、伊原への返事を”保留”していた」
折木「千反田の場合は明確な”拒否”だ」
折木「待ったところで結果は同じだ」
摩耶花「あ…」
折木「…」
摩耶花「私もふくちゃんから返事もらえるのにずっと長いことかかったんだから!」
摩耶花「折木も粘ればちーちゃんもきっと…」
折木「伊原…」
折木「里志の場合は、伊原への返事を”保留”していた」
折木「千反田の場合は明確な”拒否”だ」
折木「待ったところで結果は同じだ」
摩耶花「あ…」
29: 2012/09/12(水) 21:53:53.93 ID:ofRFVV9s0
里志「いえーい!」ガラッ
摩耶花「あ、ふくちゃん…」
里志「何暗い顔してるんだい摩耶花!ホータローにチケットはもう渡した?」
折木「里志…ありがとうな。気持ちだけ受け取っておく」
里志「どうしたの?」
摩耶花「あのね、ふくちゃん。落ち着いて聞いてね」
摩耶花「あ、ふくちゃん…」
里志「何暗い顔してるんだい摩耶花!ホータローにチケットはもう渡した?」
折木「里志…ありがとうな。気持ちだけ受け取っておく」
里志「どうしたの?」
摩耶花「あのね、ふくちゃん。落ち着いて聞いてね」
32: 2012/09/12(水) 21:59:20.98 ID:ofRFVV9s0
里志「…そうだったんだ。ごめん、ホータロー。僕受かれてたよ」
折木「気にするな」
摩耶花「…」
里志「…」
折木「…」
里志「で、でもさ!遊園地は行こうよ!古典部みんなで何かするってのは今までもずっとあったんだしさ!」
折木「気にするな」
摩耶花「…」
里志「…」
折木「…」
里志「で、でもさ!遊園地は行こうよ!古典部みんなで何かするってのは今までもずっとあったんだしさ!」
33: 2012/09/12(水) 22:01:57.49 ID:ofRFVV9s0
える「こんにちは」ガラッ
里志「あ、千反田さん!ちょうどいいところに!」
摩耶花「いまね、私たち4人で遊園地行こうって話してたのよ!」
里志「そうなんだ!ちょうど招待券が4枚てに入ったからさあ!」
える「そうなんですか」
える「でもいいんですか?福部さん、摩耶花さんと二人でいきたいのでは?」
里志「あ、千反田さん!ちょうどいいところに!」
摩耶花「いまね、私たち4人で遊園地行こうって話してたのよ!」
里志「そうなんだ!ちょうど招待券が4枚てに入ったからさあ!」
える「そうなんですか」
える「でもいいんですか?福部さん、摩耶花さんと二人でいきたいのでは?」
35: 2012/09/12(水) 22:04:48.60 ID:ofRFVV9s0
摩耶花「何いってるの!ふくちゃんと二人でいきたいならわざわざ声かけないって!」
える「まあたしかに、そうですね」
里志「そうそう!」
える「折木さんは、行くんですか?」
折木「ア、アア!いくぞ?」
える「そうですよね」ホッ
える「では、皆さんで行きましょうか」
える「まあたしかに、そうですね」
里志「そうそう!」
える「折木さんは、行くんですか?」
折木「ア、アア!いくぞ?」
える「そうですよね」ホッ
える「では、皆さんで行きましょうか」
36: 2012/09/12(水) 22:08:02.38 ID:ofRFVV9s0
里志「決まりだね!じゃ、来週の日曜日、8時に駅前集合で!」
える「はい」
摩耶花「お、おー!」
折木「…」
える「楽しみですね!折木さん♪」
折木「だ、だなぁ…」
摩耶花(これで折木のこと好きじゃないなんて、信じられないわ…)
える「はい」
摩耶花「お、おー!」
折木「…」
える「楽しみですね!折木さん♪」
折木「だ、だなぁ…」
摩耶花(これで折木のこと好きじゃないなんて、信じられないわ…)
41: 2012/09/12(水) 22:13:28.57 ID:UBs8c0R70
当日
里志「ついたね!」
える「遊園地くるのはじめてです!」
折木「そうかー」
える「ほらほら、折木さん。もっと楽しそうにしてください!」ピタ
折木「!」
摩耶花(ちーちゃん、そりゃ罪だよ…そんなに引っ付いて…)
