梓「とある科学の一方通行!」【前編】
367: ◆K9/2ozHM7s 2010/12/04(土) 19:22:40.67 ID:8VMW7oDO
一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「・・・なァ」

梓「なんですか?」

一方通行「・・・この階段長過ぎだろ」

梓「アナタの体力が無さ過ぎなだけです」

一方通行「能力使っていいか?」

梓「えっ?」

梓「私を置いてきぼりにするんですか・・・?」

一方通行「一緒に来ればいいだろォが」

梓「・・・まさか」

一方通行「しっかり掴まってろよ」

梓「えっ・・・ちょっと!?」
けいおん!Shuffle 2巻 (まんがタイムKRコミックス)

368: 2010/12/04(土) 19:23:17.65 ID:8VMW7oDO
一方通行「・・・一瞬で着いたじゃねェか」

梓「は、恥ずかしいじゃないですかっ!?」

一方通行「なンでだよ」

梓「そ、それは・・・」

梓「・・・!」カァァッ

一方通行「?」

梓「な、何でもないですっ!」

一方通行「・・・そォか」

一方通行「ほら、さっさと賽銭投げ入れに行くぞ」

梓「はいっ」

369: 2010/12/04(土) 19:23:54.48 ID:8VMW7oDO
梓「(・・・)」

梓「(晴れ着、着てみたんだけど・・・)」


一方通行「・・・」


梓「(特に気にしてない・・・)」

梓「(・・・はぁ)」

梓「(あんまり、意味無かったかな・・・)」

梓「・・・」

一方通行「何ボーッとしてンだ?」

梓「・・・別に、大した事じゃないです」

一方通行「?」

梓「ほら、お賽銭箱は向こうですよ」


梓「えいっ」ポイッ

一方通行「たった100円かよ」

梓「うるさいですっ」

梓「そういうアナタはどうなんですか?」

一方通行「勿論1万円札だろ」スッ

梓「えっ」

一方通行「金額は多い方がいいンだよ」

梓「まぁ、別にいいですけど・・・」

370: 2010/12/04(土) 19:25:01.60 ID:8VMW7oDO
カランカラン

梓「・・・」

一方通行「・・・」


梓「何をお願いしたんですか?」

一方通行「そンな事する訳ねェだろ」

梓「お賽銭の意味がないじゃないですか」

一方通行「そういうオマエはどォなンだよ」

梓「・・・」


梓「・・・秘密ですっ」


一方通行「それじゃ不公平だろォが」

梓「自分で考えて下さいよ」

一方通行「・・・分かる訳ねェだろ」

梓「じゃあ、もういいです」

一方通行「オイ」

梓「次は、おみくじですね」

371: 2010/12/04(土) 19:25:44.01 ID:8VMW7oDO
梓「私は・・・」

梓「・・・」

梓「あ、吉ですっ」

一方通行「俺は・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・大吉?」

梓「あっ、いいなぁ・・・」

一方通行「日頃の行いだな」

梓「それはないです」

一方通行「うるせェ」

一方通行「さァて、細かいのはどうなってるのk」


ズドォォォッ!!!


一方通行「・・・」

梓「・・・ビーム?」

一方通行「・・・」

一方通行「俺の・・・大吉が・・・」

一方通行「・・・ビームはあっちからだよなァ?」

梓「そうですけど・・・?」

一方通行「・・・」


一方通行「この俺に喧嘩売るとはいい度胸じゃねェか三下ァ・・・!!!」

372: 2010/12/04(土) 19:28:32.42 ID:8VMW7oDO
麦野「さっきのはわざと外しただけだからなァ!?」

フレンダ「ひぃっ・・・」

麦野「ったく、散々逃げ回りやがって・・・!」

麦野「クローン共にまで助けを求めるなんてなァ?」

フレンダ「やだっ・・・氏にたくないよぉ・・・」

フレンダ「むぎのぉ・・・お願いっ・・・」

麦野「はァ!?今更何言ったって無駄無駄」

麦野「ブチコロシ確定だフレンd」


一方通行「テメェこそ半頃し確定だクソババアァァァァ!!!」

373: 2010/12/04(土) 19:30:04.27 ID:8VMW7oDO
麦野「えっ?ちょっt」

一方通行「よォくも俺のおみくじをォォォォ!!!」

ズガァァァン!!!

麦野「おっと・・・!」

麦野「チッ・・・、邪魔すんじゃねぇぞクソガキがァ!!!」

ズドォォォッ!!!

麦野「ぎゃはははは!!!私の原子崩しの前じゃテメェみてぇな雑魚なんt」


一方通行「ざァ~ンねェ~ンでェ~したァ~!!!」


バキィッ!!!

麦野「あぐっ・・・!」

一方通行「どォしたどォしたァ!?」

麦野「テ、メェ・・・!!!」

麦野「調子に乗ってんじゃねぇぞクソガキがァァァァ!!!」

ドスッ!!!

麦野「くっ・・・ぅっ・・・!?」

一方通行「遅ェ!遅ェぞ三下ァ!!!」

麦野「はァ!?第四位様を舐めんじゃねぇぞォ!!!」

ドガッ!!!

麦野「ぐぁっ・・・!?」

一方通行「だから遅ェっつってンだろォが!この俺に挑むのなンざ100億年早ェ!!!」

麦野「テ、メェ、何様だァァァァ!?」


一方通行「学園都市第一位、一方通行様だァ!!!」

一方通行「よォく覚えておけよクッソババアァァァァ!!!」

374: 2010/12/04(土) 19:32:51.80 ID:8VMW7oDO
一方通行「・・・ふゥ」

麦野「」

フレンダ「・・・」

フレンダ「た、助かったぁぁ・・・」ヘナヘナ

一方通行「ン?」

フレンダ「あの・・・、ありがと・・・」

一方通行「別に、オマエに感謝される筋合いはねェよ」

フレンダ「でも結局、助けてもらった訳だから・・・」

一方通行「・・・勝手にしろ」

一方通行「じゃあな」

375: 2010/12/04(土) 19:33:29.52 ID:8VMW7oDO
梓「あっ、遅いですよっ!」

一方通行「あァ、悪ィ」

梓「・・・」

梓「・・・」ギュッ

一方通行「!?」

梓「私を、置いてきぼりにしないで下さいっ・・・」

梓「寂しかった、じゃないですか・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・悪かったなァ」

梓「・・・」

梓「・・・分かればいいんです」

一方通行「意外と寂しがり屋なンだなァ」

梓「うるさいですっ」

376: 2010/12/04(土) 19:34:09.97 ID:8VMW7oDO
一方通行「あァ、そォいえば・・・」

梓「?」


一方通行「晴れ着、結構似合ってンじゃねェか」


梓「・・・!」カァァッ

梓「そう、ですか・・・?」

一方通行「あァ、色気はねェけどな」

梓「一言余計ですっ」

一方通行「可愛いならそれでいいだろ」

梓「えっ・・・!?」

梓「か、か、可愛い・・・!?」

一方通行「?」

梓「ななな、何でもないですっ!」

一方通行「・・・そォか?」

梓「それより、そろそろ家に帰りますよっ」

一方通行「あァ、そうだな」

一方通行「家まで一っ飛びするか?」

梓「結構です」

一方通行「チッ・・・」

梓「ほら、行きますよっ!」

377: 2010/12/04(土) 19:35:11.37 ID:8VMW7oDO
~数日後~

フレンダ「それでさ、・・・!」

ミサカ「・・・」

フレンダ「結局、超かっこよかった訳よ!」

ミサカ「あの白もやしがですか?、とミサカh」

フレンダ「白馬の王子様だっての!」

ミサカ「・・・」

ミサカ「それで、ミサカに頼みたい事とは?」

フレンダ「あぁ、その事なんだけど・・・」

フレンダ「桜ヶ丘女子高等学校ってとこ、知ってる?」

ミサカ「一方通行が入り浸っている高校ですね、とミサカは確認します」

フレンダ「そう、それで・・・」


フレンダ「結局、そこへの編入手続きとかをお願いしたい訳よ」

378: 2010/12/04(土) 19:38:45.12 ID:8VMW7oDO
今日はここまでです

台本形式での戦闘シーンって難しい・・・

391: 2010/12/06(月) 23:37:14.47 ID:pdO6jwDO
憂「新学期だね~♪」

梓「純、冬休みの宿題やった?」

純「ううん、全然やってない」

梓「ダメじゃん」

純「大丈夫大丈夫、適当にごまかせば何とかなるって」

梓「そんなんだから成績が上がらないんでしょ」

純「うっ・・・」

純「そういえば、転入生が来るらしいよ!」

梓「この時期に・・・?」

憂「どんな人かな?」

純「あ、来た!」

392: 2010/12/06(月) 23:38:14.44 ID:pdO6jwDO
担任「は~い、皆さん席に着いて下さ~い」

担任「今日からこのクラスで一緒に勉強する事になった、転入生を紹介しま~す」

担任「ほら、入って入って」グイグイ

フレンダ「あ、はい」


純「(あ、なんか可愛い)」

憂「(綺麗な金髪だね~)」


フレンダ「学園都市から来た、フレンダです」

フレンダ「結局、このクラスになった訳なので、」

フレンダ「よろしくお願いしますっ」ペコッ

393: 2010/12/06(月) 23:39:17.95 ID:pdO6jwDO
担任「・・・では、朝のホームルームを終わりにしま~す」


純「ねぇねぇ!」

フレンダ「何?」

純「学園都市から来たって事は、超能力使えるの!?」

フレンダ「・・・学園都市の学生の6割は、無能力者」

フレンダ「結局、みんながみんな超能力を使える訳じゃない訳よ」

純「あ、なんかゴメン・・・」

フレンダ「別にいいよ、気にしてないし」

フレンダ「っていうか、まずはそっちも名乗るべきだと思うけど」

純「あぁ、私の名前は鈴木純だよ」

フレンダ「じゃあ、鈴木さん」

純「さん付けだなんてよそよそしいよ、純でいいって」

フレンダ「でも、『アイテム』だと名字で呼ぶのが普通だったから」

純「『アイテム』?」

フレンダ「学園都市の暗部組s・・・って、あんまり喋り過ぎると消されちゃうかも」

純「そんなに口軽くて大丈夫なの?」

フレンダ「ううん、そのせいでリーダーに消されそうになったし」

フレンダ「でも結局、あの人に助けてもらった訳よ」

純「あの人?」

フレンダ「一方通行っていうんだけど、知ってる?」

純「知ってるも何も・・・」

394: 2010/12/06(月) 23:40:27.02 ID:pdO6jwDO
純「学園祭の時に、ね・・・」

フレンダ「あれ?なんか地雷踏んじゃった?」

純「・・・あぁ、気にしなくていいよ」

フレンダ「そういえば、あの人がどこにいるか知ってる?」

純「うーん・・・」

純「とりあえず、放課後に軽音部の部室に行けば会えると思う」

フレンダ「それってどこ!?」

純「音楽準備室だけど・・・」

純「何でそこまで、一方通行の事を調べるの?」

フレンダ「それは・・・」


フレンダ「結局、私はあの人の事が大好きな訳よ」

395: 2010/12/06(月) 23:42:18.29 ID:pdO6jwDO
~放課後・部室~

一方通行「・・・」

ガチャッ

フレンダ「わ~い♪一方通行愛してる~♪」ダキッ

一方通行「!?」

一方通行「オマエ、あの時の・・・!?」

フレンダ「うん♪」

一方通行「(む、胸が当たって・・・!?)」

一方通行「つ、つーか離れろクソガキ!」

フレンダ「・・・♪」ギューッ

一方通行「オイ」

フレンダ「じゃあ、ちゃんと名前で呼んでくれるって約束してくれたら離れてあげる」

一方通行「・・・名前知らねェし」

フレンダ「はい、身分証明書」

つ『桜ヶ丘女子高等学校1年:フレンダ』

一方通行「分かったから離れろクソガk・・・フレンダ」

フレンダ「・・・もう一回」

一方通行「離れろフレンダ」

フレンダ「うん、じゃあ離れる」パッ

396: 2010/12/06(月) 23:43:30.82 ID:pdO6jwDO
フレンダ「あ、あのねっ」

一方通行「ン?」

フレンダ「ケーキ持ってきたから、一緒に食べない?」

一方通行「・・・どこで買った?」

フレンダ「え?普通のケーキ屋さんだけど・・・」

一方通行「じゃあいらねェ」

フレンダ「えっ」

一方通行「あの金髪の高級ケーキで舌が肥えてンだよ、今さら普通のケーキなンか食えるか」

フレンダ「・・・フレンダも金髪なんだけど」

一方通行「関係ねェし」

フレンダ「せっかく、奮発してちょっと高いの買ってきたのに・・・」

一方通行「そォか、残念だったなァ」

397: 2010/12/06(月) 23:44:34.46 ID:pdO6jwDO
フレンダ「なんか、フレンダにだけ冷たい・・・」

一方通行「当たり前だろ、いきなり馴れ馴れしくすンじゃねェ」

フレンダ「・・・」

フレンダ「結局、一方通行はフレンダの事が嫌いって訳・・・?」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・もしそォだったら、オマエはもう既にココにいないだろォが」

