1: 2018/03/27(火) 09:00:23.80 ID:xBH0f+ya0
いつも通り景色を見ながら通勤…なのかしら。
20歳を超えてから誕生日は複雑だけど、みんなが祝ってくれる様を想像するととても楽しみ。もしそのまま何気ない日常がそのままはじまってしまったら大人げないかもしれないけど、ショックだわ。
シアターに到着。少し緊張しながらドアに手を掛ける。
20歳を超えてから誕生日は複雑だけど、みんなが祝ってくれる様を想像するととても楽しみ。もしそのまま何気ない日常がそのままはじまってしまったら大人げないかもしれないけど、ショックだわ。
シアターに到着。少し緊張しながらドアに手を掛ける。
2: 2018/03/27(火) 09:01:57.57 ID:xBH0f+ya0
「おはようございー」
「歌織~!誕生日おめでとーー!!」
「まあ!環ちゃんありがとう!」
早速環ちゃんが飛び込んでくる。一気に先ほどの緊張は吹き飛んだ。嬉しくて頭を撫でてあげるとくすぐったそうな顔をして目を細める。かわいい。このまま持って帰っちゃいたいくらい。
「歌織さん、お誕生日おめでとうございます!」
「星梨花ちゃんもありがとう!」
「実は誕生日プレゼントがあるんです!」
「こっちだぞー!」
環ちゃんに手を引かれる。物じゃないということかしら…。方向はレッスン室?
「歌織~!誕生日おめでとーー!!」
「まあ!環ちゃんありがとう!」
早速環ちゃんが飛び込んでくる。一気に先ほどの緊張は吹き飛んだ。嬉しくて頭を撫でてあげるとくすぐったそうな顔をして目を細める。かわいい。このまま持って帰っちゃいたいくらい。
「歌織さん、お誕生日おめでとうございます!」
「星梨花ちゃんもありがとう!」
「実は誕生日プレゼントがあるんです!」
「こっちだぞー!」
環ちゃんに手を引かれる。物じゃないということかしら…。方向はレッスン室?
3: 2018/03/27(火) 09:02:43.35 ID:xBH0f+ya0
「おめでとうございます、歌織さん」
静香ちゃんがピアノの前に座っている。誕生日プレゼントはもしかして…
「誕生日プレゼントはバースデイソングです!」
そういって星梨花ちゃんがバイオリンバイオリンを構える。
「~~♪」
静香ちゃんと星梨花ちゃんの美しいハーモニーに育ちゃんや環ちゃんたちの元気な歌声が合わさる。桃子ちゃんは少し恥ずかしそう。可奈ちゃんの少し外れた音程も愛おしくて目が熱くなる。
静香ちゃんがピアノの前に座っている。誕生日プレゼントはもしかして…
「誕生日プレゼントはバースデイソングです!」
そういって星梨花ちゃんがバイオリンバイオリンを構える。
「~~♪」
静香ちゃんと星梨花ちゃんの美しいハーモニーに育ちゃんや環ちゃんたちの元気な歌声が合わさる。桃子ちゃんは少し恥ずかしそう。可奈ちゃんの少し外れた音程も愛おしくて目が熱くなる。
4: 2018/03/27(火) 09:05:02.89 ID:xBH0f+ya0
「みんなありがとう!とってもよかったわ!」
「歌が上手くなったのも先生のおかげだぞ!」
「先生?」
「私たちはさくら音楽教室の生徒ですから!」
「まあ!なら優秀な生徒さんたちね」
そんな風に言われてたのね。嬉しいけど気恥ずかしいわ。
「あー!!歌織さんこんなところに!みんなまってますよ!!」
未来ちゃんが勢いよくレッスンルームに飛び込んでくる
「あ、未来ちゃんおはよう」
「おはようございます!あと誕生日おめでとうございます!みんな色々お料理作って待ってますよ!こっちこっち!」
相変わらず未来ちゃんは元気ね。
「そうなの?なら環ちゃんたちも行きましょう?」
「おー!」
「歌が上手くなったのも先生のおかげだぞ!」
「先生?」
「私たちはさくら音楽教室の生徒ですから!」
「まあ!なら優秀な生徒さんたちね」
そんな風に言われてたのね。嬉しいけど気恥ずかしいわ。
「あー!!歌織さんこんなところに!みんなまってますよ!!」
未来ちゃんが勢いよくレッスンルームに飛び込んでくる
「あ、未来ちゃんおはよう」
「おはようございます!あと誕生日おめでとうございます!みんな色々お料理作って待ってますよ!こっちこっち!」
相変わらず未来ちゃんは元気ね。
「そうなの?なら環ちゃんたちも行きましょう?」
「おー!」
5: 2018/03/27(火) 09:07:10.53 ID:xBH0f+ya0
「これは…凄いわね…」
とんでもない量の料理とケーキが机に並ぶ。料理の7割は中華料理。だれが作ったのかは一目瞭然ね…。あと、あそこにある独創的なデザインのケーキはいわゆるロコアートかしら…?
