唯「和くん大好き！！！」完結編 : SSまにあっくす！

1: 2011/06/24(金) 00:48:34.33 ID:uHUcIUmc0

唯「和くーん！」

唯「和くん大好き！」

唯「和くん大好き！！」

ただいま大学2年生絶賛同棲中

4: 2011/06/24(金) 02:08:33.66 ID:uHUcIUmc0

唯『もしもし！』

和「どうした？」

唯『和くん今どこ？』

和「さっき家帰ってきた」

唯『私ももうすぐおうち着くよー』

和「あー、そうなんだ。じゃあな」

唯『ちょっと待ったぁ！』

5: 2011/06/24(金) 02:09:03.84 ID:uHUcIUmc0

和「まだなにか？」

唯『今切ったら通話時間1分にも満たないよ！』

和「むしろ20秒くらいだなたぶん」

唯『今日ね、ケータイの履歴を見てたんだよ』

和「それで？」

唯『私達に足りないものを発見しました！』

和「ほー」

唯『気になるでしょ？』

和「通話時間だろ」

唯「……あれ？」

6: 2011/06/24(金) 02:10:13.89 ID:uHUcIUmc0

和「じゃ、そういうことで」

唯『ちょっと待ったぁー！！』

和「もういいだろ。1分過ぎたし」

唯『ちっがーう！そういうことじゃなくて！』

和「毎日一緒なんだから電話もメールもする必要もない」

唯『あっ、毎日一緒っていい響きだね』

和「だからそれをありがたく思って早く帰って来い」

唯『それとこれとは別問題だよ！』

和「なんか話したいことでもあるの？」

唯『ううん』

和「あっそ…」

7: 2011/06/24(金) 02:10:59.84 ID:uHUcIUmc0

唯『そういえば昔から和くんと長電話ってしたことなかったよね』

和「長電話するなら会ったほうが早かったし」

唯『電話すると会いたくなっちゃうしね！』

和「まぁな」

唯『今も？』

和「今は…だってすぐ帰ってくるし」

8: 2011/06/24(金) 02:12:14.88 ID:uHUcIUmc0

唯『じゃあ遠距離だったら？』

和「遠距離ってどれくらい？」

唯『うんとね、北海道と沖縄くらい！』

和「ずっと？」

唯『ずっと』

和「……」

和「……」

和「……」

和「想像できないな…」

唯『もっと想像力膨らませて！』

9: 2011/06/24(金) 02:13:09.54 ID:uHUcIUmc0

和「唯は想像できんの？」

唯『……』

唯『……』

唯『……』

唯『想像できないね…』

和「そうだろ」

唯『あっ、でもね、もし和くんが遠く行くことになったら私ついてくよ！」

和「……そうやってそのうち怠け者の長女としっかりものの次女ができあがるのか」

唯『えっ？』

和「いや別に」

10: 2011/06/24(金) 02:14:35.61 ID:uHUcIUmc0

和「もうすぐ着く？」

唯『あと5分くらいかなぁ』

和「そっか」

唯『うん！』

和「あのさ…」

唯『んー？』

和「好きだよ」

唯『』

11: 2011/06/24(金) 02:15:15.59 ID:uHUcIUmc0

和「じゃあな」

唯『ちょっと待った！！！』

和「もういいから早く帰ってこいよ」

唯『あんなこと言われたら電話切れなくなっちゃうよぉ…」

和「……早く帰ってきてよ」

12: 2011/06/24(金) 02:15:56.45 ID:uHUcIUmc0

ﾊﾞﾝｯ
唯「ただいま！！」

和「あぁ、おかえり」

唯「生和くんっ」ﾀﾞｷｯ

和「早かったな」

唯「和くんが会いたいっていうから走ったんだよぉ」

和「電話してたらなんとなく…な」

唯「えへー、最初はしぶしぶだったのにねー」

和「……とにかく、夕飯にしよう」

唯「あっ、その前に！」

和「ん？」

13: 2011/06/24(金) 02:16:37.37 ID:uHUcIUmc0

「」

22: 2011/06/28(火) 17:55:33.36 ID:SqvuIumV0

律「なぁ、この記事」

澪「なになに……モテる女子力を磨くための４つの心得？」

梓「律先輩……モテたかったんですか？」

紬「りっちゃんは今のままで十分よ！」

律「そうじゃなくて、とりあえず最後まで読んでみろって」

23: 2011/06/28(火) 17:56:01.28 ID:SqvuIumV0

澪「1. あえて2～3世代前のケータイを飲み会に持っていく」

梓「なんですかこれ…？」

澪「iPhoneはだめなのか？」

律「梓これ言ってみろよ」

梓「えっ、なんでですか嫌ですよ」

律「じゃあジャン負けな！」

律「さーいしょはグー！」

梓「ちょっと！」

律「じゃーんけーん」

24: 2011/06/28(火) 17:56:37.55 ID:SqvuIumV0

梓「負けた……」

律「ほれほれ」

梓「うぅ…」

梓「ケータイとか詳しくなくてぇ～！ずっとコレ使ってるんですけどぉ～！使いにくいんですぅ～！ぷんぷくり～ん（怒）」

唯「あずにゃん……何かあったの？」

梓「さっきまでお菓子食べてたのにこんなときだけ入ってこないでください！」

唯「怒られた！」

紬「今ね、この記事読んでたの」

唯「どれどれー？」

25: 2011/06/28(火) 17:57:10.95 ID:SqvuIumV0

澪「2. Twitterで＞＜を使うとモテる」

澪「本当かなこれ…」

唯「絵文字の方がかわいいよぉ」

梓「唯先輩の変な絵文字もどうかと思いますけど…」

唯「えー、かわいいのに」

26: 2011/06/28(火) 17:57:55.69 ID:SqvuIumV0

澪「3.とりあえず男には「えー！なにそれ!?　知りたい知りたーい♪」と言っておく」

梓「これはなんとなくわかりますね」

律「澪、その先読んでみ」

紬「唯ちゃんなら自然にできそう！」

唯「ムギちゃんだって～」

澪「頭に指をさしてくるくる回しつつ「キュンキュンキュン！　キュンキュンキュン！」と言って……」

梓「……」

紬「えっと…」

唯「こんなことしないよぉ…」

27: 2011/06/28(火) 17:58:33.38 ID:SqvuIumV0

澪「それで最後は……」

唯「和くん、今日夕飯どうしよっか？」

和「そうだなぁ…」

唯「……はっ」

唯「オムライス！オムライス食べたい！」

和「あー、いいんじゃない」

28: 2011/06/28(火) 18:00:09.08 ID:SqvuIumV0

唯「……」

唯「……」

唯「……」

和「？」

唯「や、やっぱりだめだよオムライスなんて！」

和「は？」

唯「オムライスは…かわいそうだから……」

和「……は？」

29: 2011/06/28(火) 18:00:38.08 ID:SqvuIumV0

唯「だって……」

唯「だって卵割ったらひよこが氏んじゃう！」

和「……」

唯「ピヨピヨとすら鳴けないんだよ……」

和「ひよこもなにも無精卵だから」

唯「……」

和「……」

30: 2011/06/28(火) 18:01:13.48 ID:SqvuIumV0

31: 2011/06/28(火) 18:02:08.37 ID:SqvuIumV0

唯「知ってるよそれくらい！」

和「いや、だって今……」

唯「和くんはもっとニュース見たほうがいいよ！」

和「ちゃんと見てるし唯にだけは言われたくない」

和「有精卵が混ざってたニュースでもやってた？」

唯「……これ」