フレンダ「って事は・・・?」

一方通行「別に好きな訳じゃねェからな、『普通』って事だ」

フレンダ「結局、一方通行はツンデレって訳?」

一方通行「そンなに氏にてェのか、クソガk」

フレンダ「あ~!約束破った~!」

398: 2010/12/06(月) 23:46:43.10 ID:pdO6jwDO
一方通行「はァ?」

フレンダ「名前で呼ぶっていう約束っ!」

一方通行「やってられるかそンなもン」

フレンダ「じゃあ帰さないっ」ギュッ

一方通行「・・・」

フレンダ「そもそも、何でそんなに嫌がるの?」

一方通行「俺が名前で呼ぶ事なンかねェよ、せいぜい名字だ」

フレンダ「じゃあ、結局フレンダが第一号になるって訳よ」

一方通行「ふざけンなクソガk」

フレンダ「フレンダだってば!」

一方通行「うるせェクs」

フレンダ「フレンダっ!」

一方通行「・・・」

一方通行「あーもうメンドクセェ!名前で呼べばいいンだろ名前で!」

            ・・・・
一方通行「さっさと離れろフレンダァ!」


フレンダ「・・・」

フレンダ「はい、合格」パッ

一方通行「はァ・・・」

一方通行「大体、馴れ馴れし過ぎンだよオマエは」

フレンダ「・・・」

フレンダ「だって・・・」


フレンダ「結局、フレンダは一方通行の事が大好きな訳だから・・・」

399: 2010/12/06(月) 23:47:41.01 ID:pdO6jwDO
一方通行「!?」ドキッ

フレンダ「じゃあ、そろそろ帰るね」

フレンダ「フレンダなんかがいたら、邪魔みたいだから・・・」

一方通行「・・・ちょっと待て」

フレンダ「?」

一方通行「・・・なンか、いろいろ悪かったな」

フレンダ「いいよ、別に」


一方通行「明日の放課後、なンか奢ってやるよ」


フレンダ「ッ!?」

フレンダ「(こ、これってもしかして・・・!)」

フレンダ「(で、デートの誘い!?)」

フレンダ「(こんなの、結局断る理由なんて全く無い訳よ!)」


フレンダ「約束、だからね?」

400: 2010/12/06(月) 23:48:47.81 ID:pdO6jwDO
~部室前~

梓「・・・」

梓「えっ・・・」

梓「(私だって、名前で呼ばれた事一度もないのに・・・)」

梓「(向こうから、買い物に誘われた事だって、一度も・・・!)」

梓「・・・」グスッ

さわ子「あれ?梓ちゃんじゃない」

梓「先、生・・・?」

さわ子「どうしたの?」

梓「何でも、ないですっ・・・」

さわ子「でも・・・」

梓「放っておいて下さい・・・」

梓「もう、帰りますっ・・・」



さわ子「行っちゃった・・・」

さわ子「一方通行君も、罪な男ね~・・・」


417: 2010/12/11(土) 20:32:42.56 ID:KVVqB6DO
フレンダ「・・・」

フレンダ「・・・」

フレンダ「まだかなぁ・・・」



フレンダ「・・・」

フレンダ「・・・」

フレンダ「・・・ん?」


一方通行「・・・」スタスタ


フレンダ「・・・!」パァァッ

一方通行「よォ、待たせt」

フレンダ「一方通行ぁ~♪」ダキッ

一方通行「・・・」

一方通行「暑苦しい、離れろ」

フレンダ「やだ♪」ギューッ

一方通行「・・・はァ」

フレンダ「ため息つかないでよっ」

一方通行「うるせェクソガキ」

フレンダ「フレンダだってば!」

一方通行「ガキはガキだろォが」

418: 2010/12/11(土) 20:33:37.07 ID:KVVqB6DO
フレンダ「フレンダのどこが子供っぽいっていうの?」

一方通行「主に胸」

フレンダ「そ、それは・・・」

フレンダ「・・・」シュン・・・

一方通行「・・・」

一方通行「その割に足が綺麗だよなァ、オマエ」

フレンダ「・・・!」

フレンダ「ほ、本当!?」

一方通行「誰がそンな嘘つくかよ」

フレンダ「・・・!」パァァッ

フレンダ「じゃ、じゃあ行こっか!」

一方通行「あァ」

419: 2010/12/11(土) 20:34:35.52 ID:KVVqB6DO
一方通行「つゥかよォ」

フレンダ「なに?」

一方通行「・・・密着し過ぎじゃねェか、オマエ?」

フレンダ「そぉ?」

一方通行「あァ」

フレンダ「だってデートだもん」

一方通行「恋人同士でもココまでしねェだろ」

一方通行「大体、恋人同士じゃねェし」

フレンダ「フレンダは一方通行の事が大好きだよ?」

一方通行「・・・」

一方通行「俺が、恋愛なンかすると思うか?」

一方通行「まさに、『一方通行』だなァ」

フレンダ「・・・」

フレンダ「・・・でも」


フレンダ「いつか、振り向かせてみせるから」


一方通行「・・・」

一方通行「ま、せいぜい頑張りな」

420: 2010/12/11(土) 20:35:30.13 ID:KVVqB6DO
フレンダ「・・・」

フレンダ「あ、あのねっ」

一方通行「なンだァ?」

フレンダ「いつもより、頑張っておしゃれしてみたんだけど・・・」

フレンダ「どう、かな?」

一方通行「・・・」

一方通行「俺には、ファッションの事なンざ分かンねェよ」

フレンダ「・・・」

一方通行「・・・だけどまァ、」

一方通行「個人的な感想で言えば、悪くはねェと思うけどな」

フレンダ「・・・」

フレンダ「素直じゃないんだね」

一方通行「言ってろ」

421: 2010/12/11(土) 20:36:31.77 ID:KVVqB6DO
一方通行「で、どこ行くンだァ?」

フレンダ「遊園地」

一方通行「・・・はァ?」

フレンダ「だから、遊園地だってば」

一方通行「もォ夕方だぞ?」

フレンダ「うん」

一方通行「・・・」

フレンダ「・・・」

フレンダ「ダメ・・・かな?」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・好きにしろ」

422: 2010/12/11(土) 20:37:21.09 ID:KVVqB6DO
フレンダ「じゃあ最初は、ジェットコースター乗ろっか」

一方通行「・・・」

一方通行「2時間待ちって書いてあるンだが」

フレンダ「えっ」

一方通行「・・・」

フレンダ「・・・」

フレンダ「うーん・・・、お化け屋敷とか?」

一方通行「・・・」

フレンダ「あれ?もしかしてお化け苦t」

一方通行「な訳ねェし」

一方通行「幽霊だの妖怪だの、いる訳ねェだろォが」

フレンダ「じゃあ、行こっか」

一方通行「あァ」

423: 2010/12/11(土) 20:38:13.57 ID:KVVqB6DO
フレンダ「・・・」ギューッ

一方通行「・・・」

ガタガタッ!

フレンダ「ひゃあぁっ!?」

一方通行「・・・」

一方通行「オマエの方が怖がりじゃねェか」

フレンダ「だ、だっt」

リアジュウクタバレェェェェェ!!!

フレンダ「ひゃぅぅっ・・・!」

フレンダ「こ、こわいよぉ・・・」ウルウル

一方通行「・・・」

一方通行「・・・」ガシッ

フレンダ「ふぇ?」

一方通行「『最強』がいるっつゥのに、雑魚に怯えてンじゃねェ」

フレンダ「・・・」

フレンダ「・・・うんっ」

424: 2010/12/11(土) 20:39:01.94 ID:KVVqB6DO
フレンダ「やっと出られたぁ・・・」

一方通行「ったく、無理しやがって・・・」

フレンダ「・・・だって・・・」

一方通行「ガキが背伸びすンじゃねェっつゥの」

フレンダ「子供じゃないもん!」

一方通行「はいはい」

フレンダ「・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「で、次はどこにすンだァ?

フレンダ「うーん、次は・・・」

フレンダ「あれ、かな?」

425: 2010/12/11(土) 20:40:26.26 ID:KVVqB6DO
~数時間後~

フレンダ「ふぅ、楽しかったぁ♪」

一方通行「そォか、良かったなァ」

一方通行「最後は・・・、観覧車にでも乗るか?」

フレンダ「うん!」



フレンダ「(・・・)」

フレンダ「(もうすぐ、このデートも終わりかぁ・・・)」

フレンダ「(・・・)」

フレンダ「(・・・)」


フレンダ「(最後、頑張らなくっちゃ)」

426: 2010/12/11(土) 20:41:04.52 ID:KVVqB6DO
~観覧車内~

一方通行「・・・」

フレンダ「・・・」

フレンダ「綺麗・・・」

一方通行「・・・あァ」

フレンダ「・・・」

フレンダ「・・・あのね、一方通行」

一方通行「?」

フレンダ「私、その・・・」


フレンダ「一方通行の事、大好きだからっ」

427: 2010/12/11(土) 20:42:02.23 ID:KVVqB6DO
一方通行「・・・!?」ドキッ

一方通行「・・・そ、そォか」

一方通行「っていうか、最初っから散々言ってたじゃねェか」

フレンダ「うん、でも・・・」

フレンダ「こういうのって、ちゃんとした方がいいと思うから・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「女心は分かンねェなァ」

フレンダ「フレンダがレクチャーしてあげよっか?」

一方通行「却下」

フレンダ「・・・」

フレンダ「一方通行は、今日楽しかった?」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・まァ、そォだな」

フレンダ「・・・!」パァァッ

一方通行「・・・」

一方通行「ほら、そろそろ降りるぞ」

フレンダ「うんっ♪」

442: 2010/12/18(土) 19:45:48.50 ID:c4uVsADO
>>1です、21時ぐらいに投下したいと思います


恐らく、フレンダのターン!は一旦終了です

445: 2010/12/18(土) 21:04:43.97 ID:c4uVsADO
一方通行「・・・ン?・・・」

一方通行「チッ、寝過ぎたか・・・」

一方通行「・・・メモ?」


『憂達と一緒に買い物に行きます 梓』


一方通行「・・・」

一方通行「ったく、起こして一言言うぐらいしろよ」

一方通行「・・・飯もねェし」

一方通行「最近、アイツ機嫌悪ィなァ」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・部活か?」

一方通行「よし、一番暇そォなヤツに・・・」

446: 2010/12/18(土) 21:05:35.33 ID:c4uVsADO
律「あー、暇だなー・・・」

律「よし、澪でも誘って・・・」

プルルルル・・・ピッ!

律「澪~」

澪『ん?今は勉強してるから遊ぶのは無理だぞ』

律「何で分かるんだよ」

澪『いつもそうだろ』

律「・・・」

律「っていうか、勉強なんて後でいいじゃん」

澪『そんなんだから毎回テスト前に大変な事になるんだろ』

律「うっ・・・」

澪『じゃあな』

ブツッ

律「・・・」

447: 2010/12/18(土) 21:06:56.65 ID:c4uVsADO
プルルルル!

律「・・・ん?誰だろ」

律「もしもしー?」

一方通行『あァ、デコか?』

律「え?」

律「まさかのアクセロス?」

一方通行『コピペ伝説みてェな呼び方すンじゃねェぞオイ』

律「コピペ伝説?」

一方通行『トルネロス、ボルトロス、ランドロスの総s・・・ってそンな事はどォでもいいだろ』

律「あぁ、確かに」

一方通行『だからソレはどォでもいいっつってンだろォが』

律「分かってるって」

律「それで、何の用?」

一方通行『あァ、その事なンだけどよォ』


一方通行『最近、アイツがそっけないっつゥかご機嫌ななめっつゥか』

一方通行『部活でなンかあったのかァ?』

448: 2010/12/18(土) 21:07:53.13 ID:c4uVsADO
律「寂しいのか?」

一方通行『さァな』

律「否定はしないのか」

一方通行『うるせェ』

一方通行『で、なンかあったのか?』

律「いや、別に・・・」

一方通行『はァ?』

律「っていうか、他に心当たりない?」

一方通行『ン?あとはモップ頭ぐらいしか・・・』

律「いや、そうじゃなくて」

一方通行『だとしたら・・・いや、天然の妹がやらかすとは思えねェし・・・』

律「おーい、一方通行ー?」

一方通行『なンだァ?』


律「原因は、一方通行自身にあると思うんだけど」

449: 2010/12/18(土) 21:08:49.54 ID:c4uVsADO
一方通行『なンでだァ?』

一方通行『テレビは見過ぎねェよォにしてるし、飯は残さず食ってるンだが』

律「子供か」

一方通行『うるせェデコ野郎』

律「ニートのくせに」

一方通行『金はあるンだからいいだろォが』

律「そういう問題じゃないだろ」

一方通行『じゃあどォいう問題なンだよ』

律「社会常s・・・ってそうじゃなくて、」

律「とりあえず、最近やった事言ってみろよ」

一方通行『あァ、分かった』

450: 2010/12/18(土) 21:11:13.85 ID:c4uVsADO
☆一方通行日記★


1月1日


アイツと一緒に初詣に行く事になった
張り切って晴れ着を着ていたが、なンだったンだ?

