1: 2014/06/24(火) 18:18:33.34 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「ふぁぁ……おはよー」

撫子「おはよ。早くしないと遅刻するよ」

櫻子「わかってるよ……」ムニャムニャ


花子「ん!?」ガタッ

撫子「どしたの花子?」

花子「んーっ! んー!!」

櫻子「朝からうるさいなぁ花子は……」

撫子「飲み込んでから喋りなよ。なに?」


花子「んっ……」ごくん


花子「ねーちゃんねーちゃんっ!」チョイチョイ

撫子「?」
5: 2014/06/24(火) 18:22:10.57 ID:uxUpszsR0.net
花子「…………」ゴニョゴニョ

撫子「…………」

櫻子「??」


花子「ね!? ね!?」

撫子「え……まさか」

櫻子「なに、なんなの?」


撫子「櫻子」ずいっ

櫻子「なに……?」


さわさわ

櫻子「うわっ!!///」


撫子「…………」グッ

櫻子「な、なにすんだ変態っ!///」

6: 2014/06/24(火) 18:26:25.33 ID:uxUpszsR0.net
撫子「あ……あ………」ワナワナ


撫子「ある……!?」

花子「そんな!!」ガーン


撫子「ちょ、ちょっと横から見てみよう」

櫻子「なに!? さっきからなんなの!?」

花子「櫻子シャツ張れ! 背筋張れ! ぴーんとしろ!」



撫子「うわああああ!!」

花子「ふ、膨らんでる……!!」

櫻子「あれっ!? 私おっOいが……」

8: 2014/06/24(火) 18:29:37.74 ID:uxUpszsR0.net
撫子「…………」

櫻子「…………」

花子「…………」


櫻子「ぃやったーー!!///」

花子「うわあああああああああ!!」

撫子「いやあああああああああああ!!」


ガチャッ

向日葵「どうしましたの!? 何か悲鳴が……!」

撫子「ひま子! 櫻子が! 櫻子の胸が……!!」ガクガク

花子「そんな……大室家の呪縛を……」フラフラ


櫻子「向日葵! みろ!」


櫻子「私のおっOい大きくなったー!」ばーん

向日葵「えええええええええっ!?」

13: 2014/06/24(火) 18:33:33.17 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「ほ、本当ですわ……小ぶりだけど、ちゃんと膨らんでる……!」

櫻子「うわーいやったー! 私もちゃんと成長するんだー!」

撫子「そんな……嘘だ……」ばたっ

花子「なんで櫻子が……」どたっ

櫻子「おい何で倒れるんだよ! 遅刻するぞ!」


撫子「なんで私じゃなくて櫻子が……私なんて毎日バストアップ体操してるのに……!」

花子「花子も毎日牛乳飲んでるのに……!」


撫子・花子「なにもしてない櫻子がー!!?」



櫻子「え、えーと……なんでだろ……///」

15: 2014/06/24(火) 18:36:43.33 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「あっ、毎日向日葵のおっOい揉んでるからかな!?」

撫子「何!?」

花子「それなら……!」




向日葵「えっ」


撫子「揉ませろー!!」

花子「揉ませてしー!!」

向日葵「ひゃあああああー!!///」

17: 2014/06/24(火) 18:40:04.95 ID:uxUpszsR0.net



櫻子「ねえどうでもいいけどさ、マジで遅刻するよ?」

撫子「余裕ぶってんじゃないよ! 自分だけ膨らんだからって!」

花子「でも遅刻しそうなのも事実だし! 花子はそろそろ行くし」

撫子「花子ぉー! ……なんてこった、立ち直りの早さも妹に負けるとは」

向日葵「櫻子急ぎなさい。私たちも遅れますわ」

櫻子「おー」

撫子「そんな……こんなの……嘘だ……」いじいじ

櫻子「どんだけ絶望してんだよ」

撫子「やばい……頭痛くなってきた。今日休もう……」フラフラ

櫻子「そんなに!?」

19: 2014/06/24(火) 18:43:11.23 ID:uxUpszsR0.net



櫻子「ふんふふーん♪」

向日葵「ご機嫌ですわね」

櫻子「いやーついに私の時代がきたね。ほらほら、触ってもいいよ?」

向日葵「じゃあ遠慮なく」わしっ

櫻子「うおお! 冗談に決まってるだろ!///」

向日葵「あなただっていつも私の触ってくるじゃありませんの」

櫻子「それとこれとは話が別!」


向日葵「それにしても驚きましたわ。私はあの一家は絶対にそのままだとばかり思ってました」

櫻子「さりげなくひどいな。でもま、私の胸に免じて許してやろう!」

向日葵「あら……本当にご機嫌ですのね」

20: 2014/06/24(火) 18:47:03.78 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「どう向日葵? 私セクシー?」ばちっ

向日葵「いや……制服の上からだとわかりづらいですし、まだそんなに大きくなった訳じゃないでしょう」

櫻子「ふふふ、これからこれから!」

向日葵(…………)


向日葵(ま、これで櫻子が私の胸について言うことも少なくなるでしょう……)ほっ





櫻子「おはよーっ!」

あかり「おはよう櫻子ちゃん」

ちなつ「なになに? 機嫌いいね」

櫻子「えっへっへ……わかる?」

ちなつ「うんうん。何かあったの?」

22: 2014/06/24(火) 18:50:31.56 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「うふふふ……向日葵くん、説明してあげたまえ」

向日葵「櫻子の胸がやっと人並みになったんですわ」

櫻子「おい!!」


あかり「どういうこと?」

櫻子「えっへん! 私の胸がちょっと大きくなったのだ!」

ちなつ「えーうそ。櫻子ちゃんの一家はだって……」

あかり「ち、ちなつちゃん……」

ちなつ「あ、ごめん」


櫻子「ちょっとだけだけど、私嬉しいんだ♪」

あかり「そうだねえ。まだ皆中学一年生だし、今から大きくなるってすごいことだよねぇ」

ちなつ「えー胸の大きい櫻子ちゃんなんて想像できなーい」

櫻子「わははは、ちなつちゃんの酷い言葉も今の私には通用しない!」

向日葵「おめでたいですわね」

23: 2014/06/24(火) 18:53:37.49 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「で、一時間目なんだっけ」

あかり「いきなり体育だよぉ」

櫻子「おお! じゃあ早く着替えて私の胸を見せてあげるよ!」ダッ

向日葵「ちょっと! 全くあの子は……少しは恥ずかしがったりしないものかしら」ハァ


あかり「櫻子ちゃん、本当に嬉しいんだねぇ」

ちなつ「大丈夫じゃない? 私たちもお姉ちゃん見てると人並みくらいにはなりそうだけど」

あかり「そうかなぁ?」

ちなつ(というか櫻子ちゃんのはどうせパッドでしょ……?)