32: 2011/06/28(火) 18:03:12.06 ID:SqvuIumV0

和「……」

唯「……」

和「バカじゃないの？」

唯「うっ」

和「モテたかったの？」

唯「和くんに！」

和「……バカじゃないの」

33: 2011/06/28(火) 18:03:57.18 ID:SqvuIumV0

唯「でもね、モテ期は3回あるっていうけどこないと思うの！」

和「それは唯が気づいてないだけであったと思うけど…」

唯「なんでかというとね！」

和「なんでかというと？」

唯「えへー、なんでだと思う？」

和「さぁ…」

唯「もう和くんに一生分の愛をもらってるから！」

和「……」

唯「……」

和「バ……

34: 2011/06/28(火) 18:04:25.20 ID:SqvuIumV0

「」

35: 2011/06/28(火) 18:05:06.65 ID:SqvuIumV0

和「……」

唯「バカじゃないよ！」

和「…はい」

唯「えへへ」

39: 2011/07/09(土) 01:32:39.31 ID:KJlLnvTV0

唯「ただいまぁ…」

和「おかえり……って、びしょ濡れじゃん」

唯「雨に降られまして…」

和「傘持ってたろ」

唯「ギー太をかばってました!」

和「変わらないというか学習能力がないというか」

唯「愛するギー太のことはこの身を投げ打ってでも守らないといけないのです」

和「はいはい」

40: 2011/07/09(土) 01:33:22.08 ID:KJlLnvTV0

唯「あ、もちろん和くんもだよぉ」

和「俺のことも守ってくれんの？」

唯「もちのろんだよ！」

和「へー」

和「どうやって？」

唯「んとねー」

41: 2011/07/09(土) 01:33:54.15 ID:KJlLnvTV0

唯「こうやっ……

和「ちょっと待った」

唯「へ？」

和「そのまま部屋にあがらないで先に風呂」

唯「和くんのいけずぅ」

和「いや、濡れたまま抱きつこうとするなよ」

42: 2011/07/09(土) 01:34:31.71 ID:KJlLnvTV0

唯「いーい湯ーだーな♪ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾝ」

和「着替えここ置いとくから」

唯「ほーい」

唯「いーい湯ーだーな♪……」

唯「……着替え？」

43: 2011/07/09(土) 01:35:22.61 ID:KJlLnvTV0

唯「和くんっ」ﾀﾞｷｯ

唯「あれ？ご飯作ってくれたんだ！」

和「濡れて帰ってきたのに作らせるのもなんだしな」

唯「へへ、ありがとぉ」

唯「手伝うねー」

和「んー、じゃあお皿出しといて」

唯「はーい」ｷﾞｭｰ

和「ん？」

唯「和くん分補給してからね～」

和「んー」

44: 2011/07/09(土) 01:36:33.20 ID:KJlLnvTV0

唯「そういえば、和くんこれが好きなの？」

和「好きもなにもいつもそれ着てるじゃん」

和「その変なTシャツ」

唯「かわいいでしょ～」

和「かわいくはない」

唯「えー」

唯「和くんもおそろいで着る？」

和「俺はいらない」

唯「今度見つけたら買ってくるね！」

和「いらないって…」

45: 2011/07/09(土) 01:37:16.27 ID:KJlLnvTV0

唯「あっ、でもTシャツのことじゃなくてね、その……」

唯「下着のほう……」

和「……」

唯「これが好きなの？」

和「……たまたま目についたから持ってっただけ」

唯「ふーん」

唯「次こういうの買おうかと思ったのになぁ」

和「えっ」

唯「じゃあ和くん分も補給できたしご飯にしよ～」

和「あ、うん」

46: 2011/07/09(土) 01:37:53.01 ID:KJlLnvTV0

唯「いただきまーす」

和「いただきます」

唯「んまい～」

和「あのさ…」

唯「んー？」

和「もうちょっと大人っぽいのがいいと思う」

唯「Ｔシャツの話？」

和「下着の話」

47: 2011/07/09(土) 01:38:37.90 ID:KJlLnvTV0

唯「……似合うかな？」

和「似合わないと思うけど」

唯「じゃぁやだよー」

和「似合わないのにちょっと背伸びして大人っぽい下着にしてるっていうのもなかなか…」

唯「だって…でも…どうせ全部……」

和「今つけてるやつなら全部取らない」

唯「」

48: 2011/07/09(土) 01:40:35.07 ID:KJlLnvTV0

唯「和くんってさ……」

和「皆まで言うな」

唯「……」

和「……」

和「あ、言わないんだ」

唯「言うなっていったから」

和「まぁそうなんだけどさ」

和「……どうせマニアックだよ」

唯「おっしゃる通りです」

54: 2011/08/01(月) 03:27:44.30 ID:/PXps5hA0

>>52
紬「和くんは下着へのダメージを考えて、足に引っ掛けるんじゃないかな？」

梓「心の中を読まないで下さい！」

唯「なんの話ー？」

そんなわけで夏だけど学祭編始まります

55: 2011/08/01(月) 03:28:31.09 ID:/PXps5hA0

ｼﾞｬｶｼﾞｬﾝ

律「よーし！じゃあ続きはまたあとでな！」

唯「いよいよあずにゃんの大学デビューだね～」

梓「先輩達だって大学でいままでライブしてなかったんだから同じじゃないですか」

紬「唯ちゃんはこのあとどうするの？」

唯「えへへ、実は和くんと待ち合わせを」

梓「私も憂たちと約束してます」

澪「じゃあライブの前にまたここに集合な」

56: 2011/08/01(月) 03:29:52.78 ID:/PXps5hA0

和「……」

和「大学って無駄に広いよなぁ…」

ﾄﾞﾝｯ

女1「あっ、すみません」

和「いえ……」

女1「何か落としましたか？」

和「メガネを」

ｸﾞｼｬ

和女1「」

57: 2011/08/01(月) 03:30:37.41 ID:/PXps5hA0

女1「す、すみません！！」

和「いや…こっちの不注意もあるんで」

女1「弁償します！」

和「大丈夫ですよ」

女1「でも……」

和「じゃぁ、道案内してもらえませんか？」

女1「え？」

和「人と待ち合わせしてるんですけど場所がよくわからなくて」

58: 2011/08/01(月) 03:31:51.90 ID:/PXps5hA0

唯「あれ？和くんまだいないや」

紬「じゃあ来るまでみんなで待ってようか？」

唯「ありがたいこって」

律「いいっていいって」

澪「あ」

唯「来たー？」

59: 2011/08/01(月) 03:32:30.75 ID:/PXps5hA0

女1「おうちはこのへんなんですか？」

和「まぁわりと近くです」

女1「そうなんですかー」

女1「じゃあ大学もこのあたりなんですか？」

和「そうですね」

60: 2011/08/01(月) 03:33:17.00 ID:/PXps5hA0

唯「」

澪「メガネしてないな」

梓「結構雰囲気変わるんですね」

律「しかも女の子連れてんじゃん」

61: 2011/08/01(月) 03:35:29.91 ID:/PXps5hA0

和「ありがとうございました」

和「たぶんこのへんだと思うんで」

女1「あの…やっぱり弁償します」

和「本当に大丈夫ですよ」

女1「じゃあ……ちょっと待ってください」

和「？」

女1「これ、私の連絡先なんで何かあったら連絡ください」

和「ご丁寧にどうも」