「わっほーい!歌織さん誕生日おめでとうございます!」
美奈子ちゃんが料理を作りながらお祝いしてくれた。まだ作る気なのかしら…。ロコちゃんはその横で真剣な顔をしてなにかを作っていてこっちにまだ気づいていないわ
「ありがとう美奈子ちゃん」
「いーっぱい食べてくださいね!足りないようでしたら、まだまだまだまだ作りますよ!」
「流石にこれだけあればたりるかな…」
「私もサンドイッチをつくりましたよ~」
「まあ!美也ちゃんのサンドイッチはっとても美味しいから楽しみだわ!せっかくだしみんなで頂きましょう」
「ならもっともーっと作りますね!」
流石にシアターみんなで食べれば食べきれるわよね…
とんでもない量の料理とケーキが机に並ぶ。料理の7割は中華料理。だれが作ったのかは一目瞭然ね…。あと、あそこにある独創的なデザインのケーキはいわゆるロコアートかしら…?
「わっほーい!歌織さん誕生日おめでとうございます!」
美奈子ちゃんが料理を作りながらお祝いしてくれた。まだ作る気なのかしら…。ロコちゃんはその横で真剣な顔をしてなにかを作っていてこっちにまだ気づいていないわ
「ありがとう美奈子ちゃん」
「いーっぱい食べてくださいね!足りないようでしたら、まだまだまだまだ作りますよ!」
「流石にこれだけあればたりるかな…」
「私もサンドイッチをつくりましたよ~」
「まあ!美也ちゃんのサンドイッチはっとても美味しいから楽しみだわ!せっかくだしみんなで頂きましょう」
「ならもっともーっと作りますね!」
流石にシアターみんなで食べれば食べきれるわよね…
6: 2018/03/27(火) 09:08:05.53 ID:xBH0f+ya0
テーブルに座ってバースデーお料理を食べていると、シアターのみんながそれぞれ誕生日プレゼントをもって来てくれる。手作りのお菓子、タオル、エキスパンダー、アロマ、茜ちゃん人形をくれる子から、手品をしてくれる子やソロライブをしてくれる子まで…
「ただいま~!あっ!歌織ちゃん!今日誕生日でしょ?飲みにいきましょ!」
仕事帰りの莉緒ちゃんに開口一番誘われる。莉緒ちゃんとは誕生日関係なくよくお酒を飲みにいっているから、今日も誘ってくれると少し期待していた。
「手加減してね、莉緒ちゃん」
「あら、せっかくの誕生日なのに。ほら、さっきそこでプロデューサーくんも捕まえたから大人組みんなでいきましょ!」
「明日に響くような飲み方はやめろよ、莉緒」
「わかってるわよ~。これでも良識のあるオトナよ?」
「どの口が言ってんだか…」
相変わらずプロデューサーさんは莉緒ちゃんと仲睦まじい。少し妬いちゃう。
「ただいま~!あっ!歌織ちゃん!今日誕生日でしょ?飲みにいきましょ!」
仕事帰りの莉緒ちゃんに開口一番誘われる。莉緒ちゃんとは誕生日関係なくよくお酒を飲みにいっているから、今日も誘ってくれると少し期待していた。
「手加減してね、莉緒ちゃん」
「あら、せっかくの誕生日なのに。ほら、さっきそこでプロデューサーくんも捕まえたから大人組みんなでいきましょ!」
「明日に響くような飲み方はやめろよ、莉緒」
「わかってるわよ~。これでも良識のあるオトナよ?」
「どの口が言ってんだか…」
相変わらずプロデューサーさんは莉緒ちゃんと仲睦まじい。少し妬いちゃう。
7: 2018/03/27(火) 09:10:02.25 ID:xBH0f+ya0
「プロデューサーさんおはようございます」
「おはようございます、歌織さん。そして誕生日おめでとうございます!」
「ありがとうございます」
「じゃ、僕も行くんで晩に飲みにいきましょう!」
「はい!」
あら、プロデューサーさんは誕生日プレゼントくれないのかしら…?