24: 2014/06/24(火) 18:57:07.99 ID:uxUpszsR0.net



櫻子「んー……」ぺたぺた

向日葵「やっぱりちょっと大きいですわね」

櫻子「でもキツいほどではないな。まだ向日葵には及ばないか」

向日葵「そんなに急に追いつかれたら異常ですわ……」

あかり「でもほんとだ。ちゃんと大きくなってるんだね~」

櫻子「わはー♪ どうしよ、ブラとか買わなきゃかな!?」

ちなつ「いらないよね」

向日葵「いりませんわね」

櫻子「さっきからひどいなそこの二人!」ビシッ

26: 2014/06/24(火) 19:01:41.02 ID:uxUpszsR0.net



櫻子「今日の給食なにかなー」

あかり「確かクラムチャウダーだよ~」

櫻子「おお! 栄養たっぷりだね!」

向日葵「あなたが栄養に気を遣うときが来るなんて……」

櫻子「なんだよ悪いか! 私のこの胸がもっとしっかり育ってくれるようにもこれからは気をつけていくもんね!」

向日葵「胸の成長に栄養ってそこまで関係なかったりしますけど」

櫻子「もーうるさいなー向日葵は。ひていてきなことばっかり言ってないで、頑張ってる私を応援しろ!」

向日葵「はいはい……じゃあ特別に今日の牛乳あげますわ」

櫻子「よっしゃ! ありがとー♪」

27: 2014/06/24(火) 19:05:20.52 ID:uxUpszsR0.net
ちなつ「今日の理科、図書室で自習だってよー」

櫻子「わーい♪」

向日葵「どうしたのかしら」

あかり「実習室でなんか爆発があったらしくて……」

櫻子「……懲りないな西垣先生」





ちなつ「自習かー。やること特に無いんだよねぇ」

あかり「あかり、ご本読もーっと♪」


櫻子「…………」じーっ

向日葵「何を探してるんですの?」

櫻子「……おっOいの本」

向日葵「は?」

櫻子「何か少しでもヒントになるものが欲しくて」

向日葵「櫻子……」

28: 2014/06/24(火) 19:08:23.82 ID:uxUpszsR0.net
向日葵(こんなちょっとくだらないことではありますけど、櫻子がここまで必氏になるのを見るのは久しぶりですわね……)


向日葵「……仕方ありませんわね、私も手伝ってさしあげますわ」

櫻子「おー! おっOい魔神の力を借りれるなんて百人力に勝るな!」

向日葵「なんとでも言いなさい。じきにあなたも魔神になりますわ」

櫻子「わはー♪ それやべー!」

向日葵(まったく……///

29: 2014/06/24(火) 19:12:15.88 ID:uxUpszsR0.net



櫻子「結局こんな本しかなかった」

向日葵「発育のしくみ……まあ図書室ならこんなものでしょうね」

櫻子「よーし読もうぜ!」

向日葵「こ、こんな本を二人で読むなんて……///」

櫻子「だって読めない字あるんだもん」いー

向日葵「はいはいわかりましたわよ」


ぺらっ

櫻子「わ!」

向日葵「あー……///」


ぱら……ぱら……

櫻子「な、なんだろ……/// 工口いなこの本」

向日葵「ば、バカあなたそんなことありませんわよこれは非常にきちんとした健全な内容で正しい知識を身につけるためには最適の」

櫻子「テンパりすぎだろ」

31: 2014/06/24(火) 19:15:24.39 ID:uxUpszsR0.net
ちなつ「んーいい本無い……」とことこ


ちなつ「櫻子ちゃんたち何読んでるのー?」

櫻子「なるほど! ここがこうなって……」

向日葵「違いますわ! これがこうでこうなって……」

櫻子「えっ? でも確かねーちゃんが持ってた本にはこことここをこうして……」

向日葵「そんなの疲れちゃって長続きしませんわ! そんな非現実的な体位よりこういう方が……」

櫻子「えーでもできたら気持ち良さそうなのに……」

ちなつ「な、何やってるの……」

櫻子「おわーっ!!/// だ、だめだよちなつちゃんこれは勉強の一貫でねあのねそれでねだからね」

向日葵「そそそそうですわこれは保健体育の補習みたいなもので私たちは非常に健全で正しい知識をしっかりと学習して」

ちなつ「落ち着きなよ」

32: 2014/06/24(火) 19:18:26.51 ID:uxUpszsR0.net



櫻子「ただいまー」

撫子「お、おかえり……」ぐでん

向日葵「結局学校いかなかったんですのね……」


撫子「櫻子、ちょっと……」

櫻子「?」


ふに

撫子「あ、やっぱりある……」

櫻子「何やってんの」

撫子「これは夢なんじゃないかってずっとうなされてたのに……」

向日葵「撫子さん、そろそろ割り切るような考えをお持ちになった方が良いかと思いますわ」は

33: 2014/06/24(火) 19:24:35.24 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「あー今日も暑かったなー。風呂入るー」

向日葵「ちょっと! 宿題やるために私来ましたのに……」

櫻子「えーだってシャワー浴びたいじゃん……あ! 向日葵も入ろうぜ!」

向日葵「えっ」

櫻子「こい! 私と乳比べだ!」


向日葵(その程度で何をいきがってるのか……)

向日葵「わかりましたわよ。ちゃっちゃと入っちゃいましょう」

櫻子「いぇーい」


撫子「こいつら……胸に恵まれた上にイチャイチャしやがって……」


花子「ただいましー」ガチャ

撫子「あっ! おかえり花子! 花子だけは私の味方だよね!」

花子「え?」

34: 2014/06/24(火) 19:28:01.76 ID:uxUpszsR0.net
撫子「よーしよし、花子は私をおいていかないよねー……ねーちゃんが大きくなるまで待っててねー」

花子「もーあっついし……離れて」


撫子「な……花子まで私を遠ざけて行ってしまうの……!?」

花子「何言ってるかわかんないし。……あれ!? 花子の牛乳ない!」

撫子「あーごめん暑かったから飲んじゃった」

花子「ねーちゃん……いくらなんでも知ってて飲むのはひどいし」

撫子「だって暑かったんだもん……あ、あと花子次から小さいパックじゃなくて大きいパックで買ってよ。その方が私も飲める」

花子「ばかー! 牛乳はあのパックで、ストローで飲むのがいいんだし! ねーちゃん何もわかってなーい!」ダッ

撫子「あっ、花子!」


撫子「…………行っちゃった」

35: 2014/06/24(火) 19:31:04.13 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「~♪」わしゃわしゃ

向日葵(ごきげんですわね……)


向日葵(まだそんな小ぶりなのに)


櫻子「あ、向日葵今私のおっOい見てるだろ!」

向日葵「見てませんわよ」じーっ

櫻子「嘘だな。私は今目が開けないが向日葵が今どこを見ているかなんて楽にお見通しだ!」

向日葵「あら、視界ジャック使えたんですのねあなた。早くあの村を救ってきなさい」

櫻子「怖いこと言うな」

36: 2014/06/24(火) 19:35:15.74 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「じゃあせっかくだし背中流してあげますわ」