俺のおみくじをビームで吹き飛ばしたクソババアがいたので、半頃しにした
一方通行様に歯向かうのなンざ百億年早ェ!

近くに金髪のクソガキがいたが、適当にあしらった


律「あぁ、ここでフラグ立てたのか・・・」

一方通行『フラグ?』

律「いや、何でもない」

451: 2010/12/18(土) 21:12:59.72 ID:c4uVsADO
1月○日


ケーキ目当てで音楽準備室にいたら、あの時の金髪のクソガキが入って来た

名前はフレンダというらしく、名前で呼べとうるさいので名前で呼ンでやった
いきなり抱き着いてくるなンてとんでもねェヤツだ

最後に、何かを奢る約束をした


律「ケーキ目当てかよ」

一方通行『当たり前だろォが』


1月□日


フレンダのヤツが、相変わらず引っ付いてくるので大変だった
カップルでもねェっつゥのによォ

結局、遊園地で過ごしたンだが・・・コレがデートっつゥやつか?
一方的とはいえ、生まれて初めてだなァ

最後の最後でフレンダのヤツに告白された
まァ分かってはいたが、流石の俺も少し緊張した

回答は保留

452: 2010/12/18(土) 21:14:50.03 ID:c4uVsADO
律『・・・はぁ』

一方通行「なンでため息つくンだよ」

律『いや、あまりにもアレだったから・・・』

律『っていうか、1つだけ聞いていいか?』

一方通行「なンだァ?」

律『梓は、一方通行の事どう思ってると思う?』

一方通行「別に、コレといった事はねェだろ」

一方通行「ただ同居してるだけだァ」

律『・・・そっか』

律『まぁ、最後に一言』


律『学園都市第一位っていうのは、世界で一番鈍感っていう事だったんだな』


一方通行「あァ!?ふざk」

ブツッ!

一方通行「・・・」

453: 2010/12/18(土) 21:16:05.92 ID:c4uVsADO
ピンポーン!

一方通行「ン?」

ガチャッ

フレンダ「えへへっ、来ちゃった♪」

一方通行「なンだ、オマエk」

フレンダ「わ~い♪一方通行愛してる~♪」ダキッ

一方通行「いきなりなンだァ!?」

フレンダ「え?」

フレンダ「スキンシップだけど・・・」

一方通行「なンでオマエとそンな事しなくちゃいけねェンだよ」

フレンダ「減るものじゃないんだから、別にいいもんっ」ギューッ

一方通行「休日にまで押しかけて来ンじゃn」

フレンダ「やだっ!」

一方通行「?」

フレンダ「土日の間ずっと会えないなんて、やだ・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「ったく、仕方ねェなァ・・・」ナデナデ

フレンダ「えへへっ♪」

一方通行「とりあえず、上がれ」

フレンダ「うんっ!」

454: 2010/12/18(土) 21:17:08.04 ID:c4uVsADO
梓「・・・」ジーッ・・・


一方通行「・・・」ナデナデ

フレンダ「・・・♪」


梓「・・・」

梓「・・・」ダッ・・・

ミサカ「待ちなさい、とミサカはアナタを制止します」

梓「・・・なん、ですか・・・?」

ミサカ「アナタはこのままでいいのですか、とミサカは尋ねます」

梓「・・・」

梓「私は・・・」


梓「そんなの、嫌、ですっ・・・!」


ミサカ「・・・」

ミサカ「やっと、決心が付いたみたいですね」

梓「・・・」コクッ

ミサカ「では、また・・・」

455: 2010/12/18(土) 21:17:50.09 ID:c4uVsADO
ミサカ「・・・ふぅ」

ミサカ「実に素晴らしい演技でしたね、とミサカは自画自賛します」

ミサカ「片方が圧勝しただけでは、面白みがありませんからね」

ミサカ「『中野梓とフレンダが、セ口リを巡って壮絶な戦いを繰り広げるようです』っと・・・」

ミサカ「さて、どうなるのやら」

ミサカ「気長に、見物させてもらいましょう」

470: 2010/12/19(日) 23:10:30.29 ID:FEMlBkDO
一方通行「ほら、もォ夜だぞ」

フレンダ「え~っ・・・」

一方通行「早く帰れっつゥの」

フレンダ「・・・やだ」

一方通行「なンでだよ」

フレンダ「夜道を1人で歩くの、怖いもん・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「仕方ねェ、送ってやるよ」

フレンダ「・・・ホント?」

一方通行「あァ」

フレンダ「・・・!」パァァッ・・・!

フレンダ「じゃあ、行こ?」

471: 2010/12/19(日) 23:11:10.14 ID:FEMlBkDO
一方通行「さァて、この辺でいいか?」

フレンダ「うんっ」

一方通行「じゃあな」

フレンダ「・・・」

フレンダ「ちょっと待って!」

一方通行「?」

フレンダ「・・・♪」ダキッ

一方通行「・・・」

フレンダ「・・・」ギューッ

一方通行「・・・」

一方通行「そろそろ、いいか?」

フレンダ「・・・うんっ」パッ

フレンダ「じゃあねっ♪」

472: 2010/12/19(日) 23:11:48.51 ID:FEMlBkDO
ガチャッ

梓「あっ、おかえりなさいですっ」

一方通行「ン?帰ってきてたのか」

梓「はいっ」

梓「ご飯、食べましょうか」

一方通行「そォだな」


一方通行「・・・」

一方通行「(いきなり機嫌良くなってるンだが・・・)」

梓「・・・」モグモグ

一方通行「(・・・まァいいか)」

一方通行「・・・」

梓「食べないんですか?」

一方通行「な訳ねェだろ」

一方通行「オマエこそ、もっと食わねェと成長しねェぞ」

梓「んなっ・・・!?」

梓「よ、余計なお世話ですっ!」

473: 2010/12/19(日) 23:12:28.56 ID:FEMlBkDO
一方通行「ごちそォさまでしたァー」

一方通行「・・・ン?」

梓「・・・」ブルブル

一方通行「どォした?」

梓「さ、寒いんですっ」

梓「エアコンが、壊れちゃったみたいで・・・」

一方通行「まァ、俺には関係n」

梓「・・・」ジーッ・・・

一方通行「?」

梓「・・・」


梓「・・・」ダキッ

474: 2010/12/19(日) 23:13:05.21 ID:FEMlBkDO
一方通行「!?」

梓「・・・」ギューッ

一方通行「オイ、なンだよ突然」

梓「・・・」

梓「・・・たまには、いいじゃないですかっ」

一方通行「・・・」

梓「甘えてみたくなる時だって、あるんですっ」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・そォか」

475: 2010/12/19(日) 23:13:50.60 ID:FEMlBkDO
梓「あ、そういえば・・・」

一方通行「?」

梓「来週の土曜日、空いてますよね?」

一方通行「当たり前だァ」

梓「じゃあ、買い物に付き合って下さいっ」

一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「・・・」

梓「・・・ダメ・・・ですか?」

一方通行「いや、オマエの方から誘ってくるとは思わなかったからなァ」

梓「じゃあ・・・!」

一方通行「あァ、OKだ」

梓「・・・!」パァァッ・・・!

一方通行「ほら、先に風呂入れ」

梓「はいっ」

476: 2010/12/19(日) 23:14:45.79 ID:FEMlBkDO
梓「ふぅ・・・、さっぱりしたですっ」

一方通行「・・・」

一方通行「(風呂上がりって、なンか色っぽいな・・・)」

梓「?」

一方通行「いや、なンでもねェよ」



一方通行「・・・ふゥ」

梓「はい、どうぞっ」

一方通行「?」

梓「お風呂上がりのブラックコーヒーです」

一方通行「あァ、ありがとよ」

477: 2010/12/19(日) 23:15:27.55 ID:FEMlBkDO
一方通行「さァて、そろそろ寝るか・・・」

一方通行「・・・って、オイ」

梓「?」

一方通行「俺がいつも寝てるソファーが、洗濯物で埋め尽くされてて寝れねェンだが」

梓「あっ、ごめんなさいです・・・」

一方通行「気にすンな、床でも寝れねェ事はねェし」

梓「でも・・・」

梓「・・・」


梓「・・・一緒に、寝ますか?」

478: 2010/12/19(日) 23:16:11.08 ID:FEMlBkDO
一方通行「!?」

一方通行「・・・オマエ、正気か?」

梓「はいっ」

一方通行「俺、男だぞ?」

梓「そんな事分かってます」

一方通行「流石に、男女が同じベッドで寝るっつゥのは・・・」

梓「・・・ライブ前夜に似たような事したじゃないですか」

一方通行「・・・」

梓「それに・・・」


梓「一方通行の事、信じてますからっ」

479: 2010/12/19(日) 23:18:00.33 ID:FEMlBkDO
一方通行「・・・」

一方通行「根拠もねェのに、人を信じるなンて馬鹿だなァ」

梓「・・・」

梓「根拠は、ありますっ」

一方通行「?」

梓「それは・・・、その・・・」

梓「私が、一方通行の事をs」

ブツッ!

梓「!?」

一方通行「・・・停電?」

一方通行「ちょっと、ブレーカー見てくるか」

480: 2010/12/19(日) 23:19:37.10 ID:FEMlBkDO
一方通行「・・・ふゥ」

一方通行「停電は収まったが、原因は分かンねェな」

一方通行「発電系能力者がいる訳でもねェし」

梓「そう、ですか・・・」

一方通行「で、さっき何言おうとしてたンだ?」

梓「それは、えっと・・・」

梓「・・・!」カァァッ・・・!