和「じゃあ」

62: 2011/08/01(月) 03:36:14.70 ID:/PXps5hA0

唯「和くん！」

和「あ、唯」

和「待たせちゃって悪かったな」

唯「なんでメガネしてないの？かっこつけてるの？」

和「第一声がそれかよ」

唯「じゃあ…今の人はどなたでしょうか…？」

和「ぶつかった時にメガネ壊れて目もよく見えないからここまで案内してもらった」

唯「それだけ？」

和「それ以上何があるんだよ」

唯「なーんだぁ」

63: 2011/08/01(月) 03:38:01.22 ID:/PXps5hA0

唯「ところでその紙は？」

和「あー、これは弁償するからって連絡先書いてくれた」

唯「へー、いい人だね～」

律「弁償してもらうだけで済むかなー？」

唯「へ？」

律「そこから恋に発展したりして」」

唯「まっさかぁ」

64: 2011/08/01(月) 03:38:30.65 ID:/PXps5hA0

律「和にその気がなくても相手はわかんないしなぁ」

唯「そんなこと……」

唯「……れ、連絡するの？」

和「するつもりはないけど」

唯「だよね！メガネは自分で買うものだよ！」

和「まぁこっちの不注意もあるし」

65: 2011/08/01(月) 03:39:10.03 ID:/PXps5hA0

律「じゃあ唯、またあとでな」

唯「うんまたね～」

梓「遅刻しないでくださいね」

唯「大丈夫だよぉ」

紬「二人で楽しんできてね」

唯「うん、ありがとぉ」

66: 2011/08/01(月) 03:39:37.64 ID:/PXps5hA0

唯「あれ？和くんは？」

澪「和ならあそこに…」

女2「喫茶店やってるんですけどどうですか？」

和「喫茶店ですか」

女3「サービスしますよ～」

唯「」

67: 2011/08/01(月) 03:40:08.37 ID:/PXps5hA0

唯「和くん！」

和「唯、喫茶店だって」

唯「焼きそば！焼きそば食べに行こう！」

和「あー、うん」

和「じゃ、すみません」

68: 2011/08/01(月) 03:40:51.46 ID:/PXps5hA0

梓「唯先輩いつにも増して荒ぶってますね」

律「おもいっきり警戒してるなー」

澪「律が変なこと言うからだろ」

女2「彼女いたんだねー」

女3「まぁいるよね」

女2「結構かっこよかったねー」

女2「あー…女子大なんてこんな時じゃないと出会いないのに」

女3「あんたは合コンとかよく行ってるじゃん」

澪律紬梓「……」

69: 2011/08/01(月) 03:41:21.66 ID:/PXps5hA0

律「まんざら間違いでもない気がするけど」

梓「和先輩のスルースキルも今日はあんまり発動しませんね」

律「あれは親しくなればなるほど発動される気もするしなぁ」

梓「あぁ、唯先輩とか」

律「そうそう、唯とか」

澪「スルーうんぬんはおいといてもちょっと鈍いとこあるしな」

70: 2011/08/01(月) 03:41:56.99 ID:/PXps5hA0

紬「唯ちゃんライブ大丈夫かな？」

律「大丈夫だろー唯は」

澪梓「……」

律「大丈夫……だよな？」

梓「なんかあったら律先輩のせいですよ」

律「うーむ…」

79: 2011/08/25(木) 20:58:43.23 ID:2OWK1+xX0

和「焼きそば買いに行くんじゃなかったっけ？」

唯「そうだよー」

和「それなら外だよたぶん」

唯「……今から行こうと思ってたんだもん」

和「今明らかに同じところをぐるぐると……」

唯「しゃらっぷ！」

80: 2011/08/25(木) 20:59:14.49 ID:2OWK1+xX0

和「……なんか機嫌悪い？」

唯「和くんがメガネ壊したせいだよ」

和「なんだかんだで長く使ってたしなぁ」

唯「はぁ……」

和「ライブだからピリピリしてるなんてことは……」

和「あるわけないか」

唯「……」

唯「はぁ……」

和「おいおい」

81: 2011/08/25(木) 20:59:47.37 ID:2OWK1+xX0

唯「……」

唯「…さっきの子、かわいかったね」

和「誰のこと？」

唯「メガネの子」

和「よく覚えてない」

唯「かわいかったよ」

和「そうだっけ」

82: 2011/08/25(木) 21:00:34.87 ID:2OWK1+xX0

唯「その次の子はね、おっOい大きかったよ」

和「次の子って誰？」

唯「喫茶店の子」

和「よく覚えてない」

唯「ほんとに？」

和「ほんとだよ」

83: 2011/08/25(木) 21:01:49.96 ID:2OWK1+xX0

唯「……」

和「……」

唯「ち、違うよ！」

和「何が？」

唯「やっぱり何も違わないよ！！」

84: 2011/08/25(木) 21:02:17.60 ID:2OWK1+xX0

和「……」

和「…こういうとこは疲れるよ」

唯「疲れる？」

和「女の子がいっぱいいて」

唯「和くん別に女の子嫌いじゃないじゃん」

和「嫌いではないけど…」

和「一緒にいて疲れないのは唯くらいだから」

85: 2011/08/25(木) 21:02:57.33 ID:2OWK1+xX0

唯「……和くんや」

和「ん？」

唯「焼きそばのあとはアイス食べようね」

和「ライブの前にそんな食べて大丈夫？」

唯「だいじょーぶ！」

95: 2011/09/28(水) 18:01:09.08 ID:j2/O+t3M0

ｼﾞｬｶｼﾞｬｶ

梓「あれ？」

ｶﾞﾁｬ

梓「こんにちはー…」

唯「あー、あずにゃん」

梓「唯先輩、なんでこんな早いんですか？」

唯「あずにゃんこそ～」

梓「私はちょうどきりが良かったんで…」

唯「同じく！」

96: 2011/09/28(水) 18:01:45.64 ID:j2/O+t3M0

97: 2011/09/28(水) 18:26:08.85 ID:j2/O+t3M0

98: 2011/09/28(水) 18:26:51.79 ID:j2/O+t3M0

梓「せっかくの学祭なんだからギリギリまで回ってくればよかったじゃないですか」

唯「その台詞をそのまま返そう！」

梓「……」

唯「さてはあずにゃん……」

唯「緊張してる？」

梓「……逆です」

99: 2011/09/28(水) 18:27:23.09 ID:j2/O+t3M0

梓「ライブが楽しみで……」

唯「ほぉ」

梓「……」

唯「あずにゃんっ！」ﾀﾞｷｯ

梓「なんですかもう…」

唯「えへへ、ライブ頑張ろうね」

梓「……はい！」

100: 2011/09/28(水) 18:28:41.19 ID:j2/O+t3M0

梓「…で、唯先輩はなにかありました？」

唯「なんにもないよぉ」

梓「……」

唯「なんにもないよ！」ﾁﾗｯ

梓「話したいなら話せばいいじゃないですか」

唯「えっ、聞きたい？」

梓「はいはい、聞きたいです」

唯「もー、しょうがないなぁ」

梓「いいから早く話してください」

101: 2011/09/28(水) 18:29:15.38 ID:j2/O+t3M0

唯「和くんとね、外でやきそば食べてたの」

梓「はい」

唯「するとなにやらむこうのほうに人だかりが！」

梓「気になっちゃったわけですね」

唯「そのとーり！」

唯「それで和くんが焼きそば持ってるから見てきていいよって」

梓「なんだったんですか？」

唯「……なんだっけ」

梓「きっとたいしたことじゃなかったんですね」