櫻子「お、ラッキー」

向日葵「…………」わしゃわしゃ

櫻子「あー久しぶりだねこういうの」

向日葵「そうですわね……」

『…………』


櫻子「…………いえよ」

向日葵「え?」

櫻子「もー、触りたいなら素直に触りたいって言えばいいだろー!?」

向日葵「な、何がですの?」

櫻子「とぼけんな! さっきから超おっOい触りたがってんのバレバレなんですけど!」

向日葵「バレてましたか」

櫻子「素手でボディーソープ泡だててる時点で気づいたわ……いいよ、触んなよ」

向日葵「すごいですわね。普通触らせたがらないものですのに」

櫻子「だって触ってもらうと大きくなるっていうじゃん?」

38: 2014/06/24(火) 19:38:17.20 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「まあ……じゃあ遠慮なく行きますわね」


ふわっ

櫻子「うあっ……♥︎」

向日葵「ちょっと、変な声出さないでくださいな///」

櫻子「だ、だってなんか変な感じ……///」


向日葵「……んん?」

櫻子「ど、どした」

向日葵「……なんでしょう、思っていたより大きいというか」

櫻子「えっ、ほんと!?」

向日葵「あれ、朝見た時点ではもう少し小さいものだと思ってたんですけど」

櫻子「ふははは。私のはしっかり詰まっているという証拠だ!」

向日葵「何が詰まっているんですの……」

櫻子「夢的なあれが」

向日葵「はぁ」

40: 2014/06/24(火) 19:43:52.78 ID:uxUpszsR0.net


櫻子「おっはよー!」

撫子「おはよ」

櫻子「ねーちゃん元気出た?」

撫子「ま、いつまでもあんたの胸ごときで憂いていても仕方ないからね」

櫻子「ごときとか言わないでよ」


花子「ん!?」ガタッ

撫子「どしたの花子?」

花子「んーっ! んー!!」

櫻子「今日も朝からうるさいなぁ花子は……」

撫子「飲み込んでから喋りなよ。なに?」


花子「んっ……」ごくん


花子「ねーちゃんねーちゃんっ!」チョイチョイ

撫子「?」

43: 2014/06/24(火) 19:48:17.46 ID:uxUpszsR0.net
花子「…………」ゴニョゴニョ

撫子「…………」

櫻子「??」



花子「ね!? ね!?」

撫子「え……まさか」

櫻子「あれ、この光景昨日も見たな」



撫子「櫻子」ずいっ

櫻子「なに……?」


さわさわ

櫻子「うわっ!!///」

44: 2014/06/24(火) 19:53:13.41 ID:uxUpszsR0.net
撫子「…………」グッ

櫻子「おい! 二日連続でなにすんだ!///」


撫子「な……な………」ワナワナ


撫子「昨日よりも大きい……!?」

花子「そんな!!」ガーン


撫子「ちょ、ちょっと横から見てみよう!」

櫻子「なに!? さっきからなんなの!? というか昨日と全く同じ流れだ!」

花子「櫻子シャツ張れ! 背筋張れ! ぴーんとしろ!」

46: 2014/06/24(火) 19:57:42.95 ID:uxUpszsR0.net
撫子「うわああああ!!」

花子「あ、明らかに昨日より大きい……!!」

櫻子「あれっ!? 私のおっOい……」


撫子「…………」

櫻子「…………」

花子「…………」



櫻子「えええええええええええ!?」

花子「ええええええええええええええええ!!!」

撫子「ええええええええええええええええええええええええ!!!!!」

50: 2014/06/24(火) 20:01:09.59 ID:uxUpszsR0.net
ガチャッ

向日葵「どうしましたの!? 今日も悲鳴が……!」

撫子「ひま子! 櫻子が! 櫻子の胸が……!!」ガクガク

花子「そんな……常識を覆すスピードで……」フラフラ


櫻子「ひ、向日葵……」


櫻子「私のおっOいまた大きくなったみたい……」ばーん

向日葵「えええええええええっ!?」

52: 2014/06/24(火) 20:05:14.06 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「ほ、本当ですわ……確かに昨日より大きい」

櫻子「やったやったー! 私の胸は日増しに成長するんだー!」

撫子「いやこれは異常じゃない!? だって胸ってそんな一日やそこらで変わらないもんでしょ!? 私よく知らないけど!」

花子「普通の人間にはありえないし……花子もよく知らないけど」

櫻子「私は普通の人間ではないってことだな!」


撫子「…………」

花子「…………」

向日葵「…………」


撫子「ああ、頭がってことね」

花子「確かに櫻子の頭は普通じゃないし」

向日葵「確かに人並み外れて可哀想というか……」

櫻子「おい」

53: 2014/06/24(火) 20:10:05.68 ID:uxUpszsR0.net
花子「でもこれって一体どういうことなんだし」

向日葵「……櫻子の胸はもともと成長の見込みがあって、たまたまそれが一気に解放されただけ……みたいな感じでしょうか」

撫子「チートだ、チート」

櫻子「うっふふふふ、私の胸はやはりこうなるべくしてなったのだ!」


向日葵「あっ、そろそろ時間ですわよ。早く支度しなさい」

櫻子「おー」

向日葵「撫子さんも今日は学校行ってくださいね?」

撫子「わかってるよ」

54: 2014/06/24(火) 20:13:43.09 ID:uxUpszsR0.net
花子「いいなぁ櫻子……」ボソッ

櫻子「大丈夫じゃない? 花子も私みたいになれると思うよ」

向日葵「でも花子ちゃんは櫻子というよりは撫子さんに似ているから……」

花子「…………」

櫻子「おい! 花子が可哀想だろ!」

向日葵「あっ、ああごめんなさい花子ちゃん! 決してそういうつもりでは……」

花子「だ、大丈夫……花子は自分なりに努力して遺伝子を捻じ曲げてやるし」

撫子「さっきからストレートに失礼だよあんたら」

55: 2014/06/24(火) 20:18:36.32 ID:uxUpszsR0.net



向日葵「あっ、制服の上からでもわかりますわ」

櫻子「あっはっはっは、愉快だ愉快」

向日葵「それにしても一日で……もうBカップはありますわね」

櫻子「まだBかー」

向日葵「あなたはカップという概念が通用しない『無』から始まってますから、充分成長したと言えますわ」

櫻子「無ってお前……」



向日葵「違和感あります? たぶん今も成長してる最中でしょうし、ほら、大きくなる感覚というか」

櫻子「んーわかんない……ちょっと重くなった感じはするけど」

57: 2014/06/24(火) 20:23:42.29 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「なんだろ、歩くと胸が動く感じする」