里志「ついたね!」
える「遊園地くるのはじめてです!」
折木「そうかー」
える「ほらほら、折木さん。もっと楽しそうにしてください!」ピタ
折木「!」
摩耶花(ちーちゃん、そりゃ罪だよ…そんなに引っ付いて…)
44: 2012/09/12(水) 22:17:03.65 ID:ofRFVV9s0
える「あっ!あれはなんですか!折木さん!」
折木「ジェットコースターだよ、知ってるだろ」
える「現物ははじめてみました!すごく大きいですね」
折木「そうだな」
える「乗りましょう!わたし、きになります!」
折木「怖いぞ…いいのか?」
える「わたし、どれくらい怖いのか体感してみたいです!」
折木「仕方ない、いくか」
える「はい!」
折木「ジェットコースターだよ、知ってるだろ」
える「現物ははじめてみました!すごく大きいですね」
折木「そうだな」
える「乗りましょう!わたし、きになります!」
折木「怖いぞ…いいのか?」
える「わたし、どれくらい怖いのか体感してみたいです!」
折木「仕方ない、いくか」
える「はい!」
45: 2012/09/12(水) 22:19:58.25 ID:UBs8c0R70
その後
里志「ふう、たくさん遊んだね」
摩耶花「そうね」
える「楽しいですね、折木さん」
折木「…ああ」
里志「最後に、あれに乗ろう」
摩耶花「観覧車ね」
える「うわあ、すごく高いです!」
里志「ふう、たくさん遊んだね」
摩耶花「そうね」
える「楽しいですね、折木さん」
折木「…ああ」
里志「最後に、あれに乗ろう」
摩耶花「観覧車ね」
える「うわあ、すごく高いです!」
47: 2012/09/12(水) 22:21:58.29 ID:UBs8c0R70
摩耶花「4人で乗ってもつまらないからさ!」
里志「え、僕と摩耶花で乗るの?ベタだなぁ」
える「ええっ」
摩耶花「そうじゃなくて!ちーちゃん、女同士で乗らない?」
折木「アッー!」
里志「え、僕と摩耶花で乗るの?ベタだなぁ」
える「ええっ」
摩耶花「そうじゃなくて!ちーちゃん、女同士で乗らない?」
折木「アッー!」
50: 2012/09/12(水) 22:24:09.72 ID:UBs8c0R70
車内
える「女同士とかいうから、びっくりしました」
摩耶花「たまにはいいでしょ?ほら、みて!さっきのったコーヒーカップがあんなに小さく見えるよ!」
える「すごいです!」
摩耶花「あ、あそこでキスしてるカップルがいるよ」
える「わわわっ!みてはいけないものをみた気分です」
える「女同士とかいうから、びっくりしました」
摩耶花「たまにはいいでしょ?ほら、みて!さっきのったコーヒーカップがあんなに小さく見えるよ!」
える「すごいです!」
摩耶花「あ、あそこでキスしてるカップルがいるよ」
える「わわわっ!みてはいけないものをみた気分です」
52: 2012/09/12(水) 22:26:05.33 ID:ofRFVV9s0
摩耶花「…」
える「摩耶花さん?」
摩耶花「…どうしてちーちゃんは折木を振ったの?」
える「!」
摩耶花「私にはちーちゃん達、相思相愛にみえた」
える「聞いたんですね…」
える「摩耶花さん?」
摩耶花「…どうしてちーちゃんは折木を振ったの?」
える「!」
摩耶花「私にはちーちゃん達、相思相愛にみえた」
える「聞いたんですね…」
54: 2012/09/12(水) 22:29:30.21 ID:UBs8c0R70
える「やはり、隠せないものですね」
摩耶花「えっ?」
える「わたしが折木さんのこと、好いているように見えるのは、仕方ありません」
える「わたし、折木さんのこと、好きですから…」
摩耶花「ええええっ!?」
摩耶花「えっ?」
える「わたしが折木さんのこと、好いているように見えるのは、仕方ありません」
える「わたし、折木さんのこと、好きですから…」
摩耶花「ええええっ!?」
57: 2012/09/12(水) 22:34:59.99 ID:UBs8c0R70
える「だから、嬉しかったんです。折木さんが告白してくれたとき」