「カンパーイ!!」
「歌織ちゃん誕生日おめでとう、はいこれプレゼント」
「あ、わたしもこれプレゼントです」
「あ、わたしも!」
日本酒だったり、入浴剤だったり、流石大人というべきラインナップ。
「みんなありがとう。これじゃ持って帰るのも一苦労ね…」
「それならここにちょうどいい荷物持ちがいるじゃない」
そういってこのみさんがプロデューサーさんの肩をバシバシと叩く。
「そんな、悪いわ。タクシーを使えばなんとか…」
「いえ、手伝いますよ歌織さん。誕生日くらい甘えてください」
「じゃあ、お願いしようかしら…」
「はい!」
もしかしたら帰り道に誕生日プレゼントをくれるのかしら。楽しみだけどでもあんまり楽しみにし過ぎても、何も無かったときはすごく落ち込んじゃうわ、私。
「おはようございます、歌織さん。そして誕生日おめでとうございます!」
「ありがとうございます」
「じゃ、僕も行くんで晩に飲みにいきましょう!」
「はい!」
あら、プロデューサーさんは誕生日プレゼントくれないのかしら…?
「カンパーイ!!」
「歌織ちゃん誕生日おめでとう、はいこれプレゼント」
「あ、わたしもこれプレゼントです」
「あ、わたしも!」
日本酒だったり、入浴剤だったり、流石大人というべきラインナップ。
「みんなありがとう。これじゃ持って帰るのも一苦労ね…」
「それならここにちょうどいい荷物持ちがいるじゃない」
そういってこのみさんがプロデューサーさんの肩をバシバシと叩く。
「そんな、悪いわ。タクシーを使えばなんとか…」
「いえ、手伝いますよ歌織さん。誕生日くらい甘えてください」
「じゃあ、お願いしようかしら…」
「はい!」
もしかしたら帰り道に誕生日プレゼントをくれるのかしら。楽しみだけどでもあんまり楽しみにし過ぎても、何も無かったときはすごく落ち込んじゃうわ、私。
8: 2018/03/27(火) 09:11:21.88 ID:xBH0f+ya0
・
・・
・・・
・・・・
「それでー歌織ちゃんたら、宣材写真のときにビキニ着てきたらしくてー」
「あらあら~意外と大胆なのね~」
「もう!莉緒ちゃん何回その話するの!」
「いや~見たかったなぁ。ビキニ」
「え!ビキニだったの!?」
「プロデューサーさんまで!」
・・・・
・・・
・・
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・・・
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「それでー歌織ちゃんたら、宣材写真のときにビキニ着てきたらしくてー」
「あらあら~意外と大胆なのね~」
「もう!莉緒ちゃん何回その話するの!」
「いや~見たかったなぁ。ビキニ」
「え!ビキニだったの!?」
「プロデューサーさんまで!」
・・・・
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9: 2018/03/27(火) 09:12:23.80 ID:xBH0f+ya0
「ではいきましょうか歌織さん」
「お願いしますプロデューサーさん」
二人でも両手から溢れるプレゼント。わたし幸せ者ね。
「じゃあねー歌織ちゃん!プロデューサーくん襲っちゃらめよー!」
「襲うか!」
「ではお疲れさまです。」
莉緒ちゃんは結局フラフラ。今日もこのみさんが送っていくのかな?
私も少し顔が熱い。
「歌織さんタクシー捕まりました!」
「あ、すみませんプロデューサーさん。荷物持ちさせてしまって」
「いえいえ、僕もまだ誕生日プレゼント渡して無かったですし」
やった!歌織はとっても嬉しいです!
渡されたのは小さめの箱
「…指輪ですか?」
「…歌織さんも冗談言うんですね」
「私も少し酔ってるのかもしれません。開けてみてもいいですか?」
「いいですよ」
「お願いしますプロデューサーさん」
二人でも両手から溢れるプレゼント。わたし幸せ者ね。
「じゃあねー歌織ちゃん!プロデューサーくん襲っちゃらめよー!」
「襲うか!」
「ではお疲れさまです。」
莉緒ちゃんは結局フラフラ。今日もこのみさんが送っていくのかな?