向日葵「そりゃあまあ、固定してるわけでもないですし」


櫻子「ブラかぁー」

櫻子「もうそろそろしなきゃだめ?」

向日葵「んー……とりあえず中学生ですしスポブラ程度でいいんじゃないかしら」

櫻子「わほー♪ ブラデビューだ!」

向日葵「ちゃんと測ったりしなさいよ? 胸の如何に関わらず胸囲は人それぞれなんですから、カップだけ見て買っても緩かったりキツかったりしますわ」

櫻子「そんなの急に言われてもわかんないよー! 今度一緒に買いにいこ?」

向日葵「はぁ……まあいいですけど」

向日葵(それならスポブラじゃなくて可愛いやつを着させたいですわね……///)


櫻子「そしたらお礼に向日葵のパンツ選んであげるよ。くまさんとかの超可愛いやつ」

向日葵「……遠慮しますわ」

58: 2014/06/24(火) 20:28:01.28 ID:uxUpszsR0.net
あかり「おはよぉ~」

ちなつ「おはよー」

櫻子「あ、きたきた!」

向日葵「おはようございます」


櫻子「ねえねえ二人とも、私昨日と違うとこあるんだけど、わかる?」

ちなつ「えー今日も?」

あかり「昨日はお胸が大きくなったって言ってたけど……今度はなんだろ」

ちなつ「あ、前髪切った?」

櫻子「きってませーん」

ちなつ「櫻子ちゃんって顔の真ん中に鼻があったんだっけ?」

櫻子「当たり前だろ! 人間はみんなそうだわ!」

60: 2014/06/24(火) 20:32:34.84 ID:uxUpszsR0.net
あかり「あれ……? もしかして昨日よりまたちょっとお胸大きくなった?」

ちなつ「いやそれはないでしょあかりちゃん。一日でそんな変わるなんてあり得ないもん」

あかり「そ、そうだよねえ」

櫻子「お、おーいおい、答えでちゃったよ今」

ちなつ「え?」

櫻子「今正解でたの! 昨日よりおっOい大きくなったの!」


あかり「…………」

ちなつ「ああ、パッドだっけ?」

櫻子「ちがーう! 純正!」

ちなつ「うそぉ……何それ」

櫻子「触ってみればわかるよ! ほらほら!」ぱしっ


ちなつ「あっ……///」

あかり「わぁ……///」

62: 2014/06/24(火) 20:35:48.98 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「ほらほら、どう?」

ちなつ「わ、わかったから手離していい?///」

向日葵「いい加減にしなさいあなた」ぽこっ

櫻子「あたっ」


向日葵「あなたも女の子なんですから、もう少し恥ずかしがったりしなさいな」

櫻子「うー」

向日葵「人前でも同じようなことやってたら変態にしか見えませんわよ」

櫻子「わかったよもー」

あかり「あはは、嬉しかったんだねぇ」

ちなつ「うんうん。私も急成長したら誰かに触らせたくなっちゃうかも」

櫻子「二人とも私の気持ちわかってくれるんだねー! それなのに向日葵と来たら……」

向日葵「わ、わたくし間違ったことは言ってませんわ!」

63: 2014/06/24(火) 20:38:51.38 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「今日も体育あるー!」

向日葵「バレーボールですわね。今日こそは櫻子を倒しますわ」

櫻子「そういう競技ではない」



あかり「ちなつちゃん、トスの練習しよ?」

ちなつ「いいよ~」

あかり「いくよー? それっ」

ちなつ「よっ」トン

あかり「ほいっ」フワッ

ちなつ「チーナスマアアアアッシュ!!」ドゴォ

あかり「」ばっちーん


ちなつ「ごっ、ごめんあかりちゃん! 大丈夫っ?」

あかり「と、トスの練習をしようよ、ちなつちゃん……」プルプル

ちなつ「ごめーん! ふわふわ浮いてる球を見るとどうしてもスパイク打ちたくなっちゃって……!」

あかり「あ、あははははは……」

65: 2014/06/24(火) 20:43:18.42 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「向日葵いくぞー」

向日葵「ちょっと、もっとよく準備体操してから……」

櫻子「おりゃ!」すぱーん

向日葵「きゃっ!」ぽこっ

櫻子「おいおい何やってんだー。試合じゃそんなの通用しないぞー!」

向日葵「ふんっ!」スパァン

櫻子「」ばっちーん


向日葵「人の話を聞かない者は痛い目を見るんですわ」

櫻子「く、くっそ……仕方ない、普通にトス練しよう」

向日葵(……やけに素直ですわね)

櫻子「いくよー、それっ」ぽん

向日葵「はいっ」とっ

櫻子「―――っと見せかけてのスマーッシュ!!」ダッ

向日葵(やっぱり!!)

櫻子「あれっ!?」スカッ

66: 2014/06/24(火) 20:46:26.76 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「うぐっ」べたっ

向日葵「何やってるんですの……」

櫻子「な、なんだ……?? ジャンプに違和感が……」

向日葵「??」

櫻子「わ、わかった! おっOいだ!」

向日葵「はぁ?」

櫻子「ジャンプした時におっOいが揺れたからバランス崩したんだ……!」

向日葵「そういえばさっきあなたの胸よく動いてましたわね」

櫻子「ぐあー大きくなったのは嬉しいけどやっぱり邪魔になるときもあるなー!」

向日葵(むしろ得したことの方が少ないくらいですわ……)

67: 2014/06/24(火) 20:51:34.93 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「あはは、おもしろい! 胸が超動く!」ぽいんぽいん

向日葵「やめなさい……切れちゃいますわよ」

櫻子「え? なにが?」

向日葵「胸を支えてる腺ですわ。それが切れると……」

櫻子「き、切れると……?」


向日葵「垂れますわ」

櫻子「な、なに……!?」

向日葵「それが嫌ならちゃんとブラをして、胸に優しく生活しなさい」

櫻子「た、垂れるなんてやだ! 私今日体育見学する!」

向日葵「ええっ??」

櫻子「早くブラ買いに行こう? このままじゃ私ロクにうごけないよ! 家にも帰れない!」

向日葵「それは流石に怖がり過ぎですわよ」

68: 2014/06/24(火) 20:55:12.46 ID:uxUpszsR0.net
キーンコーンカーンコーン

櫻子「よっしゃ学校終わった! 向日葵ブラ買いに行こうぜ!」

向日葵「大きな声で変なこといってるんじゃありませんまったく……今はお金持ってないでしょう。明日土曜日ですし、明日にしましょう?」

櫻子「むー……早く欲しいなぁ」

向日葵「そ、そんなに負担なんですの……?」

櫻子「なんかちょっと肩もこってきたかも」

向日葵「そうですわね……急に大きくなったら、肩にも負担がかかっていてもおかしくは……」


櫻子「……なんかやだなぁ」ボソッ


向日葵「え?」


櫻子「いや、なんでもない。それより今日生徒会だった! 行こう!」

70: 2014/06/24(火) 20:59:40.24 ID:uxUpszsR0.net
りせ「…………」じーっ

綾乃「…………」ペラ

千歳「…………」カキカキ

櫻子「……向日葵、これどうやんの?」

向日葵「ああ、それは……」


りせ「…………」じーっ

櫻子「??」

向日葵(な、なんか会長さっきからあなたのこと見てません……?)ゴニョゴニョ

櫻子(うん……私もそんな感じする)

りせ「…………」カタン


りせ「…………」とことこ

櫻子(わ、こっちきた……///)

向日葵(な、なんか心なしか怒ってるような気がしません……?)