102: 2011/09/28(水) 18:29:51.65 ID:j2/O+t3M0

梓「それで？」

唯「和くんのところに戻るとそこには！」

唯「……合コンで知り合った女の子が」

梓「合コン？」

唯「前に和くん合コンに行ったの」

梓「あー…そんな話聞いたことあるかもしれないです」

唯「あずにゃん冷たい…」

梓「夫婦喧嘩は犬も食わないってやつです」

唯「いやぁ、夫婦だなんてぇ」

梓「いいから話を進めてください」

103: 2011/09/28(水) 18:30:25.54 ID:j2/O+t3M0

唯「これでおわりだよ～」

梓「えっ」

唯「そのままここに来ました！」

梓「いや、あの……えっ？」

梓「じゃぁ焼きそば放置したまま和先輩と会ってないんですか？」

唯「うん」

梓「なにをやってるんですか？」

唯「なんとなくね、どうしていいかわからなくて」

104: 2011/09/28(水) 18:31:14.93 ID:j2/O+t3M0

梓「……心配する必要もないと思いますけど」

唯「心配なんてしてないよぉ」

梓「あ、そうなんですか？」

唯「うん」

梓「……」

梓「あっ、和先輩」

唯「えっ」ｻｻｯ

梓「……」

唯「……」

梓「なんとなくどころかおもいっきり避けてるじゃないですか」

122: 2011/11/16(水) 19:17:46.97 ID:8HWJwUiF0

律「ちわー……っと」

澪「二人とも早いな」

唯「やる気120％です！」

梓「こんにちは」

律「唯どう？」ｺｿｯ

梓「あー…まぁ大丈夫なんじゃないかと」

律「微妙な返事だな」

梓「あんまり会いたくはないみたいですけどライブは大丈夫そうです」

律「それって大丈夫なのか？」

梓「ライブは本当にやる気満々みたいだしそれが終わればどうにかなるんじゃないですか」

律「なるほど」

123: 2011/11/16(水) 19:19:34.94 ID:8HWJwUiF0

さ「和くん？」

和「こんなところでなにやってるんですか？」

さ「久しぶりに会った第一声がそれー？」

さ「教え子のライブなんだから来てたっておかしくないでしょ」

和「まぁ確かに」

さ「それよりも和くんコンタクトにしたの？」

和「メガネ壊れたんですよさっき」

さ「メガネしてないと唯ちゃん嫌がるんじゃない？」

和「いや、家にいるときはしてないこともあるし」

さ「そういうことじゃなくて」

124: 2011/11/16(水) 19:20:05.38 ID:8HWJwUiF0

さ「私だけが知ってる彼……的なね」

和「……」

さ「……」

和「じゃ、俺はこのへんで」

さ「ちょっと！そんな痛い人を見るような目で去らないでよ！」

和「違いますよ。痛い目では見てましたけど前に行くんです」

さ「前に？」

和「ここだとメガネなくてよく見えないんで」

さ「へー」

和「ニヤニヤしないでください」

さ「お返しよ」

125: 2011/11/16(水) 19:21:47.61 ID:8HWJwUiF0

律「よーし、じゃぁいくぞー！」

唯澪紬梓「おー！」

「次は放課後ティータイムによるバンド演奏です」

唯「どーもー！放課後ティー………」

澪律紬梓「？？？」

唯「どーもー！！！放課後ティータイムです！！」

126: 2011/11/16(水) 19:22:51.48 ID:8HWJwUiF0

唯「たっだいまー！」ｶﾞﾁｬ

和「……おかえり」

唯「なんで先に帰っちゃったの？」

和「なんでって…」

和「焼きそばと一緒に置き去りにしといて何言ってんだ」

唯「……はっ！」

和「本当に忘れてたとは…」

127: 2011/11/16(水) 19:23:35.91 ID:8HWJwUiF0

唯「……」

和「……」

唯「メ、メール送ったし……」

和「1時間後にな」

唯「……」

和「……」

唯「怒ってる…？」

和「怒ってないよ」

128: 2011/11/16(水) 19:24:17.34 ID:8HWJwUiF0

唯「ほんとに？」

和「ほんとだよ」

唯「あのまま帰ってこなかったら？」

和「帰ってきたじゃん」

唯「帰ってこなかったら？」

和「そしたらとりあえず探しに行ったかな」

和「だけどライブ見てたらたぶん忘れてるんだろうなって思った」

唯「…ご名答」

129: 2011/11/16(水) 19:24:50.28 ID:8HWJwUiF0

和「唯は？」

唯「えっ？」

和「唯はもういいの？」

唯「…和くん明日ヒマだよね？」

和「まぁ……」

唯「じゃあ一緒に新しいメガネ買いにいこっか」

和「あ、うん」

唯「私が選ぶからね！」

和「変なのじゃなければ」

130: 2011/11/16(水) 19:25:23.70 ID:8HWJwUiF0

唯「えへへ、もうだいじょーぶ」ﾀﾞｷｯ

和「それでいいの？」

唯「いいよぉ」

唯「あっ、あとライブどうだった？」

和「……」

和「……よく見えなくて」

唯「なんですと！」

和「前のほうには行ったんだけど」

唯「あっ、それは知ってるよぉ」

唯「ちゃんと見つけたもん」

131: 2011/11/16(水) 19:26:26.33 ID:8HWJwUiF0

和「ステージから結構見えるもんなんだな」

唯「そうだよぉ」

和「いつ？」

唯「最初のほう」

和「最初の…あいさつのとこ？」

唯「そうそう！」

和「見つけるの早いなおい」

唯「和くんならどこにいても見つけられられるよー」

132: 2011/11/16(水) 19:27:07.41 ID:8HWJwUiF0

和「……声は俺もちゃんと聞こえたよ」

和「ライブお疲れ様」

唯「えへへ、ありがとう」

唯「……」

唯「……これくらい近くなら見えるかな？」

和「近すぎて逆によく見えない」

唯「うーん…じゃあもう見えなくていっか」

和「もうちょっと離れればちゃんと見えるけど」

唯「却下！」

133: 2011/11/16(水) 19:27:37.81 ID:8HWJwUiF0

134: 2011/11/16(水) 19:28:13.02 ID:8HWJwUiF0

唯「あっ、それとこのあと打ち上げだから」

和「どこで？」

唯「うちで」

和「……また？」

144: 2011/12/24(土) 14:19:35.86 ID:zxFyp1AT0

律「唯はクリスマスどうすんの？」

唯「まだ決めてないよー」

唯「あっ、今年はクリスマスパーティーは？」

律「パーティーはやらん！」

紬「えっ」

唯「えー、やらないの？」

律「やらない」

紬「……」ｳﾙｳﾙ

145: 2011/12/24(土) 14:20:01.33 ID:zxFyp1AT0

澪「律、ムギ泣かせるなよ」

律「あっ、えーっと、やらないというか唯は今年立ち入り禁止！」

唯「なんで！？」

律「クリスマスなんだからカップルでいちゃいちゃしてればいいだろー」

唯「えー」

梓「唯先輩って意外とクリスマス重要視しいてないですよね。そういうイベントごと大好きなのに」

唯「いやね、クリスマスもすっごく楽しみなんだけどね」

唯「毎年クリスマスよりもそのあとの……」

梓「そのあとの？」

唯「うん、26日は和くんの……」

146: 2011/12/24(土) 14:20:27.16 ID:zxFyp1AT0

唯「あっ」

澪律紬梓「？」

唯「へっへー、すごくいいこと思いついちゃった！」

唯「あっ、クリスマスパーティーは行くからね！」

唯「あとりっちゃん、イブの日はおうち泊めて！」