私も少し顔が熱い。
「歌織さんタクシー捕まりました!」
「あ、すみませんプロデューサーさん。荷物持ちさせてしまって」
「いえいえ、僕もまだ誕生日プレゼント渡して無かったですし」
やった!歌織はとっても嬉しいです!
渡されたのは小さめの箱
「…指輪ですか?」
「…歌織さんも冗談言うんですね」
「私も少し酔ってるのかもしれません。開けてみてもいいですか?」
「いいですよ」
10: 2018/03/27(火) 09:13:24.92 ID:xBH0f+ya0
開けるとそこに入っていたのは私のイメージカラーの濃い青の片耳用ヘッドセット。
「やっぱり、アイドルのプロデューサーなんですね。経費で落ちるんですか?ふふっ」
意地悪な顔を浮かべてみる。あんまり普段はしない顔。やっぱり少し酔ってるみたい。
「冗談が過ぎます。ちゃんと、自腹です」
「なるほど、ありがとうございます」
でも、これ…
「やっぱり、アイドルのプロデューサーなんですね。経費で落ちるんですか?ふふっ」
意地悪な顔を浮かべてみる。あんまり普段はしない顔。やっぱり少し酔ってるみたい。
「冗談が過ぎます。ちゃんと、自腹です」
「なるほど、ありがとうございます」
でも、これ…
12: 2018/03/27(火) 09:21:19.32 ID:xBH0f+ya0
「私気付いちゃいました。他のアイドルの子達の誕生日プレゼントも、もしかして同じなんじゃないですか?」
「ぐっ…!さすが鋭いですね。あんまり個人間で値段の差がでてもダメかなぁと…」
「プロデューサーとしては100点でも男の子として0点です!」
怒ったふりをしたらプロデューサーさんは頭をぽりぽり掻いてバツが悪そう。少し言い過ぎちゃったかしら…
「ぐぅの音もでないですね…」
「もし…もしアイドルで一番になれたら私だけの、特別なプレゼント頂けますか?プロデューサーさん」
「そりゃもう!給料3ヶ月分でもたりないような凄いプレゼント用意しますよ!」
「あ!もしかしてプロポーズですか?」
わたし大胆!でもこれも酔っちゃったせいにしちゃおう。
「え!いや!そんなつもりじゃ…」
「とにかく!特別なプレゼント!約束ですよ。ゆびきーりげーんまん!」
「だいぶ酔ってますね…はいはい、ゆびきーりげーんまん」
・・・・
・・・
・・
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「ぐっ…!さすが鋭いですね。あんまり個人間で値段の差がでてもダメかなぁと…」
「プロデューサーとしては100点でも男の子として0点です!」
怒ったふりをしたらプロデューサーさんは頭をぽりぽり掻いてバツが悪そう。少し言い過ぎちゃったかしら…
「ぐぅの音もでないですね…」
「もし…もしアイドルで一番になれたら私だけの、特別なプレゼント頂けますか?プロデューサーさん」
「そりゃもう!給料3ヶ月分でもたりないような凄いプレゼント用意しますよ!」
「あ!もしかしてプロポーズですか?」
わたし大胆!でもこれも酔っちゃったせいにしちゃおう。
「え!いや!そんなつもりじゃ…」
「とにかく!特別なプレゼント!約束ですよ。ゆびきーりげーんまん!」
「だいぶ酔ってますね…はいはい、ゆびきーりげーんまん」
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13: 2018/03/27(火) 09:24:16.04 ID:xBH0f+ya0
朝起きるとプレゼントたちが大切そうに机に置いてある。
化粧も落とさず寝ちゃったみたい。
耳にはヘッドセット。
単純なわたしは0点のプレゼント嬉しいみたい。
「目指すは一番!ね」
終わり
化粧も落とさず寝ちゃったみたい。
耳にはヘッドセット。
単純なわたしは0点のプレゼント嬉しいみたい。
「目指すは一番!ね」
終わり
16: 2018/03/27(火) 10:01:11.62 ID:m/fagat10
歌織呼びは衝撃的だった
17: 2018/03/28(水) 16:35:49.99 ID:nymB0OGIO
プレゼント喜んで貰えたみたいで良かったなP
乙
乙
18: 2018/03/30(金) 09:12:34.43 ID:uph6Tcp40
乙織さん
引用元: 【ミリマス】歌織「今日は私の誕生日」
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