櫻子(うそ、私何かやっちゃった!?)

71: 2014/06/24(火) 21:04:18.06 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「か、会長、どうしました……??」

りせ「…………」


さわさわ

櫻子「わっ!」

綾乃「か、かいちょー!?///」ガタッ

千歳「あ、あらあら……」

りせ「…………」もみもみ

櫻子「あ、あの、会長……///」

西垣「はっはっは。その辺にしといてやれ松本」ガラッ

綾乃「あ、先生……」


りせ「…………」ぺこり

西垣「大室の胸が急激に成長していたからびっくりして思わず触ってしまった、のだそうだ」

向日葵「よくお気づきに……」

櫻子「び、びっくりしたあ……///」

72: 2014/06/24(火) 21:07:24.75 ID:uxUpszsR0.net
千歳「ほんとや。大室さん胸おっきくなったなぁ」

綾乃「た、確かにそんな感じするわね……///」

櫻子「や、やめてください……なんか恥ずかしいです///」


りせ「…………」

西垣「私が触ったところによるとこれは天然モノの感触。パッドに頼らない大室は偉い、だそうだ」

櫻子「あ、ありがとうございます……」

綾乃「なんで天然モノの感触を知ってるんですか会長……」

西垣「はっはっは、そりゃだって……」

りせ「…………!」

西垣「ああ、すまんすまん」

綾乃「??」

73: 2014/06/24(火) 21:10:40.43 ID:uxUpszsR0.net
千歳「よかったなぁ大室さん。前から大きくなってほしい思てたんやろ?」

櫻子「まぁ……はい」


綾乃「ちょ、ちょっと! 生徒会室でこういう話は罰金バッキンガムよ!///」

千歳「ふふふ、ごめんなぁ。でも綾乃ちゃんも最近また大きくなってきたの、ウチ知ってるんやで……?」

綾乃「ええっ!?///」ボン

74: 2014/06/24(火) 21:13:49.16 ID:uxUpszsR0.net


櫻子「あーびっくりしたー……」トコトコ

向日葵「会長よく気づきましたわよね……」

櫻子「や、やっぱり他の人に触られると変な感じだよね……」

向日葵「何言ってますの。いっつも私の触ってくるくせに」

櫻子「あ……」



ごめん。


向日葵(えっ……?)


櫻子「それよりさ、明日ちゃんと一緒にブラ買いに行こうね?」

向日葵「え、ええ……」

向日葵(櫻子が……謝るなんて……)


櫻子「じゃ、また明日」

向日葵「ええ……また」

75: 2014/06/24(火) 21:17:59.41 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「ただいまー」

花子「おかえりし」

撫子「櫻子、こっち来て」

櫻子「え?」


撫子「…………」さわさわ

櫻子「ちょ……!」


撫子「……やっぱり」

櫻子「ちょっと……何当然のように触ってんの」

撫子「いや……」


櫻子「はぁ……あのさ、もうあんまり触んないで?」

花子「えっ」

76: 2014/06/24(火) 21:21:07.05 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「なんかちょっと嫌なんだよね……触られるの。あーつかれた」ぽすん

撫子「……怒ってんの?」

櫻子「別に怒ってないよ」

撫子(怒ってるよ……)


撫子「悪かったよ。ごめん。すぐご飯にするからさ、お風呂先に入っちゃってよ」

櫻子「んー」


パタン


花子「ねーちゃん……言わなくていいの?」

撫子「だって……なんか櫻子機嫌悪いし」


撫子「言ったからってどうなるもんでもないし」

77: 2014/06/24(火) 21:25:08.52 ID:uxUpszsR0.net
しゃわー……

櫻子「うー……肩こってる」もみもみ

櫻子(う、うわ……谷間できた……///)


櫻子「…………」

櫻子(あっついなぁ……最近やけに身体があつい)

櫻子「ちょっと、疲れたな」きゅっ


櫻子(明日は久しぶりに向日葵と出掛けるし、元気ないとこ見せたら可哀想だよね)

櫻子(ねーちゃんたちにも……ちょっと当たっちゃった)


櫻子「ふぅ……」さーっ……


櫻子(冷たいシャワーが……気持ちいい……)

――――――
――――
――

78: 2014/06/24(火) 21:28:10.99 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「ひまわりー、いくぞー」ガラッ

向日葵「あっ、ちょっと勝手に入って来ないでくださる?」

櫻子「なに、服選んでんの?」

向日葵「そりゃそうですわよ。私たちこれから一応着るもののお店に行くんですのよ? 自分が着るものにも少し気をつかわないと……」

櫻子「あーそっか」

向日葵(ま、まぁ一番は櫻子と一緒に出掛けるのに変な格好したくないからですけど……///)


櫻子「……ごめんそっか。私も着替え直してくるっ」

向日葵「えっ?」

櫻子「ちょっと待っててね」タッ

向日葵(あら予想外……いつもならそんなの特に気にしなそうなのに)


向日葵(……櫻子にも、それなりに女の子らしさが出てきたってことかしら)クスクス

80: 2014/06/24(火) 21:32:19.51 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「なんかいい服なかったかな」

櫻子「あ、これでいいや」


櫻子「!」


櫻子(あ、あれ……!? キツい……)

櫻子「うそでしょ、なんで」

櫻子(これも……おっOいのせい?)

櫻子「やだ、張っちゃう! こんなの着れないよ!」

櫻子(どうしよう!)





向日葵「櫻子、私は準備できましたわ」

櫻子「ひまわり……」

81: 2014/06/24(火) 21:36:46.12 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「どうしましたの?」

櫻子「…………」


櫻子「ふ、服貸してくれない?」

向日葵「えぇっ?」

櫻子「だめなの。可愛い服はあれもこれもきつくて……」

向日葵「あなた……そんなに大きくなってたんですのね」

櫻子「お願い! 向日葵のならたぶん入るからさ、何か貸してください!」ぱんっ

向日葵「それは……いいですけど」


向日葵(櫻子は他所行きの服をこれから先どうするつもりでしょう……)

83: 2014/06/24(火) 21:39:53.46 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「わ! ちょうどいい♪」

向日葵「あら本当……似合いますわね」

櫻子「えへへ、そうっ?」くるっ

向日葵(う……///)


櫻子「よーしじゃあ行こう! 向日葵のパンツを買いに!