律「は？」

147: 2011/12/24(土) 14:21:31.83 ID:zxFyp1AT0

唯「クリスマス中止のお知らせ！」

和「は？」

唯「だから…クリスマス中止のお知らせ！」

和「つまり？」

唯「えーっと……」

唯「わ、私もいろいろと忙しいんだよねー」

和「あぁ、バイトとか？」

唯「そ、そうそう！いやぁ、忙しくってねー」

148: 2011/12/24(土) 14:21:58.20 ID:zxFyp1AT0

和「じゃあ夜だけ何かしようか」

唯「夜も！えっと…忙しくて」

和「夜も？」

唯「そう！あの……クリスマイブは帰ってこないので…」

和「どっか行くの？」

唯「旅に出ようかと」

和「バイトは？」

唯「バイトはやっぱりなし！」

和「……」

唯「……」

149: 2011/12/24(土) 14:22:46.85 ID:zxFyp1AT0

和「隠してることがあるなら早めに…」

唯「何も隠してないよ！！」

和「……」

唯「……」

和「……わかった」

唯「えっと……怒ってる？」

和「別に…」

和「クリスマスとか唯が騒いでなければ毎年どうでもいいし」

150: 2011/12/24(土) 14:23:18.94 ID:zxFyp1AT0

唯「あの……」

唯「じゃあちょっと寂しい？」

和「……別に」

唯「えへへへへ、寂しいんだそっか、えへへへ」

和「そんなこと言ってないだろ」

唯「あっ、ちなみに和くん何か欲しいものある？」

和「欲しいもの？」

唯「その……旅の！旅のお土産！」

和「じゃぁミニスカサンタで」

唯「」

151: 2011/12/24(土) 14:24:10.19 ID:zxFyp1AT0

和「冗談だよ」

唯「和くんが言うと冗談に聞こえないんだよぉ」

和「どういう意味だよ」

唯「少なくとも和くんが真面目で冗談言わない人だからって意味じゃないよ」

和「そういう意味か…」

唯「そういう意味です」

和「じゃあちょっと開き直ってみようかな」

唯「えっ、これ以上開き直ることがあったの？」

和「結構散々なこと思われてたのな…」

157: 2012/01/01(日) 01:02:57.40 ID:lmgPOBQH0

25日夜

和「……」

和「……」

和「……寝ようかな」

158: 2012/01/01(日) 01:03:29.61 ID:lmgPOBQH0

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

和「……」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

和「……」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

和「……」

159: 2012/01/01(日) 01:04:06.46 ID:lmgPOBQH0

ｶﾞﾁｬ

唯「なんで居留守使うの！？」

和「唯なら自分で入ってくるだろうし」

唯「私のスペシャルでダイナミックな計画が台無しだよ！」

和「どんな？」

唯「あっ、えっと……宅急便です！」

和「……サインでいいですか？」

唯「はーい、じゃあここに」

和「ここですね」

唯「どーもー」

和「お疲れ様です」

ﾊﾞﾀﾝ

160: 2012/01/01(日) 01:04:56.87 ID:lmgPOBQH0

ｶﾞﾁｬ

唯「なんで閉めるの！？」

和「一人でクリスマス過ごしたあとなんだからこれぐらいやらせろよ」

唯「あ、寂しかった？」

和「はいはい、寂しかった」

唯「もぉ、照れちゃってー」

唯「ここにいるから好きなだけぎゅってしていいんだよ？」

161: 2012/01/01(日) 01:05:23.10 ID:lmgPOBQH0

和「……っていうか、なんでそんな大荷物なの？」

唯「だからこれは……うんと……」

唯「サンタさんです！」

和「1日遅れのサンタクロース？」

唯「ううん、和くんには今日であってるよ」

唯「はっぴーばーすでー！」

和「……そっか、全部このためか」

唯「そーだよぉ」

和「とりあえず中入る？」

唯「おぉ、許された！」

162: 2012/01/01(日) 01:06:23.66 ID:lmgPOBQH0

和「何かしようとしてるんだろうとは思ってたけど」

唯「名づけて、会えない時間が愛を育もう作戦！」

和「名前そのまんまじゃん」

唯「ちなみに私の愛は育まれました！」

和「みんなでクリスマスパーティーしてたのに？」

唯「それとこれとは別だよぉ」

唯「……って、バレてる！？」

和「まぁこういうことならその間何やってるかだいたいは」

163: 2012/01/01(日) 01:07:04.59 ID:lmgPOBQH0

唯「でもね、りっちゃんちでちゃんとケーキ作ってきたりしたんだよぉ」

和「へぇ、手作りか」

唯「頑張りました！」

唯「あとねー、さっき渡したやつと、帰りにコンビニでシャンパンが安く売ってたから買ってきたよー」

唯「もう20歳だもんね。大人だねぇ」

和「それってクリスマスの残り物じゃ……」

唯「はっ、どうりでたくさん並んでると思った」

和「あとでケーキと一緒に飲もうか」

唯「うん！」

164: 2012/01/01(日) 01:08:08.65 ID:lmgPOBQH0

和「……」ｷﾞｭｯ

和「…ありがとう」

唯「えへへ、こちらこそいつもありがとうね」

和「……」

唯「……和くん」

和「ん？」

唯「しばらくこのままね」

和「言われなくてもそのつもり」

165: 2012/01/01(日) 01:09:48.44 ID:lmgPOBQH0

和「なんか、外から帰ってきたばっかりだから冷たいなやっぱ」

唯「帰り道とかね、カップルがいっぱいいてね、みんな幸せそうだったんだぁ」

和「うん？」

唯「だから私も早く帰って和くんにこうしてもらおうと思ったんだけどね」

唯「急いで帰ってきたのに家の前に着いたらまだ12時前だったから家の前で待ってたんだよぉ」

和「家の前で？」

唯「うん」

和「…そりゃあ冷たいわけだ」

唯「和くんがあっためてくれるからだいじょーぶだよぉ」

和「お安いご用です」

176: 2012/02/05(日) 00:02:05.99 ID:4RPAueXU0

和「……」ｺﾞｸｺﾞｸ

唯「そういえばみんなが似てるって言ってたよー」

和「何が？」

唯「酔った和くん」

和「誰に？」

唯「唯ちゃん」

和「似てないだろ」

唯「似てないよね！」

177: 2012/02/05(日) 00:02:56.63 ID:4RPAueXU0

和唯「こんなにくっつきたがらないし」

和「……」

唯「……」

和唯「いやいやいや、どの口が……」

和「……」

唯「……」

178: 2012/02/05(日) 00:04:44.93 ID:4RPAueXU0

和「いつもところかまわず抱きついてくるのは誰だよ」

唯「和くんだってさっきからずっと……」

和「嫌なの？」

唯「ううん」

和「じゃあいいじゃん」ｷﾞｭｰ

唯「ロープロープ」

和「んー？」

唯「苦しいです」

和「あ、ごめん」

179: 2012/02/05(日) 00:05:21.34 ID:4RPAueXU0

唯「酔っ払いだから加減おかしくなってるよぉ」

和「酔っ払いとは失礼な」

唯「顔真っ赤だよ」

和「唯ちゃんが近いから」