梓「な、何でもないですっ!」

一方通行「?」

梓「ほら、寝ますよっ!」

481: 2010/12/19(日) 23:22:02.69 ID:FEMlBkDO
一方通行「・・・なァ」

梓「なんですか?」

一方通行「オマエは、名前で呼ンでほしかったりすンのか?」

梓「・・・」

梓「当たり前ですっ」

一方通行「あずにゃン(笑)?」

梓「そっちじゃないです」

梓「梓っていう名前があるんですよっ」

一方通行「・・・」


一方通行「・・・梓?」

482: 2010/12/19(日) 23:22:40.84 ID:FEMlBkDO
梓「・・・!?」ドキッ

一方通行「やっぱ変だなァ、やめるk」

梓「・・・」ダキッ

一方通行「?」

梓「・・・変じゃないですっ」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・そォか?」

梓「はいっ」

一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「・・・」

梓「・・・」

梓「おやすみなさいですっ」

一方通行「あァ」

498: 2010/12/21(火) 23:00:21.72 ID:rPauM.DO
梓「・・・」ギュッ

一方通行「・・・なァ」

梓「なんですか?」

一方通行「なンで手ェ繋いでンだ?」

梓「そ、それは・・・」

梓「・・・」

梓「せっかくの、お出かけですからっ」

一方通行「・・・」

梓「嫌、ですか・・・?」

一方通行「・・・別に」

一方通行「好きにしろ」

499: 2010/12/21(火) 23:01:07.32 ID:rPauM.DO
一方通行「で、どォすンだ?」

梓「まず最初は映画ですっ」

一方通行「なンの?」

梓「これです」

つ『劇場版ポケットモンスターBW ミュウツーVSゲノセクト』

一方通行「・・・」

一方通行「もっと早く言えよ・・・」

梓「?」

一方通行「DS持ってきてねェだろォがァ!」

梓「あぁ、そういう意味ですか」

一方通行「オマエ、持ってきてたり・・・」

梓「もちろんですっ」

一方通行「」

500: 2010/12/21(火) 23:01:45.73 ID:rPauM.DO
一方通行「・・・」ズゥゥゥン・・・

梓「また来ればいいじゃないですか」

一方通行「配信目当てで二回目って廃人みてェじゃねェか・・・」

梓「ニートも似たようなもんじゃないですか」

一方通行「はァ・・・」

梓「ほら、始まりますよっ」



一方通行「あー、よく寝たァ」

梓「見てなかったんですか!?」

一方通行「あンなお子様向けアニメなンか見てらンねェよ」

一方通行「よく見てられたなァ」

梓「・・・」

一方通行「あァ、オマエもまだガk」

梓「高校生ですっ!」

501: 2010/12/21(火) 23:02:25.60 ID:rPauM.DO
梓「次は、セブンスミストに行きますっ」

一方通行「何言ってンだオマエ」

一方通行「わざわざ学園都市まで行くのか?」

梓「そんな訳ないです」

梓「最近、新店舗がこっち方面にオープンしたんですよ」

一方通行「へェ、そォなのか」

梓「はいっ」

一方通行「・・・ってちょっと待て」

梓「?」


一方通行「オマエのつっまンねェ服選びに付き合わされるって事ですかァ!?」

502: 2010/12/21(火) 23:03:11.16 ID:rPauM.DO
梓「つ、つまんないってどういう事ですか!?」

一方通行「だってそォだろ」

一方通行「オマエの私服、地味なのばっかじゃねェか」

梓「えっ・・・」

一方通行「まァ、クッソ真面目なオマエの事だ」

一方通行「服装なンて気にしてねェンだろうけどなァ」

梓「た、多少は気にしてますよ・・・」

一方通行「ホントかァ?」

梓「当たり前ですっ」

梓「・・・っていうか、いっつも同じような服着てるアナタに言われたくないです」

一方通行「微妙に色合いとか模様とかが違ェンだよ」

一方通行「一緒にすンじゃねェぞクソガキ」

梓「クソガキって言うなです!」

503: 2010/12/21(火) 23:03:55.03 ID:rPauM.DO
一方通行「はァ・・・」

一方通行「結局、来ちまったじゃねェか」

梓「そんなにがっかりしないで下さいっ」

梓「ほら、レッツゴーですっ」



梓「えっと、この服とかどうですか?」

一方通行「・・・」

梓「あとは、これとか・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「はァー・・・・・・」

梓「そ、そんなに大きなため息つかないで下さいよ・・・」

一方通行「相変わらず地味なの好きだなァ・・・」

梓「う、うるさいですっ!」

一方通行「悪い事は言わねェ、店員に聞いてみろ」

504: 2010/12/21(火) 23:04:44.62 ID:rPauM.DO
一方通行「オイ、そこのバイト店員」

姫神「・・・何?」

一方通行「このクソガキの服装について一言言ってやれ」

梓「よ、よろしくお願いしますっ」

姫神「分かった」

姫神「・・・」ジーッ・・・

梓「・・・」

姫神「・・・」ジーッ・・・

梓「・・・」

姫神「うん、大体分かった」

梓「ど、どうですか!?」


姫神「大人ぶってるつもりなのかもしれないけど、逆に変」

505: 2010/12/21(火) 23:05:26.04 ID:rPauM.DO
梓「ッ!?」ガーン!

一方通行「ケッ、ざまァみやがれ」

梓「・・・」シュン・・・

姫神「・・・」

姫神「ちょっと、来て」

梓「・・・?」



姫神「そんなに落ち込まなくて大丈夫」

梓「・・・」

姫神「はりきり過ぎて失敗するのは、よくある事」

梓「でも・・・」

姫神「だから、一から教えてあげる」

姫神「ついて来て」

506: 2010/12/21(火) 23:06:05.87 ID:rPauM.DO
~数時間後~

姫神「あ、いた」

一方通行「・・・やっと終わったかァ」

姫神「うん、思ったより早かった」

姫神「ほら、出てきて」

梓「あ、はいっ」ササッ

一方通行「!?」

梓「・・・」

梓「・・・どう、ですか?」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・まァ、悪くはねェな」

姫神「・・・とか言いつつ、『ヤベェ・・・コイツこンなに可愛かったかァ?』というのが彼の本心」

一方通行「ふ、ふっざけンじゃねェ!」

姫神「ほら、慌ててる」

一方通行「そンなに氏にてェかァ!?」

507: 2010/12/21(火) 23:06:54.95 ID:rPauM.DO
姫神「というか、代金」

一方通行「なンで俺に言うンだよ」

姫神「普通、こういう時は男が出すべき」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・出せばいいンだろ?」

つクレジットカード

姫神「うん、それでいい」

ピッピッ

姫神「はい、終わり」

一方通行「・・・チッ」

一方通行「ほら、帰るぞ」

姫神「・・・待って」

姫神「最後に、一言」


姫神「頑張って」


梓「はいっ!」

一方通行「?」

508: 2010/12/21(火) 23:07:50.13 ID:rPauM.DO
一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「・・・もォ夜だなァ」

梓「そうですねっ」

一方通行「飯、どォすンだ?」

梓「うーん・・・」

梓「レストランにでも、行きますか?」

一方通行「・・・」

一方通行「そォするか」

509: 2010/12/21(火) 23:08:50.92 ID:rPauM.DO
紬「いらっしゃいませ~!」

一方通行「」

梓「む、ムギ先輩!?」

紬「ココでバイトしてるの~♪」

梓「は、はぁ・・・」

紬「えっと、何名様ですか?」

一方通行「見れば分かるだろォが、2人だァ」

紬「喫煙席と禁煙席のどっちがいいですか?」

一方通行「タバコなンか吸う訳ねェだろ」

紬「じゃあご案内しま~す♪」

510: 2010/12/21(火) 23:09:34.63 ID:rPauM.DO
紬「ご注文は決まりましたか?」

一方通行「あァ」

一方通行「カレー1つとサーロインステーキ1つだァ」

紬「カップル限定の割引サービスがありますけど、どうしますか~?」

一方通行「はァ?ふざk」

梓「お願いしますっ!」

紬「かしこまりました~♪」

一方通行「オイ!?」

梓「や、安くなるんだからいいじゃないですかっ」

一方通行「・・・」

511: 2010/12/21(火) 23:10:26.83 ID:rPauM.DO
一方通行「・・・」バクバク

梓「・・・」

一方通行「・・・」モグモグ

梓「・・・」

一方通行「食わねェのか?」

梓「猫舌なんですっ」

一方通行「あずにゃン(笑)だからかァ?」

梓「それは関係ありませんっ!」



梓「ふぅ、食べ終わったです」

一方通行「遅ェなァ」

梓「う、うるさいですっ!」

一方通行「待たされる方の事も考えろ」

梓「うぅ・・・」

一方通行「ほら、さっさと会計済ませて帰るぞ」

梓「あ、はいっ」

512: 2010/12/21(火) 23:11:48.61 ID:rPauM.DO
一方通行「はァ、やっと帰宅かァ・・・」

梓「・・・」

梓「そんなに、つまんなかったですか・・・?」

一方通行「つまんねェとは一言も言ってねェよ」

一方通行「クソガキに振り回されンので疲れただけだァ」

梓「子供じゃないですっ!」

一方通行「ませてンじゃねェ」

梓「ま、ませてなんかないですっ!これが普通ですっ!」

一方通行「オマエってホント素直じゃねェよなァ」

梓「・・・お互い様ですっ」

一方通行「オイ」

513: 2010/12/21(火) 23:12:14.52 ID:rPauM.DO
梓「・・・」

梓「今日、楽しかったですか?」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・さァな」

梓「否定はしないんですねっ」

一方通行「言ってろ」

梓「私は、とっても楽しかったです」

梓「あの、その・・・」


梓「ありがとうですっ」


一方通行「・・・!?」ドキッ

一方通行「そ、そォか・・・」

梓「?」

一方通行「なンでもねェよ、さっさと帰るぞ」

梓「はいっ」

514: 2010/12/21(火) 23:14:56.04 ID:rPauM.DO
~数日後~


一方通行「さァて、今月の出費はどンぐらいに・・・」

『-210000円』

一方通行「はァ?」

一方通行「・・・!?」

一方通行「まさか・・・」

『-200000円 ←【セブンスミスト】
  -10000円 ←【その他】』

一方通行「」

一方通行「・・・あ、の、野郎ォ・・・!」


一方通行「ハメやがったなァァァァ!!!」



姫神「・・・ふふっ」

姫神「まんまと騙されるなんて、馬鹿な人」

姫神「これで、バイト代アップ」


姫神「・・・上条君へのプレゼント代、確保」

531: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:05:47.41 ID:GiuyO.DO
インデックス「とーま!とーま!」

上条「どうした?」

インデックス「クリスマスパーティーなんだよ!」

上条「残念ながら、上条さんにはそんな事をする余力は・・・」

インデックス「そうじゃなくて、招待状がポストの中に入ってたんだよ!」

上条「えっ?」

インデックス「コレを見ればいいかも!」

つ『ミサカネットワーク主催 クリスマスパーティーのお知らせ』

532: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:06:45.93 ID:GiuyO.DO
上条「宛先は・・・俺か」

『この度、ミサカネットワークはクリスマスパーティーを開く事になりました』

『命の恩人である上条当麻様も、是非お越し下さい』

『なお、場所はゴージャスプレミアムホテルのグランドホールとなっております』

上条「・・・」

インデックス「とーま!とーま!」

上条「・・・行きたいのか?」

インデックス「もちろんなんだよ!」

上条「・・・まぁいいか、入場券は2つあるし」

上条「よし、行くぞインデックス」

インデックス「レッツゴーかも!」

533: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:09:20.02 ID:GiuyO.DO
______________________








            インデックス  クリスマスパーティー
特別番外編 ~ と あ る 居 候 と 聖 夜 集 会 ~









______________________

534: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:10:07.78 ID:GiuyO.DO
上条「会場は・・・ココか」

インデックス「豪華絢爛な感じがするかも」

上条「・・・ん?」


美琴「・・・」


上条「(よし、見なかった事に・・・)」

美琴「無視すんなやゴルアアアア!!!」

上条「な、なんの事でせうか!?」

美琴「見なかった事にしようとしてたでしょうが!」

上条「毎回毎回電撃浴びせられてりゃそうなるだろ!」

美琴「うるさい!勝負よ!」バチバチッ!

上条「いきなりかよ!?」

535: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:10:52.86 ID:GiuyO.DO
上条「な、なんとか逃げ切れた・・・!」

インデックス「とーま、大丈夫?」

上条「あぁ、インデックスが天使に見える・・・」

インデックス「と、とーまが壊れたかも!」

ステイル「よし、ならば今のうちにトドメを・・・」

上条「なんでオマエまでいるんだよ!」

ステイル「必要悪の教会も、『上条勢力』とかいう勢力の一部なんだとさ」

ステイル「全く、僕がなんで君なんかと一緒にされなきゃいけないんだか・・・」

アニェーゼ「タダ食いできるんだからいいじゃないですか」

上条「げっ、アニェーゼまで!」

537: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:11:37.51 ID:GiuyO.DO
アニェーゼ「何ですかその言い方、それと・・・」


アンジェレネ「・・・っ!」

ルチア「・・・!・・・!」

五和「・・・!?」


アニェーゼ「他にもいますよ」

上条「なんで魔術サイドの方々まで招待されているのでせうか!?」

建宮「いやぁ、酔っ払って大声で喋ってたのが聞かれてしまったみたいなのよなぁ」

上条「オイ、何やってんだよ」

姫神「人数は多い方が。楽しい」

神裂「確かに、その通りですね」



御坂妹「では、クリスマスパーティーを始めます!、とミサカは高らかに宣言します!」

538: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:12:35.69 ID:GiuyO.DO
御坂妹「まず最初に、ミサカネットワーク代表の挨拶です」


打ち止め「こんにちは~!ってミサカはミサカは挨拶してみる!」


「え?子供?」

「厳密には。幼女」

「口リコンの会じゃねぇんですから・・・」


打ち止め「むーっ!子供じゃないもん!」

打ち止め「これでもミサカネットワーク内じゃ上位個体なんだから!ってミサカはミサカは自慢してみる!」

御坂妹「では、お時間ですのでこの辺で代表の挨拶は終わr」

打ち止め「と、とにかく楽しんでってね!ってミサカはミサカは最後の一言!」

539: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:13:24.31 ID:GiuyO.DO
インデックス「と、とーま!」

上条「ん?」

インデックス「こ、ココに置いてある食べ物全部食べていいのかな!?」

上条「あぁ、バイキングだからな」

インデックス「すごすぎるんだよ!まさに天国かも!」

上条「まぁまぁ、落ち着けインデッk・・・」

上条「って、もういねぇし」

御坂妹「あの・・・」

上条「?」

御坂妹「一緒に回りませんか?、とミサカはアナタを誘います」

上条「あぁ、いいぜ」

540: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:14:51.08 ID:GiuyO.DO
小萌「こんな豪華なパーティーに招待されるなんて、先生ちょっと驚きなのです」

吹寄「上条当麻と何かしら関係がある人は、ほぼ全員呼ばれてるみたいですけど・・・」

土御門「まぁ、せっかく来たんだからエンジョイするしかないにゃー」



ルチア「し、シスター・アニェーゼ!」

アニェーゼ「へ?何ですか?」

ルチア「あ、あれはもしや・・・?」


ガブリエル「・・・」


アニェーゼ「て、天使・・・!?」

541: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:16:36.44 ID:GiuyO.DO
インデックス「あーっ!ひょうかーっ!」