向日葵「あなたのブラですわよ」


向日葵「櫻子、あなた何か服も見てみた方がいいんじゃなくて?」

櫻子「あ、そっか……」

向日葵「お金とか大丈夫?」

櫻子「いや、お金無いんだよ。今日のお金だってお母さんに事情話して貰ったやつだし……」

向日葵「……とりあえず、行きましょうか。いろいろ見てから決めればいいですわ」

櫻子「……うん」

85: 2014/06/24(火) 21:43:08.46 ID:uxUpszsR0.net



櫻子「へぇ~いろいろあるんだね」

向日葵「初めてですし、とりあえず測ってもらいなさい」

櫻子「は、恥ずかしい……」

向日葵「大丈夫ですわよ。……すみません」

「はい?」

向日葵「この子のバストサイズを……」


櫻子(み、みんなやるんだよね、こんなの)

櫻子(他の人におっOい見せるなんて、なんか……)

櫻子(……あれ、なんでだろ。今までだったらそこまで恥ずかしいとも思わなかったはずなのに)


「それでは、こちらへどうぞ」

櫻子「あ……はいっ」

87: 2014/06/24(火) 21:46:23.22 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「どういうのにしましょうか……」

向日葵(この前はスポブラとか言ってたけど、今の櫻子だと……)

向日葵(いろんな服に合わせられて……長く使えそうなやつ……?)

向日葵(……でもこの先どこまで大きくなるかなんてわからないですし、どうしましょう……)


向日葵(私の夢のひとつである『櫻子のブラを選んであげる』が叶うというのに……)


向日葵(本当はすごい可愛いのを選んであげたかったんですわ。こういうちょっとフリルとかの……あの子はずっと小さいままだと思っていましたもの)カチャ

向日葵(櫻子におっOい、かぁ……)


櫻子「向日葵」

向日葵「あ、終わりました?」

88: 2014/06/24(火) 21:49:25.89 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「えっとね、ごにょごにょ……///」

向日葵「えっ!?」

櫻子「……なんだって。おっきい……よね」

向日葵「ちょ、ちょっと予想以上なんですけど……!」

櫻子「で、どういうの買えばいいの? 私なんにもわかんないから向日葵教えてよ」

向日葵「えーっと……やっぱり可愛い方が良い?」

櫻子「うーん……あんまり目立たない、浮き出なかったりしないとかなら、結構なんでもいいかも」


櫻子「こういうとこ、なんか居心地悪いからさ。早く違うとこ行きたいよ」

向日葵「そうはいっても……ひとつだけというわけにもいかないですし、ちゃんと選んでおかないと」


向日葵「こういうのとかは?」カチャ

櫻子「うわ! おばさんくさ!」

向日葵「……ですわよね」カチャ

90: 2014/06/24(火) 21:55:11.69 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「こういうのとかどうなの?」カチャ

向日葵「ダメですわ。サイズがほら……」

櫻子「えーでもカップ的にはほら、大丈夫じゃん」

向日葵「……こういうのってつけてみないとわかんないんですわよね。ちょっと試着してみますわよ?」

櫻子「向日葵がつけるの?」

向日葵「あなたですわよ! よくわかんないでしょうからつけてあげるって言っるんですの! ほら来なさい」

櫻子「なっ、なんで試着室に二人で入らなきゃなんだよ!」

向日葵「女の子同士なんだからそんなの気にしませんわよ誰も。初めてだと付け方もよくわかんないから、こういうとこの試着室は店員さんとかも入れるように、二人くらい入れるようになってるんですわ」

櫻子「そうなんだ……じゃあま、いいけど」

91: 2014/06/24(火) 21:58:13.30 ID:uxUpszsR0.net



櫻子「あ、ほら! カップぴったり!」

向日葵「じゃあ後ろ閉めてみますわよ?」


向日葵「はい」

櫻子「え?」

向日葵「しめましたわ。緩いでしょう」

櫻子「こんなんじゃダメじゃん! 前パカパカしちゃう……本当はしめてないんでしょ?」

向日葵「しめましたわよ。大抵のものは胸に見合った平均身長を考慮して作ってますから、あなたみたいな小さい子がつけるとカップは合っていても外れちゃいそうになるんですわ」

櫻子「そんなぁ……」

95: 2014/06/24(火) 22:02:34.40 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「……って、向日葵も身長的には私とそこまで変わんないじゃん」

向日葵「ええ。だから私も大変だったんですわよ? 自分にあったブラを探すのは」

櫻子「なるほどね……」


櫻子(私の知らないとこで、向日葵は苦労してることもあったんだ)


櫻子(向日葵は大きくてもいいことないって言ってたことがあるけど……こういうのとか大変だからかな……)


向日葵「ほら、他の探してみますから、上着なさい」

櫻子「うん」

櫻子(一緒に来てよかった。私だけじゃなんにもわかんなかったよ)

97: 2014/06/24(火) 22:06:04.03 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「~♪」

向日葵「良いのがあってよかったですわね」

櫻子「ぴったりだもん! ほら!」

向日葵「着けて帰る必要はあったのかわかりませんけど……どう? チクチクしたりしない?」

櫻子「しないしない。ぴったり! かわいいし!」

向日葵「上手くフィットするブラは付けてても気持ち良いものなんですわ。大切にしなさいね」

櫻子「ありがとう向日葵!」

向日葵「……ふふ」

向日葵(胸は成長しても……あなたは変わらない、櫻子のままですわ)


櫻子「あっ! やば!」

向日葵「えっ? どうしましたの?」

櫻子「向日葵のくまさんパンツ買うの忘れた」

向日葵「いりませんわよ」

98: 2014/06/24(火) 22:09:45.92 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「ただいま帰りましたわ」

楓「あっ、おねえちゃんおかえりなの!」

向日葵「楓、お腹すきました?」

楓「うん! あ、でもお風呂まだなの」

向日葵「一緒に入っちゃいましょうか」





楓「おねえちゃん、今日は櫻子おねえちゃんのぶらじゃー買いに行ったんだよね?」

向日葵「あら……? 私楓に言いましたっけ」

楓「花子おねえちゃんが今日来て教えてくれたの!」

向日葵「花子ちゃんが……」

100: 2014/06/24(火) 22:13:37.45 ID:uxUpszsR0.net
楓「櫻子おねえちゃんのおっOいおおきくなったの??」

向日葵「ええ。楓も見たらびっくりしますわよ?」

楓「おねえちゃんとどっちがおっきい?」

向日葵「それは……まだ私の方が、少し」


楓「楓もおねえちゃんみたいになれるかなぁ」ぺたぺた

向日葵「なれますわ。楓は私なんかより全然綺麗な、美人さんになりますわよ」

楓「ううん、おねえちゃんの方が可愛いと思うの!」

向日葵「ふふ……ありがとう、楓」なでなで

102: 2014/06/24(火) 22:16:45.04 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「楓、明日は久しぶりに一緒にお出かけしましょうか」