唯「ふーん…」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

和「唯ちゃんが近いから！」

唯「うんそうだねー」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

和「……」

唯「……」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

180: 2012/02/05(日) 00:06:49.77 ID:4RPAueXU0

和「人の顔でなにやってんの」

唯「和くんのほっぺって意外と柔らかいよね～

和「唯ちゃんのほうが柔らかいよ」

唯「そうかなぁ」

和「ほら」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

唯「そこほっぺじゃないから！」

和「似たようなもんだよ」

唯「全然ちがうよ……」

181: 2012/02/05(日) 00:08:31.26 ID:4RPAueXU0

和「そうかなぁ」

唯「和く……ちょっ…」

和「……」

唯「すっ……す………」

和「……素敵？」

唯「ストップ！！」

182: 2012/02/05(日) 00:09:55.12 ID:4RPAueXU0

和「えっなんで？」

唯「将来の夢はノーと言える日本人になることです」

和「さっきまであんなにラブラブだったのに」

唯「だって和くん寝ちゃうから」

和「寝ないよ。俺はピロートークでも唯ちゃんを満ぞｋ」

唯「寝ちゃうんだよ」

和「おーい」

唯「だからね、しばらくこのまま…」

和「えー」

唯「えー…」

183: 2012/02/05(日) 00:11:10.95 ID:4RPAueXU0

和「今日の唯ちゃん工口い」

唯「それは和くんが酔ってるからだよー」

和「胸元とかはだけてるし」

唯「これは今和くんがやったんだよー」

和「酔ってないし」

唯「反応遅いよ」

184: 2012/02/05(日) 00:11:45.85 ID:4RPAueXU0

和「じゃあひざ貸してくれる？」

唯「どーぞ」

和「どーも」

和「おやすみ」

唯「それはだめ！」

和「だめ？」

唯「うん」

和「わかった」

185: 2012/02/05(日) 00:13:02.66 ID:4RPAueXU0

和「……」

唯「……」

和「……」

唯「起きてる？」

和「起きてるよ」

和「唯ちゃんは太ももも柔らかいなーと思って」

186: 2012/02/05(日) 00:13:36.41 ID:4RPAueXU0

唯「……」ｺﾞﾝｯ

和「いてっ」

唯「酔いさめたかな？」

和「唯ちゃん痛い…」

唯「ごめんね」

和「ちゅーしてくれたら治るかも」

187: 2012/02/05(日) 00:14:11.86 ID:4RPAueXU0

「」

188: 2012/02/05(日) 00:14:45.39 ID:4RPAueXU0

唯「えへへ」

和「だから唯ちゃん好き」

唯「治った？」

和「悪化した」

唯「えぇっ！？」

和「恋の病が」ｷﾘｯ

189: 2012/02/05(日) 00:15:16.19 ID:4RPAueXU0

唯「……ムービーで撮っとこうかな」

和「そういうの興味あったの？」

唯「え？」

和「言ってくれれば俺だって……」

唯「え？え？」

和「じゃあムービー撮りながらもういっかい」

唯「」

190: 2012/02/05(日) 00:15:57.56 ID:4RPAueXU0

和「ん」

唯「ていっ」ﾋﾞｼｯ

和「あれ？」

唯「ケーキ食べよっか？」

和「あれー？」

唯「はい、あーん」

和「……」ﾊﾟｸｯ

唯「おいしい？」

和「うん」

191: 2012/02/05(日) 00:16:31.57 ID:4RPAueXU0

唯「こうかん！」

和「はい、あーん」

唯「あーん」ﾊﾟｸｯ

唯「えへへへ」

和「…生クリームついてる」

唯「えっ、どこ？」

192: 2012/02/05(日) 00:16:58.45 ID:4RPAueXU0

「」

193: 2012/02/05(日) 00:17:26.75 ID:4RPAueXU0

唯「ほんとについてた？」

和「どっちでもいいじゃん」

唯「どっちでもいいね」

和「好き」

唯「うん」

和「大好き」

唯「うん……へへ」

194: 2012/02/05(日) 00:18:17.02 ID:4RPAueXU0

和「唯ちゃん」

唯「なぁに？のんちゃん」

和「誰がのんちゃんだ」

唯「言ってみただけだよぉ…」

和「唯ちゃん」

唯「なぁに？和くん」

和「ひとつだけ、お願い聞いてくれる？」

唯「うん」

195: 2012/02/05(日) 00:21:06.52 ID:4RPAueXU0

和「俺のお嫁さんになって」

196: 2012/02/05(日) 00:21:38.26 ID:4RPAueXU0

和「zzz」

唯「……」

和「zzz」

唯「……」

和「ん……」

唯「あ、おはよー」

和「朝からなに人の顔で遊んでんの……」

唯「和くんのほっぺ柔らかいなーって」

和「あっそ…」

唯「あ、いつもの和くんだ」

197: 2012/02/05(日) 00:22:08.91 ID:4RPAueXU0

和「唯、起きるの早くない？」

唯「だって和くんの誕生日だもん。寝てたらもったいないよぉ」

和「当の本人が寝てるというのに」

唯「和くんが横にいるだけで幸せだよ～」

和「……だからそんなににやけてるの？」

唯「えっ、にやけてる？」

和「まぁいつもだけどそれ以上に」

198: 2012/02/05(日) 00:22:42.78 ID:4RPAueXU0

唯「……和くん昨日のこと覚えてる？」

和「覚えてるよ」

和「夜中に唯が帰ってきて、誕生日祝ってくれて」

唯「うん」

和「ケーキ食べながらシャンパン飲んで」

唯「うんうん」

和「それで、えーっと…」

和「イチャイチした？」

唯「細かいことは忘れたんだね」

和「すみません…」

199: 2012/02/05(日) 00:24:39.84 ID:4RPAueXU0

唯「えへへ、そっかぁ忘れたんだぁ」

和「なんで機嫌良くなるんだよ？」

唯「えー、だってもっかい聞けるのかなぁって」

和「……何を？」

唯「あっ、それよりも和くん！早く着替えないと！」

和「えっ、なんで？」

唯「今からバースデーデートだよ！」

226: 2012/05/06(日) 01:15:46.88 ID:VgzUbESU0

唯「和くん、この中だとどれが食べたい？」

和「えーっと…これとか」

唯「りょーかい！」

和「作ってくれんの？」

唯「うん！」

和「……こんな難しそうなの作れんの？」

唯「まっかせなさい」

和「ほー」

唯「和くんはそこでゴロゴロしてていいからね～」

和「本当に？」

唯「大丈夫だって～」

227: 2012/05/06(日) 01:16:40.90 ID:VgzUbESU0

和「……」

唯「おっと」ｶﾞﾀﾝ

和「大丈夫？」

唯「だいじょーぶだいじょーぶ」

228: 2012/05/06(日) 01:17:11.74 ID:VgzUbESU0

和「……」

唯「わっ」ｶﾞｼｬﾝ

和「手伝うおうか？」

唯「大丈夫だよぉ」

229: 2012/05/06(日) 01:17:46.65 ID:VgzUbESU0

和「……」