風斬「あっ・・・!」

インデックス「久しぶりかも!」

風斬「私の事、覚えててくれたの?」

インデックス「もちろん!」

インデックス「このパーティー、いろんな人が来てるみたいなんだよ!」

風斬「うん、だけど・・・」

風斬「明らかに怪しそうな人達まで・・・」


アレイスター「・・・(上条勢力・・・、警戒すべきか?)」

エイワス「ふむ、実に興味深い」

542: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:19:11.68 ID:GiuyO.DO
打ち止め「じゃあそろそろ、ビンゴ大会を始めまーす!ってミサカはミサカは・・・」


「どうせ。イカサマのオンパレード」

「何の力もない先生は、圧倒的に不利なのですよー」


エイワス「その心配はいらない」

エイワス「超能力、魔術共に使えないようにしておいた」


「(何者だアイツ・・・!)」

「(あのお方も、まさか天使・・・!?)」


エイワス「ふふっ、聞こえているよ」


「・・・!?」


エイワス「では、純粋なる運試しを始めようではないか」

543: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:20:19.78 ID:GiuyO.DO
打ち止め「じゃあ、最初の番号は・・・」

ガラガラ、コトン

打ち止め「23だよ!ってミサカはミサカは宣言してみる!」

打ち止め「次は・・・」



打ち止め「5番目の番号は・・・」

ガラガラ、コトン

打ち止め「18だよ!ってミサカはミサカは・・・」


エイワス「おや、ビンゴではないか」


「(あのお方自身は、イカサマできるという事なのでしょうか・・・)」

「(最低なヤツなのよな・・・)」


エイワス「ふふっ、聞こえているよ」


「「「「「「「「「「(氏ね!!!)」」」」」」」」」」

544: 2010/12/24(クリスマスイブ) 23:21:28.35 ID:GiuyO.DO
~数時間後~


御坂妹「ではそろそろ、パーティーを終了させて頂きます」

御坂妹「皆さん、気をつけてお帰r」

打ち止め「みんな!バイバ~イ!ってミサカはミサカはさよならしてみたり!」



上条「ふぅ・・・、終わりかぁ・・・」

インデックス「じゃあ、そろそろ帰るんだよ」

上条「そうだな・・・」

上条「(ビリビリに見つからないうちに・・・)」


美琴「やっと見つけた・・・!」


上条「げっ!?ビリビリ!?」

美琴「ビリビリ言うな!」

美琴「私には、御坂美琴って名前があんのよ!」

美琴「いい加減覚えろ!この馬鹿!」

上条「・・・」ソローリ

美琴「逃げようとすんなやゴルアアアア!!!」バチバチッ!!!

上条「うわあああああ!!!」


上条「ふ、不幸だぁぁぁぁ!!!」



~ F i n ~

554: 2010/12/27(月) 18:06:25.80 ID:oO3NVwDO
梓「じゃあ、行ってきます」

一方通行「ン?」

一方通行「また部活か?」

梓「いや、憂の家に行くだけです」

一方通行「あァ、だから私服だったのか」

梓「まだ地味・・・ですか?」

一方通行「いいや、最近は改善されてンだろ」


一方通行「なンか、可愛くなったよなァ」


梓「ふにゃっ!?」

梓「い、いきなり何ですかぁ!?」

一方通行「?」

一方通行「っつゥか、顔真っ赤だぞ?」

梓「ななな、何でもないです!」

梓「い、行ってきますっ!」

555: 2010/12/27(月) 18:07:43.65 ID:oO3NVwDO
梓「(あ、慌てて走り出してきちゃった・・・)」

梓「(バレてないといいけど・・・)」

梓「(もう、いきなり変な事言わないでよ・・・)」

梓「(・・・)」

梓「(でも、可愛いって・・・)」

梓「・・・えへへっ♪」

律「何一人でにやけてるんだよ、梓?」

梓「!?」

梓「り、律先輩!?」

律「どーせ、バレンタインの事でも考えてたんだろー?」

梓「そ、そんな事ないですっ!」

556: 2010/12/27(月) 18:08:36.78 ID:oO3NVwDO
律「じゃあ、このバッグの中身はなんだよ」

梓「そ、それは・・・」

律「『一方通行にチョコをプレゼントしたいけど、家で作るとバレちゃうから、どこか別の場所で作ろう』」

律「とまぁ、こんな感じだろ?」

梓「な、なんでそこまで分かるんですか!?」

律「名探偵りっちゃんに不可能はなーい!」

梓「ぜ、絶対に言わないで下さいよっ!」

律「分かってるって」

梓「絶対ですからねっ!」

律「はいはい」

557: 2010/12/27(月) 18:11:25.99 ID:oO3NVwDO
ピンポーン

憂「は~い、ちょっと待ってね~」

ガチャッ

梓「お邪魔します・・・」

憂「いらっしゃ~い♪」

梓「あれ?唯先輩は?」

憂「和さんの家で勉強会してるよ~」

梓「そっか、じゃあキッチン借りるね」

憂「どうぞ~♪」

梓「よーし・・・!」

558: 2010/12/27(月) 18:12:40.67 ID:oO3NVwDO
ピンポーン

フレンダ「はいは~い」

ガチャッ

絹旗「超お邪魔します」

滝壺「ふれんだ、久しぶり」

フレンダ「あれ?絹旗呼んだっけ?」

絹旗「超ヒマだったので」

フレンダ「バレンタインデー用のチョコを作ろうっていう集まりなんだけど」

フレンダ「好きな人いるの?」

絹旗「そんなの超いる訳ないです」

フレンダ「・・・はぁ」

フレンダ「結局、見た目小学生な絹旗には恋愛はまだ早いって訳ね」

絹旗「超中学生です!」

滝壺「大丈夫だよきぬはた、私はそんなきぬはたを応援してる」

559: 2010/12/27(月) 18:13:46.65 ID:oO3NVwDO
フレンダ「滝壺は・・・浜面にあげるんだっけ?」

滝壺「うん、もうキスもしたけど」

フレンダ・絹旗「「!?」」

滝壺「ふれんだは?」

フレンダ「私?」

フレンダ「もちろん、一方通行にあげるつもりだけど・・・」

滝壺「?」

絹旗「あぁ、滝壺はまだ超知りませんでしたね」

絹旗「フレンダは、一方通行の事が超大好きみたいですよ」

フレンダ「その通り!」フンス

滝壺「お互い頑張ろうね、ふれんだ」

フレンダ「うん!」

560: 2010/12/27(月) 18:16:28.92 ID:oO3NVwDO
絹旗「なんか、私だけ超置いてきぼりにされてるような気が超するんですけど」

フレンダ「仕方ないでしょ、まだ子供だし」

絹旗「その子供より、スタイルが超控えめなのはどこの誰でしょうかね」

フレンダ「うっ・・・」

滝壺「恋愛に遅いも早いもないよ?」

絹旗「でも遅すぎると・・・」

フレンダ「結局、遅すぎて氏んじゃうのが絹旗な訳よ」

絹旗「窒素パーンt」

フレンダ「わー!ごめんなさいごめんなさい!」

滝壺「ケンカはダメだよ、きぬはた」

絹旗「滝壺に言われると何故か超言い返せないです・・・」

フレンダ「それじゃ、そろそろチョコ作り開始ってな訳よ!」

561: 2010/12/27(月) 18:17:55.77 ID:oO3NVwDO
梓「えっと、まずはチョコとバターを溶かして・・・」

梓「次は卵に砂糖を・・・」

憂「梓ちゃん、卵は白身と黄身に分けた方がいいよ?」

梓「あ、そっか」

梓「それでよくかき混ぜて・・・っと」

梓「えっと、次は・・・あれ?白身は?」

憂「はい、どうぞ~♪」

梓「ありがと、憂」

梓「これを使って、こうやって・・・」

憂「あとは、全部混ぜて焼くだけだね♪」

梓「うんっ」

梓「上手くできてるかなぁ・・・」

563: 2010/12/27(月) 18:19:20.00 ID:oO3NVwDO
滝壺「卵に砂糖を・・・えいっ」

絹旗「あぁーっ!」

滝壺「どうしたの?きぬはた?」

絹旗「白身と黄身に分けないと超ダメですよ、白身は後で超使うんですから」

滝壺「そうなんだ・・・」

チーン!

フレンダ「わーい!焼けたー!」

フレンダ「ってあれ?なんか表面にブツブツが・・・」

絹旗「ちゃんとかき混ぜないからですよ、超やり直しです」

フレンダ「えぇー!」

絹旗「好きな人に、変なモノ食わせたいなら超ご自由にどうぞ」

フレンダ「それはダメ!」

絹旗「じゃあ超やり直して下さい」

564: 2010/12/27(月) 18:21:32.27 ID:oO3NVwDO
梓「できたっ!」

梓「どうかな!?憂!」

憂「うん、問題ないと思うよ?」

梓「やったぁ!」

憂「あとは、明日渡すだけだね♪」

梓「うん!」

憂「でも、ちゃんと素直に渡そうね?」

憂「『し、仕方ないからあげるですっ』」

憂「『あ、あくまでもコレは義理チョコですからねっ!』」

憂「とか言っちゃったらダメだよ?」

梓「・・・う、うん」


梓「明日は、頑張るよ」

565: 2010/12/27(月) 18:22:47.91 ID:oO3NVwDO
フレンダ「できたーっ!」

フレンダ「結局、私の手にかかればこんなもん・・・」

絹旗「滝壺の方が超早かったですけど」

フレンダ「・・・」

滝壺「大丈夫だよふれんだ、私はそんなふれんだを応援してる」

絹旗「何はともあれ、あとは明日超渡すだけですね」

滝壺「ありがとね、きぬはた」

絹旗「いえいえ、麦野のご機嫌取りに比べれば超楽ですよ」

滝壺「明日は頑張ろうね、ふれんだ」

フレンダ「もちろん!」


フレンダ「結局、明日が決戦の日な訳よ!」

566: 2010/12/27(月) 18:23:39.91 ID:oO3NVwDO
_________________________________









梓・フレンダ「「だって明日は、バレンタインデーなんだからっ!」」









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585: 2010/12/31(金) 11:25:34.40 ID:PQSlJoDO
急遽予定を変更して、
12時ぐらいになったら投下開始しますね