楓「いいの? おねえちゃん今日もおでかけしたから疲れてるんじゃ……」

向日葵「ちょっとちょっと、私はまだ中学生ですわよ? 体力なんてありあまってますわ。それに今週は三連休ですしね」

楓「じゃあ、おことばにあまえたいと思うの♪」

向日葵「あら、難しい言葉知ってますのね?」クスクス

楓「綺麗な人になるにはことばづかいも良くなくちゃいけないの。おねえちゃんみたいに」

向日葵「あらあら。今度櫻子にもそれ言ってやってくださいな」

楓「櫻子おねえちゃんは今のままが一番似合ってるの!」


向日葵(今のままが……一番……)

103: 2014/06/24(火) 22:21:19.51 ID:uxUpszsR0.net



撫子「櫻子ブラみせてよ」

花子「見せてほしいし」

櫻子「だーっ! そんな人に見せるようなもんじゃないでしょ!? あっちいけー!///」

撫子「妹の初ブラを見ておきたいんだよ。姉として」

花子「妹として」

櫻子「だめったらだめ! 私の胸はそんなに安くないの!」

撫子「なんで、安いよあんたなんて。うまい棒一本くらいだよ」

花子「五円チョコだし」

櫻子「……もう怒った。絶対見せない」

撫子「今のは割とマジでごめん」

花子「櫻子の胸の価値は天文学的数値だし。グレートノヴァだし」

櫻子「ハンマー!?」

104: 2014/06/24(火) 22:24:55.58 ID:uxUpszsR0.net
――――――

[そして日曜と、祝日であった月曜も過ぎた]

[櫻子は家から出る用事もなく家でぐだぐだしていたのだが……]

[三連休明けの、登校前の朝]



撫子「…………」

花子「…………」

櫻子「……や、いや……」


撫子「櫻子……」


向日葵「櫻子ー? 遅刻し……」ガチャ

花子「あっ」


撫子「ひま子……」

向日葵「どうしたんですの? みんな深刻そうな顔し…………!?」

105: 2014/06/24(火) 22:28:01.91 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「ひま、わりぃ……」ぐすぐす


向日葵(な、な……!!?)


向日葵「嘘っ!!? なんですのその胸は!」


撫子「やっぱりおかしいよね……この子の胸、どんどんスピードあげて大きくなっていってるみたいなんだ」

花子「もうとっくにひま子ねーちゃんよりも大きくなっちゃったし……」

向日葵(た、確かにこの大きさは完全に私以上……!!)

櫻子「もう嫌だ……私は病気なんだぁ……」ぽろぽろ

向日葵「病気だなんて、そんな、これはきっと何かわけがあると思いますわ!」

撫子「でも、こんな奇怪な現象聞いたことも無いし……」

花子「櫻子……」

107: 2014/06/24(火) 22:31:45.76 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「私のことは放っておいて!! 私は普通じゃないんだ!!」ガタン

向日葵「あっ、櫻子!!」


撫子「…………」

花子「…………」

向日葵(ど、どうしましょう……)



向日葵(…………)



向日葵「……お二人とも、ここは私に任せてください」

花子「…………で、でも」

108: 2014/06/24(火) 22:34:47.36 ID:uxUpszsR0.net
撫子「お願いしますっ!!」ゲザァ

向日葵「えっ!」


撫子「私たちじゃあ……私たちじゃ胸のことに関して何もあの子の力になってあげられないんだ!! 今は私たちなんかより胸に詳しいあんたの力が必要だ!!」

花子「おっ、おねがいしますしっ!」ゲザァ

撫子「あの子……あんたと一緒に買いに行ったブラももう入らなくなったって……泣いてて……!」

花子「花子たちには、どうしてあげることもできなくて……!」


向日葵「お、お二人とも、お顔をあげてください!」

撫子「頼む、頼んだよ……!」

花子「櫻子を元に戻してあげて……!」


向日葵「…………!」

118: 2014/06/24(火) 23:12:04.94 ID:uxUpszsR0.net
向日葵(撫子さんと花子ちゃんには学校に行ってもらいましたけど……私と櫻子は今日は遅刻か休むことになりそうですわね)

向日葵(一日ぐらいの欠席くらい大したことない……もしかしたら、あの子が不登校になってしまうかもしれないんですから)

向日葵(かといって、どうしたものか……)


コンコン

向日葵「……櫻子?」


「入らないでっ」

向日葵「そんな……私しかいませんわよ?」


「向日葵にも……みられたくない」


向日葵「…………」

121: 2014/06/24(火) 23:17:26.38 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「きつい言葉を言うようですけどね」


向日葵「あなたと私の何が違うんですの?」


「全然違うよ!! 私はついこの間まで……!」


向日葵「私だって、気づいたら今の大きさでしたわ」


「うそだよ! 向日葵はちゃんと徐々に大きく……!」


向日葵「でもそうなり始めたのは、とても早い時期だった。『普通じゃない』って、皆にもあなたにも言われたのを今でも覚えていますわ」


「え……」


向日葵「櫻子は、ようやく私と同じ位置に立っただけ」


「…………」

櫻子(そっか……向日葵は……こんな気持ちをずっと前から、ずっと……!)

124: 2014/06/24(火) 23:22:45.16 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「櫻子……私だけが、あなたの気持ちがわかるんですわ。だからここを開けてくださいな……」


「…………」


ガチャ


向日葵「…………」

櫻子「……向日葵、ごめんね」たゆん


向日葵(で、でっか……)


櫻子「わたし、向日葵の気持ち……こんなに嫌な気持ちだったなんて、知らなかった……ごめんね……」


向日葵「い、いいんですのよ。それより……学校に行きましょう?」


櫻子「え……」

127: 2014/06/24(火) 23:27:37.66 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「恥ずかしいことなんてないですわ。みんないつかは大きくなるんですから。それが急に来ただけ」


櫻子「でも……こんなの普通じゃないよ……」


向日葵「大丈夫……私がずっとついていますから」


櫻子「ふぇ……?」


向日葵「私がずっと隣にいれば、そんなに大きくは見えないと思いますわ。陰口を叩く人がいたら、その陰口は私に向けられているのも同じ……苦しみも半分にできる」


向日葵「あなたが望むなら、お医者さんに行って相談してもいいですわ。私も一緒に協力しますから……」


向日葵「だから、一緒に学校に行きましょう?」


櫻子「向日葵……」


向日葵(…………)

133: 2014/06/24(火) 23:33:41.46 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「それに、私はどんなに大きくなったって、櫻子が好きですわ……///」

櫻子「……?」


向日葵「こういう、櫻子も……私は、全然……///」もみもみ

櫻子「え、どしたの?///」


向日葵「あぁ、我慢できない……!」ぬぎぬぎ

櫻子「えっ! えっ!?///」


向日葵「櫻子……私はあなたがいつだったか、この胸を好きだって言ってくれたときから、自分に自信が持てるようになりましたの」


向日葵「私も……櫻子のおっOいが大好きですわ……///」

135: 2014/06/24(火) 23:38:02.59 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「ちょっ、ちょっと……! あっ……♥︎」