唯「」ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞｼｬﾝ

和「唯」

唯「お願いします…」

230: 2012/05/06(日) 01:18:31.56 ID:VgzUbESU0

憂「～♪」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

憂「はーい」

ｶﾞﾁｬ

純「やっほー」

憂「いらっしゃーい」

梓「お邪魔しまーす」

純「おっ、なにやら甘い匂いが！」

憂「今ね、チョコ作ってたんだ～」

純「私たちに？」

憂「お姉ちゃんに」

梓純「」

231: 2012/05/06(日) 01:19:07.57 ID:VgzUbESU0

憂「えっ、あっ、もちろん二人の分もあるよ！」

純「私たちの分はついでかな？」

梓「ついでだね」

憂「ち、ちがうよ！」

憂「二人の分はもう作ってあってね、今はお姉ちゃんの分作ってるの！」

純「……これ唯先輩一人分？」

憂「お姉ちゃんたくさん食べるから」

梓「それにしても多いんじゃない？」

憂「えーっと……」

憂「えへへ」

梓憂「……」

232: 2012/05/06(日) 01:19:31.93 ID:VgzUbESU0

純「でもさー、そんなに尽くしてもお姉ちゃんは他の男に…というか和先輩にさらわれちゃうんだよ？」

憂「えっ」

梓「さらわれちゃうというかすでにさらわれてるというか……」

純「今だってきっと家でいちゃいちゃしてるよ」

233: 2012/05/06(日) 01:20:05.35 ID:VgzUbESU0

唯『和くん♪』

和『なあに唯ちゃん♪』

唯『味見して♪』

和『どれどれ』

唯『やんっ』

唯『もう…そっちじゃないよぉ』

和『よいではないかよいではないか』

234: 2012/05/06(日) 01:20:42.33 ID:VgzUbESU0

純「…ってな感じに」

梓「そんなイメージなの？」

純「いやぁ、和先輩だって二人のときはそんなんかもしれないじゃん」

梓「唯先輩はともかく、和先輩はそんなんじゃないでしょ」

憂「お姉ちゃんもそんなんじゃないよ」

梓純「そうかなー？」

憂「」

235: 2012/05/06(日) 01:21:35.80 ID:VgzUbESU0

和「唯」

唯「ほーい」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

和「なんでいつの間にか俺が作ってるんだよ」

唯「よいではないかよいではないか」

唯「もうできる？」

和「できた」

唯「えっ、早い」

和「味見して」

唯「がってんしょうちのためごろー！」

和「どう？」

唯「んまい！」

和「よしよし」

236: 2012/05/06(日) 01:22:18.55 ID:VgzUbESU0

唯「……」

唯「ちょっと甘さが足りないかなぁ…」

和「そうかな？一応分量通りに作ったんだけど」

唯「甘さが足りないかな！」

和「俺甘すぎるのはあんまり…」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

唯「あっ、憂だ」

和「なんでわかるんだよ」

唯「今日ね、チョコもってくるって言ってたよー」

和「俺作る意味あった？」

唯「手伝ってもらっただけだよぉ」

和「よく言うよ……」

237: 2012/05/06(日) 01:26:56.37 ID:VgzUbESU0

ｶﾞﾁｬ

唯「憂やっほー……おぉ、3人いる！」

梓「お邪魔じゃなかったですか？」

唯「全然だよ～。入って入って！」

憂梓純「お邪魔しまーす」

唯「ちょうど今ね、ケーキ焼けたところなんだ～」

梓「和先輩が作ったんですか？」

唯「失礼な！」

梓「じゃあ唯先輩が作ったんですか？」

唯「うん！」

梓「えっ」

和「半分くらいな」

梓「やっぱり…」

唯「まぁまぁ。おいしいから食べてごらんなさいな」

梓「あっ、いただきます」

238: 2012/05/06(日) 01:33:08.13 ID:VgzUbESU0

唯「どうどう？」

憂「すごくおいしいよ！」

梓「本当にすごくおいしいです和先輩」

純「はい、すごくおいしいです！」

和「もう少し甘いほうが良かったかな？」

唯「！」

憂「ううん。ちょうどいいよ～」

和「さっき唯が

唯「わー！」

和「なんだよ」

唯「なんでもないよ」

239: 2012/05/06(日) 01:33:48.02 ID:VgzUbESU0

憂「お姉ちゃんが？」

和「あぁ、それでさっき

唯「わー！わー！」

和「なんだよ」

唯「なんでもないって」

唯「憂、めっ！」

憂「えぇっ」

240: 2012/05/06(日) 01:35:10.10 ID:VgzUbESU0

梓「……純、どう思う？」

純「うーん……」

純「ずばり、甘さ控えめなあなたに自家製のソースをかけちゃおうってことですね！」

純「……あれ？」

和「もう許してあげて」

唯「えー、かわいいと思うけどなぁ」

憂「うん、すごく独創的だよね」

梓「尊敬する澪先輩ディスってどうするの？」

純「あー、もう！だから……」

241: 2012/05/06(日) 01:35:57.79 ID:VgzUbESU0

和『唯、味見して』

唯『どれどれ』

和『どうかな？』

唯『もうちょっと甘いほうがいいかなぁ』

和『そう？』

唯『うーん…』

『』

唯『ね？甘くなった！』

242: 2012/05/06(日) 01:36:43.25 ID:VgzUbESU0

純「なんて展開が」

和唯「……」

梓憂純「……」

和唯「…………」

梓「あるんですか…？」

唯「ないよ！！！」

和「お前はあったみたいな否定の仕方すんなよ」

梓「ないんですか？」

和「ないよ」

純「どう思いますか？解説の憂さん」

憂「えっ、うーん…」

憂「……未遂？」

和唯「」

243: 2012/05/06(日) 01:37:46.83 ID:VgzUbESU0

和「しかし女が3人以上集まると姦しいというのは本当だな」

唯「ねー」

和「お前もだよ」

唯「なんと！」

和「……で」

唯「んー？」

和「甘さが足りないって？」

唯「そんなこと言ったかな～？」ﾋｭｰﾋｭｰ

和「口笛、吹けてないから」

唯「ぐぬぬ」

244: 2012/05/06(日) 01:38:13.14 ID:VgzUbESU0

唯「言ってないもん！」

唯「言ってないけど糖分が足りない！」

和「開き直ったな」

唯「なので……」

和「？」

唯「……少しだけくっついててもいいでしょうか？」ｷﾞｭｯ

和「」

唯「和くん……？」

和「少しじゃなきゃだめでしょうか？」

唯「へ？」

245: 2012/05/06(日) 01:38:39.37 ID:VgzUbESU0

純「なんてことになってるよきっと今ごろ」

梓「そうかなー？」

憂「なってるんじゃないかなぁ」

梓「えっ、ほんとに？」

純「あー、いいなぁラブラブで」

259: 2012/07/02(月) 01:08:09.91 ID:YuvbdUrW0

ﾌﾞｰﾝ

唯「ていっ」ﾊﾞｼｯ

和「どうした？」

唯「蚊ー」

和「あぁ、もういるんだ」

和「潰せた？」

唯「虫だって簡単に殺生しちゃいけないよ和くん」

和「そうかそうか」

260: 2012/07/02(月) 01:08:37.17 ID:YuvbdUrW0

ﾌﾞｰﾝ