587: 2010/12/31(金) 12:01:02.62 ID:PQSlJoDO
では、投下開始しますね

588: 2010/12/31(金) 12:02:15.00 ID:PQSlJoDO
一方通行「・・・」

律「・・・」パクッ

唯「・・・」モグモグ

一方通行「・・・」

澪「・・・」パクッ

紬「・・・」モグモグ

一方通行「・・・」


一方通行「なァンで俺の分だけケーキが無いンですかァ!?」


唯「え?」

唯「だって、今日はバrむぐぐっ!」

紬「あとで分かると思うわ~♪」

一方通行「?」

一方通行「訳分かンねェし」

律「おっと、そろそろ来るぞ~」

一方通行「何がだァ?」

律「それは・・・」

589: 2010/12/31(金) 12:02:49.78 ID:PQSlJoDO
ガチャッ

フレンダ「一方通行ぁ~♪」ダキッ

一方通行「・・・あァ、フレンダか」

フレンダ「えへへ~っ♪」ギューッ

フレンダ「あのね・・・今日、バレンタインデーでしょ?」

フレンダ「だから・・・」ガサゴソ

一方通行「?」

フレンダ「はいっ、コレ!」

一方通行「なンだァ?」

フレンダ「フレンダからの、本命チョコ!」

一方通行「本命チョコ?」

フレンダ「本当に好きな人にあげるチョコの事だよ?」

フレンダ「だから、フレンダは一方通行にあげるっ♪」

一方通行「・・・そォか」

590: 2010/12/31(金) 12:03:26.32 ID:PQSlJoDO
一方通行「ま、どォせ中身は・・・」

一方通行「・・・ってオイ」

一方通行「結構、本格的なチョコケーキだなァ・・・」

フレンダ「すごいでしょ!」フンス

一方通行「あァ、見た目はな」

フレンダ「えへへ~っ♪」

一方通行「とにかく、問題は味だァ」パクッ

フレンダ「おいしい?どう?」

一方通行「・・・認めたくねェけど旨い」

フレンダ「でしょ!」

一方通行「オマエ、料理できたのか?」

フレンダ「ううん、できなかったけど・・・」

フレンダ「でも、一方通行のために頑張ったの」

一方通行「はいはい、よくできましたァー」

フレンダ「むーっ、子供扱いしないでよっ」

一方通行「まだガキだろ」

フレンダ「そんな事ないもん!」

591: 2010/12/31(金) 12:04:02.24 ID:PQSlJoDO
一方通行「・・・」パクッ

フレンダ「・・・」ジーッ・・・

一方通行「・・・」パクッ

フレンダ「・・・」ジーッ・・・

一方通行「・・・食いてェのか?」

フレンダ「・・・」

フレンダ「ちょっとだけ・・・」

一方通行「ほら、口開けろ」スッ

フレンダ「え?ちょっtむぐっ!」


唯律澪紬「「「「!?」」」」


フレンダ「い、今、あーんって・・・!」

一方通行「あーンとは言ってねェ、口に押し込ンだだけだ」

フレンダ「こ、これは一方通行に恋人認定されたって事でいいの!?」

一方通行「な訳ねェだろ」

フレンダ「え~っ!」

592: 2010/12/31(金) 12:04:42.73 ID:PQSlJoDO
一方通行「つゥかそろそろ帰れ、口に押し込むのもやってやっただろ」

フレンダ「じゃあ、連絡先教えて♪」

一方通行「今更かよ」

フレンダ「だって知らないんだもん」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・悪用すンなよ」

フレンダ「そんな事しないよ?」

一方通行「・・・」カキカキ

一方通行「ほらよ」スッ

フレンダ「ありがとっ♪」

フレンダ「毎日モーニングコールしてあげるからねっ!」

一方通行「ふざけンな、ゆっくり寝かせr」

フレンダ「じゃあね~っ♪」

593: 2010/12/31(金) 12:07:50.88 ID:PQSlJoDO
一方通行「ったく、騒がしいヤツだなァ・・・」

律「なぁ、一方通行」

一方通行「なンだァ?」

律「・・・二股なのか?」

一方通行「何言ってンだオマエは」

一方通行「フレンダのヤツが一方的に絡ンできてるだけだろォが」

一方通行「大体もォ1人は誰だよ」

一方通行「俺なンかを好きになる物好きはアイツぐらいしかいねェだろ?」


唯律澪紬「「「「えっ」」」」


一方通行「なンでそこでハモるンだよ」

唯「すごく身近にいるよ~?」

一方通行「はァ?」

594: 2010/12/31(金) 12:08:43.02 ID:PQSlJoDO
一方通行「(馬鹿4人はありえねェし、顧問のババアは論外だよなァ)」

一方通行「(ミサカ18782号か?いやソレはねェよ)」

一方通行「(天然の妹はシスコンだし、モップ頭は恐怖抱いてるはずだからなァ・・・)」

一方通行「(正月に半頃しにしたビームのクソババアも論外・・・)」

一方通行「(あとは・・・アイツか)」

一方通行「(・・・違うだろォな)」

一方通行「(つゥか、もォ候補いねェし)」

一方通行「・・・いなくねェか?」


唯律澪紬「「「「えっ」」」」


一方通行「つゥか、そンなに言うなら教えろよ」

律「それじゃ意味ないだろ」

一方通行「はァ?」

紬「もしかしたら、今日中に分かるかもしれないわ~♪」

一方通行「?」

595: 2010/12/31(金) 12:09:24.44 ID:PQSlJoDO
ガチャッ

梓「すみません、遅れました・・・」

一方通行「ン?遅かったじゃねェか」

梓「ちょっと、いろいろあったので・・・」

一方通行「いろいろってなンだよ」

梓「日直とか、係とか、掃除当番とか・・・」

一方通行「補習になったとかじゃねェのか?」

梓「それはないですよ、律先輩や唯先輩じゃありませんし」

唯「あずにゃんひどーい!」

律「中野ー!」

596: 2010/12/31(金) 12:10:02.03 ID:PQSlJoDO
紬「梓ちゃん、今日もミルクティーでいいの?」

梓「あ、はいっ」

紬「分かったわ~♪」

一方通行「『今日も』?」

紬「えぇ、最近毎日ミルクティーなの~♪」

一方通行「・・・?」

一方通行「身長でも伸ばしてェのか?」

梓「・・・」

梓「べ、別にいいじゃないですかっ」

一方通行「どォしたンだよ、急に」

梓「そ、それは・・・」

梓「・・・」

梓「まだ、秘密ですっ」

一方通行「なンでだよ」

梓「そのうち、分かりますよっ」

一方通行「・・・?」

597: 2010/12/31(金) 12:10:46.00 ID:PQSlJoDO
梓「それと・・・ちょっと、いいですか?」

一方通行「なンだァ?」

梓「えっと・・・あの・・・」

梓「こ、これ・・・」

一方通行「ン?」

梓「ば、バレンタインのチョコですっ!」

梓「義理じゃ、ないですからっ・・・」

一方通行「義理・・・じゃねェ?」

梓「つまり、その・・・」

梓「・・・」


梓「好きです、一方通行っ・・・」


一方通行「・・・!?」ドキッ

梓「あっ・・・す、すみませんっ」

梓「返事は、今じゃなくてもいいですからっ・・・」

一方通行「・・・あ、あァ」

598: 2010/12/31(金) 12:11:24.65 ID:PQSlJoDO
一方通行「ココで開けていいか?」

梓「ど、どうぞっ・・・」

一方通行「・・・」パカッ

一方通行「あァ、やっぱ完成度高ェなァ」

律「ほら、味見してみろよ~」

一方通行「うるせェ黙れデコ、言われなくてもそォするつもりだァ」

一方通行「・・・」パクッ

梓「ど、どうですか・・・?」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・旨い」

梓「・・・!」パァァッ

599: 2010/12/31(金) 12:12:02.39 ID:PQSlJoDO
一方通行「なンつゥか、俺の好みを正確に突いてンなァ」

梓「それは、その・・・」

梓「一方通行のためだけに、作りましたからっ・・・」

一方通行「なら、オマエが食ったらどォなるンだ?」

梓「?」

一方通行「ほら、口開けろ」スッ

梓「え?いや、私は・・・むぐっ!」


唯律澪紬「「「「!?」」」」


梓「・・・」モグモグ

梓「あ、おいしい・・・」

一方通行「オマエでも普通に食えンじゃねェか」

梓「そりゃあ、食べ物ですからね」

一方通行「・・・そォか」


一方通行「なンか、ありがとな」

梓「どういたしましてっ」

632: 2011/01/13(木) 00:05:34.23 ID:cAYFfDrDO
一方通行「・・・」

一方通行「パスポート、VIPライセンス、クレジットカード・・・」

一方通行「・・・よし、こンなもンか」

一方通行「さァて、そろそろ出発すr」

梓「・・・何やってるんですか?」

一方通行「!?」

一方通行「な、なンでもねェよ」

梓「余計気になります」

一方通行「オマエには関係ねェよ」

梓「関係なくないですっ」

一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「あー、はいはい、言えばいいンだろ?」


一方通行「今から、ちょっくら学園都市に行くだけだァ」

633: 2011/01/13(木) 00:06:10.51 ID:cAYFfDrDO
梓「え?」

一方通行「外の口座に、金を全部移すンだよ」

一方通行「向こうの口座は向こうでしか操作できねェからな」

梓「まさか、もう貯金が尽きてきてたりするんですか!?」

一方通行「安心しろ、それはねェ」

一方通行「つゥかまだ奨学金が振り込まれ続けてるっぽいしなァ」

梓「ニートなのに奨学金って・・・」

一方通行「ニートって言うンじゃねェ」

634: 2011/01/13(木) 00:06:45.80 ID:cAYFfDrDO
一方通行「ま、俺はそろそろ行くぞ」

一方通行「せいぜい留守番頑張れよ」

梓「・・・」

梓「・・・じゃあ」

一方通行「?」


梓「わ、私も一緒に行ってみたいですっ!」


一方通行「・・・」

一方通行「・・・オマエ、本気か?」

梓「もちろんですっ」


一方通行「・・・俺の側が一番危ねェって、分かっててもか?」


梓「・・・」

梓「・・・それでも、」


梓「私は、アナタが守ってくれるって信じてますからっ」

635: 2011/01/13(木) 00:07:19.60 ID:cAYFfDrDO
一方通行「・・・根拠もねェくせに、よくそンな事言えるなァ」

梓「確かに、根拠はないですけど・・・」

梓「自分が好きになった人の事は、信じていたいですからっ・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「俺には分かンねェ感覚だな」

梓「そのうち分かりますよ」

一方通行「何年先になる事やら」

梓「・・・できるだけ早いと、いいんですけどねっ」ボソッ

一方通行「?」

一方通行「とりあえず、もォ1回聞くぞ」

一方通行「本当に、行くのか?」

梓「はいっ」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・分かった」

梓「・・・!」パァァッ

一方通行「ほら、行くぞ」

梓「はいっ!」

636: 2011/01/13(木) 00:08:04.59 ID:cAYFfDrDO
一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「準備はいいか?」

梓「は、はいっ」

一方通行「振り向いたら、そこが学園都市だァ」

一方通行「3、2、1、・・・」


梓「・・・!」


一方通行「やっぱり、ポカーンとしてやがるなァ」

梓「だ、だって、変なマシンがいっぱい・・・!」

一方通行「外と中じゃ20年ぐらい差があるからなァ」

一方通行「例えば、この街の人間は人口栽培された食べ物じゃねェと逆に違和感を覚えたりする訳だ」

梓「へぇ・・・!」

一方通行「とにかく、まずは銀行に行って用を済ませるぞ」

梓「あ、はいっ」

637: 2011/01/13(木) 00:08:51.31 ID:cAYFfDrDO
一方通行「よし、これでこのクソッタレな街とは完全におさらばだなァ」

梓「こんなに凄いところなのにですか!?」

一方通行「そンな事言ってられンのも裏を知らねェうちだけだ、こンなの建て前でしかねェよ」

梓「で、でも・・・」

一方通行「ま、オマエは余計な事なンざ知らねェ方が身のためだ」

一方通行「どォせなら、学び舎の園にでも行くか?」

梓「?」

梓「何ですか?それ・・・」

一方通行「お嬢様エリアみてェなもンだ、第一位の特権で特別に入れてやろうか?」

梓「じゃあ、よろしくお願いしますっ」

638: 2011/01/13(木) 00:10:01.34 ID:cAYFfDrDO
梓「・・・」

梓「今の、半分脅迫じゃありませんでしたか?」

一方通行「第一位だから問題ねェよ」

黒子「そんな屁理屈通用しませんの!」

一方通行「ン?誰だァ、オマエ?」

黒子「ジャッジメントですの!」キリッ

一方通行「うわァ・・・メンドクセェ」

梓「ジャッジメントってなんですか?」

黒子「なっ・・・!?」

黒子「ジャッジメントを知らないんですの!?」

一方通行「コイツ初めてだからなァ、教えてやれよ」

黒子「こほん!では・・・」

639: 2011/01/13(木) 00:11:10.59 ID:cAYFfDrDO
梓「要するに、2つある警察のうちの1つって事ですか?」

黒子「ま、まぁそんなところですの」

梓「って、大変じゃないですか!?」

一方通行「はァ?丸ごとブッ潰せばいいだろォが」

梓「えっ」

黒子「!?」

一方通行「俺の能力はベクトル操作・・・って言えば、常盤台のお嬢様なら今どォするべきか分かるよなァ?」

黒子「・・・」

黒子「そうですわね・・・、残念ながらアナタに対抗できる人間はいませんの」

黒子「仕方ありませんわ、一時撤退ですのっ」ヒュンッ

640: 2011/01/13(木) 00:13:06.18 ID:cAYFfDrDO
梓「あれ?消えた・・・?」

一方通行「ただの空間移動だ、気にすンな」

梓「『ただの』って言える時点で凄いです」

一方通行「日常茶飯事だったからなァ」

一方通行「で、どォすンだ?」

梓「うーん・・・」

梓「えっと、あのケーキ屋さんとかどうですか?」

一方通行「あァ、あの店には学び舎の園限定のケーキがあるンだっけなァ」

梓「じゃあ、行きましょう!」

641: 2011/01/13(木) 00:13:44.95 ID:cAYFfDrDO
一方通行「・・・」

一方通行「買い過ぎだろ、オマエ・・・」

梓「だって、一度にたくさん食べたら太っちゃうじゃないですかっ」

梓「だから、買い置きしておくんですよ」

一方通行「取捨選択しろよ」

梓「できませんっ」

一方通行「・・・はァ」

一方通行「ホントにガキだなァ・・・」

梓「あっ!じゃあ次はあのお店に・・・」

一方通行「って、聞いてねェし・・・」

642: 2011/01/13(木) 00:14:44.19 ID:cAYFfDrDO
一方通行「満足したか?」

梓「はいっ!」

一方通行「そォか、だがなァ・・・」

一方通行「荷物持ちさせられる方の事も考えろ!能力使えば重くねェけどよォ!」

梓「~♪」

一方通行「って、また聞いてねェし!」

梓「ほら、置いてっちゃいますよ?」

一方通行「オイ待てクソガキィ!」

一方通行「全くよォ・・・」

一方通行「・・・でも、まァ」


一方通行「こォいうのも、悪くはねェな」

655: 2011/01/17(月) 21:02:41.20 ID:NYtpN6gDO
フレンダ「ねぇねぇ!」

一方通行「・・・」

フレンダ「ねぇってばぁーっ!」

一方通行「なンだよ」

フレンダ「あのね、一方通行っ」

フレンダ「今日、何の日か分かる?」

一方通行「3月14日」

フレンダ「そうじゃなくて、祝日とかそういう・・・」

一方通行「今日が祝日な訳ねェだろ、ボケ」

フレンダ「むーっ・・・、本当にわかんないの?」

一方通行「分かってたら答えてンだろォが」

フレンダ「ふっふーん♪じゃあ教えてあげよう!」

フレンダ「今日は・・・」

656: 2011/01/17(月) 21:03:15.34 ID:ck1sjmYDO
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フレンダ「ホワイトデーだよっ!」