摩耶花「じゃあどうして?」
える「付き合えないんです。わたし、わたし、婚約者がいますから…」
摩耶花「ええええええ」
える「だからこそ、ずっと友達で居たかったんです」
える「でも、それも叶いませんでした」
摩耶花「じゃあどうして?」
える「付き合えないんです。わたし、わたし、婚約者がいますから…」
摩耶花「ええええええ」
える「だからこそ、ずっと友達で居たかったんです」
える「でも、それも叶いませんでした」
69: 2012/09/12(水) 23:03:21.78 ID:ofRFVV9s0
える「摩耶花さん、どうしたらいいですか…」ひくっ
摩耶花「そんなの絶対おかしいよ」
摩耶花「ちーちゃんも折木も相思相愛なのに、付き合えないなんて!」
える「わたし、わたし、こんなに折木さんのこと好きなのに…」
える「折木さんにひどいこと言ってしまいましたぁ!」ビエエエン
摩耶花「そんなの絶対おかしいよ」
摩耶花「ちーちゃんも折木も相思相愛なのに、付き合えないなんて!」
える「わたし、わたし、こんなに折木さんのこと好きなのに…」
える「折木さんにひどいこと言ってしまいましたぁ!」ビエエエン
72: 2012/09/12(水) 23:06:22.26 ID:ofRFVV9s0
摩耶花「よしよし、ちーちゃん」
える「やっぱり、折木さん、よそよそしくなってました…」
える「もう昔みたいにはなれないんですね…」ヒック
摩耶花「婚約者が何よ!だったら折木と結婚すればいいじゃない!」
える「だめなんです。わたしは一人娘ですから…」
える「やっぱり、折木さん、よそよそしくなってました…」
える「もう昔みたいにはなれないんですね…」ヒック
摩耶花「婚約者が何よ!だったら折木と結婚すればいいじゃない!」
える「だめなんです。わたしは一人娘ですから…」
82: 2012/09/12(水) 23:35:16.43 ID:ofRFVV9s0
下車後
折木「お、おい千反田?目元が赤いぞ?」
える「あの、折木さん、お話があります」
折木「え?」
える「折木さん!わたし、わたし、折木さんのことが、好きです!」
折木「!?」
里志「!」ニヤリ
折木「お、おい千反田?目元が赤いぞ?」
える「あの、折木さん、お話があります」
折木「え?」
える「折木さん!わたし、わたし、折木さんのことが、好きです!」
折木「!?」
里志「!」ニヤリ
84: 2012/09/12(水) 23:37:43.73 ID:ofRFVV9s0
える「折木さんに嘘をつきました!」
える「わたしは婚約者がいます。だから折木さんとは付き合えません」
える「でも、でも…好きなんです。折木さんのことは、大好きです」
折木「千反田…」
える「どうしたら、いいで、しょうか?」
える「わたしは婚約者がいます。だから折木さんとは付き合えません」
える「でも、でも…好きなんです。折木さんのことは、大好きです」
折木「千反田…」
える「どうしたら、いいで、しょうか?」
89: 2012/09/12(水) 23:44:08.83 ID:ofRFVV9s0
える「わたしを、抱いてください…」
折木「えええっ!」
える「わたしに、折木さんを覚えさせてください」
折木「あ、ああ…」
折木「えええっ!」
える「わたしに、折木さんを覚えさせてください」
折木「あ、ああ…」
100: 2012/09/13(木) 00:21:36.34 ID:F7p4jKye0
折木「わかった、こい、える!」
える「は、はい!」
折木「絶対に離さない!妊娠させてでも俺のものにしてやる!」
える「ああっ、折木さん、いじわるです!」ポッ
END
える「は、はい!」
折木「絶対に離さない!妊娠させてでも俺のものにしてやる!」
える「ああっ、折木さん、いじわるです!」ポッ
END
101: 2012/09/13(木) 00:23:48.28 ID:mhSy0Hn30
イイハナシダナー
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