唯「うるさいよー」

和「蚊取り線香つけようか」

唯「あっ、蚊取り線香のにおい好き！」

和「夏の風物詩だよな」

唯「でも和くんのにおいが1番すきー」ﾀﾞｷｯ

和「……唯、つけられない」

唯「蚊取り線香と私どっちが大事なの！」

和「あとでな」

唯「ほーい」

261: 2012/07/02(月) 01:09:11.35 ID:YuvbdUrW0

唯「ついた？」

和「うん」

唯「……」ﾜｸﾜｸ

和「ん？」

唯「ん？」

和「じゃあおやすみ」

唯「……ん？」

和「ん？」

262: 2012/07/02(月) 01:09:48.79 ID:YuvbdUrW0

唯「ぎゅってしてくれないの？」

和「あぁ、やっぱり？」

唯「えへへ、ちゃんとつけ終わるの待ってたんだよぉ」

和「はいはい、えらいえらい」ｷﾞｭｯ

唯「……あっ」

和「ん？」

唯「こうしてると蚊の音しないね～」

和「唯だけな」

唯「じゃあ和くんの耳は私がふさいであげよう」

和「うるさくないだけで根本的な解決はしてない気がするけど…」

唯「だいじょーぶ！すぐに香取り線香さんががんばってくれるから」

263: 2012/07/02(月) 01:10:59.51 ID:YuvbdUrW0

翌朝

唯「蚊に刺されたー」

和「どこ？」

唯「首んとこ」

和「……また紛らわしいところを」

唯「え？」

和「絆創膏張るかな…」

唯「絆創膏張っても治らないよ？」

和「そうなんだけどさ…」

264: 2012/07/02(月) 01:11:50.11 ID:YuvbdUrW0

和「んー…でもそれだといかにもだしなぁ」

和「うーん…」

唯「和くんなにを一人で悩んでるの？」

和「別に…」

和「とりあえず薬塗っとくか」

唯「うん」

和「誰かに聞かれても蚊に刺されたって言うんだぞ」

唯「それ以外になんて言うの？」

和「そうなんだけどさ……」

265: 2012/07/02(月) 01:12:19.12 ID:YuvbdUrW0

梓「……」ｿﾜｿﾜ

紬「梓ちゃん、ソワソワしてどうしたの？」

梓「えっと…」

律「唯ー、首んとこどうしたんだ？」

唯「蚊に刺されちゃいまして～」

律「へー」

澪「変なとこ刺されたな」

唯「そうなんだよぉ」

梓「」

紬「梓ちゃん？」

266: 2012/07/02(月) 01:12:54.46 ID:YuvbdUrW0

梓「なんでみんなそれで納得するんですか！」

唯「へ？」

梓「首筋に赤い跡がついてたら普通あれだと思うじゃないですか！」

律「あれって？」

梓「そ、それは…」

唯澪律「……」

梓「それは……」

紬「それは？」

梓「……キスマークとか」

唯「キスマークって？」

梓「」

267: 2012/07/02(月) 01:13:23.81 ID:YuvbdUrW0

唯「口紅つけてむちゅーってやるやつ？」

梓「違いますよ…」

梓「なんていうかこう……」

梓「唯先輩は和先輩のものっていうしるしというか…」

澪「梓……」

律「さすがにそれはないと思う」

紬「梓ちゃんってロマンチストなのね」

梓「」

268: 2012/07/02(月) 01:14:25.20 ID:YuvbdUrW0

律「いいか梓、よーく考えてみろ」ｺｿｯ

梓「なんですか」

律「あの和があんな人目のつくところにつけるわけないだろ」

梓「確かに」

律「ヤツはきっと見えないところにつけて楽しんでるタイプだ」

梓「た、例えば…？」

律「おへその周りとか」

梓「おへその周り……」

律「おっOいの横とか」

梓「おっOいの横……！」

律「内ももとか」

梓「内もも！！」

269: 2012/07/02(月) 01:16:00.21 ID:YuvbdUrW0

唯「内ももがどうしたって？」ﾋｮｺｯ

梓「ゆ、ゆゆゆゆ唯先輩！！！」

律「梓が唯の内もも見たいって」

梓「ちょっ……」

唯「ほほう…あずにゃんもなかなかマニアックですなぁ」

唯「あっ、でも今日ズボンだからなぁ」

梓「いや、あの……」

唯「えへへ、明日はあずにゃんのリクエストに応えてスカートはいてくるね！」

律「だってさ、梓。良かったなー」

270: 2012/07/02(月) 01:16:47.08 ID:YuvbdUrW0

梓「そ、そろそろ練習しましょうよ！」

律「この話を始めたのは誰だー！」

唯「誰だー！」

梓「うっ……」

律「と、いうわけでムギもう一杯！」

紬「は～い」

唯「ねぇねぇあずにゃん」

梓「なんですか次は…」

唯「結局キスマークってどうやってつけるの？」

梓「知りませんよ。和先輩に聞いてください」

唯「えー」

283: 2012/08/13(月) 12:04:28.03 ID:BSeB8imI0

唯「あれ？和くん今日スーツなの？」

和「うん、ちょっとな」

唯「……」

唯「……」

唯「……」

和「どうした？ぼやっとして」

唯「かっこいい！」

和「え、そうかな」

唯「ネクタイ！ネクタイ結びたい！」

和「いいけど……結べんの？」

唯「結べるよ！」

和「じゃあお願い」

唯「ほいさ！」

284: 2012/08/13(月) 12:05:13.62 ID:BSeB8imI0

和「……」

唯「……」

和「……」

唯「……あれー？」

和「そうじゃなくて…」

唯「あっ！こうか」

和「違う違う」

唯「こう？」

和「いや、こっちをこうやって……」

唯「むむむ…」

285: 2012/08/13(月) 12:06:00.59 ID:BSeB8imI0

和「……」

唯「……」

和「……唯」

唯「んー？」

和「悪いけどそろそろ時間が……」

唯「もうちょっと！もうちょっとでできるから！」

和「……」

唯「うー…」

和「唯」

唯「ほんとにあとちょっ

286: 2012/08/13(月) 12:06:35.24 ID:BSeB8imI0

「」

287: 2012/08/13(月) 12:07:09.01 ID:BSeB8imI0

和「また今度な。今日はもう行くから」

唯「」

和「いってきます」

唯「」

288: 2012/08/13(月) 12:08:14.47 ID:BSeB8imI0

唯「……」

唯「……」

唯「……」

唯「…えへへ」

唯「えへへへへへへ」

唯「スーツ姿の和くんかっこよかったなぁ」

289: 2012/08/13(月) 12:08:51.23 ID:BSeB8imI0

唯「はぁ……」

律「唯が物思いにふけってるぞ」

紬「さっきはニコニコしてたね」

澪「ニコニコっていうかニヤニヤっていうか」

律「唯ー」

唯「えへへへ」

唯「………えっ？」

律「遅いよ反応」

唯「いやぁ、考えごとしてたもんで」

律「なんかいいことでもあったのかー？」

唯「聞きたい？りっちゃん、聞きたい？」

律「あ、やっぱいいや」

唯「えー、聞いてよぉ」

290: 2012/08/13(月) 12:09:24.84 ID:BSeB8imI0

和「ただいまー……」

唯「おかえり和くん！」

和「……玄関先で何やってんだよ」

唯「そろそろ帰ってくるころかなって」

和「わかりやすいというかゲンキンというか」

唯「上着、お預かりしましょうか？」

和「というか、もう着替えるし」

唯「えっ、もう着替えるの？」

和「着替えるよ」

唯「もうちょっとそのままでも」

和「やだよ疲れるし」

291: 2012/08/13(月) 12:09:50.54 ID:BSeB8imI0