____________________

657: 2011/01/17(月) 21:06:25.17 ID:qO6h6d6DO
一方通行「あァ、アレか」

フレンダ「ホントに知らなかったの?」

一方通行「そンぐらい知ってるに決まってンだろ」

フレンダ「嘘つかないでよぉ・・・」

一方通行「はいはい」

フレンダ「それでさ、その・・・」

一方通行「どォせ、菓子が欲しいンだろ?」

フレンダ「うん、でも・・・」

フレンダ「一方通行の手作りだと、もっと嬉しいなぁ~・・・♪」

一方通行「メンドクセェから却下」

フレンダ「ひどーい!」

一方通行「ほら、昨日コンビニで買ったビスケットやるからコレで・・・」

フレンダ「えっ・・・?」

658: 2011/01/17(月) 21:07:03.66 ID:VBJJjafDO
一方通行「なンだ?いらねェのか?」

フレンダ「・・・」

フレンダ「・・・ばかっ」ボソッ

一方通行「?」

フレンダ「・・・」

一方通行「おーい、フレンダさーン」

フレンダ「・・・」プイッ

一方通行「オイ、無視すンなって」

フレンダ「・・・」スタスタ


一方通行「・・・?」

659: 2011/01/17(月) 21:07:45.46 ID:iw06ZXUDO
一方通行「流石に、やり過ぎたか・・・?」

一方通行「なンも用意してなかったからって、有り合わせはマズかったな・・・」

一方通行「後で、ちゃンと埋め合わせしとかねェと・・・」

一方通行「・・・はァ」


梓「一方通行~!」


一方通行「ン?」

梓「えへへっ・・・♪」

一方通行「なンだよ、妙にニコニコしやがって」

梓「べ、別にいつも通りですっ」

梓「ほら、さっさと家に帰りますよっ」

一方通行「言われなくてもそォするっつゥの」

660: 2011/01/17(月) 21:08:26.83 ID:eIBV17kDO
梓「・・・」ジーッ・・・

一方通行「・・・」

梓「・・・」ジーッ・・・

一方通行「・・・」

一方通行「さっきからなンだよ」

梓「ふぇ?」

梓「あ、いや、何でもないですっ!」

一方通行「なンでもなくねェだろ」

梓「な、何でもないって言ったら何でもないんですっ!」

一方通行「ガキか」

梓「子供扱いするのはやめてください」

一方通行「じゃあどォしろと?」

661: 2011/01/17(月) 21:09:08.20 ID:ChPa1wqDO
梓「・・・」

梓「す、少しは、・・・その」

一方通行「?」

梓「1人の女性として、見てもらいたいっていうか・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「突然何言ってンだ、オマエ?

梓「えっ?」

一方通行「どォ見たってオマエはオマエだろ」

一方通行「それに、俺は・・・」


一方通行「・・・可愛いと思うけどな」ボソッ


梓「?」

一方通行「なンでもねェよ」

662: 2011/01/17(月) 21:09:52.70 ID:jc4eq/+DO
梓「あのっ、それと・・・」

梓「今日が何の日か、知ってますか?」

一方通行「・・・あァ」

梓「そ、そうですか・・・」

一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「・・・」

梓「・・・」

一方通行「・・・そンで、こォいう事だろ?」スッ

梓「!?」

663: 2011/01/17(月) 21:10:26.71 ID:IALbIsbDO
梓「これって・・・クッキー?」

一方通行「この前学園都市に行った時にな、買っといたンだ」

一方通行「1箱しかねェから、オマエにやるよ」

梓「いいんですか?私にだけ・・・」

一方通行「オマエぐらいしか、あげる相手いねェよ」

一方通行「それともなンだァ?不満だったか?」

梓「そ、そんな事ないですっ!」

梓「・・・えへへっ♪」


梓「ありがとっ・・・」

664: 2011/01/17(月) 21:11:01.15 ID:5zfRlTwDO
一方通行「・・・そ、そォか」

梓「・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「さァて、そろそろ寝るか・・・」

梓「・・・」

梓「・・・ま、待って下さいっ」

一方通行「?」

梓「あの・・・そのっ・・・」

梓「一緒に、食べませんか?」

一方通行「いや、ソレはオマエのもンだろ」

梓「でも、みんなで食べた方が、おいしいっていうか・・・・」

梓「・・・ダメ、ですか?」

一方通行「・・・」

一方通行「・・・別に、構わねェよ」

梓「じゃあ、食べましょっか」

一方通行「あァ」

682: 2011/01/24(月) 22:03:17.29 ID:TtJ0CRyDO
ピンポーン

フレンダ「・・・?」

フレンダ「はーい・・・」

ガチャッ

一方通行「よ、よォ」

フレンダ「あ、一方通行っ・・・!?」

一方通行「?」

一方通行「今起きたのか?」

フレンダ「ふぇ?」

フレンダ「うわあああ!ちょっと待ってぇぇぇ!」

バタン!

一方通行「オイ!閉めンな!」

フレンダ「こ、こんな格好一方通行に見せられないよっ!」

一方通行「別に気にしねェって!」

フレンダ「それでもダメなのーっ!」

683: 2011/01/24(月) 22:04:23.00 ID:TtJ0CRyDO
フレンダ「え、えっと・・・!」

フレンダ「と、とにかくパジャマのままはマズイよね!?」

フレンダ「お出かけ用の服は・・・これかな?」

フレンダ「んっ・・・と」

フレンダ「よし、服装OK!」

フレンダ「髪を整えて・・・」

フレンダ「うん!オールクリア!」

フレンダ「おまたせーっ!」

ガチャッ

一方通行「ン?やっと出てk・・・!?」

フレンダ「ど、どうしたの?」

一方通行「あ、アレだ、慌て過ぎてボタン止めるの忘れたのか?」

一方通行「その・・・し、下着が丸見え・・・」

フレンダ「えっ?」

フレンダ「なっ、なっ、・・・!」

フレンダ「うわぁぁぁぁぁん!!!み、見ないでぇぇぇぇぇ!!!」

バタン!