向日葵「ふふ……こんなに大きくなって……///」


櫻子「やぁっ……んんっ♥︎」

向日葵「大丈夫、私に任せて……♥︎」

櫻子「そんな、こんな朝から……///」


向日葵「こんなに大きいから、右と左を同時に可愛がれますわ。んっ……♥︎」ちゅっ

櫻子「あっ……吸っちゃダメっ…… 吸っちゃ……!! あっ!///」



きゅうううぅぅぅぅ……


向日葵「はっ!!?」

櫻子「えっ!!?」

137: 2014/06/24(火) 23:41:32.42 ID:uxUpszsR0.net
しゅぅぅぅぅ……


……ぺたん


向日葵「なっ、そ、そんな…………」

櫻子「お、おっOいが……無くなった……」


向日葵「…………」

櫻子「…………」


向日葵「ええええええええええええっ!?」

櫻子「やったあああああああああああっっ!!!」


櫻子「向日葵ありがとう! 向日葵のおかげだよ! 」

向日葵「いやいや、えっ!? さっきまでここにあったおっOいは、えっ!?」

櫻子「向日葵が吸ってくれたから空気が抜けたんだよ!」

向日葵「空気!? そんなわけないでしょう! 確かにちゃんとしたおっOいの感触でしたわ!」

櫻子「元通りの私だーー! やったー!!」

141: 2014/06/24(火) 23:45:29.89 ID:uxUpszsR0.net
向日葵「ずっ、ずるいっ! 私だって今よりもう少し小さい方がからかわれなくていいですわ! ほら櫻子! 吸って!///」ぷるん


櫻子「…………」

向日葵「早く! ほらっ!」

櫻子「えー……私はそのままの向日葵の方が……」

向日葵「自分だけずるいですわよ! ほら、吸うだけでいいですから!」

櫻子「だって向日葵、私が好きだって言ったからそのおっOいに自信持てるようになったんでしょ……?」

向日葵「それとこれとは話が別っ!! 早く吸いなさい!」むぎゅ

櫻子「ん"ーー! 苦しい! 息が!」


櫻子「もう……ちょっとだけだからね」

ちゅうぅ……


向日葵「んっ、んああっ♥︎」

櫻子「へ、変な声出すな……/// 」

143: 2014/06/24(火) 23:49:05.64 ID:uxUpszsR0.net
櫻子「……あれ?」ちゅー

向日葵「な、何も起こらない……」


櫻子「ほら、やっぱ向日葵のはちゃんと成長したやつだから、私のとは違うんだよ」

向日葵「そ、そんなぁ……」


櫻子「…………」

向日葵「…………」


櫻子「とりあえず、服着るか」

向日葵「そ、そうですわね……///」


櫻子「…………」

向日葵「…………」


櫻子「……んじゃ、学校行こうか」

向日葵「え、ええ……」

146: 2014/06/24(火) 23:53:40.69 ID:uxUpszsR0.net
ちなつ「あー! 櫻子ちゃんたち来た!」

あかり「おはよ~。今日はどうしたの?」

櫻子「え、えーと……」

向日葵「詳しくは言えないというか、私たちにもよくわからないというか……」


ちなつ「あれ櫻子ちゃん、パッドとったの?」

櫻子「えっ?」


ちなつ「おっOい元に戻ってるじゃん。もうパッドやめちゃったんだ」

あかり「ぱ、パッドだったの?」


向日葵「いや、この子のは……」


櫻子(!!)


櫻子「そーーーなんだよ!! もう面倒くさくなってさあ! パッドやめたんだー!!」

向日葵(えっ!?)

148: 2014/06/24(火) 23:57:09.29 ID:uxUpszsR0.net
ちなつ「もー……驚かせるにしても、そんなにすぐやめちゃ意味ないでしょー?」

あかり「なあんだ、あかり本物だとおもってびっくりしちゃったよぉ」

櫻子「あっはっはっはっは! あかりちゃんひっかかったー!」

向日葵「…………」


櫻子「いやーやっぱ考えてみれば、うちにおっOいは一人で充分だなーってね」もみもみ

向日葵「ちょ、ちょっと!///」


櫻子「うーんやっぱりおっOいは他人のを揉むに限る」

151: 2014/06/25(水) 00:02:27.96 ID:WAGj1Bp/0.net
向日葵「櫻子! あなた私の気持ちわかってくれたんじゃありませんの!?///」


櫻子「大丈夫大丈夫。私は向日葵のおっOい大好きだよー」


向日葵「そうじゃなくて!!」


あかり「あはは、な、仲いいねえ……」

ちなつ「じゃあせっかくだからあかりちゃんのも揉んであげようか」わきわき

あかり「んん!? だ、大丈夫だよぉ!」



ギャーギャー……

153: 2014/06/25(水) 00:07:49.80 ID:WAGj1Bp/0.net
後日]

撫子「あーあーすっかり元に戻っちゃって……私たちを揺さぶらないでよ。この前欠席して損した」

櫻子「仕方ないじゃんか! 私にもよくわからなかったんだから!」

花子「でも写真ぐらいとっとけばよかったなーって思うし」


撫子「あれ? そういやあんたのブラは?」

櫻子「えっ?」

撫子「ひま子と買いに行ったじゃんか、すぐ付けられなくなったけど」

花子「今となってはあのブラだけが今回の事件の証拠だし」

櫻子「そ、そういやどこ行ったんだっけ……?」


撫子「……もしかして、そのブラも消えちゃったの……?」

花子「怖っ!! 一体なんなんだし今回の一連の事件!」

櫻子「恐怖! 急激に膨らむ胸! 消えたブラ!」

撫子「あーもうやだやだ……こんな変なのに付き合ってられないよ」

櫻子「変なのって言うな! 私も怖かったんだから!」

155: 2014/06/25(水) 00:10:58.35 ID:WAGj1Bp/0.net
[さらに後日]


向日葵(んふふふ……)

向日葵(ああ、本当にいいものを手に入れましたわね……///)

向日葵(たとえ数時間しか使われなかったとしても、これはまぎれもなく櫻子のブラ……!)すんすん

向日葵「この先何ヶ月も、素材には困りませんわ!!」ばーん


櫻子「どざえもんがどしたって?」ガラッ

向日葵「きゃーーっ!? 櫻子!!」

櫻子「あーーっ!? そのブラ消えたんじゃなかったの!?」

向日葵「えっ!? いやこれは違くて……!」

櫻子「というか向日葵今これで何やってたんだーー!?///」

向日葵「いやあああああぁぁぁぁ!!///」



~fin~

157: 2014/06/25(水) 00:13:38.91 ID:d5CaQJUk0.net
おつ

161: 2014/06/25(水) 00:17:30.65 ID:WAGj1Bp/0.net
支援ありがとうございました

引用元: 【ゆるゆり】櫻子「わ、私のおっぱいが……///」