684: 2011/01/24(月) 22:05:06.00 ID:TtJ0CRyDO
フレンダ「・・・」ズゥゥゥン・・・

一方通行「元気出せって、俺はなンも思わねェから」

フレンダ「それはそれで・・・」

一方通行「?」

一方通行「あと、コレなンだが・・・」

つ『ぬいぐるみフェスタ2011』

フレンダ「?」

一方通行「オマエ、ぬいぐるみ好きだろ?」

一方通行「だから、まァ・・・この前の埋め合わせって事で」

フレンダ「・・・」

フレンダ「うん、いいよ」

フレンダ「でもホントに、ショックだったんだからね?」

一方通行「・・・悪ィ」

フレンダ「今度は、ちゃんとしてよねっ」

一方通行「あァ」

フレンダ「じゃあ、行こっか」

685: 2011/01/24(月) 22:05:59.81 ID:TtJ0CRyDO
一方通行「・・・」

フレンダ「~♪」

一方通行「相変わらずだな、オマエ・・・」

フレンダ「えへへ~っ♪」ギューッ

フレンダ「だって、久しぶりのデートだも~ん!」

一方通行「デートじゃねェから」

フレンダ「フレンダは一方通行の事大好きだもんっ」

一方通行「あァはいはいそォですかー」

フレンダ「むーっ!スルーするなぁー!」

一方通行「いいだろ別に」

フレンダ「ダメっ」

一方通行「いいっつったらいいンですゥ」

フレンダ「ダメったらダメ!」

686: 2011/01/24(月) 22:06:57.68 ID:TtJ0CRyDO
一方通行「うっせェクソガキ」

フレンダ「・・・クソガキじゃないもん」

一方通行「じゃあまな板」

フレンダ「ひどーい!」

一方通行「そォか、だったら極悪人の俺とは関わらない方がいいな」

フレンダ「それもやだっ!」

一方通行「じゃあどォすりゃいいンだよ」

フレンダ「ずっと、フレンダと一緒にいてくれればいいのっ」ダキッ

一方通行「・・・」

フレンダ「むぅ、いっつも肝心なところで答えてくれない・・・」

一方通行「結論を急ぐのは良くねェンだよ」

フレンダ「・・・」

687: 2011/01/24(月) 22:07:53.22 ID:TtJ0CRyDO
フレンダ「わぁっ・・・!」パァァッ

一方通行「ホントにぬいぐるみだらけだなァ・・・」

フレンダ「すごーい!」

一方通行「よくもまァ、こンな下らねェイベントを開s」

フレンダ「あっ!」

フレンダ「一方通行っ!こっちこっち~!」

一方通行「・・・ン?」

フレンダ「ねぇねぇ!これ、一方通行に似てない?」

一方通行「・・・ウサギ?」

フレンダ「うん!白くて目が赤いのが一方通行っぽい!」

一方通行「俺の特徴ソレだけかよ」

フレンダ「えっ?あ、ご、ごめん・・・」

一方通行「いや、別にいいけどな」

フレンダ「じゃあ買う!」

一方通行「オイ」

フレンダ「これ下さーい!」

688: 2011/01/24(月) 22:08:33.41 ID:TtJ0CRyDO
フレンダ「あーぁ、お財布空っぽになっちゃった」

一方通行「そォか、じゃあもォ終わr」

フレンダ「・・・」ジーッ・・・

一方通行「?」

フレンダ「・・・買って♪」

一方通行「どのぬいぐるみだァ?」

フレンダ「これ!」

つナットレイぬいぐるみ

一方通行「こンな刺々しいもンいらねェだろ」

フレンダ「柔らかいから痛くないよ?」

一方通行「見た目の問題だっつゥの」

フレンダ「可愛いもん!」

一方通行「可愛くはねェだろ」

フレンダ「可愛いもん・・・」

フレンダ「・・・」ウルウル

一方通行「・・・はァ」

一方通行「仕方ねェなァ・・・」

フレンダ「・・・!」パァァッ

689: 2011/01/24(月) 22:09:25.01 ID:TtJ0CRyDO
フレンダ「・・・」

一方通行「・・・」

一方通行「荷物、重くねェのか?」

フレンダ「うーん・・・、ちょっと、重いかもっ」

一方通行「・・・俺が代わりに持ってやろォか?」

フレンダ「じゃあ、お願いっ・・・」

一方通行「了解だァ」

フレンダ「・・・」

一方通行「・・・」

フレンダ「ねぇ、一方通行っ」

一方通行「なンだ?」

フレンダ「今日は、その・・・」


フレンダ「・・・ありがとねっ♪」


690: 2011/01/24(月) 22:10:02.24 ID:TtJ0CRyDO
一方通行「いや、元々は俺が・・・」

フレンダ「ううん、もういいよっ」

フレンダ「そっちから誘ってくれて、すごく嬉しかったもん」

一方通行「・・・そォか」

フレンダ「・・・」

フレンダ「・・・あ、あのねっ」

一方通行「なンだよ」

フレンダ「・・・目、閉じて?」

一方通行「?」

フレンダ「いいからっ」

一方通行「あ、あァ・・・」

691: 2011/01/24(月) 22:10:39.81 ID:TtJ0CRyDO









「」










692: 2011/01/24(月) 22:11:19.44 ID:TtJ0CRyDO
一方通行「・・・!?」

フレンダ「えへへっ、キスしちゃった♪」

一方通行「い、いきなりかよ・・・」

フレンダ「恋愛に王道はないんだよっ」

フレンダ「一方通行も、初めて?」

一方通行「あ、あァ」

フレンダ「じゃあ、お互い様だねっ」

一方通行「そ、そォだな・・・」

フレンダ「・・・」

一方通行「・・・」

フレンダ「・・・」

一方通行「・・・」

フレンダ「じゃあ、帰ろっか」

一方通行「あァ」

フレンダ「一方通行に抱き着きながらっ♪」ダキッ

一方通行「オイ!?」

710: 2011/01/31(月) 22:03:49.74 ID:DX6iXmxDO
『それでは、今日の運勢です!』

梓「・・・」

『2位から6位は・・・』

梓「・・・」

『7位から11位は・・・』

梓「・・・」

『そして、今日最も悪い運勢なのは・・・』


『残念!さそり座のアナタ!』

『新年度早々、不幸な出来事が降りかかってくるかもしれません!』


梓「・・・」ズゥゥゥン・・・

一方通行「何落ち込ンでンだよ」

梓「運勢最悪って・・・」

一方通行「あンなの嘘に決まってンだろ、真に受けてンじゃねェよ」

梓「でも・・・精神的に・・・」

梓「だって今日、クラス替えですよ・・・?」

一方通行「まァ、そォだな」

梓「私・・・どっちかっていうと、その・・・」

一方通行「友達少ないンですゥ、ってかァ?」

梓「・・・」コクリ

一方通行「・・・」

一方通行「まァ、なンとかなるだろ?」

梓「・・・えっ」

一方通行「ほら、早くしねェと遅刻するぞ」

梓「あ、はいっ・・・」

711: 2011/01/31(月) 22:04:28.90 ID:DX6iXmxDO
梓「はぁ・・・」

純「梓~!」

梓「あぁ、純・・・」

純「なんでそんなにテンション低いの?」

梓「クラス替え・・・」

純「あぁ、そういう事か」

憂「おはよ~!」

憂「・・・って、梓ちゃん大丈夫!?」

純「いやいや、テンション低いだけだから」

憂「なんで?」

純「クラス替え」

憂「ま、まぁ何とかなると思うよ・・・?」

梓「憂まで・・・」

712: 2011/01/31(月) 22:05:04.48 ID:DX6iXmxDO
純「ねぇ、何組だった?」

憂「私は2組だったよ~」

純「あっ!私も!」

憂「梓ちゃんは?」

梓「・・・」


梓「1組・・・」


憂純「「・・・」」

梓「はぁ・・・」

憂「クラスが違っても、ずっと友達だよ?」

梓「最後のお別れみたいな言い方しないでよ・・・」

純「まぁ、せっかく1階なんだからさ」

純「最悪、同じ階の1年生と仲良くしてれば・・・」

梓「うぅ・・・」

713: 2011/01/31(月) 22:05:37.59 ID:DX6iXmxDO
純「じゃあね、梓」

憂「またね~」

梓「あ、うん・・・」



梓「・・・」

「一緒だ~!」

「良かったね~!」

梓「・・・」

「それでさ、・・・!」

「え~!ホント~!?」

梓「・・・」

「堀込先生カツラなんだってさ~!」

「うそ~!?」

梓「・・・」


梓「寂しい・・・」ボソッ

714: 2011/01/31(月) 22:06:29.73 ID:DX6iXmxDO


キーンコーンカーンコーン


梓「昼休み・・・」

梓「そうだ、憂達のクラスに行けば・・・!」



純「それでさ、洗剤混ぜ過ぎて・・・どかーん!」

「あはははは!」


「平沢さ~ん、勉強教えて~!」

憂「うん、いいよ~♪」



梓「・・・」


梓「はぁ・・・」

梓「なんか他の人達と仲良くしてたから、近寄れなかった・・・」

梓「・・・」

梓「お昼、屋上で食べよ・・・」

715: 2011/01/31(月) 22:07:32.38 ID:DX6iXmxDO
梓「・・・」

梓「・・・」グスッ


???「どうしたの?」


梓「・・・っ!?」ゴシゴシ

梓「だ、誰ですか・・・?」

???「私の名前はね、インデックスっていうんだよ?」

梓「・・・偽名?」

インデックス「よく言われるんだよ・・・」

インデックス「これでもシスターなんだから!何でも気軽に相談してみるといいかも!」

梓「・・・制服着てるしフードかぶってないじゃないですか」

インデックス「そ、それは学校だから仕方ないんだよ」

梓「しかも年下・・・」

インデックス「う・・・」

716: 2011/01/31(月) 22:08:13.75 ID:DX6iXmxDO
インデックス「な、泣き虫でぼっちなアナタに言われたくないかも!」

梓「ぼ、ぼっちじゃないです!」

梓「今日はたまたま他のクラスにいる友達が一緒じゃないだけで・・・」

インデックス「友達少なくてクラスじゃぼっちなんだね、かわいそうかも」

梓「そういうそっちこそ」

インデックス「ふふん、これでもクラスに溶け込んでるんだよ」

インデックス「今は、更なる食べ物を求めてさ迷ってただけかも」

梓「シスターのくせに」ボソッ

インデックス「うるさい」

インデックス「それより、食べ物ないかな?」

梓「え?いや、あげる分は無いでs」

インデックス「見っけ!いただきま~す!」

梓「あぁぁっ!?」

717: 2011/01/31(月) 22:08:52.60 ID:DX6iXmxDO
インデックス「ふぅ、おかわりが欲しいかも」

梓「・・・」

インデックス「あれ?どうしたの?」

梓「・・・」

梓「私のお昼ご飯・・・」

インデックス「え?アナタの分だったの?」

梓「見れば分かりますよ、普通!」

インデックス「ごめんね、泣き虫ぼっち・・・」

梓「私の名前は中野梓です!あと先輩ですから!」

インデックス「じゃあ、あずさだね!」

梓「後半聞いてましたか!?」

718: 2011/01/31(月) 22:09:30.30 ID:DX6iXmxDO
インデックス「センパイだのコウハイだのややこしいから別にいいんだよ」

梓「よくないです!」

インデックス「主の下では、人は皆平等なんだよ!」

梓「あ、シスターっぽいです」

インデックス「だから、私はシスターなんだよ!」


キーンコーンカーンコーン


インデックス「あっ!ちゃいむが鳴ったかも!」

インデックス「教室に戻らなくちゃ!」

梓「あっ、ちょっと!」

インデックス「じゃあね、あずさ!また今度~!」

梓「だから、先輩ですってばー!」

719: 2011/01/31(月) 22:10:11.50 ID:DX6iXmxDO
梓「・・・」グデー

唯「あ、あずにゃん!?」

梓「唯先輩、こんにちは・・・」

唯「どうしたの?」

梓「あぁ、その・・・」

梓「憂や純とクラス離れちゃったり、自称シスターにお昼ご飯強奪されたり・・・」

梓「はぁ・・・、不幸です・・・」


ガチャッ


律「ビラ配ってきたぞ~」

唯「りっちゃん!あずにゃんが!」

律「はいはい、大丈夫だから」

澪「あんまり受け取ってもらえなかったな・・・」

唯「新歓ライブで挽回するしかないよ!」

紬「そうね!」

720: 2011/01/31(月) 22:10:46.72 ID:DX6iXmxDO
梓「・・・」

梓「・・・やっぱり来ませんね・・・」

澪「まぁ、まだ初日だからな」

紬「お茶でも飲みながら、のんびり待ちましょ?」

梓「・・・そうですね」


ガチャッ


???「えーっと、ここかな?」

律「あれ?入部希望?」

???「うん!そうかも!」

律「・・・!」パァァッ

律「みんなーっ!入部希望者が来たぞーっ!」


唯澪紬梓「「「「!?」」」」


721: 2011/01/31(月) 22:11:27.05 ID:DX6iXmxDO
澪「ようこそ!軽音部へ!」

紬「はい、お茶どうぞ♪」

唯「ねぇねぇ!どこの中学?」

梓「じゃあ、さっそく・・・」

梓「・・・って、」


梓「自称シスター!?」

インデックス「だから、私の名前はインデックスっていうんだよ!」



科学と魔術が交差する時、物語は始まる・・・?



767: 2011/03/28(月) 22:57:39.95 ID:XYyp7tYDO
紬「はい、どうぞ~♪」

つケーキ(1ホール)

梓「じゃあ、まずこれを7等分しt」

インデックス「いただきま~す!」

梓「あっ!ちょっと!?」

インデックス「~♪」バクバクムシャムシャ

インデックス「ねぇ、おかわりある?」

澪「は、早い・・・」

さわ子「私のケーキ・・・」

梓「・・・ここ、何部だか分かってますか?」

インデックス「え?それはもちろん・・・」


       ・・・
インデックス「お菓子部だよね?」


768: 2011/03/28(月) 22:58:34.50 ID:XYyp7tYDO
梓「・・・え?」

インデックス「だってさわこが言ってたんだよ?」

インデックス「『お菓子食べ放題な部があるから来なさい』って」

梓「・・・」ジーッ・・・

さわ子「ナ、ナンノコトカシラ?」

梓「やっぱりこんな事だろうと思いましたよ・・・」

さわ子「で、でも、ねぇ?意外と音楽できるかもしれないわよ?」

梓「・・・そうは見えませんけど」

インデックス「むむっ、聞き捨てならないかも」

769: 2011/03/28(月) 22:59:23.45 ID:XYyp7tYDO
インデックス「あずさ、ちょっと楽譜貸してっ」

梓「どうしたんですかいきなり」

インデックス「いいからっ!」

梓「はいはい、これでいいですか?」

つ『翼をください』

インデックス「・・・」ジーッ・・・

インデックス「よし、もう覚えたんだよ!」

梓「え?」

インデックス「じゃあ、いくねっ」

インデックス「せーのっ・・・・・・」

770: 2011/03/28(月) 23:00:34.89 ID:XYyp7tYDO
インデックス「・・・・・・ふぅ、どうだった?」

澪「い、今さっきささっと見ただけなのに・・・」

律「3番まで歌い上げた・・・!?」

インデックス「ふふん、記憶力なら誰にも負けないんだよ」

インデックス「歌も、たまに使うしね」

梓「・・・」

唯「じゃあ、ここにサインしてね~」

つ入部届

インデックス「・・・けいおんぶ?」

唯「そうだよ~」

紬「みんなでバンドを組んで、ライブで演奏するのよ」

772: 2011/03/28(月) 23:01:49.92 ID:XYyp7tYDO
インデックス「ばんど・・・あっ、てれびで見た事あるかも」

インデックス「なんか凄いお化粧して、騒音をもたらすっていうあれだよね?」

梓「それはさわ子先生達の領分ですから」

さわ子「ちょっと!?」

梓「私たちは普通に演奏してるだけですよ」

インデックス「お菓子食べてたのに?」

梓「・・・それはそれ、あれはあれです」

インデックス「うーん、どうしようかな・・・」

インデックス「とりあえず、とーまに電話してみるんだよ」

773: 2011/03/28(月) 23:02:51.35 ID:XYyp7tYDO
インデックス「えーっと・・・えいっ」ピッ

プルルルル・・・・・・ガチャッ

上条『はいはい、こちら上条でーす』

インデックス「とーま!とーま!」

上条『あぁ、インデックスか』

インデックス「あのね、とーま」

上条『ん?何だ?』

インデックス「部活っていうのに入ってみようかなって思うんだけど、どうかな?」

上条『おぉーっ、とうとうインデックスも部活デビューか』

上条『かくいう上条さんは帰宅部なんでな、俺の分も頑張れよ~』

774: 2011/03/28(月) 23:03:44.49 ID:XYyp7tYDO
インデックス「うん・・・でも、帰りが遅くなっちゃうんだよ?」

インデックス「とーまは・・・寂しくない?」

上条『いやいや全然平気だって、ちっとも寂しくねぇよ』

上条『正直、食費がちょっと浮くから助かr』

インデックス「とーまのバカぁーーーっ!!!!!」

上条『え?ちょっとインデックスさん?上条さんが何かしたっていうんでせうk』

ブツッ

インデックス「・・・・・・」

775: 2011/03/28(月) 23:04:36.06 ID:XYyp7tYDO
梓「・・・どうでした?」

インデックス「うん、オッケーかも」

インデックス「・・・あの言い草は気に入らないけど」



インデックス「だから・・・・・・」



776: 2011/03/28(月) 23:05:38.72 ID:XYyp7tYDO









インデックス「これから、よろしくなんだよ!」









おわり

777: 2011/03/28(月) 23:06:44.32 ID:XYyp7tYDO

-次回予告-




梓「変わった先生ですね・・・」




インデックス「あ、あずさだって私と大差無いんだよ!」




一方通行「・・・ッ!?」




778: 2011/03/28(月) 23:07:25.66 ID:XYyp7tYDO








木山「これだから、子供は嫌いだ・・・」








802: 2011/06/28(火) 16:10:27.13 ID:7UXLsJ9J0
ちょっと読み直してくるw

803: 2011/06/28(火) 19:35:44.69 ID:yvqswp+6o
俺もまた読み返そ

引用元: 梓「とある科学の一方通行!」